JP2007210159A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】給紙装置から供給された印刷媒体に印刷を行うプリンタであって、印刷要求時のホスト装置における給紙装置の選択操作を行いやすくすることのできるプリンタを提供する。
【解決手段】受信する印刷データに含まれる、使用する給紙装置を指定するための給紙装置選択情報に基づいて、給紙装置を決定し、当該決定した給紙装置から供給される印刷媒体に印刷を実行するプリンタが、前記給紙装置選択情報と備えられる前記給紙装置とを対応付ける対応情報テーブルと、ユーザによる前記対応情報テーブルの変更指示を受け付ける変更受付手段と、前記変更受付手段が受け付けた前記変更指示を、前記対応情報テーブルに反映させる更新手段とを有し、前記給紙装置選択情報に基づく給紙装置の決定が、前記対応情報テーブルに従って行われる。
【選択図】 図1
【解決手段】受信する印刷データに含まれる、使用する給紙装置を指定するための給紙装置選択情報に基づいて、給紙装置を決定し、当該決定した給紙装置から供給される印刷媒体に印刷を実行するプリンタが、前記給紙装置選択情報と備えられる前記給紙装置とを対応付ける対応情報テーブルと、ユーザによる前記対応情報テーブルの変更指示を受け付ける変更受付手段と、前記変更受付手段が受け付けた前記変更指示を、前記対応情報テーブルに反映させる更新手段とを有し、前記給紙装置選択情報に基づく給紙装置の決定が、前記対応情報テーブルに従って行われる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、給紙装置から供給された印刷媒体に印刷を行うプリンタに関し、特に、印刷要求時のホスト装置における給紙装置の選択操作を行いやすくすることのできるプリンタに関する。
通常、プリンタには、カセットタイプ、手差し用トレイタイプ、マルチパーパスタイプ等の複数の給紙装置を備えるものが多く、ユーザがホスト装置から印刷指示を行なう際に、それらの中から所望の給紙装置を選択する場合がある。この場合、ユーザは、ホスト装置にインストールされているドライバプログラムによって提供される選択画面から、使用する給紙装置を選択する。通常の場合、上記ドライバプログラムは、使用しようとしているプリンタに対して専用に作られたものであるので、上記選択画面では、当該プリンタが備え得る給紙装置を、当該プリンタにおける具体的な名称で示すことができ、ユーザは、給紙装置の選択操作において迷うことなく所望のものを選ぶことができる。
一方、最近では、一般的なプリンタに共通に使用することのできる共通ドライバなるものが提供されるようになっており(例えば、下記非特許文献1、2を参照)、この共通ドライバはプリンタのメーカーや機種が異なっていても利用することができるので、ホスト装置にこの共通ドライバがインストールされていれば、ユーザは、プリンタ毎のドライバをインストールすることなく、複数種類のプリンタを使用することが可能となる。
エプソン販売株式会社、"Windows2000/XP機種共通ドライバ(ESC/PagePrinters)機能説明書 Rev.A"(Windowsは登録商標)、[online]、平成17年6月30日、[平成18年1月19日検索]、インターネット<URL:http://www2.i-love-epson.co.jp/download/appendix/printersguide2k_reva.pdf> 日経コンピュータ、"メーカー共通ドライバでOA機器の利便性上げる「BMLinkS」、5月にスキャナにも対応"、[online]、平成18年1月11日、日経BP社、[平成18年1月19日検索]、インターネット<URL:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060112/227132/>
エプソン販売株式会社、"Windows2000/XP機種共通ドライバ(ESC/PagePrinters)機能説明書 Rev.A"(Windowsは登録商標)、[online]、平成17年6月30日、[平成18年1月19日検索]、インターネット<URL:http://www2.i-love-epson.co.jp/download/appendix/printersguide2k_reva.pdf> 日経コンピュータ、"メーカー共通ドライバでOA機器の利便性上げる「BMLinkS」、5月にスキャナにも対応"、[online]、平成18年1月11日、日経BP社、[平成18年1月19日検索]、インターネット<URL:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060112/227132/>
しかしながら、上記共通ドライバは備える給紙装置が異なる複数のプリンタに対応するため、この共通ドライバが提供する、上述したホスト装置における給紙装置の選択画面においては、各給紙装置を示す名称として一般的な名称を用いらざるを得ず、例えば、「給紙装置1、給紙装置2、給紙装置3、…」というように表示される。
一方、各プリンタにおいては、実際には、手差し用トレイ、用紙カセット1、用紙カセット2などと名づけられた給紙装置が備えられており、従って、ユーザがホスト装置でそれらの給紙装置を選択する際には、その具体的な名称で選ぶことはできない。
よって、従来の共通ドライバによるインターフェース環境では、給紙装置の選択操作に関して不便である。また、上記ホスト装置の選択画面における一般名称と、各プリンタにおける実際の給紙装置との対応は固定に定められており、例えば、表示される「給紙装置1、給紙装置2、給紙装置3、…」に対して、プリンタの各給紙装置が配置位置の順番に対応付けられている。これにより、手差し用トレイが一番上に備えられるプリンタでは、選択画面における「給紙装置1」にこの手差し用トレイが対応付けられるため、通常カセットタイプを使用するユーザは、給紙装置選択の際に「給紙装置2」以降を選択しなくてはならず、使い勝手が良くないという課題があった。
そこで、本発明の目的は、給紙装置から供給された印刷媒体に印刷を行うプリンタであって、印刷要求時のホスト装置における給紙装置の選択操作を行いやすくすることのできるプリンタを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、受信する印刷データに含まれる、使用する給紙装置を指定するための給紙装置選択情報に基づいて、給紙装置を決定し、当該決定した給紙装置から供給される印刷媒体に印刷を実行するプリンタが、前記給紙装置選択情報と備えられる前記給紙装置とを対応付ける対応情報テーブルと、ユーザによる前記対応情報テーブルの変更指示を受け付ける変更受付手段と、前記変更受付手段が受け付けた前記変更指示を、前記対応情報テーブルに反映させる更新手段とを有し、前記給紙装置選択情報に基づく給紙装置の決定が、前記対応情報テーブルに従って行われることである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記受信する印刷データに含まれる前記給紙装置選択情報に対応付けられる前記給紙装置が、前記対応情報テーブルにない場合には、前記給紙装置の決定において、予め定められたデフォルトの給紙装置に決定される、あるいは、エラー処理が実行されることを特徴とする。
更に、上記の発明において、一つの態様は、前記ユーザによる対応情報テーブルの変更指示が、前記プリンタのホスト装置からなされることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、ホスト装置に表示される給紙装置を示す表示名称をユーザが選択することにより、給紙装置を決定し、当該決定された給紙装置を用いて印刷を行うプリンタが、前記表示名称と前記給紙装置とを対応付けるテーブルを備え、前記給紙装置の決定を、前記テーブルにおいて前記ユーザにより選択された表示名称に対応付けられている前記給紙装置に決定することにより行い、前記テーブルの対応付けが前記ユーザによって変更可能であることである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用したプリンタの実施の形態例にかかる構成図である。図1に示すプリンタ2が本発明を適用したプリンタであり、ホストコンピュータ1からの印刷要求等に基づいて、所定の印刷媒体(用紙62)に対して印刷処理を行なう装置である。かかるプリンタ2は、ホストコンピュータ1から送信される印刷データに含まれる、使用する給紙装置61を指定するための情報と、自らが備える給紙装置61とを対応づけるテーブル461を有し、このテーブル461をユーザが変更できる環境を提供して、ユーザのホストコンピュータ1における給紙装置の選択操作を行いやすくしようとするものである。
図1に示すホストコンピュータ1は、プリンタ2に対して印刷要求を行なうホスト装置であり、ユーザ操作等に基づいて画像データと制御コマンドを含む印刷データをプリンタ2に送信する。なお、ホストコンピュータ1は、所謂パーソナルコンピュータなどで構成することができる。
ホストコンピュータ1内のプリンタドライバ3は、ホストコンピュータ1内のアプリケーション(図示せず)などからのデータを受け取って、プリンタ2に送信する上記印刷データを生成する部分である。そして、このプリンタドライバ3は、前述したいわゆる共通ドライバであり、本プリンタ2だけでなく、他の機種のプリンタに対しても用いることができる。また、プリンタドライバ3が生成する印刷データの制御コマンドには、給紙装置選択コマンドとそのパラメータ値が含まれ、プリンタ2は、このコマンドとパラメータ値に基づいて使用する給紙装置61を決定する。また、プリンタドライバ3は、ユーザが使用する給紙装置61を選択するための選択画面を提供するが、当該画面における給紙装置を示す表示は、前述の通り、一般的な名称でなされ、例えば、「給紙装置1、給紙装置2、給紙装置3、…」と表示される。なお、プリンタドライバ3は、上記機能に関する処理をホストコンピュータ1に実行させるプログラムであり、上記機能は、当該プログラムに従ってホストコンピュータ1の制御装置(図示せず)が処理を実行することによって達成される。
次に、プリンタ2は、図1に示すように、コントローラ部4、エンジン制御部5、エンジン6、及び操作部7などで構成される、例えば、4サイクルのレーザプリンタである。
コントローラ部4は、前記ホストコンピュータ1から送信される印刷データを受信し、当該データに含まれる制御コマンドを解釈すると共に、当該データに含まれる画像データに対して所定の処理を施してエンジン6側へ提供するデータを生成する。コントローラ部4には、図1に示すように、I/F41、CPU42、ROM43、RAM44、エンジンI/F45、及びNVRAM46が備えられる。
I/F41は、ホストコンピュータ1から送信される前記印刷データを受信する部分であり、ROM43は、プリンタ2を制御するための各種プログラムを記憶する部分である。RAM44は、前記受信した印刷データ等を格納するメモリであり、エンジン6で印刷処理が行われる各ページの画像データは、ここからエンジンI/F45に引き渡される。
また、NVRAM46は不揮発性メモリであり、プリンタ2の電源がOFFにされた際にも消えずに残しておきたい情報を格納する。ここには、前述した給紙装置対応テーブル461が格納され、当該テーブルには、上記ホストコンピュータ1から送信される給紙装置選択コマンドのパラメータ値とプリンタ2が備える各給紙装置61との対応を示す情報が収められている。
図2は、給紙装置対応テーブル461に収められる情報の一例を示した図である。図2に示すテーブルの左欄は、プリンタ2が実際に備える給紙装置61を示しており、「Auto Select」だけは、プリンタ2が自動選択することを意味している。中央の欄は、前記給紙装置選択コマンドのパラメータ値を示し、右側の欄は、そのパラメータ値に対応する前述した選択画面における表示名称を示している。従って、ユーザがホストコンピュータ1において給紙装置61を選択する場合には、これらの名称が表示され、これらの中から所望の給紙装置を選択する。この給紙装置対応テーブル461では、各行の内容がそれぞれ対応付けられており、この例では、例えば、プリンタ2に備えられる「手差し用トレイ」が給紙装置選択コマンドのパラメータ値「4」と対応付けられており、プリンタ2では、受信した給紙装置選択コマンドのパラメータ値が「4」であれば、使用する給紙装置61を「手差し用トレイ」に決定する。
そして、当該給紙装置対応テーブル461における中央欄「パラメータ値」と右欄「ドライバによる表示名称」の対応付けは、プリンタドライバ3側で固定に定められているが、左欄「給紙装置」と中央欄「パラメータ値」との対応付け、すなわち、左欄と右欄との対応付けは、ユーザによって変更することが可能である。なお、図2に示す対応関係は、「給紙装置」61が、そのプリンタ2における配置順に、プリンタドライバ3によって表示される名称の「給紙装置1、給紙装置2、給紙装置3、…」に対応付けられており、プリンタ2におけるデフォルトの状態を示している。
このように給紙装置対応テーブル461は、給紙装置を指示する情報と実際の給紙装置61との関係を表しており、印刷実行時には、当該テーブルを参照して使用する給紙装置61が決定される。この給紙装置対応テーブル461を有し、その対応関係を変更可能としたことが本プリンタ2の大きな特徴である。
次に、CPU42は、本プリンタ2において行われる各種処理を制御する部分であるが、特に、受信した印刷データに含まれる画像データをRAM44に格納する処理、印刷データに含まれる制御コマンドを解釈してエンジン制御部5に対して適切な印刷処理を指示する処理、及び、ユーザとのインターフェースを形成する操作部7を制御する処理等を司る。本プリンタ2では、CPU42が行なう、上記給紙装置対応テーブル461の変更処理及び印刷実行時の給紙装置61の決定処理に特徴があり、その具体的な内容については後述する。なお、CPU42が実行する処理は、主に前記ROM43に記憶されたプログラムに従って行われるものである。
エンジンI/F45は、エンジン6で印刷を実行する際に、所定のタイミングで前述したRAM44に格納されている画素データを読み出し、それらに所定の処理を施した後にエンジン6側に引き渡す、コントローラ5とエンジン6側とのインターフェースを司る部分である。なお、このエンジンI/F45には、図示していないが、データを一時的に格納するメモリ、解凍部、スクリーン処理部等が備えられ、RAM44から読み出した画素データに対して、圧縮されたデータの解凍、ドットのデータへ変換するスクリーン処理などがなされる。また、エンジンI/F45は、具体的には、ASICで構成されている。
次に、エンジン制御部5は、図示されていないが、CPU、ROM、RAM等で構成され、後述するエンジン6各部の動作を制御する。印刷実行時には、前記CPU42によって決定された給紙装置61を使用して印刷を行うように制御する。
次に、エンジン6は、図1に示す給紙装置61と図示していない帯電ユニット、露光ユニット、現像装置、転写ユニット等で構成される。給紙装置61は、本プリンタ2では、図1に示すように、手差し用トレイ、用紙カセット1、用紙カセット2、及びMPカセット(マルチパーパスカセット)が備えられている。そして、印刷実行時には、前記エンジン制御部5の制御により、指示された給紙装置61から用紙62が供給されて、上述した各部の動作により、当該用紙62に印刷が実行され、印刷処理後の用紙62がプリンタ2から排出される。
次に、操作部7は、ユーザがプリンタ2を操作するための部分であり、表示パネル71や操作パネル等で構成される。この操作部7では、プリンタ2における印刷条件の設定など各種の操作が可能であり、前述した給紙装置対応テーブル461の変更もこの操作部7から行うことができる。
以上説明したような構成を有する本実施の形態例に係るプリンタ2では、前述のように、給紙装置対応テーブル461の変更処理と印刷実行時の給紙装置61の決定処理に特徴があり、以下、これらの点について具体的に説明する。
図3は、給紙装置対応テーブル461の変更処理を例示したフローチャートである。以下、図3に基づいて給紙装置対応テーブル461の変更処理について具体的に説明する。まず、ユーザは、前述した操作部7の操作パネルを操作し、表示パネル71にセットアップ用のメニューを表示させ、その中から「給紙装置割当て」のメニューを選択する(ステップS1)。
ユーザによる当該操作が行われるとCPU42は、NVRAM46の給紙装置対応テーブル461にアクセスし、当該テーブルに収められる前述した給紙装置の対応情報を読み出して、操作部7の表示パネル71に表示する(ステップS2)。具体的には、プリンタ2に備えられる各給紙装置61と、プリンタドライバ3によってホストコンピュータ1の選択画面で表示される名称との対応情報を表示する。図2に示した例では、左欄の「給紙装置」と右欄の「ドライバによる表示名称」の対応が表示される。次に、ユーザは、当該表示された対応情報に対して、操作部7の操作パネルから、変更しようとする箇所の変更操作を行う(ステップS3)。
図4は、当該給紙装置対応テーブル461の変更処理を説明するための図である。図4に示す例は、給紙装置61である「手差し用トレイ」と「用紙カセット1」の、ドライバによる表示名称に対する対応付けを入れ替えようとする場合である。この場合には、まず、前述した対応情報の表示(S2)によって、図4の(A)に示されるような「手差し用トレイ」についてのその時点での対応情報を表示し、対応付けられている「給紙装置1」を「給紙装置2」に変更する操作を行う。その後、同様に、図4の(B)に示されるような「用紙カセット1」についての対応情報を表示し、対応付けられている「給紙装置2」を「給紙装置1」に変更する操作を行う。なお、この例のように、表示パネル71の大きさにより一つの給紙装置61についての情報しか同時に表示できない場合には、前記CPU42による情報の表示(S2)とユーザによる変更操作(S3)が、所定の順番で繰り返される。
このようにして、ユーザによる変更操作が行われると、CPU42は、その変更内容が反映されるように、給紙装置対応テーブル461の内容を更新する(ステップS4)。図4の(C)は、図2に示した給紙装置対応テーブル461に対して、図4の(A)及び(B)で説明した変更操作が行われた場合の更新結果を示している。図中下線が付された箇所が変更された箇所であり、ユーザの所望どおり、「手差し用トレイ」と「用紙カセット1」の対応関係が入れ替えられている。
これにより、ユーザは、印刷要求時に、ホストコンピュータ1の選択画面において、選択肢として一番上に表示される「給紙装置1」を選択することにより、「用紙カセット1」を用いた印刷を行うことができる。なお、前述したCPU42による対応情報の表示(S2)においては、CPU42が、その時点でプリンタ2に実際に備えられている給紙装置61を検知し、その実際に備えられている給紙装置61についてのみ前記対応情報を表示するようにしてもよい。
次に、印刷実行時における給紙装置61の決定までの処理について説明する。図5は、印刷実行時のプリンタ2における処理を例示したフローチャートである。まず、印刷を実行しようとするユーザは、ホストコンピュータ1において、印刷対象を作成するアプリケーションなどから、所定の操作により本プリンタ2に対する印刷要求を行う。そして、その際に、使用する給紙装置61の選択操作を行う。
図6は、プリンタドライバ3による給紙装置の選択画面を例示した図である。図6に示す画面は、ホストコンピュータ1の表示装置(図示せず)に表示される、各印刷条件の設定画面であり、その一部として給紙装置の選択が行われる。図6のaで指し示す部分がその給紙装置選択を行う部分であり、ユーザは、いわゆるプルダウンメニューとして表示される選択肢(図6のb)の中から所望の給紙装置を選択する。この選択肢として表示される給紙装置の名称が、前述した図2における「ドライバによる表示名称」に相当する。なお、「Auto Select」は、前述の通り、プリンタ2が自動選択することを意味している。図6に示す例では、一番上に表示されている「給紙装置1」が選択されている。
このようにして、給紙装置の選択操作が行われ、ユーザによる全ての印刷要求に係る操作が終了すると、当該印刷要求を受けて、プリンタドライバ3が、前述の通り、プリンタ2に送信する画像データと制御コマンドを含む印刷データを生成する。そして、その制御コマンドの中に給紙装置選択コマンドとそのパラメータ値が含まれる。
図7は、前記選択画面においてユーザにより選択された給紙装置の名称と給紙装置選択コマンドとそのパラメータ値との対応関係を例示した図である。当該対応関係は、前述した図2の中央欄と右欄との関係であり、固定に定められている。図6の例のように、「給紙装置1」が選択された場合には、給紙装置選択コマンドとそのパラメータ値「4」がプリンタ2へ送られることになる。
このようにして印刷データが生成されると、当該印刷データがプリンタ2へ送信される。プリンタ2側では、図5に示すように、アイドリング中の状態で待機しており(ステップS11)、イベントが発生した際に(ステップS12)、それが印刷データの受信でない場合は(ステップS13のNo)、そのイベントの処理を実行し(ステップS14)、印刷データの受信である場合は(ステップS13のYes)、印刷の実行処理に入る。
そして、受信した印刷データに含まれる制御コマンドを順次リードして解釈し、それに従った処理を実行していくが(ステップS15、S16のNo、及びSS17)、リードしたコマンドが給紙装置選択コマンドである場合には(ステップS16のYes)、前述した給紙装置対応テーブル461を用いて、給紙装置選択コマンドとそのパラメータ値で指示された、当該印刷処理で使用する実際の給紙装置61を決定する。
具体的には、まず、その給紙装置選択コマンドのパラメータ値をXの値とする(ステップS18)。次に、給紙装置対応テーブル461にアクセスし、そこに収められる最初の対応情報をリードする(ステップS19)。図2、図4の(C)に示す例では、一番上の行に収められている情報、すなわち、「手差し用トレイ」に係る対応情報がリードされる。そして、リードした対応情報のパラメータ値をYの値とする(ステップS20)。図2、図4の(C)に示すテーブルでは、中央欄に収められている値をYの値とする。
そして、Xの値とYの値が等しければ(ステップS21のYes)、使用する給紙装置61を、前記読み出した対応情報の「給紙装置」に決定する。図2、図4の(C)に示すテーブルでは、左欄に納められていた「給紙装置」である「手差し用トレイ」に決定される。受信した給紙装置選択コマンドのパラメータ値が「4」である場合には、図2に示す例では、X=Y(=4)となるので、このように、図2のパラメータ値「4」に対応する「手差し用トレイ」が使用する給紙装置として決定される。
一方、Xの値とYの値が等しくなければ(ステップS21のNo)、前記リードした対応情報が給紙装置対応テーブル461における最後の情報であるか否かを判断し(ステップS23)、最後の情報でなければ(ステップS23のNo)、次の対応情報をリードする(ステップS24)。図2、図4の(C)に示すテーブルでは、2番目の行の対応情報、すなわち、「用紙カセット1」に係る情報がリードされる。
その後、前述したステップS20からの処理が繰り返し行われる。そして、X=Yとなってそのときにリードされた対応情報の給紙装置に決定されるか(S21のYes、S22)、リードした対応情報が最後の情報になる(S23のYes)まで、すなわち、給紙装置対応テーブル461に収められる全ての対応情報についてX=Yとならなかった場合まで、ステップS20、S21、S23、及びS24が繰り返し行われる。
受信した給紙装置選択コマンドのパラメータ値が「4」である場合には、図4の(C)に示す例では、2番目の行の対応情報がリードされた時点で、X=Y(=4)となるので、図4の(C)のパラメータ値「4」に対応する「用紙カセット1」が使用する給紙装置として決定される。
そして、X=Yとならずに、リードした対応情報が最後の情報となった場合には(S23のYes)、すなわち、給紙装置対応テーブル461に収められる全ての対応情報についてX=Yとならなかった場合には、使用する給紙装置61を、予め定められているデフォルトの給紙装置61に決定する(ステップS25)。例えば、デフォルトの給紙装置61を手差し用トレイとしておき、受信したパラメータ値に対応する情報が給紙装置対応テーブル461に収められていない場合には、使用する給紙装置を手差し用トレイとする。
なお、このように、給紙装置対応テーブル461に収められる全ての対応情報についてX=Yとならなかった場合には、エラー処理を行うようにしてもよい。
以上のようにして、使用する給紙装置が決定されると、当該印刷処理が継続し、決定した給紙装置から供給される用紙62に対する印刷が実行される。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンタ2では、ホストコンピュータ1側から送られる給紙装置を指定するための情報(給紙装置選択コマンドのパラメータ値)と、実際に備えている給紙装置61との対応情報をテーブル461として持ち、そのテーブル461の対応情報をユーザが変更できる環境を提供する。従って、ホストコンピュータ1のプリンタドライバ3が共通ドライバであり、それが提供する給紙装置の選択画面における給紙装置の表示が、プリンタ2に備えられる給紙装置61そのものの名前を表していない場合に、選択画面に表示される名称と実際の給紙装置61との対応関係をユーザが使いやすいように自由に変更することができる。
例えば、通常、プリンタ2の用紙カセット1を使用するユーザは、前述した図4に示すような対応情報をテーブル461の変更操作を行うことにより、選択画面の給紙装置1にその用紙カセット1を対応させることができ、これにより、通常は、選択操作時に、一番上の「給紙装置1」を選択すればよく、2番目以降に表示されるものを選択する場合よりも操作性がよくなり、また、操作ミスも少なくすることができる。
また、ホストコンピュータ1側から送られる給紙装置の指定情報に対応する給紙装置61がない場合には、デフォルトの給紙装置61で印刷が実行されるか、エラー処理が行われる。プリンタドライバ3が共通ドライバである場合には、複数種類のプリンタに対応できるため、前記選択画面で表示する給紙装置の数が、プリンタ2が備える給紙装置61の数を超えている場合もあり、プリンタ2が備えていない給紙装置を選択してしまうことも起こり得る。例えば、図6及び図7に示すように、プリンタドライバ3側では給紙装置5があるが、プリンタ2側には給紙装置5に対応する給紙装置61を有していない。従って、ユーザが誤って、給紙装置5を選択する場合もあり得るが、このような場合にも本プリンタ2では、上述のように対処可能である。
なお、本実施の形態例においては、給紙装置対応テーブル461の変更操作をプリンタ2の操作部7から行ったが、ホストコンピュータ1側から行えるようにしてもよい。この場合には、プリンタドライバ3あるいはその他のツールが、変更用の画面をユーザに提供し、当該画面に対する変更操作の結果がプリンタ2へ送信されて、CPU42による同様の更新処理が行われる。通常、パーソナルコンピュータなどで構成されるホスト装置の操作環境がプリンタの操作環境よりも良いことから、このようにすることにより、ユーザの当該操作環境を向上させることができると共に、プリンタの側に行かなくても操作が可能となる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 ホストコンピュータ、 2 プリンタ、 3 プリンタドライバ、 4 コントローラ部、 5 エンジン制御部、 6 エンジン、 7 操作部(変更受付手段)、 41 I/F、 42 CPU(変更受付手段、更新手段)、 43 ROM、 44 RAM、 45 エンジンI/F、 46 NVRAM、 61 給紙装置、 62 用紙、 71 表示パネル、461 給紙装置対応テーブル
Claims (4)
- 受信する印刷データに含まれる、使用する給紙装置を指定するための給紙装置選択情報に基づいて、給紙装置を決定し、当該決定した給紙装置から供給される印刷媒体に印刷を実行するプリンタであって、
前記給紙装置選択情報と備えられる前記給紙装置とを対応付ける対応情報テーブルと、
ユーザによる前記対応情報テーブルの変更指示を受け付ける変更受付手段と、
前記変更受付手段が受け付けた前記変更指示を、前記対応情報テーブルに反映させる更新手段と、を有し、
前記給紙装置選択情報に基づく給紙装置の決定が、前記対応情報テーブルに従って行われる
ことを特徴とするプリンタ。 - 請求項1において、
前記受信する印刷データに含まれる前記給紙装置選択情報に対応付けられる前記給紙装置が、前記対応情報テーブルにない場合には、
前記給紙装置の決定において、予め定められたデフォルトの給紙装置に決定される、あるいは、エラー処理が実行される
ことを特徴とするプリンタ。 - 請求項1あるいは請求項2において、
前記ユーザによる対応情報テーブルの変更指示が、前記プリンタのホスト装置からなされる
ことを特徴とするプリンタ。 - ホスト装置に表示される給紙装置を示す表示名称をユーザが選択することにより、給紙装置を決定し、当該決定された給紙装置を用いて印刷を行うプリンタであって、
前記表示名称と前記給紙装置とを対応付けるテーブルを備え、
前記給紙装置の決定を、前記テーブルにおいて前記ユーザにより選択された表示名称に対応付けられている前記給紙装置に決定することにより行い、
前記テーブルの対応付けが前記ユーザによって変更可能である
ことを特徴とするプリンタ。
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JP2006031339A Pending JP2007210159A (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007210159A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274420A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Sharp Corp | 印刷出力装置 |
JP2010160727A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 処理システム、端末装置及びプログラム |
-
2006
- 2006-02-08 JP JP2006031339A patent/JP2007210159A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009274420A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Sharp Corp | 印刷出力装置 |
JP2010160727A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 処理システム、端末装置及びプログラム |
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