JP2007208338A - 保持部材および携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電子機器を薄くして小型化し、部品点数を減らすことができる保持部材および表示器を備えた携帯電子機器を提供する。
【解決手段】サブ表示器91を、サブ表示器91の表示面30を開放した状態で覆って保持し、サブ表示器91に装着されるホルダー(保持部材)31において、弾性材料にて一体成型され、サブ表示器91を保持したとき、サブ表示器91の表示面30に対応する位置を開口させて、表示面30周縁部を覆う枠部40と、サブ表示器91の表示面30の裏面(背面)62に対応する位置の周縁部の少なくとも一部及びサブ表示器91の側面61に対応する位置の少なくとも一部を保持する保持部41とを備えたホルダー(保持部材)31とした。
【選択図】図5

Description

この発明は、表示器を保持する保持部材および表示器を備えた携帯電子機器に関するものである。
携帯電話機の中には、表示器としてメイン表示器、さらにその他に比較的小さなサブ表示器を設けたものがあり、それぞれが携帯電話機の筐体の表裏面に配設している。
この表示器の表示面は常に利用者の目に触れる部分であるため、内面への塵埃の侵入を防止する必要があるが、従来はこのような表示器の表示面への防塵を考慮して表示面の周辺にスポンジ等で形成されたダストシートを設け、表示面と筐体との隙間を閉塞する構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−283950号公報
しかしながら、前記従来の構造ではダストシートを設けるために携帯電子機器が厚くなり、部品点数が増えるため、小型化、軽量化に逆行するという課題がある。
そこで、この発明は、部品点数を減らし、携帯電子機器を薄く、小型化することができる保持部材および表示器を備えた携帯電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、表示器を、当該表示器の表示面を開放した状態で覆って保持し、他の部材に固定するための保持部材において、弾性材料にて一体成型され、前記表示器を保持したとき、前記表示面に対応する位置を開口させて、表示面周縁部を覆う枠部と、前記表示器の背面に対応する位置の周縁部の少なくとも一部及び前記表示器の側面に対応する位置の少なくとも一部を保持する保持部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、表示器を挿入するための挿入部を形成してあることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記挿入部は、表示器が挿入されたときに装着される表示器に接続される配線が配されるよう形成してあることを特徴とする。
また、本発明は、前記枠部又は前記保持部には、前記挿入部に連なる他の開口部を形成してあることを特徴とする。
さらに、前記他の開口部が前記保持部に形成され、前記枠部は、前記他の開口部に対向する位置を覆うように形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記保持部材には、表示器を装着した状態で他の部材に係合して固定する係合部が形成されることを特徴とする。
さらに、本発明は、請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の保持部材と、前記保持部材に装着される表示器と、前記保持部材が内部に固定される筐体とを備えることを特徴とする携帯電子機器。
また、本発明は、前記表示器は、自発光素子型の表示器、もしくは、バックライトを備える表示器であることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記筐体に内包され、前記表示器と異なる第二の表示器をさらに備え、前記第二の表示器の表示面の背面側には、板金部材が取付けられ、前記板金部材は、前記第二の表示器の取付けられる面の反対側の面に、固定爪が立設され、前記保持部材は、前記固定爪に取付けられて固定されることを特徴とする。
本発明によれば、表示器の表示面への塵埃の侵入を防止することが可能となるため、部品点数を減らし、携帯電子機器を薄く、小型化することができる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、携帯電子機器としての携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式のものであり、テンキー2やカーソルキー3あるいはファンクションキー4等の複数の操作キーを備えた第二筐体6に、メイン表示ユニット7とサブ表示ユニット8とを表裏面に備えた第一筐体10が、基部に設けたヒンジ部11a,11b,11cを介して開閉可能に軸支されたものである。
第二筐体6には、制御部(CPU)等を備えた第二回路基板19が内装され、先端に通話用のマイクロフォン5が設けられている。また、第二筐体6の複数の操作キーが露出された面と反対面には、第二回路基板19と電気的に接続されるバッテリー51が着脱可能に設けられている。また、第二筐体6のマイクロフォン5に対応して、第一筐体10の先端に通話用のスピーカー9が設けられている。
図2に示すように、第一筐体10は、枠状に形成された樹脂製のケース12に樹脂製のカバー13がケース12を覆うように設けられ、これらケース12とカバー13とがネジ44a,44b,44c,44dによって締結される構成となっている。
ケース12とカバー13との間には、ケース12に露出するようにメイン表示ユニット7が設けられている。メイン表示ユニット7の裏面には、メイン表示ユニット7の補強用の板金部材14が設けられている。
さらに、板金部材14上には、カバー13に露出するようにサブ表示ユニット8が設けられ、サブ表示ユニット8の周囲を囲むように第一回路基板15が設けられている。
ケース12には、メイン表示ユニット7の表示面29と対応する部分に開口部22が設けられている。その開口部22のヒンジ部11a,11bと反対側には、通話用のスピーカー9が内装されている。
ケース12の開口部22両側縁には、第一回路基板15と係合する係合爪17a,17b,17c,17dが設けられている。この係合爪17a,17b,17c,17dは、開口部22内にメイン表示ユニット7、板金部材14、および、第一回路基板15を積層した状態で嵌合し、固定するものである。
また、開口部22の両側縁には、カバー13と係合する凸部43a,43b,43c,43dが設けられ、それぞれの凸部43a,43b,43c,43dがそれぞれの係合爪17a,17b,17c,17dより中央寄りに配設されている。
これら凸部43a,43b,43c,43dの先端の開口部22に向かう側(内側)には第一回路基板15に係合するための係合部が、開口部22の外側に向かう側(外側)には凹部が形成されている。
ケース12の四隅には、ネジ孔18a,18b,18c,18dが設けられている。
ケース12の基端両側には、第二筐体6に軸支されるヒンジ部11a,11bが突出して設けられ、ヒンジ部11a,11bの一方には、ヒンジ部材16が内装されている。
図3に詳示するように、ヒンジ部材16は、金属製の部材で、その内部に第一回路基板15と第二回路基板19とに跨って接続される同軸ケーブル64が挿入されるものである。
ヒンジ部材16は、筒状の円筒部65と、その円筒部65の一端側から外周に沿って軸方向に延出した延出部66が設けられたもので、その延出部66の一側から舌片部75が突出して設けられている。
円筒部65の他端側、つまり、第二筐体6のヒンジ部11c側には、ヒンジ部11cに挿入されて回動可能に係合する回動軸部74が設けられている。これら円筒部65と回動軸部74とに渡って挿通孔63が設けられ、この挿通孔63は、同軸ケーブル64が挿通可能になっている。
舌片部75の先端にはネジ孔79が形成され、ネジ孔79の周辺を囲むようにリブ76が舌片部75から立ち上げ形成されている。また、リブ76は舌片部75の一側に沿って突出している。
さらに、舌片部75と円筒部65との間を跨ぐようにリブ78が舌片部75の他側に設けられている。このリブ76とリブ78との間、および、延出部66に同軸ケーブル64が配索されるようになっている。
メイン表示ユニット7は、ガラスで挟持された構造の液晶ディスプレイであるメイン表示器90と、メイン表示器90の周囲を囲むように設けられた枠状で樹脂製のホルダー20で構成され、メイン表示器90の表示面29がケース12の開口部22に露出するように配置されている。
メイン表示ユニット7の一側には、第一回路基板15と接続されるフレキシブル基板(FPC)21が接続されている。また、ホルダー20の両側には、メイン表示ユニット7の裏面に配設された板金部材14と係合する係合爪23a,23b,23c,23d,23eが設けられている。
図4に詳示するように、板金部材14は、メイン表示ユニット7の捩れ等を防止する補強材であって、外形状が四角形で、この四角形の平面部25の各辺から側壁26a,26b,26c,26dを直角に折り曲げるようにして一枚の板金から形成されたものである。
平面部25の先端側には軽量化のための孔27a,27bが設けられ、基部側には、サブ表示ユニット8を収納する収納凹部28が設けられている。
収納凹部28には、先端側の両隅と基端側の中央寄りにサブ表示ユニット8を固定するための固定爪32a,32b,32c,32dが板金を曲げることにより設けられ、収納凹部28の中央から略先端側寄りに軽量化のための孔34が設けられている。
収納凹部28の両側に近接する平面部25上には、四つの凸部69a,69b,69c,69dが設けられている。これら凸部69a,69b,69c,69dは、第一回路基板15上に設けられた基準電位パターンに導通可能に当接するものである。
また、平面部25の基端両側には、平面部25から突出する突出部68a,68bが設けられている。突出部68a,68bは先端が平面円形状で、その平面円形状の略中心にネジ孔67a,67bが形成されている。
板金部材14の側壁26a,26b,26c,26dには、メイン表示ユニット7のホルダー20に設けられた係合爪23a,23b,23c,23d,23eと対応する位置に係合孔35a,35b,35c,35d,35eがそれぞれ設けられている。
第一回路基板15は、メイン表示ユニット7とサブ表示ユニット8とに給電等を行うものである。この第一回路基板15の基部側には、サブ表示ユニット8の外形状に対応する部分が開口された開口部36が設けられ、先端にはケース12のヒンジ部11a,11b側とは反対方向に向かって突出する突出部80a,80bが設けられたものである。
この開口部36の突出部80a,80b側には、サブ表示ユニット8に一端が接続されているフレキシブル基板(FPC)37の他端を接続するコネクタ38が設けられている。
また、メイン表示ユニット7に一端が接続されているフレキシブル基板21と対応する位置には、フレキシブル基板21の他端と接続するコネクタ39が設けられている。
さらに、開口部36の前方右側には、同軸ケーブル64と接続されるコネクタ70が設けられている。
同軸ケーブル64は、細線同軸ケーブルと呼ばれる非常に細いケーブル複数で構成されており、この中の少なくとも一本は、その一端が第二回路基板19の基準電位に接続している基準電位ラインが含まれている。
また、基準電位ラインの他端は、コネクタ70を介して第一回路基板15に接続され、これにより基準電位ラインは、基準電位を第一回路基板15と第二回路基板19の間で導通させている。そして、同軸ケーブル64には、操作、表示、さらに、音声などの信号を供給するラインも含まれている。
また、第一回路基板15の両側には、ケース12の凸部43a,43b,43c,43dに対応する位置に切欠き部42a,42b,42c,42dが設けられている。
この切欠き部42a,42b,42c,42dは、ケース12の凸部43a,43b,43c,43dの内側の係合部に係止されるものである。
ここで、メイン表示ユニット7のフレキシブル基板21の配索位置と対応する切欠き部42cは、フレキシブル基板21が配索可能な大きさを有している。
第一回路基板15の四隅には、ケース12の係合爪17a,17b,17c,17dに対応する位置に切欠き部45a,45b,45c,45dが設けられ、第一回路基板15とケース12とを係合するようになっている。
図5に示すように、サブ表示ユニット8は、ガラスで挟持された構造の液晶ディスプレイであるサブ表示器91とサブ表示器91を覆うように形成されたゴム製のホルダー31とで構成されている。
図6(a),図6(b),図6(c)、図7に示すように、ホルダー31は、サブ表示器91の表面60にある表示面30と対応する部分に開口部33が設けられた枠部40に、サブ表示器91の側面61と裏面62とを覆う保持部41が設けられ、一体成型されたものである。
枠部40の開口部33周縁には、ホルダー31とカバー13の内壁との間を密閉するためのリブ部46が設けられている。
ホルダー31の先端側と基端側には、板金部材14に設けられた固定爪32a,32b,32c,32dと対応する位置に固定孔47a,47b,47c,47dが保持部41を貫通して形成されている。
保持部41に設けられた固定孔47a,47b,47c,47d周辺には、突出部49a,49b,49c,49dが固定孔47a,47b,47c,47dを囲むように形成されている。
保持部41のサブ表示器91の受け入れ側には、保持部41を切欠くように挿入部52が形成されている。挿入部52は、サブ表示器91に接続されているフレキシブル基板37が配設可能な形状である。
また、保持部41の裏面62側には、開口部50が挿入部52に連なるように形成されている。
開口部50の両側に位置する保持部41に、切欠き部54a,54bが形成され、この切欠き部54a,54bによって開口部50に対向する位置を覆う枠部40は傾動可能な状態となる。この開口部50に対向する位置を覆う枠部40は、ガイド部55として構成されている。
したがって、図8に示すように、サブ表示器91をホルダー31にセットする場合には、ホルダー31のガイド部55を切欠き部54a,54bを中心にして枠部40の上方に向かって(矢印B方向)傾動させた状態で、サブ表示器91をサブ表示器91のフレキシブル基板37が接続された側とは反対側からホルダー31の挿入部52に向かって(矢印A方向)挿入する。
ここで、サブ表示器91はガイド部55に沿って案内されながらスムーズに挿入される。
サブ表示器91をホルダー31にセットした後、ガイド部55は、復元力が作用して水平な状態に戻り、サブ表示器91の表示面30を除く表面60が全て覆われる。
この際、保持部41によってサブ表示器91の側面61もフレキシブル基板37が接続された部分を除いて全て覆われた状態となる。つまり、サブ表示器91とフレキシブル基板37との接続部72の周囲は、保持部41によって覆われることとなる。
これにより、サブ表示器91のほぼ全周、さらには、サブ表示器91の裏面62もが保持部41にて覆われ、実際の表示面以外から、サブ表示器91からの光が外部に漏れることがなくなる。
尚、ホルダー31の色は、サブ表示器91の表示面30周辺への光漏れを考慮して光を透過しにくい黒であることが望ましい。
図9に示すように、ホルダー31にサブ表示器91がセットされたサブ表示ユニット8を板金部材14に向かってセットし(矢印C)、ホルダー31の固定孔47a,47b,47c,47dを板金部材14の固定爪32a,32b,32c,32dにそれぞれ圧入して固定する。
図2に示すように、カバー13には、サブ表示器91の表示面30に対応する部分に窓24が設けられている。
カバー13の基端両側には、ケース12のヒンジ部11a,11bを覆うヒンジカバー56a,56bが突出して設けられ、カバー13の両側には、ケース12の凸部43a,43b,43c,43dに対応する位置に、凸部43a,43b,43c,43dに係合する係合突起57a,57b,57c,57dが設けられている。
カバー13の四隅には、ネジ44a,44b,44c,44dに対応する位置に、ネジ部58a,58b,58c,58dが設けられている。
これにより、カバー13は、係合突起57a,57b,57c,57dがケース12の凸部43a,43b,43c,43dと係合し、且つ、ネジ部58a,58b,58c,58dがネジ44a,44b,44c,44dによってケース12と締結することで、確実にケース12上を閉塞するようになっている。
また、板金部材14の側壁26a,26b,26c,26dに設けられた係合孔35a,35b,35c,35d,35eと、メイン表示ユニット7のホルダー20に設けられた係合爪23a,23b,23c,23d,23eとによって板金部材14にメイン表示ユニット7が係合され、一体となる。
さらに、一体となったメイン表示ユニット7と板金部材14とに第一回路基板15が被覆し、第一回路基板15の切欠き部45a,45b,45cとケース12の係合爪17a,17b,17c,17dとによって、ケース12の開口部22内にメイン表示ユニット7、板金部材14、および、第一回路基板15が積層された状態で嵌合され、固定される。
そして、板金部材14の基端両側に設けられた突出部68a,68bとヒンジ部材16の延出部66とが、ケース12とカバー13と共に、ネジ44a,44dによって締結固定され、第一回路基板15の基準電位パターンに導通可能に当接された板金部材14とヒンジ部材16とが導通可能に接続される。
したがって、図10、図11(a),図11(b)に示すように、第一筐体10に内装されたサブ表示ユニット8は、カバー13と板金部材14との間に挟持された状態となり、カバー13はネジ44a,44b,44c,44d等によってケース12と締結固定される。
これにより、サブ表示器91を覆うように形成されたホルダー31の枠部40はカバー13に押圧され、この枠部40は圧縮変形した状態となる。つまり、サブ表示器91の表面60とカバー13との間の隙間を完全に密閉した状態となる。(図10(b)中D部参照)。
したがって、上述の実施形態によれば、ホルダー31の枠部40が圧縮変形されることでケース12とサブ表示器91との隙間が密閉され、ケース12とサブ表示器91との隙間からの塵埃の侵入を防止することが可能となるため、ケース12とサブ表示器91との間の空間を縮小できる効果がある。
また、保持部41の裏面62側に開口部50を設け、その開口部50の両側に位置する保持部41に切欠き部54a,54bを設け、ホルダー31にガイド部55を形成することでサブ表示器91をガイド部55に沿ってスライドして挿入することができるため、ホルダー31へのサブ表示器91の組み込みが容易となる効果がある。
さらに、ホルダー31の保持部41には、サブ表示器91に接続されたフレキシブル基板37を配設可能な挿入部52が形成され、フレキシブル基板37の配設を容易にすることが可能となるため、第一回路基板15上のコネクタ39の配索が容易となる効果がある。
そして、ゴム製の部材で一体成型されたホルダー31がサブ表示器91の表示面30周縁と側面61と裏面62とをほぼ覆っているため、落下等による衝撃を緩和することができる効果がある。
また、板金部材14に固定爪32a,32b,32c,32dを設け、ホルダー31に固定孔47a,47b,47c,47dを設け、ホルダー31を板金部材14に圧入してサブ表示ユニット8を固定することで、サブ表示ユニット8の設置スペースを縮小して位置決め、固定することが可能となるため、第一回路基板15の実装面積を有効に使用することができる効果がある。
さらに、第一回路基板15やケース12やカバー13にサブ表示ユニット8を固定するための加工が何ら必要なくなる。
ただし、第一回路基板15の開口部36の内側に装着される保持部41の側面に当接する突出を複数設け、これらの突出により保持部41を挟持するような構成としてもよい。
そして、サブ表示器91とフレキシブル基板37とが接続された接続部72の表示面30側がガイド部55によって覆われているため、外部からの静電気対策に効果を奏することができる。
また、サブ表示器91を挿入する開口部50が保持部20に設けられるが、この開口部50を用いてフレキシブル基板(FPC)21がコネクタ38に接続されてある程度の弾性をもって突っ張るため、開口部50からサブ表示器91が抜け出ることもない。
尚、この発明は上述した実施形態に限られるものではなく、メイン表示器90やサブ表示器91は、ガラスで挟持された構造の液晶ディスプレイである場合について説明したが、EL(EL:Electro Luminescence)ディスプレイとしてもよい。
また、本実施形態ではサブ表示器91にホルダー31を用いた場合について説明したが、メイン表示器90にホルダー31と同様の構成をしたホルダーを用いてもよい。
さらに、本実施形態では折り畳み式の携帯電話機を例にして説明したが、回転タイプやスライドタイプの携帯電話機、さらにはストレートタイプの携帯電話機にも適用可能である。
また、上記実施形態ではメイン表示ユニット7にフレキシブル基板(FPC)21が接続され、サブ表示器91にフレキシブル基板(FPC)37が接続された場合について説明したがフレキシブル基板(FPC)21,37に代えて他のフレキシブル基板(FFC)や同軸ケーブルおよびフラットケーブルが接続された場合であっても同様の効果を奏することができる。
さらに、上記実施形態では第一回路基板15と第二回路基板19とに跨って同軸ケーブル64が接続された場合について説明したが、同軸ケーブル64に代えてフレキシブル基板(FFC,FPC)およびフラットケーブルが接続された場合であっても同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態ではサブ表示器91にゴム製の部材で一体成型したホルダー31を用いた場合について説明したが、弾性を有する材料、すなわち、スポンジや軟質樹脂などにより一体成型したホルダーとしてもよい。
本発明の実施形態における折り畳み式携帯電話機の斜視図である。 本発明の実施形態における第一筐体の構成分解図である。 本発明の実施形態におけるヒンジ部材の斜視図である。 本発明の実施形態における板金部材の平面図である。 本発明の実施形態におけるサブ表示ユニットの構成斜視図である。 本発明の実施形態におけるホルダーを示し、(a)は表面図、(b)は側面図、(c)は裏面図である。 本発明の実施形態における図6(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるサブ表示器のホルダーへの組み込み状況を示す側面図である。 本発明の実施形態におけるサブ表示ユニットの板金部材への組み込み状況を示す斜視図である。 本発明の実施形態における第一筐体の上面図である。 本発明の実施形態における第一筐体を示し、(a)は図10のB−B線に沿う断面図、(b)は(a)のC部拡大断面図である。
符号の説明
1…携帯電話機、6…第二筐体、7…メイン表示ユニット、8…サブ表示ユニット、10…第一筐体、14…板金部材、30…表示面、31…ホルダー(保持部材)、32a…固定爪、32b…固定爪、32c…固定爪、32d…固定爪、33…開口部、40…枠部、41…保持部、47a…固定孔(係合部)、47b…固定孔(係合部)、47c…固定孔(係合部)、47d…固定孔(係合部)、50…開口部(他の開口部)、52…挿入部、55…ガイド部、60…表面、61…側面、62…裏面(背面)、90…メイン表示器(第二の表示器)、91…サブ表示器(表示器)

Claims (10)

  1. 表示器を、当該表示器の表示面を開放した状態で覆って保持し、他の部材に固定するための保持部材において、
    弾性材料にて一体成型され、前記表示器を保持したとき、前記表示面に対応する位置を開口させて、表示面周縁部を覆う枠部と、
    前記表示器の背面に対応する位置の周縁部の少なくとも一部及び前記表示器の側面に対応する位置の少なくとも一部を保持する保持部とを備えたことを特徴とする保持部材。
  2. 前記保持部材には、表示器を挿入するための挿入部を形成してあることを特徴とする請求項1に記載の保持部材。
  3. 前記挿入部は、表示器が挿入されたときに装着される表示器に接続される配線が配されるよう形成してあることを特徴とする請求項2に記載の保持部材。
  4. 前記枠部又は前記保持部には、前記挿入部に連なる他の開口部を形成してあることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の保持部材。
  5. 前記他の開口部が前記保持部に形成され、前記枠部は、前記他の開口部に対向する位置を覆うように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の保持部材。
  6. 前記保持部材には、表示器を装着した状態で他の部材に係合して固定する係合部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の保持部材。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の保持部材と、前記保持部材に装着される表示器と、前記保持部材が内部に固定される筐体とを備えることを特徴とする携帯電子機器。
  8. 前記表示器は、自発光素子型の表示器、もしくは、バックライトを備える表示器であることを特徴とする請求項6に記載の携帯電子機器。
  9. 前記筐体に内包され、前記表示器と異なる第二の表示器をさらに備え、前記第二の表示器の表示面の背面側には、板金部材が取付けられ、前記板金部材は、前記第二の表示器の取付けられる面の反対側の面に、固定爪が立設され、前記保持部材は、前記固定爪に取付けられて固定されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の携帯電子機器。
  10. 表示器の表示面を開放した状態で覆って前記表示器を保持し、所定の取付け箇所に取付けるための保持部材において、前記表示器を挿入する挿入部を有する袋状に、弾性材料により一体成型され、前記表示器が挿入されたとき、前記表示面に対応する位置に開口部を有すると共に、前記表示器の外周になる部分に係合部が形成されることを特徴とする保持部材。


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