JP2005516240A - フォトマスクおよびそれを製造する方法 - Google Patents

フォトマスクおよびそれを製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005516240A
JP2005516240A JP2003562722A JP2003562722A JP2005516240A JP 2005516240 A JP2005516240 A JP 2005516240A JP 2003562722 A JP2003562722 A JP 2003562722A JP 2003562722 A JP2003562722 A JP 2003562722A JP 2005516240 A JP2005516240 A JP 2005516240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
heat treatment
deposition
photomask
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003562722A
Other languages
English (en)
Inventor
ディユー,ローラント
コーク,フランクリン,ディー
Original Assignee
デュポン、フォウタマスクス、インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デュポン、フォウタマスクス、インク filed Critical デュポン、フォウタマスクス、インク
Publication of JP2005516240A publication Critical patent/JP2005516240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

フォトマスクおよびそれを製造する方法を開示する。基板の少なくとも一部分上に第1材料を付着させて、第1材料層を形成する。この第1材料を付着し終える前に、約300℃よりも高い温度でこの基板を熱処理にかける。

Description

本発明は、一般にフォトリソグラフィ(photolithography)の分野に関し、より詳細には、フォトマスク(photomask)およびそれを製造する方法に関する。
半導体デバイス製造業者が生産するデバイスが継続してより小型になるにつれ、これらのデバイスの製作に用いるフォトマスクに対する要件は厳しくなり続ける。レチクルまたはマスクとしても知られているフォトマスクは、一般に、基板[例えば、高純度石英または石英ガラス(fused silica)]と、この基板上に形成された吸収体層(absorber layer)[例えば、クロムまたはモリブデンシリサイド(molybdenum silicide)]とからなる。この吸収体層は、リソグラフィ・システム内で半導体ウエハ上に転写し得る回路像を表すパターンを含む。半導体デバイスのフィーチャ・サイズ(feature size)が小さくなるにつれ、フォトマスク上の対応する回路像もより小さくかつより複雑になる。その結果、マスクの品質が、堅固で信頼性が高い半導体製作プロセスを確立する際の最も肝要な要素の1つになっている。
現在、半導体製造業者は、光リソグラフィを引き続き用いて、最小線幅が130nm未満である高密度ICを製造する技術を探索している。しかし、フィーチャ・サイズが小さくなると、特定の露光波長を用いてウエハ上に最小フィーチャ・サイズを画像形成するための分解能は、光の回折によって制限される。したがって、ウエハ上により微細なフィーチャの画像形成を行うには、例えば400nm未満のより短い露光波長が必要になる。将来世代の光リソグラフィを見据えた波長には、248nm(KrFレーザの波長)、193nm(ArFレーザの波長)および157nm(Fレーザの波長)が含まれる。
400nm未満の波長では、フォトマスク・ブランクおよびそれから得られるフォトマスクの平坦性が問題になる。平坦性が変化すると、半導体製造プロセスにおいてレジストレーション誤差(registration error)が生じる恐れがある。多数の(例えば、最新の設計では最大50枚の)フォトマスクを用いて1つの集積回路を生成することがあるので、単一のフォトマスク上のレジストレーション誤差は最小限に保つべきである。装置の精度がレジストレーション誤差に寄与し得るが、吸収体層の応力により基板が反り(warp)、そのためレジストレーション誤差が生じ得ることが示されている。
吸収体層の応力を小さくする1つの技術の例には、基板上に吸収体層を形成した後でフォトマスク・ブランクをアニールすることが含まれる。しかし、この技術には多くの欠点がある。第1に、アニールは基板上に吸収体層を形成した後で実施され、そのため、フォトマスク製造プロセスにステップが追加され、追加の時間が生じる。第2に、アニール・プロセス中に用いる熱により、吸収体層に関連する光学特性が改変される。これは、特定の透過率および/または位相シフトが望まれる場合には望ましくない。
フォトマスク基板の反りを防止することにある。
本発明の教示によれば、フォトマスクの製造に関連する欠点および問題が、大きく軽減されるか、あるいはなくなる。ある特定の実施形態では、フォトマスクを製造する方法は、基板上に材料層を形成するのに用いる材料を付着し終える前に、約300℃よりも高い温度で熱処理を施すことを含む。
本発明の一実施形態によれば、フォトマスクを製造する方法は、基板の少なくとも一部分上に第1材料を付着させて、第1材料層を形成することを含む。基板上に第1材料を付着し終える前に、約300℃よりも高い温度でこの基板を熱処理にかける。
本発明の別の実施形態によれば、フォトマスクを製造する方法は、イオン・ビーム蒸着法(ion beam deposition)を用いて、基板の少なくとも一部分上に少なくとも1つの材料を付着(deposit)させて、少なくとも1つの材料層を形成することを含む。基板上に材料を付着させる間に約300℃よりも高い温度で、この基板を、材料層中の応力を小さくする熱処理にかける。
本発明の別の実施形態によれば、フォトマスク・アセンブリは、ペリクル・フレーム(pellicle frame)に取り付けられたペリクル膜(pellicle film)によって部分的に形成されたペリクル・アセンブリと、ペリクル膜の反対側でペリクル・アセンブリに結合されたフォトマスクとを含む。このフォトマスクは、基板の少なくとも一部分上に少なくとも1つの材料を付着させてパターン層を形成することによって基板上に形成されたパターン層を含む。基板上にこの材料を付着させる間に約300℃よりも高い温度で、このパターン層中の応力を小さくする熱処理を施す。
本発明のある実施形態の重要な技術上の利点は、フォトマスク基板の反りを防止する付着技術である。付着プロセスが完了する前に基板を熱処理にかける。この熱処理により、材料層中に存在する固有応力が小さくなり、それによって、フォトマスク中の全体的な応力が小さくなり、フォトマスクの反りが防止される。
本発明のある実施形態の別の技術的な利点は、半導体製造プロセスにおいてレジストレーション誤差が生じる可能性が小さくなる付着技術である。フォトマスク・ブランク(photomask blank)の製作プロセス中に基板を熱処理にかけて、材料中の固有応力を小さくする。材料層の応力が小さくなるので、材料層によって生じる基板の湾曲量が少なくなる。したがって、フォトマスクの平坦性が維持されるので、ウエハ表面上にICを形成する際にレジストレーション誤差が生じ得る可能性も小さくなる。
本発明のある実施形態の別の重要な技術上の利点は、基板表面上に付着する望ましくない粒子の数を少なくする付着技術である。基板を熱処理にかけることによって、付着装置の壁と基板の間に温度勾配が形成される。加熱された基板は、望ましくない粒子を寄せ付けず、それによって、欠陥密度が低い材料層を基板上に形成することができる。
これらの技術的な利点のすべてまたはその一部を、本発明の様々な実施形態に含めることもできるし、あるいは全く含めなくてもよい。他の技術的な利点は、以下の図、説明および特許請求の範囲から当業者には容易に明らかであろう。
以下の説明を添付の図面と併せ読めば、これらの実施形態およびそれらの利点を、より完全かつ十分に理解することができる。同じ参照番号は、同じフィーチャを示す。
図1〜6を参照すれば、本発明の好ましい実施形態およびそれらの利点が最もよく理解されよう。同じ部分および対応する部分を示すのに同じ番号を用いる。
図1に、フォトマスク・アセンブリ10の断面図を示す。図に示す実施形態では、フォトマスク・アセンブリ10は、ペリクル・アセンブリ14に結合したフォトマスク12を含む。基板16およびパターン層18によりフォトマスク12が形成される。フォトマスクは、あるいはマスクまたはレチクルとしても知られており、円形、長方形または正方形を含めて様々なサイズおよび形状をとり得るが、これらに限定されるものではない。フォトマスク12は、1回限りのマスタ(one−time master)、5インチ・レチクル、6インチ・レチクル、9インチ・レチクル、または半導体ウエハ上に回路パターンの像を投影するのに用いることができる他の任意の適切に寸法設定されたレチクルを含めて様々なフォトマスクのタイプとすることもできるが、これらに限定されるものではない。さらに、フォトマスク12は、バイナリ・マスク(binary mask)、PSM(位相シフト・マスク)、OPC(光学近接効果補正)[optical proximity correction]マスクまたはリソグラフィ・システムで用いるのに適した他の任意のタイプのマスクとすることができる。
フォトマスク12は、基板16上に形成されたパターン層18を含む。パターン層18は、リソグラフィ・システム内で電磁エネルギーに曝されると、(明示的に示さない)半導体ウエハの表面上にパターンを投影する。一部の応用例では、基板16は、石英、合成石英、溶融石英、MgF(フッ化マグネシウム)、CaF(フッ化カルシウム)または約10nm(ナノメートル)〜約450nmの波長を有する入射光の少なくとも75%を透過させる他の任意の適切な材料などの透明な材料とすることができる。代替実施形態では、基板16は、シリコンまたは約10nm〜450nmの波長を有する入射光の約50%よりも多くの光を反射する他の任意の適切な材料などの反射性材料とし得る。
パターン層18は、クロム、窒化クロム、M−O−C−N(金属オキシカルボナイトライド)[metallic oxy−carbo−nitride]などの金属材料とし得る。この金属は、クロム、コバルト、鉄、亜鉛、モリブデン、ニオブ、タンタル、チタン、タングステン、アルミニウム、マグネシウムおよびシリコン、またはUV(紫外)範囲、DUV(深紫外)範囲、VUV(真空紫外)範囲およびEUV(極紫外)範囲の波長を有する電磁エネルギーを吸収する他の任意の適切な材料からなる群から選択する。代替実施形態では、パターン層18は、UV、DUV、VUVおよびEUV範囲で約1%〜約30%の透過率を有するMoSi(モリブデンシリサイド)化合物などの部分的に透明な材料とすることができる。
フレーム20およびペリクル膜22によりペリクル・アセンブリ14を形成することができる。一般に、フレーム20は、アルマイト処理したアルミニウムで形成されるが、あるいは、ステンレス鋼、プラスチック、またはリソグラフィ・システム内で電磁エネルギーに曝される際に劣化せず、またガスを放出しない他の適切な材料で形成することができるはずである。ペリクル膜22は、ニトロセルロース、酢酸セルロース、米国E.I.du Pont de Nemours and Companyが製造するTEFLON(登録商標)AFまたは旭硝子株式会社(Asahi Glass)が製造するサイトップ(登録商標)などのアモルファス・フルオロポリマー、あるいはUV、DUV、EUVおよび/またはVUV範囲の波長に対して透明な別の適切な膜などの材料で形成される薄膜メンブレン(thin film membrane)とすることができる。ペリクル膜22は、スピン注型(spin casting)などの従来技術によって準備し得る。
ペリクル膜22は、ごみの粒子などの異物をフォトマスク12から規定された距離だけ確実に離したままにすることによって、これらの異物からフォトマスク12を保護する。これは、リソグラフィ・システムでは特に重要になり得る。リソグラフィ・プロセス中に、フォトマスク・アセンブリ10は、リソグラフィ・システム内の放射エネルギー源によって生成された電磁エネルギーに曝される。この電磁エネルギーは、水銀アーク・ランプのおおよそI線〜G線の波長、あるいはDUV、VUVまたはEUV光などの様々な波長の光を含み得る。動作においては、ペリクル膜22は、大部分の電磁エネルギーがペリクル膜22を通ることができるように設計される。ペリクル膜22上に集積した異物(contaminant)は、処理中のウエハ表面でおそらくはピント外れになり、したがって、ウエハ上ではその露光像(exposed image)は透明になるはずである。本発明の教示に従って形成されたペリクル膜22は、あらゆるタイプの電磁エネルギーとともに良好に用いることができ、本願で説明する光波に限定されるものではない。
フォトマスク12は、フォトマスク・ブランクから製作することができる。一実施形態では、このフォトマスク・ブランクは、基板上に形成された少なくとも1つの不透明な、または部分的に透明な材料の層を含み得る。この材料は、PVD(物理気相成長法)、CVD(化学気相成長法)、IBD(イオン・ビーム蒸着法)その他の任意の適切な付着技術を用いて基板16上に付着させることができる。従来方式の付着プロセスでは、付着させた材料中の固有応力により基板の平坦性が損なわれ、そのため基板が反ることがある。この反りにより、半導体製造プロセスにおいてレジストレーション誤差が生じることがあり、それによって、製作中のICの性能が損なわれる恐れがある。一実施形態では、基板を熱処理すなわち加熱処理にかけて、付着させた材料中の応力を小さくする。したがって、この熱処理により基板の反りが防止され、半導体製造プロセスにおいてレジストレーション誤差の可能性が小さくなり得る。さらに、この熱処理により、基板と付着装置の壁の間に温度勾配が生成され、それによって加熱された基板から異物が追い出される。
フォトマスク12は、標準のリソグラフィ・プロセスを用いて、熱処理したフォトマスク・ブランクから形成することができる。リソグラフィ・プロセスでは、マスク配置ファイルから、パターン層18用のデータを含むマスク・パターン・ファイルを生成し得る。このマスク配置ファイルは、集積回路用のトランジスタおよび電気接続部を表すポリゴン(polygon)を含み得る。さらに、マスク配置ファイル中のこれらのポリゴンは、集積回路が半導体ウエハ上に製作されるときには、この集積回路の異なる層を表し得る。例えば、トランジスタは、拡散層およびポリシリコン層によって半導体ウエハ上に形成することができる。したがって、このマスク配置ファイルは、拡散層上に描かれた1つまたは複数のポリゴンおよびポリシリコン層上に描かれた1つまたは複数のポリゴンを含み得る。各層ごとに、これらのポリゴンを、集積回路の1つの層を表すマスク・パターン・ファイルに変換することができる。各マスク・パターン・ファイルを用いて、この特定の層用のフォトマスクを生成することができる。
レーザ、電子ビームまたはX線リソグラフィ・システムを用いて、フォトマスク・ブランクのレジスト層中に所望のパターンを結像させることができる。一実施形態では、レーザ・リソグラフィ・システムは、約364nm(ナノメートル)の波長の光を放出するアルゴン・イオン・レーザを使用する。代替実施形態では、レーザ・リソグラフィ・システムは、約150nm〜約300nmの波長の光を放出するレーザを使用する。フォトマスク12は、レジスト層の露光領域を現像しエッチングしてパターンを生成し、レジストで覆われていないパターン層18の各部分をエッチングし、未現像のレジストを除去して基板16の上にパターン層18を生成することによって製作することができる。
図2A〜図2Cに、フォトマスク・ブランクの製作プロセスの様々な段階におけるフォトマスク・ブランク30の断面図を示す。図2Aでは、基板16が提供される。図1を参照して上記で説明したように、基板16は、石英、合成石英、石英ガラス、MgFまたはCaFなどの透明な材料とすることもできるし、あるいはシリコンなどの反射性の材料とすることもできる。図2Bでは、基板16上に材料層32が形成される。一実施形態では、フォトマスク・ブランク30を用いて、バイナリ・フォトマスクを製作し得る。この例では、材料層32は、M(金属オキシカルボナイトライド)とすることができる。ただし、Mは、IV、VおよびIV族から選択した金属であり、b、cおよびdは0〜1の間で変化し、a=1−(b+c+d)である。あるいは、材料層32は、その材料の厚さを、その材料の関連する光学特性(例えば、nおよびk)とともに調節すると、光が十分に減衰し、光学濃度が少なくとも2になる任意の適切な材料とすることができる。材料層32は、均質に、または傾斜接合させて(graded)、あるいは多層形式で付着させる(deposited)ことができる。
別の実施形態では、フォトマスク・ブランク30を用いて、交互配置型(alternating)PSM、減衰型(attenuated)PSMおよびマルチトーン型PSMを含めてPSM(位相シフト・マスク)を製作することができるが、これらに限定されるものではない。この例では、材料層32は、MSiの均一な、または傾斜接合させた構造とすることができる。ただし、Mは、IV、VまたはVI族から選択した金属であり、x+y+z=1とする。あるいは、材料層32は、M/Mの多層構造とすることができる。ただし、MはAl(アルミニウム)またはSi(シリコン)、MはIV、VまたはIV族から選択した金属であり、aは0〜1の間、bは0〜1−aの間で変化し、cは0〜1の間、dは0〜1−cの間で変化する。この多層構造は、少なくとも1つの層が露光波長に対して不透明であり、他の層が露光波長に対して部分的に透明であるように上記材料を組み合わせることができる。
材料層32は、PVD、CVD、IBDその他の任意の適切な付着技術を用いて付着させることができる。IBDプロセスを用いる場合、材料層32は、他のスパッタリング法によって形成された材料よりも密度を高くすることができる。材料層32も、付着させる粒子すなわちスパッタ・ガス中で用いる粒子のエネルギーが大きいので、大きな固有応力を有し得る。これらの高エネルギー粒子により、基板16上に、高圧縮応力を有し得る材料層32が生成され、その結果、大きい応力を有する層が得られる。
一実施形態では、材料層32中の応力は、付着プロセスが完了する前に基板16を熱処理にかけることによって小さくすることができる。この熱処理は、放射、対流、伝導、あるいは材料層32および/または基板16をある温度よりも高く加熱することができる他の任意の技術によって施すことができる。この処理を連続的あるいは間欠的に施して、約300℃(例えば、約600K)以上の温度を得ることができる。この熱処理は、材料層32の付着が完了する前に施されるので、付着中に材料層32の光学特性が決まるという利点を有する。
一実施形態では、付着プロセスを開始する前に、基板16をこの熱処理にかけることができる。基板16が適切な温度に達した後で、基板16を付着装置内に配置し得る。基板16は、付着装置内では適切な温度に維持される。というのは、この装置内を真空にすることにより、基板16から熱が放散するのが妨げられるからである。別の実施形態では、付着プロセス中に基板16をこの熱処理にかけることができる。さらに、この熱処理により、基板16上に付着させる材料も加熱することができる。別の実施形態では、付着プロセスの前ならびに付着プロセス中にこの熱処理を施して、基板16が適切な温度のままになるようにすることができ、それによって材料層32中の応力が小さくなり、望ましくない粒子が材料層32中に混入するのが妨げられる。
下記の式で示すように、付着中に基板16および/または材料層32が加熱される場合には、フォトマスク12中の熱応力(Sthermal)を利用して、付着させる膜の内因性応力を相殺し、したがって、フォトマスク12の反りを小さくすることができる。
thermal=(α−α)×E×ΔT
αおよびαはそれぞれ、材料層32および基板16の平均膨張係数、Eは、材料層32のヤング率、ΔTは、付着中の基板16の温度から測定時の基板16の温度を引いたものである。
下記の式で示すように、材料層32中の内因性応力を小さくすると、基板16の曲率半径(R)が大きくなり、それによって、リソグラフィ・プロセス中、フォトマスク・ブランク30から形成されるフォトマスク12のレジストレーションが改善される。
Figure 2005516240
σは材料層32中の内因性応力、Eは基板16のヤング率、νは基板16のポアソン比、dは材料層32の厚さ、dは基板16の厚さである。
上記の式に基づいて、約300℃(例えば、約600K)よりも温度を高くすることより、材料層32中の応力を効果的に小さくすることができ、それによって、フォトマスク・ブランク30の光学特性を変化させずに、基板16の平坦性が劣化するのが妨げられる。
付着中に施される熱処理により、熱泳動効果(thermophoresis effect)も生じることがある。これは、付着装置内で温度勾配が存在するときに生じるものであり、それによって、付着して材料層32を形成する粒子と、周囲のガス分子の間で非対称な相互作用が生じる。すなわち、温度勾配によって生じる熱泳動効果により、粒子が加熱された表面から追い出され、冷たい表面に引きつけられる。基板16を加熱することによって、付着チャンバの壁は、基板16の表面よりも冷たくなり、余分な粒子が、基板16の表面から追い出されることになる。この効果は、付着プロセス中に、粒子に働く重力および流体モーメントなどの他の力とも相互作用することがあり、はるかに清浄な付着材料層が得られる。したがって、基板16および材料層32から望ましくない粒子(例えば、付着装置内に存在し得る異物)が追い出されるので、材料層32の欠陥密度は低くなり得る。
図2Cに示すように、フォトマスク・ブランク30は、材料層32の上にレジスト層34を形成することによって完成する。図2Bおよび図2Cには、単一材料層を伴うフォトマスク・ブランク30を示すが、前の層上に後続の層が形成されるように2つ以上の材料層を形成し得る。次いで、最上層の材料上にレジスト層34を形成することができる。その後、標準のリソグラフィ・プロセスを用いて、フォトマスク・ブランク30からフォトマスク12を製作することができる。
図3に、材料層32を付着させるのに使用することができるIBD(イオン・ビーム蒸着法)用の機器を示す。IBDプロセスでは、イオン銃(ion gun)またはイオン源としても知られるプラズマ放電部がチャンバ内に含まれ、イオン銃の出口ポートの一連のグリッド上に印加された電位によってイオンが引き出され、加速される。IBDプロセスは、ターゲットから表面上に材料を付着させるのにスパッタリングを利用する他の付着プロセスに比べて多数の利点を有する。第1に、IBDプロセスでは、基板の付着表面において比較的清浄な(例えば、望ましくない粒子の数が比較的少ない)プロセスが得られる。というのは、普通なら荷電粒子を捕捉し、それらを基板に運び得るプラズマが、基板上に形成される材料層の近傍にないからである。第2に、IBDプロセスは、比較的低いガス全圧で動作し、それによって、化学的な汚染レベルが低くなる。第3に、IBDプロセスでは、付着フラックスと、反応ガスのイオン・フラックス(電流)およびエネルギーとを独立に制御することもできる。最後に、二重(dual)IBDプロセスでは、材料のターゲットと、基板と、イオン銃との間の角度を調整して、膜の均一性および膜の応力を最適化することができる。
単一IBDプロセスでは、(通常、電子源によって中和された)励起イオン・ビームが、付着銃40から、(明示的に図示しない)ターゲット・ホルダ上に配置されたターゲット42に方向づけられる。ターゲット42から材料がスパッタリングされるのは、付着銃40から衝突するイオンのエネルギーが、その特定のターゲット材料のスパッタリング閾値エネルギーよりも大きいときである。一実施形態では、この閾値エネルギーは、約50eVとすることができる。
付着銃(deposition gun)40からのイオンは、He、Ne、Ar、Kr、Xeなどの不活性ガス源からのものとすることができるが、O、N、CO、F、CHまたはそれらの組合せなどの反応性ガスを用いることもできる。これらのイオンが不活性ガス源からのものであるとき、ターゲット42から材料がスパッタリングされ、材料層32として基板16上に付着する。これらのイオンが反応性ガス源によって生成されるときには、これらのイオンは、ターゲット42からの材料と合成され、この化学的に合成された生成物がスパッタリングされ材料層32として基板16上に付着する。一実施形態では、衝突するイオンのエネルギーは、約200eV〜約10KeVとすることができ、イオン・フラックスすなわち電流は、実用的な(例えば、0.1nm/分よりも速い)付着速度を維持するために約1013イオン/cm/秒よりも大きくすることができる。チャンバ内のプロセス圧は、約10−3〜約10−5トールとし得る。ターゲット42は、シリコン、チタン、モリブデン、クロムなどの元素材料からなり得る。あるいは、この材料は、MoSiまたはSiOなどの化合物とすることができる。ただし、xは約0〜約0.7であり、y=(1−x)である。基板16は、ターゲット42に対して、厚さおよび均一性などの膜特性が最適化され、かつ応力が最小限に抑えられる距離および向きで配置することができる。
二重IBDプロセスでは、付着銃40からのイオンに加えて、補助銃(assist gun)44からのイオンが電子源によって中和され、基板16の表面に向かって方向づけられる。動作時に、補助銃44は、低エネルギー(例えば、約100eV未満の)イオンの調整可能なフラックスを提供する。これらのイオンは、基板16の表面で、ターゲット42からスパッタリングされた原子と反応して材料層32を形成する。補助銃44からのイオンは、O、N、CO、NO、HO、NH、CF、CHF、F、CHまたはCなどの反応性ガス源、Ne、Ar、Kr、Xeまたはそれらの組合せなどの不活性ガスから発するものとすることができる。一実施形態では、補助銃44からのイオンのエネルギーは、付着銃40からのイオンのエネルギーよりも低くし得る。
一般に、二重IBDプロセスを用いて、DUV、VUVおよびEUV範囲の露光波長のリソグラフィ用位相シフト・マスクを形成するのに有用であり、約180°の位相シフトが得られるより複雑な構造を製作する。例えば、SiNおよびTiN(ただし、xは約1.0〜約1.3の範囲であり、yは約1.0である)からなる複数の層を、基板16に補助銃44からの反応性窒素による衝突を与えながら、それぞれのターゲットから元素シリコンおよびチタンを交互に付着させることによって形成することができる。ただし、単一IBDプロセスも、約800Vのビーム電圧を用いて、複雑な構造を付着させるのに用いることができる。例えば、単一または二重IBDプロセスのいずれかを用いて、Si、TiNなどの材料と(ただし、これらに限定されるものではない)、Si/TiN、Ta/SiO、SiO/TiN、Si/SiOまたはCrF/AlFなどの多層の化合物材料とを付着させることができる。
単一または二重IBDプロセスを用いて、光学的な吸収層(optically absorbing layer)と光学的な透過層(optically transmitting layer)が交互に並ぶ構造の形態で材料層32を付着させることもできる。この吸収コンポーネントは、約400nm未満の波長に対して消光係数(extinction coefficient)kが0.1よりも大きい(例えば、約0.5〜約3.5)ことによって特徴づけることができ、透過コンポーネントは、約400nm未満の波長に対して消光係数kが1.0よりもかなり小さいことによって特徴づけることができる。この吸収コンポーネントの屈折率は、400nm未満の波長に対して約0.5〜約3.0の範囲とすることができ、透過コンポーネントの屈折率は、同じ波長に対して約1.2〜約3.5の範囲とすることができる。
材料層32の光透過コンポーネントは、適切な酸化金属、窒化金属またはフッ化金属、および光を透過する形態の炭素から選択し得る。材料層32の酸化物ベースの光透過コンポーネントは、シリコン、アルミニウム、ゲルマニウム、タンタル、ニオブ、ハフニウムおよびジルコニウムの酸化物を含めて、光学バンドギャップ・エネルギーが約3eVよりも大きい酸化物から選択することができるが、これらに限定されるものではない。材料層32の窒化物ベースの光透過コンポーネントは、アルミニウム、シリコン、ホウ素および炭素の窒化物を含めて、光学バンドギャップ・エネルギーが約3eVよりも大きい窒化物材料から選択することができるが、これらに限定されるものではない。材料層32のフッ化物ベースの光透過コンポーネントは、II族の元素またはランタノイド元素(例えば、原子番号57〜71の元素)のフッ化物を含めて、光学バンドギャップ・エネルギーが約3eVよりも大きいフッ化物などの材料から選択することができるが、これらに限定されるものではない。光透過性炭素は、sp C−C結合を伴う炭素と称することがあり、DLC(ダイヤモンド様炭素)としても知られるダイヤモンド構造を有する炭素を含み得る。DLCは、その光学特性が広範囲であることから、吸収層または透過層のいずれかとして機能することができる。1つまたは複数の酸化物、フッ化物、窒化物およびDLCの組合せを、単一または二重IBDプロセスによって付着させることもできる。
材料層32の光吸収コンポーネントは、元素金属、窒化金属、酸化物およびそれらの任意の組合せから選択し得る。材料層32の酸化物ベースの光吸収コンポーネントは、IIIB、IVB、VBおよびVIB族からの酸化物を含めて、光学バンドギャップ・エネルギーが材料層32の透過コンポーネントのものよりも小さい材料から選択することができるが、これらに限定されるものではない。材料層32の窒化物ベースの光吸収コンポーネントは、IIIB、IVB、VBおよびVIB族の窒化物を含めて、光学バンドギャップ・エネルギーが約3eV未満の材料から選択することができるが、これらに限定されるものではない。1つまたは複数の金属、酸化物および窒化物の組合せを、単一または二重IBDプロセスによって付着させることもできる。
材料層32の光吸収層および光透過層は、周期的または非周期的な配置でイオン・ビームにより付着させることができる。一実施形態では、この膜の光吸収層およびこの膜の光学的に透明な層を、交互に並んだ配置で付着させる。
単一または二重IBDプロセスを用いて、約400nm未満のリソグラフィ波長用のバイナリ・フォトマスクを製作することもできる。例えば、IBDプロセスを用いて、単層または多層のMOを付着させることができる。ただし、Mはクロム、モリブデン、タングステンまたはタンタルあるいはそれらの任意の組合せから選択し、xは約0〜約3.0の範囲の値をとり、yは約0〜約1.0、zは約0〜約2.0の範囲の値をとる。一実施形態では、MO材料の光学濃度(optical density)は、約2単位(two units)よりも大きくすることができる。
一般に、材料層32を形成するIBD材料は、二成分化合物(binary compound)であるAX、AX、AXおよびAあるいはこれらの組合せのクラスに属するものとして結晶化学体系に分類することができる。ただし、mおよびzは整数であり、Aは陽イオンを表し、Xは陰イオンを表す。化学的な中性を維持することに適合する間隙(vacancy)を含めて、(A、X)の両部位に対する部分的な化学置換が可能である。
図4に、材料層32を基板16上に付着する前、あるいは付着中に、伝導を利用してアニールするのに用いる機器の例を示す。基板16は、基板16の両側に配置したクランプ遮蔽物50によって基板の側面で保持することができる。コンピュータ54によって制御される調整可能な発電機56に、ホット・プレート54中に配置した抵抗性導線52を接続し得る。ホット・プレート(hot plate)54中の熱電対56により、コンピュータ54に温度をフィードバックすることができる。この加熱プロセス(例えば、熱処理)は、基板16上に材料層32を付着する前、あるいは付着中に行って、材料層32中の応力を小さくすることができる。
図5に、材料層32を基板16上に付着する前、あるいは付着中に、対流を利用してアニールするのに用いる機器の例を示す。基板16の底面の周囲に配置したOリング60を用いて、対流機器から基板16を離すことができる。導線コイル62を用いて、基板16の下を流れるガス63を加熱し得る。一実施形態では、ガス63は、ヘリウムまたはアルゴンなどの不活性ガスとすることができる。別の実施形態では、ガス63は、熱伝達特性が良好で、付着プロセスで用いるガス中に異物粒子が導入されず材料層32が汚染されない任意の適切なガスとすることができる。ガス63は、コンピュータ66によって制御される調整可能なバルブ64によって対流機器内に放出し得る。次いで、ガス63は、基板16の下を通り、排気ポート68を通って外に出る。ガス63は、材料層32を付着する前、あるいは付着中に基板16を暖め、それによって付着中の材料中の内因性応力が小さくなる。
図6に、材料層32を基板16上に付着する前、あるいは付着中に、放射を利用してアニールするのに用いる機器の例を示す。赤外または紫外範囲の放射を提供する1つまたは複数のランプ70を基板16に向けて方向づけることができる。ランプ70は、基板16の方向に放射を方向づける結像機能のない反射器72を含み得る。基板16上に材料を付着させる間、あるいはその前に、ランプ70をオンにして、基板16を熱処理にかけて材料層32中の応力を少なくすることができる。一実施形態では、これらのランプは、基板16の上面(例えば、材料層32が形成される側)に向けて方向付けることができる。別の実施形態では、ランプがIR範囲の光を用いる場合、これらのランプを基板16の裏面に向けて方向づけることができる。
本発明を詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の領域および範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更、置換および改変を加えることができることを理解されたい。
本発明の教示による、フォトマスク・ブランクから製作されたフォトマスクを含むフォトマスク・アセンブリを示す断面図である。 本発明の教示によるフォトマスク・ブランクの製造プロセスの様々な段階を示す断面図である。 本発明の教示によるフォトマスク・ブランクの製造プロセスの様々な段階を示す断面図である。 本発明の教示によるフォトマスク・ブランクの製造プロセスの様々な段階を示す断面図である。 本発明の教示による、基板上に材料を付着させるのに用いるイオン・ビーム蒸着機器を示す図である。 本発明の教示による、伝導により基板上に付着させた材料をアニールするのに用いる機器の例を示す図である。 本発明の教示による、対流により基板上に付着させた材料をアニールするのに用いる機器の例を示す図である。 本発明の教示による、放射により基板上に付着させた材料をアニールするのに用いる機器の例を示す図である。

Claims (27)

  1. フォトマスク・ブランクを製造する方法であって、
    基板の少なくとも一部分上に第1材料を付着させて、第1材料層を形成することと、
    前記第1材料を付着し終える前に、約300℃よりも高い温度で前記基板を熱処理にかけることとを含む、方法。
  2. 前記第1材料層中の応力を小さくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1材料の付着を開始する前に前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1材料の付着中に前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1材料の付着中に、前記基板上に付着する異物を少なくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1材料の付着中に、連続的に前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記第1材料の付着中に、間欠的に前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  8. 放射によって前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 対流によって前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 伝導によって前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 化学気相成長法、物理気相成長法およびイオン・ビーム蒸着法からなる群から選択される付着プロセスをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1材料および第2材料を一緒に付着させて、傾斜接合した材料層を形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1材料の少なくとも一部分上に第2材料を付着させて、第2材料層を形成することと、
    前記第2材料を付着し終える前に前記熱処理を施すこととをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. フォトマスク・ブランクを製造する方法であって、
    イオン・ビーム蒸着法を用いて基板の少なくとも一部分上に少なくとも1つの材料を付着させて、少なくとも1つの材料層を形成することと、
    前記材料の付着中に、約300℃よりも高温で前記基板を、前記材料層中の応力を小さくするように動作可能な熱処理にかけることとを含む、方法。
  15. 前記付着プロセス中に、前記基板上に付着する異物を少なくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 放射によって前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  17. 対流によって前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  18. 伝導によって前記熱処理を施すことをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  19. 前記基板の少なくとも一部分上に複数の材料を順次付着させて、複数の材料層を形成することと、
    前記各材料の付着中に、前記基板を前記熱処理にかけることとをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  20. 基板と、
    前記基板の少なくとも一部分上に形成されたパターン層とを備えるフォトマスクであって、
    前記パターン層が、
    前記パターン層を形成するために前記基板の少なくとも一部分上に材料を付着させることと、
    前記材料を付着し終える前に、約300℃よりも高い温度で、前記基板を熱処理にかけることとによって形成される、フォトマスク。
  21. 前記パターン層中の応力を小さくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項20に記載のフォトマスク。
  22. 前記材料の付着中に、前記基板上に付着する異物を少なくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項20に記載のフォトマスク。
  23. 前記基板の少なくとも一部分上に複数の材料を順次付着させて、複数のパターン層を形成することと、
    前記各材料の付着中に、前記基板を前記熱処理にかけることとをさらに含む、請求項20に記載のフォトマスク。
  24. ペリクル・フレームおよび前記ペリクル・フレームに取り付けられたペリクル膜によって部分的に画定されたペリクル・アセンブリと、
    前記ペリクル膜の反対側で前記ペリクル・アセンブリに結合され、基板上に形成されたパターン層を含むフォトマスクとを備えるフォトマスク・アセンブリであって、
    前記パターン層が、
    前記パターン層を形成するために基板の少なくとも一部分上に少なくとも1つの材料を付着させることと、
    前記材料を付着し終える前に、約300℃よりも高い温度で熱処理を施すこととによって形成される、フォトマスク・アセンブリ。
  25. 前記パターン層中の応力を小さくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項24に記載のフォトマスク・アセンブリ。
  26. 前記材料の付着中に、前記基板上に付着する異物を少なくするように動作可能な熱処理をさらに含む、請求項24に記載のフォトマスク・アセンブリ。
  27. 前記フォトマスクが位相シフト・マスクを含む、請求項24に記載のフォトマスク・アセンブリ。
JP2003562722A 2002-01-24 2003-01-24 フォトマスクおよびそれを製造する方法 Pending JP2005516240A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US35153302P 2002-01-24 2002-01-24
US35569902P 2002-02-07 2002-02-07
PCT/US2003/002281 WO2003062922A2 (en) 2002-01-24 2003-01-24 Photomask and method for manufacturing the same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005516240A true JP2005516240A (ja) 2005-06-02

Family

ID=27616809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003562722A Pending JP2005516240A (ja) 2002-01-24 2003-01-24 フォトマスクおよびそれを製造する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7056623B2 (ja)
JP (1) JP2005516240A (ja)
CN (1) CN1653392A (ja)
AU (1) AU2003209383A1 (ja)
WO (1) WO2003062922A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212738A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Ulvac Seimaku Kk フォトマスクブランクス及びその製造方法、並びに該フォトマスクブランクスを用いたフォトマスクの製造方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7459095B2 (en) * 2004-10-21 2008-12-02 Corning Incorporated Opaque chrome coating suitable for etching
US7704646B2 (en) * 2004-11-08 2010-04-27 Lg Innotek Co., Ltd. Half tone mask and method for fabricating the same
JP4388467B2 (ja) * 2004-12-28 2009-12-24 信越化学工業株式会社 フォトリソグラフィ用ペリクル及びペリクルフレーム
JP5153998B2 (ja) * 2005-02-25 2013-02-27 Hoya株式会社 マスクブランク用透明基板の製造方法、マスクブランクの製造方法、露光用マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法
CN105700300B (zh) 2010-06-25 2019-06-18 Asml荷兰有限公司 光谱纯度滤光片
US9360749B2 (en) * 2014-04-24 2016-06-07 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Pellicle structure and method for forming the same
US9709884B2 (en) * 2014-11-26 2017-07-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. EUV mask and manufacturing method by using the same
US10816891B2 (en) * 2016-12-14 2020-10-27 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Photomask and fabrication method therefor
TWI612369B (zh) * 2016-12-28 2018-01-21 Micro Lithography Inc Euv光罩無機保護薄膜組件製造方法
CN106842811A (zh) * 2017-03-20 2017-06-13 深圳市华星光电技术有限公司 一种光罩及清洁装置
CN109143793B (zh) * 2018-09-06 2023-06-06 重庆科技学院 一种可调式芯片卡具的使用方法
US11626286B1 (en) * 2020-08-25 2023-04-11 Rockwell Collins, Inc. Custom photolithography masking via precision dispense process

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5372901A (en) * 1992-08-05 1994-12-13 Micron Technology, Inc. Removable bandpass filter for microlithographic aligners
JPH07159974A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Ryoden Semiconductor Syst Eng Kk パターン転写マスクおよびその製造方法
KR0138278B1 (ko) * 1995-01-24 1998-04-27 김광호 엑스레이 리소그래피용 마스크 및 그의 제조방법
US5738909A (en) * 1996-01-10 1998-04-14 Micron Technology, Inc. Method of forming high-integrity ultrathin oxides
US5792578A (en) * 1997-01-13 1998-08-11 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Method of forming multiple layer attenuating phase shifting masks
JP3368200B2 (ja) * 1998-02-26 2003-01-20 シャープ株式会社 フォトマスク作成方法および熱処理装置
US6197454B1 (en) * 1998-12-29 2001-03-06 Intel Corporation Clean-enclosure window to protect photolithographic mask
JP2000231197A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Mitsubishi Electric Corp レジストパターン形成方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法並びにレジストパターン形成装置及びホットプレート
US6242136B1 (en) * 1999-02-12 2001-06-05 Corning Incorporated Vacuum ultraviolet transmitting silicon oxyfluoride lithography glass
JP3715189B2 (ja) * 2000-09-21 2005-11-09 株式会社ルネサステクノロジ 位相シフトマスク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212738A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Ulvac Seimaku Kk フォトマスクブランクス及びその製造方法、並びに該フォトマスクブランクスを用いたフォトマスクの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003062922A2 (en) 2003-07-31
US7056623B2 (en) 2006-06-06
US20030138707A1 (en) 2003-07-24
CN1653392A (zh) 2005-08-10
WO2003062922A3 (en) 2004-03-11
AU2003209383A1 (en) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8679707B2 (en) Method of fabricating a lithography mask
KR101837801B1 (ko) 밴드 복사의 억제를 위한 ito 흡수기를 갖춘 euv 마스크
TWI724186B (zh) 罩幕結構與罩幕製程方法
US7056623B2 (en) Photomask and method for manufacturing the same
US20030228529A1 (en) Photomask and method for repairing defects
JP2006195202A (ja) フォトマスクブランクの製造方法
US11988953B2 (en) EUV masks to prevent carbon contamination
US20150177612A1 (en) Mask and method for forming the same
US10120274B2 (en) Method of manufacturing photomask blank and photomask blank
US6797439B1 (en) Photomask with back-side anti-reflective layer and method of manufacture
TWI745502B (zh) 微影光罩及其製造方法以及進行微影製程的方法
CN112305856B (zh) 极紫外光微影光罩与图案化半导体晶圆的方法
US20240069431A1 (en) Method of manufacturing photo masks
US20220334462A1 (en) Photomask and method of fabricating a photomask
US6869734B1 (en) EUV reflective mask having a carbon film and a method of making such a mask
JP2006195200A (ja) フォトマスクブランクの製造方法
US8916482B2 (en) Method of making a lithography mask
US9857679B2 (en) Lithography mask and fabricating the same
JPH07295203A (ja) ハーフトーン位相シフトフォトマスク用ブランクスの製造方法
JP4603983B2 (ja) フォトマスクブランクおよびフォトマスクブランクの製造方法
TW557409B (en) Photomask and method for manufacturing the same
JPH09293665A (ja) X線マスクの製造方法およびその製造装置
TW202009982A (zh) 光罩及其製造方法及圖案化膜層的方法
WO2007146912A1 (en) Method and apparatus for reducing haze growth on a substrate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090120

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707