JP2007208373A - 半導体集積回路装置及びこれを用いたチューナ装置 - Google Patents

半導体集積回路装置及びこれを用いたチューナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる中間周波信号間のアイソレーションを確保することができる半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体集積回路装置は、ICパッケージ10内に中間周波増幅回路14及び中間周波可変利得増幅回路16を設け、中間周波増幅回路14から出力される第1の中間周波信号を前記半導体集積回路装置外部へ導出する外部端子101と、前記半導体集積回路装置外部から第2の中間周波信号を導入して中間周波可変利得増幅回路16に供給する外部端子102との間に、中間周波増幅回路14の電力供給線路(図示せず)に接続されている外部端子及び中間周波増幅回路14の接地線路(図示せず)に接続されている外部端子の少なくとも一つを設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、中間周波信号を処理する回路を有する半導体集積回路装置に関するものである。
近年、受信装置の小型化を図るために受信装置を構成する部分の集積回路化が行われており、その一例として非特許文献1に開示されているテレビジョンチューナ用IC(Integrated Circuit)が挙げられる。非特許文献1に開示されているテレビジョンチューナ用ICの概略外観図を図3に示す。
図3に示すテレビジョンチューナ用ICは、長方形状のICパッケージ300を備え、所定間隔で設けられた複数の端子301〜319からなる端子列31をICパッケージ300の一方の長辺側に備え、所定間隔で設けられた複数の端子320〜338からなる端子列32をICパッケージ300の他方の長辺側に備えている。
端子列31に属している端子301〜304は、アンテナ(図示せず)が受信した高周波信号(RF信号)を入力する入力端子である。また、端子列31に属している端子315及び316は、ICパッケージ300内部に設けられているPLL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザを制御するための制御信号を入力する入力端子である。
端子列32に属している端子330〜338は、ICパッケージ300内部に設けられている局部発振部に接続される外付け部品群(図示せず)が取り付けられる端子である。上記外付け部品群は、局部発振のための共振回路の構成部品群であって、コイルやコンデンサから構成される。また、端子列32に属している端子327及び328は、ICパッケージ300内部に設けられている中間周波増幅回路の出力信号を出力する出力端子である。
特開昭58−216451号公報 特開2002−344348号公報 J.BRILLANT、"APPLICATION NOTE AN01014_4"、[online]、2004年2月25日、Philips Semiconductors、[平成17年11月28日検索]、インターネット<URL:http://www.semiconductors.philips.com/acrobat_download/applicationnotes/AN01014_4.pdf>
一般に中間周波増幅回路の出力信号には所望の信号成分以外に妨害信号となる信号成分が混入しており、フィルタ等を用いて妨害信号成分を除去し、所望の信号成分のみをとりだすことが重要である。
図3に示すテレビジョンチューナ用ICでは、ICパッケージ300内部に設けられている中間周波増幅回路の出力信号を出力する出力端子である端子327及び328に、外付け部品である中間周波可変利得増幅回路が外付け部品であるフィルタを介して接続されている。このような構成の場合、中間周波増幅回路の出力信号とフィルタを介した中間周波可変利得増幅回路の入力信号とは、図3に示すテレビジョンチューナ用ICが設置されるプリント基板上で物理的に充分なアイソレーションをとることができる。したがって、フィルタを介した後の信号強度の小さい中間周波可変利得増幅回路の入力信号は、中間周波増幅回路の出力信号に起因する妨害信号成分の影響をほとんど受けない。
しかしながら、より一層の集積化を図るために、中間周波可変利得増幅回路をICパッケージ内部に集積化する場合、中間周波増幅回路の出力信号と中間周波可変利得増幅回路の入力信号とはプリント基板上での物理的なアイソレーションをとることができなくなる。そのため、ICパッケージ外部でフィルタによって中間周波増幅回路の出力信号から妨害信号成分を除去しても、中間周波可変利得増幅回路の入力端では微弱な所望信号成分に対して妨害信号の影響を受けやすく、所望の信号成分を得ることが難しいという問題(第1の問題)が起こる。
また、上述したように、図3に示すテレビジョンチューナ用ICでは、ICパッケージ300内部に設けられている中間周波増幅回路からの出力信号を出力する出力端子である端子327及び328と、ICパッケージ300内部に設けられている局部発振部に接続される外付け部品群(図示せず)が取り付けられる端子である端子330〜338とが近接した位置に設けられている。このため、局部発振のための共振回路の構成部品群である外付け部品群からの入力信号であって信号強度が強い局部発振入力信号(以下、LO_INという)の漏れ妨害信号成分が、中間周波増幅回路からの出力信号であって信号強度の弱い中間周波出力信号(以下、IF_OUTという)に影響し、IF_OUTのS/Nを悪化させてしまうという問題、すなわちLO_INとIF_OUTとの間の相互干渉(または、内部干渉ともいう)の問題(第2の問題)が発生する。
このようなLO_INとIF_OUTとの間の相互干渉の影響を軽減するためには、端子327及び328と端子330〜338とのアイソレーションを充分にとることが必要である。
しかしながら、図3に示すテレビジョンチューナ用ICにおいて、端子327及び328と端子330〜338とのアイソレーションを充分にとるためには、図3に示すテレビジョンチューナ用ICが設置されるプリント基板上のパターン配線を引き回す必要があった。一般に、パターン配線の引き回し部分は、UHF帯の信号に対して不要なインダクタンス成分となるので、特に局部発振部が広帯域である場合、発振周波数が所定の周波数から異なる周波数に変化したり、所望の発振周波数の可変範囲が不足したり、あるいは発振が停止したりするなど、局部発振部の性能に重大な影響を及ぼしてしまうという問題(第3の問題)があった。
また、アンテナが受信した高周波信号(RF信号)も信号強度の微弱な信号であるため、高周波信号(RF信号)とPLL周波数シンセサイザを制御するための制御信号との間で充分なアイソレーションを確保できなければ重要な問題(第4の問題)になる。
本発明は、上記第1の問題に鑑み、異なる中間周波信号間のアイソレーションを確保することができる半導体集積回路装置及びこれを用いたチューナ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る半導体集積回路装置は、矩形状の1つのICパッケージ内に複数の回路を搭載し、前記ICパッケージの外周辺から前記ICパッケージの外部に突出する複数の外部端子を備える半導体集積回路装置であって、前記ICパッケージ内に第1の回路及び第2の回路を設け、前記第1の回路から出力される第1の中間周波信号を前記半導体集積回路装置外部へ導出する第1の外部端子と、前記半導体集積回路装置外部から第2の中間周波信号を導入して前記第2の回路に供給する第2の外部端子との間に、前記第1の回路の電力供給線路に接続されている外部端子及び前記第1の回路の接地線路に接続されている外部端子の少なくとも一つを設けるようにしている。
このような構成(以下、第1の構成ともいう)によると、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号とのアイソレーションを確保することができ、互いの信号間での相互干渉を減少させることができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係る半導体集積回路装置は、矩形状の1つのICパッケージ内に複数の回路を搭載し、前記ICパッケージの外周辺から前記ICパッケージの外部に突出する複数の外部端子を備える半導体集積回路装置であって、前記ICパッケージ内に第2の回路を設け、前記半導体集積回路装置外部から第2の中間周波信号を導入して前記第2の回路に供給する第2の外部端子と、前記第2の回路から出力される第3の中間周波信号を前記半導体集積回路装置外部へ導出する第3の外部端子との間に、前記第2の回路の電力供給線路に接続されている外部端子及び前記第2の回路の接地線路に接続されている外部端子の少なくとも一つを設けるようにしている。
このような構成(以下、第2の構成ともいう)によると、第2の中間周波信号と第3の中間周波信号とのアイソレーションを確保することができ、互いの信号間での相互干渉を減少させることができる。
また、前記第1の回路と前記第2の回路との間に、前記第1の回路の出力信号と比較してレベル変動の少ない信号を処理する回路を設置してもよい。また、前記第1の回路を中間周波増幅回路とし、前記第2の回路を中間周波可変利得増幅回路にしてもよい。さらに、前記第1の外部端子が外付け部品であるフィルタの入力端に接続され、前記第2の外部端子が前記フィルタの出力端に接続されるようにしてもよい。
また、第1の構成の半導体集積回路装置では、前記ICパッケージ内に局部発振回路を設け、前記半導体集積回路装置外部から導入した信号を前記局部発振回路に供給する外部端子と、前記第1の外部端子、前記第2の外部端子、及び前記第3の外部端子とが前記ICパッケージの同一の辺に設けられていないようにしてもよい。また、第2の構成の半導体集積回路装置では、前記ICパッケージ内に局部発振回路を設け、前記半導体集積回路装置外部から導入した信号を前記局部発振回路に供給する外部端子と、前記第2の外部端子及び前記第3の外部端子とが前記ICパッケージの同一の辺に設けられていないようにしてもよい。このような構成によると、信号強度が強く高周波である局部発振回路に供給される信号と信号強度が弱い中間周波信号(第1〜第3の中間周波信号又は第2、第3の中間周波信号)との間のアイソレーションを充分に確保することができる。
また、上記いずれかの構成の半導体集積回路装置において、前記ICパッケージ内に選局用ミキサ回路及び選局用PLL周波数シンセサイザ回路を設け、前記半導体集積回路装置外部から導入した高周波信号を前記選局用ミキサ回路に供給する外部端子と、前記半導体集積回路装置外部から導入した制御信号を前記選局用PLL周波数シンセサイザ回路に供給する外部端子とが前記ICパッケージの同一の辺に設けられていないようにしてもよい。このような構成によると、信号強度が微弱である選局用ミキサ回路に供給される高周波信号(RF信号)とPLL周波数シンセサイザ回路に供給される制御信号との間のアイソレーションを充分に確保することができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係るチューナ装置は、上記いずれかの構成の半導体集積回路装置を備えるようにしている。
本発明に係る半導体集積回路装置によると、異なる中間周波信号間のアイソレーションを確保することができる
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係るチューナ装置の構成例を図1に示す。図1に示す本発明に係るチューナ装置は、本発明に係るチューナ用ICと、本発明に係るチューナ用ICに外付けされる局部発振用共振回路11、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ15、及びアンテナ19とによって構成されている。
本発明に係るチューナ用ICは、矩形状のICパッケージ10の四辺それぞれに複数の外部端子を備え、前記ICパッケージ内部に局部発振回路12、ミキサ回路13、中間周波増幅回路14、中間周波可変利得増幅回路16、PLL周波数シンセサイザ回路17、及びAGC(Automatic Gain Control)回路18を備えている。
ICパッケージ10の第1の辺S1に設けられる外部端子112〜115に外付け部品であるアンテナ19が接続される。したがって、外部端子112〜115は、アンテナ19が受信した例えば数百MHz帯の高周波信号(RF信号)を入力する。
また、ICパッケージ10の第2の辺S2に設けられる外部端子104〜111に外付け部品である局部発振用共振回路11が接続される。外部端子104〜111は、局部発振用共振回路11から出力される信号を入力し、その入力した信号をICパッケージ10内部に設けられている局部発振回路12に供給する。
また、ICパッケージ10の第3の辺S3に設けられる外部端子101及び102に外付け部品であるSAWフィルタ15が接続される。外部端子101は、ICパッケージ10内部に設けられている中間周波増幅回路14の出力信号を出力し、SAWフィルタ15の入力端に供給する。外部端子102は、SAWフィルタ15の出力端から出力される中間周波信号を入力し、その入力した中間周波信号をICパッケージ10内部に設けられている中間周波可変利得増幅回路16に供給する。
また、ICパッケージ10の第3の辺S3に設けられる外部端子103は、ICパッケージ10内部に設けられている中間周波可変利得増幅回路16の出力信号を出力する。
また、ICパッケージ10の第4の辺S4に設けられる外部端子116及び117は、外付け部品である制御回路(図示せず)が接続される。外部端子116及び117は、制御回路から出力されるPLL周波数シンセサイザ回路17制御用のデジタル制御信号を入力し、その入力したデジタル制御信号をICパッケージ10内部に設けられているPLL周波数シンセサイザ回路17に供給する。
また、ICパッケージ10内部に設けられている中間周波増幅回路14の出力信号を出力する外部端子101と、SAWフィルタ15の出力端から出力される中間周波信号を入力する外部端子102との間に設けられる外部端子群の中に、中間周波増幅回路14の電力供給線路(図示せず)に接続されている外部端子と、中間周波増幅回路14の接地線路(図示せず)に接続されている外部端子とが存在する。このような配置により、中間周波増幅回路14の出力信号(第1の中間周波信号)と中間周波可変利得増幅回路16の入力信号(第2の中間周波信号)とのアイソレーションを確保することができ、互いの信号間での相互干渉を減少させることができる。なお、ICパッケージ10内部に設けられている中間周波増幅回路14の出力信号を出力する外部端子101と、SAWフィルタ15の出力端から出力される中間周波信号を入力する外部端子102との間に設けられる外部端子群の中に、中間周波増幅回路14の電力供給線路に接続されている外部端子か、中間周波増幅回路14の接地線路に接続されている外部端子かのいずれか一方のみにしか存在しない配置にしても同様の効果を得ることができる。
また、SAWフィルタ15の出力端から出力される中間周波信号を入力する外部端子102と、ICパッケージ10内部に設けられている中間周波可変利得増幅回路16の出力信号を出力する外部端子103との間に設けられる外部端子群の中に、中間周波可変利得増幅回路16の電力供給線路(図示せず)に接続されている外部端子と、中間周波可変利得増幅回路16の接地線路(図示せず)に接続されている外部端子とが存在する。このような配置により、中間周波可変利得増幅回路16の入力信号(第2の中間周波信号)と中間周波可変利得増幅回路16の出力信号(第3の中間周波信号)とのアイソレーションを確保することができ、互いの信号間での相互干渉を減少させることができる。なお、SAWフィルタ15の出力端から出力される中間周波信号を入力する外部端子102と、ICパッケージ10内部に設けられている中間周波可変利得増幅回路16の出力信号を出力する外部端子103との間に設けられる外部端子群の中に、中間周波可変利得増幅回路16の電力供給線路に接続されている外部端子か、中間周波可変利得増幅回路16の接地線路に接続されている外部端子かのいずれか一方のみにしか存在しない配置にしても同様の効果を得ることができる。
すなわち、図1において、外部端子101と外部端子102の間の外部端子をそれぞれ、外部端子120〜123とし、また、外部端子102と外部端子103の間の外部端子をそれぞれ、外部端子124〜127とし、このいずれかが電力供給線路、もしくは接地線路と接続されていれば良い。また、より安定なアイソレーションを確保するために、電力供給線路および接地線路に対して、2つ以上の外部端子と接続しても良い。
また、図1に示す本発明に係るチューナ装置が備える本発明に係るチューナ用ICでは、ICパッケージ10内部において中間周波増幅回路14と中間周波可変利得増幅回路16との間にAGC回路18が設置されている。このようなICパッケージ10内部の回路配置により、中間周波増幅回路14の出力信号(第1の中間周波信号)と中間周波可変利得増幅回路16の入出力信号(第2の中間周波信号、第3の中間周波信号)とのアイソレーションを充分にとることができる。中間周波増幅回路14と中間周波可変利得増幅回路16との間にAGC回路18が設置される回路配置によって、中間周波増幅回路14の出力信号(第1の中間周波信号)と中間周波可変利得増幅回路16の入出力信号(第2の中間周波信号、第3の中間周波信号)とのアイソレーションを充分にとることができる理由を説明するために、まずAGC回路の回路構成を簡単に説明する。
AGC回路は、中間周波増幅回路14の出力信号の信号強度を検出する検出部と、リファレンス信号を出力するDAC(Digital Analog Converter)部と、上記検出部からの信号と上記DAC部からのリファレンス信号との信号レベルを比較しその比較結果に応じた信号をAGC回路の出力信号として出力する比較部とを備えている。ここで、上記DAC部は、PLL周波数シンセサイザ回路17から出力されたデジタル信号をアナログ信号であるリファレンス信号に変換する回路であるので、中間周波増幅回路14の出力信号と比較してレベル変動の少ない信号を処理する回路である。
このような構成のAGC回路を中間周波増幅回路14と中間周波可変利得増幅回路16との間に配置することによって、中間周波増幅回路14の出力信号と比較してレベル変動の少ない信号を処理する回路である上記DAC部が中間周波増幅回路14と中間周波可変利得増幅回路16との間に位置する回路レイアウトとなり、中間周波増幅回路14の出力信号と比較してレベル変動の少ない信号を処理する回路である上記DAC部を信号の境界として、上記境界によって互いに異なる領域に属する信号間のアイソレーションを充分にとることができる。なお、中間周波増幅回路14の出力信号(第1の中間周波信号)と中間周波可変利得増幅回路16の入出力信号(第2の中間周波信号、第3の中間周波信号)とのアイソレーションを充分にとるためには、中間周波増幅回路14の出力信号と比較してレベル変動の少ない信号を処理する回路を中間周波増幅回路14と中間周波可変利得増幅回路16との間に設置することが重要であって、中間周波増幅回路14と中間周波可変利得増幅回路16との間に設置する回路はAGC回路に限定されるものではないことは言うまでもない。
また、局部発振用共振回路11から出力される信号を入力する外部端子104〜111が設けられる第2の辺S2と、中間周波信号を入力または出力する外部端子101〜103が設けられる第3の辺S3とは、矩形状のICパッケージ10の互いに対向する辺である。このような構成によると、信号強度が強く高周波である局部発振用共振回路11から出力される信号と信号強度が弱い中間周波信号との間のアイソレーションを充分に確保することができる。さらに、このような構成によると、局部発振用共振回路11を構成する外付け部品群が、外部端子104〜111以外の外部端子に接続される外付け部品の接続の妨げになりにくい。このため、パターン配線の引き回しを少なくでき、局部発振回路12の発振動作に関する不都合が改善され、発振周波数の調整も充分に行える。したがって、上述した第2及び第3の問題を解決することができる。
なお、外部端子104〜111の一部が第2の辺S2に隣接する辺(第1の辺S1、第4の辺S4)に回り込んだ場合や外部端子101〜103の一部が第3の辺S3に隣接する辺(第1の辺S1、第4の辺S4)に回り込んだ場合でも、局部発振用共振回路11から出力される信号を入力する外部端子と、中間周波信号を入力または出力する外部端子とが同一の辺に設けられていなければ、同等の効果が得られる。
また、アンテナ19が受信した高周波信号(RF信号)を入力する外部端子112〜115が設けられる第1の辺S1と、制御回路(図示せず)から出力されるPLL周波数シンセサイザ回路17制御用のデジタル制御信号を入力する外部端子116及び117が設けられる第4の辺S4とは、矩形状のICパッケージ10の互いに対向する辺である。このような構成によると、信号強度が微弱であるアンテナ19が受信した高周波信号(RF信号)とPLL周波数シンセサイザ回路17制御用のデジタル制御信号との間のアイソレーションを充分に確保することができる。したがって、上述した第4の問題を解決することができる。
なお、外部端子112〜115の一部が第1の辺S1に隣接する辺(第2の辺S2、第3の辺S3)に回り込んだ場合や外部端子116及び117の一部が第4の辺S4に隣接する辺(第2の辺S2、第3の辺S3)に回り込んだ場合でも、アンテナ19が受信した高周波信号(RF信号)を入力する外部端子と、制御回路(図示せず)から出力されるPLL周波数シンセサイザ回路17制御用のデジタル制御信号を入力する外部端子とが同一の辺に設けられていなければ、同等の効果が得られる。
また、アンテナ19が受信した高周波信号(RF信号)を入力する外部端子112〜115が設けられている第1の辺S1と、局部発振用共振回路11から出力される信号(LO信号)を入力する外部端子104〜111が設けられている第2の辺S2とは、矩形状のICパッケージ10の互いに隣接する辺である。このような構成によると、信号強度が微弱であるアンテナ19が受信した高周波信号(RF信号)と信号強度が強く高周波の局部発振信号(LO信号)との間のアイソレーションを充分に確保することができる。また、よりアイソレーションを確保する必要があれば、対向する辺となるように敷設しても良い。
中間周波増幅回路14は2種類の出力端を有しており、一方の出力端はデジタル信号を出力するために用いる出力端であり、もう一方の出力端はアナログ信号を出力するために用いる出力端である。図1に示す本発明に係るチューナ装置が備える本発明に係るチューナ用ICでは、用途に応じて、中間周波増幅回路14の2種類の出力端を切り替えて外部端子101及びAGC回路18の入力端に接続することができる。
図2は、図1に示すチューナ装置を回路ブロックで示した図である。アンテナ211によって受信されたRF信号は、PLL周波数シンセサイザ回路205から出力される制御電圧に応じた周波数帯のみが選択され、高周波可変利得増幅回路200に供給され、信号強度が所定のレベルになるように増幅された後、チューナ用IC2000内部のミキサ回路201へと導入される。また一方で、局部発振用共振回路210と接続されているューナ用IC2000内部の局部発振回路203から出力された局部発振信号は、位相シフト回路204を介してミキサ回路201へと導入される。なお、局部発振用共振回路210がPLL周波数シンセサイザ回路205から出力される制御電圧に応じた共振周波数で共振するので、局部発振信号の発振周波数はPLL周波数シンセサイザ回路205から出力される制御電圧に応じた周波数となる。
高周波可変利得増幅回路200からミキサ回路201へと導入された高周波信号は、ミキサ回路201で局部発振信号と混合されることによって、中間周波信号に変換される。ミキサ回路201から出力された中間周波信号は、中間周波増幅回路206により増幅される。
中間周波増幅回路206より出力された信号は、2分配され、一方はチューナ用IC2000外部へと導出され、もう一方はAGC回路207へ供給される。AGC回路207から出力されるAGC信号はチューナ用IC2000外部へと導出される。
中間周波増幅回路206より出力されチューナ用IC2000外部へと導出された信号は、外付け部品であるSAWフィルタ208に導入され、所望の周波数成分以外を除去された後、再びチューナ用IC2000内部へと導入される。再度チューナ用IC2000内部へ導入された信号は、中間周波可変利得増幅回路209によって、所望の信号強度に増幅され、最終出力として、チューナ用IC2000外部へと導出される。
ここで、図2中のアンテナ211は図1中のアンテナ19に対応し、図2中のミキサ回路201は図1中のミキサ回路13に対応し、図2中の中間周波増幅回路206は図1中の中間周波増幅回路14に対応し、図2中のAGC回路207は図1中のAGC回路18に対応し、図2中のSAWフィルタ208は図1中のSAWフィルタ15に対応し、図2中の中間周波可変利得増幅回路209は図1中の中間周波可変利得増幅回路16に対応し、図2中のPLL周波数シンセサイザ回路205は図1中のPLL周波数シンセサイザ回路17に対応し、図2中の局部発振用共振回路210は図1中の局部発振用共振回路11に対応し、図2中の局部発振回路203は図1中の局部発振回路12に対応している。
なお、図1及び図2を用いて説明した本発明に係る半導体集積回路装置の外部端子と内部回路との接続形態は本発明の一実施形態であり、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、本明細書において「回路」とは、所望の機能を果たす機能ブロックであり、コイルやコンデンサ、トランジスタなどの構成部品により構成される電子回路の総称である。具体的には、例えば図1に示されている中間周波増幅回路、中間周波可変利得増幅回路が「回路」に該当する。これらの「回路」の機能を果たすものであれば、構成する1個のトランジスタに等価な部品等、あらゆる単位の構成部品が「回路」に相当し得る。
は、本発明に係るチューナ装置の構成例を示す図である。 は、図1に示すチューナ装置を回路ブロックで示した図である。 は、従来のテレビジョンチューナ用ICパッケージの概略外観例を示す図である。
符号の説明
10 ICパッケージ
11 局部発振用共振回路
12 局部発振回路
13 ミキサ回路
14 中間周波増幅回路
15 SAWフィルタ
16 中間周波可変利得増幅回路
17 PLL周波数シンセサイザ回路
18 AGC回路
19 アンテナ
101〜117、120〜127 外部端子
S1 ICパッケージの第1の辺
S2 ICパッケージの第2の辺
S3 ICパッケージの第3の辺
S4 ICパッケージの第4の辺
200 高周波可変利得増幅回路
201 ミキサ回路
203 局部発振回路
204 位相シフト回路
205 PLL周波数シンセサイザ回路
206 中間周波増幅回路
207 AGC回路
208 SAWフィルタ
209 中間周波可変利得増幅回路
210 局部発振用共振回路
211 アンテナ
2000 チューナ用IC

Claims (10)

  1. 矩形状の1つのICパッケージ内に複数の回路を搭載し、前記ICパッケージの外周辺から前記ICパッケージの外部に突出する複数の外部端子を備える半導体集積回路装置において、
    前記ICパッケージ内に第1の回路及び第2の回路を設け、
    前記第1の回路から出力される第1の中間周波信号を前記半導体集積回路装置外部へ導出する第1の外部端子と、前記半導体集積回路装置外部から第2の中間周波信号を導入して前記第2の回路に供給する第2の外部端子との間に、
    前記第1の回路の電力供給線路に接続されている外部端子及び前記第1の回路の接地線路に接続されている外部端子の少なくとも一つを設けることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 矩形状の1つのICパッケージ内に複数の回路を搭載し、前記ICパッケージの外周辺から前記ICパッケージの外部に突出する複数の外部端子を備える半導体集積回路装置において、
    前記ICパッケージ内に第2の回路を設け、
    前記半導体集積回路装置外部から第2の中間周波信号を導入して前記第2の回路に供給する第2の外部端子と、前記第2の回路から出力される第3の中間周波信号を前記半導体集積回路装置外部へ導出する第3の外部端子との間に、
    前記第2の回路の電力供給線路に接続されている外部端子及び前記第2の回路の接地線路に接続されている外部端子の少なくとも一つを設けることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記第1の回路と前記第2の回路との間に、前記第1の回路の出力信号と比較してレベル変動の少ない信号を処理する回路を設置する請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1の回路が中間周波増幅回路であり、前記第2の回路が中間周波可変利得増幅回路である請求項1または請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記第2の回路が中間周波可変利得増幅回路である請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記第1の外部端子が外付け部品であるフィルタの入力端に接続され、前記第2の外部端子が前記フィルタの出力端に接続される請求項1、3、4のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記ICパッケージ内に局部発振回路を設け、
    前記半導体集積回路装置外部から導入した信号を前記局部発振回路に供給する外部端子と、前記第1の外部端子、前記第2の外部端子、及び前記第3の外部端子とが前記ICパッケージの同一の辺に設けられていない請求項1、3、4、6のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記ICパッケージ内に局部発振回路を設け、
    前記半導体集積回路装置外部から導入した信号を前記局部発振回路に供給する外部端子と、前記第2の外部端子及び前記第3の外部端子とが前記ICパッケージの同一の辺に設けられていない請求項2または請求項5に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記ICパッケージ内に選局用ミキサ回路及び選局用PLL周波数シンセサイザ回路を設け、
    前記半導体集積回路装置外部から導入した高周波信号を前記選局用ミキサ回路に供給する外部端子と、前記半導体集積回路装置外部から導入した制御信号を前記選局用PLL周波数シンセサイザ回路に供給する外部端子とが前記ICパッケージの同一の辺に設けられていない請求項1〜8のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の半導体集積回路装置を備えることを特徴とするチューナ装置。
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