JP2007209835A - 石綿処理システム及び石綿処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を安全に無害化する装置を具えることを特徴とする石綿処理システム及び石綿処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の石綿処理システム及び石綿処理方法は、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を1000℃以上の温度において溶融処理する装置を具えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の石綿処理システム及び石綿処理方法は、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を1000℃以上の温度において溶融処理する装置を具えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は石綿含有製品を処理するシステム及び方法に関する。
石綿は、防音・断熱用として学校や各建築物、船舶、鉄道車両などに広範囲で使用されていた。また、絶縁材料としても使われていた。使用箇所は、自動車や鉄道車両のブレーキパッド、クラッチ板や建物の屋根瓦及び屋根用波板及び石膏板及び天井用化粧板及びガスケット及びシーリング材及びパッキング等幅広く使用されていた。
石綿はその特性から耐熱性に富んだ資材であったため焼却処理は出来なかった。その多くはシュレッダーで破砕して埋立ていたため、石綿繊維の飛散の問題があった。
その空中に飛散した石綿繊維を肺に吸入すると約20年から40年の潜伏期間を経た後に肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いため、環境上非常に問題である。
また、廃棄する石綿を埋立する以外、無害化処理方法は未だ無いのが現状である。
特許文献1に記載された処理方法は、石綿を硬化させるだけであり、石綿の処理時においての飛散の防止に努めていない。
特許公開2002−137976号公報
本発明の目的は、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1の処理システム及び処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、1000℃以上の温度を保つことのできる溶融装置2を具えることにある。
溶融装置2の内部雰囲気を1000℃以上に保ち、その溶融装置2の内部に石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を装入する。
溶融装置2の内部温度は1200℃以上が好ましい。
しかし、溶融装置2の中に酸化カルシウム等のカルシウム化合物の副資材3を添加することにより、石綿を塩基性にすることにより石綿の融点を下げることができ、1200℃以下でも溶融可能である。
石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を溶融装置2により溶融した際スラグ4となり、その生成したスラグ4は、セメントの材料や肥料や道路の路盤材やレンガ等に利用可能である。
本発明の石綿処理方法は、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を1000℃以上(1200℃以上が望ましい)の温度において溶融処理する工程とを具えることにある。
本発明によれば、今まで処理が困難で埋立ばかりされてきた石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を無害化処理することができる。
また、シュレッダー等の破砕工程が不要なため、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1が飛散して環境が汚染されるのを防止でき、飛散した石綿繊維を吸った際におこる人的被害の低減に大きく寄与できる。
さらに、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を無害化して再資源化することが可能になるため、埋立地の問題や埋立後の環境汚染を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、石綿処理方法は、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を1000℃以上の温度において溶融処理する溶融装置2のフローチャートを示したものである。
図1は、石綿処理方法は、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を1000℃以上の温度において溶融処理する溶融装置2のフローチャートを示したものである。
図1に示す溶融装置2は装置内部の雰囲気温度を1000℃以上に保つような構造をしている。
溶融装置2内部の温度を1000℃以上に昇温する燃料は、石炭やコークス等の固形燃料が望ましいが、重油や灯油等の液体燃料や天然ガスを利用したバーナー等でもよい。
石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を溶融装置2に装入して溶融する際、酸化カルシウム等のカルシウム化合物の副資材3を添加すると石綿の融点を下げることにより、石綿独自で溶融するより低い温度で溶融できる上で好ましい。
溶融装置2で石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を溶融した際にスラグ4として排出される。このスラグ4は、セメントの材料や肥料や道路の路盤材やレンガ等に利用可能である。
本発明によれば、今まで処理が困難で埋立ばかりされてきた石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を無害化処理することができる。
また、シュレッダー等の破砕工程が不要なため、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1が飛散して環境が汚染されるのを防止でき、飛散した石綿繊維を吸った際におこる人的被害の低減に大きく寄与できる。
さらに、石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品1を無害化して再資源化することが可能になるため、埋立地の問題や埋立後の環境汚染を防止することができる。
1 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品
2 溶融装置
3 副資材
4 スラグ
2 溶融装置
3 副資材
4 スラグ
Claims (8)
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を1000℃以上の温度において溶融処理する装置を具えることを特徴とする石綿処理システム。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を酸化カルシウム等のカルシウム化合物の副資材により石綿の融点を下げる手段を有する請求項1記載の石綿処理システム。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を酸化カルシウム等のカルシウム化合物の副資材の添加により、石綿の融点以下でも溶融可能な手段を有する請求項1記載の石綿処理システム。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を溶融してスラグを生成する装置を有する請求項1記載の石綿処理システム。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を1000℃以上の温度において溶融処理する工程を具えることを特徴とする石綿処理方法。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を酸化カルシウム等のカルシウム化合物の副資材により石綿の融点を下げる工程を有する請求項5記載の石綿処理方法。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を酸化カルシウム等のカルシウム化合物の副資材の添加により、石綿の融点以下でも溶融が可能な工程を有する請求項5記載の石綿処理方法。
- 石綿及び石綿を主成分とする屑等の石綿含有製品を溶融してスラグを生成する工程を有する請求項5記載の石綿処理方法。
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JP2005328073A JP2007209835A (ja) | 2005-10-14 | 2005-10-14 | 石綿処理システム及び石綿処理方法 |
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JP2009240953A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Chutoku Kenki Kk | アスベスト処理方法および装置 |
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2005
- 2005-10-14 JP JP2005328073A patent/JP2007209835A/ja active Pending
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JP2009240953A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Chutoku Kenki Kk | アスベスト処理方法および装置 |
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