JP2007210508A - エアダクトの接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダクトの形成を容易にすると共に、ダクトの必要通路断面積の確保を容易にすることができるエアダクトの接合構造を提供すること。
【解決手段】エアダクト1の接合構造は、車両内装材6の表面において、温調空気を通過させるための第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとを接合してなる。第2ダクト1Bは、その接合端部2Bに、第1ダクト1Aの接合端部2Aの外周側に重ねて配置する重ね配置部22を有している。第1ダクト1Aの接合端部2Aと第2ダクト1Bの接合端部2Bとは、互いに向き合わせた状態で、車両内装材6との間に第1パッキン3を挟持することにより、第1パッキン3を押し潰して車両内装材6との間をシールしている。第2ダクト1Bにおける重ね配置部22は、第1ダクト1Aの接合端部2Aとの間に第2パッキン4を挟持することにより、第2パッキン4を押し潰して第1ダクト1Aの接合端部2Aとの間をシールしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両基材の表面において、空気を通過させるための一対のエアダクトを接合してなる構造に関する。
例えば、ミニバン、SUV等の3列シートを備えた乗用車においては、車両後部に配設した温調ユニットにおいて冷房用の温調空気を作り出し、この温調空気を、車両天井材に配置したクーラダクトを介して車両室内へ送風している。
そして、図8〜図10に示すごとく、クーラダクト9は、その成形を容易にするため、複数に分割成形した各ダクト部9A、Bを、パッキン95等を介して接合して形成している。また、各ダクト部9A、Bの接合を容易にするために、一方のダクト部9Aを先に車両天井材6に配置し、次いで、他方のダクト部9Bの接合端部91Bを、パッキン95を挟み込んだ状態で一方のダクト部9Aの接合端部91Aに重ね合わせて、両ダクト部9A、Bを接合している。
なお、図8は、車両天井材6に2つのメインダクト部(一方のダクト部)9Aを配置した後、この2つのメインダクト部9Aを繋ぐサブダクト部(他方のダクト部)9Bを車両天井材6に配置して、各ダクト部9A、Bの接合を行う状態を示している。
また、両ダクト部9A、Bにおいては、一方のダクト部9Aの接合端部91Aにおいては、その上側部分に内周配置端部92を形成すると共に、その下側部分に内周配置端部92よりも接合先端方向へ突出した外周配置端部93を形成している。また、他方のダクト部9Bの接合端部91Bにおいては、その下側部分に内周配置端部92を形成すると共に、その上側部分に内周配置端部92よりも接合先端方向へ突出した外周配置端部93を形成している。
そして、図9、図10に示すごとく、他方のダクト部9Bにおける外周配置端部93を、第1のパッキン95を挟み込んだ状態で一方のダクト部9Aにおける内周配置端部92の外周側に配置すると共に、他方のダクト部9Bにおける内周配置端部92を、第2のパッキン95を挟み込んだ状態で一方のダクト部9Aにおける外周配置端部93の内周側に配置して、両ダクト部9A、Bの接合を行っている。
また、特許文献1においては、2つのパッキンを挟持した状態でダクト同士の接続を行う構造が開示されている。
しかしながら、図9、図10に示すごとく、上記従来のダクト9の接合構造においては、両ダクト部9A、Bの外周配置端部93における横断面方向の両端部には、両ダクト部9A、Bの接合部分の気密性(シール性)を確保するために、横断面方向の外方へ突出した突出シール部94を形成し、この突出シール部94同士の間にも上記第1のパッキン95を挟持している。
これにより、図10に示すごとく、ダクト9A、B同士の接合部分において、突出シール部94及び第1のパッキン95が無駄なスペースを占有してしまう。そのため、限られたスペースにダクト9A、Bを収容する際には、ダクト9A、Bの必要通路断面積の確保が難しくなる。
また、各ダクト部9A、Bは、合成樹脂のブロー成形を行って中空形状の成形体に成形し、その後、この成形体の端部を切断して管形状に形成している。そして、図8、図9に示すごとく、上記従来の各ダクト部9A、Bは、その各接合端部91A、Bの横断面方向から見た形状が段差形状を有している。そのため、各ダクト部9A、Bのブロー成形を行った後上記管形状に形成する際に、各ダクト部9A、Bの接合端部91A、Bの切断(この切断は図8においてG1、G2で示す。)が複雑になってしまう。このことはダクト9A、Bの形成を複雑にする要因になっている。
特開平10−29421号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、ダクトの形成を容易にすると共に、ダクトの必要通路断面積の確保を容易にすることができるエアダクトの接合構造を提供しようとするものである。
本発明は、車両基材の表面において、空気を通過させるための一対のエアダクトを接合してなる構造において、
上記一対のエアダクトは、第1ダクトと第2ダクトとからなり、該第2ダクトは、その接合端部に、上記第1ダクトの接合端部の外周側に重ねて配置する重ね配置部を有しており、
該重ね配置部は、当該第2ダクトの接合端部が上記車両基材と対向する対向部位を除く残りの周辺部位に形成してあり、
上記第1ダクトの接合端部と上記第2ダクトの接合端部とは、互いに向き合わせた状態で、上記車両基材との間に第1パッキンを挟持することにより、該第1パッキンを押し潰して上記車両基材との間をシールしており、
上記第2ダクトにおける上記重ね配置部は、上記第1ダクトの接合端部との間に第2パッキンを挟持することにより、該第2パッキンを押し潰して上記第1ダクトの接合端部との間をシールしていることを特徴とするエアダクトの接合構造にある(請求項1)。
本発明のエアダクトの接合構造は、一対のエアダクトの接合端部の形状及びパッキンの配置状態の工夫を行っている。
一方のエアダクトである第1ダクトは、第2ダクトと接合を行うための接合端部に何ら特別な加工を行う必要がない。そして、この第1ダクトの接合端部における先端面の全周は、段差がなく、同一平面上に切断した形状とすることができる。
他方のエアダクトである第2ダクトは、第1ダクトと接合を行うための接合端部に、第1ダクトの接合端部の外周側に重ねて配置する重ね配置部を有している。そして、ダクトの接合端部の先端面における段差形状は、第2ダクトにのみ形成するだけでよく、第1ダクトに形成する必要はない。また、第1ダクト及び第2ダクトにおいては、上記従来の突出シール部等の突出部分を形成する必要がない。そのため、第1ダクト及び第2ダクトは、従来の加工方法に比べて簡単な加工方法によって形成することができる。
そして、第1ダクトの接合端部と第2ダクトの接合端部との接合状態は、2つのパッキンによって気密性を維持して行っている。
第1ダクトと第2ダクトとの接合構造においては、第1パッキンが車両基材の表面に配置してあり、第1ダクトの接合端部と第2ダクトの接合端部とは、空気を通過させる送風通路を連通させるよう互いに向き合わせた状態で、第1パッキン上に配置してある。
また、第1ダクトの接合端部と第2ダクトの接合端部における重ね配置部との間には、第2パッキンが配置してあり、重ね配置部は、第2パッキンを挟持した状態で第1ダクトの接合端部における上記周辺部位の外周側に配置してある。
こうして、2つのパッキンを介して、第1ダクトと第2ダクトとを車両基材の表面において接合した状態においては、第1ダクトの接合端部における上記対向部位、及び第2ダクトの接合端部における上記対向部位と、車両基材との間は、第1パッキンが押し潰されることによってシールされている。また、第2ダクトの接合端部における重ね配置部と、第1ダクトの接合端部における上記周辺部位との間は、第2パッキンが押し潰されることによってシールされている。
そして、上記のごとく、第1ダクトの接合端部には特別な加工を必要とせず、また第2ダクトの接合端部には上記重ね配置部を形成しておくことにより、これらのダクトの接合を行うことができる。これにより、ダクト同士の接合部分において、上記従来の突出シール部等の突出部分が存在せず、各ダクトが占めるスペースを小さくすることができる。そのため、各ダクトの必要通路断面積を容易に確保することができる。なお、ダクトの必要通路断面積とは、ダクト内を所定量の空気を円滑に通過させるためにダクトに必要な通路断面積のことをいう。
それ故、本発明のエアダクトの接合構造によれば、ダクトの形成を容易にすると共に、ダクトの必要通路断面積の確保を容易にすることができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記第1パッキン及び第2パッキンは、弾性変形可能なゴム又は樹脂のシートによって構成することができる。特に、第1パッキン及び第2パッキンは、ゴムの発泡体又は合成樹脂の発泡体によって構成することができる。これらの発泡体を用いた場合には、各パッキンの圧縮率を容易に大きくすることができ、上記第1ダクト又は第2ダクトによって押し潰したときに、気密性を確保することが容易になる。
上記第2ダクトは、上記第1ダクトの両側に形成した接合端部にそれぞれ接合することもできる。また、第2ダクトは、その両側の接合端部に上記重ね配置部を形成しておき、各接合端部を2つの第1ダクトの各接合端部に接合することもできる。
また、上記第2ダクトにおける上記重ね配置部の横断面方向の両端部は、上記第1パッキンを押し潰すことにより、上記車両基材との間をシールしていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、第1ダクトと第2ダクトとの接合部分における気密性を一層向上させることができる。
また、上記第1ダクト部の接合端部は、当該第1ダクトの一般部よりも断面積が縮小した縮小部を形成しており、上記第2ダクトの接合端部は、上記重ね配置部よりも基端側に、当該第2ダクトの一般部よりも断面積が縮小した縮小部を形成しており、上記第1パッキンは、上記第1ダクトにおける上記縮小部及び上記第2ダクトにおける上記縮小部と、上記車両基材との間に挟持することが好ましい(請求項3)。
この場合には、第1ダクトの一般部及び第2ダクトの一般部を、車両基材の表面に固定する際に、第1ダクトの一般部及び第2ダクトの一般部を車両基材に当接させたとき、第1パッキンを、車両基材と各一般部との間の間隙の厚みまで容易に弾性変形させることができる。そのため、第1パッキンを適切な厚みまで弾性変形させることが容易であり、ダクト同士の接合部分の気密性を一層向上させることができる。
また、上記車両基材は、車両の天井部に配置する車両天井材であり、上記エアダクトは、冷房用の温調空気を通過させるためのクーラダクトであることが好ましい(請求項4)。
この場合には、車両天井材にクーラダクトを配設した構造において、クーラダクトの必要通路断面積の確保を容易にすることができる。
なお、クーラダクトにおいては、冷房用の温調空気を送風するだけでなく、暖房用の温調空気を送風することも可能である。
また、上記車両基材は、車両の床部又は左右側部に配置する車両トリム材とし、上記エアダクトは、暖房用の温調空気を通過させるためのヒータダクトとすることもできる(請求項5)。
この場合には、車両トリム材にヒータダクトを配設した構造において、ヒータダクトの必要通路断面積の確保を容易にすることができる。
なお、ヒータダクトにおいては、暖房用の温調空気を送風するだけでなく、冷房用の温調空気を送風することも可能である。
また、上記車両基材は、上記車両内装材又は車両トリム材とするだけでなく、その他、車両に用いる種々の部材とすることもできる。また、車両基材は、樹脂から構成した部材とするだけでなく、鋼板又はベニヤ板等から構成した部材とすることができる。また、車両基材は、アウターパネル及びインナーパネルからなる天井ボディパネルのうち、インナーパネルとすることもできる。また、車両基材は、車両のフロアーに設けたフロアー材とすることもできる。
また、上記エアダクトによって送風する空気は、温度調整を行った温調空気とするだけでなく、ファンによって送風する空気又は自然風として送風する空気等とすることもできる。
以下に、本発明のエアダクトの接合構造にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のエアダクト1の接合構造は、図1に示すごとく、車両基材としての車両内装材6の表面において、空気を通過させるための一対のエアダクト1を接合してなる。一対のエアダクト1は、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとからなり、第2ダクト1Bは、その接合端部2Bに、第1ダクト1Aの接合端部2Aの外周側に重ねて配置する重ね配置部22を有している。この重ね配置部22は、当該第2ダクト1Bの接合端部2Bが車両内装材6と対向する対向部位を除く残りの周辺部位に形成してある。
そして、図2に示すごとく、第1ダクト1Aの接合端部2Aと第2ダクト1Bの接合端部2Bとは、互いに向き合わせた状態で、車両内装材6との間に第1パッキン3を挟持することにより、この第1パッキン3を押し潰して車両内装材6との間をシールしている。また、図3に示すごとく、第2ダクト1Bにおける重ね配置部22は、第1ダクト1Aの接合端部2Aとの間に第2パッキン4を挟持することにより、この第2パッキン4を押し潰して第1ダクト1Aの接合端部2Aとの間をシールしている。また、第2ダクト1Bにおける重ね配置部22の横断面方向Dの両端部221は、第1パッキン3を押し潰すことにより、車両内装材6との間をシールしている。
なお、図1は、車両内装材6に取り付けた第1ダクト1Aの上から第2ダクト1Bを車両内装材6に取り付ける状態を示す。図2は、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとを接合した状態において、各ダクト1A、Bの形成方向Lに切断した断面を横断面方向Dから見た状態で示す。図3は、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとを接合した状態において、各ダクト1A、Bの接合端部2A、Bを横断面方向Dに切断した断面を形成方向Lから見た状態で示す。
以下に、本例のエアダクト1の接合構造につき、図1〜図5と共に詳説する。
図1〜図4に示すごとく、本例のエアダクト1の接合構造は、車両の後部座席に冷房用の温調空気を送風するために用いるクーラダクト1の接合に用いる。本例の車両内装材6は車両天井材6であり、本例のエアダクト1はクーラダクト1である。車両天井材6は、車両の天井ボディパネル7の室内側に配置するものであり、合成樹脂から成形した成形体61の室内側の表面に表皮材62等を設けてなる。クーラダクト1は、車両天井材6の裏面(室外側の表面)に取り付けられる。
図4は、車両内装材6の裏面(室外側の表面)に、クーラダクト1を配設した状態を示す。同図に示すごとく、クーラダクト1は、複数に分割してブロー成形したものを繋ぎ合わせて形成される。本例のクーラダクト1は、車両天井材6の後方部において左右に配置する後方ダクト部51と、この後方ダクト部51の左右の端部から前方に向けて配置する一対の側方ダクト部52と、車両後方に配設した温調ユニットと後方ダクト部51の一部とを接続する導入ダクト部53とを有している。
本例のエアダクト1の接合構造は、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとのいずれか一方を後方ダクト部51とし、他方を側方ダクト部52として適用することができる。
図1は、一方のエアダクト1である第1ダクト1Aと、他方のエアダクト1である第2ダクト1Bとの接合部分を示す図である。また、同図は、車両内装材6に第1パッキン3を挟持した状態で配置した第1ダクト1Aに対して、第2パッキン4を重ね配置部22に貼着してなる第2ダクト1Bを取り付ける状態を示している。
同図に示すごとく、第1パッキン3及び第2パッキン4は、発泡成形したゴム又は樹脂のシートからなる。本例の第1パッキン3及び第2パッキン4は、EPDMスポンジ(エチレン−プロピレン−ジエンゴムの発泡体)である。
図1、図3に示すごとく、本例の第1ダクト1A及び第2ダクト1Bは、略四角形状の断面に形成してあり、その内部に温調空気を通過させるための送風通路12を形成してなる。そして、第1ダクト1A及び第2ダクト1Bが車両内装材6と対向する対向部位は、各ダクト1A、Bの底面211として形成されており、上記対向部位を除く残りの周辺部位は、各ダクト1A、Bの天面212及び一対の側面213として形成されている。
なお、図3に示すごとく、各ダクト1A、Bの断面形状は、各ダクト1A、Bを配置するスペースの制約により、天面212及び側面213には、段差部等を形成することができ、底面211は、車両天井材6の表面形状に沿って平坦面又は緩やかな曲面に形成することができる。また、各ダクト1A、Bの天面212と側面213とは、明確に区別されることなく連続して形成されることもある。
図1、図2に示すごとく、本例の第1ダクト1Aの接合端部2Aにおける先端面の全周は、段差がなく、同一平面上に切断した形状を有している。また、本例の第1ダクト1Aの接合端部2Aにおける先端面の全周は、第1ダクト1Aの通路形成方向Lに略直交に単一に切断してなる。
また、第1ダクト1Aの接合端部2Aは、当該第1ダクト1Aの一般部11Aよりも断面積が縮小した縮小部21Aを形成してなる。
図1〜図3に示すごとく、本例の第2ダクト1Bの接合端部2Bは、当該第2ダクト1Bの一般部11Bよりも断面積が縮小した縮小部21Bと、この縮小部21Bよりも先端側において、縮小部21Bよりも断面積を拡大させて形成した重ね配置部22とを形成してなる。重ね配置部22は、第2ダクト1Bの底面211を除く残りの部位である天面212及び一対の側面213に形成してある。
そして、第1パッキン3は、第1ダクト1Aの接合端部2Aに形成した縮小部21A及び第2ダクト1Bの接合端部2Bに形成した縮小部21Bと、車両内装材6との間に挟持される。
次に、上記第1ダクト1A及び第2ダクト1Bの製造方法について説明する。
第1ダクト1A及び第2ダクト1Bは、合成樹脂のブロー成形を行って中空形状の成形体に成形し、その後、この成形体の端部を切断(この切断は図5においてF1で示す。)して管形状に形成される。
そして、第1ダクト1Aの接合端部2Aは、成形体の形成方向Lに直交して1回切断を行うことにより形成することができる。
また、図5に示すごとく、上記第2ダクト1Bの成形体は、一般部11Bと、一般部11Bよりも断面が縮小した縮小部21Bと、縮小部21Bよりも断面が拡大し一般部11Bと略同じ断面を有する拡大部220とを有する形状に成形する。そして、拡大部220における底面部位を、第2ダクト1Bの成形体の形成方向Lの先端側から切断(この切断は図5においてF2で示す。)して、拡大部220における天面部位及び一対の側面部位に上記重ね配置部22を形成する。
一方、図8に示すごとく、従来のダクト9の接合構造においては、一対のダクト9A、Bにおいて、各接合端部2A、Bの形状を形成するために、成形体の形成方向Lに直交して切断(この切断は図8においてG1で示す。)して、外周配置端部93の先端面を形成した後、成形体の形成方向Lに直交する両側から切断(この切断は図8においてG2で示す。)して、外周配置端部93の先端面に対して段差を有する内周配置端部92の先端面を形成している。そのため、上記成形体の切断を行う回数は、従来の一対のダクト9A、Bにおいては、各ダクト9A、Bにおいて3回ずつ、合計6回行う。
なお、図8において、内周配置端部92の先端面を形成する際の切断G2は、成形体の形成方向Lに直交する片側から行うと、切断に大きな荷重を必要とするため(切断刃によりダクトの手前の部分を切断した状態で奥の部分も切断する必要があるため)、両側から行っている。
これに対し、本例の一対のダクト1A、Bにおいては、成形体の切断を行う回数は、第1ダクト1Aにおいて1回、第2ダクト1Bにおいて2回行うだけでよい。そのため、本例のエアダクト1の接合構造によれば、各ダクト1A、Bの接合端部2A、Bの形成を容易にすることができる。
次に、一対のダクト1A、Bを車両内装材6に取り付けて、エアダクト1の接合構造を形成する方法について説明する。
図1に示すごとく、一対のダクト1A、Bを車両内装材6に取り付けるに当たっては、まず、車両内装材6上に第1パッキン3を貼着し、この第1パッキン3上に第1ダクト1Aの接合端部2A(縮小部21A)を配置して、第1ダクト1Aを車両内装材6に固定する。また、第2ダクト1Bにおいては、重ね配置部22の内周面に第2パッキン4を貼着しておく。そして、第2ダクト1Bの接合端部2Bにおける縮小部21Bの底面211を、第1パッキン3上に配置すると共に、第2パッキン4を貼着した第2ダクト1Bの重ね配置部22を、第1ダクト1Aの接合端部2A(縮小部21A)の外周面に重ね合わせる。
こうして、2種類のパッキン3、4を用いて、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとを車両内装材6上において接合し、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとを連通させて、温調空気を通過させる送風通路12を形成することができる。
なお、第1パッキン3を第1ダクト1Aの接合端部2Aに貼着しておき、この第1ダクト1Aを車両内装材6上に配置することもできる。また、第2パッキン4を第1ダクト1Aの接合端部2Aに貼着しておき、この第2パッキン4を貼着した第1ダクト1Aの接合端部2Aの外周側に、第2ダクト1Bの重ね配置部22を配置することもできる。
本例のエアダクト1の接合構造においては、第1ダクト1Aの接合端部2Aと第2ダクト1Bの接合端部2Bとの接合状態は、2種類のパッキン3、4によって気密性を維持して行っている。
具体的には、図2、図3に示すごとく、本例の接合構造においては、第1パッキン3及び第2パッキン4を介して、第1ダクト1Aと第2ダクト1Bとを車両内装材6上において接合した状態においては、第1ダクト1Aの接合端部2Aにおける底面211、及び第2ダクト1Bの接合端部2Bにおける底面211と、車両内装材6との間は、第1パッキン3が押し潰されることによってシールされている。また、第2ダクト1Bの接合端部2Bにおける重ね配置部22と、第1ダクト1Aの接合端部2Aにおける天面212及び一対の側面213との間は、第2パッキン4が押し潰されることによってシールされている。
さらに、第2ダクト1Bにおける重ね配置部22の横断面方向Dの両端部221と、車両内装材6との間は、第1パッキン3が押し潰されることによってシールされている。
そして、上記のごとく、第1ダクト1Aの接合端部2Aには特別な加工を必要とせず、また第2ダクト1Bの接合端部2Bには重ね配置部22を形成しておくことにより、これらのダクト1A、Bの接合を行うことができる。これにより、ダクト1A、B同士の接合部分において、上記従来のダクト9の接合部分における突出シール部94等の突出部分が存在せず、各ダクト1A、Bが占めるスペースを小さくすることができる。そのため、各ダクト1A、Bの必要通路断面積を容易に確保することができる。なお、ダクト1A、Bの必要通路断面積とは、ダクト1A、B内を所定量の温調空気を円滑に通過させるためにダクト1A、Bに必要な通路断面積のことをいう。
それ故、本例のエアダクト1の接合構造によれば、ダクト1A、Bの形成を容易にすると共に、ダクト1A、Bの必要通路断面積の確保を容易にすることができる。
また、図9に示すごとく、従来のダクト9の接合構造においては、一方のダクト部9Aの接合端部91Aの上側部分における内周配置端部92の先端と、他方のダクト部9Bの接合端部91Bの上側部分における外周配置端部93の基端(段部)との間だけでなく、一方のダクト部9Aの接合端部91Aの下側部分における外周配置端部93の基端(段部)と、他方のダクト部9Bの接合端部91Bの下側部分における内周配置端部92の先端との間においても、温調空気の流れを乱す原因になる段差空間96が形成される。
これに対し、図2に示すごとく、本例のダクト1の接合構造においては、第1ダクト1Aの接合端部2Aにおける底面211側の先端と、第2ダクト1Bの接合端部2Bにおける底面211側の先端とは、互いに向き合わせている。そのため、これら底面211側の先端同士の間には、段差空間がほとんど形成されず、ダクト1の接合部分における温調空気の流れの乱れを小さくすることができる。これにより、ダクト1内の温調空気の送風量を向上させると共に送風時にダクト1に生ずる騒音を低減させることができる。
なお、図示は省略するが、上記車両基材は、車両の床部又は左右側部に配置する車両トリム材とし、上記エアダクト1は、車両室内へ暖房用の温調空気を送風するためのヒータダクトとすることもできる。このヒータダクトは、車両後部に配設した温調ユニットから、車両の後部座席へ暖房用の温調空気を送風するものとすることができる。
また、この場合において、一方のヒータダクトと他方のヒータダクトとの接合部分は、車両の側部における車両トリム材の裏面(室外側の表面)、又はサイドピラーを構成する車両トリム材の裏面とすることができる。
(実施例2)
本例は、図6、図7に示すごとく、車両内装材6としての車両天井材6上において、上記実施例1に示した後方ダクト部51と、一対の側方ダクト部52とを接合する際に、両者を接合するコーナー部に、折れ曲がった(エルボ状の)接合ダクト部54を設けて、エアダクト1の接合構造を形成する例である。
本例においては、後方ダクト部51及び一対の側方ダクト部52を、上記第1ダクト1Aによって構成し、接合ダクト部54を、上記重ね配置部22を形成してなる第2ダクト1Bによって構成している。そして、重ね配置部22は、接合ダクト部54の両側の接合端部2Bに形成している。
また、図6に示すごとく、本例においては、第1ダクト1Aとしての後方ダクト部51の接合端部2Aと車両天井材6との間、及び第1ダクト1Aとしての側方ダクト部52の接合端部2Aと車両天井材6との間に、第1パッキン3を配置している。そして、車両天井材6には、各第1パッキン3を挟持した状態で、後方ダクト部51及び側方ダクト部52を先に取り付ける。
次いで、同図に示すごとく、接合ダクト部54の各重ね配置部22の内周側に、第2パッキン4を貼着しておき、接合ダクト部54を車両天井材6に取り付けて、この接合ダクト部54によって後方ダクト部51と側方ダクト部52とを接続する。このとき、接合ダクト部54の各接合端部2Bにおける縮小部21Bの底面を、各第1パッキン3上に配置すると共に、接合ダクト部54の各接合端部2Bにおける重ね配置部22を、後方ダクト部51の接合端部2A(縮小部21A)の外周面、及び側方ダクト部52の接合端部2Aの外周面にそれぞれ重ね合わせる。
こうして、接合ダクト部54及び2種類のパッキン3、4を用いて、後方ダクト部51と側方ダクト部52とを車両天井材6上において接合し、後方ダクト部51と側方ダクト部52とを連通させて、温調空気を通過させる送風通路12を形成することができる。
本例の接合構造は、図7に示すごとく、サンルーフ63を有する車両天井材6に適用することができる。すなわち、サンルーフ63を有する車両天井材6においては、ダクト1と車両天井材6との間に、サンルーフ63に溜まった雨水等を排水するためのドレンホース64を設ける。この場合に、上記接合ダクト部54を後方ダクト部51及び側方ダクト部52とは別体に形成し、車両天井材6に後方ダクト部51及び側方ダクト部52を取り付け、またドレンホース64の配管を行った後、接合ダクト部54を車両天井材6に取り付けることにより、ドレンホース64の配管を容易に行うことができる。
なお、接合ダクト部54と車両天井材6との間には、ドレンホース64以外にも、例えば、ウィンドウォッシャー液の送給配管、アンテナ線、電力供給用のワイヤーハーネス等を配管又は配線することができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1において、車両内装材に取り付けた第1ダクトの上から第2ダクトを車両内装材に取り付ける状態を示す斜視図。 実施例1において、第1ダクトと第2ダクトとを接合した状態において、各ダクトの形成方向に切断した断面を横断面方向から見た状態で示す断面図。 実施例1において、第1ダクトと第2ダクトとを接合した状態において、各ダクトの接合端部を横断面方向に切断した断面を形成方向から見た状態で示す断面図。 実施例1において、車両内装材の裏面に、クーラダクトを配設した状態を示す平面図。 実施例1において、第2ダクトの接合端部を形成する状態を示す断面図。 実施例2において、第1ダクトとしての後方ダクト部及び側方ダクト部に、第2ダクトとしての接合ダクト部を接合する状態を示す斜視図。 実施例2において、車両内装材の裏面に、クーラダクトを配設した状態を示す平面図。 従来例において、車両天井材状において、一対のダクト部を接合する状態を示す斜視図。 従来例において、一対のダクトを接合した状態において、各ダクトの形成方向に切断した断面を横断面方向から見た状態で示す断面図。 従来例において、一対のダクトを接合した状態において、各ダクトの接合端部を横断面方向に切断した断面を形成方向から見た状態で示す断面図。
符号の説明
1 エアダクト
1A 第1ダクト
1B 第2ダクト
2A、B 接合端部
22 重ね配置部
3 第1パッキン
4 第2パッキン
6 車両基材(車両内装材)

Claims (5)

  1. 車両基材の表面において、空気を通過させるための一対のエアダクトを接合してなる構造において、
    上記一対のエアダクトは、第1ダクトと第2ダクトとからなり、該第2ダクトは、その接合端部に、上記第1ダクトの接合端部の外周側に重ねて配置する重ね配置部を有しており、
    該重ね配置部は、当該第2ダクトの接合端部が上記車両基材と対向する対向部位を除く残りの周辺部位に形成してあり、
    上記第1ダクトの接合端部と上記第2ダクトの接合端部とは、互いに向き合わせた状態で、上記車両基材との間に第1パッキンを挟持することにより、該第1パッキンを押し潰して上記車両基材との間をシールしており、
    上記第2ダクトにおける上記重ね配置部は、上記第1ダクトの接合端部との間に第2パッキンを挟持することにより、該第2パッキンを押し潰して上記第1ダクトの接合端部との間をシールしていることを特徴とするエアダクトの接合構造。
  2. 請求項1において、上記第2ダクトにおける上記重ね配置部の横断面方向の両端部は、上記第1パッキンを押し潰すことにより、上記車両基材との間をシールしていることを特徴とするエアダクトの接合構造。
  3. 請求項1又は2において、上記第1ダクト部の接合端部は、当該第1ダクトの一般部よりも断面積が縮小した縮小部を形成しており、
    上記第2ダクトの接合端部は、上記重ね配置部よりも基端側に、当該第2ダクトの一般部よりも断面積が縮小した縮小部を形成しており、
    上記第1パッキンは、上記第1ダクトにおける上記縮小部及び上記第2ダクトにおける上記縮小部と、上記車両基材との間に挟持されていることを特徴とするエアダクトの接合構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記車両基材は、車両の天井部に配置する車両天井材であり、上記エアダクトは、冷房用の温調空気を通過させるためのクーラダクトであることを特徴とするエアダクトの接合構造。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記車両基材は、車両の床部又は左右側部に配置する車両トリム材であり、上記エアダクトは、暖房用の温調空気を通過させるためのヒータダクトであることを特徴とするエアダクトの接合構造。
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