JP2007205803A - センサ信号処理システムおよびディテクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】角速度センサなどの感度温度特性の変化に対応して温度補償を行うこと。
【解決手段】ディテクタは、一部が半導体集積回路によって構成され、半導体集積回路は、駆動回路41、ACアンプ42、検波回路43、増幅回路44を備え、演算増幅器57の入力端子に接続される入力抵抗器が、半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器55aと、外部のディスクリート部品からなって並列接続された外部入力抵抗器55bとを含んでおり、内部入力抵抗器の温度係数α1と外部入力抵抗器の温度係数α2との合成された温度係数α3によって、角速度センサの温度特性の補償が行われる。
【選択図】 図3
【解決手段】ディテクタは、一部が半導体集積回路によって構成され、半導体集積回路は、駆動回路41、ACアンプ42、検波回路43、増幅回路44を備え、演算増幅器57の入力端子に接続される入力抵抗器が、半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器55aと、外部のディスクリート部品からなって並列接続された外部入力抵抗器55bとを含んでおり、内部入力抵抗器の温度係数α1と外部入力抵抗器の温度係数α2との合成された温度係数α3によって、角速度センサの温度特性の補償が行われる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、角速度センサなどから出力される信号を処理して物理現象に対応する検出信号を出力するセンサ信号処理システムおよびそのためのディテクタに関する。
従来より、物体に加わる角速度を検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)は、ビデオカメラの手振れ検知、カーナビゲーション装置、サイドエアバックの開放タイミング用のロール角検知、または車やロボットなどの姿勢制御に用いられている。
そのような角速度センサとして、ビーム型や音叉型などがあるが、振動し易くQ値の高い音叉型ジャイロセンサが多く用いられている(特許文献1〜3)。
音叉型ジャイロセンサは、LN(ニオブ酸リチウム)などの圧電体を用いて複数のアーム部およびベース部(ノード部)を有する音叉(振動子)の基板が形成され、基板の表面、裏面、および側面に、駆動用および検出用の複数の電極が形成された構造である。
このような角速度センサは、感度が温度によって変化する。例えば、LN(ニオブ酸リチウム)などの圧電体を用いたLNジャイロの場合には、図8に示すように、温度が高くなると感度が低下するという感度温度特性を持つ。図8に示す例では、感度温度特性は、約−1100ppm/℃である。
このような角速度センサの感度温度特性を補償するために、種々の対策がとられている。例えば、特許文献1において、角速度センサの感度の温度に対する離散的な補正データを記憶しておき、温度センサによって検出した角速度センサの近傍の温度に対応した補正データを読み出して補正することが従来技術として開示されている。しかし、それによると連続的な補正ができないという指摘があり、また、予め補正データを取得しておくことが煩わしく、構成が複雑になるという問題がある。
また、特許文献3において、検出回路(ディテクタ)を構成する半導体集積回路において、温度特性を持つ内部抵抗と温度特性を持たない外部抵抗を差動増幅回路の入力側抵抗と出力側抵抗に適用し、増幅回路のゲインに温度特性を持たせ、これによって角速度センサの感度温度特性を相殺させることが提案されている。
特開2002−372422
特開2003−247828
特開平11−148829
しかし、上の特許文献3で提案された従来の方法では、半導体集積回路における増幅回路の温度ゲイン特性が、内部抵抗の温度特性によって一義的に決まってしまう。
一方、角速度センサの感度温度特性は、製造工程のバラツキやロットなどによって異なることがあり、また、角速度センサの設計変更によっても変わってしまう。
したがって、それぞれの角速度センサに対して同様の補償を行えるようにするには、感度温度特性の変更に対応して、検出回路の仕様を変更するために半導体集積回路を改版する必要がある。しかし、半導体集積回路の設計および製造のためには長期間を要し、またそのための投資費用も大きいので、この方法では融通性に劣る。
また、感度温度特性が大きい場合には、それに応じて温度特性の補正係数を大きくする必要がある。そのため、従来においては増幅回路のアンプを多段構成とする必要があって回路規模が大きくなり、半導体集積回路の製造コストが一層高くなっていた。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、角速度センサなどの感度温度特性の変化に対応して温度補償を行うことができる構成が簡単なセンサ信号処理システムおよびそのためのディテクタを提供することを目的とする。
また、請求項5および6の発明は、回路規模が大きくなることなく、温度特性の補正係数を大きくするを目的とする。
本発明に係るセンサ信号処理システムは、センサと、前記センサから出力される信号を処理して物理現象に対応する検出信号を出力するディテクタとを有するセンサ信号処理システムであって、前記ディテクタは、少なくともその一部が半導体集積回路によって構成され、前記半導体集積回路は、半導体集積回路素子によって構成された演算増幅器による増幅回路を備えており、前記演算増幅器の入力端子に接続される入力抵抗器が、前記半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器と、前記半導体集積回路の外部に設けられ前記内部入力抵抗器に並列接続された外部入力抵抗器とを含んでおり、前記内部入力抵抗器の温度特性と前記外部入力抵抗器の温度特性との合成された温度特性によって、前記センサの感度温度特性の補償が行われる。
好ましくは、前記演算増幅器の出力端子から前記入力端子への帰還抵抗器が、前記半導体集積回路の外部に設けられており、前記演算増幅器が所定の増幅率となるように、前記入力抵抗器の抵抗値に応じて前記帰還抵抗器の抵抗値が設定されている。
また、角速度センサと、前記角速度センサから出力される信号を処理して検出信号を出力するディテクタとを有するセンサ信号処理システムであって、前記ディテクタは、少なくともその一部が半導体集積回路によって構成され、前記半導体集積回路は、前記角速度センサに参照振動を発生させるように駆動する駆動回路と、前記角速度センサから出力される信号を増幅するACアンプと、前記ACアンプからの出力信号を検波して前記角速度センサに加わった角速度に対応する角速度信号を出力する検波回路と、前記検波回路から出力される信号を増幅して前記検出信号を出力する、演算増幅器を含んで構成された増幅回路と、を備えており、前記演算増幅器の入力端子に接続される入力抵抗器が、半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器と、前記半導体集積回路の外部に設けられ前記内部入力抵抗器に並列接続された外部入力抵抗器とを含んでおり、前記内部入力抵抗器の温度特性と前記外部入力抵抗器の温度特性との合成された温度特性によって、前記角速度センサの温度特性の補償が行われている、
好ましくは、前記演算増幅器の出力端子から前記入力端子への帰還抵抗器が、前記半導体集積回路の外部に設けられており、前記検出信号が前記角速度に対応した値となるように、前記帰還抵抗器の抵抗値によって前記演算増幅器の増幅率が調整されている。
好ましくは、前記演算増幅器の出力端子から前記入力端子への帰還抵抗器が、前記半導体集積回路の外部に設けられており、前記検出信号が前記角速度に対応した値となるように、前記帰還抵抗器の抵抗値によって前記演算増幅器の増幅率が調整されている。
必要に応じて、前記駆動回路には、前記角速度センサに流す駆動電流を制限するための、半導体集積回路素子によって構成された制限抵抗器が、前記角速度センサの駆動電極と直列的に設けられる。
また、前記ACアンプには、その入力端子に、半導体集積回路素子によって構成された終端抵抗器が、前記角速度センサから出力される信号に対して負荷となるように設けられる。
本発明に係るディテクタは、角速度センサから出力される信号を処理して検出信号を出力する角速度センサシステムのためのディテクタであって、少なくともその一部が半導体集積回路によって構成されており、前記半導体集積回路は、前記角速度センサに参照振動を発生させるように駆動する駆動回路と、前記角速度センサから出力される信号を増幅するACアンプと、前記ACアンプからの出力信号を検波して前記角速度センサに加わった角速度に対応する角速度信号を出力する検波回路と、前記検波回路から出力される信号を増幅して前記検出信号を出力する、演算増幅器を含んで構成された増幅回路と、を備えており、前記演算増幅器の入力端子に接続された、半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器に対して、当該半導体集積回路とは別の外部入力抵抗器を前記内部入力抵抗器と並列接続することが可能なように接続端子が設けられてなる。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明に係る第1の実施形態のセンサ信号処理システム1の構成を示す図、図2は外部入力抵抗器として可変抵抗器を用いた構成を示す図である。
図1は本発明に係る第1の実施形態のセンサ信号処理システム1の構成を示す図、図2は外部入力抵抗器として可変抵抗器を用いた構成を示す図である。
図1において、センサ信号処理システム1は、センサ11およびディテクタ12からなる。センサ11は、物理現象を電気信号に変換して信号S1を出力する。センサ11として、例えば、角速度センサ、速度センサ、位置センサ、温度センサ、湿度センサ、磁気センサ、光センサ、流量センサ、その他の種々のセンサを適用することが考えられる。いずれの場合も、センサ11の信号S1が温度によって変化する。つまり、センサ11は感度温度特性を持ち、その温度係数はβである。温度係数βは、定数である場合、数式で表される場合、換算表で表される場合などがある。しかし、実用される温度範囲においては一次関係に近似できることが多く、温度係数βを定数で表すことが可能な場合が多い。
したがって、例えば、温度係数βが負である場合には、温度が高くなるとそれに比例して信号S1が小さくなり、その割合または傾きは温度係数βの絶対値によって示されることとなる。また、温度係数βが正である場合にはその逆となる。
ディテクタ12は、センサ11から出力される信号S1を処理して物理現象に対応する検出信号S2を出力する。ディテクタ12は、その一部が半導体集積回路21によって構成され、他の部分がディスクリート部品などによって構成されている。
半導体集積回路21は、半導体集積回路素子によって構成された演算増幅器31による増幅回路30を備えている。つまり、増幅回路30は、演算増幅器31、および種々の抵抗器32〜35などからなっている。なお、これらの抵抗器32〜35について、接続された位置や機能などに応じて、入力抵抗器、内部入力抵抗器、外部入力抵抗器、帰還抵抗器などと言うことがある。
増幅回路30において、内部入力抵抗器32aは、演算増幅器31の入力端子(反転入力端子)と前段からの出力との間に接続されている。内部入力抵抗器32aに対して、外部入力抵抗器32bがそれと並列に接続されている。また、演算増幅器31の出力端子から入力端子への帰還抵抗器33が、半導体集積回路21の外部に設けられている。
内部入力抵抗器32aは、半導体集積回路21の内部にあって、半導体集積回路21の製造工程において形成されたものである。つまり、内部入力抵抗器32aは、半導体集積回路素子によって構成されており、負の温度特性(温度係数)を持つ。
外部入力抵抗器32bおよび帰還抵抗器33は、半導体集積回路21に設けられた接続端子PN1〜3を介して、半導体集積回路21の外部に設けられたディスクリート部品である。外部入力抵抗器32bおよび帰還抵抗器33として、例えば、金属皮膜抵抗器、炭素皮膜抵抗器、捲線抵抗器などが用いられる。
内部入力抵抗器32aと外部入力抵抗器32bとの並列接続体が、演算増幅器31における入力抵抗器32を構成する。つまり、入力抵抗器32の抵抗値(入力抵抗値)は、内部入力抵抗器32aと外部入力抵抗器32bとの並列接続による合成の抵抗値である。入力抵抗器32の温度係数も、内部入力抵抗器32aと外部入力抵抗器32bとの並列接続により合成された値となる。
具体的な数値例を挙げると、内部入力抵抗器32aの温度係数は、例えば、−1300ppm/℃である。この値は、半導体集積回路21に形成されたほとんどの素子に共通である。外部入力抵抗器32bの温度係数は、例えば、±5ppm/℃程度であり、内部入力抵抗器32aに比べてその絶対値が大幅に小さいので、温度係数をほぼ0と見做すことができる。
さて、内部入力抵抗器32aに対して外部入力抵抗器32bが並列接続されることにより、内部入力抵抗器32aのみが接続されている場合と比較して、演算増幅器31の入力抵抗値は小さくなるが、温度係数の絶対値も小さくなる。つまり、外部入力抵抗器32bの抵抗値を選択することにより、合成の温度係数つまり入力抵抗器32の温度係数を調整することができる。
ここで、内部入力抵抗器32aの抵抗値をRR1kΩ、温度係数をα1とし、外部入力抵抗器32bの抵抗値をRR2kΩ、温度係数をα2とすると、合成された抵抗値RR3および合成された温度係数α3は、次の(1)式および(2)式のように表される。
RR3=(RR1×RR2)/(RR1+RR2) …(1)
α3 =〔(RR2×α1)+(RR1×α2)〕/(RR1+RR2)…(2)
外部入力抵抗器32bの温度係数α2を「0」とすると、上の(2)式は次の(3)式のように書き替えることができる。
α3 =〔(RR2×α1)+(RR1×α2)〕/(RR1+RR2)…(2)
外部入力抵抗器32bの温度係数α2を「0」とすると、上の(2)式は次の(3)式のように書き替えることができる。
α3 =(RR2×α1)/(RR1+RR2) …(3)
この(3)式によると、合成の温度係数α3は、内部入力抵抗器32aの温度係数α1の〔(RR2)/(RR1+RR2)〕倍、つまり、温度係数α1の(RR1+RR2)分の(RR2)となっている。したがって、外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2が小さくなればなるほど、合成の温度係数α3の絶対値は小さくなる。つまり、外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2によって、合成の温度係数α3つまり演算増幅器31の入力抵抗器32の温度係数α3を調整することができる。
この(3)式によると、合成の温度係数α3は、内部入力抵抗器32aの温度係数α1の〔(RR2)/(RR1+RR2)〕倍、つまり、温度係数α1の(RR1+RR2)分の(RR2)となっている。したがって、外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2が小さくなればなるほど、合成の温度係数α3の絶対値は小さくなる。つまり、外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2によって、合成の温度係数α3つまり演算増幅器31の入力抵抗器32の温度係数α3を調整することができる。
ここで、内部入力抵抗器32aの抵抗値RR1が200、つまり内部入力抵抗器32aが200kΩであり、その温度係数α1が−1300ppm/℃であったとする。この場合には、温度係数α3は、上の(3)式を変形した次の(4)式によって求められる。
α3 =−(1300×RR2)/(200+RR2) …(4)
そこで、例えば、外部入力抵抗器32bが、20kΩ、200kΩ、または2MΩの場合には、合成の温度係数α3は、それぞれ、−118ppm/℃、−650ppm/℃、−1181ppm/℃となる。
そこで、例えば、外部入力抵抗器32bが、20kΩ、200kΩ、または2MΩの場合には、合成の温度係数α3は、それぞれ、−118ppm/℃、−650ppm/℃、−1181ppm/℃となる。
このように、外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2を選択し、合成の温度係数α3がセンサ11の温度係数βと符号が反対で絶対値が同じかまたはそれに近くなるようにすることにより、センサ11の感度温度特性の補償を行うことができる。つまり、センサ11の感度温度特性を「0」またはほぼ「0」とし、温度変化による誤差の少ない精度のよい検出信号S2を得ることができる。
なお、温度係数α3のみではセンサ11の温度係数βを補正し切れない場合には、他の補償回路を併用してもよい。
また、演算増幅器31の増幅率Aは、入力抵抗器32の抵抗値RR3と帰還抵抗器33の抵抗値RR4とによって決定される。したがって、増幅率Aが所定の値となるように、入力抵抗器32の抵抗値RR3に応じて帰還抵抗器33の抵抗値RR4を設定する。
つまり、例えば、増幅回路30の増幅率Aを10倍とするには、抵抗値RR4を抵抗値RR3の10倍とすればよい。なお、ここでは、増幅率Aを絶対値で示している。したがって、外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2を変更した場合には、それにともなって帰還抵抗器33の抵抗値RR3も変更することとなる。
外部入力抵抗器32bの抵抗値RR2を変更するには、外部入力抵抗器32bを取り替えればよい。つまり、所謂、外部入力抵抗器32bののせかえを行えばよい。また、例えば、図2(A)に示すように、外部入力抵抗器32bとして可変抵抗器VR32bを用いてもよく、図2(B)に示すように、可変抵抗器VR32bと固定抵抗器R32cとの直列接続体を用いてもよい。
また、増幅率Aを変更するために、帰還抵抗器33についても、図2に示すような可変抵抗器を用いてもよい。
なお、増幅率Aは、半導体集積回路21の全体の感度や出力信号レベルなどによって決められる。例えば、センサ11の信号S1に対して、検出信号S2がその物理現象に対応する有為な値となるように、または種々の信号授受に関するインタフェース規格に適合するように、増幅回路30の増幅率Aが決定される。なお、通常、ディテクタ12のいずれかの段階で、全体の感度や出力信号レベルを調整するための可変抵抗器によるアジャスタが設けられるので、そのようなアジャスタと連携して、増幅回路30の増幅率Aを決定すればよい。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係る第2の実施形態のセンサ信号処理システム1Bについて説明する。センサ信号処理システム1Bでは、センサとして角速度センサ(ジャイロセンサ)を用い、物体の角速度に応じた検出信号を出力する。つまり、センサ信号処理システム1Bは、角速度センサシステム、角速度検出装置、ジャイロセンサシステム、ジャイロセンサなどと言うこともできる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係る第2の実施形態のセンサ信号処理システム1Bについて説明する。センサ信号処理システム1Bでは、センサとして角速度センサ(ジャイロセンサ)を用い、物体の角速度に応じた検出信号を出力する。つまり、センサ信号処理システム1Bは、角速度センサシステム、角速度検出装置、ジャイロセンサシステム、ジャイロセンサなどと言うこともできる。
なお、第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と同様の機能または作用を有する要素については、その説明を省略しまたは簡略化する。
図3は本発明に係る第2の実施形態のセンサ信号処理システム1Bの構成を示す図、図4は半導体集積回路21Bの具体的な例を示す回路図、図5は増幅回路44における外部入力抵抗器55bの抵抗値RR55bと演算増幅器57の増幅率温度特性との関係の例を示す図、図6はACアンプ42における入力抵抗器53の抵抗値RR53と感度との関係の例を示す図、図7は駆動回路41における制限抵抗器52の抵抗値RR52を変化させた場合の出力電圧との関係の例を示す図、図8は角速度センサ11Bの感度温度特性の例を示す図である。
図3において、センサ信号処理システム1Bは、角速度センサ11Bおよびディテクタ12Bからなる。
角速度センサ11Bは、LN(ニオブ酸リチウム)などの圧電体を用いて音叉形の振動子を形成し、その表面、裏面、および側面に、駆動用および検出用の複数の電極DKを形成した音叉型ジャイロセンサである。電極DK21とDK22との間のエレメントに駆動電圧を印加して駆動電流を流すことにより、角速度センサ11Bに参照振動が発生する。その状態で、角速度センサ11Bに角速度が加わったきに、その角速度に応じた信号S3が電極DK23とDK24との間から出力される。
図8に示すように、角速度センサ11Bは、温度が高くなると感度が低下するという感度温度特性を持つ。図8に示す例では、角速度センサ11Bの感度温度特性は、中央部においても必ずしも一次的な変化を示さないが、また個差もあるが、本実施形態では、使用温度範囲、例えば−20〜60℃の範囲において、−1100ppm/℃で一定であるとする。
ディテクタ12Bは、角速度センサ11Bから出力される信号S3を処理して角速度に対応する検出信号S8を出力する。ディテクタ12Bは、その一部が半導体集積回路21Bによって構成され、他の部分がディスクリート部品などによって構成されている。
半導体集積回路21Bは、駆動回路41、ACアンプ42、検波回路43、および増幅回路44などを備えている。
駆動回路41は、角速度センサ11Bが参照振動を発生するよう、角速度センサ11Bを駆動する。つまり、駆動回路41には、角速度センサ11Bを励振するための終段増幅器51、終段増幅器51によって角速度センサ11Bに流す駆動電流iを制限するための制限抵抗器52などが設けられている。制限抵抗器52は、半導体集積回路21Bの内部にあって、半導体集積回路素子によって構成され、上に述べたように、負の温度係数を持つ。制限抵抗器52は、角速度センサ11Bの電極DK21とDK22とに対して直列に接続される。駆動回路41において、制限抵抗器52に関連する部分以外は公知のものを用いる。
ACアンプ42は、角速度センサ11Bから出力される信号S3を増幅し、信号S4を出力する。ACアンプ42には、角速度センサ11Bの信号S3に対する負荷となる入力抵抗器53、入力抵抗器53の両端に発生する電圧を増幅する差動増幅器54などが設けられている。入力抵抗器53は、同じく半導体集積回路素子によって構成され、負の温度係数を持つ。入力抵抗器53を「終端抵抗器」と記載することがある。ACアンプ42において、入力抵抗器53に関連する部分以外は公知のものを用いる。
検波回路43は、ACアンプ42から出力される信号S4を検波し、角速度センサ11Bに加わった角速度に対応する角速度信号S5を出力する。検波回路43それ自体は公知のものを用いる。
増幅回路44は、検波回路43から出力される角速度信号S5を増幅し、検出信号S8を出力する。増幅回路44は、内部入力抵抗器55a、外部入力抵抗器55b、帰還抵抗器56、および演算増幅器57などを含んで構成されている。
増幅回路44において、第1の実施形態のセンサ信号処理システム1における増幅回路30と同様に、演算増幅器57の入力抵抗器55は、内部入力抵抗器55aと外部入力抵抗器55bとの並列接続体によって構成される。内部入力抵抗器55aは半導体集積回路素子によって構成され、負の温度係数を持つ。外部入力抵抗器55bおよび帰還抵抗器56は、半導体集積回路21Bの外部に設けられたディスクリート部品であり、これらの温度係数は内部入力抵抗器55aのそれに対して「0」と見做すことができる。
図4に示すように、駆動回路41において、終段増幅器51の出力は制限抵抗器52を介して角速度センサ11Bの振動電極11BDに印加される。振動電極11BDは、抵抗器71〜73、コンデンサ74〜75などからなる位相回路とともに発振回路を構成している。
ACアンプ42において、角速度センサ11Bの検出電極11BKの出力は、直列接続された2つの抵抗器53a,53bからなる入力抵抗器53を負荷とし、2つの増幅器54a,54bによる差動増幅回路によって増幅される。さらに増幅器62によって増幅され、その出力信号S4は検波回路43に入力される。
検波回路43の出力信号S5は、抵抗器63およびコンデンサ64からなる平滑回路を経て、増幅回路44の初段増幅器65に入力される。初段増幅器65からの出力は、入力抵抗器55を介して演算増幅器57の反転入力端子に入力される。演算増幅器57は、内部入力抵抗器55aと外部入力抵抗器55bとの並列接続された抵抗値RRと、帰還抵抗器56の抵抗値RRとによる増幅率Aで、入力された信号を増幅し、検出信号S8を出力する。
次に、センサ信号処理システム1Bの動作について説明する。
増幅回路44において、入力抵抗器55の温度係数αが外部入力抵抗器55bの抵抗値RRによって調整できることは第1の実施形態と同様である。したがって、これによって、角速度センサ11Bの感度温度特性を補償することが可能である。
図5には、増幅回路44における外部入力抵抗器55bの抵抗値RR55bと演算増幅器57の感度温度特性との関係の例が示されている。つまり、図5において、内部入力抵抗器55aの抵抗値RR55aを200kΩとしておき、外部入力抵抗器55bの抵抗値RR55bを、図5(A)では20kΩ、図5(B)では200kΩ、図5(C)では無限大(オープン)とし、それぞれの場合において、増幅率Aが、5倍、10倍、20倍程度となるように帰還抵抗器56の抵抗値RR56を設定したときのそれぞれの増幅率Aの温度変化の様子が示されている。
図5に示されるように、温度の上昇にともなって増幅率Aが大きくなるという全体的な傾向がある中で、外部入力抵抗器55bの抵抗値RR55bを小さくするとそれにともなって増幅率Aの温度変化の割合が小さくなっている。
図5に示されるように、温度の上昇にともなって増幅率Aが大きくなるという全体的な傾向がある中で、外部入力抵抗器55bの抵抗値RR55bを小さくするとそれにともなって増幅率Aの温度変化の割合が小さくなっている。
外部入力抵抗器55bの抵抗値RR55bを適切に選定することによって、演算増幅器57の感度温度特性を任意に設定することができる。また、同時に帰還抵抗器56の抵抗値RR56を適切に選定することによって、演算増幅器57の増幅率Aを任意に設定することができる。
また、ACアンプ42において、入力抵抗器53の抵抗値RR53が小さくなると、角速度センサ11Bから見た負荷抵抗が小さくなり、角速度センサ11Bの出力電圧が小さくなる。したがって、差動増幅器54の出力は小さくなる。
つまり、図6に示すように、角速度センサ11Bの時計回り(CW)および反時計回り(CCW)のいずれの方向に対しても、入力抵抗器53の抵抗値RR53の大きさに応じて感度が大きくなっている。なお、抵抗値RR53は、通常、200kΩ程度に設定される。なお、図6において、角速度センサ11Bの感度は印加する電圧によっても異なるが、ここではVcc=5Vとした。
また、入力抵抗器53は、負の温度係数を持ち、その値は本実施形態において−1300ppm/℃である。したがって、差動増幅器54の増幅率Aもこれの影響を受けて負の温度特性を持つことになる。この影響を軽減しまたは無くすためには、入力抵抗器53を半導体集積回路21Bとは別の外部抵抗器によって構成するか、入力抵抗器53と並列に外部抵抗器を接続できるようにして温度係数を調整可能とすればよい。そのような外部抵抗器を接続するための接続端子を半導体集積回路21Bに設けておけばよい。
駆動回路41において、制限抵抗器52は、負の温度係数を持ち、その値は本実施形態において−1300ppm/℃である。この場合に、角速度センサ11Bに流す駆動電流iの温度特性、つまり駆動回路41の全体の温度特性としては、800ppm/℃の正の温度特性となる。制限抵抗器52の抵抗値RR52は30kΩである。
図7には、制限抵抗器52の抵抗値RR52が、27kΩ、30kΩ、33kΩのそれぞれの場合において、角速度センサ11Bに加わる角速度に対する出力電圧(信号S3)の変化が示されている。角速度センサ11Bの感度は、図7におけるグラフの傾きであり、抵抗値RR52が27kΩの場合には「1.952」、30kΩの場合には「1.808」、33kΩの場合には「1.646」である。
つまり、抵抗値RR52が大きくなるにしたがって感度が低下している。したがって、制限抵抗器52が負の温度係数を持つということは、駆動回路41としては正の温度特性を持つこととなり、それが本実施形態では上に述べた800ppm/℃である。
なお、駆動回路41における温度特性を調整するためには、制限抵抗器52の抵抗値を調整するか、または、制限抵抗器52を半導体集積回路21Bとは別の外部抵抗器によって構成し、または制限抵抗器52と並列に外部抵抗器を接続できるようにして、温度係数を調整可能とすればよい。
次に、角速度センサ11Bの感度温度特性の補償のために、駆動回路41、ACアンプ42、増幅回路44のそれぞれの温度特性を組み合わせて用いる実施例について説明する。
増幅回路44の温度特性のみによって補償を行う。つまり、外部入力抵抗器32bとして、抵抗値RR32bが1.1MΩで温度係数α2が「0」のものを用いる。駆動回路41の制限抵抗器52およびACアンプ42の入力抵抗器53については、温度係数を持たない外部抵抗器を用いる。
この場合に、合成の温度係数α3は、上の(4)式から、1100ppm/℃となり、増幅回路44の温度特性つまり半導体集積回路21の全体の温度特性が1100ppm/℃となって、角速度センサ11Bの感度温度特性−1100ppm/℃が相殺される。
なお、抵抗値RR32bを1.1MΩとしたことにともなって、増幅回路44の増幅率Aが所定の値となるように帰還抵抗器33を調整しておく。
増幅回路44の温度特性と駆動回路41の温度特性との併用によって補償を行う。つまり、駆動回路41の制限抵抗器52を、半導体集積回路素子によるものとし、上に述べたように、駆動回路41の温度特性を800ppm/℃とする。これとともに、増幅回路44の外部入力抵抗器32bとして、抵抗値RR32bが60kΩで温度係数α2が「0」のものを用いる。ACアンプ42の入力抵抗器53については、温度係数を持たない外部抵抗器を用いる。
この場合に、増幅回路44における合成の温度係数α3、つまり増幅回路44の温度特性は、上の(4)式から、300ppm/℃となる。したがって、半導体集積回路21の全体の温度特性は、800+300で1100ppm/℃となり、角速度センサ11Bの感度温度特性−1100ppm/℃が相殺される。
実施例3では、角速度センサ11Bの感度温度特性が正であり、1000ppm/℃であったとする。この場合に、ACアンプ42の温度特性によって補償を行う。つまり、入力抵抗器53を半導体集積回路素子によって構成し、温度特性を−1300ppm/℃とする。これによって、ACアンプ42の温度特性が1100ppm/℃程度になったとした場合には、これによって角速度センサ11Bの1000ppm/℃がほぼ相殺されることとなる。
その他、駆動回路41、ACアンプ42、増幅回路44の正または負の温度特性の種々の組み合わせによって、半導体集積回路21の全体として適切な温度特性となるようにし、角速度センサ11Bの感度温度特性を相殺しまたは軽減することによって補償を行うことができる。
しかも、外部入力抵抗器32bの抵抗値を選定して追加し、または制限抵抗器52や入力抵抗器53を選定するだけで温度特性を微調整することができるので、構成が簡単であり、回路規模が大きくなることなく、温度特性の補正係数を大きくして種々の角速度センサ11Bに対応することができる。
上の各実施形態において、外部入力抵抗器32bまたは外部入力抵抗器55bなどの抵抗器について、温度係数αが正のものまたは負のもの、また種々の値のものを用いることができる。半導体集積回路21,21Bは、適当なパッケージに実装しておけばよい。外部への接続端子として、半田付け可能な種々の端子、またはソケットやコネクタと接続可能なピン端子などを用いることができる。ディテクタ12,12Bにおいては、適当なプリント基板などを用い、半導体集積回路21,21B、外部抵抗器、その他の部品を実装すればよい。
上の実施形態において、角速度センサ11Bの材料として、セラミック、水晶などの種々の材料を用いることができる。それらの温度特性に応じて、外部入力抵抗器32bなどを調整すればよい。
その他、駆動回路41、ACアンプ42、検波回路43、増幅回路44、ディテクタ12,12B、またはセンサ信号処理システム1,1Bの全体または各部の構造、形状、寸法、個数、回路、抵抗値、定数などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1,1B センサ信号処理システム
11 センサ
12 ディテクタ
21 半導体集積回路
30 増幅回路
31 演算増幅器
32 入力抵抗器
32a 内部入力抵抗器
32b 外部入力抵抗器
33 帰還抵抗器
11B 角速度センサ
12B ディテクタ
21B 半導体集積回路
41 駆動回路
42 ACアンプ
43 検波回路
44 増幅回路
52 制限抵抗器
53 入力抵抗器
55 入力抵抗器
55a 内部入力抵抗器
55b 外部入力抵抗器
56 帰還抵抗器
11 センサ
12 ディテクタ
21 半導体集積回路
30 増幅回路
31 演算増幅器
32 入力抵抗器
32a 内部入力抵抗器
32b 外部入力抵抗器
33 帰還抵抗器
11B 角速度センサ
12B ディテクタ
21B 半導体集積回路
41 駆動回路
42 ACアンプ
43 検波回路
44 増幅回路
52 制限抵抗器
53 入力抵抗器
55 入力抵抗器
55a 内部入力抵抗器
55b 外部入力抵抗器
56 帰還抵抗器
Claims (7)
- センサと、前記センサから出力される信号を処理して物理現象に対応する検出信号を出力するディテクタとを有するセンサ信号処理システムであって、
前記ディテクタは、少なくともその一部が半導体集積回路によって構成され、
前記半導体集積回路は、半導体集積回路素子によって構成された演算増幅器による増幅回路を備えており、
前記演算増幅器の入力端子に接続される入力抵抗器が、前記半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器と、前記半導体集積回路の外部に設けられ前記内部入力抵抗器に並列接続された外部入力抵抗器とを含んでおり、
前記内部入力抵抗器の温度特性と前記外部入力抵抗器の温度特性との合成された温度特性によって、前記センサの感度温度特性の補償が行われている、
ことを特徴とするセンサ信号処理システム。 - 前記演算増幅器の出力端子から前記入力端子への帰還抵抗器が、前記半導体集積回路の外部に設けられており、
前記演算増幅器が所定の増幅率となるように、前記入力抵抗器の抵抗値に応じて前記帰還抵抗器の抵抗値が設定されている、
請求項1記載のセンサ信号処理システム。 - 角速度センサと、前記角速度センサから出力される信号を処理して検出信号を出力するディテクタとを有するセンサ信号処理システムであって、
前記ディテクタは、少なくともその一部が半導体集積回路によって構成され、
前記半導体集積回路は、
前記角速度センサに参照振動を発生させるように駆動する駆動回路と、
前記角速度センサから出力される信号を増幅するACアンプと、
前記ACアンプからの出力信号を検波して前記角速度センサに加わった角速度に対応する角速度信号を出力する検波回路と、
前記検波回路から出力される信号を増幅して前記検出信号を出力する、演算増幅器を含んで構成された増幅回路と、
を備えており、
前記演算増幅器の入力端子に接続される入力抵抗器が、半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器と、前記半導体集積回路の外部に設けられ前記内部入力抵抗器に並列接続された外部入力抵抗器とを含んでおり、
前記内部入力抵抗器の温度特性と前記外部入力抵抗器の温度特性との合成された温度特性によって、前記角速度センサの温度特性の補償が行われている、
ことを特徴とするセンサ信号処理システム。 - 前記演算増幅器の出力端子から前記入力端子への帰還抵抗器が、前記半導体集積回路の外部に設けられており、
前記検出信号が前記角速度に対応した値となるように、前記帰還抵抗器の抵抗値によって前記演算増幅器の増幅率が調整されている、
請求項3記載のセンサ信号処理システム。 - 前記駆動回路には、前記角速度センサに流す駆動電流を制限するための、半導体集積回路素子によって構成された制限抵抗器が、前記角速度センサの駆動電極と直列的に設けられている、
請求項3または4記載の角速度センサシステム。 - 前記ACアンプには、その入力端子に、半導体集積回路素子によって構成された終端抵抗器が、前記角速度センサから出力される信号に対して負荷となるように設けられている、
請求項3ないし5のいずれかに記載の角速度センサシステム。 - 角速度センサから出力される信号を処理して検出信号を出力する角速度センサシステムのためのディテクタであって、
少なくともその一部が半導体集積回路によって構成されており、
前記半導体集積回路は、
前記角速度センサに参照振動を発生させるように駆動する駆動回路と、
前記角速度センサから出力される信号を増幅するACアンプと、
前記ACアンプからの出力信号を検波して前記角速度センサに加わった角速度に対応する角速度信号を出力する検波回路と、
前記検波回路から出力される信号を増幅して前記検出信号を出力する、演算増幅器を含んで構成された増幅回路と、
を備えており、
前記演算増幅器の入力端子に接続された、半導体集積回路素子によって構成された内部入力抵抗器に対して、当該半導体集積回路とは別の外部入力抵抗器を前記内部入力抵抗器と並列接続することが可能なように接続端子が設けられてなる、
ことを特徴とする角速度センサシステムのためのディテクタ。
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