JP2007214252A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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亮次 石井
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Abstract

【課題】 高温高湿環境下における動作特性を安定化させ、素子寿命の長い樹脂封止型の半導体レーザ装置を提供する。
【解決手段】 半導体レーザ装置100は、第1および第2のリード104、108、第1のリードのマウント部104aに固定されたVCSEL素子102、VCSEL素子102を樹脂封止する封止体110とを備えている。封止体110は、VCSEL素子102を覆う疎水性高分子樹脂からなるアンダーコート相150とアンダーコート層を覆う透光性エポキシ樹脂152とを含む。アンダーコート層150には、好ましくはフッ素樹脂が用いられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面発光型半導体レーザ素子等を含む半導体レーザ装置に関し、特に、半導体レーザ素子を樹脂封止する半導体レーザ装置に関する。
面発光型半導体レーザ(Vertical-Cavity Surface-Emitting Laser diode 以下VCSELという)は、半導体基板の表面から光が出射されるレーザダイオードであり、端面発光型のレーザダイオードと比べて、駆動電流が低い、ウエハレベルでの特性検査が可能、および2次元アレイ化が容易である、といった特徴を備えている。このため、光情報処理や光通信用の光源、または光を使用してなされるデータ記憶装置の光源として利用されている。
VCSELは、図12(a)に示すようなキャンパッケージに封止されて利用される。パッケージ10は、VCSELチップ12をマウンタ14上に固定する円盤状の金属ステム16を含み、金属ステム16には、導電性のリード18、20が貫通孔(図示省略)を介して取り付けられている。一方のリード18は、VCSELチップ12のn側電極に電気的に接続され、他方のリード20は、VCSELチップ12のp側電極に電気的に接続される。金属ステム16に溶着されるキャップ22の出射窓24内にボールレンズ26が固定され、VCSELチップ12から出射されるレーザ光を集光できるようになっている。また、キャップ22内に、発光状態をモニターするための受光素子を含ませるようにしてもよい。図12(b)は、出射窓24内にボールレンズを用いる代わりに平板ガラス28を用いたものである。
キャンパッケージは、比較的高価であり、小型化が困難であるため、それに代わる封止方法として樹脂封止パッケージの実用化が検討されている。特許文献1は、透明樹脂を用いてレーザチップを封止する構造において、封止樹脂に低複屈折で経時変化の少ない透明エポキシ樹脂を用いている。例えば、高純度ビスフェノール型エポキシ樹脂に酸無水物系硬化剤と硬化促進剤を含有させている。
特許文献2は、発光ダイオードを封止する構造において、発光素子を固定するリードフレームの頂部には封止樹脂の接着力が低い第1のメッキ(AuおよびAgのいずれか)を施し、それ以外の部分には封止樹脂の接着力が高い第2のメッキ(Cu,Ni,Snおよび半田のいずれか)を施すものである。これにより、
発光素子を固定する頂部と封止樹脂との接着力を低下させ、発光素子へのストレスを少なくし、その一方、封止樹脂と頂部以外の部分との接着力を高くし、水分の浸入から発光素子を保護することができる。
特許文献3は、複数の固定端部を有しレーザダイオードチップおよびモニタフォトダイオードを固定する金属製の主ポスト、金属製の補助ポスト、他の装置に固定するための金属ベースを備え、主ポストおよび補助ポストを透光性の樹脂で封止する半導体レーザ装置を開示している。
特許文献4は、高分子樹脂からなる基材本体に配線が形成されており、一部の配線の接続端子が露出していて、その露出部分の下地にアンダーコート層が形成された配線基材を開示している。
特開平5−13887号 特開平6−302862号 特開平9−64485号 特開2004−186473号
樹脂封止パッケージをしたVCSEL素子を高湿度環境に長時間さらした場合、樹脂そのものが保水性を有するために、樹脂の一部から侵入した水分がVCSEL素子表面に付着することで、素子表面が水分により酸化し黒化現象が生じる。VCSELの表面は、レーザ光の出射領域であるため、黒化現象の発生は望ましくない。さらにVCSEL素子の表面周辺に浸入した水は、VCSELの通電により電気分解され、負極側で発生した水酸基によってアルカリ性となり易い。これによって脱水縮合によって合成された高分子樹脂では加水分解が起こり、素子表面とモールドされている樹脂が乖離され、水の浸入を増長する。この結果、電極と絶縁膜の間などから素子内部への水の浸入を誘発し、レーザ素子特性や信頼性、素子寿命などに多大なる悪影響を及ぼすという課題がある。特許文献1ないし4は、このようなVCSEL素子を封止する樹脂の課題を解決するものではなく、また課題の解決を示唆するものではない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、高温高湿環境下において動作特性が安定化され、素子寿命の長い樹脂封止型の半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体レーザ装置は、半導体レーザ素子と当該半導体レーザ素子を樹脂封止する封止体とを備えており、封止体は、半導体レーザ素子表面を多層からなるコーティング層で覆う。コーティング層は、半導体レーザ素子表面を保護する第1のコーティング層と第1のコーティング層を覆う第2のコーティング層とを含み、コーティング層は、少なくとも透光性樹脂および疎水性高分子樹脂を含んでいる。
好ましくはコーティング層は、付加重合タイプのアミン硬化エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂である。また、コーティング層は、透光性を有しかつ表面張力が15dyn/cm以下である撥水性のフッ素樹脂を含み、第1のコーティング層はフッ素樹脂からなり、第2のコーティング層は透光性のエポキシ樹脂からなる。また、フッ素樹脂をエポキシ樹脂で挟み込むような構成にしてもよい。例えば、フッ素樹脂は、4フッ化エチレン(PTFE)、3フッ化塩化エチレン(PCTFE)、2フッ化ビニリデン(PVDF)、4フッ化エチレン・パ−フルオロアルコキシアルカン(PFA)のいずれかから選択される。
好ましくは、透光性のエポキシ樹脂の熱膨張係数は、〜7.5×10−5/℃であり、フッ素樹脂の熱膨張係数は、4.5〜12×10−5/℃の範囲である、フッ素樹脂の熱膨張係数が透光性のエポキシ樹脂の熱膨張係数とほぼ等しいことがより望ましい。熱膨張係数をほぼ一致させることで、半導体レーザ素子への熱応力を低減することができる。
さらに本発明に係る半導体レーザ素子と当該半導体レーザ素子を透光性のエポキシ樹脂で封止する封止体とを備えた半導体レーザ装置は、エポキシ樹脂表面に界面活性剤を塗布することによってエポキシ樹脂表面にコーティング層を形成したものである。
好ましくは界面活性剤は、ベタイン型、カルボキシメチルアミン型またはイミダゾリニウム型のいずれかの両性活性剤である帯電防止剤を含む。また、界面活性剤は、フッ素系、カチオン系、またはシリコーン系活性剤のいずれかの撥水剤を含む。
半導体レーザ素子は、好ましくはVCSELであり、VCSELの表面の出射領域が水分の付着から保護される。また、VCSELは、シングルスポットまたはマルチスポットのいずれであってもよい。
本発明によれば、半導体レーザ素子を多層のコーティング層で覆い、当該コーティング層に疎水性高分子樹脂を含ませることにより、樹脂界面からの水分が侵入したとしても疎水性高分子樹脂により水分が内部に侵入するのが阻止され、レーザ素子が水分によって侵食または腐食するのが防止される。また、透光性のエポキシ樹脂の表面に界面活性剤をコーティングすることで樹脂表面に撥水性を与え、樹脂表面から水分が内部へ侵入するのを抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る半導体レーザ装置の概略構成を示す断面図である。半導体レーザ装置100は、VCSEL素子102、VCSEL素子102を支持する導電性金属からなる第1のリード104、VCSEL素子102とAu等のワイヤ106により接続された導電性金属からなる第2のリード108、VCSEL素子102およびリード104、108の一部を樹脂封止する封止体110を含んで構成される。
VCSEL素子102は、図2に示すように、n型のGaAs基板120の裏面にn側電極122を含み、さらに基板120上に、n型のGaAsバッファ層124、n型のAlGaAsの半導体多層膜からなる下部DBR(Distributed Bragg Reflector:分布ブラッグ型反射鏡)126、活性領域128、p型のAlAsの外縁を酸化させたからなる電流狭窄層130、p型のAlGaAsの半導体多層膜からなる上部DBR132、p型のGaAsコンタクト層134を含む半導体層が積層されている。
基板120には、半導体層をエッチングして形成されたリング状の溝136が形成され、溝136は、コンタクト層134から下部DBR126の一部に到達する深さを有する。溝136により、レーザ光の発光部である円筒状のポストPが規定され、ポストPから溝136を介してパッド形成領域138が形成されている。ポストPの頂部には、層間絶縁膜140のコンタクトホールを介してp側の上部電極142が形成され、上部電極142は、コンタクト層134にオーミック接続されている。上部電極142の中央には、レーザ光の出射領域を規定する円形状の出射口144が形成されている。また、パッド形成領域138には、層間絶縁膜140を介して円形状の電極パッド146が形成され、電極パッド146は、溝136を延在する電極配線を介してp側の上部電極142に接続されている。
VCSEL素子102のn側電極122は、リード104の平坦なマウント部104a上に導電性接着剤等を介して固定されている。パッド形成領域138上に形成された電極パッド146は、ワイヤ106により第2のリードの先端に接続されている。ここでは、一例として基板上に単一のポスト、すなわち単一の発光部が形成されたシングルスポットタイプのVCSEL素子を示しているが、勿論、基板上に複数のアレイ状のポストが形成されたマルチスポットタイプのVCSEL素子であってもよい。
封止体110は、疎水性高分子樹脂からなるアンダーコート層150と透光性のエポキシ樹脂152の多層構造を有している。アンダーコート層150は、VCSEL素子102を含むマウント部104aを覆っている。透光性のエポキシ樹脂152は、アンダーコート層150および第1および第2のリードの一部を覆い、封止体110の底部からリード104、108を露出させている。
疎水性高分子樹脂のアンダーコート層150は、透光性を有し、かつ表面張力が15dyn/cm以下である撥水性を有することが望ましく、アンダーコート層150は、溶融されたフッ素樹脂をマウント部104a上にポッテイングすることにより形成される。アンダーコート層150は、例えば、撥水性に富んだフッ素樹脂(PTFE:4フッ化エチレン)から構成される。下記表に、4フッ化エチレンの特性を示す。
Figure 2007214252
透光性のエポキシ樹脂152は、例えば、付加重合タイプのアミン硬化エポキシ樹脂から構成される。このエポキシ樹脂152は、アンダーコート層150を覆うようにモールド成型される。エポキシ樹脂152は、モールド成型の他にもポッテイングにより形成されてもよい。
VCSEL素子の場合、ポストPの表面にレーザ出射口144やパッド形成領域138が形成され、層間絶縁膜(保護膜)140により表面保護をしているが、表面が水分に晒されると、上部電極142や電極パッド146が通電により腐食し、層間絶縁膜140から剥離したり、封止体の樹脂との接着性が低下し、水分の侵入が促進される。しかし、本実施例のように、VCSEL素子102の表面を疎水性高分子樹脂のアンダーコート層150で覆うことで、封止体の界面から内部に進入した水分は、アンダーコート層150において侵入が阻止されるため、VCSEL素子102の表面が水分に晒されることが防止される。これにより、高温高湿環境下において水分に起因する発光素子の劣化を回避することができ、素子特性の劣化防止および素子寿命の向上を図ることができる。
図3は、本発明の第2の実施例に係る樹脂封止パッケージされた半導体レーザ装置(モジュール)の概略構成を示す図である。第2の実施例の半導体レーザ装置は、封止体110のエポキシ樹脂150の上面にレンズ160が形成されている。レンズ160は、例えばエポキシ樹脂150に接着剤により固定されてもよいし、あるいは、インサートモールドにより取り付けられていも良い。好ましくは、レンズ160の光軸は、VCSEL素子のポストPの軸と一致され、レンズ160は、ポストPの出射口144から放射されたレーザ光を集光する。
図4は、本発明の第3の実施例に係る樹脂封止パッケージされた半導体レーザ装置の概略構成を示す図である。第3の実施例の半導体装置は、VCSEL素子102を透光性のエポキシ樹脂170で覆い、そのエポキシ樹脂170をアンダーコート層150で覆い、アンダーコート層152を透光性のエポキシ樹脂150で覆うものである。アンダーコート層152をエポキシ樹脂150と170でサンドイッチすることにより、樹脂成型時または高温高湿環境下で生じる封止体110の熱収縮または膨張による局所的なストレスが緩和され、VCSEL素子102のポストPへのストレスが低減される。これにより、VCSEL素子102の動作を安定化させ、素子寿命を長くすることができる。
第3の実施例では、単一のアンダーコート層をエポキシ樹脂で挟み込むように封止体110を構成したが、複数のアンダーコート層をエポキシ樹脂と交互に積層するように封止体110を構成してもよい。
第1ないし第3の実施例において、アンダーコート層は、好ましくは透光性のエポキシ樹脂と熱膨張係数の差が小さいことが望ましい。好ましくは、下記の表に示すように、エポキシ樹脂の熱膨張係数が〜7.5×10-5/℃であるとき、アンダーコート層に用いられるフッ素樹脂の熱膨張係数は、4.5〜12×10-5/℃が望ましい。
Figure 2007214252
フッ素樹脂としては、上記した4フッ化エチレンのほか、3フッ化塩化エチレン、2フッ化ビニリデン、または4フッ化エチレン・パ−フルオロアルコキシアルカンなどを用いることができる。下記の表は、それらの樹脂の熱膨張係数を示している。
Figure 2007214252
次に、本発明の第4の実施例の半導体レーザ装置について図5を参照して説明する。第4の実施例に係る半導体レーザ装置100aは、封止体110の上面および側面に界面活性剤170を塗布している。界面活性剤170は、例えば、ベタイン型、カルボキシメチルアミン型およびイミダゾリニウム型等の両性活性剤である帯電防止剤を用いることができる。または、フッ素系、カチオン系、またはシリコーン系活性剤の撥水剤を用いることができる。界面活性剤170を用いて透過性エポキシ樹脂150の表面を処理することにより水分がエポキシ樹脂内に浸透または侵入することが抑制される。さらに、界面活性剤170に帯電防止機能を与えることにより、VCSEL素子を静電破壊から効果的に保護することができる。
上記例では、封止体110の上面および側面に界面活性剤170を塗布したが、封止体110の底面を含む全面に塗布するようにしてもよい。さらに、封止体110の内部に、第1の実施例と同様に疎水性高分子樹脂のアンダーコート層によりVCSEL素子表面を覆うようにし、より一層の水分の侵入を防止するようにしてもよい。
図6は、図3に示す樹脂封止パッケージまたはモジュールを光送信装置に適用したときの構成を示す概略断面図である。光送信装置200は、円筒状の筐体210と、筐体210の端面に一体に形成されたスリーブ220と、スリーブ220の開口222内に保持されるフェルール230と、フェルール20によって保持される光ファイバ240とを含んでいる。筐体210の開放された端部に、半導体レーザ装置の封止体110が挿入され、そこに固定される。VCSELチップ102の表面から出射されたレーザ光は、レンズ160によって集光され、集光された光は、光ファイバ240の芯線に入射され、送信される。上記例では平凸レンズを用いているが、これ以外にも両凸レンズやボールレンズ等を用いることができる。
図7は、図1に示す樹脂パッケージを空間伝送システムに用いたときの構成を示す図である。空間伝送システム300は、樹脂封止パッケージの半導体レーザ装置100と、集光レンズ310と、拡散板320と、反射ミラー330とを含んでいる。集光レンズ310によって集光された光は、反射ミラー330の開口332を介して拡散板320で反射され、その反射光が反射ミラー330へ向けて反射される。反射ミラー330は、その反射光を所定の方向へ向けて反射させ、光伝送を行う。空間伝送の光源の場合には、マルチスポット型のVCSEL素子を用い、高出力を得るようにしてもよい。
図8は、半導体レーザ装置を光源に利用した光伝送システムの一構成例を示す図である。光伝送システム400は、半導体レーザ装置100を含む光源410と、光源410から放出されたレーザ光の集光などを行う光学系420と、光学系420から出力されたレーザ光を受光する受光部430と、光源410の駆動を制御する制御部440とを有する。制御部440は、VCSELを駆動するための駆動パルス信号を光源410に供給する。光源410から放出された光は、光学系420を介し、光ファイバや空間伝送用の反射ミラーなどにより受光部430へ伝送される。受光部430は、受光した光をフォトディテクターなどによって検出する。受光部430は、制御信号450により制御部440の動作(例えば光伝送の開始タイミング)を制御することができる。
次に、光伝送システムに利用される光伝送装置の構成について説明する。図9は、光伝送装置の外観構成を示し、図10はその内部構成を模式的に示している。光伝送装置500は、ケース510、光信号送信/受信コネクタ接合部520、発光/受光素子530、電気信号ケーブル接合部540、電源入力部550、動作中を示すLED560、異常発生を示すLED570、DVIコネクタ580、送信回路基板/受信回路基板590を有している。
光伝送装置500を用いた映像伝送システムを図11に示す。映像伝送システム600は、映像信号発生装置610、画像表示装置620、DVI用電気ケーブル630、送信モジュール640、受信モジュール650、映像信号伝送光信号用コネクタ660、光ファイバ670、制御信号用ケーブルコネクタ680、電源アダプタ690、DVI用電気ケーブル700を含んでいる。映像信号発生装置610で発生された映像信号を液晶ディスプレイなどの画像表示装置620に伝送するため、図10に示す光伝送装置を利用している。
本発明に係る半導体レーザアレイは、画像記録装置や光通信装置の光源や、プリンタ、複写装置等の画像形成装置の光源等に用いることができる。
本発明の第1の実施例に係る半導体レーザ装置の概略構成を示す図である。 半導体レーザ装置において樹脂封止されるVCSELの構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施例に係る半導体レーザ装置の概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る半導体レーザ装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施例に係る半導体レーザ装置の概略構成を示す図である。 図3に示す樹脂封止パッケージされた半導体レーザ装置を用いた光送信装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す樹脂封止パッケージされた半導体レーザ装置を空間伝送システムに用いたときの構成を示す図である。 光伝送システムの構成を示すブロック図である。 光伝送装置の外観構成を示す図である。 光伝送装置の内部構成を示し、同図(a)は上面を切り取ったときの内部構造を示し、同図(b)は側面を切り取ったときの内部構造を示している。 図10の光伝送装置を利用した映像伝送システムを示す図である。 従来のキャンパッケージタイプの半導体レーザ装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
100:半導体レーザ装置 102:VCSEL素子
104:第1のリード 104a:マウント部
106:ワイヤ 108:第2のリード
110:封止体 120:基板
122:n側電極 124:バッファ層
126:下部DBR 128:活性領域128
130:電流狭窄層 132:上部DBR132
134:GaAsコンタクト層 136:溝
138:パッド形成領域 140:層間絶縁膜
142:上部電極 144:出射口
146:電極パッド 150:透光性エポキシ樹脂
152:アンダーコート層 160:レンズ
170:透光性エポキシ樹脂

Claims (17)

  1. 半導体レーザ素子と当該半導体レーザ素子を樹脂封止する封止体とを備えた半導体レーザ装置であって、
    前記封止体は、半導体レーザ素子表面を多層からなるコーティング層で覆い、前記コーティング層は、半導体レーザ素子表面を保護する第1のコーティング層と第1のコーティング層を覆う第2のコーティング層とを含み、前記コーティング層は、少なくとも透光性樹脂および疎水性高分子樹脂を含む、半導体レーザ装置。
  2. 前記コーティング層は、付加重合タイプのアミン硬化エポキシ樹脂を含む、請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記コーティング層は、透光性を有しかつ表面張力が15dyn/cm以下である撥水性のフッ素樹脂を含む、請求項1または2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 第1のコーティング層はフッ素樹脂であり、第2のコーティング層は透光性のエポキシ樹脂である、請求項1ないし3いずれか1つに記載の半導体レーザ装置。
  5. フッ素樹脂は、透光性のエポキシ樹脂によって挟まれている、請求項4に記載の半導体レーザ装置。
  6. フッ素樹脂は、4フッ化エチレン、3フッ化塩化エチレン、2フッ化ビニリデン、4フッ化エチレン・パ−フルオロアルコキシアルカンのいずれかから選択される、請求項4または5に記載の半導体レーザ装置。
  7. 透光性のエポキシ樹脂の熱膨張係数は、〜7.5×10−5/℃であり、フッ素樹脂の熱膨張係数は、4.5〜12×10−5/℃の範囲である、請求項4ないし6いずれか1つに記載の半導体レーザ装置。
  8. フッ素樹脂の熱膨張係数は、透光性のエポキシ樹脂の熱膨張係数とほぼ等しい、請求項7に記載の半導体レーザ装置。
  9. 半導体レーザ素子は、基板と当該基板と垂直方向にレーザ光を出射する出射領域を含み、前記出射領域が第1のコーティング層によって覆われている、請求項1ないし8いずれか1つに記載の半導体レーザ装置。
  10. 前記コーティング層の上面にレーザ光が透過するレンズが形成されている、請求項1ないし9いずれか1つに記載の半導体レーザ装置。
  11. 半導体レーザ素子と当該半導体レーザ素子を透光性のエポキシ樹脂で封止する封止体とを備えた半導体レーザ装置であって、
    エポキシ樹脂表面に界面活性剤を塗布することによってエポキシ樹脂表面にコーティング層を形成したことを特徴とする、半導体レーザ装置。
  12. 前記界面活性剤は、ベタイン型、カルボキシメチルアミン型またはイミダゾリニウム型のいずれかの両性活性剤である帯電防止剤を含む、請求項11に記載の半導体レーザ装置。
  13. 前記界面活性剤は、フッ素系、カチオン系、またはシリコーン系活性剤のいずれかの撥水剤を含む、請求項11に記載の半導体レーザ装置。
  14. 請求項1ないし13いずれか1つに記載の半導体レーザ装置と、半導体レーザ装置から発せられたレーザ光を光媒体を介して送信する送信手段とを備えた、光送信装置。
  15. 請求項1ないし13いずれか1つに記載の半導体レーザ装置と、半導体レーザ装置から発せられた光を空間伝送する伝送手段とを備えた、光空間伝送装置。
  16. 請求項1ないし13いずれか1つに記載の半導体レーザ装置と、半導体レーザ装置から発せられたレーザ光を送信する送信手段とを備えた、光送信システム。
  17. 請求項1ないし13いずれか1つに記載の半導体レーザ装置と、半導体レーザ装置から発せられた光を空間伝送する伝送手段とを備えた、光空間伝送システム。
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