JP2007212738A - フォトマスクブランクス及びその製造方法、並びに該フォトマスクブランクスを用いたフォトマスクの製造方法 - Google Patents
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Abstract
最小線幅100nm以下のバイナリークロムマスクブランクス及びハーフトーン型位相シフトマスクブランクス及びその製造方法、並びに該マスクブランクスを用いたマスクの製造方法を提供する。
【解決手段】
193nm又は157nmの露光波長を使用して最小線幅100nm以下の高精度な均一性を要求される半導体集積回路のリソグラフィ工程に用いることのできるクロムマスクブランクスにおいて、透明基板と、透明基板上に、露光波長で光学濃度が1.8〜3.0を満たすように膜厚に形成した酸化膜、窒化膜、水素化膜、炭化膜又はこれらの膜を組み合わせた単層膜とを有する。
【選択図】 図1
Description
すなわち、本発明は、光学濃度を露光波長(193nmはもとより将来の157nm)に対して適切な値に調整するようバイナリークロム膜の組成を調整することにより従来のバイナリークロムブランクスよりも加工性を向上でき、それによりLSIの微細化、高密度化に貢献できるフォトマスクブランクス及びその製造方法を提供することを目的としている。
工程は、以上の方法で製作したCrパターンを得る。
図1には、本発明の一実施形態によるバイナリーCrマスクブランクスの構成を示し、図示バイナリーCrマスクブランクスは例えば石英ガラスから成る透明ガラス基板1の表面上に直接に形成した単層膜のクロム化合物膜2を有し、クロム化合物膜2上にレジストを塗布し、プリベークを行うことによりレジスト膜3が形成されている。クロム化合物膜2は、193nm又は157nmの露光波長で光学濃度が1.8〜3.0を満たすように膜厚に形成した酸化膜、窒化膜、水素化膜、炭化膜又はこれらの膜を組み合わせた単層膜から成っている。また単層膜2の膜厚は15nm〜70nmの範囲に設定され得る。
例えば図5に示すようなバッチ式又はインライン式マグネトロンスパッタ装置を用い、石英ガラス基板上にガス供給系27からArガスに加えてN2ガスまたはO2ガスまたはCO2ガスまたはCOガスの1種類以上を1〜30sccm混合させ、成膜チャンバー20内のプロセス圧力を0.13〜133Paとし、DC電源23からDC電力0.5KW〜3.0KWを導入してクロムターゲットをスパッタし、各反応ガスと反応させつつ酸化クロム層、窒化クロム層または酸窒化クロム層を、露光波長での総合的な光学濃度が1.8〜3.0の範囲を満たす膜厚だけ単層で成膜した。その結果、1例として表1に示す結果を得た。
パターンを形成する工程は、以上の方法で製作したマスクブランクス上にEBレジスト(例えば日本ゼオン製ZEP−7000)を400nm厚さにスピン塗布し、180°Cで15分間のプリベークを施した後、所望のパターンをEB描画で露光し、EBレジストZEP−7000用の現像液を使用してレジスト像を形成した。この後、図6に示すドライエッチング装置を用いてCr膜をドライエッチングしてレジストに保護されていない部分をエッチングして除去し、レジスト剥離と洗浄を行って所望のCrパターンを得た。この場合、100nm以下のCr像はもっぱらドライエッチングを使用するが、その工程は例えば図6に示すマスク用ドライエッチング装置を使用し、プロセスガスとしてCl2にO2を5〜30%添加し、プロセス圧力を0.2〜1.3Paとし、プラズマ生成用コイルアンテナ37に、高周波電源38(周波数13.56MHzまたは27MHz)を用いて0.5〜2.0KWを印加し、基板電極41にバイアス用高周波電源43(周波数13.56MHzまたは27MHz)を用いて0〜100Wを印加し、石英基板上の本発明のクロム膜をエッチングした。その結果、1例として表2に示す結果を得た。
実施例1の場合と同様に例えば図5に示すバッチ式又はインライン式マグネトロンスパッタ装置を用い、ハーフトーン膜(MoSi系、ZrSi系、TaSi系、HfSi系)を成膜した石英ガラス基板上に、ガス供給系27からArガスに加えてN2ガスまたはO2ガスまたはCO2ガスまたはCOガスの1種類以上を1〜30sccm混合させ、成膜チャンバー20内のプロセス圧力を0.13〜133Paとし、DC電源23からDC電力0.5KW〜3.0KWを導入してクロムターゲットをスパッタし、各反応ガスと反応させつつ酸化クロム層、窒化クロム層または酸窒化クロム層をMoSiハーフトーン膜上に、露光波長での総合的な光学濃度が1.8〜3.0の範囲を満たす膜厚だけ成膜した。その結果、1例として表3に示す結果を得た。
パターンを形成する工程は、以上の方法で製作したマスクブランクス上にEBレジスト(例えば日本ゼオン製 ZEP−7000)を400nm厚さにスピン塗布し、180°Cで15分間プリベークを施した後、所望のパターンをEB描画で露光し、EBレジストZEP−7000用の現像液を使用してレジスト像を形成した。この後、図6に示すドライエッチング装置を用いてCr膜をドライエッチング(ドライエッチングプロセスは上記実施例2と同様)してレジストに保護されていない部分をエッチングして除去し、レジスト剥離と洗浄を行って所望のCrマスクを得た。この後、ドライエッチングのプロセスガスとしてCF4にO2を1〜10%混合し、プロセス圧力を0.2〜1.3Paとし、プラズマ生成用コイルアンテナ37に高周波電源38から0.3〜1.5KWを印加し、基板電極41に高周波電源43(周波数13.56MHzまたは27MHz)から50〜400Wを印加し、この条件でMoSiハーフトーン層をドライエッチングし、所望の位相シフトマスクを完成させた。その結果、1例として表4に示す結果を得た。
2:単層膜のクロム化合物膜
3:レジスト膜
4:チャージアップ防止用の金属クロム膜
10:透明ガラス基板
11:ハーフトーン膜
12:クロム化合物膜
13:レジスト膜
14:チャージアップ防止用の金属クロム膜
Claims (10)
- 193nm又は157nmの露光波長を使用して最小線幅100nm以下の高精度な均一性を要求される半導体集積回路のリソグラフィ工程に用いることのできるバイナリークロムマスクブランクスにおいて、透明基板と、上記透明基板上に、上記露光波長で光学濃度が1.8〜3.0を満たすように膜厚に形成した酸化膜、窒化膜、水素化膜、炭化膜又はこれらの膜を組み合わせた単層膜とを有することを特徴とするマスクブランクス。
- さらに、透明基板と単層膜との間に3〜10nmの膜厚をもつチャージアップ防止用の金属クロム膜を有する請求項1に記載のマスクブランクス。
- 透明基板と、上記透明基板上に形成したハーフトーン位相シフト膜と、上記ハーフトーン位相シフト膜の上に193nm又は157nmの露光波長で光学濃度が1.8〜3.0を満たすような膜厚に形成して、ドライエッチング工程のマスク層として機能する酸化膜、窒化膜、水素化膜、炭化膜又はこれらの膜を組み合わせた単層膜を有することを特徴とするマスクブランクス。
- ハーフトーン位相シフト膜が、MoSi系、ZrSi系、TaSi系、HfSi系のいずれかの材料からなる請求項3に記載のマスクブランクス。
- さらに、ハーフトーン位相シフト膜と単層膜との間に3〜10nmの膜厚をもつチャージアップ防止用の金属クロム膜を有する請求項3に記載のマスクブランクス。
- 透明基板上に、酸化膜、窒化膜、水素化膜、炭化膜又はこれらの膜を組み合わせた単層膜を193nm又は157nmの露光波長で光学濃度が1.8〜3.0を満たすような膜厚に形成することを特徴とするマスクブランクスの製造方法。
- 透明基板上における単層膜の形成が、ArガスにN2ガスまたはO2ガスまたはCO2ガスまたはCOガスの1種類以上を混合させたプロセス雰囲気中で、クロムターゲットをスパッタすることにより各反応ガスと反応させつつ酸化クロム層、窒化クロム層または酸窒化クロム層を成膜することにより実施されることを特徴とする請求項6に記載のマスクブランクスの製造方法。
- 透明基板上に、ハーフトーン膜を形成し、そして該ハーフトーン膜上に、酸化膜、窒化膜、水素化膜、炭化膜又はこれらの膜を組み合わせた単層膜を193nm又は157nmの露光波長で光学濃度が1.8〜3.0を満たすような膜厚に形成することを特徴とするマスクブランクスの製造方法。
- 透明基板上における単層膜の形成が、ArガスにN2ガスまたはO2ガスまたはCO2ガスまたはCOガスの1種類以上を混合させたプロセス雰囲気中で、クロムターゲットをスパッタすることにより各反応ガスと反応させつつ酸化クロム層、窒化クロム層または酸窒化クロム層を成膜することにより実施されることを特徴とする請求項8に記載のマスクブランクスの製造方法。
- 請求項1〜請求項6に記載のマスクブランクスを用いてフォトマスクを製造する方法であって、マスクブランクス上にEBレジストをスピン塗布してプリベークを施した後、所望のパターンをEB描画で露光し現像液を使用してレジスト像を形成し、そして単層膜をドライエッチングしてレジストに保護されていない部分をエッチングして除去し、レジスト剥離と洗浄を行って所望のパターンを形成することを特徴とするフォトマスクの製造方法。
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