JP2007217109A - 乗客コンベアの非常停止リセット装置 - Google Patents

乗客コンベアの非常停止リセット装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非常停止した乗客コンベアを再起動させる場合に、起動操作部を不用意に誤操作することを防止することができる乗客コンベアの再起動リセット装置を提供する。
【解決手段】乗客コンベアの非常停止リセット装置は、非常停止された乗客コンベア1を再起動可能にリセットするリセット手段と、リセット手段によるリセットを行わせるリセット操作部12と、リセット手段によりリセットされた乗客コンベア1を再起動させる起動操作部11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗客コンベアの非常停止リセット装置に関し、特に、非常停止された乗客コンベアを再起動させる場合の安全性を向上させることができる乗客コンベアの非常停止リセット装置に関する。
エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアには、乗客コンベアを利用するコンベア利用者や乗客コンベアの安全を確保するため、運転中の乗客コンベアを緊急に停止させる安全装置が設けられている。安全装置が作動して乗客コンベアが非常停止される場合の一例としては、例えば、循環移動する手摺ベルトとこの手摺ベルトを内包する筒状のインレット部材との間に異物(例えば、コンベア利用者の荷物やコンベア利用者の指先)が挟まったことをインレットスイッチが検出した場合が挙げられる。また、安全装置が作動して乗客コンベアが非常停止される場合の他の一例としては、コンベア利用者が乗客コンベアの上で転倒したことを目撃した者が非常停止スイッチを操作した場合が挙げられる。
安全装置が作動して乗客コンベアが非常停止した場合には、挟まった異物を取り除いた後、又は、転倒したコンベア利用者が立上った後に、起動操作部を操作することにより乗客コンベアが再起動される。
しかし、異物の取り除きが確認される前や、転倒したエスカレータ利用者が確実に立ち上がる前に起動操作部が誤操作される場合がある。このような誤操作が行われると、挟まった異物がさらに食い込んで乗客コンベアが破損することや、コンベア利用者が再び転んで怪我をすることが考えられる。
そこで、特許文献1に記載されているように、起動操作部を操作して乗客コンベアを再起動させる場合には、乗客コンベアが再起動されてから設定時間を経過するまでは乗客コンベアを低速運転させるようにした乗客コンベアの制御装置が知られている。
特開平11−292450号公報
しかしながら、前述の乗客コンベアの制御装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
非常停止された乗客コンベアを再起動させる場合の操作は、起動操作部の操作だけである。このため、乗客コンベアを再起動させる者(例えば、コンベア管理者)の錯誤により起動操作部を操作するタイミングが早くなり、挟まった異物を完全に取り除く前に、又は、転んだエスカレータ利用者が確実に立上る前に、起動操作部を誤操作することが考えられる。
このような場合には、乗客コンベアの速度が低速であっても、乗客コンベアが破損することや、コンベア利用者が再び転んで怪我をすることが考えられる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、非常停止した乗客コンベアを再起動させる場合に、起動操作部を不用意に誤操作することを防止することができる乗客コンベアの再起動リセット装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、乗客コンベアの非常停止リセット装置において、非常停止された乗客コンベアを再起動可能にリセットするリセット手段と、前記リセット手段によるリセットを行わせるリセット操作部と、前記リセット手段によりリセットされた前記乗客コンベアを再起動させる起動操作部と、を備えることである。
本発明によれば、非常停止した乗客コンベアを不用意に再起動させることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る乗客コンベアであるエスカレータ1は、図1に示すように、上階と下階との間に亘って据え付けられたトラス(図示せず)と、無端状に連結されてトラス内を循環移動する複数のステップ(図示せず)と、これらのステップの両側に位置してトラス上に立設された一対の欄干2とを備えている。欄干2の外周部には無端状の手摺ベルト3が取付けられ、手摺ベルト3はステップと同期してステップと同じ方向に循環移動する。
欄干2の下側部分には、トラスと欄干2との連結部を覆うスカート部4が設けられている。スカート部4の一方の正面側端部(例えば、下階側の正面側端部)には、循環移動する手摺ベルト3が進入するベルト進入口5が形成されている。スカート部4の他方の正面側端部(例えば、上階側の正面側端部)には、循環移動する手摺ベルト3が出てくるベルト出口(図示せず)が形成されている。
なお、ステップと手摺ベルト3との循環移動方向は正逆切替可能であり、この正逆切替を行うことにより、手摺ベルト3の進入側と出口側とが逆転される。この実施の形態では、ステップと手摺ベルト3とが乗客を下階から上階へ運ぶ向きに循環移動し、下階側がベルト進入口5とされている場合を示している。
ベルト進入口5には、循環移動する手摺ベルト3を内包する筒状のインレット部材6が挿入されている。ベルト進入口5に挿入されたインレット部材6は、手摺ベルト3の移動方向に沿って摺動可能に支持されている。インレット部材6はゴムにより形成され、可撓性を有している。
スカート部4の下階側の端部であってエスカレータ1の乗降口の近傍には、エスカレータ1の運転を操作する運転操作盤7が設けられている。運転操作盤7には、エスカレータ1の上り運転と下り運転とを切替える切替操作部8と、エスカレータ1を非常停止させる非常停止操作部9と、ブザーの鳴動、停止を切替えるブザー・停止操作部10と、エスカレータ1を起動又は再起動させる起動操作部11とが設けられている。
さらに、運転操作盤7の隣に位置して、リセット操作部12が設けられている。エスカレータ1が非常停止された場合、リセット操作部12を操作し、その後に起動操作部11を操作することによりエスカレータ1が再起動される。
なお、図示は省略してあるが、スカート部4の上階側の端部であってエスカレータ1の乗降口の近傍には、スカート部4の下階側の端部と同様に、起動操作部11を備える運転操作盤7とリセット操作部12とが設けられている。
図2は、エスカレータ1の運転を制御する部分の電気的接続を示すブロック図である。エスカレータ1の運転を制御する制御部13が設けられ、制御部13には、上述した切替操作部8と、非常停止操作部9と、ブザー・停止操作部10と、起動操作部11と、リセット操作部12とが接続されている。さらに、制御部13には、ステップと手摺ベルト3とを駆動する駆動部14と、エスカレータ1の運転を自動的に停止させる安全装置15とが接続されている。
制御部13は、プログラムや固定データを格納したROMと、切替操作部8や非常停止操作部9や起動操作部11やリセット操作部12等が操作されたことに基づいて送信される信号や、安全装置15や各種センサから送信される信号が一時的に記憶されるROMと、RAMに記憶された信号とROMに格納されたプログラムとを用いて各種演算を行うCPUとを備えている。制御部13は、CPUでの演算結果に基づき、駆動部14の起動、停止、報知部(図示せず)からのブザー音の発生等の各種の制御を行う。
エスカレータ1が非常停止された場合における再起動の制御内容を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
エスカレータ1の運転中は、エスカレータ1が非常停止されたか否かの判断が常時行われる(S1)。エスカレータ1の非常停止は、非常停止操作部9が操作された場合に、又は、安全装置15が作動した場合に、制御部13から駆動部14へ停止信号が出力されることにより行われる。
エスカレータ1が非常停止された場合は、リセット操作部12が操作されたか否かが判断される(S2)。リセット操作部12の操作は、非常停止されたエスカレータ1を再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者により行われる。非常停止されたエスカレータ1を再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者は、エスカレータ1を再起動させることが適当であるか否かを判断し、再起動させることが適当であると判断した場合にはリセット操作部12を操作する。リセット操作部12が操作されることにより(S2のYES)、非常停止されたエスカレータ1が再起動可能にリセットされる(S3)。ここに、非常停止されたエスカレータ1を再起動可能にリセットするリセット手段が実行される。
エスカレータ1が再起動可能にリセットされた後は、起動操作部11が操作されたか否かが判断される(S4)。起動操作部11の操作は、エスカレータ1を再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者により行われる。
起動操作部11が操作された場合には(S4のYES)、制御部13から駆動部14に対して駆動信号が出力され、エスカレータ1が再起動される(S5)。
このような構成において、非常停止されたエスカレータ1の再起動は、エスカレータ管理者がリセット操作部12を操作し、ついで、起動操作部11を操作することにより行われる。このため、エスカレータ管理者は、エスカレータ1を再起動させる際にリセット操作部12の操作と、起動操作部11の操作との2度の操作を行うことになり、エスカレータ管理者が1回の操作で不用意にエスカレータ1を再起動させるということを防止することができる。
これにより、非常停止したエスカレータ1を再起動させる際におけるエスカレータ管理者の注意意識を高めることができ、エスカレータ1を再起動させる際の安全性を高めることができる。
なお、リセット操作部12と起動操作部11との操作に関し、下階側のリセット操作部12が操作された場合は、同じ下階側の起動操作部11が操作された場合にのみエスカレータ1が再起動されるように設定されている。また、上階側のリセット操作部12が操作された場合は、同じ上階側の起動操作部11が操作された場合にのみエスカレータ1が再起動されるように設定されている。これは、リセット操作部12を操作したエスカレータ管理者が起動操作部11を操作した場合にのみエスカレータ1を再起動可能とし、エスカレータ1の再起動時の安全性を確保するためである。したがって、下階側のリセット操作部12が操作された後に上階側の起動操作部11が操作された場合、又は、上階側のリセット操作部12が操作された後に下階側の起動操作部11が操作された場合には、エスカレータ1は再起動されない。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図4ないし図6に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の実施の形態において、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態に係る乗客コンベアであるエスカレータ1Aには、スカート部4の端部であってエスカレータ1の乗降口の近傍に位置して、エスカレータ1の運転を操作する運転操作盤7Aが設けられている。運転操作盤7Aには、エスカレータ1の上り運転と下り運転とを切替える切替操作部8と、エスカレータ1を非常停止させる非常停止操作部9Aと、ブザーの鳴動、停止を切替えるブザー・停止操作部10と、エスカレータ1を起動させる起動操作部11とが設けられている。
非常停止操作部9Aは、リセット操作部として兼用されている。エスカレータ1Aが非常停止されている場合に非常停止操作部9Aが操作されることにより、リセット手段によるエスカレータ1Aのリセットが行われ、その後に起動操作部11が操作されることによりエスカレータ1Aが再起動される。
図5は、エスカレータ1Aの運転を制御する部分の電気的接続を示すブロック図である。エスカレータ1Aの運転を制御する制御部13が設けられ、制御部13には、上述した切替操作部8と、非常停止操作部9Aと、ブザー・停止操作部10と、起動操作部11とが接続されている。さらに、制御部13には、ステップと手摺ベルト3とを駆動する駆動部14と、エスカレータ1の運転を自動的に停止させる安全装置15とが接続されている。
エスカレータ1Aが非常停止された場合における再起動の制御内容を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
エスカレータ1Aの運転中は、エスカレータ1が非常停止されたか否かの判断が常時行われる(S11)。エスカレータ1Aの非常停止は、非常停止操作部9Aが操作された場合に、又は、安全装置15が作動した場合に、制御部13から駆動部14へ停止信号が出力されることにより行われる。
エスカレータ1が非常停止された場合は、リセット操作部として機能する非常停止操作部9Aが操作されたか否かが判断される(S12)。非常停止操作部9Aの操作は、非常停止されたエスカレータ1Aを再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者により行われる。エスカレータ1Aを再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者は、エスカレータ1Aを再起動させることが適当であるか否かを判断し、再起動させることが適当であると判断した場合には非常停止操作部9Aを操作する。非常停止操作部9Aが操作されることにより(S12のYES)、非常停止されたエスカレータ1Aが再起動可能にリセットされる(S13)。ここに、非常停止されたエスカレータ1Aを再起動可能にリセットするリセット手段が実行される。
エスカレータ1Aが再起動可能にリセットされた後は、起動操作部11が操作されたか否かが判断される(S14)。起動操作部11の操作は、エスカレータ1Aを再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者により行われる。
起動操作部11が操作された場合には(S14のYES)、制御部13から駆動部14に対して駆動信号が出力され、エスカレータ1Aが再起動される(S15)。
このような構成において、非常停止されたエスカレータ1Aの再起動は、エスカレータ管理者が非常停止操作部9Aを操作し、ついで、起動操作部11を操作することにより行われる。このため、エスカレータ管理者は、エスカレータ1Aを再起動する際に非常停止操作部9Aの操作と、起動操作部11の操作との2度の操作を行うことになり、エスカレータ管理者が1回の操作で不用意にエスカレータ1Aを再起動させるということを防止することができる。
これにより、非常停止したエスカレータ1Aを再起動させる際におけるエスカレータ管理者の注意意識を高めることができ、エスカレータ1Aを再起動させる際の安全性を高めることができる。
第2の実施の形態によれば、既存の非常停止操作部9Aをリセット操作部として兼用することができるので、リセット操作部を新たに設ける必要がなく、制御部13内のROMに格納されているプログラムを変更するだけで対応することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図7ないし図9に基づいて説明する。
第3の実施の形態の乗客コンベアであるエスカレータ1Bには、スカート部4の端部であってエスカレータ1の乗降口の近傍に位置して、第1の実施の形態で説明したものと同じ運転操作盤7が設けられている。運転操作盤7には、切替操作部8と、非常停止操作部9と、ブザー・停止操作部10と、起動操作部11とが設けられている。
図7に示すように、エスカレータ1Bには、スカート部4のベルト進入口5に摺動可能に支持されたインレット部材6の摺動動作を検知するインレットスイッチ16が設けられている。このインレット部材6及びインレットスイッチ16は、上述した第1及び第2の実施の形態で説明した安全装置15の一つを構成している。
第3の実施の形態では、インレットスイッチ16が、リセット操作部として兼用されている。エスカレータ1Bが非常停止されている場合にインレットスイッチ16がインレット部材6を介して操作されることにより、リセット手段によるエスカレータ1Bのリセットが行われ、その後に起動操作部11が操作されることによりエスカレータ1Bが再起動される。
図8は、エスカレータ1Bの運転を制御する部分の電気的接続を示すブロック図である。エスカレータ1Bの運転を制御する制御部13が設けられ、制御部13には、上述した切替操作部8と、非常停止操作部9と、ブザー・停止操作部10と、起動操作部11とが接続されている。さらに、制御部13には、ステップと手摺ベルト3とを駆動する駆動部14と、エスカレータ1の運転を自動的に停止させる安全装置15と、安全装置15の一つとして機能するとともにリセット操作部としても機能するインレットスイッチ16とが接続されている。
エスカレータ1Bが非常停止された場合における再起動の制御内容を図9のフローチャートに基づいて説明する。
エスカレータ1Bの運転中は、エスカレータ1Bが非常停止されたか否かの判断が常時行われる(S21)。エスカレータ1Bの非常停止は、非常停止操作部9が操作された場合、又は、安全装置15が作動した場合に、制御部13から駆動部14へ停止信号が出力されることにより行われる。
エスカレータ1Bが非常停止された場合は、リセット操作部として機能するインレットスイッチ16が操作されたか否かが判断される(S22)。インレットスイッチ16の操作は、非常停止されたエスカレータ1Bを再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者がインレット部材6を押すことにより行われる。エスカレータ1Bを再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者は、エスカレータ1Bを再起動させることが適当であるか否かを判断し、再起動させることが適当であると判断した場合にはインレット部材6を押すことによりインレットスイッチ16を操作する。インレットスイッチ16が操作されることにより(S22のYES)、非常停止されたエスカレータ1Bが再起動可能にリセットされる(S23)。ここに、非常停止されたエスカレータ1Bを再起動可能にリセットするリセット手段が実行される。
エスカレータ1Bが再起動可能にリセットされた後は、起動操作部11が操作されたか否かが判断される(S24)。起動操作部11の操作は、エスカレータ1Bを再起動させるために駆け付けたエスカレータ管理者により行われる。
起動操作部11が操作された場合には(S24のYES)、制御部13から駆動部14に対して駆動信号が出力され、エスカレータ1Bが再起動される(S24)。
このような構成において、非常停止されたエスカレータ1Bの再起動は、エスカレータ管理者がインレット部材6を介してインレットスイッチ16を操作し、ついで、起動操作部11を操作することにより行われる。このため、エスカレータ管理者は、エスカレータ1Bを再起動する際にインレットスイッチ16の操作と、起動操作部11の操作との2度の操作を行うことになり、エスカレータ管理者が1回の操作で不用意にエスカレータ1Bを再起動させるということを防止することができる。
これにより、非常停止したエスカレータ1Bを再起動させる際におけるエスカレータ管理者の注意意識を高めることができ、エスカレータ1Bを再起動させる際の安全性を高めることができる。
第3の実施の形態によれば、既存のインレットスイッチ16をリセット操作部として兼用することができるので、リセット操作部を新たに設ける必要がなく、制御部13内のROMに格納されているプログラムを変更するだけで対応することができる。
なお、上述した各実施の形態では、リセット操作部12と起動操作部11とをスカート部4の下階側又は上階側の端部であってエスカレータ1の乗降口の近傍に設けた場合を例に挙げて説明したが、リセット操作部12と起動操作部11とを設ける位置はこの位置に限定されることはない。リセット操作部12と起動操作部11とは、エスカレータ1の近傍位置であって設置スペースを確保できる任意の場所に設置することが可能であり、例えば、インレット部材6の設置場所の下方位置等に設置することができる。
また、上述した各実施の形態では、乗客コンベアとしてエスカレータを例に挙げて説明したが、本発明は乗客コンベアの一例である動く歩道にも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るエスカレータの非常停止リセット装置を備えるエスカレータの外観を示す側面図である。 エスカレータの運転を制御する部分の電気的接続を示すブロック図である。 エスカレータが非常停止された場合における再起動の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエスカレータの非常停止リセット装置を備えるエスカレータの外観を示す側面図である。 エスカレータの運転を制御する部分の電気的接続を示すブロック図である。 エスカレータが非常停止された場合における再起動の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るエスカレータの非常停止リセット装置を備えるエスカレータにおけるインレットスイッチの取付構造を示す縦断側面図である。 エスカレータの運転を制御する部分の電気的接続を示すブロック図である。 エスカレータが非常停止された場合における再起動の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1A,1B 乗客コンベア
3 手摺ベルト
6 インレット部材
9 リセット操作部、非常停止操作部
11 起動操作部
12 リセット操作部
16 リセット操作部、インレットスイッチ

Claims (5)

  1. 非常停止された乗客コンベアを再起動可能にリセットするリセット手段と、
    前記リセット手段によるリセットを行わせるリセット操作部と、
    前記リセット手段によりリセットされた前記乗客コンベアを再起動させる起動操作部と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベアの非常停止リセット装置。
  2. 前記リセット操作部は、前記乗客コンベアの乗降口の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの非常停止リセット装置。
  3. 前記リセット操作部は、前記乗客コンベアを非常停止させる非常停止操作部が兼用され、前記乗客コンベアが非常停止されている場合に前記非常停止操作部が操作されることにより前記リセット手段によるリセットが行われることを特徴とする請求項1又は2記載の乗客コンベアの非常停止リセット装置。
  4. 前記リセット操作部は、循環移動する手摺ベルトを内包して前記手摺ベルトの移動方向に摺動可能なインレット部材と前記手摺ベルトとの間に異物の挟み込みが生じた場合に摺動する前記インレット部材の摺動動作を検知するインレットスイッチが兼用され、前記乗客コンベアが非常停止されている場合に前記インレットスイッチが前記インレット部材の摺動動作を検知することにより前記リセット手段によるリセットが行われることを特徴とする請求項1又は2記載の乗客コンベアの非常停止リセット装置。
  5. 前記乗客コンベアの移動方向の一端側に配置されている前記リセット操作部が操作された場合に、同じ側に配置されている前記起動操作部が操作された場合に前記乗客コンベアが再起動されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の乗客コンベアの非常停止リセット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011106933A1 (en) * 2010-03-03 2011-09-09 Kone Corporation People mover

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