JP2007206397A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2007206397A
JP2007206397A JP2006025354A JP2006025354A JP2007206397A JP 2007206397 A JP2007206397 A JP 2007206397A JP 2006025354 A JP2006025354 A JP 2006025354A JP 2006025354 A JP2006025354 A JP 2006025354A JP 2007206397 A JP2007206397 A JP 2007206397A
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Kazuhoshi Yokoyama
壱星 横山
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Abstract

【課題】複数の画像を例えば異なる複数のスクリーンに高い自由度で個別に投射すること
ができるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】第1光変調部50及び第1投射光学系81によって、第1の像光IL1をス
クリーンSC上に投射することができ、第2光変調部70及び第2投射光学系82によっ
て、第2の像光IL2をスクリーンSC上に投射することができる。ここで、主制御装置
100の制御下で、別系統の第1及び第2光変調部50,70を時分割で切り替えて動作
させるので、第1光変調部50からの第1の像光IL1と、第2光変調部70からの第2
の像光IL2とをそれぞれ独立してスクリーンSC上に一括して投射することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各画素に対応させて設けたマイクロミラーの傾斜角を調整することによって
調光を行うタイプの光変調装置を用いて画像を投射するプロジェクタに関する。
従来のプロジェクタとして、SCRホイールから時系列的に射出される各色の照明光を
デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)に入射させ、このDMDによって正面に
反射された像光を投射レンズでスクリーン上に結像させるものが存在する(特許文献1参
照)。
また、別のプロジェクタとして、光源からの照明光を特殊な形状のプリズムで2分割し
て2つのDMDにともに入射させ、各DMDからの像光を上記プリズムで合成しつつ単一
の投射レンズによってスクリーン上に結像させるものが存在する(特許文献2参照)。
特開2003−233122号公報 特開2001−13454号公報
しかし、前者のプロジェクタでは、単一のDMDによって投射像が1つ形成されるだけ
であるので、分離して配置された複数のスクリーンに個別の画像を一括して投射すること
が容易でない。
また、後者のプロジェクタでは、投射レンズが1つであり、2つの画像を並べて投射す
るのが基本であることから、離れて配置されたスクリーンに個別の画像を一括して投射す
ることが容易でない。
そこで、本発明は、複数の画像を例えば異なる複数のスクリーンに高い自由度で個別に
投射することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、(a)照明光を射出する照明
装置と、(b)照明装置からの照明光を入射させる画像形成領域を有するとともに、当該
画像形成領域において画素ごとに設けたマイクロミラーの傾斜角度を画像情報に基づいて
第1の状態と第2の状態とに切り替えることによって、照明光を変調する第1光変調装置
と、(c)第1光変調装置の各マイクロミラーが前記第1の状態で反射した光を、第1の
像光として投射する第1投射光学系と、(d)第1光変調装置の各マイクロミラーが前記
第2の状態で反射した光を反射する反射手段と、(e)反射手段によって反射された反射
光を入射させる画像形成領域を有するとともに、当該画像形成領域において画素ごとに設
けたマイクロミラーの傾斜角度を画像情報に基づいて第3の状態と第4の状態とに切り替
えることによって、反射光を変調する第2光変調装置と、(f)第2光変調装置の各マイ
クロミラーが前記第3の状態で反射した光を、第2の像光として投射する第2投射光学系
と、(g)第1光変調装置での照明光の変調と第2光変調装置での照明光の変調とが同時
に行なわれないように、第1光変調装置と第2光変調装置とを切り替えて動作させる駆動
制御手段とを備える。この際、駆動制御手段は、第2光変調装置が照明光を変調する変調
時において、第2光変調装置の照明のため、第1光変調装置のマイクロミラーの全てを第
2の状態にさせている。
上記プロジェクタでは、第1投射光学系によって、第1光変調装置からの変調光を第1
の像光として投射することができ、第2投射光学系によって、第1光変調装置からの非変
調光であって反射手段を経た第2光変調装置からの変調光を第2の像光として投射するこ
とができる。ここで、駆動制御手段が第1光変調装置の変調時と第2光変調装置の変調時
とを時分割で切り替えて動作させるので、第1光変調装置によって変調された第1の像光
と、第2光変調装置によって変調された第2の像光とをそれぞれ独立してスクリーン上に
投射することができる。この際、第1光変調装置及び第1投射光学系と、第2光変調装置
及び第2投射光学系とを別系統で設けているので、離れて配置された一対のスクリーンに
個別の画像を一括して投射することができる。
本発明の別の態様では、駆動制御手段が、第1光変調装置が照明光を変調する変調時に
おいて、前記第2光変調装置の前記マイクロミラーの全てを前記第4の状態にさせること
ができる。
本発明のさらに別の態様では、前記第1光変調装置の中心軸は、前記マイクロミラーが
全て前記第1の状態であった場合に前記第1光変調装置によって反射された光束の中心軸
と一致し、前記第2光変調装置の中心軸は、前記マイクロミラーが全て前記第3の状態で
あった場合に前記第2光変調装置によって反射された光束の中心軸と一致し、第1及び第
2投射光学系の少なくとも一方が、第1及び第2光変調装置の中心軸に対して光軸をずら
して配置される。この場合、第1光変調装置及び第1投射光学系による第1の像光と、第
2光変調装置及び第2投射光学系による第2の像光とを簡易にアライメントして投射する
ことができる。
本発明のさらに別の態様では、反射手段が、第1光変調装置の画像形成領域を、第2光
変調装置の画像形成領域に投影する結像系を含む。この場合、第1投射光学系から射出さ
れた非変調光を第2光変調装置の照明光として少ないロスで利用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るプロジェクタ10の光学系を示す模式図である。こ
のプロジェクタ10は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形
成し、この光学像をスクリーン上に拡大投射するための光学機器であり、光源ランプユニ
ット20、均一照明光学系30、第1光変調部50、リレー光学系60、第2光変調部7
0、第1及び第2投射光学系81,82、及びアブソーバ90を備えて構成される。なお
、以上のプロジェクタ10において、光源ランプユニット20及び均一照明光学系30は
、第1及び第2光変調部50,70を照明するための照明装置となっている。また、第1
光変調部50は、均一照明光学系30から直接入射する照明光を変調する第1光変調装置
であり、第2光変調部70は、リレー光学系60からの反射光を変調する第2光変調装置
である。
光源ランプユニット20は、ランプ本体21から周囲に放射された光束を集めて射出し
、均一照明光学系30を介して第1光変調部50を照明するためのものであり、発光管で
あるランプ本体21と、楕円リフレクタである主反射鏡22と、球面状リフレクタである
副反射鏡23とを備えている。ランプ本体21から放射された光束は、主反射鏡22を介
して或いは副反射鏡23及び主反射鏡22を介して、装置前方側に収束される収束光とし
て反射・射出され、均一照明光学系30に入射する。
均一照明光学系30は、光源ランプユニット20から射出された光束を複数の部分光束
に分割して重畳させるとともに、分割・重畳後の光束を時系列で赤色(R)光、緑色(G
)光、及び青色(B)光に分離し、これらを対象とする照明領域に順次入射させる役割を
有する。このため、均一照明光学系30は、ロッドインテグレータ33、カラーホイール
37、及び結像レンズ38を備える。
ロッドインテグレータ33は、システム光軸OAに沿って延びる四角柱状の透明部材か
らなる光学系であり、システム光軸OAに垂直な矩形断面を有し、入射端33aに反射ミ
ラー35を設けた構造となっている。カラーホイール37は、図示を省略するモータによ
って回転可能になっており、ロッドインテグレータ33の射出端33bに形成された射出
ポートPOに対向配置されるフィルタ面37aには、R、G、及びBの3色の線状フィル
タがスパイラル状に形成されている。結像レンズ38は、ロッドインテグレータ33の射
出ポートOPの像を、光路折曲ミラー39を介して第1光変調部50のDMD素子部51
に設けた画像形成領域51a(画像情報が形成される被照明領域)に投影する。
光源ランプユニット20から射出される光源光は、反射ミラー35の中央に設けた光入
射孔37aを介してロッドインテグレータ33内部に導入される。ロッドインテグレータ
33を通過して射出ポートOPから射出された照明光は、カラーホイール37に入射する
。カラーホイール37のフィルタ面37aは、ロッドインテグレータ33から射出された
照明光をRGBの3色に時系列的に色分離して射出する。この際、フィルタ面37aに入
射する透過光以外の色光は、フィルタ面37aで反射されてロッドインテグレータ33内
部に戻される。ロッドインテグレータ33に戻された光は、ロッドインテグレータ33中
で反射されながら他端に達して反射ミラー35で反射されてロッドインテグレータ33中
を逆行し、再利用光としてフィルタ面37aを再度照明する。カラーホイール37の後段
に設けた結像レンズ38及び光路折曲ミラー39は、ロッドインテグレータ33から射出
されカラーホイール37を経た透過光を、照明光として第1光変調部50のDMD素子部
51上に入射させ、画像形成領域51aの均一な照明を達成する。
図2は、第1光変調部50の具体的な構造を説明する拡大図である。第1光変調部50
は、DMD素子部51として、基板53上に、駆動回路部54、駆動機構部55、及びマ
イクロミラー56を備える。第1光変調部50は、駆動回路部54上に画素数分の駆動機
構部55及びマイクロミラー56を備えている。DMD素子部51の正面方向に延びる中
心軸は、第1投射光学系81(図1参照)の方向に延びるデバイス軸DA1となっている
。このDMD素子部51において、デバイス軸DA1に対して適当な入射角となっている
入射光軸OAIを中心として入射した照明光は、変調時において、オン状態のマイクロミ
ラー56(実線で示す第1の状態)で反射されて正面方向(デバイス軸DA1方向)に射
出され、オフ状態のマイクロミラー56(点線で示す第2の状態)で反射されて射出光軸
OAO方向に射出される。このような第1光変調部50の変調時における、第1光変調部
50の各マイクロミラー56の第1の状態と第2の状態とは、第1光変調部50に与えら
れた画像情報に基づいて適宜切り替えられる。一方、第1光変調部50の非変調時におい
て、第1光変調部50の全てのマイクロミラー56(点線)が第2の状態となり、上述の
入射光軸OAIを中心として入射した照明光は、オフ状態の第1変調部50の全てのマイ
クロミラー56(点線)で反射されて射出光軸OAOを中心とした光として射出される。
なお、オン状態のマイクロミラー56は、+12°の傾斜状態で画像形成領域51aの面
に対して24°傾いた状態となっており、オフ状態のマイクロミラー56は、−12°の
傾斜状態で画像形成領域51aの面に対して0°傾いた状態となっている
図1に戻って、第1光変調部50から正面方向(デバイス軸DA1方向)に射出される
像光は、第1投射光学系81によってプロジェクタ10の前方に配置されたスクリーン(
不図示)にカラー画像として投射される。ここで、第1投射光学系81の光軸LA1は、
第1光変調部50の正面方向であるデバイス軸DA1に対して平行に保たれた状態で所定
間隔だけシフトした状態となっている。これにより、第1投射光学系81によってスクリ
ーン上に投影される画像形成領域51aの像の位置を、少ない歪でAB方向にシフトさせ
ることができる。
リレー光学系60は、例えば凹面ミラーを含んで構成され、第1光変調部50の第2の
状態のマイクロミラー56によって反射された光束を受けて、第2光変調部70にむけて
反射させる反射手段として機能する。このリレー光学系60は、第1光変調部50の画像
形成領域51aの像を、第2光変調部70の画像形成領域71aに等倍で投影する結像系
である。なお、リレー光学系60は、単一の凹面ミラーで構成される必要はなく、ミラー
やレンズを組み合わせることにより、画像形成領域71aの投影に際しての収差を低減す
ることができる。以上のリレー光学系60により、第1光変調部50の非変調時において
、この第1光変調部50からの非変調光を照明光として第2光変調部70のDMD素子部
71上に入射させることができ、画像形成領域71aの均一な照明が達成される。
第2光変調部70は、第1光変調部50と同様の構造を有しており、第1光変調部50
と同様に入射した照明光、すなわちリレー光学系60からの反射光に対して光変調を行う
。第2光変調部70の変調時において、リレー光学系60からの反射光は、オン状態のマ
イクロミラー(第3の状態)で反射されてデバイス軸DA2方向に反射され、オフ状態の
マイクロミラー(第4の状態)で反射されて、アブソーバ90にむかって射出される。こ
のような第2変調部70の変調時における、第2光変調部70の各マイクロミラーの第3
の状態と第4の状態とは、第2光変調部70に与えられた画像情報に基づいて適宜切り替
えられる。一方、第2光変調部70の非変調時において、第2光変調部70の全てのマイ
クロミラーは第4の状態となり、リレー光学系60からの反射光は、第2光変調部70の
全てのマイクロミラーで反射されてアブソーバ90に向かって反射される。第2光変調部
70から正面方向(デバイス軸DA2方向)に射出される像光は、第2投射光学系82に
よってプロジェクタ10の前方に配置されたスクリーン(不図示)にカラー画像として投
射される。ここで、第2投射光学系82の光軸LA2は、第2光変調部70の正面方向で
あるデバイス軸DA2に対して平行に保たれた状態で所定間隔だけシフトした状態となっ
ている。これにより、第2投射光学系82によってスクリーン上に投影される画像形成領
域71aの像の位置を、少ない歪でAB方向にシフトさせることができる。
なお、アブソーバ90は、第1光変調部50や第2光変調部70の変調時において、第
2光変調部70の第4の状態のマイクロミラーによって反射された光を入射させるための
ものである。このようなアブソーバ90により、画像の投射に寄与しない不要光を吸収さ
せることができ、迷光の発生を防止することができる。
図3は、本実施形態のプロジェクタ10による画像の投射状態の一例を説明する図であ
る。図からも明らかなように、第1光変調部50によって形成された第1の像光IL1が
第1投射光学系81を介してスクリーンSC上に拡大投射され、第2光変調部70によっ
て形成された第2の像光IL2が第2投射光学系82を介してスクリーンSC上に拡大投
射される。第1及び第2投射光学系81,82の光軸LA1,LA2は、第1及び第2光
変調部50,70のデバイス軸DA1,DA2に対してそれぞれ横方向のシフト量が調整
されている。結果的に、両光変調部50,70からの像光IL1,IL2がスクリーンS
C上に投射され、スクリーンSC上に継ぎ目のない画像が投射される。つまり、スクリー
ンSC上の投射画像は、各DMD素子部51,71の解像度が1024×768ピクセル
であるとした場合、2048×768ピクセルの解像度を有する。なお、以上は投射方法
の一例を示すものであり、両光変調部50,70からの像光IL1,IL2は、スクリー
ンSC上に完全に重畳する状態となるように投射することができ、或いはスクリーンSC
上で離間した状態となるように投射することができる。
図4は、本実施形態のプロジェクタ10を動作させるための制御系の回路構成を概念的
に説明するブロック図である。プロジェクタ10は、制御系として、主制御装置100、
第1DMD駆動回路11、第2DMD駆動回路12、レンズ駆動部14、及びカラーホイ
ール駆動部15を備える。ここで、主制御装置100は、第1及び第2DMD駆動回路1
1,12の動作タイミングを調整しつつ時分割で切り替えて光変調を行わせる駆動制御手
段である。第1DMD駆動回路11は、第1光変調部50のDMD素子部51を構成する
各マイクロミラー56を駆動してその姿勢をオン・オフ適当なタイミングで切り替えて、
例えば外部から入力された画像情報に対応する光変調を行わせる。第2DMD駆動回路1
2も、第2光変調部70のDMD素子部71を構成する各マイクロミラー56を駆動して
その姿勢をオン・オフ適当なタイミングで切り替えて、例えば外部から入力された画像情
報に対応する光変調を行わせる。また、レンズ駆動部14は、主制御装置100の制御下
で、図3に示す第1及び第2投射光学系81,82の光軸LA1,LA2を互いに近接す
る方向や離間する方向に所望量だけシフトさせることができ、スクリーンSC上に投射さ
れる像光IL1,IL2の相対位置を調節することができる。さらに、カラーホイール駆
動部15は、第1及び第2DMD駆動回路11,12の動作タイミングに同期してカラー
ホイール37を回転させるべく、カラーホイール37に付随するモータに必要な駆動信号
を出力する。
図5は、均一照明光学系30のカラーホイール37と、第1光変調部50のDMD素子
部51と、第2光変調部70のDMD素子部71との動作タイミングを説明する図である
。図5(a)に示すように、カラーホイール37は、1フレームの間にRGBWの4色の
照明光を切り替えて均一照明光学系30から射出させる。また、図5(b)に示すように
、第1光変調部50のDMD素子部51は、カラーホイール37からの照明光がRGBW
の各色に順次切り替わる前半において動作し(DMD素子部51の変調時)、照明光が各
色に切り替わった後半において動作を停止してすべてのマイクロミラー56をオフ状態と
する(DMD素子部51の非変調時)。さらに、図5(c)に示すように、第2光変調部
70のDMD素子部71は、カラーホイール37からの照明光がRGBWの各色に順次切
り替わる前半において動作を停止し(DMD素子部71の非変調時)、照明光が各色に切
り替わった後半において動作する(DMD素子部71の変調時)。結果的に、第1光変調
部50と第2光変調部70とが交互に切り替わるように時系列的に動作して、スクリーン
SC上に2つの或いは重畳したカラー画像が同時に投射される。
以上説明した第1実施形態のプロジェクタ10によれば、第1光変調部50及び第1投
射光学系81によって、第1の像光IL1をスクリーンSC上に投射することができ、第
2光変調部70及び第2投射光学系82によって、第2の像光IL2をスクリーンSC上
に投射することができる。より具体的に説明すると、本プロジェクタ10では、主制御装
置100の制御下で、別系統の第1及び第2光変調部50,70を時分割で切り替えて動
作させるので、第1光変調部50からの第1の像光IL1と、第2光変調部70からの第
2の像光IL2とをそれぞれ独立してスクリーンSC上に一括して投射することができる
なお、この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能
である。
すなわち、上記実施形態では、プロジェクタ10に投射系として2組の光変調部50,
70及び投射光学系81,82を組み込んでいるが、3組以上の投射系を組み込むことも
できる。この場合、第3の光変調部や投射光学系を追加し、さらに、アブソーバ90に替
えて第2光変調部70からの非変調光を第3の光変調部に導くための追加のリレー光学系
60を設けることで、単一の光源ランプユニット20のみによって、第3の画像を他の画
像と同一或いは別のスクリーン上に投射することができる。
また、上記実施形態では、両光変調部50,70に設けた画像形成領域51a,71a
を共通する平面上に配置しているが、これら画像形成領域51a,71aは、その姿勢や
配置を変更することができ、互いに異なる面上に配置することができる。
また、上記実施形態では、カラーホイール37からの照明光がRGBWの各色に順次切
り替わる前半において第1光変調部50を動作させ(DMD端子部51の変調時)且つ第
2光変調部70の動作を停止させ(DMD端子部71の非変調時)、後半において、第1
光変調部50の動作を停止させ(DMD端子部51の非変調時)且つ第2光変調部70を
動作させ(DMD端子部71の変調時)ていたが、第1光変調部50の変調時間と第2光
変調部70の変調時間とを同等にする必要性はなく、適宜偏らせることも可能である。
また、上記実施形態では、カラーホイール37からの照明光がRGBWの各色に順次切
り替わる前半において第1光変調部50を動作させ(DMD端子部51の変調時)且つ第
2光変調部70の動作を停止させ(DMD端子部71の非変調時)、後半において、第1
光変調部50の動作を停止させ(DMD端子部51の非変調時)且つ第2光変調部70を
動作させ(DMD端子部71の変調時)ていたが、例えば投影画像をひとつのみ投影すれ
ばよい場合などは、第1光変調部50と第2光変調部70とのうちいずれか一方のみを変
調時として使用することも可能である。使用目的により、第1光変調部50の変調時と第
2光変調部70の変調時との切り替えタイミングを適宜設定することできる。
また、2組の光変調部50,70及び投射光学系81,82からの像光IL1,IL2
を横方向に並べてスクリーンSC上に投射する場合、複数画像を投影するタイプの立体視
システムに応用することができる。
また、光源ランプユニット20や均一照明光学系30も、上記実施形態に限らず、多様
なものを使用できる。例えば光源ランプユニット20においてLED等の光源を使用する
ことができ、均一照明光学系30をロッドインテグレータ33等を有しないものに置き換
えることができる。
また、プロジェクタとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面プロジェ
クタと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面プロジェクタとがある
が、図1に示すプロジェクタ10の構成は、いずれにも適用可能である。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。 第1光変調部の具体的な構造を説明する拡大図である。 本実施形態のプロジェクタによる画像投射状態の一例を説明する図である。 プロジェクタを動作させるための制御系を概念的に説明するブロック図である。 (a)〜(c)は、図1のプロジェクタの動作タイミングを説明する図である。
符号の説明
10…プロジェクタ、 11,12…DMD駆動回路、 14…レンズ駆動部、 15
…カラーホイール駆動部、 20…光源ランプユニット、 30…均一照明光学系、 3
3…ロッドインテグレータ、 35…反射ミラー、 37…カラーホイール、 38…結
像レンズ、 39…光路折曲ミラー、 50…第1光変調部、 51,71…DMD素子
部、 51a,71a…画像形成領域、 56…マイクロミラー、 60…リレー光学系
、 70…第2光変調部、 81…第1投射光学系、 82…第2投射光学系、 90…
アブソーバ、 100…主制御装置、 DA1,DA2…デバイス軸、 IL1,IL2
…像光、 LA1,LA2…光軸、 OA…システム光軸、 OAI…入射光軸、 OA
O…射出光軸、 SC…スクリーン

Claims (4)

  1. 照明光を射出する照明装置と、
    前記照明装置からの照明光を入射させる画像形成領域を有するとともに、当該画像形成
    領域において画素ごとに設けたマイクロミラーの傾斜角度を画像情報に基づいて第1の状
    態と第2の状態とに切り替えることによって、前記照明光を変調する第1光変調装置と、
    前記第1光変調装置の各マイクロミラーが前記第1の状態で反射した光を、第1の像光
    として投射する第1投射光学系と、
    前記第1光変調装置の各マイクロミラーが前記第2の状態で反射した光を反射する反射
    手段と、
    前記反射手段によって反射された反射光を入射させる画像形成領域を有するとともに、
    当該画像形成領域において画素ごとに設けたマイクロミラーの傾斜角度を画像情報に基づ
    いて第3の状態と第4の状態とに切り替えることによって、前記反射光を変調する第2光
    変調装置と、
    前記第2光変調装置の各マイクロミラーが前記第3の状態で反射した光を、第2の像光
    として投射する第2投射光学系と、
    前記第1光変調装置の変調時と第2光変調装置の変調時とを時分割で切り替えて動作さ
    せる駆動制御手段と、
    を備え、
    前記駆動制御手段は、前記第2光変調装置が前記照明光を変調する変調時において、前
    記第1光変調装置の前記マイクロミラーの全てを前記第2の状態にさせるプロジェクタ。
  2. 前記駆動制御手段は、前記第1光変調装置が前記照明光を変調する変調時において、前
    記第2光変調装置の前記マイクロミラーの全てを前記第4の状態にさせる請求項1記載の
    プロジェクタ。
  3. 前記第1光変調装置の中心軸は、前記マイクロミラーが全て前記第1の状態であった場
    合に前記第1光変調装置によって反射された光束の中心軸と一致し、
    前記第2光変調装置の中心軸は、前記マイクロミラーが全て前記第3の状態であった場
    合に前記第2光変調装置によって反射された光束の中心軸と一致し、
    前記第1及び第2投射光学系の少なくとも一方は、前記第1及び第2光変調装置の中心
    軸に対して光軸をずらして配置される請求項1または請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記反射手段は、前記第1光変調装置の前記画像形成領域を、前記第2光変調装置の前
    記画像形成領域に投影する結像系を含む請求項1から請求項3のいずれか一項記載のプロ
    ジェクタ。
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WO2024045699A1 (zh) * 2022-08-29 2024-03-07 华为技术有限公司 投影装置、显示设备及交通工具

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