JP2000108177A - 射出成形機のストローク設定装置 - Google Patents

射出成形機のストローク設定装置

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JP2000108177A
JP2000108177A JP10287832A JP28783298A JP2000108177A JP 2000108177 A JP2000108177 A JP 2000108177A JP 10287832 A JP10287832 A JP 10287832A JP 28783298 A JP28783298 A JP 28783298A JP 2000108177 A JP2000108177 A JP 2000108177A
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screw
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shaft
spline
nut
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Atsushi Emoto
敦史 江本
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動部材の位置を正確に検出し、移動部材のス
トロークを正確に設定することができるようにする。 【解決手段】進退自在に配設された移動部材と、該移動
部材を前進させるために駆動される中空モータと、該中
空モータを駆動することによって回転させられる回転部
材と、前記中空モータを支持する駆動部ケースと、該駆
動部ケース側に配設された原点出し部材と、前記移動部
材と同一軸上に配設され、かつ、前記回転部材と共に運
動方換手段を構成し、回転部材の回転に伴って進退させ
られるとともに、前記移動部材の原点位置において、前
記原点出し部材によって停止させられる進退部材有す
る。移動部材と進退部材とは同一軸上に配設されるの
で、移動部材の位置を進退部材に正確に反映することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のスト
ローク設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で
射出して金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、
該キャビティ空間内において冷却して固化させることに
よって成形品を得ることができるようになっている。
【0003】前記射出成形機は型締装置及び射出装置を
有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテン
を備え、型締用シリンダが可動プラテンを進退させるこ
とによって型閉じ、型締め及び型開きを行う。一方、前
記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶
融させる加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出
する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内に移動部材
としてのスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配
設される。そして、該スクリューを、前進させることに
よって射出ノズルから樹脂が射出され、後退させること
によって樹脂の計量が行われる。
【0004】ところで、前記スクリューを前進させて射
出を行う場合、位置センサによって加熱シリンダ内にお
けるスクリューの位置、すなわち、スクリュー位置が検
出され、検出されたスクリュー位置に基づいて射出制御
が行われるようになっている。図2は従来の射出装置の
要部を示す図である。
【0005】図において、101はフロントプレート、
102は該フロントプレート101と所定距離を置いて
配設されたリヤプレート、103は前記フロントプレー
ト101とリヤプレート102との間に架設された複数
のガイドロッド、104は該ガイドロッド103に沿っ
て進退自在に配設されたプッシャプレートである。該プ
ッシャプレート104には、図示されない移動部材とし
てのスクリューが取り付けられる。
【0006】そして、プッシャプレート104を介して
スクリューを前進させ、射出を行うために、前記リヤプ
レート102に射出用モータ105が取り付けられる。
該射出用モータ105を駆動することによって発生させ
られた回転は、プーリ107、タイミングベルト108
及びプーリ109を介してボールねじ軸110に伝達さ
れる。また、前記プッシャプレート104にはボールナ
ット111が取り付けられ、該ボールナット111と前
記ボールねじ軸110とが螺(ら)合させられる。した
がって、射出用モータ105を駆動したときに発生させ
られた回転運動をボールねじ軸110及びボールナット
111によって直線運動に変換し、ボールねじ軸110
及びプッシャプレート104を前進させることができ
る。なお、計量工程において前記スクリューを後退させ
るために、図示されない計量用モータが配設される。
【0007】そして、前記射出用モータ105にはエン
コーダ114が配設され、該エンコーダ114によって
前記射出用モータ105の回転数を検出し、該回転数に
基づいてスクリュー位置を算出して射出制御を行うこと
ができる。なお、前記ガイドロッド103の両端にスト
ッパ115、116が配設され、該ストッパ115、1
16によってプッシャプレート104の移動が規制され
るとともに、スクリュー位置の原点(ストロークエン
ド)が決定されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機においては、スクリュー及びボールねじ
軸110とガイドロッド103とが異なる軸上に配設さ
れるので、ストッパ115、116の寸法誤差によって
プッシャプレート104に倒れが生じ、スクリューに対
し悪影響を及ぼす恐れがあり、また、ボールナット11
1の移動に伴ってガイドロッド103が撓(たわ)んだ
り、プッシャプレート104とガイドロッド103との
間にクリアランスがあったりすると、スクリュー位置を
ストッパ115、116に正確に反映することがでず、
スクリュー位置の原点を正確に決定することができな
い。
【0009】したがって、スクリュー位置を正確に検出
することができず、スクリューのストロークを正確に設
定することができない。その結果ストロークのエンドに
おいてスクリューが破損してしまうことがある。本発明
は前記従来の射出成形機の問題点を解決して、移動部材
の位置を正確に検出することができ、移動部材のストロ
ークを正確に設定することができるとともに、ストロー
クのエンドにおける移動部材が破損するのを防止するこ
とができる射出成形機のストローク設定装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形機のストローク設定装置においては、進退自在に
配設された移動部材と、該移動部材を前進させるために
駆動される中空モータと、該中空モータを駆動すること
によって回転させられる回転部材と、前記中空モータを
支持する駆動部ケースと、該駆動部ケース側に配設され
た原点出し部材と、前記移動部材と同一軸上に配設さ
れ、かつ、前記回転部材と共に運動方向変換手段を構成
し、回転部材の回転に伴って進退させられるとともに、
前記移動部材の原点位置において、前記原点出し部材に
よって停止させられる進退部材とを有する。
【0011】本発明の他の射出成形機のストローク設定
装置においては、さらに、原点出しを行う際に、前記中
空モータを低速で駆動する原点出し手段を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における射出成形機の駆動部の要部断面図、
図3は本発明の実施の形態における射出装置の要部概念
図、図4は本発明の実施の形態における射出成形機の駆
動部の断面図である。
【0013】図3において、12は加熱シリンダであ
り、該加熱シリンダ12は、前端(図における左端)に
射出ノズル12aを有する。前記加熱シリンダ12内に
は、移動部材としてのスクリュー22が進退自在に、か
つ、回転自在に配設される。そして、該スクリュー22
は、前端にスクリューヘッド22aを有し、前記加熱シ
リンダ12内を後方(図における右方)に延び、後端
(図における右端)において後述される駆動部と連結さ
せられる。また、前記スクリュー22の周囲には、螺旋
状のフライト23が形成され、該フライト23によって
溝26が形成される。
【0014】そして、前記加熱シリンダ12の設定され
た箇所には樹脂供給口29が形成され、該樹脂供給口2
9にホッパ30が固定される。前記樹脂供給口29は、
スクリュー22を加熱シリンダ12内における最も前方
(図における左方)の位置に置いた状態において、前記
溝26の後端部に対応する箇所に形成される。したがっ
て、計量工程時に、前記駆動部を駆動して、前記スクリ
ュー22を回転させながら後退させると、ホッパ30内
のペレット状の樹脂33は、落下して加熱シリンダ12
内に進入し、溝26内を前進(図における左方に移動)
させられる。
【0015】また、前記加熱シリンダ12の周囲には図
示されないヒータが配設され、該ヒータによって加熱シ
リンダ12を加熱し、前記溝26内の樹脂33を溶融さ
せることができるようになっている。したがって、スク
リュー22を回転させながら所定量だけ後退させると、
前記スクリューヘッド22aの前方に1ショット分の溶
融させられた樹脂33が蓄えられる。
【0016】次に、射出工程時に、前記駆動部を駆動し
て、スクリュー22を回転させることなく前進させる
と、前記スクリューヘッド22aの前方に蓄えられた樹
脂33は、射出ノズル12aから射出され、図示されな
い金型装置のキャビティ空間に充填される。次に、前記
駆動部について説明する。
【0017】図4において、11は駆動部を包囲する駆
動部ケースであり、該駆動部ケース11は加熱シリンダ
12(図3)の後端に固定される。前記駆動部ケース1
1は、フロントカバー13、センタフレーム15、リヤ
カバー17、前記フロントカバー13とセンタフレーム
15とを連結するフロントフレーム41、及び前記セン
タフレーム15とリヤカバー17とを連結するリヤフレ
ーム42から成る。そして、前記フロントカバー13と
フロントフレーム41とがボルトb1によって、フロン
トフレーム41とセンタフレーム15とがボルトb2に
よって、センタフレーム15とリヤフレーム42とがボ
ルトb3によって、リヤフレーム42とリヤカバー17
とがボルトb4によってそれぞれ固定される。
【0018】また、前記駆動部ケース11の前方部(図
における左方部)に中空モータとしての計量用モータ4
4が、後方部(図における右方部)に中空モータとして
の射出用モータ45が互いに同一軸上に配設される。前
記計量用モータ44は前記フロントフレーム41に固定
されたステータ46、及び該ステータ46の内周側に配
設された環状のロータ47から成り、射出用モータ45
は前記リヤフレーム42に固定されたステータ48、及
び該ステータ48の内周側に配設された環状のロータ4
9から成る。
【0019】前記ロータ47は、駆動部ケース11に対
して回転自在に支持される。そのために、ロータ47に
は、中空の第1のロータシャフト56が嵌(かん)入さ
れて固定される。該第1のロータシャフト56の前端
(図における左端)はベアリング51によってフロント
フレーム41に、後端はベアリング52によってセンタ
フレーム15にそれぞれ支持される。
【0020】一方、前記ロータ49も駆動部ケース11
に対して回転自在に支持される。そのために、ロータ4
9には、中空の第2のロータシャフト57が嵌入されて
固定される。該第2のロータシャフト57の前端はベア
リング53によってセンタフレーム15に、後端はベア
リング54によってリヤフレーム42にそれぞれ支持さ
れる。
【0021】ところで、前記計量用モータ44におい
て、ステータ46に所定の周波数の電流を供給すること
によって、スクリュー22を回転させながら後退させる
ことができる。そのために、前記第1のロータシャフト
56の前方部の内周にスリーブ18が配設され、該スリ
ーブ18の前端と前記第1のロータシャフト56の前端
とがボルトb5によって固定される。また、前記スリー
ブ18の後端には、第1スプラインナット62がボルト
b12によって固定され、前記第1スプラインナット6
2と第1スプライン軸63とがスプライン連結され、該
第1スプライン軸63の前端に前記スクリュー22が固
定される。この場合、前記第1スプラインナット62及
び第1スプライン軸63によって、第1の駆動力伝達手
段が構成され、スクリュー22及び第1のロータシャフ
ト56において、回転方向における相対的な運動が拘束
され、軸方向における相対的な運動が許容される。な
お、前記第1スプライン軸63は、前記スクリュー22
のストロークに対応する長さを有する。
【0022】したがって、前記計量用モータ44を駆動
してロータ47を回転させると、ロータ47の回転は第
1のロータシャフト56、スリーブ18、第1スプライ
ンナット62及び第1スプライン軸63を介してスクリ
ュー22に伝達され、該スクリュー22を回転させる。
そして、前記溝26内を樹脂33が溶融させられながら
前進し、該樹脂33の前進に伴って発生する背圧によっ
て、前記スクリュー22が後退させられる。
【0023】このとき、第1スプラインナット62と第
1スプライン軸63とがスプライン連結されているの
で、第1スプラインナット62に対して第1スプライン
軸63は相対的に後退させられる。一方、前記射出用モ
ータ45において、ステータ48に所定の周波数の電流
を供給することによって、前記スクリュー22を回転さ
せることなく前進させることができる。そのために、前
記第2のロータシャフト57の後端に環状のベアリング
リテーナ64が固定され、該ベアリングリテーナ64の
内周に回転部材としてのボールねじ軸65の第1軸部6
5aが嵌入されて固定される。そして、前記ボールねじ
軸65は駆動部ケース11に対して回転自在に支持され
る。すなわち、ボールねじ軸65は、ベアリングリテー
ナ64を介してベアリング66及びスラストベアリング
68によってリヤカバー17に対して支持される。そし
て、リヤカバー17には、環状の荷重計75を挟んで、
リヤキャップ77がボルトb6によって固定され、前記
ボールねじ軸65の第2軸部65bが、ベアリング67
によってリヤキャップ77に対して支持される。該リヤ
キャップ77には、ブラケット86を介して絶対値パル
スエンコーダ85が配設される。該絶対値パルスエンコ
ーダ85は、前記第2軸部65bと連結されて第1の回
転数検出手段として機能し、ボールねじ軸65の回転
数、すなわち、射出用モータ回転数を検出するととも
に、スクリュー位置検出手段としても機能し、前記射出
用モータ回転数に基づいてスクリュー22の位置を検出
する。
【0024】そして、前記第2のロータシャフト57内
に進退部材としてのボールナット69が進退自在に配設
され、該ボールナット69とボールねじ軸65とを螺合
させることによって運動方向変換手段が構成される。し
たがって、ロータ49の回転は、第2のロータシャフト
57及びベアリングリテーナ64を介してボールねじ軸
65に伝達され、回転運動が直線運動に変換され、ボー
ルナット69を進退させる。なお、前記ボールねじ軸6
5がボールナット69から抜けてしまうことがないよう
に、前記ボールねじ軸65の前端にストッパ19がボル
トb13によって固定される。
【0025】また、前記ボールナット69がボールねじ
軸65と共に回転することがないように、前記ボールナ
ット69の前端にスリーブ状の第2スプライン軸71が
ボルトb11によって固定され、前記センタフレーム1
5に固定された原点出し部材としての第2スプラインナ
ット76と第2スプライン軸71とがスプライン連結さ
れる。この場合、第2スプラインナット76及び第2ス
プライン軸71によって第2の駆動力伝達手段が構成さ
れ、駆動部ケース11及びベアリングボックス72にお
いて、回転方向における相対的な運動が拘束され、軸方
向における相対的な運動が許容される。なお、前記第2
スプライン軸71はスクリュー22のストロークに対応
する長さを有する。
【0026】そして、前記第2スプライン軸71の前端
に第3の駆動力伝達手段としてのベアリングボックス7
2がボルトb7によって固定され、前記ベアリングボッ
クス72内の前方(図における左方)にスラストベアリ
ング73が、後方(図における右方)にベアリング74
が配設される。この場合、ベアリングボックス72は、
第1スプライン軸63及び第2スプライン軸71におい
て、軸方向における相対的な運動を拘束し、回転方向に
おける相対的な運動を許容する。したがって、前記第1
スプライン軸63は、スラストベアリング73及びベア
リング74によって、第2スプライン軸71及びボール
ナット69に対して相対回転自在に支持される。
【0027】また、前記第1スプライン軸63の前端に
は、第1カップリング81及び第2カップリング82を
介して、スクリュー22の後端シャフト22bがボルト
b8、b9によって固定される。前記第1カップリング
81は、スクリュー22の進退に伴って前記スリーブ1
8内を摺(しゅう)動させられる。また、前記第1スプ
ライン軸63の後端には、第1スプライン軸63の後退
限位置において、前記ボルトb13のヘッドと干渉しな
いように凹部63aが形成される。したがって、射出成
形機の軸方向寸法を小さくすることができる。
【0028】なお、84はギヤ列87を介してスリーブ
18と連結されたエンコーダであり、該エンコーダ84
は、第2の回転数検出手段として機能し、スリーブ18
の回転数、すなわち、計量用モータ回転数を検出する。
また、89は水冷ジャケットであり、該水冷ジャケット
89は、ボルトb10によってフロントカバー13に固
定され、加熱シリンダ12の後端からフロントカバー1
3に熱が伝達されるのを防止する。
【0029】次に、前記構成の駆動部の動作について説
明する。まず、射出工程において、射出用モータ45の
ステータ48に電流を供給すると、ロータ49が回転さ
せられ、該ロータ49の回転が第2のロータシャフト5
7及びベアリングリテーナ64を介してボールねじ軸6
5に伝達され、該ボールねじ軸65が回転させられる。
このとき、前記センタフレーム15に固定された第2ス
プラインナット76と第2スプライン軸71とがスプラ
イン連結されるので、前記ボールナット69は回転しな
い。したがって、ボールナット69に推力が発生させら
れ、ボールナット69は前進させられる。
【0030】また、この間、計量用モータ44は駆動さ
れず、ロータ47は停止状態にある。したがって、ボー
ルナット69の前方に配設された第1スプライン軸63
は、回転することなく前進させられ、前記スクリュー2
2を前進させる。このように、前記射出用モータ45に
よって発生させられた回転運動が、ボールねじ軸65及
びボールナット69によって直線運動に変換される。そ
の結果、前記スクリュー22の前方に蓄えられた樹脂3
3を射出ノズル12aから射出することができる。
【0031】次に、計量工程において、計量用モータ4
4のステータ46に電流を供給すると、ロータ47が回
転させられ、該ロータ47の回転が第1のロータシャフ
ト56、スリーブ18及び第1スプラインナット62を
介して第1スプライン軸63に伝達され、該第1スプラ
イン軸63が回転させられる。そして、該第1スプライ
ン軸63の回転は前記スクリュー22に伝達され、スク
リュー22は回転させられる。これに伴って、前記溝2
6内を樹脂33が溶融させられながら前進し、樹脂33
の前進に伴って発生する背圧によって、前記スクリュー
22は後退させられる。
【0032】このとき、第1スプラインナット62と第
1スプライン軸63とがスプライン連結されているの
で、第1スプラインナット62に対して第1スプライン
軸63は相対的に後退させられる。そして、前記射出用
モータ45は、計量される樹脂33の背圧を制御しなが
ら駆動され、ロータ49はスクリュー22を後退させる
方向に回転させられる。このとき、前記荷重計75によ
ってスクリュー22等の軸方向に加わる荷重が検出さ
れ、該荷重に基づいて前記背圧を算出することができ
る。また、前記加熱シリンダ12内に図示されない圧力
センサを配設し、該圧力センサによって加熱シリンダ1
2内の樹脂33の圧力を検出し、該圧力に基づいて前記
背圧を算出することもできる。
【0033】ところで、射出工程において、前記射出用
モータ45を駆動することによって発生させられた回転
は、第2のロータシャフト57及びベアリングリテーナ
64を介してボールねじ軸65に伝達され、該ボールね
じ軸65を回転させる。これによって、前記ボールナッ
ト69が前進させられ、前記スクリュー22が前進させ
られる。
【0034】そして、該スクリュー22を前進させて射
出を行う場合、絶対値パルスエンコーダ85によってス
クリュー位置が検出され、検出されたスクリュー位置に
基づいて射出制御が行われる。また、射出成形機を使用
する前に、又は必要に応じて定期的に、スクリュー位置
の原点出しが行われ、スクリュー位置の原点が決定され
る。そのために、射出成形機の設計上で設定される原点
にスクリュー22を置いたときに、ボールナット69に
設定された第1の原点出し部と駆動部ケース11側に設
定された第2の原点出し部とが当接させられるようにな
っている。
【0035】本実施の形態においては、図1に示される
ように、前記センタフレーム15に第2スプラインナッ
ト76がボルトb21によって取り付けられるととも
に、ボールナット69の前端に当接部材91が取り付け
られ、スクリュー22の原点位置において、前記第2ス
プラインナット76の後端と前記当接部材91の前端と
が当接させられ、ボールナット69が停止させられる。
なお、駆動部ケース11、スクリュー22、射出用モー
タ45、ボールねじ軸65、ボールナット69及び第2
スプラインナット76によって射出成形機のストローク
設定装置が構成される。
【0036】また、制御装置92の図示されない原点出
し手段は、ドライバ93を介してステータ48に供給さ
れる電流を制御し、前記射出用モータ45を低速で駆動
しながら、ボールナット69を低速で図における左方に
移動させる。そして、前記当接部材91と第2スプライ
ンナット76とが当接したときに、前記射出用モータ4
5の駆動を停止し、スクリュー22の機械的な原点位置
を決定する。
【0037】この場合、スクリュー22とボールナット
69とは、第1スプライン軸63、ベアリングボックス
72及び第2スプライン軸71を介して同一軸上に配設
されるので、前記当接部材91と第2スプラインナット
76とが当接してもスクリュー22は倒れずスクリュー
22に悪影響を及ぼすことは少ない。また、スクリュー
位置をボールナット69及び当接部材91に正確に反映
することができる。したがって、スクリュー22の原点
位置を正確に決定することができる。その結果、スクリ
ュー位置を正確に検出することができ、スクリュー22
のストロークを正確に設定することができる。また、前
記射出用モータ45が低速で駆動されるので、前記当接
部材91と第2スプラインナット76とが当接したとき
の衝撃力は小さい。したがって、第2スプラインナット
76が衝撃によって破損するのを防止することができ
る。
【0038】そして、前記制御装置92の図示されない
ストローク設定手段は、前記ドライバ93を介してステ
ータ48に供給される電流を制御し、絶対値パルスエン
コーダ85によって検出されたスクリュー位置に基づい
て、スクリュー22のストローク分だけボールナット6
9を右方に移動させ、停止させる。スクリュー22のス
トローク分だけボールナット69を後退させ、停止させ
る。
【0039】また、前記当接部材91は比較的柔軟な材
料から成る緩衝材で構成することができる。したがっ
て、ボールナット69を左方に移動させる際に、なんら
かの理由で移動速度が高くなったときに、衝撃力によっ
て第2スプラインナット76が破損するのを防止するこ
とができる。なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出成形機のストローク設定装置においては、進
退自在に配設された移動部材と、該移動部材を前進させ
るために駆動される中空モータと、該中空モータを駆動
することによって回転させられる回転部材と、前記中空
モータを支持する駆動部ケースと、該駆動部ケース側に
配設された原点出し部材と、前記移動部材と同一軸上に
配設され、かつ、前記回転部材と共に運動方向変換手段
を構成し、回転部材の回転に伴って進退させられるとと
もに、前記移動部材の原点位置において、前記原点出し
部材によって停止させられる進退部材とを有する。
【0041】この場合、前記中空モータを駆動して回転
部材を回転させると、進退部材が進退させられる。そし
て、該進退部材が前記原点出し部材によって停止させら
れると、前記移動部材の原点位置を決定することができ
る。この場合、移動部材と進退部材とは同一軸上に配設
されるので、移動部材の位置を進退部材に正確に反映す
ることができる。したがって、移動部材の原点位置を正
確に決定することができる。その結果、移動部材の位置
を正確に検出することができ、移動部材のストロークを
正確に設定することができるとともに、ストロークのエ
ンドにおいて移動部材が破損するのを防止することがで
きる。
【0042】本発明の他の射出成形機のストローク設定
装置においては、さらに、原点出しを行う際に、前記中
空モータを低速で駆動する前記原点出し手段を有する。
この場合、中空モータが低速で駆動されるので、前記進
退部材が原点出し部材によって停止させられたときの衝
撃力は小さい。したがって、該原点出し部材が衝撃によ
って破損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出成形機の駆動
部の要部断面図である。
【図2】従来の射出装置の要部を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるの射出装置の要部
概念図である。
【図4】本発明の実施の形態における射出成形機の駆動
部の断面図である。
【符号の説明】
11 駆動部ケース 22 スクリュー 45 射出用モータ 65 ボールねじ軸 69 ボールナット 76 第2スプラインナット 92 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)進退自在に配設された移動部材
    と、(b)該移動部材を前進させるために駆動される中
    空モータと、(c)該中空モータを駆動することによっ
    て回転させられる回転部材と、(d)前記中空モータを
    支持する駆動部ケースと、(e)該駆動部ケース側に配
    設された原点出し部材と、(f)前記移動部材と同一軸
    上に配設され、かつ、前記回転部材と共に運動方向変換
    手段を構成し、回転部材の回転に伴って進退させられる
    とともに、前記移動部材の原点位置において、前記原点
    出し部材によって停止させられる進退部材とを有するこ
    とを特徴とする射出成形機のストローク設定装置。
  2. 【請求項2】 原点出しを行う際に、前記中空モータを
    低速で駆動する原点出し手段を有することを特徴とする
    射出成形機のストローク設定装置。
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