JP2007208535A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号が伝送されるラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させる。
【解決手段】集合玄関機1aのカメラ10aにて撮像された映像信号をモニタ20aに表示する居室親機2a、2a、・・・の距離判定部22aにおいて、制御機3aから居室親機に供給される直流電源の電圧降下をもとに親機ラインL2a、L2a、・・・の線路長の距離を判定し、当該居室親機のレベル補償部23aは、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償する。また、集合玄関機の距離判定部12aにおいて、制御機から集合玄関機に供給される直流電源の電圧降下をもとに玄関ラインL1aの線路長の距離を判定し、当該集合玄関機のレベル補償部13aは、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マンション等の集合住宅に設置される集合住宅インターホンシステムに係り、特に、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号のレベル補償技術を有する集合住宅インターホンシステムに関する。
従来から、この種の集合住宅インターホンシステムとして、集合玄関機のカメラにて撮像された映像(映像信号)を、複数の居室親機のうち、例えば、(呼出相手先である)特定の居室親機のモニタに表示させることができる集合住宅インターホンシステムが開示されている(例えば、非特許文献1を参照。)。
アイホン株式会社発行 総合カタログ2005/2006年版(145、148〜151頁等)
しかしながら、背景技術に記載した非特許文献1の集合住宅インターホンシステムによれば、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号は、ベースバンドで特定の居室親機に伝送されるため、当該映像信号が伝送されるラインの線路長の距離に応じてレベルが減衰する特定を有していた。このため、集合玄関機のカメラにて撮像された映像は、視認性が低い劣化した映像で居室親機のモニタに表示される虞があった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号が伝送されるラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されるカメラを有する集合玄関機と、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタを有する居室親機と、玄関ラインを経由して接続された集合玄関機および親機ラインを経由して接続された居室親機をそれぞれ制御するための制御機とを設けたものである。居室親機は、制御機から供給される直流電源の電圧降下を検出して親機ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部と、距離判定部にて判定された距離に応じて、集合玄関機から伝送されてくる映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部とを備えたものである。
また、本発明の第2の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されるカメラを有する集合玄関機と、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタを有する居室親機と、玄関ラインを経由して接続された集合玄関機および親機ラインを経由して接続された居室親機をそれぞれ制御するための制御機とを設けたものである。集合玄関機は、制御機から供給される直流電源の電圧降下を検出して玄関ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部と、距離判定部にて判定された距離に応じて、カメラにて撮像された映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部とを備えたものである。
また、本発明の第3の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されるカメラを有する集合玄関機と、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタを有する居室親機と、玄関ラインを経由して接続された集合玄関機および親機ラインを経由して接続された居室親機をそれぞれ制御するための制御機とを設けたものである。居室親機は、集合玄関機からベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下を検出して玄関ラインおよび親機ラインの線路長の合計の距離を判定するための距離判定部と、距離判定部にて判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部とを備えたものである。
また、本発明の第4の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されるカメラを有する集合玄関機と、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタを有する居室親機と、玄関ラインを経由して接続された集合玄関機および親機ラインを経由して接続された居室親機をそれぞれ制御するための制御機とを設けたものである。制御機は、集合玄関機からベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下を検出して玄関ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部と、距離判定部にて判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部とを備えたものである。
また、本発明の第5の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されるカメラを有する集合玄関機と、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタを有する居室親機と、玄関ラインを経由して接続された集合玄関機および親機ラインを経由して接続された居室親機をそれぞれ制御するための制御機とを設けたものである。制御機は、集合玄関機に供給する直流電源の電流量を検出して玄関ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部と、距離判定部にて判定された距離に応じて、集合玄関機から伝送されてくる映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部とを備えたものである。
また、本発明の第6の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置されるカメラを有する集合玄関機と、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタを有する居室親機と、玄関ラインを経由して接続された集合玄関機および親機ラインを経由して接続された居室親機をそれぞれ制御するための制御機とを設けたものである。制御機は、居室親機に供給する直流電源の電流量を検出して親機ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部と、距離判定部にて判定された距離に応じて、集合玄関機から伝送されてくる映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部とを備えたものである。
本発明の集合住宅インターホンシステムの第1の態様によれば、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号をモニタに表示する居室親機の距離判定部において、制御機から居室親機に供給される直流電源の電圧降下をもとに親機ラインの線路長の距離を判定し、当該居室親機のレベル補償部は、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。これにより、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を、親機ラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる。
また、本発明の集合住宅インターホンシステムの第2の態様によれば、映像信号を撮像するカメラを備えた集合玄関機の距離判定部において、制御機から集合玄関機に供給される直流電源の電圧降下をもとに玄関ラインの線路長の距離を判定し、当該集合玄関機のレベル補償部は、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。これにより、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を、玄関ラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる。
また、本発明の集合住宅インターホンシステムの第3の態様によれば、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号をモニタに表示する居室親機の距離判定部において、集合玄関機からベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下をもとに玄関ラインおよび親機ラインの線路長の合計の距離を判定し、当該居室親機のレベル補償部は、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。これにより、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を、玄関ラインおよび親機ラインのそれぞれの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる。
また、本発明の集合住宅インターホンシステムの第4の態様によれば、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を居室親機のモニタに表示するにあたり、集合玄関機および居室親機をそれぞれ制御する制御機の距離判定部において、集合玄関機からベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下をもとに玄関ラインの線路長の距離を判定し、当該制御機のレベル補償部は、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。これにより、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を、玄関ラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる。
また、本発明の集合住宅インターホンシステムの第5の態様によれば、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を居室親機のモニタに表示するにあたり、集合玄関機および居室親機をそれぞれ制御する制御機の距離判定部において、制御機から集合玄関機に供給される直流電源の電流量を検出して玄関ラインの線路長の距離を判定し、当該制御機のレベル補償部は、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。これにより、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を、玄関ラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる。
また、本発明の集合住宅インターホンシステムの第6の態様によれば、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を居室親機のモニタに表示するにあたり、集合玄関機および居室親機をそれぞれ制御する制御機の距離判定部において、制御機から居室親機に供給される直流電源の電流量を検出して親機ラインの線路長の距離を判定し、当該制御機のレベル補償部は、判定された距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。これにより、集合玄関機のカメラにて撮像された映像信号を、親機ラインの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機のモニタに表示させることができる。
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示す集合住宅インターホンシステムには、マンション等の集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機1aと、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置される複数の居室親機、ここでは、第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・と、玄関ラインL1aを経由して接続された集合玄関機1aおよび各親機ラインL2a、L2a、・・・を経由して接続された第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・をそれぞれ制御するための制御機3aとが設けられている。
集合玄関機1aには、カメラ10a、電源部(以下、玄関電源部という。)11a、距離判定部(以下、玄関距離判定部という。)12a、レベル補償部(以下、玄関レベル補償部という。)13a、インターフェース部(以下、玄関I/Fという。)14aが備えられている。
この集合玄関機1aにおいて、カメラ10aは、集合玄関のエントランスにて呼出操作(詳述せず。)を行った来訪者の映像や当該エントランスの周囲近傍の映像を撮像するためのものである。このカメラ10aとしては、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の各種の撮像素子が好適とされる。
玄関電源部11aは、制御機3aの後述する電源部30aにて生成され玄関ラインL1aを経由して供給されてくる直流電源を受電し、動作電源として当該集合玄関機の構成各部にそれぞれ電源供給するためのものである。
玄関距離判定部12aは、制御機3aの後述する電源部30aにて生成され玄関ラインL1aを経由して供給されてくる直流電源の電圧降下を検出して、玄関ラインL1aの線路長の距離を判定するためのものである。
玄関レベル補償部13aは、玄関距離判定部12aにて判定される玄関ラインL1aの線路長の距離に応じて、カメラ10aにて撮像された映像信号のレベルを補償するためのものである。
玄関I/F14aは、玄関ラインL1aから玄関電源部11aおよび玄関距離判定部12aへの電源供給路、玄関レベル補償部13aから玄関ラインL1aへの信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・はそれぞれ同様な構成であり、モニタ20a、電源部(以下、親機電源部という。)21a、距離判定部(以下、親機距離判定部という。)22a、レベル補償部(以下、親機レベル補償部という。)23a、インターフェース部(以下、親機I/Fという。)24aが備えられている。
この第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・において、モニタ20aは、集合玄関機1aのカメラ10aにて撮像された映像(映像信号)を表示するためのものである。このモニタ20aとしては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の各種のディスプレイが好適とされる。
親機電源部21aは、制御機3aの後述する電源部30aにて生成され各親機ラインL2a、L2a、・・・を経由して供給されてくる直流電源を受電し、動作電源として当該居室親機の構成各部にそれぞれ電源供給するためのものである。
親機距離判定部22aは、制御機3aの後述する電源部30aにて生成され各親機ラインL2a、L2a、・・・を経由して供給されてくる直流電源の電圧降下を検出して、各親機ラインL2a、L2a、・・・の線路長の距離を判定するためのものである。
親機レベル補償部23aは、親機距離判定部22aにて判定される各親機ラインL2a、L2a、・・・の線路長の距離に応じて、集合玄関機1aからベースバンドで伝送されてくる(カメラ10aにて撮像された)映像信号のレベルを補償してモニタ20aに送出するためのものである。
親機I/F24aは、各親機ラインL2a、L2a、・・・から親機電源部21aおよび親距離判定部22aへの電源供給路、各親機ラインL2a、L2a、・・・から親機レベル補償部23aへの信号伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
さらに、制御機3aには、電源部(以下、制御機電源部という。)30a、2つのインターフェース部(以下、それぞれ玄関側制御機I/F、親機側制御機I/Fという。)31a、32aが備えられている。
この制御機3aにおいて、制御機電源部30aは、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成し、動作電源として当該制御機の構成各部にそれぞれ供給するとともに、同様な直流電源を動作電源として、集合玄関機1aの構成各部および第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・の構成各部にそれぞれ供給するためのものである。
玄関側制御機I/F31aは、玄関ラインL1aから親機側制御機I/F32aへの信号伝送路、制御機電源部30aから玄関ラインL1aへの電源供給路をそれぞれ形成するためのものである。
親機側制御機I/F32aは、玄関側制御機I/F31aから各親機ラインL2a、L2a、・・・への信号伝送路、制御機電源部30aから各親機ラインL2a、L2a、・・・への電源供給路をそれぞれ形成するためのものである。
このように構成された本発明の第1の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
図1において、制御機3aの制御機電源部30aは、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成する。この直流電源は、制御機3aの構成各部の動作電源となるばかりでなく、玄関側制御機I/F31a、玄関ラインL1a、集合玄関機1aの玄関I/F14aを経由して玄関電源部11aおよび玄関距離判定部12aと、親機側制御機I/F32a、各親機ラインL2a、L2a、・・・、第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・の親機I/F24aを経由して親機電源部21aおよび親機距離判定部22aとにそれぞれ電源供給される。
集合玄関機1aの玄関電源部11aは、制御機3aの制御機電源部30aから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該集合玄関機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。なお、玄関電源部11aにて受電された直流電源の電圧レベルは、玄関ラインL1aの線路長の距離に応じて、制御機電源部30aの供給電圧レベルと比較して電圧降下されるため、カメラ10aにて撮像された映像信号を玄関ラインL1aを経由してベースバンドで伝送させるにあたり、当該映像信号のレベルは、図5の特性図に示すように減衰される。これを解消するにあたり、玄関レベル補償部13aは、玄関距離判定部12aにて判定される玄関ラインL1aの線路長の距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。なお、図5は、本発明の各実施例(第1乃至第4の各実施例)において適用される映像信号のレベル補償を説明するための特性図である。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・の親機電源部21aは、制御機3aの制御機電源部30aから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該居室親機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。なお、親機電源部21aにて受電された直流電源の電圧レベルは、各親機ラインL2a、L2a、・・・の線路長の距離に応じて、制御機電源部30aの供給電圧レベルと比較して電圧降下されるため、集合玄関機1aのカメラ10aにて撮像された映像信号を各親機ラインL2a、L2a、・・・を経由してベースバンドで伝送させるにあたり、当該映像信号のレベルは、図5の特性図に示すように減衰される。これを解消するにあたり、親機レベル補償部23aは、親機距離判定部22aにて判定される各親機ラインL2a、L2a、・・・の線路長の距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。
以下、集合玄関機1aのカメラ10aにて撮像された映像を第1の居室親機2aのモニタ20aに表示させる動作について説明する。このカメラ10aにて撮像された映像であり電気信号に信号処理された映像信号S1aは、玄関レベル補償部13aの制御により、玄関距離判定部12aにて判定される玄関ラインL1aの線路長の距離に応じてレベルが補償される(図5を参照。)。前述のレベル補償により生成された映像信号S2aは、玄関レベル補償部13aから玄関I/F14a、玄関ラインL1a、制御機3aの玄関側制御機I/F31a、親機側制御機I/F32a、親機ラインL2a、第1の居室親機2aの親機I/F24aを経由して親機レベル補償部23aにベースバンドで伝送される。なお、制御機3aから第1の居室親機2aへと映像信号S2aを伝送させるにあたり、この映像信号S2aは、制御機電源部30aから親機ラインL2aを経由して供給されてくる直流電源に重畳される。
第1の居室親機2aの親機レベル補償部23aは、親機距離判定部22aにて判定される親機ラインL2aの線路長の距離に応じて映像信号S2aのレベルを補償(図5を参照。)することにより、集合玄関機1aのカメラ10aにて撮像された映像を、玄関ラインL1aおよび親機ラインL2aのそれぞれの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像としてモニタ20aに表示させることができる。
なお、前述までの第1の実施例によれば、集合玄関機1aのカメラ10aにて撮像された映像を、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として第1の居室親機2aのモニタ20aに表示させるレベル補償手段として、玄関レベル補償部13aの制御による玄関距離判定部12aにて判定される玄関ラインL1aの線路長の距離に応じたレベル補償、および親機レベル補償部23aの制御による親機距離判定部22aにて判定される親機ラインL2aの線路長の距離に応じたレベル補償のように、異なる2種のレベル補償手段を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、前述の2種のレベル補償手段のうち少なくとも何れか一方の当該レベル補償手段を適用することができる。
次に、前述の第1の実施例と同様な効果を奏する別途の実施の形態例(以下、第2の実施例という。)について、図面を参照して説明する。
図2は、本発明の第2の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。なお、第1の実施例と同様な構成各部については、それぞれ同一の名称および符号を付与して説明は省略するものとする。
図2に示す集合住宅インターホンシステムには、マンション等の集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機1bと、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置される複数の居室親機、ここでは、第1、第2、・・・の各居室親機2b、2b、・・・と、玄関ラインL1bを経由して接続された集合玄関機1bおよび各親機ラインL2b、L2b、・・・を経由して接続された第1、第2、・・・の各居室親機2b、2b、・・・をそれぞれ制御するための制御機3bとが設けられている。
集合玄関機1bには、カメラ10b、玄関電源部11b、玄関I/F14bが備えられている。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2b、2b、・・・はそれぞれ同様な構成であり、モニタ20b、親機電源部21b、親機距離判定部22b、親機レベル補償部23b、親機I/F24bが備えられている。
この第1、第2、・・・の各居室親機2b、2b、・・・において、親機距離判定部22bは、集合玄関機1bのカメラ10bにて撮像された映像でありベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下を検出して、玄関ラインL1bおよび各親機ラインL2b、L2b、・・・の線路長の合計の距離を判定するためのものである。
親機レベル補償部23bは、親機距離判定部22bにて判定される玄関ラインL1bおよび各親機ラインL2b、L2b、・・・の線路長の合計の距離に応じて、集合玄関機1bからベースバンドで伝送されてくる(カメラ10bにて撮像された)映像信号のレベルを補償してモニタ20bに送出するためのものである。この親機レベル補償部23bおよび親機I/F24bの間には、親機距離判定部22bが接続されている。
親機I/F24bは、各親機ラインL2b、L2b、・・・から親機距離測定部22bおよび親機レベル補償部23bへの信号伝送路、各親機ラインL2b、L2b、・・・から親機電源部21bへの電源供給路をそれぞれ形成するためのものである。
さらに、制御機3bには、制御機電源部30b、玄関側制御機I/F31b、親機側制御機I/F32bが備えられている。
このように構成された本発明の第2の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
図2において、制御機3bの制御機電源部30bは、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成する。この直流電源は、制御機3bの構成各部の動作電源となるばかりでなく、玄関側制御機I/F31b、玄関ラインL1b、集合玄関機1bの玄関I/F14bを経由して玄関電源部11bと、親機側制御機I/F32b、各親機ラインL2b、L2b、・・・、第1、第2、・・・の各居室親機2b、2b、・・・の親機I/F24bを経由して親機電源部21bとにそれぞれ電源供給される。
集合玄関機1bの玄関電源部11bは、制御機3bの制御機電源部30bから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該集合玄関機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2b、2b、・・・の親機電源部21bは、制御機3bの制御機電源部30bから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該居室親機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。
以下、集合玄関機1bのカメラ10bにて撮像された映像を第1の居室親機2bのモニタ20bに表示させる動作について説明する。このカメラ10bにて撮像された映像であり電気信号に信号処理された映像信号S1bは、玄関I/F14b、玄関ラインL1b、制御機3bの玄関側制御機I/F31b、親機側制御機I/F32b、親機ラインL2b、第1の居室親機2bの親機I/F24bを経由して親機距離判定部22bおよび親機レベル補償部23bにそれぞれベースバンドで伝送される。なお、制御機3bから第1の居室親機2bへと映像信号S1bを伝送させるにあたり、この映像信号S1bは、制御機電源部30bから親機ラインL2bを経由して供給されてくる直流電源に重畳される。
居室親機2bの親機距離判定部22bは、ベースバンドで伝送されてきた映像信号S1bの直流成分の電圧降下を検出し、その検出結果をもとに玄関ラインL1bおよび親機ラインL2bの線路長の合計の距離を判定する。また、親機レベル補償部23bは、親機距離判定部22bにて判定された線路長の距離に応じて、映像信号S1bのレベルを補償(図5を参照。)することにより、集合玄関機1bのカメラ10bにて撮像された映像を、玄関ラインL1bおよび親機ラインL2bのそれぞれの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像としてモニタ20bに表示させることができる。
なお、前述までの第2の実施例によれば、集合玄関機1bのカメラ10bにて撮像された映像を、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として居室親機2bのモニタ20bに表示させるレベル補償手段として、親機レベル補償部23bの制御による親機距離測定部22bにて判定される玄関ラインL1bおよび親機ラインL2bの線路長の合計の距離に応じたレベル補償手段を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、前述の第1の実施例にて適用された異なる2種のレベル補償手段のうち、集合玄関機1aに備えられたレベル補償手段(玄関距離判定部12a、玄関レベル補償部13a)を集合玄関機1bに備えることもできる。
次に、前述の第1、第2の各実施例と同様な効果を奏する別途の実施の形態例(以下、第3の実施例という。)について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の第3の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。なお、第1、第2の各実施例と同様な構成各部については、それぞれ同一の名称および符号を付与して説明は省略するものとする。
図3に示す集合住宅インターホンシステムには、マンション等の集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機1cと、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置される複数の居室親機、ここでは、第1、第2、・・・の各居室親機2c、2c、・・・と、玄関ラインL1cを経由して接続された集合玄関機1cおよび各親機ラインL2c、L2c、・・・を経由して接続された第1、第2、・・・の各居室親機2c、2c、・・・をそれぞれ制御するための制御機3cとが設けられている。
集合玄関機1cには、カメラ10c、玄関電源部11c、玄関I/F14cが備えられている。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2c、2c、・・・はそれぞれ同様な構成であり、例えば、前述の第1の実施例にて適用された第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・と同様な構成各部、すなわち、モニタ20c、親機電源部21c、親機距離判定部22c、親機レベル補償部23c、親機I/F24cが備えられている。
さらに、制御機3cには、制御機電源部30c、玄関側制御機I/F31c、親機側制御機I/F32c、距離判定部(以下、制御機距離判定部という。)33c、レベル補償部(以下、制御機レベル補償部という。)34cが備えられている。
この制御機3cにおいて、制御機距離判定部33cは、集合玄関機1cのカメラ10cにて撮像された映像でありベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下を検出して、玄関ラインL1cの線路長の距離を判定するためのものである。
制御機レベル補償部34cは、制御機距離判定部33cにて判定される玄関ラインL1cの線路長の距離に応じて、集合玄関機1cからベースバンドで伝送されてくる(カメラ10cにて撮像された)映像信号のレベルを補償するためのものである。この制御機レベル補償部34cおよび玄関側制御機I/F31cの間には、制御機距離判定部33cが接続されている。
このように構成された本発明の第3の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
図3において、制御機3cの制御機電源部30cは、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成する。この直流電源は、制御機3cの構成各部の動作電源となるばかりでなく、玄関側制御機I/F31c、玄関ラインL1c、集合玄関機1cの玄関I/F14cを経由して玄関電源部11cと、親機側制御機I/F32c、各親機ラインL2c、L2c、・・・、第1、第2、・・・の各居室親機2c、2c、・・・の親機I/F24cを経由して親機電源部21cおよび親機距離判定部22cとにそれぞれ電源供給される。
集合玄関機1cの玄関電源部11cは、制御機3cの制御機電源部30cから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該集合玄関機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2c、2c、・・・の親機電源部21cは、制御機3cの制御機電源部30cから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該居室親機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。なお、親機電源部21cにて受電された直流電源の電圧レベルは、各親機ラインL2c、L2c、・・・の線路長の距離に応じて、制御機電源部30cの供給電圧レベルと比較して電圧降下されるため、集合玄関機1cのカメラ10cにて撮像された映像信号を各親機ラインL2c、L2c、・・・を経由してベースバンドで伝送させるにあたり、当該映像信号のレベルは、図5の特性図に示すように減衰される。これを解消するにあたり、親機レベル補償部22cは、前述の第1の実施例と同様、親機距離判定部22cにて判定される各親機ラインL2c、L2c、・・・の線路長の距離に応じて、映像信号のレベルを補償することができる。
以下、集合玄関機1cのカメラ10cにて撮像された映像を第1の居室親機2cのモニタ20cに表示させる動作について説明する。このカメラ10cにて撮像された映像であり電気信号に信号処理された映像信号S1cは、玄関I/F14c、玄関ラインL1c、制御機3cの玄関側制御機I/F31cを経由して制御機距離判定部33cおよび制御機レベル補償部34cにそれぞれベースバンドで伝送される。
制御機3cの制御機距離判定部33cは、ベースバンドで伝送されてきた映像信号S1cの直流成分の電圧降下を検出し、その検出結果をもとに玄関ラインL1cの線路長の距離を判定する。また、制御機レベル補償部34cは、制御機距離判定部33cにて判定された線路長の距離に応じて、映像信号S1cのレベルを補償(図5を参照。)させた映像信号S2cを生成する。この映像信号S2cは、制御機レベル補償部34cから親機側制御機I/F32c、親機ラインL2c、第1の居室親機2cの親機I/F24cを経由して親機レベル補償部23cにベースバンドで伝送される。なお、制御機3cから第1の居室親機2cへと映像信号S2cを伝送させるにあたり、この映像信号S2cは、制御機電源部30cから親機ラインL2cを経由して供給されてくる直流電源に重畳される。
第1の居室親機2cの親機レベル補償部23cは、親機距離判定部22cにて判定される親機ラインL2cの線路長の距離に応じて映像信号S2cのレベルを補償(図5を参照。)することにより、集合玄関機1cのカメラ10cにて撮像された映像を、玄関ラインL1cおよび親機ラインL2cのそれぞれの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像としてモニタ20cに表示させることができる。
なお、前述までの第3の実施例によれば、集合玄関機1cのカメラ10cにて撮像された映像を、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として第1の居室親機2cのモニタ20cに表示させる当該居室親機のレベル補償手段として、親機レベル補償部23aの制御による親機距離判定部22aにて判定される親機ラインL2aの線路長の距離に応じたレベル補償を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、第2の実施例にて適用したように、親機レベル補償部23bの制御による親機距離測定部22bにて判定される親機ラインL2bの線路長の距離に応じたレベル補償手段を第1、第2、・・・の各居室親機2c、2c、・・・にそれぞれ適用することもできる。
次に、前述の第1乃至第3の各実施例と同様な効果を奏する別途の実施の形態例(以下、第4の実施例という。)について、図面を参照して説明する。
図4は、本発明の第4の実施例による集合住宅インターホンシステムの構成を示すブロック図である。なお、第1乃至第3の各実施例と同様な構成各部については、それぞれ同一の名称および符号を付与して説明は省略するものとする。
図4に示す集合住宅インターホンシステムには、マンション等の集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機1dと、集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置される複数の居室親機、ここでは、第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・と、玄関ラインL1dを経由して接続された集合玄関機1dおよび各親機ラインL2d、L2d、・・・を経由して接続された第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・をそれぞれ制御するための制御機3dとが設けられている。
集合玄関機1dには、カメラ10d、玄関電源部11d、玄関I/F14dが備えられている。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・はそれぞれ同様な構成であり、モニタ20d、親機電源部21d、親機I/F24dが備えられている。
さらに、制御機3dには、制御機電源部30d、玄関側制御機I/F31d、親機側制御機I/F32d、2つの距離判定部(以下、玄関側制御機距離判定部、親機側制御機距離判定部という。)33d、34d、制御機レベル補償部35dが備えられている。
この制御機3dにおいて、玄関側制御機距離判定部33dは、制御機電源部30dから集合玄関機1dに供給される直流電源の電流量を検出して、玄関ラインL1dの線路長の距離を判定するためのものである。この玄関側制御機距離判定部33dは、制御機電源部30dおよび玄関側制御機I/F31dの間に接続されている。
親機側制御機距離判定部34dは、制御機電源部30dから各居室親機2d、2d、・・・に供給される直流電源の電流量を検出して、各親機ラインL2d、L2d、・・・の線路長の距離をそれぞれ判定するためのものである。この親機側制御機距離判定部34dは、制御機電源部30dおよび親機側制御機I/F32dの間に接続されている。
制御機レベル補償部35dは、集合玄関機1dからベースバンドで伝送されてくる(カメラ10dにて撮像された)映像信号のレベルを、玄関側制御機距離判定部33dにて判定される玄関ラインL1dの線路長の距離および親機側制御機距離判定部34dにて判定される各親機ラインL2d、L2d、・・・の線路長の距離に応じて補償するためのものである。
このように構成された本発明の第4の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
図4において、制御機3dの制御機電源部30dは、商用電源(AC100V)について整流/平滑させた直流電源を生成する。この直流電源は、制御機3dの構成各部の動作電源となるばかりでなく、玄関側制御機I/F31d、玄関ラインL1d、集合玄関機1dの玄関I/F14dを経由して玄関電源部11dと、親機側制御機I/F32d、各親機ラインL2d、L2d、・・・、第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・の親機I/F24dを経由して親機電源部21dとにそれぞれ電源供給される。
ここで、制御機3dの玄関側制御機距離判定部33dは、制御機電源部30dから集合玄関機1dへと供給される直流電源の電流量をもとに、玄関ラインL1dの線路長の距離を判定する。また、親機側制御機距離判定部34dは、制御機電源部30dから第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・へと供給される直流電源の電流量をもとに、各親機ラインL2d、L2d、・・・の線路長の距離をそれぞれ判定する。
集合玄関機1dの玄関電源部11dは、制御機3dの制御機電源部30dから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該集合玄関機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。
また、第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・の親機電源部21dは、それぞれ制御機3dの制御機電源部30dから供給されてきた直流電源を受電し、この直流電源が動作電源となるように当該居室親機の構成各部にそれぞれ電源供給することができる。
以下、集合玄関機1dのカメラ10dにて撮像された映像を第1の居室親機2dのモニタ20dに表示させる動作について説明する。このカメラ10dにて撮像された映像であり電気信号に信号処理された映像信号S1dは、玄関I/F14d、玄関ラインL1d、制御機3dの玄関側制御機I/F31dを経由して制御機レベル補償部35dにベースバンドで伝送される。
制御機3dの制御機レベル補償部35dは、玄関制御機距離判定部33dにて判定された玄関ラインL1dの線路長の距離および親機制御機距離判定部34dにて判定された親機ラインL2dの線路長の距離をもとに、ベースバンドで伝送されてきた映像信号S1dのレベルを補償(図5を参照。)させた映像信号S2dを生成する。この映像信号S2dは、制御機レベル補償部35dから親機側制御機I/F32d、親機ラインL2d、第1の居室親機2dの親機I/F24dを経由してモニタ20dに伝送されることにより、集合玄関機1dのカメラ10dにて撮像された映像を、玄関ラインL1dおよび親機ラインL2dのそれぞれの線路長の距離に拘わらず、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像としてモニタ20dに表示させることができる。なお、制御機3dから第1の居室親機2dへと映像信号S2dを伝送させるにあたり、この映像信号S2dは、制御機電源部30dから親機ラインL2dを経由して供給されてくる直流電源に重畳される。
なお、前述までの第4の実施例によれば、集合玄関機1dのカメラ10dにて撮像された映像を、画像の劣化が無い視認性に優れた良好な映像として第1の居室親機2dのモニタ20dに表示させるレベル補償手段として、制御機3dの玄関側制御機距離判定部33dおよび親機側制御機距離判定部34dのように、異なる2種の距離判定部を適用し、これら距離判定部33d、34dにて判定される玄関ラインL1cおよび親機ラインL2dのそれぞれ線路長の距離に応じたレベル補償を制御機レベル補償部35dにて行ったが、この態様に限定されるものではない。例えば、前述の2種の距離判定部33d、34dのうち少なくとも何れか一方の当該距離判定部のみを適用することができる。ここで、玄関側制御機距離判定部33dのみが制御機3dに備えられた場合には、前述の第1の実施例または第2の実施例にて適用された親機距離判定部22a、22b、親機レベル補償部23a、23bを第1、第2、・・・の各居室親機2d、2d、・・・にそれぞれ備えることが好ましい。一方、親機側制御機距離判定部34dのみが制御機3dに備えられた場合には、前述の第1の実施例にて適用された玄関距離判定部12a、玄関レベル補償部13aを集合玄関機1dに備えることが好ましい。
本発明の集合住宅インターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の集合住宅インターホンシステム、例えば、管理室内に設置される管理室親機を有する当該インターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。また、制御機3a、3b、3c、3dと第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・、2b、2b、・・・、2c、2c、・・・、2d、2d、・・・との接続は、各親機ラインL2a、L2a、・・・、L2b、L2b、・・・、L2c、L2c、・・・、L2d、L2d、・・・を経由した個別の接続に限定されるものではない。例えば、単一本の親機ラインで第1、第2、・・・の各居室親機2a、2a、・・・、2b、2b、・・・、2c、2c、・・・、2d、2d、・・・をバス接続することもできる。
本発明の第1の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図。 本発明の第1乃至第4の各実施例によるインターホンシステムにおいて適用される映像信号のレベル補償を説明するための特性図。
符号の説明
1a、1b、1c、1d……集合玄関機
10a、10b、10c、10d……カメラ
12a……玄関距離判定部(距離判定部)
13a……玄関レベル補償部(レベル補償部)
2a、2a、・・・、2b、2b、・・・、2c、2c、・・・、2d、2d、・・・、…第1、第2、・・・の各居室親機(居室親機)
20a、20b、20c、20d……モニタ
22a、22b、22c……親機距離判定部(距離判定部)
23a、23b、23c……親機レベル補償部(レベル補償部)
3a、3b、3c、3d……制御機
33c……制御機距離判定部(距離判定部)
34c、35d……制御機レベル補償部(レベル補償部)
33d……玄関側制御機距離判定部(距離判定部)
34d……親機側制御機距離判定部(距離判定部)
L1a、L1b、L1c、L1d……玄関ライン
L2a、L2a、・・・、L2b、L2b、・・・、L2c、L2c、・・・、L2d、L2d、・・・……親機ライン

Claims (6)

  1. 集合住宅のエントランスに設置されるカメラ(10a)を有する集合玄関機(1a)と、前記集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され前記集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタ(20a)を有する居室親機(2a、2a、・・・)と、玄関ライン(L1a)を経由して接続された前記集合玄関機および親機ライン(L2a、L2a、・・・)を経由して接続された前記居室親機をそれぞれ制御するための制御機(3a)とを設け、
    前記居室親機は、前記制御機から供給される直流電源の電圧降下を検出して前記親機ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部(22a)と、前記距離判定部にて判定された距離に応じて、前記集合玄関機から伝送されてくる映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部(23a)とを備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 集合住宅のエントランスに設置されるカメラ(10a)を有する集合玄関機(1a)と、前記集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され前記集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタ(20a)を有する居室親機(2a、2a、・・・)と、玄関ライン(L1a)を経由して接続された前記集合玄関機および親機ライン(L2a、L2a、・・・)を経由して接続された前記居室親機をそれぞれ制御するための制御機(3a)とを設け、
    前記集合玄関機は、前記制御機から供給される直流電源の電圧降下を検出して前記玄関ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部(12a)と、前記距離判定部にて判定された距離に応じて、前記カメラにて撮像された映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部(13a)とを備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  3. 集合住宅のエントランスに設置されるカメラ(10b)を有する集合玄関機(1b)と、前記集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され前記集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタ(20b)を有する居室親機(2b、2b、・・・)と、玄関ライン(L1b)を経由して接続された前記集合玄関機および親機ライン(L2b、L2b、・・・)を経由して接続された前記居室親機をそれぞれ制御するための制御機(3b)とを設け、
    前記居室親機は、前記集合玄関機からベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下を検出して前記玄関ラインおよび前記親機ラインの線路長の合計の距離を判定するための距離判定部(22b)と、前記距離判定部にて判定された距離に応じて、前記映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部(23b)とを備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  4. 集合住宅のエントランスに設置されるカメラ(10c)を有する集合玄関機(1c)と、前記集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され前記集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタ(20c)を有する居室親機(2c、2c、・・・)と、玄関ライン(L1c)を経由して接続された前記集合玄関機および親機ライン(L2c、L2c、・・・)を経由して接続された前記居室親機をそれぞれ制御するための制御機(3c)とを設け、
    前記制御機は、前記集合玄関機からベースバンドで伝送されてくる映像信号の直流成分の電圧降下を検出して前記玄関ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部(33c)と、前記距離判定部にて判定された距離に応じて、前記映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部(34c)とを備えたことを特徴する集合住宅インターホンシステム。
  5. 集合住宅のエントランスに設置されるカメラ(10d)を有する集合玄関機(1d)と、前記集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され前記集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタ(20d)を有する居室親機(2d、2d、・・・)と、玄関ライン(L1d)を経由して接続された前記集合玄関機および親機ライン(L2d、L2d、・・・)を経由して接続された前記居室親機をそれぞれ制御するための制御機(3d)とを設け、
    前記制御機は、前記集合玄関機に供給する直流電源の電流量を検出して前記玄関ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部(33d)と、前記距離判定部にて判定された距離に応じて、前記集合玄関機から伝送されてくる映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部(35d)とを備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  6. 集合住宅のエントランスに設置されるカメラ(10d)を有する集合玄関機(1d)と、前記集合住宅の各住戸内にそれぞれ設置され前記集合玄関機のカメラにて撮像された映像を表示するためのモニタ(20d)を有する居室親機(2d、2d、・・・)と、玄関ライン(L1d)を経由して接続された前記集合玄関機および親機ライン(L2d、L2d、・・・)を経由して接続された前記居室親機をそれぞれ制御するための制御機(3d)とを設け、
    前記制御機は、前記居室親機に供給する直流電源の電流量を検出して前記親機ラインの線路長の距離を判定するための距離判定部(34d)と、前記距離判定部にて判定された距離に応じて、前記集合玄関機から伝送されてくる映像信号のレベルを補償するためのレベル補償部(35d)とを備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。

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