JP2007207828A - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007207828A
JP2007207828A JP2006022175A JP2006022175A JP2007207828A JP 2007207828 A JP2007207828 A JP 2007207828A JP 2006022175 A JP2006022175 A JP 2006022175A JP 2006022175 A JP2006022175 A JP 2006022175A JP 2007207828 A JP2007207828 A JP 2007207828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
sti
oxide film
manufacturing
state imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006022175A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototaka Ochi
元隆 越智
Mikiya Uchida
幹也 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006022175A priority Critical patent/JP2007207828A/ja
Publication of JP2007207828A publication Critical patent/JP2007207828A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置、特にMOS型固体撮像装置のSTI段差を低くすることによって、誤作動及び画像欠陥を抑制する。
【解決手段】シリコン窒化膜が堆積された後であってシリコントレンチが形成された半導体基板上に、STI埋め込み酸化膜を堆積するステップと、堆積してシリコントレンチからはみ出したSTI埋め込み酸化膜を、CMPによって除去するステップと、CMPによって除去されてできた表面の内、最も高い部分を除いた部分をレジストで被うステップと、STI埋め込み酸化膜の上面がほぼ同じ高さになるように、レジスト及びシリコン窒化膜をハードマスクとして用いてエッチングを行うステップとを備える。
【選択図】図1F

Description

本発明は、固体撮像装置の製造方法に関し、より特定的には、増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置の製造方法に関する。
STI(Shallow Trench Isolation)構造による素子分離(以下、STIという)は、LOCOS構造(Local Oxidation of Silicon)による素子分離(以下、LOCOSという)と比べて素子分離幅を狭くでき、また、素子分離深さも深くできる。このことから、STIは、微細パターンのIC構造に適している。従って、STIは、0.25μmテクノロジ以下の微細パターンによってIC構造を実現する場合に用いられている。また、近年では、増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置においても微細セル化が進んでいる。このため、増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置は、0.25μmテクノロジ以下の微細パターンを採用し、その結果としてSTIを採用するようになっている。
このSTIを採用した増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置は、一般に、LOCOSを採用した増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置よりも高感度である。この高感度である理由は、STIを採用した増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置の開口率が、一般に、LOCOSを採用した増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置の開口率より高いからである。この開口率が高いのは、STIは、LOCOSよりも素子分離のために要する画素中の表面積が小さいからである。ここで、開口率とは、単位画素面積に対するフォトダイオードの開口面積の割合をいう。
また、増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置は、一般に、CCDイメージセンサを用いた固体撮像装置と比べて開発期間が短く、低コストで製造できる。これは、増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置は、CMOSロジックプロセスにフォトダイオードを形成するプロセスを追加することにより製造することができるからである。一方、CCDイメージセンサを用いた固体撮像装置は、CCD構造等を含むのでCMOSロジックプロセスでは形成できない。加えて、増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置は、CCDを駆動するために高電圧を必要とするCCDイメージセンサを用いた固体撮像装置よりも低消費電力である。
従来の増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置の回路構成を、図5に示す。
この従来の固体撮像装置は、画素領域7と画素領域7の周辺回路領域に配置される垂直選択手段9、負荷トランジスタ群10、行信号蓄積手段11、及び水平選択手段12とを含んでいる。画素領域7には、複数の画素6が2次元状に配列されている。行信号蓄積手段11は、スイッチトランジスタを含んでいる。水平選択手段12は、列選択信号を供給する。
画素6は、フォトダイオード1、フォトダイオード1からの信号を転送する転送トランジスタ2、信号電荷をリセットするリセットトランジスタ3、転送された信号電荷を増幅する増幅トランジスタ4、及び信号を読み出すラインを選択する垂直選択トランジスタ5を含んでいる。そして、この画素6が、画素領域7を構成する単位セルである。
フォトダイオード1の信号電荷出力部は、転送トランジスタ2のソースに接続される。転送トランジスタ2のドレインは、リセットトランジスタ3のソース及び増幅トランジスタ4のゲートに接続される。リセットトランジスタ3のドレインは、画素部電源及び増幅トランジスタ4のドレインに接続される。増幅トランジスタ4のソースは、垂直選択トランジスタ5のドレインに接続される。垂直選択手段9から水平方向に配線されている垂直選択トランジスタ制御線13は、各画素6における垂直選択トランジスタ5のゲートに結線されている。リセットトランジスタ制御線14は、各画素6におけるリセットトランジスタ3のゲートに接続されている。転送トランジスタ制御線15は、各画素6における転送トランジスタ2のゲートに接続されている。垂直信号線16は、各画素6における垂直選択トランジスタ5のソースに接続されている。垂直信号線16の一端は負荷トランジスタ群10に接続され、他端は、画素6の1行分の信号を取り込むスイッチトランジスタを含む行信号蓄積手段11に接続されている。
次に、この従来の固体撮像装置の動作を以下に説明する。選択したい行の垂直選択トランジスタ制御線13をハイレベルにすると、選択された行の垂直選択トランジスタ5のみがオン状態となる。そして、この行の増幅トランジスタ4と負荷トランジスタ群10とでソースフォロア回路が構成される。次に、この選択したい行の垂直選択トランジスタ制御線13がハイレベルの期間に、リセットトランジスタ制御線14をハイレベルにする。このことによって、増幅トランジスタ4のゲートが接続されている転送トランジスタ2のドレイン領域の電位がリセットされる。次に、リセットトランジスタ制御線14がローレベルであって垂直選択トランジスタ制御線13がハイレベルの状態で、転送トランジスタ制御線15をハイレベルにする。このことによって、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷が上記のドレイン領域に転送される。この時、このドレイン領域に接続されている増幅トランジスタ4のゲート電圧は、このドレイン領域の電圧と等しくなる。そして、このゲート電圧とほぼ同等の電圧が、垂直信号線16に現れる。このことによって、この電圧の変化である信号が、行信号蓄積手段11に転送される。次に、水平選択手段12から順次発生される列選択信号によって、行信号蓄積手段11に転送された信号が、画素6の1行分の出力信号として行信号蓄積手段11から出力される。
以上のような従来の固体撮像装置を構成するCMOSイメージセンサの製造方法の一例として、特許文献1には、微細なCMOSイメージセンサの製造方法が開示されている。図6は、この特許文献1に開示されているMOS型固体撮像装置の断面図を示す。図6について以下に説明をする。
A領域は画素部を示しB領域は周辺回路部を示している。P型のシリコン基板30上に、ゲート絶縁膜(シリコン酸化膜)32を介して、ゲート電極33a、33b、及び33cが形成されている。そして、P型のシリコン基板30にSTI31が形成されている。ここで、A領域に在るゲート電極33aは、転送ゲート電極であり、A領域に在るゲート電極33bは、リセット又は選択又は増幅ゲート電極である。
A領域に在るシリコン基板30の表面には、N型ドレイン領域34aとフォトダイオードのN型信号蓄積領域35とが形成されている。B領域では、シリコン基板30内にNウェル36とPウェル37とが形成されている。そして、このNウェル36内にはP型LDD(Lightly Doped Drain )領域34bが、形成されている。また、Pウェル37内にはN型LDD領域34cが、形成されている。
このようなMOS型固体撮像装置において、フォトダイオードの信号蓄積領域35に蓄積された信号電荷は、ゲート電極33aに正電圧を加えることによってN型ドレイン領域34aに読み出される。その結果、ドレイン領域34aの電位が変調される。ドレイン領域34aは増幅トランジスタのゲート電極33bと電気的に接続されており、増幅された電気信号が信号線に出力される。
次に、0.25μmテクノロジー以下の微細パターンで固体撮像装置を製造する従来の方法について、製造工程を示す図7A〜Hの断面図を参照して説明する。
まず、図7Aに示すように、シリコン基板20の上に保護酸化膜21を堆積した後に、保護酸化膜21の上にシリコン窒化膜22を堆積する。次に、光リソグラフィを用いてシリコン窒化膜22の上にフォトレジストをパターニングする。次に、ドライエッチングを用いてSTIが形成される領域であるシリコントレンチ23を形成する。次に、図7Bに示すように、ウエットエッチング(例えば、BHF:水(H2O )=20:1,100秒)を用いて保護酸化膜21をシリコントレンチ23の側壁方向からエッチングする(図8)。次に、STI側壁酸化を行うことによって、STI側壁表面に例えば15nm、STI底部表面に例えば30nmの熱酸化膜24を成長させる。次に、光リソグラフィとイオン注入を用いて、STI側壁にボロン注入(例えば、30KeV、8E12/cm2×4ステップ )を実施する。このSTI側壁酸化及び側壁注入を実施することによって、電荷蓄積時におけるフォトダイオードの空乏層が、シリコン基板20と保護酸化膜21との間に在るダングリングボンドによる界面準位まで広がらないようにする。このことによって、この界面準位を、電気的に不活性にする。次に、図7Cに示すように、STIの埋め込み酸化膜であるNSG25を、HDP(High Density Plasma)CVDを用いてシリコントレンチ23に堆積する。このとき、NSG25は、シリコントレンチ23からはみ出してシリコン窒化膜22の上にも堆積することとなる。ここで、NSG25を堆積する前に、HDPCVDによるSTI側壁へのプラズマダメージを軽減するために、STI側壁にさらにTEOS(tetra ethyl ortho silicate)をCVDを用いて成長させてもよい(例えば20μm)。また、NSG25の堆積後はアニールを施す(例えば窒素雰囲気中、900℃、30分)ことでNSG25の膜質を良好なものにすることもできる。次に、図7Dに示すように、シリコントレンチ23からはみ出してシリコン窒化膜22の上に堆積したNSG25にドライエッチングを行う。これは、CMOSロジックプロセスで一般的に用いられる反転マスク28によるエッチングである。その後、図7Eに示すように、CMP(Chemical Mechanical Polish )によって、シリコン窒化膜22の上に堆積したNSG25を除去し、同時にシリコントレンチ23に堆積したNSG25の上面を平坦化する。その後、図7Fに示すように、必要であればさらに、シリコントレンチ23に堆積したNSG25を一律にウエットエッチングする。
次に、燐酸ボイルによるシリコン窒化膜22の除去(図7G)を行い、その後に保護酸化膜21を除去するウエットエッチング(例えば、BHF:水(H2O )=20:1,20秒)を行った後にゲート絶縁膜27を形成する(図7H)。
特開2001−345439号公報
従来の半導体装置、特に固体撮像装置には、次のような問題があった。
(1)0.25μmテクノロジー以下で製造される微細な半導体装置は、STIを採用している。そして、この微細な半導体装置においては、STI段差が高い場合があるという問題があった。特に、0.25μmテクノロジー以下で製造され、STIを採用したMOSイメージセンサを用いた固体撮像装置(以下、MOS型固体撮像装置という)においては、後に説明する理由でSTI段差が高くなる。ここで、STI段差とは、各トランジスタのゲート電極パターンを形成するためのポリシリコン膜を形成する前の段階で、シリコン基板の表面に形成されるゲート絶縁膜27の表面からSTIの上部表面までの距離(高さ)をいう(図7H)。
以下に、MOS型固体撮像装置においてSTI段差が高くなる理由を示す。なお、以下に参照する各図面において、B領域は固体撮像装置の周辺回路部を示し、A領域は画素部を示す。
MOS型固体撮像装置のA領域には、フォトダイオードが繰り返し配置されている。このため、A領域が、チップの表面積の大部分を占めている。
また、背景技術で図7C、D、及びEを用いて説明した通り、CMOSロジックプロセスでは、一般的に、NSG25を堆積した後に反転マスク28を用いて酸化膜(NSG25)をエッチングする。なお、このエッチングには、一般的に光リソグラフィとドライエッチングを用いる。ここで、デザインルールで定める最小寸法よりも微細なパターン形成はできないため、上記の反転マスクのパターンが最小寸法よりも微細である場合には、このパターンを形成できない。
ここで、A領域に在るシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25は、B領域に在るシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の大部分と比べて微細である(図7C)。これは、A領域にはフォトダイオードが繰り返し配置されているので、A領域にシリコントレンチ23が形成される間隔は、一般に、B領域にシリコントレンチ23が形成される間隔と比べて狭いからである。特に、微細セル化が進んでSTI相互の間隔が微細になるほどA領域のシリコン酸化膜22の上に堆積しているNSG25は、さらに微細化する。従って、図7Dに示すように、A領域においては、反転マスク28によるパターン形成が、このパターンが上記の最小寸法より微細であるためにできないこととなる。この結果として、A領域に在る上記シリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25は、この反転マスク28を用いたエッチングによって除去できず全体が残る。このため、A領域に在るシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の単位面積あたりの体積をこのエッチングによって低減できないこととなる。従って、A領域のシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の単位面積あたりの体積は、B領域のシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の単位面積あたりの体積よりかなり大きいこととなる。
また、微細セル化が進むとSTIに要する面積とフォトダイオードに要する面積との較差が広がる。これは、単位画素面積あたりにフォトダイオードが蓄積する電荷を多くするために、各画素内においてフォトダイオードの周辺に存在するトランジスタを、フォトダイオードよりも優先して微細化するからである。このことによって、A領域において、STIの面積に対してフォトダイオードの面積比率が高くなる。従って、微細セル化が進むとA領域のシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の単位面積あたりの体積は、増える。この結果として、A領域のシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の単位面積あたりの体積は、B領域のシリコン酸化膜22上に堆積しているNSG25の単位面積あたりの体積より更に大きくなる。
ここで、一般に、CMPによってNSG25が研磨される高さ方向の速度は、NSG25の単位面積あたりの体積が大きいほど小さくなる。
以上の理由で、微細セル化が進むほど、A領域とB領域とに在るNSG25をCMPによって平坦化した場合、A領域に在るNSG25が研磨される高さ方向の速度は、B領域に在るNSG25が研磨される高さ方向の速度より小さくなる。この結果として、B領域とA領域とのSTI段差の差は大きくなり、また、A領域のSTI段差は高くなる(図7H)。なお、A領域のSTI段差を低くするためにCMPを更に行うと、B領域に在るSTI段差が低くなりすぎるので、B領域のSTI機能が確保できない。従って、CMPを更に行うことはできないのでA領域のSTI段差は高いままとなる。
(2)半導体装置においてSTI段差が高い場合には、後述する理由によってSTI側壁にポリシリコン残渣(以下、PS残渣という)が発生することがある(図4B)。そして、このPS残渣が発生しているSTIの上をまたいでそれぞれ形成された互いに隣接するゲート電極パターン同士が、このPS残渣を介してブリッジ(電気的に接続)する場合がある。結果として、この半導体装置の誤作動を招くこととなっていた。
MOS型固体撮像装置は、上記で説明した0.25μmテクノロジ以下の微細な半導体装置と同様のプロセスで製造される。このため、STI段差が高い場合は、同様に、STI側壁にPS残渣が発生し、STIに対して隣接するゲートをブリッジする。結果として、固体撮像装置の特性の一つである、画像欠陥(特に白点、白線、黒点及び黒線に代表される)が発生していた。
ここで、STI側壁のPS残渣は、各トランジスタのゲート電極パターンを形成するためにポリシリコン膜を異方性エッチングしたときに、STI側壁のエグレ部分に存在するポリシリコンが除去しきれず残ってしまうために発生するものである(図4B)。このエグレ部分は、ゲート絶縁膜27を形成する前に保護酸化膜21を除去するために行うエッチングによって発生する。これは、このエグレ部分に在ったNSG25の密度が他の部分に在ったNSG25の密度と比べて低いために、このエグレ部分に在ったNSG25が他の部分に在ったNSG25より多く削られるからである。このエグレ部分に在ったNSG25の密度が低いのは、HDPCVDによってNSG25を堆積させるとき(図7C)に、後述する削られて出来た空間に反応ガスが逃げたためである。この削られて出来た空間とは、シリコン基板20の上面とシリコントレンチ23の側壁面とが交わる部分であるコーナ(図4B)を丸める目的でNSG25堆積前にウエットエッチングしたとき(図7B)に、シリコン基板20上の保護酸化膜21が削られて出来た空間である(図8)。なお、このシリコン基板20のコーナを丸めるのは、このコーナがゲート電極パターン等に抱え込まれて固定されることによって、有害な応力が発生することを防ぐためである。
(3)また、STI段差が高い場合には、STI上に形成されるゲート電極パターンがSTI段差部分を抱え込んで固定する状態となり易い。このため、半導体基板にかかるストレス(熱応力及び残留応力等)が増大して、結晶欠陥が発生する場合がある。この結果として、この半導体装置の誤作動を招くこととなっていた。
MOS型固体撮像装置においては、同様に誤作動を招き、この結果として、固体撮像装置の特性の一つである、画像欠陥(特に白点、白線、黒点及び黒線に代表される)が発生していた。
(4)上記(1)で説明した通り、微細な半導体装置、特にMOS型固体撮像装置においては、STI段差が非常に大きい。
このSTI段差を小さくするために、MOS型固体撮像装置の製造方法において、CMPでの研磨量を増やし、かつ、その後のウエットエッチングによって、STI段差がB領域よりも高いA領域の段差を低くした場合には、最終的にはB領域のSTI上面の高さがシリコン基板20の上面よりも低くなる。このため、シリコン基板20の上面とシリコントレンチ23の側壁面とが交わる部分であるコーナ(図4B)が露出する。そして、このコーナ上に形成されるゲート絶縁膜27の膜厚が比較的薄く形成される。このことによって、ゲート絶縁膜27の質の劣化が問題となって、最終的にはMOS型固体撮像装置の画像欠陥が発生することとなっていた。そして、同様の理由で、半導体装置全般においても誤作動が発生していた。
それ故に、本発明の目的は、STI段差を低くし、かつ、STI段差の差をなくすことによって、微細な半導体装置の誤作動の発生を抑制、特に、微細な構造のMOS型固体撮像装置における画像欠陥の発生を十分に抑制可能な製造方法を提供することである。
本発明は、STI構造の素子分離を用いる半導体装置の製造方法に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の製造方法は、シリコン窒化膜が堆積された後にシリコントレンチが形成された半導体基板上に、STI埋め込み酸化膜を堆積するステップと、堆積してシリコントレンチからはみ出したSTI埋め込み酸化膜を、CMPによって除去するステップと、CMPによって除去されてできた表面の内、最も高い部分を除いた部分をレジストで被うステップと、STI埋め込み酸化膜の上面がほぼ同じ高さになるように、レジスト及びシリコン窒化膜をハードマスクとして用いてエッチングを行うステップとを備える。
また、好ましくは、シリコントレンチからはみ出したSTI埋め込み酸化膜の一部を、反転マスクを用いたエッチングによって除去するステップをさらに備えてもよい。
また、好ましくは、STI埋め込み酸化膜の上面と半導体基板の上面との高低差を40nm以下にするとよい。
また、好ましくは、CMPによって除去して平坦化するステップにおいて、CMPの研磨量を、堆積してシリコントレンチからはみ出したSTI埋め込み酸化膜を完全に除去できる最小の値にするとよい。
本発明は、STI構造の素子分離を用いる半導体装置の製造方法を用いて製作された半導体装置にも向けられている。そして、本発明の半導体装置は、入射光を光電変換し電荷として蓄積するフォトダイオードと、電荷を信号として読み出すMOSトランジスタと、信号を増幅するMOSトランジスタとを少なくとも備える。
また、好ましくは、本発明の半導体装置においてSTI埋め込み酸化膜の上面と半導体基板上面との高低差を40nm以下にするとよい。
上記構成の製造方法によれば、隣接するゲート電極パターン間の微小なリークを抑制でき、また、半導体装置にかかる様々な応力の緩和及び半導体基板の結晶欠陥の発生を抑制できる。また、周辺回路部に在るSTI側壁近傍のゲート絶縁膜27の電解集中による膜の質の劣化を回避することができる。これらによって、微細な半導体装置の誤作動の抑制、特に、微細な構造のMOS型固体撮像装置における、画像欠陥の発生を十分に抑制し、素子の性能を向上させることが可能である。
本発明の実施形態における半導体装置の製造方法は、0.25μm以下の微細CMOSロジックテクノロジを用い、素子分離にSTIを用い、ゲート絶縁膜厚は10nm以下という条件で半導体装置を製造する場合に好適である。特に、この条件でMOS型固体撮像装置を製造する場合に好適であるので、以下で説明する第1の実施形態及び第2の実施形態ではこの条件でMOS型固体撮像装置を製造する方法について説明する。
なお、以下に参照する各図面において、B領域はMOS型固体撮像装置の周辺回路部を示し、A領域は画素部を示す。
(第1の実施形態)
第1の実施形態で説明するMOS型固体撮像装置の製造方法は、STIの製造方法において、CMPの後に、B領域全体をレジストで覆い、A領域全体はレジストで覆われないようにし、このレジスト及びA領域に在るシリコン窒化膜をハードマスクとして用いてSTI埋め込み酸化膜をウエットエッチングする点に特徴がある。第1の実施形態におけるMOS型固体撮像装置の製造方法について、図1A〜Jを参照して説明する。ここで、図1A〜Cに示す工程は、従来技術で説明した図7A〜Cに示す工程と同じなので説明を省略し、以下の説明は図1Dに示す工程から行う。
まず、図1Dに示すように、CMPによって、シリコン窒化膜22の上に堆積してシリコントレンチ23からはみ出したSTIの埋め込み酸化膜であるNSG25を除去し、同時にシリコントレンチ23に堆積したNSG25の上面を平坦化する。ここで、一般的に、B領域に形成されたシリコン窒化膜22の表面上に存在するNSG25の単位面積あたりの体積は、A領域に形成されたシリコン窒化膜22の表面上に存在するNSG25の単位面積あたりの体積より小さい。このため、この平坦化の後、B領域に在るシリコン窒化膜22の表面の高さは、A領域に在るシリコン窒化膜22の表面の高さより低くなっている。
また、このとき、このCMPによる平坦化を行う前に、従来技術で説明した、CMOSロジックプロセスで一般的に用いる活性領域の反転マスク28によるシリコン窒化膜22上に堆積したNSG25のエッチング(図7D)は行わない。このことによって、CMPで研磨するB領域に形成されたシリコン窒化膜22の表面上に存在するNSG25の単位面積あたりの体積が、この反転マスク28によるエッチングによって減少することを回避する。また、このCMPの研磨量を、A領域及びB領域に形成されたシリコン窒化膜22の表面上に存在するNSG25を完全に除去することができる最小の研磨量としてシリコン窒化膜22を研磨しすぎないようにする。これらのことによって、B領域のシリコントレンチ23内に在るNSG25が、A領域のシリコントレンチ23内に在るNSG25に対して高さ方向に多く研磨されるのを最小限に留めることができる。
以上のことから、CMPによって発生する、A領域とB領域との間におけるシリコントレンチ23内に在るNSG25の高さバラツキを低減させることができる。この結果として、A領域とB領域との間におけるSTI段差の差を低減できる。
このCMPによってNSG25は、A領域B領域共にCMPで平坦化した後のシリコン窒化膜22の残膜と同程度の高さにまで平坦化される。しかし、A領域のシリコントレンチ23内に在るNSG25の上面の方が、B領域のシリコントレンチ23内に在るNSG25の上面よりも若干高くなっている。
次に、図1Eに示すように、B領域全体をレジスト26で覆いA領域全体はレジスト26で覆われないようにパターニングを施す。その後、図1Fに示すように、このレジスト26とA領域のシリコン窒化膜22とをハードマスクとして、ウエットエッチング(例えば、BHF:水(H2O )=20:1)を施す。つまり、A領域に在る、シリコントレンチ23に埋め込まれたNSG25のみを縦方向(シリコン窒化膜22の表面に対して垂直方向)にエッチングする。このときのエッチング量は、B領域に在るシリコントレンチ23に埋め込まれたNSG25とA領域に在るシリコントレンチ23に埋め込まれたNSG25との表面高さがほぼ同一になるような値である。このことによって、上記したA領域とB領域との間におけるシリコントレンチ23内に在るNSG25の高さのバラツキをさらに低減させることができる。
次に、このレジスト26を除去した後(図1G)に、図1Hに示すように、必要であればさらにA領域及びB領域に一律にウエットエッチング(例えばBHF:水(H2O )=20:1)を行う。このことによって、A領域及びB領域全体のSTI段差を低減させることができる。なお、上記の一律に施すウエットエッチングの量は、シリコントレンチ23内に在るNSG25の上面とシリコン基板20(半導体基板)の上面との高低差を40nm以下とする量であることが望ましい。
次に、図1Iに示すように、従来技術と同様に、燐酸ボイルによってシリコン窒化膜22を除去する。その後、図1Jに示すように、従来技術と同様に、保護酸化膜21を除去するウエットエッチング(例えば、BHF:水(H2O )=20:1,20秒)を行った後にゲート絶縁膜27を形成する。
以上のことから、STI段差は、従来は、CMPでの研磨(図7E)の量及びA領域とB領域とに一律に施すウエットエッチング(図7F)の量のみに依存していたが、第1の実施形態のMOS型固体撮像装置の製造方法によれば、CMPでの研磨(図1D)の量、A領域とB領域とに一律に施すウエットエッチング(図1H)の量及びA領域にのみ施すウエットエッチング(図1F)の量の組み合わせで決めることができる。このため、第1の実施形態のMOS型固体撮像装置の製造方法によれば、従来方法に比べてA領域のSTI段差を低減させることができる。このことによって、図4Aに示す通りに、STI段差が高いことに起因して発生するSTI側壁のPS残渣を完全に消滅させることができる。この結果として、STIの上をまたいでそれぞれ形成された互いに隣接するゲート電極パターン同士が、PS残渣を介してブリッジ(電気的に接続)することを防止できる。また、第1の実施形態のMOS型固体撮像装置の製造方法によれば、STI段差を低くできるのでSTI上に形成されるゲート電極パターンがSTI段差部分を抱え込んで固定することを回避できる。このため、半導体基板にかかるストレス(熱応力及び残留応力等)の増大を抑制できる。この結果として、半導体基板の結晶欠陥の発生を抑制できる。さらに、第1の実施形態のMOS型固体撮像装置の製造方法によれば、A領域のSTI段差を最適化しても、B領域のSTI段差を低くしすぎることはない。従って、A領域のSTI段差を最適化したときにも、B領域に在るゲート絶縁膜27のシニング(薄膜化)は抑制される。
以上で説明した理由によって、第1の実施形態のMOS型固体撮像装置の製造方法によれば、0.25μm以下の微細CMOSロジックテクノロジを用いて製造したMOS型固体撮像装置において、白点、白線、黒点及び黒線等の撮像特性不良を解消することができる。
(第2の実施形態)
一般に、B領域に形成される回路構成の都合上、B領域内の各領域においてSTIは局所的に形成される。そして、B領域内においてSTIがあまりにも局所的に形成される場合には、後に説明する理由で、第1の実施形態で説明した製造方法ではB領域内の各領域相互間においてもSTI段差の差が発生してしまう場合がある。
そこで、第2の実施形態では、一般的に用いられる反転マスク28によるシリコン窒化膜22上に堆積したNSG25のエッチングを行った後に、CMPを行う。次に、B領域全体をレジスト26で覆い、A領域全体はレジスト26で覆われないようにする。その後、このレジスト及びA領域のシリコン窒化膜22をハードマスクにしてウエットエッチングを施す。つまり、第2の実施形態は、第1の実施形態に従来技術である反転マスクによる埋め込み酸化膜のエッチング工程(図7D)を加えたものである。
第2の実施形態におけるMOS型固体撮像装置の製造方法について、図2A〜Kを参照して説明する。ここで、図2A〜Cに示す工程は、従来技術で説明した図7A〜Cに示す工程と同じであるので説明を省略する。しかし、図2Dに示す工程は、従来技術で説明した図7Dに示す工程と同じではあるが以下の説明は図2Dに示す工程から行う。
まず、図2Dに示すように、CMOSロジックプロセスで一般的に用いる反転マスク28によってシリコントレンチ23からはみ出してシリコン窒化膜22上に堆積したNSG25(STI埋め込み酸化膜)のエッチングをする。その後、図2Eに示す通りに、第1の実施形態で説明した方法と同様に、CMPによって、NSG25を除去して平坦化する。
ここで、上記で説明したとおり、一般に、B領域に形成される回路構成の都合上、B領域内の各領域においてSTIは局所的に形成される。従って、CMOSロジックプロセスで一般的に用いる反転マスク28によるシリコン窒化膜22上に堆積したNSG25のエッチングをする工程(図2D)を行わない場合、シリコン窒化膜22の表面上に存在するNSG25の単位面積あたりの体積が、B領域内の各領域相互の間において大きく異なることとなる。このことによって、CMPを施すと、B領域内において、この単位面積あたりの体積が大きい領域はこの体積が小さい領域と比べてNSG25が研磨される高さが小さくなる。図3Aは、この反転マスクによるエッチングを行わない場合のCMP後のB領域である図2Eのa部分を示す。図3Bは、この反転マスクによるエッチングを行う場合のCMP後のB領域である図2Eのa部分を示す。図3A及び図3Bが示すとおり、この反転マスクによるエッチングを行う場合の方が、この反転マスクによるエッチングを行わない場合よりもB領域の各領域間においてSTIの段差の差が軽減されることとなる。このことによって、B領域内においてSTIがあまりにも局所的に形成される場合であっても、B領域内の各領域相互間においてSTI段差の差が発生することを抑制できる。
次に、図2Fに示す通りに、B領域全体をレジスト26で覆いA領域全体はレジスト26で覆われないようにパターニングを施す。その後、図2Gに示す通りに、このレジスト26及びA領域のシリコン窒化膜22をハードマスクとして、ウエットエッチング(例えば、BHF:水(H2O )=20:1)を施す。このときのエッチング量はB領域に在るシリコントレンチ23に埋め込まれたNSG25とA領域に在るシリコントレンチ23に埋め込まれたNSG25との表面高さがほぼ同一になるような値である。ここで、第2の実施形態では上記した反転マスク28によるエッチングを行うので、B領域の各領域間においてSTIの段差の差が軽減されている。このことによって、このレジスト26及びこのA領域のシリコン窒化膜22をハードマスクとしたウエットエッチングを施すと、上記した反転マスク28によるエッチングを行わない場合と比べてA領域とB領域とを合わせた全体の領域においてSTI段差の差をより一層抑制できる。
次に、このレジスト26を除去した後(図2H)に、図2Iに示すように、必要であればさらにA領域及びB領域に一律にウエットエッチング(例えばBHF:水(H2O )=20:1)を行う。このことによって、A領域及びB領域全体のSTI段差を低減させることができる。なお、上記の一律に施すウエットエッチングの量は、シリコントレンチ23内に在るNSG25の上面とシリコン基板20の上面との高低差を40nm以下とする量であることが望ましい。
次に、図2Jに示す通りに、従来技術と同様に、燐酸ボイルによってシリコン窒化膜22を除去する。その後、図2Kに示す通りに、従来技術と同様に、保護酸化膜21を除去するウエットエッチング工程(例えば、BHF:水(H2O )=20:1,20秒)を行った後にゲート絶縁膜27を形成する。
以上で説明した通り、第2の実施形態の製造方法によれば、B領域内においてSTIがあまりにも局所的に形成される場合であっても、B領域内の各領域相互間においてSTI段差の差が発生することを抑制できる。このことによって、A領域とB領域とを合わせた全体の領域においてSTI段差の差をより一層抑制できる。従って、図4Aに示す通りに、STI段差が高いことに起因してSTI側壁にPS残渣が発生することを、第1の実施形態の製造方法よりも回避することができる。この結果として、STIの上をまたいでそれぞれ形成された互いに隣接するゲート電極パターン同士が、PS残渣を介してブリッジ(電気的に接続)することを、第1の実施形態の製造方法よりも防止できる。また、このことによって、STI上に形成されるポリシリコンパターンがSTI段差部分を抱え込んで固定することを、第1の実施形態の製造方法よりも回避できる。このため、半導体基板にかかるストレス(熱応力及び残留応力等)の増大を、第1の実施形態の製造方法よりも抑制できる。この結果として、半導体基板の結晶欠陥の発生を、第1の実施形態の製造方法よりも抑制できる。さらに、第2の実施形態の製造方法によれば、A領域のSTI段差を最適化しても、B領域のSTI段差を低くしすぎることはない。このことによって、A領域のSTI段差を最適化しても、B領域に在るゲート絶縁膜27のシニング(薄膜化)は抑制される。
以上で説明した理由によって、第2の実施形態におけるMOS型固体撮像装置の製造方法によれば、0.25μm以下の微細なCMOSロジックテクノロジを用いて製造したMOS型固体撮像装置において、白点、白線、黒点及び黒線等の撮像特性不良を、第1の実施形態におけるMOS型固体撮像装置の製造方法よりもさらに解消することができる。
本発明は、半導体装置及びMOS型固体撮像装置の製造等に利用可能であり、特に、微細な構造の半導体装置の隣接するゲート電極パターンのブリッジを抑制でき、かつ、微細な構造のMOS型固体撮像装置における画像欠陥の発生を十分に抑制する場合等に有用である。
本発明の第1の実施形態におけるMOS型固体撮像装置の製造工程を示す断面図 図1Aに続く工程を示す断面図 図1Bに続く工程を示す断面図 図1Cに続く工程を示す断面図 図1Dに続く工程を示す断面図 図1Eに続く工程を示す断面図 図1Fに続く工程を示す断面図 図1Gに続く工程を示す断面図 図1Hに続く工程を示す断面図 図1Iに続く工程を示す断面図 本発明の第2の実施形態におけるMOS型固体撮像装置の製造工程を示す断面図 図2Aに続く工程を示す断面図 図2Bに続く工程を示す断面図 図2Cに続く工程を示す断面図 図2Dに続く工程を示す断面図 図2Eに続く工程を示す断面図 図2Fに続く工程を示す断面図 図2Gに続く工程を示す断面図 図2Hに続く工程を示す断面図 図2Iに続く工程を示す断面図 図2Jに続く工程を示す断面図 反転マスクによるエッチングを行わない場合のCMP後のB領域 反転マスクによるエッチングを行う場合のCMP後のB領域 STI段差が低い場合のSTIの断面図 STI段差が高い場合のSTIの断面図 増幅型MOSイメージセンサを用いた固体撮像装置の構成を示す概略回路図 従来例の固体撮像装置を示す断面図 従来のSTI形成方法によるMOS型固体撮像装置の製造工程を示す断面図 図7Aに続く工程を示す断面図 図7Bに続く工程を示す断面図 図7Cに続く工程を示す断面図 図7Dに続く工程を示す断面図 図7Eに続く工程を示す断面図 図7Fに続く工程を示す断面図 図7Gに続く工程を示す断面図 図7Bのc部の拡大図
符号の説明
1 フォトダイオード
2 転送トランジスタ
3 リセットトランジスタ
4 増幅トランジスタ
5 垂直選択トランジスタ
6 画素
7 画素領域
8 画素部電源への接続部
9 垂直選択手段
10 負荷トランジスタ群
11 行信号蓄積手段
12 水平選択手段
13 垂直選択トランジスタ制御線
14 リセットトランジスタ制御線
15 転送トランジスタ制御線
16 垂直信号線
20、30 シリコン基板
21 保護絶縁膜
22 シリコン窒化膜
23 シリコントレンチ
24 熱酸化膜
25 NSG膜
26 レジスト
27、32 ゲート絶縁膜
28 反転マスク
31 STI
33a、33b、33c ゲート電極
34a、34b、34c ドレイン領域
35 信号蓄積領域
36 Nウェル
37 Pウェル

Claims (6)

  1. STI構造の素子分離を用いる半導体装置の製造方法であって
    シリコン窒化膜が堆積された後にシリコントレンチが形成された半導体基板上に、STI埋め込み酸化膜を堆積するステップと、
    堆積して前記シリコントレンチからはみ出した前記STI埋め込み酸化膜を、CMPによって除去するステップと、
    前記CMPによって除去されてできた表面の内、最も高い部分を除いた部分をレジストで被うステップと、
    前記STI埋め込み酸化膜の上面がほぼ同じ高さになるように、前記レジスト及び前記シリコン窒化膜をハードマスクとして用いてエッチングを行うステップとを備えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  2. 前記シリコントレンチからはみ出した前記STI埋め込み酸化膜の一部を、反転マスクを用いたエッチングによって除去するステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記STI埋め込み酸化膜の上面と前記半導体基板の上面との高低差が40nm以下となることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記CMPによって除去するステップにおいて、前記CMPの研磨量を、堆積して前記シリコントレンチからはみ出した前記STI埋め込み酸化膜を完全に除去できる最小の値とすることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 入射光を光電変換し電荷として蓄積するフォトダイオードと、
    前記電荷を信号として読み出すMOSトランジスタと、
    前記信号を増幅するMOSトランジスタとを少なくとも備えることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法を用いて製造された半導体装置。
  6. 前記STI埋め込み酸化膜の上面と前記半導体基板上面との高低差が40nm以下であることを特徴とする、請求項5に記載の半導体装置。

JP2006022175A 2006-01-31 2006-01-31 固体撮像装置の製造方法 Withdrawn JP2007207828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006022175A JP2007207828A (ja) 2006-01-31 2006-01-31 固体撮像装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006022175A JP2007207828A (ja) 2006-01-31 2006-01-31 固体撮像装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007207828A true JP2007207828A (ja) 2007-08-16

Family

ID=38487052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006022175A Withdrawn JP2007207828A (ja) 2006-01-31 2006-01-31 固体撮像装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007207828A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272596A (ja) * 2008-04-09 2009-11-19 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
JP2010040636A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Sony Corp 固体撮像装置の製造方法
US8728852B2 (en) 2008-04-09 2014-05-20 Sony Corporation Solid-state imaging device, production method thereof, and electronic device
WO2015068589A1 (ja) * 2013-11-06 2015-05-14 ソニー株式会社 半導体装置、固体撮像素子、および電子機器
JP2015185609A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 キヤノン株式会社 半導体装置の製造方法
KR101569532B1 (ko) 2008-08-01 2015-11-16 소니 주식회사 고체 촬상 장치, 그 제조 방법 및 촬상 장치
JP2016001709A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 キヤノン株式会社 固体撮像装置の製造方法
JP2016058599A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置の製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8728852B2 (en) 2008-04-09 2014-05-20 Sony Corporation Solid-state imaging device, production method thereof, and electronic device
JP2009272596A (ja) * 2008-04-09 2009-11-19 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
KR101569532B1 (ko) 2008-08-01 2015-11-16 소니 주식회사 고체 촬상 장치, 그 제조 방법 및 촬상 장치
JP2010040636A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Sony Corp 固体撮像装置の製造方法
JPWO2015068589A1 (ja) * 2013-11-06 2017-03-09 ソニー株式会社 半導体装置、固体撮像素子、および電子機器
CN105531822A (zh) * 2013-11-06 2016-04-27 索尼公司 半导体装置、固态成像元件和电子设备
WO2015068589A1 (ja) * 2013-11-06 2015-05-14 ソニー株式会社 半導体装置、固体撮像素子、および電子機器
JP2018201054A (ja) * 2013-11-06 2018-12-20 ソニー株式会社 半導体装置、固体撮像素子、および電子機器
US10529764B2 (en) 2013-11-06 2020-01-07 Sony Corporation Semiconductor device, solid state imaging element, and electronic apparatus
JP2015185609A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 キヤノン株式会社 半導体装置の製造方法
US9711563B2 (en) 2014-03-20 2017-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing semiconductor device having an insulating film in trenches of a semiconductor substrate
JP2016001709A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 キヤノン株式会社 固体撮像装置の製造方法
JP2016058599A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070087518A1 (en) Semiconductor device and method for producing the same
US9318523B2 (en) Solid-state imaging device
JP4340248B2 (ja) 半導体撮像装置を製造する方法
KR101193366B1 (ko) 고체 촬상 소자 및 그 제조 방법
JP6179865B2 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2007207828A (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP4075797B2 (ja) 固体撮像素子
US7378695B2 (en) Solid-state image pickup device and manufacturing method thereof
JP2009272596A (ja) 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
WO2005069377A1 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
US11705475B2 (en) Method of forming shallow trench isolation (STI) structure for suppressing dark current
US7411173B2 (en) Image sensor and method of manufacturing the same
KR100640980B1 (ko) 씨모스 이미지 센서의 제조방법
JP2009088447A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JP2007329336A (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
US8071417B2 (en) Image sensor and fabrication method thereof
US9029182B2 (en) Method of manufacturing solid-state image sensor
JP5240146B2 (ja) 固体撮像素子
KR100855960B1 (ko) 기판 스트레스를 억제할 수 있는 cmos 이미지 소자 및그 제조방법
JP4115446B2 (ja) Cmosイメージセンサの製造方法
JP2010267827A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法および電子機器
JP2005251947A (ja) 固体撮像装置とその製造方法および固体撮像装置を用いたカメラ
JP2005251945A (ja) 固体撮像装置とその製造方法および固体撮像装置を用いたカメラ
JP2017079272A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の製造方法
JP2011119389A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080623

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090311