JP2007208814A - 撮像装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手ぶれの状態を視覚に頼ることなく、容易に把握でき、ユーザが撮影作業に集中することを可能とする。
【解決手段】ディジタルスチルカメラ1は、手ぶれ量検出部30により手ぶれ状態を検出し、CPU11は、手ぶれ状態告知部35によりユーザに対し検出された手ぶれ状態を振動態様により告知する。
【選択図】図1
【解決手段】ディジタルスチルカメラ1は、手ぶれ量検出部30により手ぶれ状態を検出し、CPU11は、手ぶれ状態告知部35によりユーザに対し検出された手ぶれ状態を振動態様により告知する。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置、制御方法及び制御プログラムに係り、特に手ぶれの状態をユーザに告知する技術に関する。
従来より静止画を撮像するディジタルスチルカメラなどの撮像装置においては、撮影の際に生じる手ぶれの影響を回避するために種々の方法が提案されている。
このような撮像装置においては、ユーザに対して手ぶれを抑制させるべく、特許文献1に示すように、ぶれ量およびぶれ方向をリアルタイムでディスプレイに表示し、ユーザに対して撮像装置の手ぶれが少なくなるように持ち方を変更するように促すものが提案されている。
特開平7−110501号公報
このような撮像装置においては、ユーザに対して手ぶれを抑制させるべく、特許文献1に示すように、ぶれ量およびぶれ方向をリアルタイムでディスプレイに表示し、ユーザに対して撮像装置の手ぶれが少なくなるように持ち方を変更するように促すものが提案されている。
しかしながら、手ぶれ量および手ぶれ方向をリアルタイムでディスプレイに表示すると、ユーザは、手ぶれを抑制するためにディスプレイを凝視する必要があり、構図を定めたり、撮影タイミングを見極めるなどの撮影作業に集中することができないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、手ぶれの状態を視覚に頼ることなく、容易に把握でき、ユーザが撮影作業に集中することが可能な撮像装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
そこで、本発明の目的は、手ぶれの状態を視覚に頼ることなく、容易に把握でき、ユーザが撮影作業に集中することが可能な撮像装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、撮像装置は、手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出部と、ユーザに対し検出された前記手ぶれ状態を振動状態として告知する振動告知部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、手ぶれ状態検出部は、手ぶれ状態を検出する。
振動告知部は、ユーザに対し検出された手ぶれ状態を振動状態として告知する。
上記構成によれば、手ぶれ状態検出部は、手ぶれ状態を検出する。
振動告知部は、ユーザに対し検出された手ぶれ状態を振動状態として告知する。
この場合において、検出対象の前記手ぶれ状態は、手ぶれ方向を含むようにしてもよい。
また、前記手ぶれ状態検出部は、所定の複数の軸方向の手ぶれ状態を検出し、前記振動告知部は、前記複数の軸方向の手ぶれ状態のうち最も手ぶれ量の大きな軸方向についての前記手ぶれ状態を告知するようにしてもよい。
さらに、前記手ぶれ状態検出部は、前記手ぶれ状態として手ぶれ量を検出し、前記振動告知部は、前記最も手ぶれ量の大きな軸方向に沿って、当該撮像装置を振動させるようにしてもよい。
また、前記手ぶれ状態検出部は、所定の複数の軸方向の手ぶれ状態を検出し、前記振動告知部は、前記複数の軸方向の手ぶれ状態のうち最も手ぶれ量の大きな軸方向についての前記手ぶれ状態を告知するようにしてもよい。
さらに、前記手ぶれ状態検出部は、前記手ぶれ状態として手ぶれ量を検出し、前記振動告知部は、前記最も手ぶれ量の大きな軸方向に沿って、当該撮像装置を振動させるようにしてもよい。
さらにまた、前記手ぶれ状態検出部は、所定の複数の軸方向の手ぶれ状態を検出し、前記振動告知部は、前記複数の軸方向毎に前記手ぶれ状態を告知するようにしてもよい。
また、前記手ぶれ状態検出部は、前記手ぶれ状態として手ぶれ量を検出し、前記振動告知部は、前記複数の軸方向毎に、各軸方向に沿って、当該撮像装置を振動させるようにしてもよい。
さらに、前記振動告知部は、当該撮像装置を振動させる際の振動量を前記手ぶれ量に応じて設定するようにしてもよい。
また、前記手ぶれ状態検出部は、前記手ぶれ状態として手ぶれ量を検出し、前記振動告知部は、前記複数の軸方向毎に、各軸方向に沿って、当該撮像装置を振動させるようにしてもよい。
さらに、前記振動告知部は、当該撮像装置を振動させる際の振動量を前記手ぶれ量に応じて設定するようにしてもよい。
さらにまた、前記振動告知部は、前記振動量と前記手ぶれ量との対応関係を予め記憶したテーブルを記憶するテーブル記憶部を備えるようにしてもよい。
また、前記手ぶれ状態検出部は、ジャイロセンサ備え、当該ジャイロセンサが出力した角速度検出信号に基づいて前記手ぶれ方向を検出するようにしてもよい。
さらに、前記手ぶれ状態検出部は、ジャイロセンサ備え、当該ジャイロセンサが出力した角速度検出信号に基づいて前記手ぶれ量を検出するようにしてもよい。
また、前記手ぶれ状態検出部は、ジャイロセンサ備え、当該ジャイロセンサが出力した角速度検出信号に基づいて前記手ぶれ方向を検出するようにしてもよい。
さらに、前記手ぶれ状態検出部は、ジャイロセンサ備え、当該ジャイロセンサが出力した角速度検出信号に基づいて前記手ぶれ量を検出するようにしてもよい。
また、手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出部を備えた撮像装置の制御方法において、前記手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出過程と、ユーザに対し検出された前記手ぶれ状態を振動態様により告知する振動告知過程と、を備えるようにしてもよい。
また、手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出部を備えた撮像装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記手ぶれ状態を検出させ、ユーザに対し検出された前記手ぶれ状態を振動態様により告知させるようにしてもよい。
次に本発明の最適な実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、電子機器の一態様としての携帯型ディジタルスチルカメラ(以下、単に「ディジタルスチルカメラ」と言う)に本発明を適用した場合について説明する。
図1は、実施形態のディジタルスチルカメラの概要構成ブロック図である。
ディジタルスチルカメラ1は、図1に示すように、制御部10、撮影部20、手ぶれ量検出部30、手ぶれ状態告知部35、操作部40、リムーバブルメディア50、I/F部51および映像出力端子52を備えている。
本実施の形態では、電子機器の一態様としての携帯型ディジタルスチルカメラ(以下、単に「ディジタルスチルカメラ」と言う)に本発明を適用した場合について説明する。
図1は、実施形態のディジタルスチルカメラの概要構成ブロック図である。
ディジタルスチルカメラ1は、図1に示すように、制御部10、撮影部20、手ぶれ量検出部30、手ぶれ状態告知部35、操作部40、リムーバブルメディア50、I/F部51および映像出力端子52を備えている。
制御部10は、ディジタルスチルカメラ1の各部を制御する制御手段として機能するものであり、各種プログラムの実行や演算処理を行うCPU11と、このCPU11が実行する制御プログラム100や各種データを格納する書換可能なフラッシュROM(以下、単に「ROM」と言う)12と、CPU11の演算結果や各種データを一時的に格納するためのワークエリアとして機能するRAM13と、セルフタイマ撮影などにおいて計時を行うタイマ回路14とを備えている。また、上記ROM12に格納された制御プログラム100にはオートフォーカス補正を実現するための動画表示処理プログラムが含まれている。
この制御プログラム100は例えばCD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体60に記録して配布することが可能である。さらに、パーソナルコンピュータとディジタルスチルカメラ1とを通信可能にケーブル等で接続し、パーソナルコンピュータで読み取られた記録媒体60の制御プログラム100を本スチルカメラ1に出力することで、フラッシュROM12に制御プログラム100を格納することも可能である。
次いで、撮像部20は被写体を静止画として撮影するものであり、カメラコントロール回路21、撮影カメラ22、撮影部RAM23および表示パネル24を備えている。カメラコントロール回路21は、制御部10の制御の下、撮影部20の各部を制御するものである。また、撮影カメラ22は、CCDセンサあるいはCMOSイメージセンサで撮像を行い、対応する画像データをカメラコントロール回路21に出力する。この場合において、CCDやCMOSイメージセンサにおいては、光電変換素子が2次元にマトリクス状或いはハニカム状に配置されている。また、撮像カメラ22は、複数の光学レンズを有してなる光学レンズ系、この光学レンズ系を駆動してズーム、フォーカスなどを実現するためのレンズ駆動装置、自動露光を行うために絞り等を実現するための絞り駆動装置、CCDやCMOSイメージセンサにて取得されたアナログ信号をデジタル信号に変換して画像データとして出力するA/D変換回路等を備えて構成されている。
撮影部RAM23は、画像データを一時的に格納するものである。
撮影部RAM23は、画像データを一時的に格納するものである。
また、表示パネル24は撮影された静止画や設定画面等の各種情報を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELパネル等のフラットディスプレイパネルにより構成されている。
リムーバブルメディア50は撮影時の動画データを格納するものであり、例えばビデオテープ、記録可能な光学ディスク、リムーバブルハードディスクにより構成されている。
このような構成の下、撮影カメラ22から出力されたフレームの画像データはカメラコントロール回路21にて所定の画像処理がなされた後、撮影部RAM23に一時的に格納され、また、制御部10を介してリムーバブルメディア50に動画データとして順次可能される。そして、撮像部RAM23に格納された画像データは表示パネル24に撮影した静止画をライブビュー表示する際に用いられ、また、リムーバブルメディア50に格納された静止画の画像データは撮影後に静止画を表示する際に用いられる。
リムーバブルメディア50は撮影時の動画データを格納するものであり、例えばビデオテープ、記録可能な光学ディスク、リムーバブルハードディスクにより構成されている。
このような構成の下、撮影カメラ22から出力されたフレームの画像データはカメラコントロール回路21にて所定の画像処理がなされた後、撮影部RAM23に一時的に格納され、また、制御部10を介してリムーバブルメディア50に動画データとして順次可能される。そして、撮像部RAM23に格納された画像データは表示パネル24に撮影した静止画をライブビュー表示する際に用いられ、また、リムーバブルメディア50に格納された静止画の画像データは撮影後に静止画を表示する際に用いられる。
図2は、角速度の軸の説明図である。
手ぶれ量検出部30は、上記手ぶれ状態(手ぶれ方向および手ぶれ量)を検出する手ぶれ状態検出部として機能するものである。具体的には、手ぶれ量検出部30は、図2に示すように、フレーム70の高さ方向(以下、X軸と定義する)の移動と横方向(以下、Y軸と定義する)の移動とのそれぞれの角速度を個別に検出すべく、図1に示したように、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の2つのジャイロセンサ31、32を有し、それぞれのジャイロセンサ31、32が角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部10に出力する。
手ぶれ量検出部30は、上記手ぶれ状態(手ぶれ方向および手ぶれ量)を検出する手ぶれ状態検出部として機能するものである。具体的には、手ぶれ量検出部30は、図2に示すように、フレーム70の高さ方向(以下、X軸と定義する)の移動と横方向(以下、Y軸と定義する)の移動とのそれぞれの角速度を個別に検出すべく、図1に示したように、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の2つのジャイロセンサ31、32を有し、それぞれのジャイロセンサ31、32が角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部10に出力する。
制御部10は、フレーム70のサンプリング周期と同期して各ジャイロセンサ31、32の角速度検出信号を取り込み、X軸およびY軸のそれぞれについて手ぶれ方向および手ぶれ量を算出し、手ぶれ状態告知部35における手ぶれ状態の告知に用いるほか、フレーム70の画像データと対応付けて、或いは、画像データに付加してリムーバブルメディア50に格納する。
本実施形態においては、ジャイロセンサ31、32を用い、所定のサンプリング期間における積分角速度、ひいては、所定のサンプリング期間における手ぶれ量θ(X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θy)を算出しているが、ジャイロセンサ31、32の個体差等によって角速度(rad/秒)がゼロの場合の角速度検出信号の電圧値が異なるため、本実施形態では、本体の電源が投入された後、撮影を開始する前までに、各ジャイロセンサ31、32の角速度検出信号をサンプリングして、その平均値をゼロ点電圧値として設定している。このとき、一定時間に亘り複数のゼロ点電圧値を求め、これらのゼロ点電圧値の平均値との差が所定値以下のゼロ点電圧値が一定割合(例えば99%)以上得られた場合に、そのゼロ点電圧値の平均値を実際のゼロ点電圧値として設定する構成としており、これにより本体が停止状態であるときのゼロ点電圧値を設定可能となる。
本実施形態においては、ジャイロセンサ31、32を用い、所定のサンプリング期間における積分角速度、ひいては、所定のサンプリング期間における手ぶれ量θ(X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θy)を算出しているが、ジャイロセンサ31、32の個体差等によって角速度(rad/秒)がゼロの場合の角速度検出信号の電圧値が異なるため、本実施形態では、本体の電源が投入された後、撮影を開始する前までに、各ジャイロセンサ31、32の角速度検出信号をサンプリングして、その平均値をゼロ点電圧値として設定している。このとき、一定時間に亘り複数のゼロ点電圧値を求め、これらのゼロ点電圧値の平均値との差が所定値以下のゼロ点電圧値が一定割合(例えば99%)以上得られた場合に、そのゼロ点電圧値の平均値を実際のゼロ点電圧値として設定する構成としており、これにより本体が停止状態であるときのゼロ点電圧値を設定可能となる。
手ぶれ状態告知部35は、ユーザに対し検出された手ぶれ状態を振動状態として告知する振動告知部として機能するものである。具体的には、手ぶれ状態告知部35は、X軸方向(X軸に沿った方向)についての手ぶれ状態を振動状態により告知するX軸バイブレータ36と、Y軸方向(Y軸に沿った方向)についての手ぶれ状態を振動状態により告知するY軸バイブレータ37と、を備え、X軸バイブレータ36およびY軸バイブレータ37は、制御部10により振動状態が制御されることとなる。
X軸バイブレータ36およびY軸バイブレータ37としては、ピエゾ素子あるいは小型ソレノイドコイルなどの所定の軸方向に沿って振動を与えることが可能な素子を用いることができる。
X軸バイブレータ36およびY軸バイブレータ37としては、ピエゾ素子あるいは小型ソレノイドコイルなどの所定の軸方向に沿って振動を与えることが可能な素子を用いることができる。
操作部40は、ユーザによって操作される複数の操作子を有し、例えば電源ボタンや撮影開始/終了等の各種指示を入力するための操作キー等を有している。I/F部51は本スチルカメラ1をパーソナルコンピュータとケーブル等で通信可能に接続するためのインターフェースであり、リムーバブルメディア50に格納された画像データをパーソナルコンピュータに出力する際には当該画像データがI/F部51を介してパーソナルコンピュータに出力される。映像出力端子52は、テレビやプロジェクタなどの外部ディスプレイ装置に画像データに対応する映像信号を出力するための端子である。なお、本スチルカメラ1は、上述の構成要素の他にも、音声信号を取り込み記録・再生するためのオーディオ回路や、音声信号を外部スピーカや外部アンプ等に出力するための音声出力端子などを備えている。
次に動作を説明する。
図3は実施形態の処理フローチャートである。
この場合において、予め手ぶれ量と手ぶれ状態告知部35を構成するX軸バイブレータ36およびY軸バイブレータ37のそれぞれの振動量の対応関係が格納されたテーブルが作成される(ステップS10)。
まず、制御部10のCPU11は、当該ディジタルスチルカメラ1の動作モードが、画像を撮影する撮影モードであるか否かを判別する(ステップS11)。
ステップS11の判別において、当該ディジタルスチルカメラ1の動作モードが撮影モードではない場合には(ステップS11;No)、撮影処理を終了する。
ステップS11の判別において、当該ディジタルスチルカメラ1の動作モードが撮影モードである場合には(ステップS11;Yes)、制御部10のCPU11は、手ぶれ量検出部30を介してX軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の出力信号に対応する手ぶれ状態データを取得する(ステップS12)。
図3は実施形態の処理フローチャートである。
この場合において、予め手ぶれ量と手ぶれ状態告知部35を構成するX軸バイブレータ36およびY軸バイブレータ37のそれぞれの振動量の対応関係が格納されたテーブルが作成される(ステップS10)。
まず、制御部10のCPU11は、当該ディジタルスチルカメラ1の動作モードが、画像を撮影する撮影モードであるか否かを判別する(ステップS11)。
ステップS11の判別において、当該ディジタルスチルカメラ1の動作モードが撮影モードではない場合には(ステップS11;No)、撮影処理を終了する。
ステップS11の判別において、当該ディジタルスチルカメラ1の動作モードが撮影モードである場合には(ステップS11;Yes)、制御部10のCPU11は、手ぶれ量検出部30を介してX軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサ32の出力信号に対応する手ぶれ状態データを取得する(ステップS12)。
続いてCPU11は、手ぶれ状態データに基づいて手ぶれ方向を計算する(ステップS13)。さらにCPU11は、手ぶれ状態に基づいて、手ぶれ量をX軸方向およびY軸方向のそれぞれについて計算する(ステップS14)。
ここで、CPU11における手ぶれ量計算について簡単に説明すると、CPU11は、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサの出力した角速度検出信号に基づいて角速度(rad/秒)を算出し、この角速度(rad/秒)を所定のサンプリング間隔(秒)で積分することで積分角速度Σ(rad/秒)を算出する。実際には、CPU11は、積分角速度として、X軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyを算出し、それぞれをX軸方向手ぶれ量およびY軸方向手ぶれ量とする。
続いて、CPU11は、ステップS13、14の計算結果に基づいて、手ぶれ状態(手ぶれ量および手ぶれ方向)を振動状態で告知する手ぶれ状態告知処理を行う(ステップS15)。
ここで、CPU11における手ぶれ量計算について簡単に説明すると、CPU11は、X軸ジャイロセンサ31およびY軸ジャイロセンサの出力した角速度検出信号に基づいて角速度(rad/秒)を算出し、この角速度(rad/秒)を所定のサンプリング間隔(秒)で積分することで積分角速度Σ(rad/秒)を算出する。実際には、CPU11は、積分角速度として、X軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyを算出し、それぞれをX軸方向手ぶれ量およびY軸方向手ぶれ量とする。
続いて、CPU11は、ステップS13、14の計算結果に基づいて、手ぶれ状態(手ぶれ量および手ぶれ方向)を振動状態で告知する手ぶれ状態告知処理を行う(ステップS15)。
図4は、手ぶれ状態告知処理の処理フローチャートである。
まず、CPU11は、ステップS14において計算したX軸方向の手ぶれ量がY軸方向の手ぶれ量よりも大きいか否かを判別する(ステップS21)。
ステップS21の判別において、X軸方向の手ぶれ量がY軸方向の手ぶれ量よりも大きい場合には(ステップS21;Yes)、CPU11は、手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をX軸方向とし(ステップS22)、処理をステップS24に移行する。
ステップS21の判別において、X軸方向の手ぶれ量がY軸方向の手ぶれ量以下である場合には(ステップS21;No)、CPU11は手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をY軸方向とする(ステップS22)。
次にCPU11は、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量から後述するテーブル番号を取得する(ステップS24)。
まず、CPU11は、ステップS14において計算したX軸方向の手ぶれ量がY軸方向の手ぶれ量よりも大きいか否かを判別する(ステップS21)。
ステップS21の判別において、X軸方向の手ぶれ量がY軸方向の手ぶれ量よりも大きい場合には(ステップS21;Yes)、CPU11は、手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をX軸方向とし(ステップS22)、処理をステップS24に移行する。
ステップS21の判別において、X軸方向の手ぶれ量がY軸方向の手ぶれ量以下である場合には(ステップS21;No)、CPU11は手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をY軸方向とする(ステップS22)。
次にCPU11は、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量から後述するテーブル番号を取得する(ステップS24)。
図5は、手ぶれ量−振動量対応テーブルの説明図である。
CPU11は、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量(単位pixel)に対応するテーブル番号(=1〜5)を取得する(ステップS24)。
次にCPU11は、ステップS24において取得したテーブル番号が1であるか否かを判別する(ステップS25)。
ステップS25の判別において、取得したテーブル番号が1である場合には(ステップS25;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=1に相当する振動量、すなわち、図5に示すように振動量0(振動なし)として、ステップS22あるいはステップS23で設定された告知方向と振動量で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36あるいはY軸バイブレータ37のいずれかを振動させることとなるが(ステップS31)、この場合には、振動量0であるので、何もせずに手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
CPU11は、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量(単位pixel)に対応するテーブル番号(=1〜5)を取得する(ステップS24)。
次にCPU11は、ステップS24において取得したテーブル番号が1であるか否かを判別する(ステップS25)。
ステップS25の判別において、取得したテーブル番号が1である場合には(ステップS25;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=1に相当する振動量、すなわち、図5に示すように振動量0(振動なし)として、ステップS22あるいはステップS23で設定された告知方向と振動量で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36あるいはY軸バイブレータ37のいずれかを振動させることとなるが(ステップS31)、この場合には、振動量0であるので、何もせずに手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
ステップS25の判別において、取得したテーブル番号が1ではない場合には(ステップS25;No)、CPU11は、ステップS24において取得したテーブル番号が2であるか否かを判別する(ステップS27)。
ステップS27の判別において、取得したテーブル番号が2である場合には(ステップS27;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=2に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=2に相当する振動量=1(相対値)として、ステップS22あるいはステップS23で設定された告知方向と振動量=1で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36あるいはY軸バイブレータ37のいずれかを振動させる。
ステップS27の判別において、取得したテーブル番号が2ではない場合には(ステップS27;No)、CPU11は、ステップS24において取得したテーブル番号が3であるか否かを判別する(ステップS29)。
ステップS27の判別において、取得したテーブル番号が2である場合には(ステップS27;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=2に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=2に相当する振動量=1(相対値)として、ステップS22あるいはステップS23で設定された告知方向と振動量=1で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36あるいはY軸バイブレータ37のいずれかを振動させる。
ステップS27の判別において、取得したテーブル番号が2ではない場合には(ステップS27;No)、CPU11は、ステップS24において取得したテーブル番号が3であるか否かを判別する(ステップS29)。
ステップS29の判別において、取得したテーブル番号が3である場合には(ステップS29;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=3に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=3に相当する振動量=2(相対値)として、ステップS22あるいはステップS23で設定された告知方向と振動量=2で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36あるいはY軸バイブレータ37のいずれかを振動させる。
さらにステップS27の判別において、取得したテーブル番号が3ではない場合には(ステップS27;No)、図4では、図示の簡略化のため省略したが、以下、同様にして、取得したテーブル番号が4あるいは5であるかを判別して同様の処理を行うこととなる。
続いて、CPU11は、シャッタスイッチの操作状態に基づいて撮影が開始されたか否かを判別する(ステップS16)。
続いて、CPU11は、シャッタスイッチの操作状態に基づいて撮影が終了されたか否かを判別する(ステップS17)。
さらにステップS27の判別において、取得したテーブル番号が3ではない場合には(ステップS27;No)、図4では、図示の簡略化のため省略したが、以下、同様にして、取得したテーブル番号が4あるいは5であるかを判別して同様の処理を行うこととなる。
続いて、CPU11は、シャッタスイッチの操作状態に基づいて撮影が開始されたか否かを判別する(ステップS16)。
続いて、CPU11は、シャッタスイッチの操作状態に基づいて撮影が終了されたか否かを判別する(ステップS17)。
すなわち、シャッタスイッチが半押しされた場合には、CPU11は、カメラコントロール回路21を制御し、自動露出制御を行わせ、自動焦点(オートフォーカス)制御を行わせることとなる。そして、シャッタスイッチが全押しされた場合には、CPU11は、前述のオートフォーカス制御によりオートフォーカスロック状態とされた合焦点位置にレンズを固定して、撮影カメラ22により撮像を行い、得られた画像データを撮影部RAM23に一時的に取り込む。
このとき、CPU11は、算出したX軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyに基づいてX軸方向手ぶれ量およびY軸方向手ぶれ量θyを算出し、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が許容値を越えているか否かを判別する。この場合において、この許容値は、ズーム倍率、シャッタ速度などの撮影条件によって適宜設定されている。
このとき、CPU11は、算出したX軸方向積分角速度ΣxおよびY軸方向積分角速度Σyに基づいてX軸方向手ぶれ量およびY軸方向手ぶれ量θyを算出し、X軸方向手ぶれ量θxおよびY軸方向手ぶれ量θyの少なくともいずれか一方が許容値を越えているか否かを判別する。この場合において、この許容値は、ズーム倍率、シャッタ速度などの撮影条件によって適宜設定されている。
上記判別において、X軸方向手ぶれ量およびY軸方向手ぶれ量の少なくともいずれか一方が許容値を越えている場合には、手ぶれ補正処理に移行する。
手ぶれ補正処理においては、撮影カメラ22にレンズ駆動駆動手ぶれ補正機構が内蔵されている場合には、カメラコントロール回路21がレンズ駆動駆動手ぶれ補正機構を駆動して、手ぶれ補正を行う。また、撮影カメラ22にCCD駆動駆動手ぶれ補正機構が内蔵されている場合には、カメラコントロール回路21がCCD駆動駆動手ぶれ補正機構を駆動して、手ぶれ補正を行う。また、画像処理により手ぶれ補正を行う場合には、画像処理回路に電源を供給し、あるいは、CPU11の処理クロックを高速クロックに変更し手ぶれ補正を行うこととなる。
そして、補正後に得られる画像データを撮影部RAM23に一時的に取り込むとともに、制御部10の制御下でリムーバブルメディア50に記録する画像データ取込処理を行うこととなる。画像データのリムーバブルメディア50への記録動作と並行して表示パネル24には、撮像した画像が表示されることとなる。
その後、CPU11は再び処理をステップS17に移行し、撮影処理が終了するまで以下、同様の処理を繰り返す。
手ぶれ補正処理においては、撮影カメラ22にレンズ駆動駆動手ぶれ補正機構が内蔵されている場合には、カメラコントロール回路21がレンズ駆動駆動手ぶれ補正機構を駆動して、手ぶれ補正を行う。また、撮影カメラ22にCCD駆動駆動手ぶれ補正機構が内蔵されている場合には、カメラコントロール回路21がCCD駆動駆動手ぶれ補正機構を駆動して、手ぶれ補正を行う。また、画像処理により手ぶれ補正を行う場合には、画像処理回路に電源を供給し、あるいは、CPU11の処理クロックを高速クロックに変更し手ぶれ補正を行うこととなる。
そして、補正後に得られる画像データを撮影部RAM23に一時的に取り込むとともに、制御部10の制御下でリムーバブルメディア50に記録する画像データ取込処理を行うこととなる。画像データのリムーバブルメディア50への記録動作と並行して表示パネル24には、撮像した画像が表示されることとなる。
その後、CPU11は再び処理をステップS17に移行し、撮影処理が終了するまで以下、同様の処理を繰り返す。
以上の説明のように、本実施形態によれば、体感により、より手ぶれの大きな方向が、X軸方向であるのかあるいはY軸方向であるのかを容易に把握でき、その手ぶれ量の度合いも容易に把握できるので、確実かつ容易に手ぶれを抑制することができ、手ぶれの少ない画像を撮影することが可能となる。
図6は、他の実施形態における手ぶれ状態告知処理の処理フローチャートである。
本実施形態が図4の実施形態と異なる点は、X軸およびY軸のそれぞれについて手ぶれ状態告知を行う点である。
以下の説明においては、図3については、必要に応じて援用するものとする。
まず、CPU11は、手ぶれ状態告知処理に移行すると(ステップS15)、手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をX軸方向とし(ステップS41)、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量(単位pixel)に対応するテーブル番号(=1〜5)を取得する(ステップS42)。
次にCPU11は、ステップS42において取得したテーブル番号が1であるか否かを判別する(ステップS43)。
本実施形態が図4の実施形態と異なる点は、X軸およびY軸のそれぞれについて手ぶれ状態告知を行う点である。
以下の説明においては、図3については、必要に応じて援用するものとする。
まず、CPU11は、手ぶれ状態告知処理に移行すると(ステップS15)、手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をX軸方向とし(ステップS41)、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量(単位pixel)に対応するテーブル番号(=1〜5)を取得する(ステップS42)。
次にCPU11は、ステップS42において取得したテーブル番号が1であるか否かを判別する(ステップS43)。
ステップS43の判別において、取得したテーブル番号が1である場合には(ステップS43;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=1に相当する振動量、すなわち、図5に示すように振動量0(振動なし)として、手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36を振動させることとなるが(ステップS49)、この場合には、振動量0であるので、何もせずに処理をステップS50に移行することとなる。
ステップS43の判別において、取得したテーブル番号が1ではない場合には(ステップS43;No)、CPU11は、ステップS42において取得したテーブル番号が2であるか否かを判別する(ステップS45)。
ステップS43の判別において、取得したテーブル番号が1ではない場合には(ステップS43;No)、CPU11は、ステップS42において取得したテーブル番号が2であるか否かを判別する(ステップS45)。
ステップS45の判別において、取得したテーブル番号が2である場合には(ステップS45;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=2に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=2に相当する振動量=1(相対値)として、X軸方向に振動量=1で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36を振動させ(ステップS49)、処理をステップS50に移行することとなる。
ステップS45の判別において、取得したテーブル番号が2ではない場合には(ステップS45;No)、CPU11は、ステップS42において取得したテーブル番号が3であるか否かを判別する(ステップS47)。
ステップS45の判別において、取得したテーブル番号が2ではない場合には(ステップS45;No)、CPU11は、ステップS42において取得したテーブル番号が3であるか否かを判別する(ステップS47)。
ステップS47の判別において、取得したテーブル番号が3である場合には(ステップS47;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=3に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=3に相当する振動量=2(相対値)として(ステップS48)、X軸方向に振動量=2で手ぶれ状態告知部35のX軸バイブレータ36を振動させ(ステップS49)、処理をステップS50に移行することとなる。
さらにステップS47の判別において、取得したテーブル番号が3ではない場合には(ステップS47;No)、図6では、図示の簡略化のため省略したが、以下、同様にして、取得したテーブル番号が4あるいは5であるかを判別して同様の処理を行い、処理をステップS50に移行することとなる。
さらにステップS47の判別において、取得したテーブル番号が3ではない場合には(ステップS47;No)、図6では、図示の簡略化のため省略したが、以下、同様にして、取得したテーブル番号が4あるいは5であるかを判別して同様の処理を行い、処理をステップS50に移行することとなる。
続いてCPU11は、手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)をY軸方向とし(ステップS50)、ステップS13において計算した手ぶれ状態を告知する際の手ぶれ方向(告知方向)の手ぶれ量(単位pixel)に対応するテーブル番号(=1〜5)を取得する(ステップS51)。
次にCPU11は、ステップS51において取得したテーブル番号が1であるか否かを判別する(ステップS52)。
ステップS52の判別において、取得したテーブル番号が1である場合には(ステップS52;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=1に相当する振動量、すなわち、図5に示すように振動量0(振動なし)として、手ぶれ状態告知部35のY軸バイブレータ37を振動させることとなるが(ステップS58)、この場合には、振動量0であるので、何もせずに手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
次にCPU11は、ステップS51において取得したテーブル番号が1であるか否かを判別する(ステップS52)。
ステップS52の判別において、取得したテーブル番号が1である場合には(ステップS52;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=1に相当する振動量、すなわち、図5に示すように振動量0(振動なし)として、手ぶれ状態告知部35のY軸バイブレータ37を振動させることとなるが(ステップS58)、この場合には、振動量0であるので、何もせずに手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
ステップS52の判別において、取得したテーブル番号が1ではない場合には(ステップS52;No)、CPU11は、ステップS51において取得したテーブル番号が2であるか否かを判別する(ステップS54)。
ステップS54の判別において、取得したテーブル番号が2である場合には(ステップS54;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=2に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=2に相当する振動量=1(相対値)として(ステップS55)、Y軸方向に振動量=1で手ぶれ状態告知部35のY軸バイブレータ37を振動させ(ステップS58)、手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
ステップS54の判別において、取得したテーブル番号が2である場合には(ステップS54;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=2に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=2に相当する振動量=1(相対値)として(ステップS55)、Y軸方向に振動量=1で手ぶれ状態告知部35のY軸バイブレータ37を振動させ(ステップS58)、手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
ステップS54の判別において、取得したテーブル番号が2ではない場合には(ステップS54;No)、CPU11は、ステップS51において取得したテーブル番号が3であるか否かを判別する(ステップS56)。
ステップS56の判別において、取得したテーブル番号が3である場合には(ステップS56;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=3に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=3に相当する振動量=2(相対値)として(ステップS57)、Y軸方向に振動量=2で手ぶれ状態告知部35のY軸バイブレータ37を振動させ(ステップS58)、手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
さらにステップS56の判別において、取得したテーブル番号が3ではない場合には(ステップS56;No)、図6では、図示の簡略化のため省略したが、以下、同様にして、取得したテーブル番号が4あるいは5であるかを判別して同様の処理を行い、手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
ステップS56の判別において、取得したテーブル番号が3である場合には(ステップS56;Yes)、手ぶれ状態を告知する際の振動量をテーブル番号=3に相当する振動量、すなわち、図5に示すように、テーブル番号=3に相当する振動量=2(相対値)として(ステップS57)、Y軸方向に振動量=2で手ぶれ状態告知部35のY軸バイブレータ37を振動させ(ステップS58)、手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
さらにステップS56の判別において、取得したテーブル番号が3ではない場合には(ステップS56;No)、図6では、図示の簡略化のため省略したが、以下、同様にして、取得したテーブル番号が4あるいは5であるかを判別して同様の処理を行い、手ぶれ状態告知処理を終了することとなる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、体感により手ぶれ方向がX軸方向であるのか、Y軸方向であるのかを容易に把握でき、その手ぶれ量の度合いも容易に把握できるので、確実かつ容易に手ぶれを抑制することができ、手ぶれの少ない画像を撮影することが可能となる。
以上の説明ではディジタルスチルカメラについて説明したが、携帯電話に設けられたカメラや、PDA一体型カメラや、一眼レフカメラなど他の静止画を撮像可能な電子光学機器に適用が可能である。
以上の説明では、角速度に基づいてぶれ量を検出する構成を例示したが、これに限らず、加速度センサを用いてぶれ量(動き量)を検出する構成としても良い。
1…ディジタルスチルカメラ、10…制御部(手ぶれ状態検出部)、11…CPU(手ぶれ状態検出部)、20…撮影部、21…カメラコントロール回路、22…撮影カメラ(手ぶれ補正機構)、24…表示パネル、30…手ぶれ量検出部(手ぶれ状態検出部)、35…手ぶれ状態告知部(振動告知部)、36…X軸バイブレータ(振動告知部)、37…Y軸バイブレータ(振動告知部)、50…リムーバブルメディア、60…記録媒体、70…フレーム。
Claims (12)
- 手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出部と、
ユーザに対し検出された前記手ぶれ状態を振動態様により告知する振動告知部と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
検出対象の前記手ぶれ状態は、手ぶれ方向を含むことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2記載の撮像装置において、
前記手ぶれ状態検出部は、所定の複数の軸方向の手ぶれ状態を検出し、
前記振動告知部は、前記複数の軸方向の手ぶれ状態のうち最も手ぶれ量の大きな軸方向についての前記手ぶれ状態を告知する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項3記載の撮像装置において、
前記手ぶれ状態検出部は、前記手ぶれ状態として手ぶれ量を検出し、
前記振動告知部は、前記最も手ぶれ量の大きな軸方向に沿って、当該撮像装置を振動させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2記載の撮像装置において、
前記手ぶれ状態検出部は、所定の複数の軸方向の手ぶれ状態を検出し、
前記振動告知部は、前記複数の軸方向毎に前記手ぶれ状態を告知する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項5記載の撮像装置において、
前記手ぶれ状態検出部は、前記手ぶれ状態として手ぶれ量を検出し、
前記振動告知部は、前記複数の軸方向毎に、各軸方向に沿って、当該撮像装置を振動させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項4または請求項6記載の撮像装置において、
前記振動告知部は、当該撮像装置を振動させる際の振動量を前記手ぶれ量に応じて設定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項7記載の撮像装置において、
前記振動告知部は、前記振動量と前記手ぶれ量との対応関係を予め記憶したテーブルを記憶するテーブル記憶部を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2ないし請求項8のいずれかに記載の撮像装置において、
前記手ぶれ状態検出部は、ジャイロセンサ備え、当該ジャイロセンサが出力した角速度検出信号に基づいて前記手ぶれ方向を検出することを特徴とする撮像装置。 - 請求項4、請求項6、請求項7または請求項8のいずれかに記載の撮像装置において、
前記手ぶれ状態検出部は、ジャイロセンサ備え、当該ジャイロセンサが出力した角速度検出信号に基づいて前記手ぶれ量を検出することを特徴とする撮像装置。 - 手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出部を備えた撮像装置の制御方法において、
前記手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出過程と、
ユーザに対し検出された前記手ぶれ状態を振動態様により告知する振動告知過程と、
を備えたことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 手ぶれ状態を検出する手ぶれ状態検出部を備えた撮像装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記手ぶれ状態を検出させ、
ユーザに対し検出された前記手ぶれ状態を振動態様により告知させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006027163A JP2007208814A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 撮像装置、制御方法および制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006027163A JP2007208814A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 撮像装置、制御方法および制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007208814A true JP2007208814A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38487841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006027163A Pending JP2007208814A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 撮像装置、制御方法および制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007208814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011133684A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 撮像装置及び撮像装置の状態量伝達方法 |
-
2006
- 2006-02-03 JP JP2006027163A patent/JP2007208814A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011133684A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 撮像装置及び撮像装置の状態量伝達方法 |
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