JP2010160727A - 処理システム、端末装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 シンクライアントCの起動に伴って、プリンタ情報取得部21により各プリンタPのプリンタ情報を列挙したプリンタリスト22が生成され、端末側プリンタ作成部24により当該プリンタリスト22とリファレンスドライバ(汎用ドライバ)の構成ファイル23とに基づいて内部アイコンが生成される。内部アイコンには、プリンタPの識別情報及び機種情報とリファレンスドライバとが対応付け設定されており、操作者がサーバSにログインした際に、内部アイコンによる対応付け設定の内容に基づいて、ACCP機能によりプリンタPの識別情報及び機種情報と専用モデルのドライバとを対応付け設定したプリンタアイコンがシンクライアントC用に生成される。
【選択図】 図2
Description
実体的な処理をサーバ側のハードウェア資源を用いて行うサーバ・ベース・コンピューティング・システムにおけるクライアント端末は、自己のハードウェア資源を用いて完結した処理を行うクライアント端末に比べて処理負担が少なく、また、液晶パネル等の表示装置、キーボード等の入力装置、サーバとの通信機能、及びこれらの制御に必要なプロセッサやメモリを備えていれば、ローカルディスク(HDD;Hard Disk Drive)等のハードウェア容量を、最低限必要な程度まで簡略化することが可能となり、また場合によっては、HDD等の記憶装置を省いた構成のシステムで動作させることも可能となる。
上記のようなサーバ・ベース・コンピューティング・システムでは、クライアント側のローカルディスクの容量を小さくして、システムの利用後に、ローカルディスク内には必要な文書を残さないように運用したり、ローカルディスクを持たせなくすることにより、データセキュリティ面及びコスト面で有利であり、種々の環境における利用が期待されている。
ここで、プリンタアイコンは、該当するプリンタの識別情報(例えば名称やIPアドレス)、機種情報(例えば機種の名称やID)、対応するドライバ等が設定されたものであり、プリンタを模した図形やプリンタの識別情報などを組にした表示としてクライアント端末の画面上に出力され、クライアント端末の操作者により印刷処理に用いるプリンタの選択に供される。
ACCP機能は、サーバに対して各プリンタに応じたドライバをインストールしておき(プリンタアイコンは作成しない)、クライアント端末に対してその端末側の拠点に設置されたプリンタに応じたドライバをインストールするとともに、当該プリンタについてのアイコンを作成しておけば、クライアント端末の操作者がサーバにログインした際に、当該クライアント端末に作成されたアイコンに対応するプリンタの識別情報や機種情報がサーバに送信され、サーバがこれら情報に基づいて当該クライアント端末用にプリンタアイコンを自動生成するものである。
クライアント端末として、ハードディスク等の記憶装置を有さない、いわゆるシンクライアントを用いる場合、上記のクライアント側に作成されたプリンタアイコンは内部アイコンとして作成される。
ここで、内部アイコンは、該当するプリンタの識別情報、機種情報、対応するドライバ等が設定されたものである点で前記のプリンタアイコンと共通するが、クライアント端末の画面上に表示されるものではない。
なお、シンクライアント環境においては、機能の拡張を図るためにはROM(Read Only Memory)にインストールしておく必要があるが、使用できる容量に制約があるため、数多くのプリンタドライバをインストールすることはできない。
図1は、本発明の一実施形態に係るサーバベースコンピューティングシステムの概要を例示している。
本例のサーバベースコンピューティングシステムでは、処理装置の一例として拠点XにMetaFrameサーバSが設置され、拠点Yに複数の端末装置C1、C2が設置されている。また、拠点Yには、それぞれの端末装置C1、C2と通信可能な複数のプリンタP1、P2、P3が設けられている。本例における端末装置は、サーバベースコンピューティングシステムで動作する装置であれば特に限定するものではなく、例えば、記憶装置としてのHDDがあるものでも、また、HDD等の記憶装置がないものであってもよい。
サーバS、端末装置C、プリンタPの各機能部について、処理の流れに沿って説明する。
図1の例によると、端末装置C1の起動により、プリンタP1、P2、P3のそれぞれから収集されたプリンタ情報を列挙したプリンタリスト22が生成される。
本例では、サブネット上に設置されている全てのプリンタPを対象としてプリンタリスト22を作成しているが、例えば、図4に示すようなプリンタ選択画面を端末装置Cにより表示させ、当該画面において操作者により選択されたプリンタPを対象としてプリンタリスト22を作成してもよい。
また、プリンタリスト22の対象とするプリンタPを選出する条件を予め設定しておき、この選出条件に基づいて選出されたプリンタPを対象としてプリンタリスト22を作成してもよい。選出条件としては、種々な条件を採用することができ、例えば端末装置CとプリンタPの距離に関する条件(距離が予め定められた閾値以内であるプリンタPの選択や、距離が近いほうから予め定められた数のプリンタPの選択など)としてもよく、この場合には、例えばGPS(Global Positioning System)等により各装置の位置情報を検出して距離を求めたり、或いは予め設定された各装置の位置情報から距離を求めたりすればよい。
(ア)リファレンスドライバの構成ファイル23をインストール用一時フォルダにコピーする。
(イ)リファレンスドライバのインストール関数を呼び出して、当該ドライバのインストールを行う。このとき、インストール結果のドライバのモデル名としてプリンタ情報に含まれているモデル名を設定する。
(ウ)上記インストールされたドライバと適当なアイコン名(例えばプリンタの名称やIPアドレス)を指定してプリンタのインストール関数を呼び出し、内部アイコンの生成を行う。
この結果、プリンタPの識別情報(本例ではアイコン名)及び機種情報(本例ではモデル名)とリファレンスドライバとが対応付け設定された内部アイコンが生成される。
なお、既にドライバをインストール済みのモデルに対しては、(ア)及び(イ)の処理は省略される。
この結果、プリンタの識別情報(本例ではアイコン名)及び機種情報(本例ではモデル名)とモデル専用のドライバとが対応付け設定されたプリンタアイコンが生成される。
端末装置Cは、印刷データ転送部26によりサーバSから受信した印刷データを該当するプリンタPのプリンタポートへ出力(転送)する。このとき、端末装置Cにおける内部アイコンに対応付け設定されたインストールドライバ(リファレンスドライバ)による印刷データに対する加工は行われない。
プリンタPは、印刷データ受信部32により印刷データを受信すると、当該印刷データに基づく印刷処理を印刷処理制御部33による制御のもとで実行する。
端末装置Cのプリンタ情報取得部21により作成されたプリンタリスト22からプリンタ情報を1行読み込む(ステップS11)。
最終行のプリンタ情報まで処理済み(内部アイコン作成済み)か否かを判定する(ステップS12)。最終行のプリンタ情報まで処理済みであれば終了し、最終行のプリンタ情報まで処理済と判定されない場合には、以下の処理を行う。
ステップS15においてインストール済みでないと判定された場合には、リファレンスドライバの構成ファイル23をインストール用一時フォルダにコピーし(ステップS16)、前記抽出したモデル名を指定してドライバインストールを行う(ステップS17)。その後、プリンタ情報に基づいて当該プリンタについての内部アイコンのアイコン名を作成し(ステップS18)、使用するドライバとアイコン名を指定して内部アイコンを作成する(ステップS19)。
ステップS15においてインストール済みと判定された場合には、プリンタドライバのインストール(ステップS16、S17)は行わずに、内部アイコンの作成(ステップS18、S19)を行う。
その後、ステップS11に戻り、プリンタリスト22内の全てのプリンタ情報について上記の処理を繰り返す。
本例では、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)41、CPU41の作業領域となるRAM(Random Access Memory)42、基本的な制御プログラムや本発明に係るプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)43、液晶ディスプレイ等の表示装置やマウス・キーボード等の入力機器とのインターフェースである入出力I/F44、他の装置との間で通信を行うインターフェースである通信I/F45、等のハードウェア資源を有するコンピュータにより構成されている。つまり、本実施例における端末装置は、HDDのような大容量のディスク型記憶装置を具備しない、いわゆるシンクライアントPCとして構成されている。
そして、本発明に係るプログラムを読み出してRAM42に展開し、これをCPU41により実行させることで、上記の各機能を端末装置Cのコンピュータにより実現している。
端末装置は、本実施形態で示したいわゆるシンクライアントPCのような記憶装置を具備しない端末装置である必要はなく、端末装置として通常のPCのようにHDDを有するPCであってもよい。
また、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現する態様に限られず、それぞれの機能部を専用のハードウエアで実現するようにしてもよい。
Claims (4)
- 処理装置と端末装置を有し、
前記端末装置は、
自端末装置と通信可能な出力装置の識別情報及び機種情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された出力装置の識別情報及び機種情報と当該出力装置に関する出力制御プログラムとの対応関係の設定を、当該出力装置に関する出力制御プログラムとして、異なる機種の出力装置に適用可能な汎用の出力制御プログラムを用いて行う端末側設定手段と、
前記端末側設定手段により出力制御プログラムとの対応関係が設定された出力装置の識別情報及び機種情報を前記処理装置に送信する送信手段と、を備え、
前記処理装置は、
前記端末装置から送信された出力装置の識別情報及び機種情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された出力装置の識別情報及び機種情報と当該出力装置に関する出力制御プログラムとの対応関係の設定を、当該出力装置に関する出力制御プログラムとして、当該出力装置の機種に適合した出力制御プログラムを用いて行う処理装置側設定手段と、
前記端末装置にて受け付けられた出力指示に基づく出力処理を、前記処理装置側設定手段により設定された対応関係により特定される出力制御プログラムを用いて行うように制御する制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする処理システム。 - 前記端末装置は、自端末装置と通信可能な複数の出力装置のうち1以上の出力装置を選択する入力を操作者から受け付ける受付手段を備え、
前記端末側設定手段は、前記操作者により選択された出力装置を対象にして、前記取得手段により取得された出力装置の識別情報及び機種情報と汎用の出力制御プログラムとの対応関係を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の処理システム。 - 自端末装置と通信可能な出力装置の識別情報及び機種情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された出力装置の識別情報及び機種情報と当該出力装置に関する出力制御プログラムとの対応関係の設定を、当該出力装置に関する出力制御プログラムとして、異なる機種の出力装置に適用可能な汎用の出力制御プログラムを用いて行う設定手段と、
前記設定手段により出力制御プログラムとの対応関係が設定された出力装置の識別情報及び機種情報を処理装置に送信して、自端末装置にて受け付けた出力指示に基づく出力処理を当該出力装置の機種に適合した出力制御プログラムを用いて行うように当該出力装置の識別情報及び機種情報と当該出力装置に関する出力制御プログラムとの対応関係を前記処理装置に設定させる送信手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。 - コンピュータに、
自端末装置と通信可能な出力装置の識別情報及び機種情報を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得された出力装置の識別情報及び機種情報と当該出力装置に関する出力制御プログラムとの対応関係の設定を、当該出力装置に関する出力制御プログラムとして、異なる機種の出力装置に適用可能な汎用の出力制御プログラムを用いて行う設定機能と、
前記設定機能により出力制御プログラムとの対応関係が設定された出力装置の識別情報及び機種情報を処理装置に送信して、自端末装置にて受け付けた出力指示に基づく出力処理を当該出力装置の機種に適合した出力制御プログラムを用いて行うように当該出力装置の識別情報及び機種情報と当該出力装置に関する出力制御プログラムとの対応関係を前記処理装置に設定させる送信機能と、
を実現させるためのプログラム。
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JP2009205255A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム |
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