JP2008279422A - アスベスト含有建材を使ってノンアスベスト建材に再生するシステムとその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、健康障害を引き起こしているアスベスト含有建材のアスベスト無害化システムとそれに用いる装置であって、アスベスト含有建材の無害化処理を行うもので、かつ、資源の有効活用のためにリサイクルを図ったものである。
【解決手段】 アスベスト含有建材を45μm以下の粉体にし、接触面積を大きくし、塩基とカルシウム化合物を添加して800℃〜900℃で加熱して無害化し、無害な補強用繊維を用いたアスベスト含有建材のアスベストの無害化システムと、その製品に無害な補強用繊維を用いたノンアスベスト建材に再生する装置である。
【選択図】図1
【解決手段】 アスベスト含有建材を45μm以下の粉体にし、接触面積を大きくし、塩基とカルシウム化合物を添加して800℃〜900℃で加熱して無害化し、無害な補強用繊維を用いたアスベスト含有建材のアスベストの無害化システムと、その製品に無害な補強用繊維を用いたノンアスベスト建材に再生する装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は、悪性中皮腫、肺ガン,石綿肺などの健康障害を引き起こしているアスベスト含有建材を使ってノンアスベスト建材に再生するアスベスト無害化システムであって、回収されたアスベスト含有建材の無害化処理を行い、かつ、資源の有効活用からリサイクルを図ったものである。
アスベスト(石綿)は地中から産出される繊維状ケイ酸塩鉱物であり、6種類のアスベストが知られているが、最も多く使われているのがクリソタイル(白石綿)で、蛇紋石系石綿と呼ばれており、角閃石系ではクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)、アンソフェライト(直閃石)、トレモライト(透閃石)、アクチノライト(緑閃石)などが知られており、工業的に使われているのは、クロシドライトとアモサイトである。クリシドライトは約600℃で脱水分解し、700℃で完全分解し、非結晶化し、900℃まで過熱すると非石綿フォルステライトを生成するが、非石綿化は無害化とは異なっている。フォルステライト(Mg2SiO4)はアスベストと異なり脆い結晶ではあるが、アスベストと同様に繊維状組織を保持しており無害とは言えない。
アスベストの低温(1000℃以下)での無害化方法としては、溶融剤として塩基(塩化カルシウムや塩化ナトリウム等)を使い、低温融体を形成し、アスベストの分解反応を促進することが知られているが、アスベスト含有建材中でアスベストの含有率が高いと、塩化カルシウムの溶解液を当該建材に含浸させ、加熱してもアスベストの分解が不十分な場合があるが、これにカルシウム化合物(酸化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウムなど)を必要十分な量を加えて一定温度で加熱してやると、繊維状アスベストは分解出来ることが知られている。
分析では、フォルステライトの回析線ピークが無くなり、MgOのピークが出てくれば完全に分解できたと言える。(完全無害化)実際には、量的にアスベストを分解する必要量の2倍以上の塩化カルシウムと2倍以上のカルシウム化合物の存在化で600〜8000℃で加熱することによってアスベストの分解は可能となる。この結果、塩化カルシウムはアスベスト分解の融点及び反応活性温度の双方を低下させるのに、その他のカルシウム化合物と共働しているといえる。
他方、加熱処理をすることによりアスベスト含有建材中のバインダー(接着剤:セメント)を熱分解し、水硬性を有する物質に変換去れる事も判っている。処理温度が高ければ処理時間が短く、処理温度が低ければ処理時間が長くなり、出来上がった生成物に所定量の水を添加し、加圧成型養生すれば硬化成形体が得られることも周知の事となっている。ちなみに製品化にあたり、補強用繊維には現在、セルロース繊維、ポリビニールアルコール繊維、ウォラストナイト等が添加剤として使われ、セメントはバインダとして使われている。
石綿(アスベスト)スレートは、セメント75%〜85%、石綿繊維14〜25%とされているが、普通ポルトランドセメントで見ると、全体の63.5%〜65.4%が酸化カルシウムで構成されている。低温融体材のカルシウム化合物はアスベストの含有量に対して約2倍必要であるが、炭酸水槽にこの微粉砕された粉体を入れると、CaO+CO2=CaCo3となり、炭酸カルシウムの粉体が得られ、低温融体材の添加量を減らすことができる。
アスベスト含有建材としては、吹き付け材、スレート板(波板、ボード)、成型板、Pタイル(ビニール床タイル)などが知られている。これらを他の成分と共に加熱することでアスベスト単体での融点より低い温度で溶融されることが知られている。
従来、アスベストの無害化技術としては、特許文献1記載の水硬性粉体組成物や特許文献2記載のスラグ浴融解法などがあげられているが、これらはいずれも1000℃以上の処理温度を必要とし、さらに高温溶融法なども試みられてきたが、1500℃以上の高温で溶融処理をしてきたが、高価な処理法として負担が大きく、膨大なエネルギ−消費やイニシャルコストの問題から実用されるものは殆どなかった。
また、特許文献3記載のフロン化合物混合法では、アスベストとフロン分解無害化処理によって生成されたフロン化合物とを混合し、当該混合物を低温加熱処理する方法では、オゾン層破壊物質のフロンを採用しているため社会的に指弾されるようになった。
以上述べたように、アスベストの無害化技術としては1000℃以上の高温処理や、巨大な設備投資が必要であったり、フロン化合物の採用で社会的にも環境問題を惹起することが大きな課題となっていた。
本発明は、従来技術の欠点を解消しようとするものであり、アスベスト複合材を700℃前後で加熱した後、水槽から供給される冷水で冷却し、前記複合材の表面を破壊状態に変
3
化させることによって処理物の表面の細孔率を向上させ、塩化カルシウムなどの水溶液を含浸しやすくし、水酸化カルシウムを混練させ、800℃前後で無害化処理することで、低コストとコンパクトな設備で反応時間を半減させたアスベスト含有複合材のアスベストの無害化システムを開発することを目的とするものである。
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化させることによって処理物の表面の細孔率を向上させ、塩化カルシウムなどの水溶液を含浸しやすくし、水酸化カルシウムを混練させ、800℃前後で無害化処理することで、低コストとコンパクトな設備で反応時間を半減させたアスベスト含有複合材のアスベストの無害化システムを開発することを目的とするものである。
本発明を図面に従って詳細に説明すると、図1はアスベスト含有建材のアスベスト無害化装置のフローシートであって、吹き付け材、スレート板、成型板、Pタイル等のアスベスト含有建材1を解体現場2で解体し、フレコンバッグ詰め3されたアスベスト建材解体品を無害化・再資源化処理工場4に搬送し、無害化・再資源化処理工場4で前処理工程5に移り、フレコンバッグを破袋6し、2軸破砕機23等で25〜30mm程度の大きさに粗砕7し、振動ふるい8で分級され、再び2軸破砕機23等で粗砕7し、30cm〜1m位の破材のアスベスト含有建材1は圧縮機でフレコンバックとともに押し潰し、ギロチン形式の切断機で切断し、さらに2軸のエア吸引機付きの破砕機23で粗砕するために25〜30mm程度の大きさに粗砕する2軸破砕機23等を配設しさらにローラーミル25等で45μm以下に微粉砕10する前処理工程5を有し、ついで無害化工程11として、前処理された微粉砕10を加熱キルン12で加熱処理26した後、水槽13内で表面破壊処理27し、ついで助剤含浸槽14で反応活性剤含浸処理28を行い、さらに薬品混合処理15で低温融体剤29を混合し、最後に無害化処理16のために処理キルン58で800〜900℃の温度雰囲気で無害化処理して水硬性粉体17とする無害化工程11を有し、さらに無害化された水硬性粉体17は、水18と無公害補強用繊維19を添加して成型機20で各種建材等21に再資源化する再資源化工程22を有するアスベスト含有建材1を使ってノンアスベスト建材に再生するシステムである。
2軸破砕機23等で25〜30mm程度の大きさに粗砕7するのは、処理システムの中で、金属を除去するために必要なサイズで磁気選別機を効率化したものである。
ついで横型ハンマー破砕機24等で15mm以下に再破砕9するのは、粉砕機までの搬送装置の途中に振動ふるい8で分級し、15mm以上のものは再び粉砕機に戻すもので、微粉砕機の受け入れサイズが15mm以下が適当である。15mm以下に粉砕したものはミル(ローラーミル、ボールミル、ロッドミル等)で45ミクロン以下に微粉砕される。
アスベスト繊維束を含んだ45μm以下になった粉体を無害化処理キルンの廃熱(約800〜900℃)を円筒外側の空間に使った間接型加熱キルンの内部に通してやることによって粉体を加熱し、アスベスト含有建材中のクリストタイル又はアモサイト等の分解を一部進行させながら高温になった粉体を次なる水槽に放り込んでやることにより、粉体成分の熱膨張率の差異から構成物質の分解と表面破壊現象が起きる。
この水槽の液の一部及び粉体を次の塩化カルシウム溶解液中に投入してやると、溶液温度は20℃以上の水温となり約75%の塩化カルシウム溶解液が得られる。(水温0℃では約60%弱の溶解液)
45μm以下の粉体は塩化カルシウム液を含浸し、スラリー状になるが、これにパドルミキサー等の混合機を使用してカルシウム化合物を所定量添加混練する。塩化カルシウムを含浸されたアスベスト含有建材の粉体とカルシウム化合物を添加されたスラリーは無害化キルンに定量投入され、800〜900℃で加温されることにより含有アスベストは無害化され、水硬性を有する粉体となり、再び各種建材や特殊セメントの原料となるものである。
また、図2(アスベスト無害化装置の前処理フロー図)に従って無害化・再資源化処理工場4における前処理工程5について詳細に説明すると、吹き付け材、スレート板、成型板、Pタイル等のアスベスト建材解体品はフレコンバックで回収され、処理前ヤード36に堆積されたフレコンバッグはミニ重機31で粉砕機68につながる供給コンベヤ34に移送され、30cm〜1m位の破材のアスベスト含有建材1は圧縮機でフレコンバックとともに押し潰し、ギロチン形式の切断機で切断し、さらに粉砕機68(2軸のエア吸引機付きの破砕機23)で粗砕するために25〜30mm程度の大きさに粗砕する2軸破砕機23等を配設し、粉砕機68(2軸破砕機23等)で25〜30mm程度の大きさに粗砕7し、排出スクリューコンベヤ35で振動ふるい32に送られ、振動ふるい32で分級され、サイズの大きいものは、オーバーサイズリターンコンベヤ38で粉砕機68に再び還送され、磁性物はオーバーサイズリターンコンベヤ38に隣接して金属除去のための磁気選別機30を配設し、磁気選別機30で選別され、磁性物受箱37で回収され、ついで横型ハンマー破砕機24等で15mm以下に再破砕9し、さらに搬送スクリューコンベヤ39でローラーミル供給ホッパ43に送られ、スクリューフィーダ44を介してローラーミル33等で45μm以下に微粉砕10するためのローラーミル33等を配設し、供給コンベヤ34、粉砕機68、磁性選別機30からの廃熱は第1サイクロン71、第1バグフィルタ41に送られ、排風機73を介して焼却設備に送られ、ローラーミル33からの廃熱は第2サイクロン74に送られ、さらにローラーミル33に主送風機42を介して還流し、一部は排風機付の第2バグフィルタ72を通して焼却設備に送られ、第2サイクロン74からは定量供給装置付貯留タンク45に送られ、廃熱利用加熱キルン供給装置へ送られていることを特徴としている前処理工程5である。
さらに、図1、図3(アスベスト含有建材無害化設備フロー)に従って無害化工程11について詳細に説明すると、前処理された微粉砕10のアスベスト建材解体品を加熱処理し一部無害化する加熱キルン12を配設し、さらに隣接して表面破壊処理27を行う表面破壊処理槽48を水槽13を併設して配設し、さらに反応活性剤含浸処理28を行う助剤含浸槽14を配設し、さらに低温融体剤29を混合する薬品混合機75を配設し、最後に800〜900℃の温度雰囲気で無害化処理して水硬性粉体17を造成する無害化処理16を配設した無害化工程11としている。
また、実施例として図3で詳細に説明すると、前処理された微粉砕10のアスベスト建材解体品を加熱処理し、一部無害化する加熱キルン47を配設し、定量供給機76よりアスベスト建材解体品がダブルダンパー46の操作で供給されて一部無害化され、さらに隣接して表面改良処理27を行う表面改良処理槽48を水槽53を併設して配設し、スクリューミキサー77を介して搬送され、反応活性剤含浸処理28を行う助剤含浸槽14を配設し、さらに低温融体剤29を混合して薬品混合処理15する薬品混合機75を配設し、投入スクリューフィーダ56を介して処理キルン58へ送られ、処理キルン58での排ガスは二次燃焼炉55で処理され、処理キルン58で処理された処理物は、ポンプ60内装の処理物冷却水槽59で冷却されるようになり、ケースコンベヤ57で移送される。
もちろん、二次燃焼炉55と処理キルン58に近接してサービスタンク61、オイルポンプ62、オイルタンク63が設置されており、サービスタンク61で制御されてオイルタンク63のオイルがオイルポンプ62で供給されている。オイルタンク63からオイルポンプ62、サ−ビスタンク61を介してオイルが供給され、二次燃焼室17の燃焼を助けているが、サ−ビスタンク61からはアスベスト含有建材処理キルン加熱用のバーナーにも供給されている。
また、加熱キルン47に連設して送風機67付の冷却機40、バグフィルタ65、誘引ファン66、排気筒64が併設され、加熱キルン47に連設して水槽53、撹拌機49、空気抜きバグ69付の塩カルタンク50、空気抜きバグ70付の低温融体剤貯留槽51、気体投入機52、操作制御盤54などが配設されている。
最後に800〜900℃の温度雰囲気で無害化処理して水硬性粉体17を製造する無害化処理16を配設した無害化工程11としている。
無害化された水硬性粉体17は、水18と無公害の補強用繊維19を添加して各種建材等21に再資源化する成型機20を配設した再資源化工程22とを有するアスベスト含有建材1を使ってノンアスベスト建材に再生する装置である。
無害化システムの稼動に当たっては、貯留場に待機している破砕されたアスベスト含有建材を定量供給して加熱キルン47に送り込まれ、800℃〜900℃で加熱し、スレート建材表面改良処理槽48に送り、かつ、供給されている冷水を水槽53を介して表面改良処理槽48に送給し、処理物を急冷し、その後アスベスト溶融助剤含浸槽14に塩カルタンク69の塩化カルシウムを原資とした塩カルタンク69から塩化カルシウム溶液を投入し、一方消石灰等カルシウム化合物の低温融体剤貯留槽51から低温融体剤を投入した薬品混合機75に送り、処理キルン58に送り込まれる。
アスベスト含有建材の無害化処理に当たって、固体混合されたアスベスト含有建材は、無害化処理に際してアスベスト含有建材の無害化処理キルンへ定量投入される。アスベスト含有建材の無害化処理キルンバーナーにより800℃〜900℃で加熱し、廃熱は二次燃焼室55から廃熱利用として熱風発生機を介してアスベスト処理物の表面の細孔率を向上させる装置に送熱し、加熱キルン47へ送り加熱を支援している。
また、オイルタンク63からオイルサ−ビスタンク61を介してオイルが供給され、処理キルン58と二次燃焼室55の燃焼を助けているが、オイルサ−ビスタンク61からはアスベスト含有建材の無害化の処理キルン58と二次燃焼室55に対するオイル供給はそれぞれの加熱用のバ−ナ−に供給されているものであ。
また、アスベスト含有建材は薬品混合機75から無害化の処理キルン58に送られ、処理され、処理物冷却水槽59で冷却・洗浄された後、処理物は貯蔵場に置かれ、処理残渣は袋詰設備で袋詰されリサイクルされるようになっており、塩化カルシウムを含む洗浄液は、アスベスト溶融助剤含浸槽14へと送液されるようになっている。そして、このシステムの制御はバ−ナ−や補助バ−ナ−へのオイル供給などの比例制御を含めて操作制御盤54で行われるようになっている。
再資源化工程に用いられている補強用繊維としては、繊維が細かくて短いために吸収性があり、発がん性のあるものは使用しないことになっているが、補強用繊維として有力なものは、天然鉱物繊維ではウォラストナイトがあるが、胸膜プラークやじん肺があったという報告ががひとつだけあり、セピオライト、アタパルジャイトには安全性で問題が残されている。しかし、セオライトは安全とされている。植物繊維ではセルロース繊維があり、直径が12〜40μmで太いので吸入性がないので安全である。人造鉱物繊維ではロックウール、スラググラスウールが安全なものとみられている。
合成有機繊維では、炭素繊維、アラミド繊維などは、直径10〜12μmと太いので吸入性がないので安全で、ポリビニールアルコール繊維は若干懸念されるものがある。
再生品としてのノンアスベストスレートで例示すると、材料としては、セメント、ケイ酸質原料、パーライト等があげられている。用途としては内壁、外壁、間仕切り、天井などが考えられている。商品としては、住宅用内壁板・外壁板、フレキシブル紙、けいカル板、パーライト板、波板、カラーボード板、平板、サンドイッチパネル等があげられる。
本発明のアスベスト含有建材のアスベスト無害化システムは、上述したような装置と制御システムを採用しているため、最適な設備投資で運用され、環境問題を惹起するフロン化合物の不採用で大気汚染を防止し、かつ、アスベストの無害化処理にあたっては800℃前後で無害化処理するため、低コストで反応時間も半減されるようになった。
また、アスベスト含有建材1は3〜5cm位に破砕し、処理物によってはさらに1cm以下に粉砕し、更に45μmに微粉砕され、反応表面積の拡大によりアスベスト処理物の表面の細孔率が上昇しているため無害化が効率的に進められている。
1:アスベスト含有建材 2:解体現場 3:フレコンバック詰め
4:無害化・再資源化処理工場 5:前処理工程 6:破 袋
7:粗 砕 8:振動ふるい 9:再 粗 砕
10:微 粉 砕 11:無害化工程 12:加熱キルン
13:水 槽 14:助剤含浸槽 15:薬品混合処理
16:無害化処理 17:水硬性粉体 18:水
19:補強用繊維 20:成 型 機 21:各種建材等
22:再資源化工程 23:2軸破砕機
24:横型ハンマー破砕機 25:ローラーミル 26:加熱処理
27:表面改良処理 28:反応活性剤含浸処理 29:低温融体剤
30:磁気選別機
31:ミニ重機 32:振動ふるい 33:ローラーミル
34:供給コンベヤ 35:排出スクリュ−コンベ 36:処理前ヤード
37:磁性物受箱 38:オーバーサイズリターンコンベヤ
39:搬送スクリューコンベヤ 40:冷 却 機 41:第1バグフィルタ
42:主送風機 43:ローラーミル供給ホッパ 44:スクリューフィーダ
45:定量供給装置付貯留タンク 46:ダブルダンパー 47:加熱キルン
48:表面改良処理槽 49:攪拌槽
50:塩カルタンク 51:消石灰貯留槽 52:気体投入機
53:水 槽 54:操作制御盤 55:二次燃焼炉
56:投入スクリューフィーダ 57:ケースコンベヤ 58:処理キルン
59:処理物冷却水槽 60:ポンプ 61:サービスタンク
62:オイルポンプ 63:オイルタンク
64:排気筒 65:バグフィルター 66:誘引ファン
67:送風機 68:粉砕機 69:空気抜きバグ
70:空気抜きバグ 71:第1サイクロン 72:第2バグフィルタ
73:排風機 74:第2サイクロン 75:薬品混合槽
76:定量供給機 77:スクリューミキサ
4:無害化・再資源化処理工場 5:前処理工程 6:破 袋
7:粗 砕 8:振動ふるい 9:再 粗 砕
10:微 粉 砕 11:無害化工程 12:加熱キルン
13:水 槽 14:助剤含浸槽 15:薬品混合処理
16:無害化処理 17:水硬性粉体 18:水
19:補強用繊維 20:成 型 機 21:各種建材等
22:再資源化工程 23:2軸破砕機
24:横型ハンマー破砕機 25:ローラーミル 26:加熱処理
27:表面改良処理 28:反応活性剤含浸処理 29:低温融体剤
30:磁気選別機
31:ミニ重機 32:振動ふるい 33:ローラーミル
34:供給コンベヤ 35:排出スクリュ−コンベ 36:処理前ヤード
37:磁性物受箱 38:オーバーサイズリターンコンベヤ
39:搬送スクリューコンベヤ 40:冷 却 機 41:第1バグフィルタ
42:主送風機 43:ローラーミル供給ホッパ 44:スクリューフィーダ
45:定量供給装置付貯留タンク 46:ダブルダンパー 47:加熱キルン
48:表面改良処理槽 49:攪拌槽
50:塩カルタンク 51:消石灰貯留槽 52:気体投入機
53:水 槽 54:操作制御盤 55:二次燃焼炉
56:投入スクリューフィーダ 57:ケースコンベヤ 58:処理キルン
59:処理物冷却水槽 60:ポンプ 61:サービスタンク
62:オイルポンプ 63:オイルタンク
64:排気筒 65:バグフィルター 66:誘引ファン
67:送風機 68:粉砕機 69:空気抜きバグ
70:空気抜きバグ 71:第1サイクロン 72:第2バグフィルタ
73:排風機 74:第2サイクロン 75:薬品混合槽
76:定量供給機 77:スクリューミキサ
Claims (2)
- 吹き付け材、スレート板、成型板、Pタイル等のアスベスト建材を、解体し、フレコンバッグ詰めされたアスベスト建材解体品を破袋する破砕工程と、2軸破砕機等で25〜30mm程度の大きさに粗砕する粗砕工程、横型ハンマー破砕機等で15mm以下に再破砕する再破砕工程、ローラーミル等で45μm以下に微粉砕する微粉砕工程で構成される前処理工程と,ついで無害化工程として、前処理された微粉砕を加熱キルンで加熱処理する加熱処理工程、水槽内で表面破壊処理する表面破壊処理工程、助剤含浸槽で反応活性剤含浸処理工程、薬品混合槽で低温融体剤を混合する薬品混合処理工程、無害化処理キルンで800〜900℃の温度雰囲気で無害化処理する無害化処理工程を有する無害化工程と、さらに無害化された水硬性粉体は、水と無公害の補強用繊維を添加して成型機で各種建材等に再資源化する再資源化工程とを有するアスベスト含有建材を使ってノンアスベスト建材に再生するシステム。
- 吹き付け材、スレート板、成型板、Pタイル等のアスベスト建材解体品を破袋し、粗砕するために25〜30mm程度の大きさに粗砕する2軸破砕機等を配設し、隣接して金属除去のための磁気選別機を配設し、ついで15mm以下に再破砕するために横型ハンマー破砕機等を配設し、さらに45μm以下に微粉砕するためのローラーミル等を配設した前処理工程と,前処理された微粉砕のアスベスト建材解体品を加熱処理し一部無害化する加熱キルンを配設し、ついで隣接して表面破壊処理を行う水槽を配設し、さらに反応活性剤含浸処理を行う助剤含浸槽を配設し、さらに低温融体剤を混合する薬品混合槽を配設し、最後に800〜900℃の温度雰囲気で無害化処理して水硬性粉体を造成する無害化処理キルンを配設した無害化工程と、無害化された水硬性粉体は、水と無公害の補強用繊維を添加して各種建材等に再資源化する成型機を配設した再資源化工程とを有するアスベスト含有建材を使ってノンアスベスト建材に再生する装置。
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JP6469912B1 (ja) * | 2018-02-27 | 2019-02-13 | 株式会社メタルドゥ | チタンコブルの製造方法及び製造装置 |
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