JP2007216508A - フレキソ印刷機 - Google Patents

フレキソ印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007216508A
JP2007216508A JP2006039576A JP2006039576A JP2007216508A JP 2007216508 A JP2007216508 A JP 2007216508A JP 2006039576 A JP2006039576 A JP 2006039576A JP 2006039576 A JP2006039576 A JP 2006039576A JP 2007216508 A JP2007216508 A JP 2007216508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate cylinder
ink
plate
flexographic
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006039576A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Oe
江 達 也 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2006039576A priority Critical patent/JP2007216508A/ja
Publication of JP2007216508A publication Critical patent/JP2007216508A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

【課題】版胴にバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、シート状基材に対して版胴のフレキソ版の画像部分以外のものによりインキが転写されることはなく、このため所望の画像のみの印刷をシート状基材に対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材の幅を短くすることができるフレキソ印刷機を提供する。
【解決手段】フレキソ印刷機は、シート状基材Wにインキを転写する版胴16と、版胴16にインキを供給するアニロックスロール14とを備えている。版胴16が、その回転の際に圧胴18に常時圧接されるような外縁部材16dをその両端縁に有している。アニロックスロール14の軸方向長さは、このアニロックスロール14が版胴16の両端縁における外縁部材16dに接触することのないよう、当該版胴16の軸方向長さよりも短くなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機に関し、とりわけ版胴にバウンド現象が発生することを抑止するとともに所望の画像のみの印刷をシート状基材に対して行うことができるフレキソ印刷機に関する。
従来より、例えばシートロールから巻き出されたシート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機として様々な種類のものが知られている(例えば、特許文献1、2等参照)。ここで、フレキソ印刷とは、ゴムや感光樹脂等の弾性材料から形成されたフレキソ版を用いた印刷のことをいう。このフレキソ版において画像部分が非画像部分に対して盛り上がっており、この盛り上がった画像部分から被印刷物であるシート状基材に直接インキを転写することによりフレキソ印刷が行われるようになっている。フレキソ版は弾性材料から形成されているので、段ボールやラベル、ショッピングバッグ等の袋のような、表面に凹凸を有する被印刷物に対して所望の印刷を行うことができる。
次に、このようなフレキソ印刷機の構成の詳細について以下に説明する。
フレキソ印刷機は、インキを貯留するインキパンと、インキパン内のインキに浸されるよう配設された回転自在のファニッシャーロールと、ファニッシャーロールに接触するよう配設された回転自在のアニロックスロールとを備えている。また、フレキソ版を外周面に有する回転自在の版胴が、アニロックスロールと接触するよう配設されている。さらに、版胴に圧接し、この版胴との間にニップ部を形成するよう回転自在の圧胴が設置されている。ニップ部において版胴に付着したインキがシート状基材に転写されることにより当該シート状基材に対する印刷が行われるようになっている。
ここで、従来のフレキソ印刷機における版胴およびアニロックスロールの構成の詳細を図5に示す。
版胴56は、シャフト56fと、このシャフト56fを覆うよう設けられた円筒形のフレキソ版56aとを有している。図5に示すように、シャフト56fの軸方向長さはアニロックスロール54の軸方向長さと略同一となっている。ここで、フレキソ版56aは、例えばゴムや感光性樹脂等の弾性材料から形成された版からなり、画像部分(凸部分)56bと非画像部分(凹部分)56cから構成されている。図5に示すようにフレキソ版56aにおいて画像部分56bは非画像部分56cに対して盛り上がっており、版胴56とアニロックスロール54との接触箇所においてアニロックスロール54の外周面に付着したインキはフレキソ版56aの画像部分56bのみに転写されるようになっている。このため、シート状材料がニップ部において版胴56および圧胴により挟圧された際に、フレキソ版56aの画像部分56bに付着したインキがシート状材料に転写されるようになっている。
なお、版胴56の両端縁には一対の円筒形の外縁部材(ベアラバー)56dが設けられている。各外縁部材56dは、シャフト56fを一周して覆うよう設けられている。この一対の外縁部材56dは、フレキソ版56aの両側方に位置されるようになっている。円筒形の外縁部材56dの外径はフレキソ版56aの画像部分56bにおける外径と略同一の大きさとなっている(図5参照)。
しかしながら、フレキソ版56aにおいて画像部分56bおよび非画像部分56cはランダムに配置されている。このため、版胴56のフレキソ版56aがアニロックスロール54や圧胴と接触する際に、ランダムに配置された画像部分56bが非画像部分56cに対して盛り上がっているため、フレキソ版56aが圧胴等に対してバウンドしてしまうおそれがある。このことにより、印刷時においてバウンドした箇所の周囲の絵柄に濃度ムラなどの濃淡が生じてしまうという問題がある。
また、図6に示すように、版胴56においてフレキソ版56aの両外方にそれぞれ外縁部材56dを設ける代わりに、フレキソ版56aの軸方向における両端縁部分56eを、版胴56が回転する際に圧胴に常時圧接されるよう半径方向外方に突出させ、この両端縁部分56eをベアラバーとして用いる方法がある。この場合、フレキソ版56aの画像部分56bにおける外径と両端縁部分56eにおける外径とは略同一の大きさとなっている。この場合でも、図6に示すように版胴56のシャフト56fの軸方向長さはアニロックスロール54の軸方向長さと略同一となっている。
特開2004−268319号公報 特開平11−20123号公報
図5または図6に示すような構成を有するフレキソ印刷機においては、版胴56のシャフト56fの軸方向長さがアニロックスロール54の軸方向長さと略同一となっているので、アニロックスロール54の外周面に付着したインキが版胴56の外縁部材56dやフレキソ版56aの両端縁部分56eに転写されてしまう。このため、印刷されるべきシート状基材の幅を、フレキソ版56aにおける印刷部分56bが設けられた領域の幅とするのではなく、外縁部材56dや両端縁部分56eを含むようなより大きな幅としなければならない。当然のことながら、この外縁部材56dや両端縁部分56eに対応するシート状基材の幅部分は、本来の印刷とは関係のない余分な部分である。また、フレキソ印刷機による印刷よりも後の工程において、この外縁部材56dや両端縁部分56eに対応するシート状基材の一部分を断裁しなければならず、余分な工程が増えてしまうという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、版胴にバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、シート状基材に対して版胴のフレキソ版の画像部分以外のものによりインキが転写されることはなく、このため所望の画像のみの印刷をシート状基材に対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材の幅を短くすることができるフレキソ印刷機を提供することを目的とする。
本発明は、シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、インキを貯留するインキ貯留部と、前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のインキ供給ロールと、前記インキ供給ロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、を備え、前記版胴は、当該版胴が回転する際に前記圧胴に常時圧接されるような外縁部材をその両端縁に有し、前記インキ供給ロールの軸方向長さは、このインキ供給ロールが前記版胴の両端縁における外縁部材に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機である。
このような印刷機によれば、外縁部材が版胴の両端縁に設けられていることにより当該版胴が回転する際に圧胴等に対してこの版胴がバウンドするようなバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、インキ供給ロールの外周面に付着しているインキが版胴の外縁部材に付着することがないのでシート状基材に対して版胴のフレキソ版以外のものによりインキが転写されることはなく、所望の画像のみの印刷をシート状基材に対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材の幅を短くすることが可能となる。
上述のフレキソ印刷機においては、前記インキ供給ロールの軸方向長さは、前記版胴のフレキソ版の軸方向長さと略同一であることが好ましい。
本発明は、シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、インキを貯留するインキ貯留部と、前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のインキ供給ロールと、前記インキ供給ロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、を備え、前記版胴のフレキソ版の軸方向における両端縁部分は、当該版胴が回転する際に圧胴に常時圧接されるよう半径方向外方に突出しており、前記インキ供給ロールの軸方向長さは、このインキ供給ロールが前記フレキソ版の両端縁部分に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機である。
このようなフレキソ印刷機によれば、半径方向外方に突出して圧胴に常時圧接される両端縁部分をフレキソ版が有していることにより版胴が回転する際に圧胴等に対して当該版胴がバウンドするようなバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、インキ供給ロールの外周面に付着しているインキがフレキソ版の両端縁部分に付着することがないので、所望の画像のみの印刷をシート状基材に対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材の幅を短くすることが可能となる。
本発明は、シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、インキを貯留するインキ貯留部と、前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のファニッシャーロールと、前記ファニッシャーロールに接触するよう配設された回転自在のアニロックスロールと、前記アニロックスロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、を備え、前記版胴は、当該版胴が回転する際に前記圧胴に常時圧接されるような外縁部材をその両端縁に有し、前記アニロックスロールの軸方向長さは、このアニロックスロールが前記版胴の両端縁における外縁部材に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機である。
上述のフレキソ印刷機においては、前記アニロックスロールの軸方向長さは、前記版胴のフレキソ版の軸方向長さと略同一であることが好ましい。
本発明は、シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、インキを貯留するインキ貯留部と、前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のファニッシャーロールと、前記ファニッシャーロールに接触するよう配設された回転自在のアニロックスロールと、前記アニロックスロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、を備え、前記版胴のフレキソ版の軸方向における両端縁部分は、当該版胴が回転する際に圧胴に常時圧接されるよう半径方向外方に突出しており、前記アニロックスロールの軸方向長さは、このアニロックスロールが前記フレキソ版の両端縁部分に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機である。
本発明のフレキソ印刷機によれば、版胴にバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、シート状基材に対して版胴のフレキソ版の画像部分以外のものによりインキが転写されることはなく、このため所望の画像のみの印刷をシート状基材に対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材の幅を短くすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1および図2は、本発明によるフレキソ印刷機の一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本実施の形態のフレキソ印刷機の構成を示す概略構成図であり、図2は、図1のフレキソ印刷機における版胴およびアニロックスロールの構成の詳細を示す説明図である。
本実施の形態のフレキソ印刷機は、シートロールから連続的に供給される紙等のシート状基材Wにフレキソ印刷を行うものである。
図1に示すように、フレキソ印刷機は、インキを貯留するインキパン(インキ貯留部)10と、インキパン10内のインキに浸されるよう配設された回転自在のファニッシャーロール12と、ファニッシャーロール12に接触するよう配設された回転自在のアニロックスロール14とを備えている。また、フレキソ版16aを外周面に有する回転自在の版胴16が、アニロックスロール14に接触するよう配設されている。さらに、版胴16に圧接し、この版胴16との間にニップ部Nを形成するよう回転自在の圧胴18が設置されている。ニップ部Nにおいて版胴16に付着したインキがシート状基材Wに転写されることにより当該シート状基材Wに対する印刷が行われるようになっている。
以下、このようなフレキソ印刷機の各構成要素の詳細について図1および図2を用いて説明する。
インキパン10は、シート状基材Wに転写されるべきインキを予め貯留するものである。ファニッシャーロール12は、このインキパン10に貯留されるインキに浸されるような位置に配設されており、図1の矢印方向に回転するようになっている。
アニロックスロール14は、ファニッシャーロール12に接触するような位置に配設されており、このファニッシャーロール12の外周面に付着したインキがアニロックスロール14の外周面に転写されるようになっている。アニロックスロール14は、図1の矢印方向に回転するようになっている。
図1に示すように、アニロックスロール14の外周面に先端が当接するようドクターブレード15が設置されている。このドクターブレード15は、アニロックスロール14が回転した際に当該アニロックスロール14の外周面を摺擦するようになっており、このことによりアニロックスロール14の表面に付着した余剰インキ等を掻き落とすようになっている。
版胴16は、アニロックスロール14に接触するよう配設されており、図1の矢印方向に回転するようになっている。
この版胴16は、シャフト16fと、このシャフト16fを覆うよう設けられた円筒形のフレキソ版16aとを有している。ここで、フレキソ版16aは、例えばゴムや感光性樹脂等の弾性材料から形成された版からなり、画像部分(凸部分)16bと非画像部分(凹部分)16cから構成されている。図2に示すようにフレキソ版16aにおいて画像部分16bは非画像部分16cに対して盛り上がっており、版胴16とアニロックスロール14との接触箇所においてアニロックスロール14の外周面に付着したインキはフレキソ版16aの画像部分16bのみに転写されるようになっている。このため、シート状材料Wがニップ部Nにおいて版胴16および圧胴18により挟圧された際に、フレキソ版16aのうち画像部分16bに付着したインキがシート状材料Wに転写されるようになっている。
図2に示すように、版胴16は、その両端縁に一対の円筒形の外縁部材(ベアラバー)16dを有している。各外縁部材16dは、シャフト16fを一周して覆うよう設けられている。この一対の外縁部材16dは、フレキソ版16aの両側方に位置されるようになっている。円筒形の外縁部材16dの外径はフレキソ版16aの画像部分16bにおける外径と略同一の大きさとなっている。このため、外縁部材16dは、版胴16が回転する際に圧胴18に常時圧接されるようになる。版胴16は、圧胴18に常時押圧されるような一対の外縁部材16dをその両側方に有することにより、版胴16が回転する際に圧胴18やアニロックスロール14に対して当該版胴16がバウンドするようなバウンド現象が発生することを抑止することができる。このため、版胴16は安定的に回転することができるようになる。
圧胴18は、図1に示すように版胴16に圧接し、この版胴16との間にニップ部Nを形成するようになっている。そして、このようにして形成されたニップ部Nにシート状基材Wが送られると、当該シート状基材Wは版胴16および圧胴18により挟圧され、この版胴16の表面に付着したインキがシート状基材Wに転写されるようになっている。前述のように、この圧胴18はその回転の際に版胴16の外縁部分16dを常時押圧するようになっている。
本実施の形態においては、アニロックスロール14の軸方向長さは、このアニロックスロール14が版胴16の両端縁における外縁部材16dに接触することのないよう、当該版胴16のシャフト16fの軸方向長さよりも短くなっている。具体的には、図2に示すように、アニロックスロール14の軸方向長さは版胴16のフレキソ版16aの軸方向長さと略同一となっている。
以下、このような構成からなる実施の形態の作用について説明する。
まず、インキパン10にインキを予め貯留しておく。
次に、ファニッシャーロール12、アニロックスロール14、版胴16および圧胴18をそれぞれ図1の矢印方向に回転させる。
この際に、まずインキパン10内のインキに浸されたファニッシャーロール12の外周面にインキが付着し、このインキがアニロックスロール14の外周面に転写される。そして、アニロックスロール14の外周面にあるインキは更に版胴16の外周面、すなわちフレキソ版16aに転写される。この際に、フレキソ版16aのうち盛り上がった部分である画像部分16bにはインキが転写されるが、凹んだ部分である非画像部分16cにはインキが転写されないようになっている。
また、アニロックスロール14の軸方向長さは、このアニロックスロール14が版胴16の両端縁における外縁部材16dに接触することのないよう、当該版胴16のシャフト16fの軸方向長さよりも短くなっているので、アニロックスロール14の外周面に付着しているインキが版胴16の外縁部材16dに付着することはない。
一方、例えばシートロールから連続的に巻き出されたシート状基材Wが版胴16と圧胴18との間に形成されるニップ部Nに送られる。このシート状基材Wは版胴16および圧胴18により挟圧され、版胴16の外周面にあるインキがシート状基材Wに転写される。具体的には、版胴16のフレキソ版16aのうち凸形状となっている画像部分(凸部分)16bに付着したインキがシート状基材Wに転写される。
本実施の形態のフレキソ印刷機によれば、版胴16が、その回転の際に圧胴18に常時圧接されるような外縁部材16dをその両端縁に有し、アニロックスロール14の軸方向長さは、このアニロックスロール14が版胴16の両端縁における外縁部材16dに接触することのないよう、当該版胴16のシャフト16fの軸方向長さよりも短くなっている。外縁部材16dが版胴16の両端縁に設けられていることにより当該版胴16が回転する際に圧胴18等に対してこの版胴16がバウンドするようなバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、アニロックスロール14の外周面に付着しているインキが版胴16の外縁部材16dに付着することがないのでシート状基材Wに対して版胴16のフレキソ版16a以外のものによりインキが転写されることはなく、所望の画像のみの印刷をシート状基材Wに対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材Wの幅を短くすることが可能となる。
本実施の形態によるフレキソ印刷機は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、アニロックスロール14の軸方向長さは、版胴16のフレキソ版16aの軸方向長さと略同一であることに限定されることはなく、このアニロックスロール14が版胴16の両端縁における外縁部材16eに接触することのない限りにおいて当該アニロックスロール14の軸方向長さを自在に設定することができる。
本実施の形態によるフレキソ印刷機の他の変形例について図3を用いて説明する。この変形例の説明において、図1および図2に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例のフレキソ印刷機は、版胴16においてフレキソ版16aの両外方にそれぞれ外縁部材16dを設ける代わりに、図3に示すように、フレキソ版16aの軸方向における両端縁部分16eが、版胴16が回転する際に圧胴18に常時圧接されるよう半径方向外方に突出している点が異なるのみであり、他は実質的に図1および図2に示す実施の形態と同様のものとなっている。
本変形例におけるフレキソ印刷機の版胴16について具体的に説明すると、図3に示すように、フレキソ版16aの両端縁部分16eは非画像部分16cに対して盛り上がっており、フレキソ版16aの画像部分16bにおける外径と両端縁部分16eにおける外径とは略同一の大きさとなっている。このため、版胴16が回転する際に、フレキソ版16aの両端縁部分16eは圧胴18に常時圧接されるようになっている。
そして、アニロックスロール14の軸方向長さは、このアニロックスロール14がフレキソ版16aの両端縁部分16eに接触することのないよう、当該版胴16のシャフト16fの軸方向長さよりも短くなっている。
このようなフレキソ印刷機によれば、半径方向外方に突出して圧胴18に常時圧接される両端縁部分16eをフレキソ版16が有していることにより版胴16が回転する際に圧胴18等に対して当該版胴16がバウンドするようなバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、アニロックスロール14の外周面に付着しているインキがフレキソ版16aの両端縁部分16eに付着することがないので、所望の画像のみの印刷をシート状基材Wに対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材Wの幅を短くすることが可能となる。
本実施の形態によるフレキソ印刷機の更に他の変形例について図4を用いて説明する。この変形例の説明において、図1および図2に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例のフレキソ印刷機は、ファニッシャーロール12およびアニロックスロール14の2つのロールを用いてインキパン10に貯留されたインキを版胴16の外周面に付着させる代わりに、図4に示すように、インキパン10から1つのロール(インキ供給ロール20)により版胴16の外周面にインキを転写させる点が異なるのみであり、他は実質的に図1および図2に示す実施の形態と同様のものとなっている。
具体的には、インキパン10内のインキにインキ供給ロール20が浸されており、版胴16はこのインキ供給ロール20に接触するよう配設されている。なお、この際に、版胴16は、当該版胴16が回転する際に圧胴18に常時圧接されるよう突出した外縁部材16dをその両端縁に有している(図2参照)。
図4に示すインキ供給ロール20の構成は、図1および図2に示すアニロックスロール14の構成とほぼ同様のものとなっている。具体的には、インキ供給ロール20の軸方向長さは、このインキ供給ロール20が版胴16の両端縁における外縁部材16dに接触することのないよう、当該版胴16のシャフト16fの軸方向長さよりも短くなっている。
本変形例のフレキソ印刷機によれば、版胴16が、その回転の際に圧胴18に常時圧接されるような外縁部材16dをその両端縁に有し、インキ供給ロール20の軸方向長さは、このインキ供給ロール20が版胴16の両端縁における外縁部材16dに接触することのないよう、当該版胴16のシャフト16fの軸方向長さよりも短くなっている。外縁部材16dが版胴16の両端縁に設けられていることにより当該版胴16が回転する際に圧胴18等に対して当該版胴16がバウンドするようなバウンド現象が発生することを抑止することができ、しかも、インキ供給ロール20の外周面に付着しているインキが版胴16の外縁部材16dに付着することがないのでシート状基材Wに対して版胴16のフレキソ版16a以外のものによりインキが転写されることはなく、所望の画像のみの印刷をシート状基材Wに対して行うことができ、また、印刷されるべきシート状基材Wの幅を短くすることが可能となる。
本発明の実施の形態におけるフレキソ印刷機の構成を示す概略構成図である。 図1のフレキソ印刷機における版胴およびアニロックスロールの構成の詳細を示す説明図である。 本発明の他のフレキソ印刷機における版胴およびアニロックスロールの構成の詳細を示す説明図である。 本発明の実施の形態におけるフレキソ印刷機の他の構成を示す概略構成図である。 従来のフレキソ印刷機における版胴およびアニロックスロールの構成の詳細を示す説明図である。 従来の他のフレキソ印刷機における版胴およびアニロックスロールの構成の詳細を示す説明図である。
符号の説明
10 インキパン
12 ファニッシャーロール
14 アニロックスロール
15 ドクターブレード
16 版胴
16a フレキソ版
16b 画像部分
16c 非画像部分
16d 外縁部材
16e 両端縁部分
16f シャフト
18 圧胴
20 インキ供給ロール
54 アニロックスロール
56 版胴
56a フレキソ版
56b 画像部分
56c 非画像部分
56d 外縁部材
56e 両端縁部分
56f シャフト

Claims (6)

  1. シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、
    インキを貯留するインキ貯留部と、
    前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のインキ供給ロールと、
    前記インキ供給ロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、
    前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、
    を備え、
    前記版胴は、当該版胴が回転する際に前記圧胴に常時圧接されるような外縁部材をその両端縁に有し、
    前記インキ供給ロールの軸方向長さは、このインキ供給ロールが前記版胴の両端縁における外縁部材に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機。
  2. 前記インキ供給ロールの軸方向長さは、前記版胴のフレキソ版の軸方向長さと略同一であることを特徴とする請求項1記載のフレキソ印刷機。
  3. シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、
    インキを貯留するインキ貯留部と、
    前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のインキ供給ロールと、
    前記インキ供給ロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、
    前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、
    を備え、
    前記版胴のフレキソ版の軸方向における両端縁部分は、当該版胴が回転する際に圧胴に常時圧接されるよう半径方向外方に突出しており、
    前記インキ供給ロールの軸方向長さは、このインキ供給ロールが前記フレキソ版の両端縁部分に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機。
  4. シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、
    インキを貯留するインキ貯留部と、
    前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のファニッシャーロールと、
    前記ファニッシャーロールに接触するよう配設された回転自在のアニロックスロールと、
    前記アニロックスロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、
    前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、
    を備え、
    前記版胴は、当該版胴が回転する際に前記圧胴に常時圧接されるような外縁部材をその両端縁に有し、
    前記アニロックスロールの軸方向長さは、このアニロックスロールが前記版胴の両端縁における外縁部材に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機。
  5. 前記アニロックスロールの軸方向長さは、前記版胴のフレキソ版の軸方向長さと略同一であることを特徴とする請求項4記載のフレキソ印刷機。
  6. シート状基材にフレキソ印刷を行うフレキソ印刷機であって、
    インキを貯留するインキ貯留部と、
    前記インキ貯留部内のインキに浸されるよう配設された回転自在のファニッシャーロールと、
    前記ファニッシャーロールに接触するよう配設された回転自在のアニロックスロールと、
    前記アニロックスロールに接触するよう配設され、フレキソ版を外周面に有し、前記シート状基材へのインキの転写を行うための回転自在の版胴と、
    前記版胴に圧接するよう設けられ、この版胴との間に形成されるニップ部においてシート状基材へのインキの転写を行う回転自在の圧胴と、
    を備え、
    前記版胴のフレキソ版の軸方向における両端縁部分は、当該版胴が回転する際に圧胴に常時圧接されるよう半径方向外方に突出しており、
    前記アニロックスロールの軸方向長さは、このアニロックスロールが前記フレキソ版の両端縁部分に接触することのないよう、当該版胴の軸方向長さよりも短くなっていることを特徴とするフレキソ印刷機。
JP2006039576A 2006-02-16 2006-02-16 フレキソ印刷機 Withdrawn JP2007216508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039576A JP2007216508A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 フレキソ印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039576A JP2007216508A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 フレキソ印刷機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007216508A true JP2007216508A (ja) 2007-08-30

Family

ID=38494284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006039576A Withdrawn JP2007216508A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 フレキソ印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007216508A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008087481A (ja) 印刷機の印刷装置
JP2007216508A (ja) フレキソ印刷機
JP2007083543A (ja) 印刷機の運転方法
JP2006289981A (ja) 印刷機のインキ転写装置
JP3764889B2 (ja) 間欠オフセット印刷機
JP4941655B2 (ja) 印刷機及び印刷機用ブランケット
JP4983048B2 (ja) グラビア印刷機および印刷方法
JP2007237638A (ja) インキ供給装置およびこれを用いた印刷機
JP2011519320A (ja) 可撓性の刷版及びブランケットを有する可変カットオフ印刷機
JP2011083985A (ja) ブランケット裏貼り装置
JP4302223B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4452125B2 (ja) 液体現像電子写真印刷機
JP3152159U (ja) 凸版印刷機
JP5543074B2 (ja) 段ボール・ラフ紙用感熱孔版印刷装置
JP2021066162A (ja) インク供給ロールの洗浄方法とそれに使用するクリーニングシート
JP5292745B2 (ja) グラビア印刷用版胴
JP2000168033A (ja) 印刷装置
JP2005254650A (ja) オフセット印刷機
JP2010036518A (ja) ブランケット胴
JP2009269279A (ja) 孔版印刷装置
JP2008230194A (ja) 凸版の製造方法及びオフセット印刷装置
JPH0872381A (ja) 印刷機用版胴装置
JPH04113878A (ja) 孔版印刷機用版胴
JP2007237455A (ja) グラビア印刷機および印刷方法
JP2005279945A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512