JP2007216453A - 竪型射出成形機の射出装置 - Google Patents

竪型射出成形機の射出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プッシャープレートに加わる質量を削減することにより、背圧のコントロールを正確に行え、射出の応答性を高め、動作時の振動、騒音の低減ができ、機械の所要設置空間を小さくする。
【解決手段】竪型射出成形機の射出装置1は、加熱シリンダ2を鉛直方向に保持するフロントプレート3と、加熱シリン2ダ内のスクリュー4を軸回りに回転可能に支持するプッシャープレート5を有し、スクリュー用サーボモータ18でスクリュー回転機構Hを介してスクリュー4を回転させて樹脂の溶融、計量を行い、射出用サーボモータ15で作動されるボールねじ機構Sを介してプッシャープレート5をスクリュー4の軸方向に移動させて溶融樹脂の射出を行うものにおいて、スクリュー用サーボモータ18と射出用サーボモータ15の双方がフロントプレート3に固定された構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱シリンダを鉛直方向に保持するフロントプレートと、加熱シリンダ内に挿入されたスクリューを射出駆動するプッシャープレートを備えて構成される竪型射出成形機の射出装置に関するものである。
従来、加熱シリンダを保持するフロントプレートと、前記加熱シリンダ内に挿入されたスクリューを回転可能に支持したプッシャープレートとを備え、該プッシャープレートに設けたスクリュー回転用モータによって前記スクリューを回転させて樹脂の溶融、計量を行い、前記プッシャプレートに設けた射出用サーボモータで作動されるボールねじ機構によって前記プッシャープレートを射出軸方向に移動させで計量された溶融樹脂を射出するようにした竪型射出成形機の射出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、横型の射出成形機の射出装置であるが、プッシャープレートに設けたスクリュー回転用モータによってスクリューを回転させて樹脂の溶融、計量を行い、フロントプレートに設けた射出用サーボモータで作動されるボールねじ機構によって前記プッシャープレートを射出軸方向に移動させで溶融樹脂を射出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2893477号公報 特開平2−307714号公報
しかし、前記従来の射出成形機の射出装置においては、射出動作時にスクリューと共に前進、後退動作をする部分であるプッシャープレートに、前記スクリュー回転用モータと前記射出用サーボモータおよびそれらの回転をスクリューやボールねじに伝達するプーリや歯車等の伝動機構の質量の全部もしくは一部が加わるために、スクリューと一緒に移動する移動部分の質量が大きくなり、樹脂を可塑化する際の前記プッシャープレートの後退移動が円滑に行われ難く、背圧のコントロール、特に極低圧の背圧のコントロールを正確に行うことが困難となり、また、スクリューの射出動作時における応答性が低下して精密な成形ができないおそれがある。
また、竪型射出成形機の射出装置の場合には、前記プッシャープレートが機械の最上部に位置するものであり、この部分に大きい質量が集中することになるので、機械全体の重心位置が高くなり、これに伴って機械の安定性が悪くなり、動作時に振動や騒音が発生するおそれもある。また、機械全体の高さが高くなり所要設置空間が大きくなる問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、プッシャープレートに加わる質量を削減することにより、背圧のコントロールを正確に行え、射出の応答性を高めることができると共に、動作時の振動、騒音の低減ができ、機械の所要設置空間を小さくすることができる竪型射出成形機の射出装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の構成としたことを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る竪型射出成形機の射出装置は、加熱シリンダを鉛直方向に保持するフロントプレートと、前記加熱シリンダ内に挿入されたスクリューをその軸回りに回転可能に支持するプッシャープレートを有し、スクリュー用サーボモータによってスクリュー回転機構を介して前記スクリューを回転させて樹脂の溶融、計量を行い、射出用サーボモータによって作動されるボールねじ機構を介して前記プッシャープレートを前記スクリューの軸方向に移動させて計量された溶融樹脂の射出を行う竪型射出成形機の射出装置において、前記スクリュー用サーボモータと射出用サーボモータの双方が前記フロントプレートに固定されていることを特徴としている。
請求項2に係る竪型射出成形機の射出装置は、請求項1に記載の射出装置において、前記スクリュー回転機構が、前記スクリュー用サーボモータの出力軸に連絡された駆動軸と、前記プッシャープレートに設けられ、前記駆動軸にその周方向に一体回転可能にかつ軸方向に相対移動可能に接続された回転部材と、該回転部材の回転を前記スクリューに伝達する伝動部材とを備えていることを特徴としている。
請求項3に係る竪型射出成形機の射出装置は、請求項1または2に記載の射出装置において、前記スクリュー用サーボモータと射出用サーボモータが、それらの出力軸を前記フロントプレートの上面より上方に突き出すようにしてフロントプレートに固定され、前記ボールねじ機構が、フロントプレートの上面に沿って配設された伝動部材によって前記射出用サーボモータの出力軸に連絡されて、該射出用サーボモータによって作動されるようになっていることを特徴としている。
本発明は以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る竪型射出成形機の射出装置によれば、質量の大きいスクリュー用サーボモータと射出用サーボモータの双方がフロントプレートに固定されており、プッシャープレートに付設される機構、部品の数、質量を大幅に削減することができるので、前記プッシャープレートの円滑な移動が可能となり、背圧のコントロールを正確に行え、射出の応答性を高めることができると共に、動作時の振動、騒音の低減ができ、機械の所要設置空間を小さくすることができる。
請求項2に係る竪型射出成形機の射出装置によれば、フロントプレートに固定されたスクリュー用サーボモータの回転を、フロントプレートに対して移動するプッシャープレートに支持されたスクリューに、該プッシャープレートの移動を容易に許容しながら円滑に伝達することができる。
請求項3に係る竪型射出成形機の射出装置によれば、スクリュー用サーボモータと射出用サーボモータの重心位置をフロントプレートの下方に位置させて、可及的に機械の重心位置を下げることができるので、機械の安定性を極めて良くすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の第一の実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置1を示す。この射出装置1は、加熱シリンダ2を保持するフロントプレート3を備えている。該フロントプレート3は、図示しないが、例えば型締装置の可動盤に固定した支持棒等に支持されて可動盤の上方に水平に設けられている。前記加熱シリンダ2は、その射出ノズル(図示せず)を下方に向け、上端部2aが前記フロントプレート3の略中央に上下方向に貫通して設けた装着穴3aに挿入され、外周のフランジ部2bがボルトによってフロントプレート3の下面に固定されて、軸方向を鉛直方向(上下方向)に向けてフロントプレート3に保持されている。前記加熱シリンダ2の内部にはスクリュー4がその軸回りに回転可能にかつ軸方向に移動可能に挿入されている。
前記フロントプレート3の上方には平行に間隔をあけてプッシャープレート5が設けられている。該プッシャープレート5の略中央部には、上下方向の軸受穴5aに装着した軸受6によって、上端部をプッシャープレート5の上面より上方に突き出した回転軸7が、前記スクリュー4と同一の軸回りに回転自在に支持されており、該回転軸7の下端部は軸継手8によってスクリュー4の上端部に連結されている。前記軸受6は、内輪がナット9によって回転軸7に固定され、外輪が蓋板10によってプッシャープレート5に固定されている。前記フロントプレート3とプッシャープレート5には、前記加熱シリンダ2(スクリュー4、回転軸7)の両側の等距離の位置に対向して、それぞれ上下に貫通する軸受穴3b,3bとナット穴5b,5bが設けられている。
そして、前記フロントプレート3には、上端部にタイミングプーリ(プーリ)11を取り付けた円筒状のスリーブ12が、該タイミングプーリ11をフロントプレート3の上面より上方に位置させ、下端部を前記各軸受穴3b,3bに装着した軸受12aによって、スクリュー4と平行な軸回りに回転自在に支持されて設けられている。前記各スリーブ12には、その軸孔に下端部を挿入されたボールねじ13がナット12bで固定されており、一方、前記プッシャープレート5には、前記ナット穴5aに挿入されたボールナット14が下端のフランジ部14aを介してボルトで固定して設けられており、前記ボールねじ13におけるスクリュー4に平行な軸線に沿って上方に延長された雄ねじ部13aが、前記ボールナット14の雌ねじ部に螺合されている。
また、前記フロントプレート3には、出力軸15aをフロントプレート3の上面より上方に突き出すようにして射出用サーボモータ15が固定されており、該射出用サーボモータ15の出力軸15aに固定されたタイミングプーリ(プーリ)16と前記各スリーブ12,12のタイミングプーリ11,11とにタイミングベルト(ベルト)17が巻き掛けられている。これにより、前記射出用サーボモータ15が回転すると、前記各ボールねじ13,13が回転されてボールナット14を介して前記プッシャープレート5がフロントプレート3に対して移動し、スクリュー4が加熱シリンダ2に対して軸方向(射出軸方向)に相対的に移動するようになっている。前記ボールねじ13とボールナット14等によりボールねじ機構Sが構成され、前記タイミングプーリ11,16、スリーブ12、タイミングベルト17等により、射出用サーボモータ15の出力軸15aを前記ボールねじ機構Sに連絡する伝動部材T1が構成されている。
また、前記フロントプレート3には、出力軸18aをフロントプレート3の上面より上方に突き出すようにしてスクリュー用サーボモータ18が固定されており、該スクリュー用サーボモータ18の出力軸18aに継手部19aを介して連結されたスプライン軸(駆動軸)19が、上方に延長して設けられている。一方、前記プッシャープレート5には、前記スプライン軸19と同一の軸線上に設けた軸受穴20があけられ、該軸受穴20に装着して軸受21によって、プッシャープレート5の上面より突き出した上端部にタイミングプーリ(プーリ)22を固定した円筒状のスリーブ23が、前記プッシャープレート5に対して、スプライン軸19と同一の軸回りに回転自在に支持され、ナット23aで抜け止めされている。
そして、前記スリーブ23の下端に着脱可能に嵌着して固定したスプラインナット(回転部材)24に前記スプライン軸19のスプライン部が嵌合されている。さらに、前記スリーブ23のタイミングプーリ22と、前記回転軸7の上端部に固定されたタイミングプーリ(プーリ)25とにはタイミングベルト(ベルト)26が巻き掛けられている。これにより、前記スクリュー用サーボモータ18が回転すると、スプライン軸19によってスプラインナット24、スリーブ23等からなる回転部材Dが回転され、この回転が前記タイミングプーリ22,25、タイミングベルト26等からなる伝動部材T2を介して前記スクリュー4に伝達されて、該スクリュー4がその軸回りに回転するようになっている。前記回転部材Dと伝動部材T2とでスクリュー回転機構Hが構成されている。
次に、前記のように構成された射出装置1においては、溶融樹脂の計量時には、前記スクリュー用サーボモータ18が回転され、この回転が前記スプライン軸19からスプラインナット24を経てスリーブ23に伝達され、さらに、タイミングプーリ22,25とタイミングベルト26とによって回転軸7に伝達されることによって、前記スクリュー4が加熱シリンダ2内で回転するので、加熱シリンダ2内の上端側に供給される樹脂が該加熱シリンダ2によって加熱され、スクリュー4によって混練されて可塑化される。そして、この可塑化された溶融樹脂は、前記射出用サーボモータ15の回転でボールねじ機構Sとプッシャープレート5を介して背圧を作用されながら上方に後退するスクリュー4によって、加熱シリンダ2の先端部の樹脂溜まり部に計量される。そして、前記射出用サーボモータ15が前記と逆に回転されて前記ボールねじ機構Sを介して前記プッシャープレート5が下方に前進されると、前記スクリュー4がプッシャープレート5に伴って下方に押し下げられて、前記加熱シリンダ2内の樹脂溜まり部に計量された溶融樹脂が、加熱シリンダ2の先端の射出ノズルからそれに当接された金型内に射出される。
上記のように、一実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置1は、加熱シリンダ2を鉛直方向に保持するフロントプレート3と、前記加熱シリンダ2内に挿入されたスクリュー4を、プッシャープレート5に回転自在に支持した回転軸7に連結して、軸回りに回転可能に支持するプッシャープレート5を有し、スクリュー用サーボモータ18によってスクリュー回転機構Hを介して前記回転軸7を回転させることにより、前記スクリュー4を回転させて樹脂の溶融、計量を行い、射出用サーボモータ15によって作動されるボールねじ13、ボールナット14等からなるボールねじ機構Sを介して前記プッシャープレート5を前記スクリュー4の軸方向に移動させて、該スクリュー4により前記計量された溶融樹脂の射出を行う射出装置において、前記スクリュー用サーボモータ18と射出用サーボモータ15の双方が前記フロントプレート5に固定された構成とされている。
したがって、前記実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置1によれば、質量の大きい前記スクリュー用サーボモータ18と前記射出用サーボモータ15の双方が前記フロントプレート3に固定されており、移動部分である前記プッシャープレート5に付設される機構、部品の数、質量を大幅に削減することができるので、前記プッシャープレート5の円滑な移動が可能となり、これにより、スクリュー4による背圧のコントロールを正確に行え、射出の応答性を高めることができる。また、低位置にあるフロントプレート3に質量の大きい装置部分を配置することができるので、機械全体の重心位置を低くすることができて、機械の安定性を良くすることができると共に、計量、射出の動作時における機械の振動、騒音の低減を図ることができ、機械の所要設置空間を小さくすることができる。
また、前記射出装置1によれば、前記スクリュー回転機構Hを、前記プッシャープレート5に設けられ、前記スクリュー用サーボモータ18の出力軸18aに連結されたスプライン軸19にその周方向に一体回転可能にかつ軸方向に相対移動可能に接続されたスプラインナット24等の回転部材Dと、該スプラインナット24の回転を前記スクリュー4に伝達するプーリ22,25とタイミングベルト等の伝動部材Tとを備えた構成とされているので、前記フロントプレート3に固定されたスクリュー用サーボモータ18の回転を、フロントプレート3に対して移動するプッシャープレート5に支持されたスクリュー4に、該プッシャープレート5の移動を容易に許容しながら円滑に伝達することができる。
さらに、前記射出装置1によれば、前記スクリュー用サーボモータ18と射出用サーボモータ15が、それらの出力軸18a,15aを前記フロントプレート3の上面より上方に突き出すようにしてフロントプレート3に固定され、前記ボールねじ機構Sが、フロントプレート3の上面に沿って配設されたタイミングプーリ11,16、タイミングベルト17等の伝動部材T1によって前記射出用サーボモータ15の出力軸15aに連絡されて、該射出用サーボモータ15によって作動される構成とされているので、スクリュー用サーボモータ18と射出用サーボモータ15の重心位置をフロントプレート3の下方に位置させて、可及的に機械の重心位置を下げることができるので、機械の安定性を極めて良くすることができる。
次に、図2は第二の実施の形態に係る竪型射出装置の射出装置1Aを示す。この射出装置1Aは、前記射出装置1において前記スクリュー用サーボモータ18の回転をスプライン軸19と回転部材Dを経てスクリュー4に伝達するための伝動部材T2が、前記プッシャープレート5の上面側に配置されているのに対して、前記伝動部材T2がプッシャープレート5の下面側に配置され、前記スクリュー4に作用する圧力を検出するためのロードセルRが前記回転軸7の上端に対向させてプッシャープレート5の上部に設置されている点で構成が相違している。
すなわち、前記プッシャープレート5の中央部に設けた嵌合穴5cにスクリュー4の軸方向(上下方向)にのみ移動可能に円筒部材Pが嵌合されており、該円筒部材Pに軸受6によって前記回転軸7が回転自在に支持されている。そして、前記プッシャープレート5の下面側において、前記タイミングプーリ25が前記回転軸7の略中間部に嵌合穴を挿入させ、回転軸7に嵌着、固定された円筒状の連結金具27を介して前記回転軸7に固定されている。そして、前記プッシャープレート5の上面に設けた前記嵌合穴5cと同心の円筒部5b内には、該円筒部5bの上端に固定された荷重受板28に支持させたロードセルRが、前記回転軸7の上端に対向して配置され、該ロードセルRは荷重伝達板29を介して前記回転軸7の上端に当接されている。
また、前記プッシャープレート5に軸受21で回転自在に支持されているスリーブ23の下面には、円筒状の補助スリーブ23Aがスリーブ23と軸線を一致させてボルトによって固定されている。そして、該補助スリーブ23Aの下部に前記タイミングプーリ22が固定されている。なお、前記スプライン軸19は、これと独立した軸継手19bによって下端をスクリュー用サーボモータ18の出力軸18aに連結され、上側のスプライン部が前記補助スリーブ23A内を通されて、前記スリーブ23に固定されたスプラインナット24に嵌合されている。この場合、前記スプラインナット24、スリーブ23、補助スリーブ23A等によって回転部材Dが構成されている。
なお、前記ボールナット14は上端部に設けたフランジ部14aを介してプッシャープレート5に固定されており、ボールねじ13の上端にはその下方への過移動を制限するストッパー30が固定されている。
なお、図2中、31は可動盤(図示せず)に固定された複数本のガイドバーであって、フロントプレート3に設けたガイド穴にブッシュ32を介して挿入され、射出装置1Aの上下方向における移動を案内するようになっている。また、33は下端をフロントプレート3にボルトと座金34で固定された複数本(図2では一本だけ図示)のガイドバーであって、上端部側がプッシャープレート5に設けたガイド穴にブッシュ35を介して挿入され、前記プッシャープレート5の上下方向における移動を案内するようになっている。
その他の構成は、前記射出装置1と同様であるので、同様な構成部分には同一の符号を付してそれらの構成の説明は省略する。
この実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置1Aにおいても前記射出装置1と同様な作用効果が奏されると共に、前記スクリュー用サーボモータ18と射出用サーボモータ15を回転させながら溶融樹脂の計量を行う際の背圧および射出用サーボモータ15を回転させて射出を行う際の射出圧を、前記ロードセルRによって検出されるスクリュー4に加わる荷重にもとづいて従来周知のごとくして適宜に制御することができる。
なお、前記実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置1,1Aにおいては、射出用サーボモータ15によって回転されるボールねじ13をフロントプレート3に設け、ボールねじ13に螺合されるボールナット14をプッシャープレート5に固定したが、これに代えて、射出用サーボモータ15によって回転されるボールナット14をフロントプレート3に設け、ボールナット14に螺合されるボールねじ13をプッシャープレート5に固定するようにしてもよい。
また、前記射出装置1,1Aにおいては、前記射出用サーボモータ15をその出力軸15aがフロントプレート3の上面より上方に突き出すようにして該フロントプレート3に固定し、前記タイミングプーリ11,16、タイミングベルト17等の伝動部材T1をフロントプレート3の上面に沿って配置したが、これとは逆に、前記射出用サーボモータ15をその出力軸15aがフロントプレート3の下面より下方に突き出すようにしてフロントプレートに固定し、前記伝動部材T1をフロントプレート3の下面側に沿って配置するようにすることもできる。この場合には、機械の重心位置が多少高くなる難点がある。
また、前記射出装置1,1Aにおいては、前記スクリュー用サーボモータ18に連絡された駆動軸をスプライン軸19とし、これに接続される回転部材をスプラインナット24として構成したが、これに限らず、駆動軸をその外周に軸方向に沿ってキーまたはキー溝を設け軸部材とし、回転部材をその軸穴に軸方向に沿って前記駆動軸のキーまたはキー溝が嵌合するキー溝またはキーを設けた筒部材とし、該筒部材に軸部材を挿通させた構成としてもよい。
さらに、前記スプラインナット(回転部材)24をプッシャープレート5に回転自在に支持させたスリーブ23に着脱可能に固定したので、スプラインナット24が摩耗、破損した場合には、交換して容易にメンテナンスを行えて好ましいが、前記スプラインナット24はスリーブ23に一体に設けることもできる。また、前記スプライン軸19等の駆動軸はスクリュー用サーボモータ18の出力軸18aに直結するのが好ましいが、歯車等を介して連絡させてもよい。
本発明の第一の実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置を示す縦断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係る竪型射出成形機の射出装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1,1A 射出装置
2 加熱シリンダ
3 フロントプレート
4 スクリュー
5 プッシャープレート
7 回転軸
11,16,22,25 タイミングプーリ(プーリ)
12,23 スリーブ
13 ボールねじ
14 ボールナット
15 射出用サーボモータ
17,26 タイミングベルト(ベルト)
18 スクリュー用サーボモータ
19 スプライン軸(駆動軸)
23A 補助ブッシュ
24 スプラインナット
D 回転部材
H スクリュー回転機構
S ボールねじ機構
T1,T2 伝動部材

Claims (3)

  1. 加熱シリンダを鉛直方向に保持するフロントプレートと、前記加熱シリンダ内に挿入されたスクリューをその軸回りに回転可能に支持するプッシャープレートとを有し、スクリュー用サーボモータによってスクリュー回転機構を介して前記スクリューを回転させて樹脂の溶融、計量を行い、射出用サーボモータによって作動されるボールねじ機構を介して前記プッシャープレートを前記スクリューの軸方向に移動させて計量された溶融樹脂の射出を行う竪型射出成形機の射出装置において、
    前記スクリュー用サーボモータと射出用サーボモータの双方が前記フロントプレートに固定されていることを特徴とする竪型射出成形機の射出装置。
  2. 前記スクリュー回転機構は、前記スクリュー用サーボモータの出力軸に連絡された駆動軸と、前記プッシャープレートに設けられ、前記駆動軸にその周方向に一体回転可能にかつ軸方向に相対移動可能に接続された回転部材と、該回転部材の回転を前記スクリューに伝達する伝動部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の竪型射出成形機の射出装置。
  3. 前記スクリュー用サーボモータと射出用サーボモータは、それらの出力軸を前記フロントプレートの上面より上方に突き出すようにしてフロントプレートに固定され、前記ボールねじ機構が、フロントプレートの上面に沿って配設された伝動部材によって前記射出用サーボモータの出力軸に連絡されて、該射出用サーボモータによって作動されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の竪型射出成形機の射出装置。
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