JP2013148620A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の画像および第2の画像を1つの投影部から投影すること。
【解決手段】表示装置1は、投影部12,13と、投影部12,13によって背面から投影される被投影部材14と、被投影部材14に沿って形成され、投影部12,13からの投影光を拡散する第1領域および投影光を透過する第2領域を有する光学部材15と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関する。
外側ドームスクリーンに第1の画像を投影する外側用プロジェクタと、内側ドームスクリーンに第2の画像を背面投影する内側用プロジェクタとを備える表示装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−129003号公報
従来技術では、第1の画像および第2の画像を投影するために複数のプロジェクタが必要であった。
本発明による表示装置は、投影部と、投影部によって背面から投影される被投影部材と、被投影部材に沿って形成され、投影部からの投影光を拡散する第1領域および投影光を透過する第2領域を有する光学部材と、を備えることを特徴とする。
本発明による表示装置では、第1の画像および第2の画像を1つの投影部から投影できる。
本発明の第一の実施形態による表示装置の構成を例示するブロック図である。 表示装置の使用場面を例示する図である。 プロジェクターユニットにおける光学系の要部構成を説明する断面図である。 投影光学系の詳細を説明する図である。 拡散/透過を空間的に分ける例を説明する図である。 拡散/透過を空間的に分ける例を説明する図である。 本発明の第二の実施形態によるプロジェクターユニットにおける光学系の要部構成を説明する断面図である。 光学部材の分光特性を例示する図である。 フィルタホイールを例示する図である。 変形例9による投影光学系の要部構成を説明する断面図である。 変形例10による投影光学系の要部構成を説明する断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による表示装置1の構成を例示するブロック図である。図1において、表示装置1は、プロジェクターユニット10と、処理部20と、カメラユニット30とを有する。プロジェクターユニット10は、背面投影用スクリーン14および不図示の外部スクリーン(たとえば天井または壁)へ向けて投影を行う。カメラユニット30は、上記天井または壁などを撮影する。
プロジェクターユニット10は、光源11と、表示素子12と、投影光学系13と、背面投影用スクリーン14とを含む。光源11は、たとえば、緑色光を発する発光ダイオード(以下LEDと呼ぶ)と、赤色光を発するLEDと、青色光を発するLEDとを有し、3原色光源を構成する。光源11は、各色のLEDを時分割で発光させることにより、表示素子12を色順次に照明する。
表示素子12は、たとえば、DMD(Digital Micromirror Device)によって構成される。DMDは、画素に対応する可動微小鏡面(マイクロミラー)を二次元に配列したものである。マイクロミラーに設けられる電極を駆動することにより、照明光を投影光学系13へ向けて反射する状態と、照明光を内部の吸収体へ向けて反射する状態とを切替える。各マイクロミラーを個別に駆動することにより、表示画素ごとに照明光の反射を制御する。
一般に、DMDは照明光を外部へ反射する状態と、照明光を内部へ吸収する状態との2値制御であるが、これら2値状態を高速で切替え、反射状態と吸収状態との時間比率を制御するパルス幅変調(PWM)によって濃淡を表現する。上述した光源11によって色順次で照明することにより、1個の表示素子12を用いてフルカラー像の投影を行う。上述したように表示画素ごとに照明光の反射が制御された変調光は、投影光として投影光学系13を介して射出される。この投影光は、背面投影用スクリーン14へ向けて進行する。
プロジェクターユニット10は、処理部20によって生成されたフレーム画像を投影する。処理部20は、カメラユニット30または不図示の外部機器から供給された画像データに基づいてフレーム画像を生成する。処理部20は、メモリ21と、フレーム画像生成部22と、フレーム切替部23と、制御部24とを含む。メモリ21は、カメラユニット30または不図示の外部機器から受信した画像データを格納する。フレーム画像生成部22は、メモリ21に格納された画像データに基づいてフレーム画像を生成し、生成したフレーム画像をメモリ21へ格納する。フレーム切替部23は、制御部24からの指示に応じて、メモリ21に格納されたフレーム画像のうち所定のフレーム画像を読出して制御部24へ送る。制御部24は、フレーム切替部23によって読出されたフレーム画像信号に基づいて表示素子12を駆動するとともに、光源11を発光させるようにプロジェクターユニット10に対する投影制御を行う。
カメラユニット30は、制御部24からの指示に応じて上記天井または壁などの風景を撮影する。撮像素子31は、投影光学系13を介して撮像面上に結像された被写体像を撮像する。撮像制御部32は、撮像素子31からの撮像信号に基づいて生成した画像データを処理部20へ送出する。
本実施形態は、プロジェクターユニット10の構成に特徴を有するので、以降の説明はプロジェクターユニット10を中心に行う。図2は、表示装置1の使用場面を例示する図である。表示装置1は、たとえば、建物内に載置される。表示装置1は、プロジェクターユニット10から天井(または壁)へフレーム画像を投影したり、カメラ10が天井(または壁)を撮影したりする。
図3は、プロジェクターユニット10における光学系の要部構成を説明する断面図である。図3において、表示装置1は、投影光学系13と、表示素子12および撮像素子31を含むブロックから、背面投影用スクリーン14に向けて投影する。投影光学系13は、いわゆる魚眼レンズなどで構成され、投影光学系13から射出する投影光束を広角なものとする。背面投影用スクリーン14は、たとえば、半球のドーム形状を有する透明ガラス部材によって構成される。背面投影用スクリーン14の内側面(半球形状の内側)に沿って液晶素子15が配設される。液晶素子15には、制御部24によって不図示の電極から電圧が印加される。
液晶素子15は、電圧の印加の有無に応じて液晶層内の液晶分子の配向を変え、投影光学系13からの投影光を拡散する状態と、投影光学系13からの投影光を透過する状態とを切替える。液晶素子15が投影光を拡散する状態では、背面投影用スクリーン14の内側(すなわち観察者から見て該スクリーン14の裏側)に形成された液晶素子15による拡散面にフレーム画像が背面投影される。
一方、投影光学系13からの投影光を液晶素子15が透過する状態では、背面投影用スクリーン14(液晶素子15)を透過した投影光によって図2の天井にフレーム画像が投影される。液晶素子15の拡散状態と透過状態とを所定の時間ごとに切替える(たとえば、60回/毎秒)と、背面投影用スクリーン14への背面投影と、天井への投影とが時分割で切替えられる。60回/毎秒で切替える場合の観察者は、残像効果によって2つの投影像を鑑賞することができる。
なお、液晶素子15の拡散/透過を切替えるタイミングで表示素子12に異なるフレーム画像を形成させることによって、背面投影用スクリーン14への背面投影像と天井への投影像の内容を異ならせてもよい。この場合の制御部24は、それぞれに投影すべきフレーム画像をメモリ21へ格納しておき、液晶素子15を切替えるタイミングで表示素子12上に形成させるフレーム画像を切替えるように表示素子12を駆動する。
投影光学系13は、カメラユニット30の撮影光学系として共用される。図4は、投影光学系13の詳細を説明する図である。撮像素子31は、投影光学系13およびフォーカシングレンズ13aを介して入射され、ハーフミラー13bによって左方へ折り曲げられた光束による被写体像を撮像する。一方、上述したように表示素子12によって照明光を変調した投影光は、ハーフミラー13bを透過して投影光学系13へ導かれ、投影光学系13から広角に射出される。フォーカシングレンズ13aは、不図示のアクチュエータで構成したレンズ駆動機構によって光軸方向(図の上下方向)に進退移動される。レンズ駆動機構に対するフォーカシングレンズ13aの移動制御は、制御部24から指示される。フォーカシングレンズ13aは、撮影時には撮影用のフォーカス調節のために移動され、投影時には投影用のフォーカス調節のために移動される。なお、制御部24は、上述した液晶素子15を透過状態に切替えた状態でカメラユニット30に撮影を行わせる。
制御部24は、液晶素子15の拡散/透過を切替えるタイミングでフォーカシングレンズ13aを移動させ、背面投影用スクリーン14への背面投影時と、天井への投影時とでそれぞれのフォーカス調節を行う。この場合の制御部24は、液晶素子15の拡散/透過を切替えるタイミングでフォーカシングレンズ13aを移動させ、背面投影用スクリーン14への背面投影時と、天井への投影時とでそれぞれ投影像のピントがあうように不図示のアクチュエータを駆動する。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)表示装置1は、光源11、表示素子12および投影光学系13と、これら光源11、表示素子12および投影光学系13によって背面から投影される背面投影用スクリーン14と、背面投影用スクリーン14に沿って形成され、光源11、表示素子12および投影光学系13からの投影光を拡散する第1領域および投影光を透過する第2領域を有する液晶素子15と、を備えるようにしたので、第1の画像および第2の画像を1つの光源11、表示素子12および投影光学系13から投影できる。たとえば、拡散領域において第1の画像を背面投影する一方、透過領域を透過した光によって第2の画像を投影できる。
(2)上記(1)の表示装置1において、液晶素子15は、拡散領域と透過領域とが切替わるので、第1の画像の投影と第2の画像の投影との切替えを自在に行える。
(3)上記(2)の表示装置1において、液晶素子15は、拡散領域と透過領域とが時系列で切替わるので、第1の画像の投影と第2の画像の投影とを時系列に切替えできる。
(4)上記(3)の表示装置1において、拡散光による第1投影内容と透過光による第2投影内容とを異ならせるように、時系列の切替え時に光源11、表示素子12および投影光学系13を制御する制御部24をさらに備えるようにしたので、たとえば、異なる画像を投影したり、異なる歪み補正をしたり、異なる輝度補正が可能になる。
(5)上記(3)の表示装置1において、時系列の切替え時に投影光学系13の焦点調節を行うように光源11、表示素子12および投影光学系13を制御する制御部24をさらに備えるようにしたので、第1の画像の投影時と第2の画像の投影時とで別々にピント合わせを行うことができる。
(変形例1)
上述した第一の実施形態では光源11をLEDによって構成する例を説明した。この代わりに、レーザー光源によって光源11を構成してもよい。レーザー光源をプロジェクターユニット10の光源11として用いる場合、レーザビーム径が細いことから投影光学系13を常焦点の構成にすることができる。この場合には、背面投影用スクリーン14への背面投影時や天井への投影時にフォーカシングレンズ13aを進退移動させなくてもピントが合った投影像が得られる。
(変形例2)
制御部24は、液晶素子15の拡散/透過を切替えるタイミングで投影像の歪み補正を電子的に行うようにしてもよい。たとえば、いわゆる台形歪みを補正する場合には、投影像の歪みをキャンセルするように、あらかじめ表示素子12に形成するフレーム画像に歪みを与えることによって行う。この場合の制御部24は、液晶素子15の拡散/透過を切替えるタイミングで表示素子12上に形成させるフレーム画像(あらかじめ補正用の歪みを与えたもの)を切替えるように表示素子12を駆動する。さらに、液晶素子15の拡散/透過を切替えるタイミングで光源11の輝度を制御することにより、背面投影用スクリーン14への投影時に比べて天井への投影時の発光輝度を高めるように輝度補正を行ってもよい。背面投影と天井への投影との間の投影輝度の差を抑えることができる。
(変形例3)
液晶素子15の拡散/透過を空間的に分けるように構成してもよい。変形例3の制御部24は、背面投影用スクリーン14の内側面(半球形状の内側)に沿って配設されている液晶素子15Bを、図5に例示するようにスリット状に分割して切替え制御する。図において斜線部分は拡散領域を表し、図において白地部分は透過領域を表す。変形例3では、液晶素子15の拡散状態と透過状態とを所定時間ごとに切替えることなく、定常的に切替えておく。変形例3によれば、上記実施形態に比べて投影像の解像度は低下するものの、背面投影用スクリーン14への背面投影と天井への投影とを同時に行える。観察者は、残像効果によらなくても2つの投影像を鑑賞できる。
(変形例4)
液晶素子15の拡散/透過を空間的に分けるパターンを異ならせてもよい。変形例4の制御部24は、背面投影用スクリーン14の内側面(半球形状の内側)に沿って配設されている液晶素子15Cを、図6に例示するように市松模様状に分割して切替え制御する。図において斜線部分は拡散領域を表し、図において白地部分は透過領域を表す。変形例4の場合にも、液晶素子15の拡散状態と透過状態とを所定時間ごとに切替えることなく、定常的に切替えておく。変形例4によれば、上記実施形態に比べて投影像の解像度は低下するものの、背面投影用スクリーン14への背面投影と天井への投影とを同時に行える。観察者は、残像効果によらなくても2つの投影像を鑑賞できる。
(変形例5)
液晶素子15に代えて、ホログラフィック光学素子を用いて構成してもよい。
(第二の実施形態)
図7は、本発明の第二の実施形態によるプロジェクターユニット10における光学系の要部構成を説明する断面図である。投影光学系13は、第一の実施形態と同様であり、射出する投影光を広角なものとする。背面投影用スクリーン14は、たとえば、半球のドーム形状を有する透明ガラス部材によって構成される。また、背面投影用スクリーン14の内側面(半球形状の内側)に沿って拡散面16が形成される。この拡散面16は、所定の拡散波長域の光を拡散し、該拡散波長域以外の波長域の光を透過する。
図8は、光学部材の分光特性を例示する図である。横軸は波長(単位nm)を表し、縦軸は光の相対レベルを表す。点線波形は、光源11を構成する各色のLEDによる発光スペクトルを表す。たとえば、B色LEDは波長450nmを中心に発光し、G色LEDは波長550nmを中心に発光し、R色LEDは波長510nmを中心に発光する。
図8において一点鎖線波形は、拡散面16が拡散する拡散波長域を表す。本実施形態では、各色のLEDがそれぞれ発した光のうち、各LEDによる発光中心波長より短い波長成分の光を拡散するように構成される。このため、投影光学系13からの投影光の波長成分を一点鎖線の拡散波長域に対応させることにより、背面投影用スクリーン14の内側の拡散面16に投影像が形成される。この場合の観察者は、背面投影用スクリーン14に背面投影されたフレーム画像を観察できる。
図8において実線波形は、拡散面16を透過させる投影光の波長域を表す。各LEDによる発光中心波長より長い波長成分に相当する。投影光学系13からの投影光の波長成分を実線波形の透過波長域に対応させることにより、背面投影用スクリーン14を透過した投影光によって天井にフレーム画像が投影される。この場合の観察者は、天井に投影されたフレーム画像を観察できる。
投影光学系13からの投影光の波長成分を図8に例示した拡散波長域または透過波長域に対応させるために、フィルタホイール17が投影光学系13と背面投影用スクリーン14との間に設けられる。図9は、フィルタホイール17を例示する図である。フィルタホイール17は、たとえば円板状に構成され、上述した一点鎖線波形に対応する拡散波長域と、上述した実線波形に対応する透過波長域とにそれぞれ対応するバンドパスフィルタが交互に形成される。フィルタホイール17を所定の速度で回転させる(たとえば、60回転/毎秒)と、背面投影用スクリーン14への背面投影と、天井への投影とを時分割で切替えられる。60回転/毎秒で回転させる場合の観察者は、残像効果によって2つの投影像を鑑賞することができる。
なお、フィルタホイール17の回転に合わせて表示素子12に異なるフレーム画像を形成させることによって、背面投影用スクリーン14への背面投影像と天井への投影像の内容を異ならせてもよい。この場合の制御部24は、それぞれに投影すべきフレーム画像をメモリ21へ格納しておき、フィルタホイール17が透過と拡散とを切替えるタイミングで表示素子12上に形成させるフレーム画像を切替えるように、表示素子12を駆動する。
制御部24は、第一の実施形態と同様に、フィルタホイール17が透過と拡散とを切替えるタイミングでフォーカシングレンズ13aを移動させ、背面投影用スクリーン14への背面投影時と、天井への投影時とでそれぞれ投影像のピントがあうように不図示のアクチュエータを駆動する。また、制御部24は、フィルタホイール17が透過と拡散とを切替えるタイミングで電子的に投影像の歪み補正を行ってもよい。さらにまた、フィルタホイール17が透過と拡散とを切替えるタイミングで光源11の輝度を制御することにより、背面投影用スクリーン14への投影時と天井への投影時との間の輝度補正を行ってもよい。
以上説明した第二の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)表示装置1は、光源11、表示素子12および投影光学系13と、これら光源11、表示素子12および投影光学系13によって背面から投影される背面投影用スクリーン14と、背面投影用スクリーン14に沿って形成され、光源11、表示素子12および投影光学系13からの投影光を拡散する第1領域および投影光を透過する第2領域を有する拡散面16と、を備えるようにしたので、第1の画像および第2の画像を1つの光源11、表示素子12および投影光学系13から投影できる。たとえば、拡散領域において第1の画像を背面投影する一方、透過領域を透過した光によって第2の画像を投影できる。
(2)上記(1)の表示装置1において、光源11、表示素子12および投影光学系13と背面投影用スクリーン14との間に配され、投影光の波長を時系列に切替えるフィルタホイール17をさらに備え、拡散面16は、拡散領域および透過領域が共通のフィルタ部材で構成され、投影光のうち第1波長成分を拡散、かつ投影光のうち第1波長成分と異なる第2波長成分を透過するので、第1の画像の投影と第2の画像の投影とを時系列に切替えできる。
(3)上記(2)の表示装置1において、拡散光による第1投影内容と透過光による第2投影内容とを異ならせるように、時系列の切替え時に光源11、表示素子12および投影光学系13を制御する制御部24をさらに備えるようにしたので、たとえば、異なる画像を投影したり、異なる歪み補正をしたり、異なる輝度補正が可能になる。
(4)上記(2)の表示装置1において、時系列の切替え時に投影光学系13の焦点調節を行うように光源11、表示素子12および投影光学系13を制御する制御部24をさらに備えるようにしたので、第1の画像の投影時と第2の画像の投影時とで別々にピント合わせを行うことができる。
(5)上記(2)の表示装置1において、時系列の切替え時に投影像の輝度または歪み補正を行うように光源11、表示素子12および投影光学系13を制御する制御部24をさらに備えるようにしたので、第1の画像の投影時と第2の画像の投影時とで投影輝度の差を抑えたり、投影歪みの差を抑えることができる。
(変形例6)
第二の実施形態による拡散面16を空間的に分割させるように構成してもよい。変形例6の拡散面16(図7)は、背面投影用スクリーン14の内側面(半球形状の内側)において図5に例示したパターンと同様にスリット状に分割して形成する。図5において斜線部分は拡散領域を表し、図において白地部分は透過領域を表す。そして変形例6の場合は、フィルタホイール17(図7)を省略する。変形例6によれば、上記実施形態に比べて投影像の解像度は低下するものの、背面投影用スクリーン14への背面投影と天井への投影とを同時に行える。観察者は、残像効果によらないで2つの投影像を鑑賞できる。
(変形例7)
背面投影用スクリーン14の内側面(半球形状の内側)において図6に例示したパターンと同様に市松模様状に分割させるように構成してもよい。変形例7の場合にも、フィルタホイール17(図7)を省略する。変形例7によれば、上記実施形態に比べて投影像の解像度は低下するものの、背面投影用スクリーン14への背面投影と天井への投影とを同時に行える。観察者は、残像効果によらないで2つの投影像を鑑賞できる。
(変形例8)
上記実施形態および変形例では、背面投影用スクリーン14を半球形状のドーム型に構成する例を説明した。背面投影用スクリーン14は方形状でもよい。たとえば、部屋の対向する壁の一方を背面投影用スクリーン14として構成し、対向する他方の壁にもう1つの投影像を投影させる。この場合にも、第1の画像および第2の画像を1つのプロジェクタから投影できる。
(変形例9)
プロジェクターユニット10による投影方向を変更可能に構成してもよい。図10は、変形例9による投影光学系の要部構成を説明する断面図である。変形例9では、背面投影用スクリーン14Bを半球形状のドーム型でなく砲弾型に構成する。そして、背面投影用スクリーン14Bの中で投影光学系13と、表示素子12および撮像素子31を含むブロックを矢印方向に回動可能に構成する。プロジェクターユニット10の角度を変更可能に構成することで、背面投影用スクリーン14Bを介して外側へ投影する投影位置を移動させることができる。
(変形例10)
背面投影用スクリーン14Bを介して外側の複数方向へ同時に投影するために、背面投影用スクリーン14Cの中に投影光学系13と、表示素子12および撮像素子31を含むブロックを複数備えるようにしてもよい。図11は、変形例10による投影光学系の要部構成を説明する断面図である。変形例10では、砲弾型に構成した背面投影用スクリーン14Cの中に、3系統のブロックを備える。図11では、第1ブロックの投影光学系を13−1と表し、第2ブロックの投影光学系を13−2と表し、第3ブロックの投影光学系を13−3と表す。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…表示装置
10…プロジェクターユニット
11…光源
12…表示素子
13…投影光学系
14、14B、14C…背面投影用スクリーン
15、15B、15C…液晶素子
16…拡散面
17…フィルタホイール
20…処理部
21…メモリ
22…フレーム画像生成部
23…フレーム切替部
24…制御部
30…カメラユニット
31…撮像素子

Claims (10)

  1. 投影部と、
    前記投影部によって背面から投影される被投影部材と、
    前記被投影部材に沿って形成され、前記投影部からの投影光を拡散する第1領域および前記投影光を透過する第2領域を有する光学部材と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記光学部材は、前記第1領域と前記第2領域とが切替わることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記光学部材は、前記第1領域と前記第2領域とが時系列で切替わることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記光学部材は、前記第1領域と前記第2領域とが混在するように切替わることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の表示装置において、
    前記光学部材は、液晶素子またはホログラフィック光学素子で構成されることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記光学部材は、前記投影光のうち第1波長成分を拡散する第1フィルタ部材が配された前記第1領域と、前記投影光のうち前記第1波長成分と異なる第2波長成分を透過する第2フィルタ部材が配された前記第2領域とが混在することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記投影部と前記被投影部材との間に配され、前記投影光の波長を時系列に切替える波長切替手段をさらに備え、
    前記光学部材は、前記第1領域および前記第2領域が共通のフィルタ部材で構成され、前記投影光のうち第1波長成分を拡散、かつ前記投影光のうち前記第1波長成分と異なる第2波長成分を透過することを特徴とする表示装置。
  8. 請求項3または請求項7に記載の表示装置において、
    前記拡散光による第1投影内容と前記透過光による第2投影内容とを異ならせるように、前記時系列の切替え時に前記投影部を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項3または請求項7に記載の表示装置において、
    前記時系列の切替え時に投影光学系の焦点調節を行うように前記投影部を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項3または請求項7に記載の表示装置において、
    前記時系列の切替え時に投影像の輝度または歪み補正を行うように前記投影部を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする表示装置。
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JP2016053622A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 株式会社デンソー 表示装置
WO2018198868A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 スクリーンシステム、表示システム、スクリーンシステムの制御方法、プログラム、記憶媒体及び表示システムを備える移動体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018189956A (ja) * 2017-04-27 2018-11-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 スクリーンシステム、表示システム、スクリーンシステムの制御方法、プログラム、及び表示システムを備える移動体

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