JP5581898B2 - 照明光学系および投写型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明光学系、および投写型表示装置に関する。
ライトバルブ上に表示する画像の表示サイズやアスペクト比に応じて、ライトバルブ上の表示領域のみを選択的に照明する照明光学系を備えた投射型表示装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−101949号公報
従来技術では、ライトバルブを照明するためのレンズアレイの切替え中に照明光が途切れるので、観察者が不快に感じるという問題があった。
請求項1の発明による照明光学系は、被照射面に共役な第1レンズアレイと、光源と共役な第2レンズアレイとを含み、前記光源からの光束を複数に分割する分割光学系と、前記分割された複数の光束を重畳して前記被照射面を照明する重畳光学系とを備え、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、それぞれ前記被照射面において第1形状の範囲で照明光を照射するために前記第1形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第1領域と、前記光束の光軸に垂直な平面内で前記第1領域に隣接し、前記被照射面において第2形状の範囲で照明光を照射するために前記第2形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第2領域とを有し、前記第1形状および前記第2形状はそれぞれ矩形形状であり、前記第1領域に配列されるレンズの短辺長と前記第2領域に配列されるレンズの短辺長とを等しく構成し、かつ前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイの双方に配設される全てのレンズの光学パワーを等しく構成することを特徴とする。
請求項2の発明による照明光学系は、被照射面に共役な第1レンズアレイと、光源と共役な第2レンズアレイとを含み、前記光源からの光束を複数に分割する分割光学系と、前記分割された複数の光束を重畳して前記被照射面を照明する重畳光学系とを備え、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、それぞれ前記被照射面において第1形状の範囲で照明光を照射するために前記第1形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第1領域と、前記光束の光軸に垂直な平面内で前記第1領域に隣接し、前記被照射面において第2形状の範囲で照明光を照射するために前記第2形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第2領域とを有し、前記第1形状および前記第2形状はそれぞれ矩形形状であり、前記第1領域に配列されるレンズの短辺長と前記第2領域に配列されるレンズの短辺長とを等しく構成することを特徴とする。
請求項8の発明による投写型表示装置は、被照射面に共役な第1レンズアレイと、光源と共役な第2レンズアレイとを含み、前記光源からの光束を複数に分割する分割光学系と、前記分割された複数の光束を重畳して前記被照射面を照明する重畳光学系と、前記被照射面に配設され、照射光を変調するライトバルブと、前記ライトバルブで変調された光束をスクリーンへ投射する投射光学系と、を備え、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、それぞれ前記被照射面において第1形状の範囲で照明光を照射するために前記第1形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第1領域と、前記光束の光軸に垂直な平面内で前記第1領域に隣接し、前記被照射面において第2形状の範囲で照明光を照射するために前記第2形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第2領域とを有し、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、前記第1領域の略中央を前記光軸に合わせる第1位置と、前記第2領域の略中央を前記光軸に合わせる第2位置との間で、移動可能であり、前記第1形状の範囲の大きさは、前記第2形状の範囲の大きさよりも大きく、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイが前記第1位置から前記第2位置に移動されると、前記光源への供給電力を減ずることを特徴とする。

本発明によれば、レンズアレイにおいて光路上に配するレンズの切替え中に照明光が中断することを防止できる。
本発明の一実施の形態による照明光学系を搭載したプロジェクタの光学系の要部構成図である。 DMD上の表示領域を説明する図である。 マイクロレンズアレイを第1レンズアレイ側から見た斜視図である。 プロジェクタの制御系の要部構成図である。 変形例1によるマイクロレンズアレイを第1レンズアレイ側から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による照明光学系を搭載したプロジェクタの光学系の要部構成図である。図1において、プロジェクタは、光源となるLED100およびLED200と、集光光学系110および210と、ダイクロイックミラー500と、マイクロレンズアレイ(レンズアレイ)400と、折り曲げミラー510と、重畳光学系520と、全反射プリズム530、531と、投射光学系540と、マイクロレンズアレイ駆動機構700とを含む。
LED100は、緑色光を発する1チップタイプのLEDである。LED200は、赤色光を発するLEDチップと、青色光を発するLEDチップとを有する2チップタイプのLEDである。本実施形態では、LED100およびLED200によって3原色光源を構成する。
なお、2チップタイプのLEDを用いる代わりに、3色分の光源を1チップタイプのLEDによって構成してもよいし、3色分の光源をそれぞれ1チップタイプのLEDで構成してもよい。
集光光学系110は、LED100からの緑色光を集光してダイクロイックミラー500へ導く。集光光学系210は、LED200からの赤色光、青色光を集光してダイクロイックミラー500へ導く。両集光光学系110、210は、それぞれ光軸に沿って進行する単一光束を形成する。なお、図1においては光束の中心線を光軸とし、該光軸を示す直線によって光路を表すものとする。
ダイクロイックミラー500は、緑色光を透過するとともに、赤色光および青色光を反射する。これにより、3色の光を同じ光路上へ導くことができる。マイクロレンズアレイ400は光路上に配設され、各LEDからの光束を複数の部分光束に分割する。
マイクロレンズアレイ400は、矩形の開口を有する複数のマイクロレンズを有する。各マイクロレンズは、反射型表示素子600上の被照射面と共役な第1レンズが配列された第1レンズアレイ401と、上記3原色光源と共役な第2レンズが配列された第2レンズアレイ402とで構成される。上述した部分光束の数は、マイクロレンズアレイ400が有するマイクロレンズの数のうち、上記集光光学系110および210によって集光された光束が通過するマイクロレンズの数に対応する。折り曲げミラー510は、分割後の複数の部分光束を折り曲げ、折り曲げ後の部分光束をそれぞれ重畳光学系520に入射させる。
重畳光学系520は、入射された部分光束をそれぞれ拡大し、拡大後の部分光束を照明すべき反射型表示素子600の被照射面へ重ねるように照明する。このようにマイクロレンズアレイ400および重畳光学系520を有することにより、集光光学系110、210によって得られた単一光束に照明むらが生じているとしても、反射型表示素子600の被照射面において照明むらを抑えた均一性の高い照明光を得る。
全反射プリズムは、プリズム530およびプリズム531によって構成され、重畳光学系520からの照明光をプリズム530で反射して反射型表示素子600に向けて射出する。
反射型表示素子600は、たとえば、DMD(Digital Micromirror Device)によって構成される。DMDは、画素に対応する可動微小鏡面(マイクロミラー)を二次元に配列したものである。マイクロミラー下部に設けられる電極を駆動することにより、照明光を全反射プリズム530側へ反射する状態と、照明光を内部の吸収体へ向けて反射する状態とを切替える。各マイクロミラーを個別に駆動することにより、表示画素ごとに照明光の反射を制御する。
一般に、DMDは全反射プリズム530側へ反射する状態と、内部で吸収する状態との2値制御であるが、これら2値状態を高速で切替え、反射状態と吸収状態との時間比率を制御するパルス幅変調(PWM)によって濃淡を表現する。3原色を構成するLED100および200を色順次で発光させることにより、1個の反射型表示素子600を用いてフルカラー表示を行う。プリズム530および531は、DMDからの変調光を透過して投射光学系540へ射出する。投射光学系540は、スクリーン550上にフルカラー像を投射する。
マイクロレンズアレイ駆動機構700については後述する。本実施形態では、上述した集光光学系110、210と、ダイクロイックミラー500と、マイクロレンズアレイ400と、折り曲げミラー510と、重畳光学系520とを、反射型表示素子600を照明するための照明光学系と呼ぶ。
上記プロジェクタは、投射するコンテンツの違いによって投射像の縦/横のアスペクト比を切替える。投射像の縦/横のアスペクト比の切替えは、反射型表示素子600を構成するDMD上に表示する画像の縦/横の画素数比率を変更するとともに、DMDの表示領域に応じてDMD上の照射範囲の形状を変更することによって行う。
図2は、反射型表示素子600を構成するDMD上の表示領域を説明する図である。DMD上でマイクロミラーが配設されている領域(有効表示領域20)は、たとえば、横16:縦9のアスペクト比を有する。照明光学系は、アスペクト比横16:縦9の画像を投射する場合に、有効表示領域20の全域を照明する。
一方、アスペクト比横4:縦3の画像を投射する場合の照明光学系は、有効表示領域20から左右の領域22および23を除外した中央領域21(アスペクト比横4:縦3)のみを照明する。
照明光学系による照明領域(反射型表示素子600における被照射領域)の切替えは、集光光学系110および210によって集光された光が通過するマイクロレンズアレイ400上の開口(マイクロレンズ)のエレメントサイズを切替えることによって行う。
図3は、マイクロレンズアレイ400を第1レンズアレイ401側から見た斜視図である。本実施形態では、透明基板の表裏に第1レンズアレイ401および第2レンズアレイ402をそれぞれ形成するが、第1レンズアレイ401が形成された透明基板と第2レンズアレイ402が形成された透明基板とを組合わせることによってマイクロレンズアレイ400を構成しても構わない。
図3において、領域Aは、第1レンズアレイ401を構成する第1レンズのうち、エレメントサイズのアスペクト比横16:縦9であるレンズ群が形成されている領域である。つまり、領域Aのレンズ群の形状は、DMD上の有効表示領域20の形状と相似形である。また、領域Bは、第1レンズアレイ401を構成する第1レンズのうち、エレメントサイズのアスペクト比横4:縦3であるレンズ群が形成されている領域である。つまり、領域Bのレンズ群の形状は、DMD上の中央領域21の形状と相似形である。
第2レンズアレイ402についても、第1レンズアレイ401と同様に領域Aおよび領域Bを有する。そして、第1レンズアレイ401を構成する第1レンズと、第2レンズアレイ401を構成する第2レンズとは、それぞれが1:1で対応するように同じエレメントサイズで構成される。
マイクロレンズアレイ400は、アクチューエータを駆動源とするマイクロレンズアレイ駆動機構700(図1)により、光路に対して垂直方向(図1における矢印方向)に進退移動可能に構成される。具体的には、領域Aの略中央を光軸に合わせる第1位置と、領域Bの略中央を光軸に合わせる第2位置との間をマイクロレンズアレイ400が移動する。マイクロレンズアレイ駆動機構700は、後述する制御部800(図4)からの切替え指示に応じてマイクロレンズアレイ400の位置を切替える他、後述する操作部材900(図4)からの切替え操作信号に応じてマイクロレンズアレイ400の位置を切替える。
マイクロレンズアレイ400が上記第1位置にあるとき、集光光学系110および210によって集光された光束(径をφaとする)は、略円31へ入射される。領域Aを構成するレンズ群のうち、矩形開口の少なくとも一部が略円31にかかるマイクロレンズには、LED100およびLED200からの光束が入射される。
同様に、マイクロレンズアレイ400が上記第2位置にあるとき、集光光学系110および210によって集光された光束(径をφaとする)は、略円32へ入射される。領域Bを構成するレンズ群のうち、矩形開口の少なくとも一部が略円32にかかるマイクロレンズには、LED100およびLED200からの光束が入射される。
領域Aおよび領域Bのそれぞれにおいて、マイクロレンズは、光束径φaを包含するよう配設される。このため、光束の外周近くの成分がマイクロレンズアレイ400上でマイクロレンズが形成されていない領域(端部)へ入射されることはない。
本実施形態では、領域Aと領域Bとを境界33において隣接させる。すなわち、異なるアスペクト比による投射像を得るためには、領域Aおよび領域Bが離れていても構わないところ、領域Aの最大幅、および領域Bの最大幅が境界33で連続するように構成する。本実施形態では、領域Aの最大幅および領域Bの最大幅をWとし、境界33において幅Wで隣接させる。なお、幅Wは光束径φaより大である。
領域Aおよび領域Bのマイクロレンズを境界33において幅Wで連続するように構成するのは、LED100および200による照明を継続したままマイクロレンズアレイ400の位置を移動させるためである。境界33においても光束径φaより大きな幅Wでマイクロレンズを形成しておくことで、マイクロレンズアレイ400が上記第1位置と第2位置との間を移動する途中で光束がマイクロレンズアレイ400上においてマイクロレンズが形成されていない領域へ入射されることがないので、スクリーン550上の投影光の減光や、マイクロレンズを形成する基板で反射した光に起因する影響が抑えられる。
図4は、本実施の形態による照明光学系を搭載したプロジェクタの制御系の要部構成図である。図4において、外部機器から映像ソース(投射コンテンツの情報)が制御部800へ入力される。本実施の形態の映像ソースは、アスペクト比が横16:縦9である場合と、横4:縦3である場合とがある。制御部800は、たとえば、入力された映像ソースの解像度に基づいてアスペクト比を検出する。
制御部800はマイクロレンズアレイ駆動機構700へ指示を送り、検出したアスペクト比に応じた上記第1位置または上記第2位置へマイクロレンズアレイ400を移動させる。制御部800は、入力された映像ソースに基づいて映像信号を生成し、該映像信号に基づく像を反射型表示素子600に表示させる。
映像ソースのアスペクト比が横16:縦9である場合の制御部800は、反射型表示素子600の有効表示領域20(図2)の全域を使用して像を表示させる。この場合、マイクロレンズアレイ400を上記第1位置へ移動させることで、有効表示領域20の全域を照明する。
映像ソースのアスペクト比が横4:縦3である場合の制御部800は、反射型表示素子600の有効表示領域20(図2)のうち中央領域21を使用して像を表示させる。この場合は、マイクロレンズアレイ400を上記第2位置へ移動させることで、中央領域21だけを選択的に照明する。
検出したアスペクト比が領域Aに配設されるマイクロレンズのアスペクト比と同一でなく、領域Bに配設されるマイクロレンズのアスペクト比とも同一でない場合の制御部800は、第1位置および第2位置のうち、映像全体をより効率よく照明できる方を選ぶ。
なお、上述した通り、操作部材900(図4)からの切替え操作信号に応じてマイクロレンズアレイ400を上記第1位置または上記第2位置へ移動させることもできる。この場合の制御部800は、操作部材900(図4)からの切替え操作信号に応じてマイクロレンズアレイ駆動機構700へ切替え駆動指示を発する。なお、操作部材900(図4)からの切替え操作信号の他、リモコン送信機からの切替え操作信号に応じて切替えを行うように構成してもよい。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)プロジェクタの照明光学系は、LED100、200からの光束を複数に分光するマイクロレンズアレイ400と、分光された複数の光束を重畳して被照射面を照明する重畳光学系520とを備え、マイクロレンズアレイ400は、被照射面に共役な第1レンズアレイ401と、光源と共役な第2レンズアレイ402とを含み、第1レンズアレイ401および第2レンズアレイ402の双方は、それぞれ被照射面において第1形状(アスペクト比横16:縦9)の範囲で照明光を照射するために第1形状と相似形状の開口を有する複数のマイクロレンズを配列した領域Aと、被照射面において第2形状(アスペクト比横4:縦3)の範囲で照明光を照射するために第2形状と相似形状の開口を有する複数のマイクロレンズを配列した領域Bとを有し、領域Aおよび領域Bは、第1レンズアレイ401および第2レンズアレイ402の双方においてそれぞれ光束の光軸に垂直な平面内で隣接するように構成するようにした。これにより、マイクロレンズアレイ400において領域Aを光路上に配する状態と領域Bを光路上に配する状態とを切替える場合に、照明光が中断することを防止できる。
(2)上記(1)の照明光学系は、領域Aと領域Bとが隣接する境界33の長さは、マイクロレンズアレイ400に入射される光束径φaより長くした。これにより、領域Aを光路上に配する第1位置と、領域Bを光路上に配する第2位置との間をマイクロレンズアレイ400を移動する途中で光束がレンズの形成されていない領域へ入射されることがなくなる。このため、マイクロレンズアレイ400において領域Aを光路上に配する状態と領域Bを光路上に配する状態とを切替える場合に、照明光が暗くなったり、マイクロレンズが形成される基板のレンズ以外の部分で反射した光の影響(迷光によるコントラスト低下、多重反射によるゴースト像)が生じることを防止できる。
(3)上記(1)、(2)の照明光学系は、第1レンズアレイ401および第2レンズアレイ402の双方を同一基板に形成するようにしたので、部品点数を削減できる。さらに、別々の基板上に形成した2つのレンズアレイを位置合わせする作業を省けるので、組立てコストを抑える点でも有効である。
(4)プロジェクタは、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の照明光学系と、被照射面に配設され、照射光を変調する反射型表示素子600と、反射型表示素子600で変調された光束をスクリーン550へ投射する投射光学系540と、を備えるようにしたので、マイクロレンズアレイ400において領域Aを光路上に配する状態と領域Bを光路上に配する状態とを切替える場合に、投射像が中断することを防止できる。
(5)上記(4)のプロジェクタは、第1領域の略中央を光軸に合わせる第1位置と、第2領域の略中央を光軸に合わせる第2位置との間で、第1レンズアレイ401および第2レンズアレイ402の双方を光軸に対して垂直方向に移動するマイクロレンズアレイ駆動機構700をさらに備えるようにしたので、照明光をマイクロレンズアレイ400に入射させている状態で、領域Aを光路上に配する状態と、領域Bを光路上に配する状態とを自動で切替えさせることができる。
(6)上記(5)のプロジェクタは、入力される映像ソースに応じて、マイクロレンズアレイ駆動機構700へ第1位置または第2位置を指示する制御部800をさらに備えるようにしたので、領域Aを光路上に配する状態および領域Bを光路上に配する状態のうち映像ソースに合わせた適切な状態へ自動切替えさせることができる。
(変形例1)
領域Aに形成されるマイクロレンズのエレメントサイズの短辺(縦方向)の長さと、領域Bに形成されるマイクロレンズのエレメントサイズの短辺(縦方向)の長さとを揃えるように構成してもよい。図5は、変形例1によるマイクロレンズアレイ400Gを第1レンズアレイ401G側から見た斜視図である。
図5において、領域Aは、第1レンズアレイ401Gを構成する第1レンズのうち、エレメントサイズのアスペクト比横16:縦9であるレンズ群が形成されている領域である。また、領域Bは、第1レンズアレイ401Gを構成する第1レンズのうち、エレメントサイズのアスペクト比横4:縦3であるレンズ群が形成されている領域である。
第2レンズアレイ402Gについても、第1レンズアレイ401Gと同様に領域Aおよび領域Bを有する。そして、第1レンズアレイ401Gを構成する第1レンズと、第2レンズアレイ401Gを構成する第2レンズとは、それぞれが1:1で対応するように同じエレメントサイズで構成される。
マイクロレンズアレイ400Gが領域Aの略中央を光軸に合わせる第1位置にあるとき、集光光学系110および210によって集光された光束(径をφaとする)は、略円31へ入射される。同様に、マイクロレンズアレイ400Gが領域Bの略中央を光軸に合わせる第2位置にあるとき、集光光学系110および210によって集光された光束(径をφaとする)は、略円32へ入射される。
なお、領域Aおよび領域Bのマイクロレンズを境界線43において幅Wで連続するように構成する点は、図3に例示した場合と同様である。
変形例1によれば、マイクロレンズの曲率を領域Aと領域Bとで揃えることができるから、マイクロレンズアレイを成形するための金型のコストを低減できる。具体的には、金型が1つで賄える点、領域Aおよび領域Bでレンズのパワーが等しいことから曲率加工用のバイトを統一できる点において有効である。
(変形例2)
以上説明した実施形態によれば、スクリーン550上に投影される全光束がアスペクト比横16:縦9の場合と横4:縦3の場合とでほぼ同じになる。このため、16:9の場合よりも4:3の場合の方が1.33倍明るく見える。そこで、アスペクト比横4:縦3の場合には、アスペクト比横16:縦9の場合よりもLED100およびLED200に供給する電流値をそれぞれ減ずることにより、アスペクト比を変更する前後でスクリーン550上における見た目の明るさが変わらないようにLED100およびLED200の発光量を制御してもよい。アスペクト比が変わっても明るさが変化しない上に、消費電力の低減にも有効である。
(変形例3)
ライトバルブとして反射型表示素子600を用いる例を説明したが、透過型の表示素子を用いる構成にしてもよい。また、反射型表示素子600としてDMDを用いる例を説明したが、反射型液晶表示素子を用いる構成にしてもよい。
(変形例4)
全反射プリズム530,531の代わりにPBSモジュールなどの偏光分離素子を用いて構成してもよい。
(変形例5)
以上の説明ではプロジェクタに搭載する照明光学系を例に説明したが、顕微鏡の照明光学系や、ステッパー露光装置における照明光学系にも適用することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
100、200…LED
110、210…集光光学系
400…マイクロレンズアレイ
401…第1レンズアレイ
402…第2レンズアレイ
500…ダイクロイックミラー
510…折り曲げミラー
520…重畳光学系
530、531…全反射プリズム
540…投射光学系
550…スクリーン
600…反射型表示素子
700…マイクロレンズアレイ駆動機構

Claims (8)

  1. 被照射面に共役な第1レンズアレイと、光源と共役な第2レンズアレイとを含み、前記光源からの光束を複数に分割する分割光学系と、
    前記分割された複数の光束を重畳して前記被照射面を照明する重畳光学系とを備え、
    前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、それぞれ前記被照射面において第1形状の範囲で照明光を照射するために前記第1形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第1領域と、前記光束の光軸に垂直な平面内で前記第1領域に隣接し、前記被照射面において第2形状の範囲で照明光を照射するために前記第2形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第2領域とを有し、
    前記第1形状および前記第2形状はそれぞれ矩形形状であり、前記第1領域に配列されるレンズの短辺長と前記第2領域に配列されるレンズの短辺長とを等しく構成し、かつ前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイの双方に配設される全てのレンズの光学パワーを等しく構成することを特徴とする照明光学系。
  2. 被照射面に共役な第1レンズアレイと、光源と共役な第2レンズアレイとを含み、前記光源からの光束を複数に分割する分割光学系と、
    前記分割された複数の光束を重畳して前記被照射面を照明する重畳光学系とを備え、
    前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、それぞれ前記被照射面において第1形状の範囲で照明光を照射するために前記第1形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第1領域と、前記光束の光軸に垂直な平面内で前記第1領域に隣接し、前記被照射面において第2形状の範囲で照明光を照射するために前記第2形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第2領域とを有し、
    前記第1形状および前記第2形状はそれぞれ矩形形状であり、前記第1領域に配列されるレンズの短辺長と前記第2領域に配列されるレンズの短辺長とを等しく構成することを特徴とする照明光学系。
  3. 請求項1または2に記載の照明光学系において、
    前記第1領域と前記第2領域とが隣接する境界の長さは、前記分割光学系に入射される光束径より長いことを特徴とする照明光学系。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明光学系において、
    前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイの双方を同一基板に形成することを特徴とする照明光学系。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明光学系と、
    前記被照射面に配設され、照射光を変調するライトバルブと、
    前記ライトバルブで変調された光束をスクリーンへ投射する投射光学系と、
    を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  6. 請求項5に記載の投写型表示装置において、
    前記第1領域の略中央を前記光軸に合わせる第1位置と、前記第2領域の略中央を前記光軸に合わせる第2位置との間で、前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイの双方を前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズアレイ移動手段をさらに備えることを特徴とする投写型表示装置。
  7. 請求項6に記載の投写型表示装置において、
    入力される映像ソースに応じて、前記レンズアレイ移動手段へ前記第1位置または前記第2位置を指示する指示手段をさらに備えることを特徴とする投写型表示装置。
  8. 被照射面に共役な第1レンズアレイと、光源と共役な第2レンズアレイとを含み、前記光源からの光束を複数に分割する分割光学系と、
    前記分割された複数の光束を重畳して前記被照射面を照明する重畳光学系と、
    前記被照射面に配設され、照射光を変調するライトバルブと、
    前記ライトバルブで変調された光束をスクリーンへ投射する投射光学系と、を備え、
    前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、それぞれ前記被照射面において第1形状の範囲で照明光を照射するために前記第1形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第1領域と、前記光束の光軸に垂直な平面内で前記第1領域に隣接し、前記被照射面において第2形状の範囲で照明光を照射するために前記第2形状と相似形状の開口を有する複数のレンズを配列した第2領域とを有し、
    前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイは、前記第1領域の略中央を前記光軸に合わせる第1位置と、前記第2領域の略中央を前記光軸に合わせる第2位置との間で、移動可能であり、
    前記第1形状の範囲の大きさは、前記第2形状の範囲の大きさよりも大きく、
    前記第1レンズアレイおよび前記第2レンズアレイが前記第1位置から前記第2位置に移動されると、前記光源への供給電力を減ずることを特徴とする投写型表示装置。
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