JP2007216211A - 濾布掃除具が装着された濾板及び前記濾板が設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレス - Google Patents

濾布掃除具が装着された濾板及び前記濾板が設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレス Download PDF

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Abstract

【課題】
濾布の間に挟まっている粘着性濾過ケーキ(スラッジ)を一遍に排出することと同時に各濾布から濾過ケーキの残物をきれいに薄利させて全部排出することができるようにして、付随的には次の工程での濾布の目詰まり現象をとり除く新しい形態の濾布掃除具が装着された濾板及び前記濾板が設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスを提供する。

【解決手段】
フィルタープレス上に設置された多数の濾板が同時に解鎖されるように濾板たちを鎖またはロープで連結することで、濾布の間に挟まった多量の濾過ケーキを濾板解鎖時一遍に排出することができて、濾板解鎖時除去されないまま濾布にくっついている残物は濾布掃除具から噴射される圧縮空気できれいにとり除いてその次の工程での濾布の目詰まりを予防する。

【選択図】図10

Description

本発明は濾布掃除具が装着された濾板及び前記濾板が多数枚設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスに関し、特に、圧搾濾過脱水機であるフィルタープレスの濾板解鎖時、濾布で囲まれた濾過ケーキの薄利/排出が同時多発的に一遍に成り立って、その次の工程での濾布の目詰まり現象が除去されることができる濾布掃除技術と濾過ケーキの一括排出技術に関するものである。
食品/化工/土木/建設/環境などたくさんの産業分野で活用されているフィルタープレスは装置の内部へ供給された懸濁液が濾布の固液分離作用によって水気と固形物形態のスラッジで圧搾・除去される装置として、一般的にフィルタープレスの圧搾/濾過/脱水過程で生成された濾過ケーキはある程度粘性があって濾板を解鎖しても濾布の間に挟まっている濾過ケーキの全部が重力による自由落下方式で完全に除去されない問題がある。
このために、従来には濾布で完全に除去されることができなかった残物を残さないでとり除くために手作業または自動化器機で濾布を掻いてくれたりするがあまりよく除去されなかったし、むしろスクレーパーで残物を掻き出す時作用する圧力によって濾布の目を詰めてしまって次の工程の濾過がとても難しくなる短所があった。

このような問題点を解決するために、高圧の圧力水で濾布を洗滌するとか振動技術を適用したりするが微生物消化スラッジの場合には粘性が3,000cpの水準であるからあまり満足するに値する効果を得ることができない実情である.
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために研究・開発したこととして、主な目的は濾布の間に挟まっている粘着性濾過ケーキ(スラッジ)を一遍に排出することと同時に各濾布から濾過ケーキの残物をきれいに薄利させて全部排出することができるようにして、付随的には次の工程での濾布の目詰まり現象をとり除く新しい形態の濾布掃除具が装着された濾板及び前記濾板が設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスを提供することである。

また、本発明はスラッジがくっついている濾布に高圧の圧縮空気を噴射して上記濾布に瞬間的な衝撃と共に強力な交軸振動を与えて、上記圧縮空気が濾布の後面から全面の方に移動されるようにして濾布の目詰まりといっしょに従来の高圧の圧力水の使用による濾布の損傷と偏りなどの問題が解消されることができるようにしたことに他の目的がある。
前記技術的課題と目的を達成するために、本発明は濾板の解鎖時, 多数の濾板によって形成された濾過室の内部の脱水ケーキが重力によってなだらかに落下することができるように-(特に高粘性スラッジの場合、脱水ケーキが一切薄利されないとか部分薄利される水準なので)- 例えば、10kg/cm2くらいの圧縮空気を濾板の上下左右から濾布の隙間へ向けて噴射して濾布全体に瞬間的な衝撃と共に強力な交軸振動を与えることで濾過ケーキをきれいに薄利させて、2次的には濾布の目詰まり現象が解消可能な新しい形態の濾板に関するものである。

また、本発明は前記構成の濾板がフィルタープレス上に多数枚設置されているのに、一度に多くの枚が同時に解鎖されることができる濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスに関するものである。
本発明者はこのような目的を達成するために、1) 濾板の解消に上部フック(Upper Hook)が使われようが側面フック(Side Hook)が使われようが構わずにフィルタープレス上に配置される濾板たちをグループ化して、その中一番目の濾板だけ引き出せば同じグループ内の他の濾板たちが同時に解消されることができる移動技術を開発した。

また、本発明者は 2) 濾布の上・下端または左・右側部が常時的に開けた状態にあるようにするとか 3) 濾板の解鎖時濾布の上端が自動で開けるように構成することで、圧縮空気注入のために濾布の一端を開けるのに動力が全然使われないのみならず、ほこり/水気がひどく立ち込める劣悪な運転環境でも構成要素の各部が半永久的に使用可能な濾布掃除具を開発した。
これに対する具体的な事例として、本願の特許請求範囲第1項には、濾板本体が濾布で囲まれている通常のフィルタープレス用濾板において、前記濾布の上部がいつも開けているようにする開放手段及び前記濾布の上部を通じて該濾布と濾板本体との間へ圧縮空気を噴射する圧縮空気注入手段を含む濾布掃除具が設置されていて、濾板の解鎖時、該圧縮空気注入手段から噴射された圧縮空気が濾布の前面または後面と濾板本体との間へ注入されることによって濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されるようにした濾板が開始されている。

また、望ましくは本願の特許請求範囲第2項に記載したところのように、前記開放手段が濾布の上部末端に形成されたアイボルトと、前記アイボルトに挟まれる連結棒及び該連結棒が一端に固定されて他端が濾板本体に固定される支持片とを含んで構成されて;前記圧縮空気注入手段が外部で供給された圧縮空気が空気噴射ノズルまたは穴を通じて濾布の上部へ噴射される噴射管と、該噴射管が濾板本体の横長方向で置かれるように該濾板本体の横長方向の両側に固定されるブラケットとを含んで構成されることができる。
また、前述した支持片とブラケットは一体型でも提供可能であるがそのほかの形態、例えばそれぞれ別に製作されて濾板本体に設置する時にだけ一体のように結合される形態であることもできる。(請求項 3)
本発明の他の適用事例として, 例えば特許請求範囲第4項には, 濾板本体が濾布で囲まれている通常のフィルタープレス用濾板において濾板の解鎖時だけ濾布の上部を開けてくれる接触分離手段及び濾布の上部へ圧縮空気を噴射する圧縮空気注入手段とを含む濾布掃除具が濾板に設置されていて、濾板の解鎖時、前記接触分離手段によって該濾布の上部が空いた後圧縮空気注入手段から圧縮空気が噴射されれば、濾布と濾板本体との間へ圧縮空気が注入されて、濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されるようにした濾板が開始されている。
この時、望ましくは上記前記接触分離手段として例えば特許請求範囲第5項に記載したところのように、表面中央またはある一側に懸濁液供給穴があいた濾板本体の横長方向の両側にそれぞれ濾過版本体の横長方向両側にそれぞれ固定される(ストッパを持った)連結片と、濾布の上部末端に形成されるアイボルトと、該アイボルトに挟まれる連結棒及び該 連結片と連結棒にそれぞれ一端部が固定されて、連結片との固定にはスリップスクリューが使われて、濾板の解鎖時濾布の上部が自動で開けるようにした偏心された形の自動開閉ヒンジとを含んで構成されたのが使われることができる。
また、前記圧縮空気注入手段としては先に説明されたことと同じように、外部で供給された圧縮空気が空気噴射ノズルまたは穴を通じて濾布の上部へ噴射される噴射管と、該噴射管が濾板本体の横長方向で置かれるように該濾板本体の横長方向の両側に固定されるブラケットとを含んで構成されたのが使われることができる。
また、本発明のほかの適用事例として、フィルタープレス上に設置された多数枚の濾板が同時に解鎖されることができるように濾板本体の左・右両側にそれぞれ引き手段を連結するための牽引掛けがねが設置されてあり得る。(請求項 6)
この場合、引き手段としては両端にフックが装着された短い長さの鎖やロープまたは長い鎖やロープに一程間隔でフックを固定したのが使用可能である。(請求項 9)

また、本発明による濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスは、濾板の解鎖時圧縮空気注入手段を通じて濾布の上部へ圧縮空気を噴射する濾布掃除具が濾板本体に装着されて、該濾板本体の左・右側にそれぞれ牽引掛けがねが設置された濾板と;前記濾板が多数枚設置される通常の構造のフィルタープレスと;多数の濾板が一遍に解鎖されることができるように前記フィルタープレス上に接して配置される各濾板の左・右側の牽引掛けがねに固定された引き手段と;前記濾布掃除具に供給する圧縮空気が生産される空気圧縮手段と;該空気圧縮手段で生産された圧縮空気がフィルタープレス上に配置された各濾板の濾布掃除具まで誘導される圧縮空気分給手段と;を含んで構成されることができる。(請求項 7)
ここで、前記圧縮空気分給手段としては多数の空気捌け口が形成されたマニホールドと、該マニホールドの空気捌け口それぞれに一端が繋がれて、前記濾布掃除具の圧縮空気注入手段に他端が繋がれた誘導管と、前記空気圧縮手段から前記マニホールドまで圧縮空気が移送される輸送管とを含んで構成されたのが使われることができる。(請求項 8)

本発明のまた他の適用事例によれば、フィルタープレス用濾板本体の左・右側にそれぞれ引き手段を固定するためのホールを持った支持段差が突き出されて、前記濾板本体と濾布の前面または後面との間へ圧縮空気を噴射しながらその外方へ取り囲まれた濾布の一端が常時的に開けているようにする噴射管が濾板本体の上面に濾布掃除具として設置されることができる。このような構成によれば、濾板の解鎖時、前記噴射管から噴射された圧縮空気が濾布の一側に形成された隙間を通じて濾布の前面または後面と濾板本体との間へ注入されることで濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されることができる。(請求項 10)
この時、望ましくは濾板本体の下面にも噴射管を含む濾布掃除具を追加設置して濾板の上下へ圧縮空気が注入されるようにすることである。(請求項 11)
また、本発明のほかの適用例によれば、支持段差が突き出された濾板本体の左・右側面中で少なくとも何れか1側面に噴射管を含む濾布掃除具が設置されていて、濾板の解鎖時、前記噴射管から噴射された圧縮空気が濾布の左・右側の隙間を通じて濾布と濾板本体との間へ注入されるようにすることができる。(請求項 12)
また、本発明の他の例による濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスは特許請求範囲第13項に記載したところのように、濾板本体の上・下・左・右の側面中で少なくとも何れか1側面に噴射管を含む濾布掃除具が装着されて、前記濾板本体の左・右側面にはそれぞれ引き手段を固定するためのホールを持った支持段差が突き出された濾板と;濾板が多数枚設置される通常の構造のフィルタープレスと;多数の濾板が一遍に解鎖されることができるようにフィルタープレス上に接して配置される各濾板の左・右側の支持段差のホールに固定された引き手段と;前記濾布掃除具の噴射管のそれぞれに繋がれた誘導管と;該誘導管が繋がれた空気供給管と;を含んで構成されることができる。(請求項 13)ここで、空気供給管の一側にはエアコンプレッサーのような空気圧縮手段が繋がれる。
以下に、図面を参照して本発明の望ましい実試例による濾布掃除具が装着された濾板及び前記濾板が多数枚設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスの構成及び作用を詳細に説明する。

添付された図1は本発明の一実試例による濾板が設置されたフィルタープレスシステムの概略的な構成を現わした例示図であり、図2は本発明の一実施形態にかかる自動開閉型濾板の例示図であって、図3は図2の自動開閉型濾板の開閉関連部品図であり、図4及び図5はそれぞれ本発明の他の実施形態にかかる濾板を現わした例示図である。
図面に現わしたところのように, 本発明の一実試例による濾板の上部には (a) 濾布の上部を開けてくれる開放手段または接触分離手段と (b) 圧縮空気注入手段とを含む濾布掃除具が設置されている。
また、フィルタープレス(9)の側方にはフレーム(22)が立てられているのに該フレームには上記フィルタープレス上に設置された多数の濾板にそれぞれ圧縮空気を分け与える圧縮空気分給手段(1)が設置されている。
また、圧縮空気分給手段(1)は前記フレーム(22)上に設置された多数の空気捌け口(7)を持ったマニホールド(4)と、上記空気捌け口と濾板上に設置された圧縮空気注入手段の噴射管(34)を1:1で連結する誘導管(3)と、濾板解鎖時、該誘導管へ圧縮空気が供給されるようにするソレノイドバルブ(6)及びマニホールドとエアコンプレッサーなどの空気圧縮手段(8)との間を連結する輸送管(2)で構成されている。
ここで本実試例の濾布掃除具を構成する噴射管は誘導管を通じて供給された圧縮空気が濾布(12)の上部の空いた隙間を通じて濾布の後面から全面またはのその反対の方に作用するように上記濾布が取り囲んでいる濾板本体(11)の上端に横長方向で設置されているし、濾板本体と見合わせている下方に多数の圧縮空気噴射用空気噴射ノズル(5)または穴が設置されている。該空気噴射ノズルや穴の設置個数は実際適用の時任意に決めることができる。
フィルタープレス上に設置された多数の濾板を一度に解鎖される移動手段としては、濾板の両側面をひいて移動させるサイドフック(side hook)や上面をひいて移動させるオーバーヘッドフック(overhead hook)が皆使われることができるのに、このようなものなどについてはすでに本発明者が実用新案登録を受けた状態で実際生産製品にも装着されている。(大韓民国登録実用新案第34068号外多数, 権利者: 金基台)
また、本実試例ではフィルタープレス上に設置される多数の濾板が牽引掛けがね(26)と両端にフック(28)が設置された引き手段(24)によって一本のように動くことができるように互いに縛られているのに、このようなグループ化によれば一番目の濾板だけ引き出せば同じグループに属している他の濾板たちが同時に解消される。

一方、本実試例の濾板は開放手段または接触分離手段によって濾布の上部が開けているから、このような状態でソレノイドバルブ(6)が開かれるようになれば通常の構造の濾板本体に装着された濾布掃除具から高圧の圧縮空気が噴射されて濾板本体(11)と濾布(12)との間に注入される。
したがって、前記構成の濾板の設置されたフィルタープレスは粘性が高い微生物処理スラッジまたは生産工程の重合反応工程の結果物の固液分離及び脱水に最適で適用可能である。
添付された図1は本発明の一実試例による自動開閉型濾板の例示図で、図面で見るようにゴムまたはポリプロピレン(P.P: Poly Propylene)で成形した通常の構造の濾板本体(11)が濾布(12)で包まれているし、濾布の上部には連結棒(18)を入れることができるようにアイボルト(10)が備えられていて、濾布の表面の中央あるいは何れか一側に穴があいていて懸濁液の供給が可能になっている。ここで前記アイボルトは図面に現わしたように濾布の上端を丸く巻いて仕立てした形態であることもできるが、その外の他の構成、例えば濾布の上端の両末端だけ所定の長さで丸く巻いて仕立てした形態もしくは金属製リングを濾布の上端に決着しておいた形態でも関係ない。
また、前記濾板本体(11)の左・右側にはそれぞれ偏心された形によって外方向へひらかれる#1自動開閉ヒンジ(14)と#2自動開閉ヒンジ(16)が濾板固定ホール(15)を通じて図3のような連結片(19)に組み立てされているし、特に外方向へ易しくひらかれるように一定部分にねじ加工が成り立たなかったスリップスクリュー(17)によって回動が自由になるように組み立てされているし、連結片(19)の上端に突き出されたストッパによって自動開閉ヒンジの作動範囲が制限されている。
また、濾布(12)両側末端には多数の側面束ね紐(20)が仕立てされているし、濾布の上端に形成されたアイボルト(10)には濾布の上部を開閉するための連結棒(18)が挟まれていて、自動開閉ヒンジ(14, 16)の一側に穿孔された連結棒固定ホール(13)を通じて連結棒(18)と自動開閉ヒンジが互いに固定されている。
ここで、前記濾布としては上端の両末端にアイボルトが形成されたことなら従来の物でもほとんどそのまま利用することができるから、場合に従っては側面束ね紐がなくても良くて使用個数においても何らの制限がない。
また、濾板本体(11)の上端両側に設置されたブラケット(30)の間には噴射管(34)が固定されていて、該噴射管には一段がマニホールド(4)に接続されたフレキシブルした誘導管(3)の他段が接続されている。
そして該マニホールドには図1のように空気圧縮手段(8)で生産された高圧の圧縮空気を供給する輸送管が繋がれている。
このような構成によれば、前記空気圧縮手段(8)で生産された圧縮空気が輸送管(2)を通じてマニホールド(4)にいつも供給された状態にあるようになって、ソレノイドバルブ(6)の開閉可否によって前記マニホールド(4)から誘導管(3)を通じて本実試例の濾板の上端に設置された噴射管(34)の方へ圧縮空気が供給されて濾布の上部に向けて噴射されるようになる。圧縮空気は濾板が解鎖された直後に噴射されるように設定されているのに、本実試例の場合にはフィルタープレス上に設置された濾板たちが一度に解鎖されるから、いっぺんに多い濾過ケーキが重力作用によって濾布から離れるようになってまだ離れることができなかった残物はすぐついで供給される圧縮空気による強力な交軸振動と瞬間的な衝撃によって該濾布からきれいに除去される。
図4及び図5は本発明の他の実施形態にかかる濾板をそれぞれ現わしたことで、濾板本体(11)の上端の両側に設置された支持片(32)によって濾布の上端がいつも開かれた状態にあるようになることを表したものである。また、図5の場合には噴射管(34)を固定するためのブラケット(30)が支持片(32)の間に一体に形成されている。
このように構成される濾板も作用側面では前述した自動開閉型濾板と違う点がなくて、したがって本実試例の濾板が採用されたフィルタープレスの作動でも他の点がないのでここに関する具体的な説明は略する。
添付された図6と図7はそれぞれ本発明のまた他の実施形態にかかる濾板が装着されたフィルタープレスと該フィルタープレスで成り立つ圧縮空気噴射によるスラッジ残物の除去原理を説明するために現われたものである。
図面で見るように、濾板本体(11)の左・右側面にはフィルタープレスの濾板支持台(63)に載せられる支持段差(61)が突き出されていて、該支持段差には引き手段(24)がパスしながら固定されるホール(62)が形成されている。
また、濾板本体(11)と濾布(12)の前面または後面との間へ圧縮空気を噴射しながら外方へ濾布が取り囲まれて濾布の一端が常時的に開けているようにする噴射管(34)が濾板本体の上面に固定されているのに、該噴射管の一端には一側が空気供給管(64)に繋がれた誘導管(3)が接続されている。
したがって、噴射管の下部側に設けられた空気噴射ノズル(5)を通じて圧縮空気を噴射すれば、圧縮空気が濾板上端の方に形成された濾布の隙間を通じて濾布の前面または後面と濾板本体との間へ注入されて、該過程で注入された圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって濾布に附着したスラッジの残余物が分離・除去される。
図8ないし図10は本発明のまた他の実施形態にかかる濾板が装着されたフィルタープレスと該フィルタープレスで成り立つ圧縮空気噴射によるスラッジ残物の除去原理を説明するための図面として、濾板の下部に追加で濾布掃除区が装着された点を除けば図6で説明されたこととその構成が等しい。ここに作用に対する具体的な説明は略する。

一方、フレーム(22)を含めた各部構成要素は形態や高さ、厚さなどの諸元(spec.)がフィルタープレスの規格によって適切に調節されることができる。
以上で説明したところのように、本発明による濾布掃除具が装着された濾板及び該濾板が設置された濾過ケーキ一括排出型フィルタープレスによれば、各種スラッジの直接的な埋め立て禁止とともに海洋投棄が禁止される時点で、スラッジ脱水機の中で含水率を最小化することができるフィルタープレスで微生物処理スラッジの脱水の時に発生する濾過ケーキの薄利の不良及び濾布の目わだかまり現象を同時に解決することができる。
また、本発明は食品及び化工産業などの生産工程で必須な固液分離及び脱水で粘着性が高い場合にも別途の圧力水(洗浄水)を使わなくても良いから、2次的な処理の負荷を減らすことができるし、衛生を進めることができる。
本発明の一実施形態にかかる濾板が装着されたフィルタープレスの例示図である。 本発明の一実施形態にかかる自動開閉型濾板の例示図である。 図2の自動開閉型濾板の開閉関連部品の構成図である。 本発明の他の実施形態にかかる濾板の例示図である。 本発明のまた他の実施形態にかかる濾板の例示図である。 本発明のまた他の実施形態にかかる濾板が装着されたフィルタープレスの部品例示図である。 図6のフィルタープレスで成り立つ圧縮空気噴射によるスラッジ残物の除去原理を説明するための作動状態図。 本発明のまた他の実施形態にかかる濾板が装着されたフィルタープレスの部品例示図である。 図8のフィルタープレスで成り立つ圧縮空気噴射によるスラッジ残物の除去原理を説明するための作動状態図。 図6の濾板が装着されたフィルタープレスの概略的な全体構成図。
符号の説明
1: 圧縮空気分給手段
2: 輸送管
3: 誘導管
4: マニホールド
5: 空気噴射ノズル
6: ソレノイドバルブ
7: 空気捌け口
8: 空気圧縮手段
9: フィルタープレス
10: アイボルト
11: 濾板本体
12: 濾布
13: 連結棒固定ホール
14: #1自動開閉ヒンジ
15: 濾板固定ホール
16: #2自動開閉ヒンジ
17: スリップスクリュー
18: 連結棒
19: 連結片
20: 側面束ね紐
22: フレーム
24: 引き手段
26: 牽引掛けがね
28: フック
30: ブラケット
32: 支持片
34: 噴射管
61: 支持段差
62: ホール
63: 濾板支持台
64: 空気供給管

Claims (13)

  1. 濾板本体が濾布で囲まれている通常のフィルタープレス用濾板において、
    前記濾板には、前記濾布の上部が常時的に開けているようにする開放手段と、前記濾布の上部を通じて該濾布の前面または後面と濾板本体との間へ圧縮空気を噴射する圧縮空気注入手段と、を含む濾布掃除具が設置されていて、
    前記濾板の解鎖時、前記圧縮空気注入手段から噴射された圧縮空気が常時的に開けている濾布の上部を通じて該濾布の前面または後面と濾板本体との間へ注入されることによって前記濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されるようにしたことを特徴とする濾布掃除具が装着された濾板。
  2. 前記濾布の上部を常時的に開けてくれる開放手段が、
    前記濾布の上部末端に形成されたアイボルトと、
    前記アイボルトに挟まれる連結棒と、
    一端に前記連結棒が固定されて, 他端が濾板本体に固定される支持片と、
    を含み、
    前記圧縮空気注入手段が、
    外部で供給された圧縮空気が空気噴射ノズルまたは穴を通じて濾布の上部へ噴射される噴射管と、
    該噴射管が濾板本体の横長方向で置かれて支持されるように該濾板本体の横長方向の両側に固定されるブラケットと、
    を含む、請求項1記載の濾布掃除具が装着された濾板。
  3. 前記支持片とブラケットが一体に形成されるとか一体に結合されていることを特徴にする請求項2記載の濾布掃除具が装着された濾板。
  4. 濾板本体が濾布で囲まれている通常のフィルタープレス用濾板において、
    前記濾板には、濾板の解鎖時だけ前記濾布の上部を開けてくれる接触分離手段と、前記濾布の上部へ圧縮空気を噴射する圧縮空気注入手段と、を含む濾布掃除具が設置されていて、
    前記濾板の解鎖時、前記接触分離手段によって該濾布の上部が空いた後圧縮空気注入手段から圧縮空気が噴射されれば、前記濾布の上部を通じて該濾布の前面または後面と濾板本体との間へ圧縮空気が注入されて、前記濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されるようにしたことを特徴とする濾布掃除具が装着された濾板。
  5. 前記接触分離手段が、
    前記濾板本体の横長方向の両側に固定される連結片と、
    前記濾布の上部末端に形成されたアイボルトと、
    前記アイボルトに挟まれる連結棒と、
    前記連結片と連結棒にそれぞれ一端部が固定されて、連結片との固定にはスリップスクリューが使われて、濾板の解鎖時前記濾布の上部(濾布開閉口)が偏心自重によって自動で開けるようにした偏心された形の自動開閉ヒンジと、
    を含み、
    前記圧縮空気注入手段が、
    外部で供給された圧縮空気が空気噴射ノズルまたは穴を通じて濾布の上部へ噴射される噴射管と、
    該噴射管が濾板本体の横長方向で置かれて支持されるように該濾板本体の横長方向の両側に固定されるブラケットと、
    を含む、請求項4記載の濾布掃除具が装着された濾板。
  6. 前記濾板本体の左・右側に引き手段を連結するための牽引掛けがねが設置されていて、
    濾板の解鎖時、前記引き手段の牽引作用によって多数の濾板が一遍に解鎖されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の濾布掃除具が装着された濾板。
  7. 濾板の解鎖時、圧縮空気注入手段を通じて濾布の上部へ圧縮空気を噴射する濾布掃除具が濾板本体の上端に装着されて、該濾板本体の左・右側には牽引掛けがねが設置された濾板と、
    前記濾板が多数枚設置される通常の構造のフィルタープレスと、
    多数の濾板が一遍に解鎖されることができるように前記フィルタープレス上に接して配置される各濾板の左・右側の牽引掛けがねに固定された引き手段と、
    前記濾布掃除具に供給する圧縮空気が生産される空気圧縮手段と、
    前記空気圧縮手段で生産された圧縮空気がフィルタープレス上に配置された各濾板の濾布掃除具まで誘導される圧縮空気分給手段と、
    を含むことを特徴とする濾過ケーキ一括排出型フィルタープレス。
  8. 前記圧縮空気分給手段が、
    多数の空気捌け口が形成されたマニホールドと、
    該マニホールドの空気捌け口それぞれに一端が繋がれて、前記濾布掃除具の圧縮空気注入手段に他端が繋がれた誘導管と、
    前記空気圧縮手段から前記マニホールドまで圧縮空気が移送される輸送管と、
    を含む、請求項7記載の濾過ケーキ一括排出型フィルタープレス。
  9. 前記引き手段が、
    前記牽引掛けがねに自由に脱・附着するフックが一程間隔で設置されるとか両端にだけ設置された鎖またはロープであることを特徴にする請求項7または請求項8記載の濾過ケーキ一括排出型フィルタープレス。
  10. 濾板本体が濾布で囲まれている通常のフィルタープレス用濾板において、
    前記濾板本体には、引き手段を固定するためのホールを持った支持段差が左・右側面に突き出されて、前記濾板本体と濾布の前面または後面との間へ圧縮空気を噴射して、外方へ取り囲まれた濾布の一端が常時的に開けているようにする噴射管を含む濾布掃除具が上面に設置されていて、
    濾板の解鎖時、前記噴射管から噴射された圧縮空気が前記濾布の隙間を通じて濾布の前面または後面と濾板本体との間へ注入されることによって前記濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されるようにしたことを特徴とする濾布掃除具が装着された濾板。
  11. 前記濾板本体の下面にも前記噴射管を含む濾布掃除具が設置されたことを特徴とする請求項7記載の濾布掃除具が装着された濾板。
  12. 濾板本体が濾布で囲まれている通常のフィルタープレス用濾板において、
    前記濾板本体の左・右側面に、それぞれ引き手段を固定するためのホールを持った支持段差が突き出されて、前記左・右側面の少なくとも何れか1側面に前記濾板本体と濾布の前面または後面との間へ圧縮空気を噴射する噴射管を含む濾布掃除具が設置されていて、
    濾板の解鎖時、前記噴射管から噴射された圧縮空気が前記濾布の左・右側の隙間を通じて濾布の前面または後面と濾板本体との間へ注入されることによって前記濾布に附着したスラッジの残余物が圧縮空気の交軸振動と瞬間的な衝撃によって分離・除去されるようにしたことを特徴とする濾布掃除具が装着された濾板。
  13. 濾板本体の上・下・左・右の側面中で少なくとも何れか1側面に噴射管を含む濾布掃除具が装着されて、前記濾板本体の左・右側面にはそれぞれ引き手段を固定するためのホールを持った支持段差が突き出された濾板と、
    前記濾板が多数枚設置される通常の構造のフィルタープレスと、
    多数の濾板が一遍に解鎖されることができるように前記フィルタープレス上に接して配置される各濾板の左・右側の支持段差のホールに固定された引き手段と、
    前記濾布掃除具の噴射管のそれぞれに繋がれた誘導管と、
    該誘導管が繋がれた空気供給管と、
    を含むことを特徴とする濾過ケーキ一括排出型フィルタープレス。
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