JP2007213789A - 追記型記録媒体、追記型記録媒体用の記録装置および記録方法、並びに追記型記録媒体用の再生装置および再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】書換型記録媒体用のドライブ装置で、追記型記録媒体を再生できないといった問題が生じ得る。
【解決手段】追記型記録媒体10上に、ディフェクト管理情報を確定的に記録するための確定的ディフェクト管理エリア13と、ディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cを設ける。記録媒体10をファイナライズする前は、ディフェクト管理情報が更新される度に、更新されたディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録する。さらに、記録媒体10上にステータス情報記録エリア15を設け、そこに、最後に記録したディフェクト管理情報が存在する一時的ディフェクト管理エリアを示すステータス情報を記録する。ステータス情報を参照することにより、最後に記録したディフェクト管理情報を迅速に特定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、追記型記録媒体、追記型記録媒体に記録データを記録する記録装置および記録方法、並びに追記型記録媒体に記録された記録データを再生する再生装置および再生方法に関する。
光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の高密度記録媒体における記録データの記録および読取の信頼性を向上させるための技術として、ディフェクト管理がある。すなわち、記録媒体上に存在する傷もしくは塵埃、または記録媒体の劣化等(これらを総じて「ディフェクト」と呼ぶ。)が存在するときには、そのディフェクトが存在する場所に記録すべきデータまたは記録されたデータを、記録媒体上の他の領域(これを「スペアエリア」と呼ぶ。)に記録する。このように、ディフェクトにより記録不全または読取不全となるおそれがある記録データをスペアエリアに退避させることにより、記録データの記録および読取の信頼性を向上させることができる(特開平11−185390号公報参照)。
一般に、ディフェクト管理を行うために、ディフェクトリストを作成する。ディフェクトリストには、記録媒体上に存在するディフェクトの位置を示すアドレス情報と、ディフェクトが存在する場所に記録すべきであったデータまたは記録されていたデータを退避させたスペアエリアの場所(例えばスペアエリア内の記録位置)を示すアドレス情報とが記録される。
一般に、ディフェクトリストの作成は、記録媒体をイニシャライズないしフォーマットするときに行われる。また、ディフェクトリストの作成は、記録データを当該記録媒体に記録し、かかる記録データをベリファイすることによりディフェクトが存在する場所を発見したときなどにも行われる。記録データの記録または再生により、ディフェクトが存在する場所を検出する度にディフェクトリストの作成または更新が行われる。
記録データを記録媒体に記録するときには、ディフェクトリストを参照する。これにより、ディフェクトの存在する場所を避けながら記録データを記録媒体に記録することができる。一方、記録媒体に記録された記録データを再生するときにも、ディフェクトリストを参照する。これにより、通常の記録領域に記録された記録データと、ディフェクトの存在によりスペアエリアに記録されている記録データとをディフェクトリストに基づいて確実に読み取ることができる。
ディフェクトリストは、一般に、そのディフェクトリストの作成または更新の対象となった記録媒体の特定の領域に記録される。そして、そのディフェクトリストは、次回、当該記録媒体に記録された記録データを再生するとき、または当該記録媒体に記録データを書き換えまたは追記するときに、当該記録媒体から読み取られ、記録装置による記録作業時または再生装置による再生作業時に参照される。
特開平11−185390号公報
ところで、ディフェクトリストは記録媒体の特定の領域に記録される。例えばブルーレーザーを用いた書換可能(リライタブル)な光ディスクでは、ディフェクトリストは、ディスク上のリードインエリアまたはリードアウトエリアに確保された所定の領域(以下、これらをそれぞれ「ディフェクト管理エリア」と呼ぶ。)内に記録される。
上述したように、ディフェクトリストは、記録データの記録・書換が行われ、ディフェクトが存在する場所を発見したとき等に更新される。そして、ディフェクトリストは、記録データの記録・書換により更新される度に、当該記録・書換の対象となっている記録媒体のディフェクト管理エリアに上書きされる。すなわち、ディフェクト管理エリア内のディフェクトリストは、ディフェクトリストが更新されるごとに書き換えられる。
ところで、このようにディフェクトリストを書き換えることによってディフェクトリストの更新記録を実現することができるのは、記録媒体が書換可能な場合に限られる。記録媒体がいわゆる追記型記録媒体、例えばライトワンス型光ディスクである場合には、ディフェクトリストの更新記録を実現するために別の方法を用いる必要がある。例えば、ディフェクトリストの更新記録を実現する方法として、ディフェクトリストが更新される度に、その更新されたディフェクトリストを、追記型記録媒体の未記録の新たな領域に追記する方法が考えられる。
しかし、この方法によれば、ディフェクトリストが更新される度に、その更新されたディフェクトリストを追記するための領域を確保する必要がある。また、ディフェクトリストが更新される回数を予め予測しておき、その回数分のディフェクトリストを記録できる広範囲のディフェクト管理エリアを予め確保しておく必要がある。いずれにしても、追記型記録媒体においてディフェクトリストの更新記録を実現するためには、ディフェクトリストの書換が可能な場合と比較して、ディフェクトリストを記録するための領域(ディフェクト管理エリア)を広範囲に確保する必要がある。
この結果、追記型記録媒体のデータ構造が、書換型記録媒体のデータ構造と異なってしまい、記録媒体に記録されたデータを読み取ることに関して相互に互換性がとれなくなるという問題がある。例えば、リードインエリア内のディフェクト管理エリアを広くすると、リードインエリアが拡張し、追記型記録媒体と書換型記録媒体とでリードインエリアの範囲が異なってしまう。この結果、双方の記録媒体間で互換性がとれなくなり、例えば既存の書換型記録媒体用のドライブ装置で、追記型記録媒体を再生できないといった問題が生じ得る。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、ディフェクト管理機能を備え、書換型記録媒体と互換性のある追記型記録媒体、その追記型記録媒体に記録データを記録する記録装置および記録方法、並びにその追記型記録媒体に記録された記録データを再生する再生装置および再生方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の追記型記録媒体は、記録データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている。
上記課題を解決するために本発明の記録装置は、(i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に前記記録データを記録する記録装置であって、前記記録データを前記データエリアに記録する第1の記録手段と、前記ディフェクト管理情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたディフェクト管理情報を前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する第2の記録手段と、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成するステータス情報生成手段と、前記ステータス情報生成手段により生成されたステータス情報を前記ステータス情報記録エリアに記録する第3の記録手段と、前記記憶手段に記憶されたディフェクト管理情報を前記確定的ディフェクト管理エリアに記録する第4の記録手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の再生装置は、(i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録された記録データを再生する再生装置であって、前記ステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る第1の読取手段と、前記第1の読取手段により読み取られたステータス情報に基づいて、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識するエリア認識手段と、前記エリア認識手段により認識された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取る第2の読取手段と、前記第2の読取手段により読み取られたディフェクト管理情報に基づいて、前記データエリアに記録された前記記録データを再生する再生手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第1コンピュータプログラムは、コンピュータを上述した本発明の記録装置(但し、その各種態様も含む)として機能させる。
上記課題を解決するために本発明の第2コンピュータプログラムは、コンピュータを上述した本発明の再生装置(但し、その各種態様も含む)として機能させる。
コンピュータ読取可能な媒体内の第1コンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、上述した本発明の記録装置(但し、その各種態様も含む)として機能させる。
コンピュータ読取可能な媒体内の第2コンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、上述した本発明の再生装置(但し、その各種態様も含む)として機能させる。
本発明の第1又は第2コンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の記録装置又は再生装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータを上述した本発明の記録装置又は再生装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
上記課題を解決するために本発明の記録方法は、(i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に前記記録データを記録する記録方法であって、前記記録データを前記データエリアに記録する第1の記録工程と、前記ディフェクト管理情報を作成または更新するディフェクト管理情報作成工程と、前記ディフェクト管理情報作成工程において作成または更新されたディフェクト管理情報を前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する第2の記録工程と、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成するステータス情報生成工程と、前記ステータス情報生成工程において生成されたステータス情報を前記ステータス情報記録エリアに記録する第3の記録工程と、前記追記型記録媒体に対しファイナライズを行うファイナライズ工程と、前記ファイナライズ工程においてファイナライズが行われるときに、前記ディフェクト管理情報作成工程において作成または更新されたディフェクト管理情報を前記確定的ディフェクト管理エリアに記録する第4の記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の再生方法は、(i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録された前記記録データを再生する再生方法であって、前記追記型記録媒体がファイナライズ済みであるか否かを検出するファイナライズ検出手段と、前記追記型記録媒体がファイナライズ済みであるときには、前記確定的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取り、これを記憶手段に記憶させる第1の読取工程と、前記追記型記録媒体がファイナライズ済みでないときには、前記ステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る第2の読取工程と、前記第2の読取工程において読み取られたステータス情報に基づいて、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識するエリア認識工程と、前記エリア認識工程において特定された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取る第3の読取工程と、前記第3の読取工程において読み取られたディフェクト管理情報に基づいて、前記データエリアに記録された前記記録データを再生する再生工程とを備えている。
本発明のこのような作用、及び他の利得は次に説明する実施形態及び実施例から明らかにされる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(追記型記録媒体の実施形態)
本発明の追記型記録媒体の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態の説明に用いる図面は、本発明の記録媒体、記録装置または再生装置の構成要素等を、その技術思想を説明する限りにおいて具体化したものであり、各構成要素等の形状、大きさ、位置、接続関係などは、これに限定されるものではない。
図1は本発明の実施形態である追記型記録媒体10の記録構造を示している。記録媒体10は、ディスク状の記録媒体である。図1中の左側は記録媒体の内周側であり、右側は記録媒体の外周側である。なお、本発明の追記型記録媒体の形状はディスク状に限られない。本発明は、例えばカード状の記録媒体など、他の形状の記録媒体にも適用することができる。また、本発明は2層ディスクにも適用することができる。また、本発明の追記型記録媒体の記録方式は限定されない。本発明は、例えば、光、磁気、光磁気、相変化、誘電体の分極方向または近接場光などを利用した記録媒体に適用することができる。
記録媒体10は、データないし情報を各位置に1度のみ記録可能な追記型(ライトワンス型)の記録媒体である。
記録媒体10は、図1に示すように、データエリア11、制御情報記録エリア12、確定的ディフェクト管理エリア13、複数の一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14C、およびステータス情報記録エリア15を備えている。
図1に示すように、確定的ディフェクト管理エリア13、ステータス情報記録エリア15および一時的ディフェクト管理エリア14Aは、制御情報記録エリア12内に配置されている。一時的ディフェクト管理エリア14Bは、制御情報記録エリア12とデータエリア11との間に配置されている。一時的ディフェクト管理エリア14Cは、データエリア11の外周側に配置されている。なお、確定的ディフェクト管理エリア13が制御情報記録エリア12内に配置されていることを除き、これらエリアの配置は限定されない。例えば、ステータス情報記録エリアを制御情報記録エリア12の外に配置してもよいし、一時的ディフェクト管理エリア14Aを制御情報記録エリア12の外に配置してもよい。しかし、これらのエリアを図1に示すように配置することにより、有利な効果を得ることができる。この有利な効果については後述する。
データエリア11は、記録データを記録するためのエリアである。記録データは、主として再生または実行の対象となるデータであり、例えば画像データ、音声データ、文書データ、コンテンツデータまたはコンピュータプログラムなどが含まれる。
制御情報記録エリア12は、制御情報を記録するためのエリアである。制御情報は、データエリア11への記録・読取を制御するための情報であり、例えば、記録媒体の属性・種類を示す情報、記録データの記録アドレスを管理するための情報、ドライブ装置を制御するための情報、ディフェクト管理を行うための情報などが含まれる。制御情報記録エリア12は、例えばリードインエリアまたはリードアウトエリアである。
確定的ディフェクト管理エリア13は、データエリア11のディフェクト管理情報を記録するためのエリアである。一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cは、それぞれデータエリア11のディフェクト管理情報を一時的に記録するためのエリアである。
ディフェクト管理情報とは、ディフェクト管理に用いられる情報である。ディフェクト管理とは、記録媒体10内または記録媒体10上に傷、塵埃または劣化等のディフェクトが存在するときに、そのディフェクトが存在する場所を避けて記録データを記録すると共に、本来そのディフェクトが存在する場所に記録すべきであった記録データ、またはその場所に記録された記録データを記録媒体10上のスペアエリアに記録するといったものである。また、記録媒体10上に記録された記録データを再生するときに、ディフェクトの存在する位置を認識し、ディフェクトの存在する位置に本来記録されるべきであったまたは記録されていた記録データを、スペアエリアから読み取るといった処理もディフェクト管理の一環として行われるものである。
ディフェクト管理には、ディフェクトリストが用いられる。ディフェクトリストには、記録媒体10上においてディフェクトが存在する位置を示すアドレス情報と、当該ディフェクトが存在する位置に本来記録すべきまたは記録されていた記録データが代替的に記録されている位置(スペアエリア内の位置)を示すアドレス情報とが記録されている。ディフェクト管理情報は、このようなディフェクトリストを含んでいる。
ディフェクト管理情報は、例えば、記録媒体10をイニシャライズするとき、または記録媒体10に記録データを記録するとき(例えばベリファイのとき)に作成される。また、ディフェクトの存在およびその位置は個々の記録媒体ごとに異なる。したがって、ディフェクト管理情報も個々の記録媒体ごとに異なる。このため、記録媒体10について作成されたディフェクト管理情報は、当該記録媒体10に記録される。例えば、記録媒体10のイニシャライズが完了したとき、または記録データの記録が完了したときに、ディフェクト管理情報は、記録媒体10に記録される。
ディフェクトは記録媒体10の使用を継続するのに伴って変化し、または増加する。例えば、記録媒体の使用途中に記録面に指紋が付くといったことはよくあることである。このため、ディフェクト管理情報は、記録媒体10に対して記録・再生を行う機会がある度に更新される。例えば、記録媒体10に対して追記または再生を行うとき、記録媒体10に記録されたディフェクト管理情報が読み取られ、このディフェクト管理情報に含まれるディフェクトリストに新たなディフェクトのアドレス情報等が追加される。このようにして更新されたディフェクト管理情報は、例えば追記または再生が完了したときに、記録媒体10に再び記録される。
上述したように、確定的ディフェクト管理エリア13および一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cは、いずれもディフェクト管理情報を記録するためのエリアであるという点で、両者は共通している。しかし、確定的ディフェクト管理エリア13はディフェクト管理情報を確定的に記録するためのエリアであるのに対し、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cはディフェクト管理情報を一時的に記録するためのエリアである点で、両者は異なる。
ディフェクト管理情報の更新が予定されている場合には、ディフェクト管理情報は、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのいずれかに記録される。ディフェクト管理情報の更新が予定されている場合とは、例えば、記録媒体10がファイナライズされていない場合である。
ディフェクト管理情報の更新が不要または不可能となるときには、ディフェクト管理情報は、確定的ディフェクト管理エリア13に記録される。ディフェクト管理情報の更新が不要または不可能となるときとは、例えば、記録媒体10がファイナライズされるときである。
図1に示すように、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのサイズの合計は、確定的ディフェクト管理エリア13と比較して大きい。したがって、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cには、多数のディフェクト管理情報を記録することができる。これにより、ディフェクト管理情報の更新可能回数を増やすことができる。
すなわち、記録媒体10は追記型の記録媒体であるため、情報を上書きすることができない。そのため、ディフェクト管理情報は、それが更新される度に、一時的ディフェクト管理エリアに追記される。その結果、ディフェクト管理情報が数度更新された場合には、複数のディフェクト管理情報が一時的ディフェクト管理エリアにそれぞれ残存する。そのため、ディフェクト管理情報の更新可能回数を増やすためには、ディフェクト管理情報の追記可能回数を増やす必要があり、そのためには、一時的ディフェクト管理エリアのサイズを拡大して、多数のディフェクト管理情報の追記を可能にする必要がある。本実施形態によれば、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのサイズの合計が大きいので、多数のディフェクト管理情報の追記が可能であり、よって、ディフェクト管理情報の更新可能回数を増やすことができるのである。
また、一時的ディフェクト管理エリアは、3個の一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cに分割され、これらは記録媒体10上に分散して配置されている。これにより、記録データおよび制御情報を記録するためのエリアを維持しながら、一時的ディフェクト管理エリアを確保することができる。例えば、既存の規格上、データエリア11および制御情報記録エリア12が規定されている場合でも、記録媒体上に散在する空きエリアなど(例えば自由に使用することが許されているエリア)を、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cとして用いることができる。なお、一時的ディフェクト管理エリアの個数は、2個以上であればよい。
一方、確定的ディフェクト管理エリア13は、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cと比較して小さいサイズであり、その個数は1個である。なぜなら、確定的ディフェクト管理エリア13には、例えばファイナライズ時に確定された1個のディフェクト管理情報を記録することができれば十分だからである。なお、確定的ディフェクト管理エリアを若干大きく設定し、または複数の確定的ディフェクト管理エリアを設け、確定されたディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリアに反復的に2回以上記録する構成としてもよい。これにより、ディフェクト管理情報の記録および再生の確実性(ロバストネス:Robustness)を高めることができる。
また、確定的ディフェクト管理エリア13は、制御情報記録エリア12内に配置されている。これにより、追記型記録媒体10と一般の書換型記録媒体との間の互換性をとることができる。
すなわち、ディフェクト管理情報は制御情報の一種である。したがって、ディフェクト管理情報は、制御情報を記録するためのエリア、すなわち制御情報記録エリア内に記録することが望ましく、よって、ディフェクト管理エリアは制御情報記録エリア内に配置することが望ましい。一般に普及している書換型記録媒体もディフェクト管理エリアを制御情報記録エリア内に配置しているものが多い。したがって、本実施形態によれば、確定的ディフェクト管理エリア13を制御記録情報エリア12内に配置し、確定されたディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリア13に記録することにより、追記型記録媒体10と一般的な書換型記録媒体との互換性をとることができるのである。これにより、追記型記録媒体10を一般の書換型記録媒体用のドライブ装置を用いて再生することが可能となる。
ステータス情報記録エリア15は、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるエリアである。ステータス情報記録エリア15内に記録されたステータス情報を参照することにより、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報を迅速に特定することができ、これを迅速に読み取ることが可能となる。なお、以下、複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報を「ラストディフェクト管理情報」という。
ラストディフェクト管理情報は、記録媒体10に記録された複数のディフェクト管理情報の中で、最新のディフェクト情報である。追記型記録媒体用の記録装置または再生装置によりディフェクト管理を行うためには、記録媒体10から最新のディフェクト管理情報、すなわちラストディフェクト管理情報を探し出し、これを読み取る必要がある。ラストディフェクト管理情報を探し出す方法としては、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cをすべてサーチする方法もある。しかし、一時的ディフェクトエリア14A、14B、14Cは記録媒体10上に分散して配置されているため、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cをすべてサーチするとすれば、時間がかかる(例えばシーク時間)。そこで、本実施例では、記録媒体10のステータス情報記録エリア15にステータス情報を記録し、このステータス情報に基づいて、ラストディフェクト管理情報が記録された1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識し、当該1個のディフェクト管理エリア内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報をきわめて短時間で探し出すことを可能にしている。
ステータス情報の具体的な内容は、ラストディフェクト管理情報の迅速な特定を可能にする情報であれば限定されない。しかし、ステータス情報を以下のような内容の情報とすれば、ラストディフェクト管理情報の迅速な特定を効率的に実現することができる。
すなわち、ステータス情報は、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報(ラストディフェクト管理情報)が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを示す情報を含むことが望ましい。以下、ステータス情報のこの態様を「第1態様」という。
以下、第1態様のステータス情報に基づいてラストディフェクト管理情報を読み取る具体例を説明する。図2ないし図4は、記録媒体10にディフェクト管理情報が追記されていく様子を示している。なお、図2ないし図4では、説明の便宜上、データエリア11、制御情報記録エリア12および確定的ディフェクト管理エリア13の表示を省略している。図2ないし図4に示す具体例では、ディフェクト管理情報の更新が行われる度に、更新されたディフェクト管理情報を、前回記録されたディフェクト管理情報の隣に連続的に追記する方法を採用している。また、ディフェクト管理情報を、まず、一時的ディフェクト管理エリア14Aの先頭に記録し、一時的ディフェクト管理エリア14Aがいっぱいになると、次に、一時的ディフェクト管理エリア14Bに記録し、一時的ディフェクト管理エリア14Bがいっぱいになると、次に、一時的ディフェクト管理エリア14Cに記録する方法を採用している。また、各一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cは、ディフェクト管理情報を3個記録すると、いっぱいになる。
図2に示すように、1個のディフェクト管理情報21が一時的ディフェクト管理エリア14Aに記録されたときには、ディフェクト管理情報21がラストディフェクト管理情報である。この場合、一時的ディフェクト管理エリア14Aを示す情報がステータス情報としてステータス情報記録エリア15に記録される。このステータス情報を参照することにより、ラストディフェクト管理情報21が記録された一時的ディフェクト管理エリア14Aを認識することができる。そして、一時的ディフェクト管理エリア14A内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報21を迅速に特定でき、これを読み取ることができる。一時的ディフェクト管理エリア14Bおよび14Cをサーチする必要はない。
図3に示すように、さらに3個のディフェクト管理情報22ないし24が一時的ディフェクト管理エリア14Aおよび14Bに追記されたときには、ディフェクト管理情報24がラストディフェクト管理情報である。この場合、一時的ディフェクト管理エリア14Bを示す情報がステータス情報としてステータス情報記録エリア15に記録される。このステータス情報を参照することにより、ラストディフェクト管理情報24が記録された一時的ディフェクト管理エリア14Bを認識することができる。そして、一時的ディフェクト管理エリア14B内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報24を迅速に特定でき、これを読み取ることができる。一時的ディフェクト管理エリア14Aおよび14Cをサーチする必要はない。
図4に示すように、さらに4個のディフェクト管理情報25ないし28が一時的ディフェクト管理エリア14Bおよび14Cに追記されたときには、ディフェクト管理情報28がラストディフェクト管理情報である。この場合、一時的ディフェクト管理エリア14Cを示す情報がステータス情報としてステータス情報記録エリア15に記録される。このステータス情報を参照することにより、ラストディフェクト管理情報28が記録された一時的ディフェクト管理エリア14Cを認識することができる。そして、一時的ディフェクト管理エリア14C内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報28を迅速に特定でき、これを読み取ることができる。一時的ディフェクト管理エリア14Aおよび14Bをサーチする必要はない。
また、第1態様のステータス情報に代えて、ステータス情報を以下のような内容の情報としてもよい。すなわち、ステータス情報を、複数の一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのうちの一部またはそれぞれにおける未記録領域の有無を示す情報を含む構成としてもよい。以下、ステータス情報のこの態様を「第2態様」という。
以下、第2態様のステータス情報に基づいてラストディフェクト管理情報を読み取る具体例を図2ないし図4を参照して説明する。
図2に示すように、1個のディフェクト管理情報21が一時的ディフェクト管理エリア14Aに記録されたときには、ディフェクト管理情報21がラストディフェクト管理情報である。この場合、一時的ディフェクト管理情報14A、14B、14Cのそれぞれに未記録領域があることを示す情報がステータス情報としてステータス情報記録エリア15に記録される。一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cにディフェクト管理情報を記録する順番が予め知られていれば、ステータス情報を参照することにより、ラストディフェクト管理情報21が記録された一時的ディフェクト管理エリア14Aを認識することができる。そして、一時的ディフェクト管理エリア14A内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報21を迅速に特定でき、これを読み取ることができる。一時的ディフェクト管理エリア14Bおよび14Cをサーチする必要はない。
図3に示すように、さらに3個のディフェクト管理情報22ないし24が一時的ディフェクト管理エリア14Aおよび14Bに記録されたときには、ディフェクト管理情報24がラストディフェクト管理情報である。この場合、一時的ディフェクト管理情報14Bおよび14Cのそれぞれに未記録領域があることを示す情報がステータス情報としてステータス情報記録エリア15に記録される。一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cにディフェクト管理情報を記録する順番が予め知られていれば、ステータス情報を参照することにより、ラストディフェクト管理情報24が記録された一時的ディフェクト管理エリア14Bを認識することができる。そして、一時的ディフェクト管理エリア14B内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報24を迅速に特定でき、これを読み取ることができる。一時的ディフェクト管理エリア14Aおよび14Cをサーチする必要はない。
図4に示すように、さらに4個のディフェクト管理情報25ないし28が一時的ディフェクト管理エリア14Bおよび14Cに記録されたときには、ディフェクト管理情報28がラストディフェクト管理情報である。この場合、一時的ディフェクト管理情報14Cのみに未記録領域があることを示す情報がステータス情報としてステータス情報記録エリア15に記録される。一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cにディフェクト管理情報を記録する順番が予め知られていれば、ステータス情報を参照することにより、ラストディフェクト管理情報24が記録された一時的ディフェクト管理エリア14Cを認識することができる。そして、一時的ディフェクト管理エリア14C内をサーチするだけで、ラストディフェクト管理情報28を迅速に特定でき、これを読み取ることができる。一時的ディフェクト管理エリア14Aおよび14Bをサーチする必要はない。
なお、図2ないし図4に示す具体例では、各一時的ディフェクト管理エリア内において、その先頭から末尾に向けてディフェクト管理情報を順次並べる方法を採用している。しかし、各一時的ディフェクト管理エリア内において、その末尾から先頭に向けてディフェクト管理情報を順次並べる方法を採用してもよい。また、図2ないし図4に示す具体例では、ディフェクト管理情報を一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cの順番で追記する方法を採用している。しかし、第1態様のステータス情報を用いる場合には、ディフェクト管理情報を記録するための一時的ディフェクト管理エリアの順番は、特に決めなくてもよい。さらに、図2ないし図4に示す具体例では、1個の一時的ディフェクト管理エリアがいっぱいになったら、次の一時的ディフェクト管理エリアにディフェクト管理情報を記録する方法を採用している。しかし、第1態様のステータス情報を用いる場合には、ディフェクト管理情報を1個記録する度に、記録すべき一時的ディフェクト管理エリアを変更し、複数のディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアに分散させて記録する方法を採用してもよい。
以上より、記録媒体10によれば、ディフェクト管理を実現しながら、追記型記録媒体と一般の書換型記録媒体との互換性をとることができる。さらに、比較的大きな一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cを確保でき、ディフェクト管理情報の更新可能回数を増加させることができる。さらに、データエリアおよび制御情報記録エリアを維持しながら、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cを確保することができる。さらに、ステータス情報に基づいて一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのいずれかに記録されたラストディフェクト管理情報を迅速に特定することができる。
(追記型記録媒体の各種態様)
本発明の追記型記録媒体の各種態様について説明する。上述したように、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cの配置は限定されない。しかし、図1に示すように、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのうちの少なくとも1個を、制御情報記録エリア12内に配置することが望ましい。
すなわち、ディフェクト管理情報は、制御情報の一種であるから、本来的には制御情報記録エリア12内に記録することが望ましい。そうだとすれば、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのうちの少なくとも1個は、制御情報記録エリア12内に記録することが望ましいのである。
また、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのうちの少なくとも1個は、制御情報記録エリア12とデータエリア11との間に配置することが望ましい。
すなわち、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cは、上述したように、比較的大きなサイズを必要とする。したがって、例えば一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのすべてを制御情報記録エリア12内に配置すれば、制御情報記録エリア12を拡大せざるを得ない。制御情報記録エリア12を拡大すると、追記型記録媒体10と一般の書換型記録媒体の互換性をとることが困難ないし不可能となるという不都合が生じる。一方、ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cをデータエリア11内に配置するのは都合が悪い。なぜなら、データエリア11は記録データを記録するためのエリアであり、制御情報を記録するためのエリアではないからである。本実施形態によれば、一時的ディフェクト管理エリア14A、14B、14Cのうちの少なくとも1個を、制御情報記録エリア12とデータエリア11との間に配置する構成としたから、上記不都合は生じない。
また、ステータス制御記録エリア15の配置も限定されない。しかし、ステータス情報は、制御情報の一種であるから、制御情報記録エリアに記録することが望ましい。また、ステータス情報を制御情報記録エリアに記録することにより、他の制御情報と共にステータス情報を連続的に(ピックアップを大きくジャンプさせることなく)読み取ることができ、迅速な読取を実現することができる。したがって、ステータス制御記録エリア15は制御情報記録エリア12内に配置することが望ましい。
(記録装置の第1実施形態)
本発明の記録装置の第1実施形態について説明する。図5は本発明の記録装置の第1実施形態を示している。図5に示す記録装置30は、 (i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録データを記録する装置である。例えば、記録装置30は、上述した追記型記録媒体10に記録データを記録する装置である。
記録装置30は、図5に示すように、第1の記録手段31、記憶手段32、第2の記録手段33、ステータス情報生成手段34、第3の記録手段35および第4の記録手段36を備えている。
第1の記録手段31は、記録データをデータエリアに記録する手段である。第1の記録手段31は、例えば記録媒体が光ディスクである場合には、光ピックアップとそれを制御するためのコントローラ等によって実現することができる。なお、第1の記録手段31の具体的なハードウェア構成は、記録媒体が採用する記録方式(光、磁気、光磁気、相変化、誘電体の分極方向または近接場光など)に応じて任意に選択することができ、例えば磁気ヘッドまたはプローブでもよい。
記憶手段32は、ディフェクト管理情報を記憶する手段である。記憶手段32は、例えばメモリ等により実現することができる。
第2の記録手段33は、記憶手段32に記録されたディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの1個に記録する手段である。第2の記録手段の具体的なハードウェア構成は第1の記録手段と同じでよい。
ステータス情報生成手段34は、複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成する手段である。
例えば、ステータス情報生成手段34は、複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを示す情報を含むステータス情報を生成する。このようなステータス情報の生成は、ディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録するときに、その記録した一時的ディフェクト管理エリアを認識し、この認識結果を情報として抽出することによって実現することができる。
また、これに代えて、ステータス情報生成手段34を、複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれにおける未記録領域の有無を示す情報を含むステータス情報を生成する構成としてもよい。このようなステータス情報の生成は、ディフェクト管理情報の記録を監視することにより、あるいは一時的ディフェクト管理エリアの記録状態を直接確認することによって実現することができる。
第3の記録手段35は、ステータス情報生成手段34により生成されたステータス情報をステータス情報記録エリアに記録する手段である。第3の記録手段35の具体的なハードウェア構成は、第1の記録手段31と同じでよい。
第4の記録手段36は、記憶手段32に記憶されたディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリアに記録する手段である。第4の記録手段36の具体的なハードウェア構成は、第1の記録手段31と同じでよい。
以下、記録装置30の動作を説明する。第1の記録手段31は、追記型記録媒体のデータエリア内に記録データを記録する。一方、記録装置30において、当該追記型記録媒体上に存在するディフェクトの位置等を示すディフェクトリストを含むディフェクト管理情報が作成されたときには、記憶手段32はこれを記憶する。第2の記録手段33は、記憶手段32に記録されたディフェクト管理情報を当該記録媒体の複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する。第2の記録手段33がディフェクト管理情報を一時的ディフェクト管理エリアに記録する時期は、様々あり得るが、例えば、当該記録媒体がイニシャライズないしフォーマットされた直後、当該記録媒体に一連の記録データが記録された直後などが考えられる。第2の記録手段33がディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録したとき、ステータス情報生成手段34は、現時点における複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成する。さらに、第3の記録手段35は、このステータス情報を、当該記録媒体のステータス情報記録エリアに記録する。一方、第4の記録手段36は、記憶手段32に記録されたディフェクト管理情報を当該記録媒体の確定的ディフェクト管理エリアに記録する。第4の記録手段36がディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリアに記録する時期は、様々あり得るが、例えば、当該記録媒体に対してファイナライズが実行されたときなどが考えられる。
以上より、記録装置30によれば、ディフェクト管理を実現でき、かつ一般の書換型記録媒体との互換性を有する追記型記録媒体への記録データ、ディフェクト管理情報およびステータス情報の記録を実現することができる。特に、ステータス情報を生成し、これを記録することにより、次回の記録時または再生時において、ラストディフェクト管理情報の迅速な特定・読取を実現することができる。
(記録装置の第2実施形態)
本発明の記録装置の第2実施形態について説明する。図6は本発明の記録装置の第2実施形態を示している。図6に示すように、記録装置40は、記録装置30と同様に、第1の記録手段31、記憶手段32、第2の記録手段33、ステータス情報生成手段34、第3の記録手段35および第4の記録手段36を備えている。さらに、記録装置40は、ファイナライズ手段41および記録制御手段42を備えている。
ファイナライズ手段41は、追記型記録媒体に対しファイナライズを行う手段である。ファイナライズは、一般に、記録媒体への記録データの記録が完了した後に、当該記録媒体上の記録フォーマットを整えるといった作業を含む処理である。一般に、ファイナライズは、書換型記録媒体を再生専用型記録媒体の記録フォーマットに適合させる場合などに行われる。記録装置40におけるファイナライズは、主として、追記型記録媒体を書換型記録媒体または再生専用型記録媒体の記録フォーマットに適合させるための処理である。
記録制御手段42は、追記型記録媒体がファイナライズ前であるときにはディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録するように第2の記録手段33を制御し、ファイナライズ手段41により追記型記録媒体に対しファイナライズを行うときにはディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリアに記録するように第4の記録手段36を制御する手段である。
以上より、記録装置40によれば、追記型記録媒体がファイナライズ前であるときにはディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録し、ファイナライズ手段41により追記型記録媒体に対しファイナライズを行うときにはディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリアに記録することができる。これにより、追記型記録媒体をファイナライズするときに、ディフェクト管理情報について、追記型記録媒体と一般の書換型記録媒体との互換性を確立することができる。
(再生装置の第1実施形態)
本発明の再生装置の第1実施形態について説明する。図7は本発明の再生装置の第1実施形態を示している。図7に示す再生装置50は、 (i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録された記録データを再生する装置である。例えば、再生装置50は、上述した記録媒体10に記録された記録データを再生する装置である。
再生装置50は、図7に示すように、第1の読取手段51、エリア認識手段52、第2の読取手段53および再生手段54を備えている。
第1の読取手段51は、記録媒体のステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る手段である。第1の読取手段51は、例えば記録媒体が光ディスクである場合には、光ピックアップとそれを制御するためのコントローラ等によって実現することができる。なお、第1の読取手段51の具体的なハードウェア構成は、記録媒体が採用する記録方式(光、磁気、光磁気、相変化、誘電体の分極方向または近接場光など)に応じて任意に選択することができ、例えば磁気ヘッドまたはプローブでもよい。
エリア認識手段52は、第1の読取手段51により読み取られたステータス情報に基づいて、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報(ラストディフェクト管理情報)が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識する手段である。
例えば、ステータス情報が、複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報(ラストディフェクト管理情報)が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを示す情報を含んでいる場合には、エリア認識手段52は、当該情報に基づいて、ラストディフェクト管理情報が含まれている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識する。
また、ステータス情報が、複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれにおける未記録領域の有無を示す情報を含んでいる場合には、エリア認識手段52は、当該情報に基づいて、ラストディフェクト管理情報が含まれている1個のディフェクト管理エリアを認識する。
第2の読取手段53は、エリア認識手段52により特定された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取る手段である。第2の読取手段53の具体的なハードウェア構成は、第1の読取手段51と同じでよい。
再生手段54は、第2の読取手段53により読み取られたディフェクト管理情報に基づいて、データエリアに記録された記録データを再生する手段である。再生手段54は、データエリアに記録された記録データを読み取る記録データ読取手段を備えている。記録データ読取手段の具体的なハードウェア構成は第1の読取手段と同じでよい。さらに、再生手段54は、例えば記録データが画像データである場合には、画像データをディスプレイに表示することが可能な画像信号に変換するデコーダを備えている。
以下、再生装置50の動作を説明する。例えばすでに記録データが記録され、かつファイナライズされていない状態の追記型記録媒体が再生装置50に装着されたとき、第1の読取手段51は、記録媒体のステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る。続いて、エリア認識手段52は、このステータス情報に基づいて、記録媒体上に存在する複数の一時的ディフェクト管理エリアの中から、ラストディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識する。続いて、第2の読取手段53は、当該一時的ディフェクト管理エリアに記録されたラストディフェクト管理情報を読み取る。続いて、再生手段54は、このラストディフェクト管理情報に基づいてディフェクト管理を行いながら、記録媒体のデータエリアに記録された記録データを読み取り、これを再生する。
以上より、再生装置50によれば、ステータス情報に基づいてラストディフェクト管理情報を迅速に特定し、これを迅速に読み取ることができる。これにより、ディフェクト管理処理および再生処理を迅速に行うことができる。
(再生装置の第2実施形態)
本発明の再生装置の第2実施形態について説明する。図8は本発明の再生装置の第2実施形態を示している。図8に示すように、再生装置60は、再生装置50と同様に、第1の読取手段51、エリア認識手段52、第2の読取手段53および再生手段54を備えている。さらに、再生装置60は、ファイナライズ検出手段61、第3の読取手段62および読取制御手段63を備えている。
ファイナライズ検出手段61は、追記型記録媒体がファイナライズ済みであるか否かを検出する手段である。追記型記録媒体がファイナライズ済みであるか否かは、例えば追記型記録媒体の制御情報記録エリア等に記録された情報を参照することにより検出することができる。
第3の読取手段62は、確定的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取る手段である。第3の読取手段62の具体的なハードウェア構成は、第1の読取手段51と同じでよい。
読取制御手段63は、ファイナライズ検出手段61による検出結果に基づき、追記型記録媒体がファイナライズ済みであるときには確定的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取るように第3の読取手段62を制御し、追記型記録媒体がファイナライズ済みでないときにはラストディフェクト管理情報が記録された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取るように第2の読取手段53を制御する手段である。
以上より、再生装置60によれば、記録媒体がファイナライズ済みであるときには、確定的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取り、記録媒体がファイナライズ済みでないときには、一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録されたラストディフェクト管理情報を読み取ることができる。これにより、常に最新のディフェクト管理情報を読み取り、それに基づいてディフェクト管理を行うことができる。
なお、以上のような実施形態は、専用の装置としてハードウェアと一体的に構成する形態で実現してもよいし、コンピュータにプログラムを読み込ませることによって実現してもよい。
(記録方法の実施形態)
本発明の記録方法の実施形態について説明する。本発明の実施形態である記録方法は、(i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録データを記録する方法である。例えば、本発明の実施形態である記録方法は、上述した記録媒体10に記録データを記録する方法である。
本発明の実施形態である記録方法は、記録データをデータエリアに記録する第1の記録工程と、ディフェクト管理情報を作成または更新するディフェクト管理情報作成工程と、ディフェクト管理情報作成工程において作成または更新されたディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する第2の記録工程と、複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成するステータス情報生成工程と、ステータス情報生成工程において生成されたステータス情報をステータス情報記録エリアに記録する第3の記録工程と、追記型記録媒体に対しファイナライズを行うファイナライズ工程と、ファイナライズ工程においてファイナライズが行われるときに、ディフェクト管理情報作成工程において作成または更新されたディフェクト管理情報を確定的ディフェクト管理エリアに記録する第4の記録手段とを備えている。
この記録方法において、記録媒体をファイナライズする前の段階では、ディフェクト管理情報を複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する。その後、現段階における、複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成する。続いて、そのステータス情報をステータス情報記録エリアに記録する。これにより、次回、当該記録媒体に対して記録または再生を行うときには、当該記録媒体に記録されたステータス情報に基づいて、ラストディフェクト管理情報の迅速な特定・読取が可能となる。
(再生方法の実施形態)
本発明の再生方法の実施形態について説明する。本発明の実施形態である再生方法は、(i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録された記録データを再生する方法である。本発明の実施形態である再生方法は、例えば、上述した記録媒体10に記録された記録データを再生する方法である。
本発明の実施形態である再生方法は、追記型記録媒体がファイナライズ済みであるか否かを検出するファイナライズ検出手段と、追記型記録媒体がファイナライズ済みであるときには、確定的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取り、これを記憶手段に記憶させる第1の読取工程と、追記型記録媒体がファイナライズ済みでないときには、ステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る第2の読取工程と、第2の読取工程において読み取られたステータス情報に基づいて、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識するエリア認識工程と、エリア認識工程において認識された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録されたディフェクト管理情報を読み取る第3の読取工程と、第3の読取工程において読み取られたディフェクト管理情報に基づいて、データエリアに記録された記録データを再生する再生工程とを備えている。
この再生方法において、記録媒体がファイナライズ済みでないときには、ステータス情報を読み取り、このステータス情報に基づいて、ラストディフェクト管理情報が記録された1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識する。続いて、この1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録されたラストディフェクト管理情報を読み取る。そして、このラストディフェクト管理情報に基づいて、記録データの再生を行う。この再生方法によれば、ステータス情報に基づいて、記録媒体上に存在する複数の一時的ディフェクト管理エリアの中から、ラストディフェクト管理情報が記録された1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識することができ、ラストディフェクト管理情報を迅速に読み取ることができる。
(追記型記録媒体の第1実施例)
本発明の追記型記録媒体の第1実施例について説明する。第1実施例は、本発明の追記型記録媒体を1層の追記型光ディスクに適用した例である。図9は当該追記型光ディスク100の記録構造を示している。図9中の上段左側が光ディスク100の内周側であり、下段右側が光ディスク100の外周側である。
光ディスク100は、図9に示すように、ユーザデータエリア101、スペアエリア102A、102B、リードインエリア103、リードアウトエリア104、確定的ディフェクト管理エリア105、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cおよびステータス情報記録エリア107を備えている。
ユーザデータエリア101、スペアエリア102A、102Bは、記録データを記録するためのエリアである。ユーザデータエリア101は記録データを記録するための主たるエリアである。スペアエリア102Aおよび102Bは、ユーザデータエリア101内のディフェクトから記録データを退避させるための代替記録エリアである。すなわち、ユーザデータエリア101にディフェクトが存在するときに、そのディフェクトが存在する場所に記録すべきであった記録データまたはその場所に記録されていた記録データは、スペアエリア102Aまたは102Bに記録される。スペアエリア102Aはユーザデータエリア101の内周側に配置され、スペアエリア102Bはユーザデータエリア101の外周側に配置されている。ユーザデータエリア101、スペアエリア102A、102Bによりデータゾーン108が形成される。
リードインエリア103およびリードアウトエリア104は、制御情報を記録するためのエリアである。リードインエリア103は光ディスク100の最内周側に配置されている。リードアウトエリア104は光ディスク100の最外周側に配置されている。
確定的ディフェクト管理エリア105は、ディフェクト管理情報を確定的に記録するためのエリアである。光ディスク100をファイナライズするとき、ディフェクト管理情報は、確定的ディフェクト管理エリア105に記録される。確定的ディフェクト管理エリア105は、リードインエリア103内に配置されている。
一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cは、ディフェクト管理情報を一時的に記録するためのエリアである。光ディスク100をファイナライズする前の段階では、ディフェクト管理情報は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのいずれかに記録される。一時的ディフェクト管理エリアは、光ディスク100上に3個存在する。第1の一時的ディフェクト管理エリア106Aは、リードインエリア103内に配置されている。第2の一時的ディフェクト管理エリア106Bは、リードインエリア103とデータゾーン108との間に配置されている。第3の一時的ディフェクト管理エリア106Cは、データゾーン108とリードアウトエリア104との間に配置されている。
ステータス情報記録エリア107は、ステータス情報を記録するためのエリアである。ステータス情報記録エリア107は、リードインエリア103内に配置されている。
以上より、光ディスク100によれば、確定的ディフェクト管理エリア105をリードインエリア103内に設けたことにより、追記型光ディスク100と一般の書換型光ディスクとの間で互換性をとりつつ、光ディスク100に対するディフェクト管理を実現することができる。
また、一時的ディフェクト管理エリア106Bをリードインエリア103とデータゾーン108との間に配置し、一時的ディフェクト管理エリア106Cをデータゾーン108とリードアウトエリア104との間に配置したことにより、光ディスク100と一般の書換型光ディスクとの間の互換性をとりつつ、比較的大きなサイズの一時的ディフェクト管理エリアを設けることができる。これにより、ディフェクト管理情報の更新可能回数を増加させることができる。
さらに、一時的ディフェクト管理エリアを、3個の一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cに分割し、これらを光ディスク100上に分散させて配置したことにより、光ディスクに関する既存の記録構造を大きく変更せずに、比較的大きなサイズを有する一時的ディフェクト管理エリアを設けることができる。これにより、ディフェクト管理情報の更新可能回数を増加させることができる。
なお、一時的ディフェクト管理エリアの個数は3個に限らず、2個でもよく、4個以上でもよい。また、一時的ディフェクト管理エリアの配置も限定されない。一時的ディフェクト管理エリアをスペアエリアとユーザデータエリアとの間に配置してもよい。また、一時的ディフェクト管理エリアをリードアウトエリアの外周側に配置してもよい。
(追記型記録媒体の第2実施例)
本発明の追記型記録媒体の第2実施例について説明する。第2実施例は、本発明の追記型記録媒体を2層の追記型光ディスクに適用した例である。図10は当該追記型光ディスク120の記録構造を示している。図10中の左側が光ディスク120の内周側であり、右側が光ディスク120の外周側である。
図10に示すように、光ディスク120の第1層には、ユーザデータエリア121、スペアエリア122A、122B、リードインエリア123、リードアウトエリア124、確定的ディフェクト管理エリア125、一時的ディフェクト管理エリア126A、126B、126Cおよびステータス情報記録エリア127が設けられている。ユーザデータエリア121、スペアエリア122A、122Bによりデータゾーン128が形成される。光ディスク120の第2層には、ユーザデータエリア131、スペアエリア132A、132Bおよび一時的ディフェクト管理エリア136A、136Bが設けられている。ユーザデータエリア131、スペアエリア132A、132Bによりデータゾーン138が形成される。
このような構成を有する光ディスク120によっても、光ディスク100と同様の作用効果を得ることができる。
(ディフェクト管理情報の実施例)
本発明の追記型記録媒体におけるディフェクト管理情報の実施例について説明する。図11は光ディスク100用のディフェクト管理情報を示している。図11に示すように、ディフェクト管理情報140には、設定情報141およびディフェクトリスト142が含まれている。設定情報141には、ユーザデータエリア101の開始アドレス、ユーザデータエリア101の終了アドレス、内周側のスペアエリア102Aのサイズ、外周側のスペアエリア102Bのサイズおよびその他の情報が含まれている。
光ディスク100上のユーザデータエリア101の位置およびサイズは設定情報141に基づいて決まる。また、スペアエリア102A、102Bのそれぞれのサイズ、位置も設定情報141に基づいて決まる。そして、設定情報141は、光ディスク100のイニシャライズ時に、記録再生装置によって生成され、ディフェクト管理情報140の一部として光ディスク100に記録される。したがって、データゾーン108の位置およびサイズは、記録再生装置によって任意に設定することができる。例えば、ユーザデータエリア101の開始アドレスまたはスペアエリア102Aのサイズを調整すれば、リードインエリア103とデータゾーン108との間にエリアを形成することができ、そのエリアを一時的ディフェクト管理エリア106Bとして用いることができる。
図12はディフェクトリスト142の内容を示している。図12に示すように、ディフェクトリスト142には、ユーザデータエリア101内におけるディフェクトが存在する位置を示すアドレス(以下、これを「ディフェクトアドレス」と呼ぶ。)と、そのディフェクトが存在する場所に記録すべき記録データまたはその場所に記録された記録データのスペアエリア102Aまたは102B内における記録位置を示すアドレス(以下、これを「代替記録アドレス」と呼ぶ。)と、その他の情報とが記録されている。ユーザデータエリア101内に複数のディフェクトが存在するときには、それらのディフェクトに対応した複数のディフェクトアドレスと複数の代替記録アドレスがディフェクトリスト142内に記録される。光ディスク100に記録された記録データを再生するときには、記録再生装置によりディフェクトリスト142のディフェクトアドレスと代替記録アドレスが参照される。ディフェクトリスト142を参照することにより、ディフェクトを避けて記録された記録データの記録の軌跡を辿ることができ、記録データを確実に再生することが可能となる。
(ステータス情報の第1実施例)
本発明の追記型記録媒体におけるステータス情報の第1実施例について説明する。図13は光ディスク100用のステータス情報の第1実施例を示している。図13に示すステータス情報150は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cの記録状態を示す情報である。ステータス情報150は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれの開始アドレスおよびそれぞれのサイズを示す情報と、ラストディフェクト管理情報フラグとを含んでいる。なお、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれのサイズを示す情報を、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれの終了アドレスを示す情報に代えてもよい。
ラストディフェクト管理情報フラグは、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのうち、ラストディフェクト管理情報が記録されている一時的ディフェクト管理エリアを示すフラグである。ラストディフェクト管理情報フラグは、3ビットのデータである。ラストディフェクト管理情報フラグのビット0は一時的ディフェクト管理エリア106Aに対応しており、ビット1は一時的ディフェクト管理エリア106Bに対応しており、ビット2は一時的ディフェクト管理エリア106Cに対応している。
ラストディフェクト管理情報フラグにおいて、ビットが「0」のときは、当該ビットに対応する一時的ディフェクト管理エリアに、ラストディフェクト管理情報が存在しないことを意味する。ビットが「1」のときは、当該ビットに対応する一時的ディフェクト管理エリアにラストディフェクト管理情報が存在することを意味する。なお、ラストディフェクト管理情報とは、上述したように、複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報をいう。
以下、ステータス情報150の機能について具体的に説明する。図14は、光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリアに4個のディフェクト管理情報が記録され、ステータス情報記録エリア107に4個のステータス情報が記録された状態を示している。なお、図14では、説明の便宜上、リードインエリア103、データゾーン108等の表示を省略している。
図14において、ディフェクト管理情報140Aは、最初に作成されたディフェクト管理情報である。これは第1の一時的ディフェクト管理エリア106Aの先頭に記録されている。ディフェクト管理情報140Bは、1度目に更新されたディフェクト管理情報である。これはディフェクト管理情報140Aの隣に連続的に記録されている。ディフェクト管理情報140Cは、2度目に更新されたディフェクト管理情報である。一時的ディフェクト管理エリア106Aは、これら3個のディフェクト管理情報でいっぱいであり、これ以上ディフェクト管理情報を記録することが可能な未記録領域はない。ディフェクト管理情報140Dは、3度目に更新されたディフェクト管理情報である。これは一時的ディフェクト管理エリア106Bの先頭に記録されている。図14において、ディフェクト管理情報140Dがラストディフェクト管理情報である。
一方、図14において、ステータス情報150Aは、ディフェクト管理情報140Aに対応するステータス情報である。これはディフェクト管理情報140Aとほぼ同時期に記録されたものであり、ステータス情報記録エリア107の先頭に記録されている。ステータス情報150Bは、ディフェクト管理情報140Bに対応するステータス情報である。これはディフェクト管理情報140Bとほぼ同時期に記録されたものであり、ステータス情報150Aの隣に連続的に記録されている。同様に、ステータス情報150Cはディフェクト管理情報140Cに対応し、ステータス情報150Dはディフェクト管理情報140Dに対応する。図14において、ステータス情報150Dは、ラストディフェクト管理情報140Dに対応する。以下、ラストディフェクト管理情報に対応するステータス情報を「ラストステータス情報」という。
図13に示すステータス情報150は、図14に示す光ディスク100の記録状態を示している。すなわち、ステータス情報150は、図14中のラストステータス情報150Dである。ステータス情報150(150D)において、ラストディフェクト管理情報フラグのビットのうち、ビット1が「1」である。これは、ビット1に対応する一時的ディフェクト管理エリア106Bにラストディフェクト管理情報140Dが記録されていることを示している。
光ディスク100に記録データを記録するとき、または光ディスク100に記録された記録データを再生するとき、記録再生装置は、記録データの記録・再生を開始する前の準備段階において、光ディスク100からディフェクト管理情報を読み取る。そして、記録再生装置は、この読み取ったディフェクト管理情報に基づいて、ディフェクト管理を行う。さらに、記録再生装置は、この読み取ったディフェクト管理情報に基づいてディフェクト管理情報の更新を行う。このように、記録再生装置が記録・再生の準備段階で読み取ったディフェクト管理情報は、ディフェクト管理の基礎となり、かつ、ディフェクト管理情報の更新の基礎となる。このため、このディフェクト管理情報は、現時点における光ディスク100のディフェクトの状態がもっとも反映された、最新のディフェクト管理情報、すなわちラストディフェクト管理情報であることが望ましい。そこで、記録再生装置は、記録・再生の準備段階において、光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cに記録された複数のディフェクト管理情報の中から、ラストディフェクト管理情報を特定し、これを読み取る。このとき、記録再生装置は、ステータス情報150のラストディフェクト管理情報フラグを参照する。これにより、記録再生装置は、ラストディフェクト管理情報が記録されている一時的ディフェクト管理エリアを認識することができ、ラストディフェクト管理情報を迅速に特定することができる。例えば、光ディスク100の記録状態が図14に示す状態である場合には、記録再生装置は、ステータス情報150Dにおけるラストディフェクト管理情報フラグのビット1が「1」であることを認識し、この認識に基づいて、一時的ディフェクト管理エリア106B内のみをサーチする。一時的ディフェクト管理エリア106Aおよび106Cはサーチしない。これにより、記録再生装置は、ラストディフェクト管理情報140Dを迅速に特定することができる。
(ステータス情報の第2実施例)
本発明の追記型記録媒体におけるステータス情報の第2実施例について説明する。図15は光ディスク100用のステータス情報の第2実施例を示している。図15に示すステータス情報160は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cの記録状態を示す情報である。ステータス情報160は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれの開始アドレスおよびそれぞれのサイズを示す情報と、フルフラグとを含んでいる。
フルフラグは、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれにおける未記録領域の有無を示すフラグである。フルフラグは、3ビットのデータである。フルフラグのビット0は一時的ディフェクト管理エリア106Aに対応しており、ビット1は一時的ディフェクト管理エリア106Bに対応しており、ビット2は一時的ディフェクト管理エリア106Cに対応している。
フルフラグにおいて、ビットが「0」のときは、当該ビットに対応する一時的ディフェクト管理エリアに未記録領域があることを意味する。ビットが「1」のときは、当該ビットに対応する一時的ディフェクト管理エリアに未記録領域がないことを意味する。
以下、ステータス情報160の機能について図14および図15を用いて具体的に説明する。図15に示すステータス情報160は、図14に示す光ディスク100の記録状態を示している。ステータス情報160において、フルフラグのビットのうち、ビット0が「1」であり、ビット1およびビット2がそれぞれ「0」である。これは、ビット0に対応する一時的ディフェクト管理エリア106Aに未記録領域がなく、一時的ディフェクト管理エリア106Bおよび106Cには未記録領域があることを示している。ここで、ディフェクト管理情報の追記に用いる一時的ディフェクト管理エリアの順番が106A→106B→106Cであることが予め決められているものとする。すなわち、ディフェクト管理情報を、まず一時的ディフェクト管理エリア106Aに記録し、これがいっぱいになると、次に、一時的ディフェクト管理エリア106Bに記録し、これがいっぱいになる、次に、一時的ディフェクト管理エリア106Cに記録するというルールが記録再生装置に予め設定されているものとする。この条件のもとで、一時的ディフェクト管理エリア106Aのみに未記録領域がないときには、ラストディフェクト管理情報は、次の一時的ディフェクト管理エリア106Bに記録されていることになる。よって、記録再生装置は、ステータス情報160を参照することにより、ラストディフェクト管理情報が記録されている一時的ディフェクト管理エリアを認識でき、ラストディフェクト管理情報を迅速に特定することができる。
(ステータス情報の第3実施例)
本発明の追記型記録媒体におけるステータス情報の第3実施例について説明する。図16は光ディスク100用のステータス情報の第3実施例を示している。図16に示すステータス情報170は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cの記録状態を示す情報である。ステータス情報170は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれの開始アドレスおよびそれぞれのサイズを示す情報と、記録状態フラグとを含んでいる。
記録状態フラグは、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれについて、全域未記録か、一部記録済みか、全域記録済みかを示すフラグである。記録状態フラグは、6ビットのデータである。記録状態フラグのビット0およびビット1は一時的ディフェクト管理エリア106Aに対応しており、ビット2およびビット3は一時的ディフェクト管理エリア106Bに対応しており、ビット4およびビット5は一時的ディフェクト管理エリア106Cに対応している。このように、記録状態フラグにおいては、2ビットが1個の一時的ディフェクト管理エリアに対応する。以下、1個の一時的ディフェクト管理エリアに対応する2ビットを「ビットユニット」という。
記録状態フラグにおいて、ビットユニットが「00」のときは、当該ビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリアが全域未記録であることを意味する。ビットユニットが「01」のときは、当該ビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリアが一部記録済みであることを意味する。ビットユニットが「10」のときには、当該ビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリアが全域記録済みであることを意味する。
以下、ステータス情報170の機能について具体的に説明する。図17は、光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリアに4個のディフェクト管理情報が記録され、ステータス情報記録エリア107に4個のステータス情報が記録された状態を示している。
図17において、最初に作成されたディフェクト管理情報140A、1度目に更新されたディフェクト管理情報140B、および2度目に更新されたディフェクト管理情報140Cは、一時的ディフェクト管理エリア106Aに記録されている。また、3度目に更新されたディフェクト管理情報140Dは、一時的ディフェクト管理エリア106Cに記録されている。一方、ディフェクト管理情報140Aないし140Dに対応するステータス情報170Aないし170Dは、ステータス情報記録エリア107に記録されている。図17において、ディフェクト管理情報140Dがラストディフェクト管理情報であり、ステータス情報170Dがラストステータス情報である。
図16に示すステータス情報170は、図17に示す光ディスク100の記録状態を示している。すなわち、ステータス情報170は、図17中のラストステータス情報170Dである。ステータス情報170(170D)において、記録状態フラグのビットユニットのうち、ビット4およびビット5からなるビットユニットが「01」である。これは、このビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリア106Cが一部記録済みであり、当該一時的ディフェクト管理エリア106Cが現在使用中であることを示している。これは、当該一時ディフェクト管理エリア106Cにラストディフェクト管理情報140Dが記録されていることを意味する。よって、記録再生装置は、ステータス情報170を参照することにより、ラストディフェクト管理情報140Dが記録されている一時的ディフェクト管理エリアを認識でき、ラストディフェクト管理情報140Dを迅速に特定することができる。
(ステータス情報の第4実施例)
本発明の追記型記録媒体におけるステータス情報の第4実施例について説明する。図18は光ディスク100用のステータス情報の第4実施例を示している。図18に示すステータス情報180は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cの記録状態を示す情報である。ステータス情報180は、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれの開始アドレスおよびそれぞれのサイズを示す情報と、使用状態フラグとを含んでいる。
使用状態フラグは、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのそれぞれについて、アクティブかインアクティブかを示すと共に、アクティブの場合には、現在使用中か否かを示すフラグである。なお、「アクティブ」とは、一時的ディフェクト管理エリアの使用が予定もしくは許可されている状態または使用可能な状態を意味する。「インアクティブ」とは、一時的ディフェクト管理エリアの使用が予定もしくは許可されていない状態または使用不能な状態を意味する。例えば、一時的ディフェクト管理エリア106Cを他の用途に使用するときには、一時的ディフェクト管理エリア106Cをインアクティブにする。
使用状態フラグは、6ビットのデータである。使用状態フラグのビット0およびビット1は一時的ディフェクト管理エリア106Aに対応しており、ビット2およびビット3は一時的ディフェクト管理エリア106Bに対応しており、ビット4およびビット5は一時的ディフェクト管理エリア106Cに対応している。このように、使用状態フラグにおいては、2ビットが1個の一時的ディフェクト管理エリアに対応する。以下、1個の一時的ディフェクト管理エリアに対応する2ビットを「ビットユニット」という。
使用状態フラグにおいて、ビットユニットが「00」のときは、当該ビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリアがアクティブであり、かつ現在使用中でないことを意味する。ビットユニットが「01」のときは、当該ビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリアがアクティブであり、かつ現在使用中であることを意味する。ビットユニットが「10」のときには、当該ビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリアの全域がインアクティブであることを意味する。
以下、ステータス情報170の機能について具体的に説明する。図19は、光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリアに4個のディフェクト管理情報が記録され、ステータス情報記録エリア107に4個のステータス情報が記録された状態を示している。
図19において、最初に作成されたディフェクト管理情報140A、1度目に更新されたディフェクト管理情報140B、および2度目に更新されたディフェクト管理情報140Cは、一時的ディフェクト管理エリア106Aに記録されている。また、3度目に更新されたディフェクト管理情報140Dは、一時的ディフェクト管理エリア106Bに記録されている。一方、ディフェクト管理情報140Aないし140Dに対応するステータス情報180Aないし180Dは、ステータス情報記録エリア107に記録されている。図19において、ディフェクト管理情報140Dがラストディフェクト管理情報であり、ステータス情報180Dがラストステータス情報である。
図18に示すステータス情報180は、図19に示す光ディスク100の記録状態を示している。すなわち、ステータス情報180は、図19中のラストステータス情報180Dである。ステータス情報180(180D)において、使用状態フラグのビットユニットのうち、ビット2およびビット3からなるビットユニットが「01」になっている。これは、このビットユニットに対応する一時的ディフェクト管理エリア106Bがアクティブであり、かつ現在使用中であることを示している。これは、当該一時ディフェクト管理エリア106Bにラストディフェクト管理情報140Dが記録されていることを意味する。よって、記録再生装置は、ステータス情報180を参照することにより、ラストディフェクト管理情報140Dが記録されている一時的ディフェクト管理エリアを認識でき、ラストディフェクト管理情報140Dを迅速に特定することができる。
(記録装置・再生装置の実施例)
本発明の記録装置および再生装置の実施例について説明する。図20は本発明の記録装置および再生装置の実施例を示している。図20に示す記録再生装置200は、光ディスク100に記録データを記録する記録装置としての機能と、光ディスク100に記録された記録データを再生する再生装置としての機能とを備えている。
まず、記録再生装置200の構成について説明する。記録再生装置200は、図20に示すように、ディスクドライブ300と、バックエンド400とを備えている。
図21はディスクドライブ300の内部構成を示している。ディスクドライブ300は、光ディスク100に情報を記録すると共に、光ディスク100に記録された情報を読み取る装置である。
ディスクドライブ300は、図21に示すように、スピンドルモータ351、光ピックアップ352、RFアンプ353およびサーボ回路354を備えている。
スピンドルモータ351は光ディスク100を回転させるモータである。
光ピックアップ352は、光ディスク100の記録面に対して光ビームを照射することによって記録データ等を記録面上に記録すると共に、光ビームの反射光を受け取ることによって記録面上に記録された記録データ等を読み取る装置である。光ピックアップ352は、光ビームの反射光に対応するRF信号を出力する。
RFアンプ353は、光ピックアップ352から出力されたRF信号を増幅して、そのRF信号を変調復調部355に出力する。さらに、RFアンプ353は、RF信号から、ウォブル周波数信号WF、トラックエラー信号TEおよびフォーカスエラー信号FEを作り出し、これらを出力する。
サーボ回路354は、トラックエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEその他のサーボ制御信号に基づいて光ピックアップ352およびスピンドルモータ351の駆動を制御するサーボ制御回路である。
さらに、ディスクドライブ300は、図21に示すように、変調復調部355、バッファ356、インターフェース357および光ビーム駆動部358を備えている。
変調復調部355は、読取時において記録データに対してエラー訂正を行う機能と、記録時において記録データにエラー訂正符号を付加してこれを変調する機能とを備えた回路である。具体的には、変調復調部355は、読取時においては、RFアンプ353から出力されるRF信号を復調し、これに対してエラー訂正を行った後、これをバッファ356に出力する。さらに、変調復調部355は、復調されたRF信号に対してエラー訂正を行った結果、エラー訂正が不能であるときには、その旨を示すエラー訂正不能信号を生成し、これをディフェクト検出部359に出力する。また、変調復調部355は、記録時においては、バッファ356から出力される記録データにエラー訂正符号を付加した後、これを、光ディスク100の光学的特性等に適合する符号となるように変調し、変調された記録データを光ビーム駆動部358に出力する。
バッファ356は、記録データを一時的に蓄える記憶回路である。
インターフェース357は、ディスクドライブ300とバックエンド400との間の記録データ等の入出力制御ないし通信制御を行う回路である。具体的には、インターフェース357は、再生時においては、バックエンド400からの要求命令に応じて、バッファ356から出力される記録データ(すなわち光ディスク100から読み取られた記録データ)をバックエンド400へ出力する。また、インターフェース357は、記録時においては、バックエンド400からディスクドライブ300に入力される記録データを受け取り、これをバッファ356に出力する。さらに、インターフェース357は、バックエンド400からの要求命令に応じて、ディフェクト管理情報作成部360に保持されているディフェクトリストの全部または一部をバックエンド400に出力する。
光ビーム駆動部358は、記録時において、変調復調部355から出力された記録データ等に対応する光ビーム駆動信号を生成し、これを光ピックアップ352に出力する。光ピックアップ352は、光ビーム駆動信号に基づいて光ビームを変調し、光ディスク100の記録面に照射する。これにより、記録データ等が記録面上に記録される。
さらに、ディスクドライブ300は、図21に示すように、ディフェクト検出部359およびディフェクト管理情報作成部360を備えている。
ディフェクト検出部359は、光ディスク100のディフェクトを検出する回路である。そして、ディフェクト検出部359は、ディフェクトの存否を示すディフェクト検出信号を生成し、これを出力する。ディフェクト検出部359は、情報の読取時(ベリファイ時または再生時)における記録データのエラー訂正の結果に基づいて、ディフェクト検出を行う。上述したように、変調復調部355は、復調されたRF信号に対してエラー訂正を行った結果、エラー訂正が不能であるときには、その旨を実質的に示すエラー訂正不能信号を生成し、これをディフェクト検出部359に出力する。ディフェクト検出部359は、このエラー訂正不能信号を受け取ったときに、ディフェクトが存在していることを示すディフェクト検出信号を出力する。
ディフェクト管理情報作成部360は、ディフェクト検出部359から出力されたディフェクト検出信号に基づいて、ディフェクト管理情報140を作成し、または更新する回路である。ディフェクト管理情報140は、ディフェクト管理情報作成部360内に設けられた記憶回路に書換可能な状態で記憶される。さらに、ディフェクト管理情報作成部360は、バックエンド400からの要求命令に応じて、ディフェクト管理情報140をインタ−フェース357を介してバックエンド400に出力する。
さらに、図21に示すように、ディスクドライブ300はCPU361を有している。CPU361は、ディスクドライブ300の全体的な制御および上述したディスクドライブ300内の各要素間の情報のやり取りを制御する。さらに、CPU361は、記録データおよびディフェクト管理情報140の記録動作および読取動作を制御する。さらに、CPU361は、バックエンド400から送られる制御命令ないし要求命令に応じて、ディスクドライブ300とバックエンド400との間のデータのやり取りを制御する。さらに、CPU361はステータス情報を生成する。
次に、図22はバックエンド400の内部構成を示している。バックエンド400は、ディスクドライブ300によって光ディスク100から読み取られた記録データに対して再生処理を行うと共に、光ディスク100に記録する目的で外部から供給された記録データを受け取り、これを圧縮(エンコード)してディスクドライブ300に送り出す装置である。
バックエンド400は、ドライブ制御部471、ビデオデコーダ472、オーディオデコーダ473、ビデオエンコーダ474、オーディオエンコーダ475、システム制御部476およびディフェクト管理部477を備えている。
ドライブ制御部471は、ディスクドライブ300の読取処理および記録処理を制御する回路である。記録データを光ディスク100から読み取ってそれを再生する作業、および記録データを外部から受け取ってそれを光ディスク100に記録する作業は、バックエンド400とディスクドライブ300とが協働して行う。ドライブ制御部471は、ディスクドライブ300の読取処理および記録処理を制御することにより、バックエンド400とディスクドライブ300との協働を実現する。具体的には、ドライブ制御部471は、ディスクドライブ300に対して、読取、記録、バッファ356から記録データの出力、ディフェクト管理情報作成部360からのディフェクト管理情報140の出力などに関する要求命令を出力する。さらに、ドライブ制御部371は、記録データおよびディフェクト管理情報140その他各種情報の入力・出力を制御する入出力制御を行う。
ビデオデコーダ472およびオーディオデコーダ473は、それぞれ、ディスクドライブ300により光ディスク100から読み取られ、ドライブ制御部471を介して供給された記録データを復調し、記録データをディスプレイ、スピーカなどにより再生可能な状態に変換する回路である。
ビデオエンコーダ474およびオーディオエンコーダ475は、それぞれ、光ディスク100に記録する目的で外部から入力された映像信号、音声信号等を受け取り、これを例えばMPEG圧縮方式等により圧縮し、これを、ドライブ制御部471を介してディスクドライブ300に供給する回路である。
システム制御部476は、再生時には、ドライブ制御部471、ビデオデコーダ472、オーディオデコーダ473、ディフェクト管理部477を制御し、これらと協働して記録データの再生処理を行う回路である。また、記録時には、システム制御部476は、ドライブ制御部471、ビデオエンコーダ474、オーディオエンコーダ475、ディフェクト管理部477を制御し、これらと協働して記録データの記録処理を行う。また、システム制御部476は、再生時および記録時において、ディスクドライブ300とバックエンド400との協働を実現するために、ドライブ制御471と共に、ディスクドライブ300に対する制御(例えば各種要求命令の生成・送信、応答信号の受信など)を行う。
ディフェクト管理部477は、その内部に記憶回路を有しており、ディスクドライブ300のディフェクト管理情報作成部360により作成・更新されたディフェクト管理情報140の全部または一部を受け取り、これを保持する機能を備えている。そして、ディフェクト管理部477はシステム制御部476と共に、ディフェクト管理を行う。
次に、記録再生装置200における初期設定処理について説明する。図23は記録再生装置200の初期設定処理を示している。記録再生装置200は、光ディスク100がドライブユニット300に装着されてから、記録データの記録または再生を行うまでの間(記録・再生の準備段階)において、初期設定処理を行う。初期設定処理は、記録データの記録または再生の準備をするための処理であり、様々な処理を含んでいるが、以下、これらの処理のうち、光ディスク100のイニシャライズ、ディフェクト管理情報140の作成・記録、ステータス情報の生成・記録およびディフェクト管理情報140のバックエンドへの送出等について説明する。これらの処理は、主としてドライブユニット300のCPU361の制御のもとに行われる。
図23に示すように、光ディスク100がドライブユニット300に装着されると、ドライブユニット300のCPU361は、光ディスク100が未記録ディスク(ブランクディスク)であるか否かを判定する(ステップS11)。
光ディスク100が未記録ディスクであるときには(ステップS11:YES)、CPU361は、光ディスク100に対してイニシャライズ処理を行う(ステップS12)。このイニシャライズ処理において、ディフェクト管理情報作成部360は、ディフェクト管理情報140を作成する(ステップS13)。具体的には、イニシャライズ処理の中で設定されたユーザデータエリア101の開始アドレスおよび終了アドレス並びにスペアエリア102Aおよび102Bのサイズを取得し、設定情報141を作成する。さらに、ディフェクトリスト142を作成する。なお、ここで作成されるディフェクトリスト142は、外枠のみであり、内実はない。すなわち、ディフェクトアドレスは記録されておらず、具体的な代替記録アドレスも記録されていない。ただ、ヘッダ、識別情報などが記録されるのみである。作成されたディフェクト管理情報140はディフェクト管理情報作成部360内に記憶保持される。
続いて、CPU361は、ディフェクト管理情報作成部360内に記憶されたディフェクト管理情報140をバックエンド400に送る(ステップS14)。ディフェクト管理情報140はバックエンド400のディフェクト管理部477に記憶される。
続いて、CPU361は、ディフェクト管理情報作成部360内に記憶されたディフェクト管理情報140を光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリア106Aに記録する(ステップS15)。
続いて、CPU361は、ステータス情報150を作成する(ステップS16)。ステップS15において、ディフェクト管理情報140は一時的ディフェクト管理エリア106Aに記録されたので、ラストディフェクト管理情報フラグのビット0が「1」に設定され、ビット1およびビット2はそれぞれ「0」に設定される。
続いて、CPU361は、ステータス情報150を光ディスク100のステータス情報記録エリア107に記録する(ステップS17)。
一方、光ディスク100が未記録ディスクでない場合には(ステップS11:NO)、続いて、CPU361は、光ディスク100がファイナライズ済みか否かを判定する(ステップS18)。
光ディスク100がファイナライズ済みでない場合には(ステップS18:NO)、CPU361は、ステータス情報に基づいて、光ディスク100に記録されたラストディフェクト管理情報140を読み取る処理を行う。すなわち、光ディスク100が未記録ディスクでない場合には、すでに過去に作成された1個または数個のディフェクト管理情報140が一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cに記録されている。そこで、CPU361は、ステータス情報に基づいて、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cに記録された1個または数個のディフェクト管理情報140の中から、ラストディフェクト管理情報を特定し、これを読み取る。
具体的には、まず、CPU361は、光ディスク100のステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報150の中から、ラストステータス情報を特定し、これを読み取る(ステップS19)。
続いて、CPU361は、読み取ったステータス情報150に含まれるラストディフェクト管理情報フラグを参照し、ラストディフェクト管理情報が記録された一時的ディフェクト管理エリアを認識し、ラストディフェクト管理情報を特定する(ステップS20)。
続いて、CPU361は、ラストディフェクト管理情報140を読み取る(ステップS21)。
続いて、CPU361は、読み取ったディフェクト管理情報140をディフェクト管理情報作成部360に記憶し、かつ、これをバックエンド400に送る(ステップS22)。バックエンド400において、ディフェクト管理情報140はディフェクト管理部477に記憶される。
一方、光ディスク100が未記録ディスクでなく、かつファイナライズ済みである場合には(ステップS18:YES)、CPU361は、ディフェクト管理情報140を確定的ディフェクト管理エリア105から読み取り(ステップS23)、これをバックエンド400に送る(ステップS24)。バックエンド400において、ディフェクト管理情報140はディフェクト管理部477に記憶される。
以上の初期設定処理により、ディフェクト管理情報140がディスクドライブ300のディフェクト管理情報作成部360に記憶され、かつ、バックエンド400のディフェクト管理部477に記憶される。これにより、ディフェクト管理情報作成部360において、ディフェクト管理情報140の更新処理の準備が完了する。一方、ディフェクト管理部477において、ディフェクト管理の準備が完了する。
次に、記録再生装置200の記録処理について説明する。図24は主に記録再生装置200の記録処理を示している。記録再生装置200は、記録データを光ディスク100のユーザデータエリア101に記録する記録処理を行う。記録再生装置200は、記録処理の中でベリファイ処理を行い、このベリファイ処理の結果に基づいてディフェクトリスト142を更新する。記録処理は、ドライブユニット300のCPU361とバックエンド400のシステム制御部476の協働によって実現する。
図24に示すように、ユーザが記録開始の指示を入力すると(ステップS33:YES)、これに応じて、記録再生装置200は記録データを記録する(ステップS34)。記録データの記録は所定のブロックごとに行われる。
記録再生装置200は、1ブロックの記録を行う度に、ベリファイを行い(ステップS35)、ベリファイの結果に基づいて、ディフェクト管理情報作成部360内に記憶されたディフェクトリスト142を更新する。具体的には、ベリファイの結果、記録データの記録に失敗したことを認識したときには(ステップS36:YES)、CPU361は、当該記録に失敗した記録データをスペアエリア102Aまたは102Bに記録する(ステップS37)。続いて、CPU361は、当該記録データの記録すべきであった場所にディフェクトが存在すると推測し、その場所を示すディフェクトアドレスとそれに対応する代替記録アドレスをディフェクトリスト142に記録する(ステップS38)。
今回記録すべき記録データの一連のブロックについて上記ステップS34ないしS38の処理が終了したとき(ステップS39:YES)、CPU361は、更新したディフェクト管理情報140(更新したディフェクトリスト142を含むディフェクト管理情報140)を光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのいずれかに追記する(ステップS40)。このとき、更新したディフェクト管理情報140は、前回記録されたディフェクト管理情報の隣に記録される。なお、前回記録されたディフェクト管理情報が存在する一時的ディフェクト管理エリアに未記録領域がないときには、更新したディフェクト管理情報140は、未記録の他の一時的ディフェクト管理エリアに記録される。更新したディフェクト管理情報140を記録すべき場所を決定するときに、図23中のステップS19で読み取ったステータス情報を用いてもよい。
続いて、CPU361は、ステータス情報150を生成する(ステップS41)。更新されたディフェクト管理情報140が光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのいずれかに追記されたことにより、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cの記録状態が変化している。具体的には、今回更新されて、追記されたディフェクト管理情報140が新しいラストディフェクト管理情報となる。そのため、CPU361は、このような記録状態の変化を反映するために、ステータス情報150を生成(更新)する。CPU361は、ステップS40で、ディフェクト管理情報140を追記した一時的ディフェクト管理エリアを認識しているので、この認識に基づいてステータス情報150を生成することができる。
続いて、CPU361は、この新たなステータス情報150を、光ディスク100のステータス情報記録エリア107に追記する(ステップS42)。新たなステータス情報は、前回記録されたステータス情報の隣に連続的に追記される。以上で、記録処理は完了する。
次に、記録再生装置200におけるファイナライズ処理について説明する。図25はファイナライズ処理を示している。例えばユーザがファイナライズ処理を行う旨の指示を入力すると(図24中のステップS31:YES)、記録再生装置200は、光ディスクがファイナライズ済みでないことを確認した上で(ステップS51:YES)、その光ディスク100に対してファイナライズ処理を行う(ステップS52)。ファイナライズ処理の際に、記録再生装置200は、ディフェクト管理情報作成部360内に記憶されたディフェクト管理情報140を光ディスク100の確定的ディフェクト管理エリア105に記録する(ステップS53)。以上で、ファイナライズ処理は完了する。
次に、記録再生装置200の再生処理について説明する。図26は記録再生装置200の再生処理を示している。
ユーザが再生開始の指示を入力すると(図24中のステップS32:YES)、記録再生装置200は、光ディスク100が未記録ディスクでないことを確認した上で(ステップS61:NO)、光ディスク100のユーザデータエリア101に記録された記録データを再生する(ステップS62)。記録再生装置200は、バックエンド400のディフェクト管理477に記憶されたディフェクト管理情報140に基づいてディフェクト管理を行いながら、記録データの再生を行う。
以上より、記録再生装置200によれば、(a)更新したディフェクト管理情報140を光ディスク100の一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのいずれかに記録したときに、ステータス情報150を生成し、これを光ディスク100のステータス情報記録エリア107に記録する構成とし、また、(b)ステータス情報記録エリア107に記録されたステータス情報150を読み取り、このステータス情報150に基づいて、一時的ディフェクト管理エリア106A、106B、106Cのいずれかに記録されているラストディフェクト管理情報140を特定する構成とした。これにより、ラストディフェクト管理情報の迅速な特定・読取を実現することができる。
なお、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う追記型記録媒体、記録装置、記録方法、再生装置および再生方法並びに記録装置および再生装置を実現するコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明に係る追記型記録媒体、追記型記録媒体用の記録装置および記録方法、追記型記録媒体用の再生装置および再生方法、並びにこれらの機能を実現するコンピュータプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の高密度記録媒体に利用可能である。また、例えば各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な、記録媒体、記録再生装置等にも利用可能である。
本発明の追記型記録媒体の実施形態を示す説明図である。 本発明の追記型記録媒体に1個のディフェクト管理情報が記録された状態を示す説明図である。 本発明の追記型記録媒体に4個のディフェクト管理情報が記録された状態を示す説明図である。 本発明の追記型記録媒体に8個のディフェクト管理情報が記録された状態を示す説明図である。 本発明の記録装置の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の記録装置の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の再生装置の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の再生装置の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の追記型記録媒体の第1実施例を示す説明図である。 本発明の追記型記録媒体の第2実施例を示す説明図である。 ディフェクト管理情報の実施例を示す説明図である。 ディフェクトリストの実施例を示す説明図である。 ステータス情報の第1実施例を示す説明図である。 光ディスクに4個のディフェクト管理情報が記録された状態を示す説明図である。 ステータス情報の第2実施例を示す説明図である。 ステータス情報の第3実施例を示す説明図である。 光ディスクに4個のディフェクト管理情報が記録された状態を示す説明図である。 ステータス情報の第4実施例を示す説明図である。 光ディスクに4個のディフェクト管理情報が記録された状態を示す説明図である。 本発明の記録装置および再生装置の機能を備えた記録再生装置の構成を示すブロック図である。 ディスクドライブの構成を示すブロック図である。 バックエンドの構成を示すブロック図である。 記録再生装置における初期設定処理を示すフローチャートである。 記録再生装置における記録処理を示すフローチャートである。 記録再生装置におけるファイナライズ処理を示すフローチャートである。 記録再生装置における再生処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…追記型記録媒体
11…データエリア
12…制御情報記録エリア
13…確定的ディフェクト管理エリア
14A、14B、14C…一時的ディフェクト管理エリア
15…ステータス情報記録エリア
30、40…記録装置
50、60…再生装置
100…光ディスク
103…リードインエリア
105…確定的ディフェクト管理エリア
106A、106B、106C…一時的ディフェクト管理エリア
107…ステータス情報記録エリア
108…データゾーン
150、160、170、180…ステータス情報
200…記録再生装置

Claims (18)

  1. 記録データを記録するためのデータエリアと、
    前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、
    前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、
    前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアと
    を備えていることを特徴とする追記型記録媒体。
  2. 前記ステータス情報記録エリアは、前記制御情報記録エリア内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の追記型記録媒体。
  3. 前記ステータス情報は、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを示す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の追記型記録媒体。
  4. 前記ステータス情報は、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれにおける未記録領域の有無を示す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の追記型記録媒体。
  5. 前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの少なくとも1個は、前記制御情報記録エリア内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の追記型記録媒体。
  6. 前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの少なくとも1個は、前記制御情報記録エリアと前記データエリアとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の追記型記録媒体。
  7. (i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に前記記録データを記録する記録装置であって、
    前記記録データを前記データエリアに記録する第1の記録手段と、
    前記ディフェクト管理情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたディフェクト管理情報を前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する第2の記録手段と、
    前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成するステータス情報生成手段と、
    前記ステータス情報生成手段により生成されたステータス情報を前記ステータス情報記録エリアに記録する第3の記録手段と、
    前記記憶手段に記憶されたディフェクト管理情報を前記確定的ディフェクト管理エリアに記録する第4の記録手段と
    を備えていることを特徴とする記録装置。
  8. 前記ステータス情報生成手段は、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを示す情報を含む前記ステータス情報を生成することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記ステータス情報生成手段は、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれにおける未記録領域の有無を示す情報を含む前記ステータス情報を生成することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  10. 前記追記型記録媒体に対しファイナライズを行うファイナライズ手段と
    前記追記型記録媒体がファイナライズ前であるときには前記ディフェクト管理情報を前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのいずれかに記録するように前記第2の記録手段を制御し、前記ファイナライズ手段により前記追記型記録媒体に対しファイナライズを行うときには前記ディフェクト管理情報を前記確定的ディフェクト管理エリアに記録するように前記第4の記録手段を制御する記録制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  11. (i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録された前記記録データを再生する再生装置であって、
    前記ステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る第1の読取手段と、
    前記第1の読取手段により読み取られたステータス情報に基づいて、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識するエリア認識手段と、
    前記エリア認識手段により認識された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取る第2の読取手段と、
    前記第2の読取手段により読み取られたディフェクト管理情報に基づいて、前記データエリアに記録された前記記録データを再生する再生手段と
    を備えていることを特徴とする再生装置。
  12. 前記ステータス情報は、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアの一部または全部に記録されたディフェクト管理情報のうち、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを示す情報を含み、前記エリア認識手段は当該情報に基づいて前記1個の一時的ディフェクト管理エリアを認識することを特徴とする請求項11に記載の再生装置。
  13. 前記ステータス情報は、前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれにおける未記録領域の有無を示す情報を含み、前記エリア認識手段は当該情報に基づいて前記1個のディフェクト管理エリアを認識することを特徴とする請求項11に記載の再生装置。
  14. 前記追記型記録媒体がファイナライズ済みであるか否かを検出するファイナライズ検出手段と、
    前記確定的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取る第3の読取手段と、
    前記ファイナライズ検出手段による検出結果に基づき、前記追記型記録媒体がファイナライズ済みであるときには前記確定的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取るように前記第3の読取手段を制御し、前記追記型記録媒体がファイナライズ済みでないときには前記1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取るように前記第2の読取手段を制御する読取制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項11に記載の再生装置。
  15. コンピュータを請求項7に記載の記録装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. コンピュータを請求項11に記載の再生装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. (i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に前記記録データを記録する記録方法であって、
    前記記録データを前記データエリアに記録する第1の記録工程と、
    前記ディフェクト管理情報を作成または更新するディフェクト管理情報作成工程と、
    前記ディフェクト管理情報作成工程において作成または更新されたディフェクト管理情報を前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちのいずれかに記録する第2の記録工程と、
    前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報を生成するステータス情報生成工程と、
    前記ステータス情報生成工程において生成されたステータス情報を前記ステータス情報記録エリアに記録する第3の記録工程と、
    前記追記型記録媒体に対しファイナライズを行うファイナライズ工程と、
    前記ファイナライズ工程においてファイナライズが行われるときに、前記ディフェクト管理情報作成工程において作成または更新されたディフェクト管理情報を前記確定的ディフェクト管理エリアに記録する第4の記録工程と
    を備えていることを特徴とする記録方法。
  18. (i)記録データを記録するためのデータエリアと、(ii)前記データエリアのディフェクト管理情報を記録するための確定的ディフェクト管理エリアを含み、前記データエリアへの記録・読取を制御する情報を記録するための制御情報記録エリアと、(iii)前記データエリアのディフェクト管理情報を一時的に記録するための複数の一時的ディフェクト管理エリアと、(iv)前記複数の一時的ディフェクト管理エリアのうちの一部またはそれぞれの記録状態を示すステータス情報が記録されるステータス情報記録エリアとを備えている追記型記録媒体に記録された前記記録データを再生する再生方法であって、
    前記追記型記録媒体がファイナライズ済みであるか否かを検出するファイナライズ検出手段と、
    前記追記型記録媒体がファイナライズ済みであるときには、前記確定的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取り、これを記憶手段に記憶させる第1の読取工程と、
    前記追記型記録媒体がファイナライズ済みでないときには、前記ステータス情報記録エリアに記録されたステータス情報を読み取る第2の読取工程と、
    前記第2の読取工程において読み取られたステータス情報に基づいて、時間的にみて最後に記録されたディフェクト管理情報が記録されている1個の一時的ディフェクト管理エリアを特定するエリア認識工程と、
    前記エリア認識工程において認識された1個の一時的ディフェクト管理エリアに記録された前記ディフェクト管理情報を読み取る第3の読取工程と、
    前記第3の読取工程において読み取られたディフェクト管理情報に基づいて、前記データエリアに記録された前記記録データを再生する再生工程と
    を備えていることを特徴とする再生方法。
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