JP2007215937A - 着座型運動装置 - Google Patents

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悟 白石
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Abstract

【課題】着座型運動装置において、効果的なバランス訓練ができるようにする。
【解決手段】設置台2と、設置台2上に配備される揺動装置17と、揺動装置17の上に備えられる座部3とを有する着座型運動装置1において、揺動装置17と座部3との間に、座部3の前後方向における傾斜角度を正の角度、負の角度のいずれかに可変とする角度変更機構55を備え、この角度変更機構55には、座部3の下部に左右方向を向くように配備され且つ座部3を揺動装置17に対して回動自在に枢支する第1枢支軸56と、第1枢支軸56回りに座部3を回動させ座部3の前部を上下方向に昇降させる昇降部57とを備えるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、着座型運動装置に関する。
従来、着座型運動装置としては、使用者が座部に座った状態で座部を様々な方向に揺動させて使用者のバランス訓練を行うものが知られている(特許文献1)。
この着座型運動装置は、揺動装置により座部を支持しており、該揺動装置により座部を前後方向に往復移動させるようにしている。加えて、前記揺動装置は、軸心を前後方向へ向けた前後軸を有し、この前後軸を支点としてその上側で、座部を左右方向に揺動自在としている。
また、特許文献2のバランス訓練装置は、特許文献1と同様な揺動装置を有していると共に、座部を上下に昇降させる昇降装置を有するものとなっている。この昇降装置により、座部を上下に昇降させることで、座部の高さを使用者の状態や体格に合わせて調節可能としている。
特開2001−286578号公報 特開2004−344683号公報(図4)
特許文献1のバランス訓練装置において、使用者の背部や腹部に対するより効果的なストレッチ運度やシェイプアップ運動を行おうとした場合、揺動装置の振幅を大きくしたり往復移動速度を増すということが考えられる。しかしながら、揺動の振幅や往復移動速度を大きくしすぎると、使用者の体に負担をかけることになったり使用者が酔った状態となり不快感を感じることになる。
一方、特許文献2に開示されたバランス訓練装置を用いた場合、座部が上下に昇降可能であるため、使用者は体格にあった姿勢で無理のない運動を実施することが可能である。しかしながら、バランス運動を発生する揺動装置は、特許文献1に開示されたものと略同様であるため、ストレッチ運度やシェイプアップ運動という観点からは、従来と比して効果的なものとはなっていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、効果的なバランス訓練ができるようにした着座型運動装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
すなわち、本発明に係る着座型運動装置は、床面上に設置される設置台と、該設置台上に設けられる揺動装置と、該揺動装置の上に前後方向に略水平に備えられる座部と、を有するものであって、
前記揺動装置と座部との間には、当該座部の前後方向における傾斜角度を正の角度、負の角度のいずれかに可変とする角度変更機構が備えられており、
前記角度変更機構は、座部の下部に左右方向を向くように配備され且つ当該座部を揺動装置に対して回動自在に枢支する第1枢支軸と、該第1枢支軸回りに座部を回動させ当該座部の前部を上下方向に昇降させる昇降部と、を有していることを特徴とする。
かかる角度変更機構により、座部の前後方向における傾斜角度を正の角度(座部の前部が後部より上がった状態)としたり、逆に、座部の前後方向における傾斜角度を負の角度(座部の前部が後部より下がった状態)としたり、座部の前後方向における傾斜角度を略ゼロ(座部の前部と後部とが略同じ高さとなる状態)としたりできる。
前後方向における傾斜角度が正の角度となった座部に、使用者が前方を向くように跨り、揺動装置が発生する揺動運動を受けた場合、使用者のヒップを引き締めることができる。
一方、前後方向における傾き角度が負の角度となった座部に、使用者が前方を向くように跨り、揺動装置が発生する揺動運度を受けた場合、使用者のウエストのストレッチ運動やシェイプアップ運動を促進することができる。加えて脚部の筋肉も鍛えることができる。
以上述べた角度変更機構は、座部の下部に左右方向を向くように配備され且つ当該座部と揺動装置と回動自在に枢支する第1枢支軸と、該第1枢支軸回りに座部を上下方向に昇降させる昇降部とから構成されているため、部品点数が少なく複雑化することがなく、装置のコストアップや大型化を防ぐことができる。
好ましくは、前記昇降部は、ラチェット機構と支持棒体と摺動部材とを有し、
前記支持棒体の軸心は前後方向を向くように配備され、当該支持棒体の基端部が前記ラチェット機構に連結されることで支持棒体の先端部は上下方向に有段的に昇降可能であって、
前記摺動部材の一端部は前記支持棒体に摺動自在に嵌り込み、摺動部材の他端部は左右方向を向く第2枢支軸回りに回動自在な状態で座部の下部に連結されているとよい。
この構成により、座部は当該座部の後部側を支点として有段的に傾斜角度を変更することができるようになる。
さらに好ましくは、前記第1枢支軸は座部の下部且つ後部側に配備され、前記第2枢支軸は座部の下部且つ前部側に配置され、前記ラチェット機構は第1枢支軸と第2枢支軸との間で揺動装置の上部に設けられ、前記支持棒体はラチェット機構から前方側へ延設されている構成とするとよい。
例えば、第1枢支軸が、座部の下部であって略中央部に配備されていた場合、使用者がバランス運動の途中に座部の後部側に移動した際に当該後部に使用者の体重が集中し、座部が第1枢支軸周りに不用意に回動し、座部の傾斜角度が予期せず変わってしまう不都合が生じる。しかしながら、本構成を採用しているために、使用者の移動に伴って座部の後部側に使用者の体重が移動してきたとしても、座部が第1枢支軸周りに不用意に回動することを確実に防止できる。
また、前記ラチェット機構及び支持棒体は、左右一対に設けられている構成とすることは非常に好ましい。
こうすることで、角度変更機構の構成を頑丈なものとすることができ、使用者の体重が重い場合であっても、設定された座部の傾斜角度を確実に維持することができる。
また、前記昇降部は、座部と揺動装置との間に設けられ且つ座部を揺動装置側へ付勢する弾性部材を有するとよい。
こうすることで、ラチェット機構による位置決めが解除された際には、座部が揺動装置側へ付勢され、座部を容易に基準位置へと移動させることができる。
本発明に係る着座型運動装置では、効果的なバランス訓練ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜図6には、本発明の第1実施形態が示されている。
図1,図2に示すように、この着座型運動装置1は、床面F上に設置される設置台2と、この設置台2の上方に支持される座部3とを有している。使用者Mは座部3上に跨り、操作パネル部15が自分の前に来るように乗馬姿勢で着座する。
以下、図2における左右方向を前後方向とし、図2の上下方向を上下方向とする。図2の紙面貫通方向を左右方向又は幅方向とする。これは、着座型運動装置1に着座した使用者Mから見た前後方向、左右方向、上下方向と一致する。
設置台2は、床面F上に配置されたベース4を有し、このベース4上に前支持脚5と後支持脚6とが前後方向に所定間隔をおいて立設され、これら前支持脚5と後支持脚6とのそれぞれの上部が上部連結部7によって連結された構造となっている。ベース4の左右両側には前方及び後方へ脚部8が突設され、これら脚部8の突端部下面に防振部材9が設けられている。
設置台2の前支持脚5には、その後面から左右両側へ向けてステップ10,10が突設されている。この部位に座部3上に着座した使用者Mが足を載置可能となっている。
ステップ10は、前支持脚5の後面に設けられたステップ取付部(図示せず)に対してフック等の固定機構で着脱自在に取り付けられるものとなっているが、このステップ取付部は上下方向に複数設けられており、これによってステップ10はその取付高さを変更自在となっている。
設置台2の上部連結部7には収納凹部16が設けられ、この収納凹部16内に揺動装置17が収納設置されている。
揺動装置17は、座部3に対し前後運動・左右運動・上下運動が合成された運動を発生させて、座部3上に座った使用者Mの着座バランスを適度に崩させる動き(バランス運動)を発生させる。
図2〜図4,図6に示すように、揺動装置17は、収納凹部16上に配置されるベース体20に対し、その上面に駆動機構21と、この駆動機構21によって駆動される前後運動機構22ならびに左右運動機構23が設けられる構成となっている。前後運動機構22は、座部3に対する前後及び上下の動作(前後立体運動)を発生させるものであり、左右運動機構23は、座部3に対する左右及び上下の動作(左右立体運動)を発生させものである。
座部3は平面視で楕円形状に形成され、その上面や外周面は耐摩耗性、耐久性、撥水性等に優れたシート材によって覆われている。殊に上面を覆うシート材はクッション性の豊富なものとされている。
座部3の前部側上面はやや小高く隆起され、この部分の頂上に操作パネル部15が設けられている。この操作パネル部15には、前後立体運動や左右立体運動を駆動させたり停止させたりするスタートスイッチやストップスイッチ、或いはモード切替スイッチや速度調整スイッチ等のスイッチが設けられている。
座部3と収納凹部16との間には、揺動装置17を覆うと共に使用者Mが揺動装置17に触れることを防ぐための覆い体11が設けられている。この覆い体11としては、伸縮自在の布などを採用することができる。
本実施形態の場合、揺動装置17の上部に角度変更機構55が設けられ、角度変更機構55の上部に座部3が設けられている。換言すれば、揺動装置17と座部3との間に、角度変更機構55が設けられるものとなっている。
図2,図3に示すように、角度変更機構55は、座部3の下部に左右方向を向くように配備され且つ座部3を揺動装置17に対して回動自在に枢支する第1枢支軸56と、第1枢支軸56回りに座部3を上下方向に昇降させる昇降部57とを有していて、図5に示す如く、座部3の前後方向における傾斜角度を、正の角度、負の角度、略水平のいずれかに可変とする機能を備えている。
詳しくは、揺動装置17の上面には、後方側へ延設されたベース板体58が取り付けられている。このベース板体58の上面であって後部側には、第1支持柱59が立設されている。座部3の下面には座部ベース板体60が取り付けられており、座部ベース板体60の下面であって後部側には、第1支持部材61が垂下するように設けられている。第1支持柱59の上部側と第1支持部材61の下部側とは、左右方向を向く第1枢支軸56により回動自在に枢支されている。したがって、座部3は当該第1枢支軸56周りに回動自在となっている。第1枢支軸56は、側面視で座部3の後方から座部3全体の長さの1/3〜1/4程度の位置に設けられるものとなっている。
本実施形態の場合、ベース板体58や座部ベース板体60は鋼板で形成され、第1支持柱59や第1支持部材61はプラスチックで形成されている。
一方、昇降部57はラチェット機構62と支持棒体63と摺動部材64とを有している。
ラチェット機構62は、ベース板体58の前後方向略中央、すなわち第1枢支軸56と後述する第2枢支軸65との間に、プラスチック製の載置部材66を介して設置されている。また、ラチェット機構62が、後ろ側に移動することを防ぐべく、プラスチック製の移動規制部材67が載置部材66の後方に接するように取り付けられている。
ラチェット機構62としては、従来公知のものが採用可能であって、本実施形態の場合、略円形の外殻部材68と、その内部で回動軸周りに回動し2段階の位置(有段的な位置)で係止するような爪部(図示せず)が形成されている回動部材69とからなるラチェット機構62が用いられている。このラチェット機構62の回動軸が左右方向を向くように、当該ラチェット機構62は載置部材66の上面に配備される。
支持棒体63は鋼製の棒材からなり、前後方向を向くように配置されている。支持棒体63の基端部はラチェット機構62の回動部材69に連結されている。本実施形態の場合、ラチェット機構62が下段の位置(フリー位置)で止まっているときは、図5(a)に示すように、支持棒体63は前方下方側を向く位置(負の角度であって,ーα)となっている。このとき、例えば、支持棒体63とベース板体58とが接する(後述する摺動部材64とベース板体58とが接してもよい)ようになっていて、支持棒体63がこれ以上下方側に傾かないものとなっている。
ラチェット機構62が中段の係止位置で止まっているときは、図5(b)に示すように、支持棒体63は略水平方向を向く(略ゼロの角度)ものとなっている。ラチェット機構62が上段の係止位置で止まっているときは、図5(c)に示すように、支持棒体63は前方上方を向く(正の角度であって,+α)ものとなっている。
支持棒体63の先端部は、摺動部材64の下部(一端部)に設けられた前後方向を向く孔64aに嵌り込み、摺動自在となっている。さらに支持棒体63の最先端位置には、摺動部材64から支持棒体63が抜けることを防ぐ抜け止め体70(円板体)が取り付けられている。
座部ベース板体60の下面であって前部側には、第2支持部材72が垂下するように設けられている。この第2支持部材72の下部と摺動部材64の上部(他端部)とは、左右方向を向く第2枢支軸65により回動自在に連結されている。
また、座部ベース板体60の左右方向側縁部と、揺動装置17の側壁との間には、座部3を揺動装置17側へ付勢する(引っ張る)コイルバネなどで構成される弾性部材71が架け渡されている。
本実施形態のラチェット機構62は、上段の係止位置以上に、回動部材69を回した場合、すなわち支持棒体63の先端部をもっとも上方に上げた場合には、ラチェット機構62による係止状態が解除される。この際に、かかる弾性部材71は、座部3を揺動装置17側へ引っ張るようになるため、自動的に座部3が角度変更のフリーの位置(負の角度であって,−α)になる。
以上述べた昇降部57は、図4に示すように、ベース板体58の幅方向両側に一対設けられている。したがって、ベース板体58には、第1支持柱59、ラチェット機構62、支持棒体63、摺動部材64、弾性部材71のそれぞれが左右に一対配備されている。座部ベース板体60に設けられた第1支持部材61は、左右一対の第1支持柱59間に嵌り込んだ上で、第1枢支軸56で枢支され、第2支持部材72は、左右一対の摺動部材64間に嵌り込んだ上で、第2枢支軸65で枢支されている。こうすることで、角度変更機構55の構成を頑丈なものとすることができ、使用者Mの体重が重い場合であっても、設定された座部3の傾斜角度を確実に維持することができる。
次に、前述した構成を具備して成る着座型運動装置1の作動態様を説明する。
図5に示すように、まず、使用者Mは、座部3の前後方向の傾き角度を調整するようにする。すなわち、通常は、座部3の傾斜角度は負の角度(−α)となっており、前方下降状態となっている。この状態の際に、使用者Mが座部3の前部を掴み、上方に引き上げたならば、摺動部材64の孔64aを支持棒体63が摺動しつつ、支持棒体63の先端部が上方に引き上げられ、ラチェット機構62は、下段の位置から中段の係止位置へと移動し、その位置で止まる(図5(a)→図5(b))。すると、座部3の傾斜角度は略ゼロとなり、水平状態となる。
さらに、使用者Mが座部3の前部を掴み、上方に引き上げたならば、摺動部材64の孔64aを支持棒体63が摺動しつつ、支持棒体63の先端部が上方に引き上げられ、ラチェット機構62は、中段の係止位置から上段の係止位置へと移動し、その位置で止まる(図5(b)→図5(c))。すると、座部3の傾斜角度は正の角度(+α)となり前方上昇状態となる。
この時点で、使用者Mが他の座部姿勢にしたいと欲した場合には、さらに座部3の前部を掴み、最上方に引き上げたならば、摺動部材64の孔64aを支持棒体63が摺動しつつ、支持棒体63の先端部が上方に引き上げられ、ラチェット機構62の係止状態が解除される。そこで、弾性部材71の引っ張り力により、座部3の前方は下方へ押し下げられるようになって、前方降下状態となる(図5(c)→図5(a))。この状態から、再度、座部3の前後方向における傾き角度を設定することができる。
以上のようにして座部3の傾き角度を好みのものにした後、使用者Mは、座部3を跨ぐような姿勢で座り、好みに応じてペダル10へ足を置いてから、操作パネル部15を使ってスタートスイッチをONにする。
すると、揺動装置17は、座部3を前後及び上下の動作(前後立体運動)を発生させると共に、左右及び上下の動作(左右立体運動)させ、使用者Mに対して効果的なストレッチ運度やシェイプアップ運度を施すものとなる。
なお、図6(a)の如く、座部3を負の角度(前方下降状態)として使用した際には、使用者Mのウエストの運動を促進することができる。加えて脚部の筋肉も鍛えることができる。
一方、座部3を正の角度(前方上昇状態)で使用した際には、使用者Mのヒップを引き締めることができる。
次に、本発明にかかる着座型運動装置の第2実施形態について説明する。
図7に示すように、第2実施形態が第1実施形態と大きく異なる点は、着座型運動装置1Bの概観である。
本実施形態の着座型運動装置1Bは、床面F上に設置される設置台2と、この設置台2の上方に支持される座部3とを有している。
設置台2は、床面F上に配置されたベース4を有し、このベース4上に1本の支持脚95が前方に傾斜するように立設され、支持脚95の上部には、揺動装置17が収納設置される収納凹部16が設けられた本体部97(第1実施形態の上部連結部7に対応)が設けられている。本体部97の外側は丸みを帯びた曲線形状を有するものとなっている。
ベース4の左右両側には前方及び後方へ丸みを帯びた形状を有する脚部8が突設され、これら脚部8の突端部下面に防振部材9が設けられている。
座部3は平面視楕円形状に形成され、その前部から操作パネル部15が突出するように設けられている。この操作パネル部は把持部を兼ねているものであって、使用者Mは、かかる操作パネル部15を手で持つことにより、安定した姿勢でバランス運動を行うことができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、ラチェット機構62の係止位置は2段(フリー位置、中段の係止位置、上段の係止位置)に限定されるものではない。正の角度ならびに負の角度側にそれぞれ複数段あってもよい。
また、使用者Mは座部3上に跨り、操作パネル部15が自分の前に来るように乗馬姿勢で着座するとしているが、横向きで着座しても何ら問題はない。
また、揺動装置としては、様々なものが採用可能である。本願出願人により、特願2004−378156として既出願である着座型運動装置に採用された揺動装置を用いることは非常に好ましい。
特願2004−378156に開示された揺動装置17は以下の構成を有している。
すなわち、図8に示すように、この揺動装置17は、前後運動機構22と左右運動機構23とを有している。
前後運動機構22は、収納凹部16上に配置されるベース体20上の前後に設けられた前部支持部材42及び後部支持部材43と、これらに支持される前部横軸37及び後部横軸38と、これら横軸37,38に設けられた前部回動部材40及び後部回動部材41と、これら回動部材40,41に嵌り込み且つ箱フレーム54を下方から支持する前部連結部材44、後部連結部材45とを有している。前部支持部材42,42と後部支持部材43,43とは、互いに前後方向に所定間隔をおいて平行状態で保持されている。
なお、軸の位置関係として、前部横軸37の上方側に角度変更機構55の第2枢支軸65が配置され、後部横軸38の上方側に第1枢支軸56が配置されることが好ましいが、逆であっても何ら問題はない。
前部横軸37には、前部横軸37よりも太い棒材でその断面が円形である前部回動部材40が、前部横軸37の軸方向中央部に偏心した状態で一体に取り付けられている。前部横軸37の一端部は、駆動機構21の減速部32と連結されており、駆動機構21の作動時には前部横軸37が回転するのに伴って前部回動部材40が前部横軸37を中心とした偏心回転をする。
後部横軸38には、後部横軸38よりも太い棒材でその断面が円形である後部回動部材41が、後部横軸38の軸方向中央部に偏心した状態で一体的に取り付けられている。
左右一対の前部連結部材44,44の上端側と左右一対の後部連結部材45,45の上端側は、箱フレーム54に連結されている。
以上述べた構成を有しているため、駆動機構21の作動により、前部横軸37が回転し前部回動部材40が偏心回転を始めると、この前部回動部材40の偏心回転に伴って前部連結部材44も前後・上下運動を始める。後部連結部材45は、箱フレーム54により前部連結部材44に対して一体となっているため、前部連結部材44が前方及び後方へ向け移動するときには、これらに追従するように前後動をする。
これらの動きが箱フレーム54の動きとして取り出され、前後運動機構22による前後立体運動となる。
一方、左右運動機構23は、前部回動部材40に嵌合している前部連結部材44が、左右方向にスライド自在となっていて、加えて、後部回動部材41に嵌合している後部連結部材45が、左右方向にスライド自在となっている構成を有している。
この左右運動機構23は、駆動機構21の出力により回転させられる円筒カム78と、この円筒カム78の外周面に形成されたエンドレスのカム溝(図示せず)に嵌り込む摺動子(図示せず)と、この摺動子に連動して左右方向に往復移動するスライダ81とから構成される出力部により、左右方向に往復運動させられる。この動きが座部3に伝えられ、左右運動機構23による左右立体運動となる。
着座型運動装置の外観を示す斜視図である(第1実施形態)。 着座型運動装置の断面正面図である。 図2の拡大図である。 角度変更機構の前方斜視図である。 座部の傾斜状態を示す図である。 着座型運動装置の使用態様を示す図である。 着座型運動装置の外観を示す斜視図である(第2実施形態)。 揺動装置の斜視図である。
符号の説明
1 着座型運動装置
2 設置台
3 座席
4 ベース
5 前支持脚
6 後支持脚
7 上部連結部
8 脚部
15 操作パネル部
16 収納凹部
17 揺動装置
20 ベース体
21 駆動機構
22 前後運動機構
23 左右運動機構
55 角度変更機構
56 第1枢支軸
57 昇降部
58 ベース板体
59 第1支持柱
60 座部ベース板体
61 第1支持部材
62 ラチェット機構
63 支持棒体
64 摺動部材
65 第2枢支軸
66 載置部材
67 移動規制部材
70 抜け止め体
71 弾性部材
72 第2支持部材
F 床面
M 使用者

Claims (5)

  1. 床面上に設置される設置台と、該設置台上に設けられる揺動装置と、該揺動装置の上に前後方向に略水平に備えられる座部と、を有する着座型運動装置において、
    前記揺動装置と座部との間には、当該座部の前後方向における傾斜角度を正の角度、負の角度のいずれかに可変とする角度変更機構が備えられており、
    前記角度変更機構は、座部の下部に左右方向を向くように配備され且つ当該座部を揺動装置に対して回動自在に枢支する第1枢支軸と、該第1枢支軸回りに座部を回動させ当該座部の前部を上下方向に昇降させる昇降部と、を有していることを特徴とする着座型運動装置。
  2. 前記昇降部は、ラチェット機構と支持棒体と摺動部材とを有し、
    前記支持棒体の軸心は前後方向を向くように配備され、当該支持棒体の基端部が前記ラチェット機構に連結されることで支持棒体の先端部は上下方向に有段的に昇降可能であって、
    前記摺動部材の一端部は前記支持棒体に摺動自在に嵌り込み、摺動部材の他端部は左右方向を向く第2枢支軸回りに回動自在な状態で座部の下部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の着座型運動装置。
  3. 前記第1枢支軸は座部の下部且つ後部側に配備され、前記第2枢支軸は座部の下部且つ前部側に配置され、前記ラチェット機構は第1枢支軸と第2枢支軸との間で揺動装置の上部に設けられ、前記支持棒体はラチェット機構から前方側へ延設されていることを特徴とする請求項2に記載の着座型運動装置。
  4. 前記ラチェット機構及び支持棒体は、左右一対に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の着座型運動装置。
  5. 前記昇降部は、座部と揺動装置との間に設けられ且つ座部を揺動装置側へ付勢する弾性部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の着座型運動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009077828A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 揺動型運動装置

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JP2009077828A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 揺動型運動装置

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