JP2007205784A - 光スペクトラムアナライザ - Google Patents

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Abstract

【課題】1フレーム周期で繰り返し発生する被測定光のスペクトラムを測定する際に、瞬時的な光スペクトラムを観測する。
【解決手段】入力される被測定光について分光と波長掃引して電気信号に変換して出力する光学部130と、前記光学部の波長掃引を制御し、波長掃引の波長毎に、被測定光の繰り返し周期とずれた周期のサンプリングクロックを出力する制御部101と、前記光学部からの電気信号を前記サンプリングクロック毎にシーケンシャルサンプリングする測定部140と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のパルスが1フレーム周期で繰り返し発生する被測定光のスペクトラムを測定する光スペクトラムアナライザに関し、特に、瞬時的な光スペクトラムの変化を観測することが可能な光スペクトラムアナライザに関する。
図8は代表的なツェルニ・ターナ型モノクロメータ方式による光スペクトラムアナライザの測定系を示す構成図である。
図8において、光ファイバ10は、入射端から被測定光が入射され、その入射された被測定光を伝送するもので、後述する光学部130側の出射端が後述する光学部130内の入射スリット131に接続されている。
モータコントローラ110は、後述する回折格子を回転させるためのモータを回転駆動するための所定の波形のランプ波信号を出力するもので、出力はディバイダ120に接続されている。
ディバイダ120は、モータコントローラ110から供給された所定の波形のランプ波信号が入力され、このランプ波信号を分岐して出力するもので、分岐された出力は後述するモータ134と信号処理部160とに供給されている。
光学部130は、光ファイバ10の出力端から出射される被測定光について、分光と波長掃引とを実行して電気信号に変換して出力するものであり、入射スリット131、凹面鏡132、モータ134、回折格子135、凹面鏡136、出射スリット137、光検出器138を有している。
入射スリット131は、光ファイバ10の出射端近傍に配置され、光ファイバ10の出射端から出射される被測定光のうち、所定の出射角の被測定光が凹面鏡132に到達するようにスリットにより光束を制限している。
凹面鏡132は入射スリット131を介して入射した光ファイバ10からの広がり角を有する被測定光を平行光にするコリメーター手段の一種であり、平行光とした被測定光を回折格子135に向けて反射する。
モータ134は、ディバイダ120によって分岐されたランプ波信号を駆動信号として供給される回転駆動源であり、ランプ波信号に応じた回転によって回折格子135を回転駆動する。
回折格子135は、微細な複数の平行溝による反射干渉によって波長に応じた回折角の分光を行う光学素子であり、凹面鏡132からの平行な被測定光を受けて凹面鏡136方向に分光された被測定光を回折する。
凹面鏡136は回折格子135からの各波長毎に平行光となっている分光された回折光を集光させる集光手段の一種であり、回折光を光検出器138に向けて集光させる。
出射スリット137は、光検出器138の受光面近傍に配置され、回折格子135で分光されて凹面鏡136で集光されて光検出器138に向かう被測定光のうち、所定の波長の被測定光が光検出器138に到達するようにスリットにより光束を制限している。
光検出器138は出射スリット137を出射した所定の波長の被測定光を受光面で受けて電気信号として出力する光電変換素子であり、出力はA−D変換器150に接続されている。
A−D変換器150は光検出器138の出力が入力に接続され、サンプリングクロックに応じてA−D変換してディジタル信号を出力し、出力は信号処理部160に接続されている。
サンプリングクロック発生部152は所定の周波数のサンプリングクロックを生成してA−D変換器150に対して出力する。
信号処理部160は、所定の波長の被測定光のサンプリング結果であるA−D変換器150からのディジタル信号を、ディバイダ120で分岐されたランプ波信号をトリガとして信号処理し、被測定光のスペクトラム成分の波形情報を生成し、この波形情報を波形表示器170に対して出力する。
波形表示器170は、信号処理部160から出力される波形情報が入力され、表示画面に波形情報のグラフや数値による各種表示を行う。
この図8において、光ファイバ10の出射端から被測定光が光学部130に入射する。この際に、入射スリット131は、光ファイバ10の出射端から出射される被測定光のうち、所定の出射角の被測定光が凹面鏡132に到達するようにスリットにより光束を制限している。
そして、光ファイバ10の出射端から出射されて凹面鏡132に到達した被測定光は、平行光にされた状態で回折格子135に到達する。
このとき回折格子135によって回折される被測定光は、分光されて波長毎に回折角度が変化した状態になっている。
したがって、回折格子135で回折された後に凹面鏡136で集光されて出射スリット137を出射する被測定光の波長が、回折格子135の回転と同期して変化するようになり、波長掃引が実現される。
出射スリット137を出射した被測定光は、光検出器138で受光されて光電変換され、電気信号に変換される。この光検出器138で受光されて生成された電気信号は、サンプリングクロック発生部152からのサンプリングクロックで駆動されているA−D変換器150によってディジタル信号に変換される。
このディジタル信号は、信号処理部160にてランプ波信号をトリガとして信号処理され、被測定光のスペクトラム成分の波形情報が生成され、この波形情報が波形表示器170にて表示される。すなわち、モータ134により駆動される回折格子135で分光された波長によって、出射スリット137で切り出されるタイミングが変わるため、その時間応答が光スペクトラムそのものになる。ここでは、回折格子135の角度によって、時間(受光タイミング)を波長に換算できる。
図9は、図8で示した光スペクトラムアナライザでの測定時のタイムチャートを示している。図9(a)はパルス状の被測定光の波形を示し、図9(b)は被測定光を波長掃引するためのモータコントローラ110からのランプ波信号の波形を示している。
また、図9(c)は波長掃引された状態での光検出器138から出力される電気信号を示し、図9(d)はサンプリングクロック発生部152がA−D変換器150に供給するサンプリングクロックの波形を示し、図9(e)は光検出器138の出力がサンプリングクロックに応じてA−D変換器150でサンプリングされた際のサンプリング波形を示している。
また、図10は波長と時間との関係を模式的に示した波形図であり、図10(a)は波長と時間との関係を模式的に示した三次元波形図であり、図10(b)は時間情報が無く波長の特性を示した二次元波形図であり、図10(c)は時間軸方向の波長の様子を模式的に示した説明図である。
ここでは、回折格子135をモータ134で機械的に回転させるため、1掃引(図9(b)のランプ波の1つの山)の間に、図9(a)に示すように被測定光の光パルスがいくつも入力されることになる。
したがって、波長に対する光強度の2次元グラフ(図10中の(b))のように、時間情報(図10中の(c)参照)が失われた状態であって、時間的に平均化された光スペクトラムが観測される。なお、ここで、サンプリング周期はA−D変換器150のクロックによって決まるものである。
なお、このように測定を行う光スペクトラムアナライザについては、以下の特許文献1などに関連技術が記載されている。
特許第3106979号公報 特許第3254932号公報
なお、このような光スペクトラムアナライザは、例えば、光ネットワークの波長モニタに使用される。そして、次世代光ネットワークでは、光信号を電気信号に変換することなく、データが光信号のまま中継される。このような光ネットワークは、波長によって高速にパスを切り替えてデータを転送するバーストスイッチングと呼ばれる技術が用いられる。バーストスイッチングのパス切り替えに要する時間は1ms程度であり、高速な波長切り替えに対応できる光スペクトラムアナライザが必要になってきている。
しかし、図8に示したようにモータを用いて回折格子135を回転させるメカニカルに波長掃引する手法では、掃引スパン1000nmで約1秒程度の時間を要する。
図10(a)に示した三次元グラフは被測定光の波長が瞬時に切り替わったときの例であるが、モータを用いた従来のメカニカルな掃引手法では、図10(b)の二次元グラフのように時間軸方向の情報が失われた状態であって平均化された光スペクトラムしか観測できない。
また、図10(a)のような瞬時的に光スペクトラムが変化するような場合、回折格子が回転している間に光スペクトラムが変わるため、タイミングが合わないと光スペクトラムが全く見えないなどの誤った情報を与えてしまう可能性もある。なお、高速な各種スキャナーを用いたとしても、パルス内でのナノオーダー以下の瞬間的な光スペクトル変化は捉えきれない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、繰り返し発生する被測定光のスペクトラムを測定する際に、メカニカルな掃引手法であっても、瞬時的な光スペクトラムを観測することが可能な光スペクトラムアナライザを提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、入力される被測定光について分光と波長掃引して電気信号に変換して出力する光学部と、前記光学部の波長掃引を制御し、波長掃引の波長毎に、被測定光の繰り返し周期とずれた周期のサンプリングクロックを出力する制御部と、前記光学部からの電気信号を前記サンプリングクロック毎にシーケンシャルサンプリングする測定部と、を備えたことを特徴とする光スペクトラムアナライザである。
(2)請求項2記載の発明は、入力される被測定光について分光と波長掃引して電気信号に変換して出力する光学部と、前記光学部からの電気信号を前記サンプリングクロック毎にシーケンシャルサンプリングする測定部と、前記光学部の波長掃引を制御し、波長掃引の周期毎に、前記測定部のサンプリングのタイミングを変える制御部と、を備えたことを特徴とする光スペクトラムアナライザである。
(3)請求項3記載の発明は、前記測定部は、前記光学部からの電気信号が入力され、前記サンプリングクロックによりサンプリングするサンプリングヘッドと、前記サンプリングヘッドの出力が入力され、前記サンプリングクロックによりディジタルデータに変換するA−D変換器と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光スペクトラムアナライザである。
(4)請求項4記載の発明は、前記測定部の測定結果により三次元波形表示を行う波形表示器を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザである。
(5)請求項5記載の発明は、前記光学部は、被測定光の分光を行う回折格子と、前記制御部の指示により前記回折格子を回転させるモータと、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザである。
(6)請求項6記載の発明は、前記光学部は、前記被測定光が入力され、前記制御部の指示により前記被測定光を偏向させる偏向手段と、前記偏向手段で偏向された偏向光が入射され、分光を行う回折格子と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザである。
(7)請求項7記載の発明は、被測定光は、前記サンプリングクロックと同期していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザである。
(8)請求項8記載の発明は、被測定光は、前記サンプリングクロックとフレーム周期とが同期して、フレーム周期毎に繰り返されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザである。
以上の発明によれば、以下に述べるような効果を得ることができる。
以上の発明では、入力される被測定光について光学部にて分光と波長掃引する際に、波長掃引の波長毎に、被測定光の繰り返し周期とずれた周期の制御部からのサンプリングクロックによって、測定部がシーケンシャルサンプリングを実行する。
このように、波長掃引の波長毎に、被測定光の繰り返し周期とずれた周期のサンプリングクロックによってシーケンシャルサンプリングを実行することで、繰り返し発生する被測定光のスペクトラムを測定する際に、メカニカルな掃引手法であっても、瞬時的な光スペクトラムを観測することが可能になる。
また、入力される被測定光について光学部にて分光と波長掃引する際に、波長掃引の周期毎に、制御部からのタイミングを変えたサンプリングクロックによって、測定部がシーケンシャルサンプリングを実行する。このように、波長掃引の周期毎に、タイミングを変えたサンプリングクロックによってシーケンシャルサンプリングを実行することで、繰り返し発生する被測定光のスペクトラムを測定する際に、メカニカルな掃引手法であっても、瞬時的な光スペクトラムを観測することが可能になる。
また、以上の場合において、サンプリングヘッドがサンプリングクロックによりサンプリングし、このサンプリングヘッドの出力を測定部がシーケンシャルサンプリングする。ここで、時間的に短い電気信号を作りサンプリングするサンプリングヘッドを搭載し、光学部で生成された電気信号をサンプリングヘッドで高時間分解能でサンプリングしてから、その出力をA−D変換して波形表示することにより、A−D変換器の性能に制限されず、広帯域の光スペクトラム観測が可能となる。
さらに、以上の場合において、測定部の測定結果により波形表示器に三次元波形表示を行うことで、繰り返し発生する被測定光のスペクトラムを測定する際に、メカニカルな掃引手法であっても、瞬時的な光スペクトラムについて波長の変化をも含めた状態で観測することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〈第1実施形態〉
図1は本発明の第1実施形態として、代表的なツェルニ・ターナ型モノクロメータ方式による光スペクトラムアナライザの測定系を示す構成図である。
この図1において、被測定光発生部1は、被測定光を発生し、光ファイバ10の入射端に対して被測定光を出力する。
光ファイバ10は、被測定光発生部1からの被測定光が入射端に入射され、その入射された被測定光を伝送するもので、後述する光学部130側の出射端が後述する光学部130内の入射スリット131に接続されている。
制御部101は光スペクトラムアナライザの各部を制御するものであり、特に、被測定光発生部1の同期信号に応じて、光学部130での波長掃引を制御し、波長掃引の波長毎に、被測定光の繰り返し周期とずれた周期のシーケンシャルサンプリング用のサンプリングクロックを測定部140に対して出力する。
CPU102は、制御部101内で制御プログラムに従って各部を制御するものであり、信号発生部105とモータコントローラ110と信号処理部160aとに指示を与える。
信号発生部105は、制御部101内でCPU102の指示を受けて、被測定光発生部1からの同期信号に同期して、サンプリングクロックをA−D変換器150に出力する。 モータコントローラ110は、回折格子135を回転させるためのモータ134を回転駆動するための所定の波形のランプ波信号を出力するもので、出力はディバイダ120に接続されている。
ディバイダ120は、モータコントローラ110から供給された所定の波形のランプ波信号が入力され、このランプ波信号を分岐して出力するもので、分岐された出力は後述するモータ134と信号処理部160aとに供給されている。
光学部130は、光ファイバ10の出力端から出射される被測定光について、分光と波長掃引とを実行して電気信号に変換して出力するものであり、入射スリット131、凹面鏡132、モータ134、回折格子135、凹面鏡136、出射スリット137、光検出器138を有している。
入射スリット131は、光ファイバ10の出射端近傍に配置され、光ファイバ10の出射端から出射される被測定光のうち、所定の出射角の被測定光が凹面鏡132に到達するようにスリットにより光束を制限している。
凹面鏡132は入射スリット131を介して入射した光ファイバ10からの広がり角を有する被測定光を平行光にするコリメーター手段の一種であり、平行光とした被測定光を回折格子135に向けて反射する。なお、この凹面鏡132は、凸レンズなどで構成されたコリメータレンズに置換することも可能である。
モータ134は、ディバイダ120によって分岐されたランプ波信号を駆動信号として供給される回転駆動源であり、ランプ波信号に応じた回転によって回折格子135を回転駆動する。
回折格子135は、微細な複数の平行溝による反射干渉によって波長に応じた回折角の分光を行う光学素子であり、凹面鏡132からの平行な被測定光を受けて凹面鏡136方向に分光された被測定光を回折する。
凹面鏡136は回折格子135からの各波長毎に平行光となっている分光された回折光を集光させる集光手段の一種であり、回折光を光検出器138に向けて集光させる。なお、この凹面鏡136は、凸レンズなどで構成された集光レンズに置換することも可能である。
出射スリット137は、光検出器138の受光面近傍に配置され、回折格子135で分光されて凹面鏡136で集光されて光検出器138に向かう被測定光のうち、所定の波長の被測定光が光検出器138に到達するようにスリットにより光束を制限している。
光検出器138は出射スリット137を出射した所定の波長の被測定光を受光面で受けて電気信号として出力する光電変換素子であり、出力は測定部140内のA−D変換器150に接続されている。
測定部140は、光学部130からの電気信号をサンプリングクロック毎にシーケンシャルサンプリングによる測定を行うもので、サンプリングクロックに基づいてA−D変換を行うA−D変換器150と、A−D変換器150の出力を信号処理する信号処理部160aとを有して構成されている。
A−D変換器150は光検出器138の出力が入力に接続され、信号発生部105からのサンプリングクロックに応じてA−D変換してディジタル信号を出力し、出力は信号処理部160aに接続されている。信号処理部160aは、所定の波長の被測定光のサンプリング結果であるA−D変換器150からのディジタル信号を、ディバイダ120で分岐されたランプ波信号をトリガとして信号処理し、被測定光のスペクトラム成分の波形情報を生成し、この波形情報を波形表示器170に対して出力する。
波形表示器170は、信号処理部160から出力される波形情報が入力され、表示画面に被測定光の測定結果である光スペクトラムについての三次元波形図などの波形情報のグラフや数値による各種表示を行う。
回折格子135は、これらの溝に平行な軸を中心として、モータ134により任意の角度に可変させることができる。モータコントローラ110は、制御部101の指令を受け、モータ134を制御して回折格子135の角度を可変させる。そして、回折格子135は、上記の平行光より、任意の角度によって決まる特定の波長成分だけの回折光を、凹面鏡136の方向に回折する。凹面鏡136は、回折光を出射スリット137上に結像させる。そして、出射スリット137の横幅の範囲内となる波長成分だけが出射スリット137を通過する。
この図1において、被測定光発生部1からの被測定光は、光ファイバ10の出射端から被測定光が光学部130に入射する。この際に、入射スリット131は、光ファイバ10の出射端から出射される被測定光のうち、所定の出射角の被測定光が凹面鏡132に到達するようにスリットにより光束を制限している。
そして、光ファイバ10の出射端から出射されて凹面鏡132に到達した被測定光は、平行光にされた状態で回折格子135に到達する。このとき回折格子135によって回折される被測定光は、分光されて波長毎に回折角度が変化した状態になっている。
したがって、回折格子135で回折された後に凹面鏡136で集光されて出射スリット137を出射する被測定光の波長が、回折格子135の回転と同期して変化するようになり、波長掃引が実現される。
出射スリット137を出射した被測定光は、光検出器138で受光されて光電変換され、電気信号に変換される。この光検出器138で受光されて生成された電気信号は、サンプリングクロック発生部152からのサンプリングクロックで駆動されているA−D変換器150によってディジタル信号に変換される。
このディジタル信号は、信号処理部160aにてランプ波信号をトリガとして信号処理され、被測定光のスペクトラム成分の波形情報が生成され、この波形情報が波形表示器170にて表示される。すなわち、モータ134により駆動される回折格子135で分光された波長によって、出射スリット137で切り出されるタイミングが変わるため、その時間応答が光スペクトラムそのものになる。ここでは、回折格子135の角度によって、時間(受光タイミング)を波長に換算できる。
ここでは、信号処理部160aにて測定開始点を決めるためにトリガが必要になるために、回折格子135の回転に同期したモータ134の制御信号を、ディバイダ120で分岐して片方をトリガとして信号処理部160aで用いている。
図2は、図1で示した第一実施形態における光スペクトラムアナライザでの測定時における信号波形のタイムチャートを示している。ここでは、フレーム周期内でのパルスの波長変化がフレーム周期毎に繰り返される被測定光のスペクトラム測定を例として説明する。
図2(a)はパルス状の被測定光の波形を示し、図2(b)は被測定光を波長掃引するためのモータコントローラ110からのランプ波信号の波形を示している。また、図2(c)は信号発生部105がA−D変換器150に供給するサンプリングクロックの波形を示し、図2(d)は光検出器138の出力がサンプリングクロックに応じてA−D変換器150でシーケンシャルサンプリングされた際のサンプリング波形を示している。
なお、図2(a)では被測定光の入力パルスの波形を示しており、一つのパルスの周期はT0であり、異なる3パルスをフレーム周期Tc(フレーム繰り返し周波数fc)で繰り返し発生している。
なお、図10では波長λ1から波長λ2へ瞬間的に切り替わり、再びλ1に戻る様子を示しているが、これらの一連の現象を1フレーム(周期:Tc=1/fc , fc:フレームの繰り返し周波数)とする。簡略化のため、ここでは3ビット(3パルス)で1フレームとしているが、実際にはnビット(n:整数)で1フレームは構成される。また図10(c)の(1),(2),(3)が、図2(a)の(1),(2),(3)にも対応している。
まず、制御部101は、波長λ1に対応するランプ波信号に設定し、モータコントローラ110からモータ134を介して回折格子135を駆動し、λ1の波長の被測定光について出射スリット137を出射するように、回折格子135の回転角を制御する。
ここで、フレーム周期内の第1番目の(1)パルス(波長λ1)について、シーケンシャルサンプリングを実行するために、ランプ波信号(図2(b))をλ1用の一定値に保ったまま複数フレームにわたって複数回のサンプリングを実行する。この際、シーケンシャルサンプリングを実行するため、サンプリングクロックを第1番目の(1)パルスに同期させ(図2(c)→図2(a)(1))、かつ、サンプリングのクロック周期(サンプリング周期)Tsをフレーム周期Tcよりも僅か(1/Δf)にずらしつつ複数回のサンプリングを実行する(図2(c))。
このようにすることで、波長λ1の第1番目の(1)パルスについて、複数フレームにわたるサンプリング結果を信号処理部160aで復元することで、元のパルスの相似波形が得られる(図2(d))。
そして、制御部101は、ランプ波信号(図2(b))をλ1用に一定値に保ったままで、第2番目の(2)パルスのシーケンシャルサンプリング、第3番目の(3)パルスのシーケンシャルサンプリングを実行するよう制御を行う。この具体例では、(2)パルスについては波長がλ1とは異なるため、波長掃引された被測定光が出射スリット137を出射できず光検出器138で受光されていないため、実際には元のパルスの相似形は得られない。(3)パルスについては波長がλ1であるため、出射スリット137を出射して光検出器138で受光されており、信号処理部160aにてシーケンシャルサンプリングにより元のパルスの相似形が得られる。すなわち、このようなサンプリングを、1フレーム周期内の時間毎の他の各パルスについて順次実行する。
つぎに、制御部101は、波長λ2に対応するランプ波信号に設定し、モータコントローラ110からモータ134を介して回折格子135を回転駆動し、λ2の波長の被測定光について出射スリット137を出射するように制御する。
ここでも、フレーム周期内の第1番目の(1)パルス、フレーム周期内の第2番目の(2)パルス、フレーム周期内の第3番目の(3)パルス、のそれぞれについて、シーケンシャルサンプリングを実行するために、ランプ波信号(図2(b))をλ2用に一定値に保ったまま複数フレームにわたって複数回のサンプリングを実行する。この段階では、(1)パルスと(3)パルスとについては波長がλ2とは異なるため、出射スリット137を出射できず光検出器138で受光されていないため、信号処理部160aでは元のパルスの相似形は得られない。(2)パルスについては波長がλ2であるため、出射スリット137を出射して光検出器138で受光されており、信号処理部160aにてシーケンシャルサンプリングにより元のパルスの相似形が得られる。
以上のようにして信号処理部160aにおいて元のパルスの相似形が、フレーム周期内における時間の異なるパルスについて、また、波長の異なるパルスについて、順次得られる。このため、信号処理部160aの処理結果であるスペクトラム成分の波形情報としては、従来の図10(b)のようにではなく、図10(a)のように時間軸情報を有した三次元グラフのような状態で最終的な検出結果を波形表示器170に表示することが可能になる。
なお、以上の具体例ではサンプリング周期Ts=1/(fc+Δf)としているが、周期をN×Ts (N:整数)としてもよい。したがって、フレーム周期に同期して、回折格子をゆっくりとステップ的に回転させることによって、図10に示したような波長と時間に対する光強度の三次元情報としての三次元波形表示が得られる。
すなわち、以上のように、各波長において、各パルス毎にシーケンシャルサンプリングを実行して、元のパルスの相似形を得るようにする。この場合、モータ134を介して回折格子135を回転駆動する速度は、シーケンシャルサンプリングのために、(1パルスをシーケンシャルサンプリングするのに必要な複数フレーム周期)×(フレーム周期内におけるパルス数)×(パルスの異なる波長の数)毎に回転駆動を行えばよいため、高速に駆動する必要が無く、これによって検出結果の時間軸情報が失われることもない。
このように、シーケンシャルサンプリング方式を用いることによって、信号処理部160aにおいて単に平均化された光スペクトラム(図10中の(b))ではなく、図10(a)に示すようなパルス内での瞬間的なスペクトル変化を捉えることができる。また、これは掃引速度に依存しないため、掃引速度の遅いモータ134で回折格子135を回転させる機械掃引の場合にも十分に適用が可能である。また、その他の各種掃引手段による場合にも適用可能である。
なお、被測定光発生部1が同期信号を信号発生部105に出力する構成を示したが、信号発生部105から被測定光発生部1に同期信号を出力する構成でもよい。要するに、被測定光発生部1と信号発生部105とで同期がとれればよい。
また、ここでは、フレーム内のパルスの波長が異なる被測定光の測定を行う例を示したが、これに限定されるものではなく、パルスの代わりに、バーストまたはパケットでもよい。つまり、フレーム内のバーストまたはパケットの波長が異なる被測定光の測定を行ってもよい。要するに、被測定光に限定されるものではない。
また、必ずしもパルスまたはパルス列の波長が変化するような被測定光だけでなく、一定の波長を持つパルスの繰り返しであってもパルスまたはパルス列の微小な波長揺らぎや光強度分布の変化を観測することもできる。
また、サンプリングクロックをフレーム周期毎に同期させた例を用いたが、この場合にはフレーム内のパルス時間及び波長変化を捉えることができる。サンプリングクロックがフレーム周期に同期していない場合においても、フレーム内の一つ一つのパルスを観測することはできないが、パルスの統計的なデータが得られるため、波形評価に有効である。
〈第2実施形態〉
図3は本発明の第2実施形態として、代表的なツェルニ・ターナ型モノクロメータ方式による光スペクトラムアナライザの測定系を示す構成図である。
この図3において、図1と同一物には同一番号を付し、重複した説明は省略する。図1と異なる部分として、制御部101からの制御信号と信号発生部105からのサンプリングクロックとが入力され、出力をA-D変換器150に供給する時間遅延器107を有している。
前述した第1実施形態では、同一波長内で複数のパルスをシーケンシャルサンプリングし、その後別な波長に切り替え、その波長でシーケンシャルサンプリングをしていくように繰り返しつつ徐々に異なる波長を掃引していくものであった。これをイメージ的に表現すると、図4(a)の1,2,3,…ようになる。
そして、この第2実施形態では、以上の第1実施形態とは逆に、図4(b)の1,2,3,…に示すように、パルスの同じポイントについて波長掃引しながら、徐々にそのポイントをずらしていく手法を用いる。
図5に第2実施形態の動作時のタイムチャートを示す。図3に示した構成の光スペクトラムアナライザにおいて、図1の構成と同じように被測定光とサンプリングクロックを同期させる必要があるが、違うのはサンプリングクロックの周波数がfc+Δfではなくfcになったことである。
これによって図5に示すようにパルスでみた場合、パルスの常に同じタイミングで波長の掃引が行われる。したがって、パルス内の時間的な光スペクトラムの変化または別のパルスの光スペクトラムを見るためには、タイミングをずらすための時間遅延器107が必要になる。波長掃引の周期に合せて、制御部101から時間遅延器107に制御信号を送りタイミングをずらす必要がある。したがって、図3に示すように、波長掃引を制御するモータコントローラからの信号を受けた制御部101が時間遅延器107に制御信号を送り、徐々に別なパルスにタイミングを移行させる。
図5(a)〜(d)では、パルス(1)と(2)の丁度ピークで波長掃引が行われている様子を示しているが、時間遅延器107によって少しずつサンプリングタイミングをずらすことで、第1実施形態の場合と同様に、波長と時間とに対する光強度の三次元情報としての三次元波形表示が測定部140での信号処理によって得られる。
この第2実施形態でもシーケンシャルサンプリングを用いるため、回折格子をゆっくりと回転させることによって、信号処理部160aにおいて単に平均化された光スペクトラム(図10中の(b))ではなく、図10(a)に示すようなパルス内での瞬間的なスペクトル変化を捉えることができる。また、これは掃引速度に依存しないため、掃引速度の遅いモータ134で回折格子135を回転させる機械掃引の場合にも十分に適用が可能である。また、その他の各種掃引手段による場合にも適用可能である。
〈第3実施形態〉
図6は本発明の第3実施形態として、波長掃引を行う手段としてモータにより回転駆動される回折格子に代わって、音響光学偏向器(AOD)を用いた光学系にシーケンシャルサンプリング方式を適用した光スペクトラムアナライザの構成を示す構成図である。
ここで、以上の第1実施形態や第2実施形態との違いを中心にして、光学部130の説明をする。
この第3実施形態では、光学部130内に、モータ134の回折格子135の代わりに、電気的な信号により回折光の伝播角度が変わる音響光学偏光器(AOD)130bを偏向手段の一例として用いている。
そして、このAOD130bの回折光の伝播角度を偏向するために、ランプ波信号を受けて、このランプは信号の電圧に応じた周波数の高周波(RF)信号を生成してAOD103bに供給する電圧制御発振器(VCO:Voltage Contorolled Oscillator)114を設けている。
また、第1実施形態などではモータコントローラがランプ波信号を発生させていたが、同等の働きとして制御部101の制御に基づいてランプ波信号を発生させることを波形発生部112が行っている。
なお、図6に示す光学部130では、配置の関係で、凹面鏡132の代わりにコリメータレンズ130aを使用し、凹面鏡136の代わりに集光レンズ130cを用いているが、光学的には第1実施形態や第2実施形態の凹面鏡と同等の働きをしている。
ここでは、被測定光を光ファイバ10を通して空間出力し、コリメータレンズ130aによって平行光にする。この平行光にされた被測定光をAOD130bに入射すると、ランプ波信号の電圧に応じた周波数を生成するVCO114からのVCO出力のRF周波数によって、回折光の伝播角が変わる。
したがって、VCO114にランプ波信号を入力することで、回折格子は機械的には固定のままで、出射スリット137で切り出される波長が掃引される。
このように光学部130の内部構成は異なるが、何らかの制御信号を入力することで波長掃引を行い、光検出器出力をサンプリングすることは第1実施形態や第2実施形態と変わらないため、AOD130bによる波長掃引方式にも、シーケンシャルサンプリング方式を適用できる。
すなわち、第1実施形態で図2のタイムチャートに示したシーケンシャルサンプリング方式や、第2実施形態で図5のタイムチャートに示したシーケンシャルサンプリング方式を、ランプ波信号をVCO114に供給することで、そのまま適用することが可能である。
そして、この第3実施形態でもシーケンシャルサンプリングを用いるため、AOD113bをゆっくりと駆動することによって、図10(a)に示したような波長と時間に対する光強度の三次元情報が得られる。
すなわち、シーケンシャルサンプリング方式を用いることによって、信号処理部160aの処理結果であるスペクトラム成分の波形情報としては、従来の図10(b)のように単に平均化されたものではなく、図10(a)のように時間軸情報を有した三次元グラフのような状態で最終的な検出結果を波形表示器170に表示することが可能になる。
また、以上のシーケンシャルサンプリング方式は掃引速度に依存しないため、各部を高速に駆動する必要がなく、十分に適用が可能である。また、その他の各種掃引手段による場合にも適用可能である。
なお、この第3実施形態では、波長掃引を行うための偏向手段としてAOD113bの代わりに、ガルバノスキャナー、ポリゴンミラー、MEMS (Micro Electro Mechanical Systems)ミラー等の各種ビーム偏向素子を採用してもよい。
なお、モノクロメータにおいては、図1で代表的なツェルニ・ターナ型の光学系を示したが、Ebert型、Littrow型、Monk-Gillieson型等の各種光学配置を用いても構わない。また、この場合も、第1実施形態で図2のタイムチャートに示した方式や、第2実施形態で図5のタイムチャートに示した方式を適用することが可能である。
〈第4実施形態〉
図7は本発明の第4実施形態として、より高速化(高時間分解能化)を目指し、サンプリングヘッドを用いたシーケンシャルサンプリング方式の光スペクトラムアナライザの構成を示す構成図である。
ここで、以上の第1実施形態や第2実施形態との違いを中心にして説明をする。この第4実施形態の光スペクトラムアナライザでは、サンプリングヘッド142をA−D変換器150の前段に配置したシーケンシャルサンプリング測定系を適用している。
一般的には光検出器138の方がA−D変換器150よりも周波数帯域が広い。したがって、光スペクトラムアナライザの装置全体の応答速度としては、A−D変換器に制限されてしまう。
そこで、サンプリングオシロスコープなどで使われるような時間的に短い電気信号を作りサンプリングするサンプリングヘッド142を、光検出器138の出力とA−D変換器150の入力との間に配置し、光検出器138の出力をサンプリングヘッド142で高時間分解能でサンプリングして、その出力をA−D変換器150でA−D変換して波形表示する。このような構成にすることにより、100GHz以上の帯域を持った光スペクトラム観測が可能となり、高速通信光信号の1ビットの瞬時光スペクトラムの観測さえ可能となる。
ここで、光学部130での波長掃引については、第1実施形態で図2のタイムチャートに示した方式や、第2実施形態で図5のタイムチャートに示した方式をそのまま適用することが可能である。また、図示していないが、第3実施形態のAODを波長掃引に適用することも可能である。
そして、この第4実施形態でもシーケンシャルサンプリングを用いるため、図10(a)に示したような波長と時間に対する光強度の三次元情報が得られる。すなわち、シーケンシャルサンプリング方式を用いることによって、信号処理部160aの処理結果であるスペクトラム成分の波形情報としては、従来の図10(b)のように単に平均化されたものではなく、図10(a)のように時間軸情報を有した三次元グラフのような状態で最終的な検出結果を波形表示器170に表示することが可能になる。また、以上のシーケンシャルサンプリング方式は掃引速度に依存しないため、各部を高速に駆動する必要がなく、十分に適用が可能である。なお、その他の各種掃引手段による場合にも適用可能である。また、サンプリングヘッド142をA−D変換器150の前段に配置したことで、A−D変換器150の応答速度を超える高速通信光信号に対応することも可能になる。
本発明の第1実施形態の光スペクトラムアナライザの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態の光スペクトラムアナライザの動作状態を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の光スペクトラムアナライザの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態と第2実施形態での光パルスの処理の様子を模式的に示す説明図である。 本発明の第2実施形態の光スペクトラムアナライザの動作状態を示すタイムチャートである。 本発明の第3実施形態の光スペクトラムアナライザの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第4実施形態の光スペクトラムアナライザの構成を示す機能ブロック図である。 従来の光スペクトラムアナライザの構成を示す機能ブロック図である。 従来の光スペクトラムアナライザの動作状態を示すタイムチャートである。 光パルスの処理の様子を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 被測定光発生部
10 光ファイバ
101 制御部
102 CPU
105 信号発生部
110 モータコントローラ
120 ディバイダ
130 光学部
150 A−D変換器
160a 信号処理部
170 波形表示器

Claims (8)

  1. 入力される被測定光について分光と波長掃引して電気信号に変換して出力する光学部と、
    前記光学部の波長掃引を制御し、波長掃引の波長毎に、被測定光の繰り返し周期とずれた周期のサンプリングクロックを出力する制御部と、
    前記光学部からの電気信号を前記サンプリングクロック毎にシーケンシャルサンプリングする測定部と、
    を備えたことを特徴とする光スペクトラムアナライザ。
  2. 入力される被測定光について分光と波長掃引して電気信号に変換して出力する光学部と、
    前記光学部からの電気信号をサンプリングクロック毎に処理する測定部と、
    前記光学部の波長掃引を制御し、波長掃引の周期毎に、前記測定部のサンプリングのタイミングを変える制御部と、
    を備えたことを特徴とする光スペクトラムアナライザ。
  3. 前記測定部は、
    前記光学部からの電気信号が入力され、前記サンプリングクロックによりサンプリングするサンプリングヘッドと、
    前記サンプリングヘッドの出力が入力され、前記サンプリングクロックによりディジタルデータに変換するA−D変換器と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光スペクトラムアナライザ。
  4. 前記測定部の測定結果により三次元波形表示を行う波形表示器を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
  5. 前記光学部は、
    被測定光の分光を行う回折格子と、
    前記制御部の指示により前記回折格子を回転させるモータと、
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
  6. 前記光学部は、
    前記被測定光が入力され、前記制御部の指示により前記被測定光を偏向させる偏向手段と、
    前記偏向手段で偏向された偏向光が入射され、分光を行う回折格子と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
  7. 被測定光は、前記サンプリングクロックと同期していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
  8. 被測定光は、前記サンプリングクロックとフレーム周期とが同期して、フレーム周期毎に繰り返されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光スペクトラムアナライザ。
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