JP2007205331A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的少量の燃料を噴射することにより異常な燃焼が発生しにくく且つ点火プラグの発火部にて発生する火花により確実に着火する成層混合気を形成する燃料噴射装置を提供すること。
【解決手段】 この燃料噴射装置は、噴孔37a4を形成する壁面のうちの同噴孔の中心軸CLに対して点火プラグ35の発火部P側の部分の同中心軸方向における長さが同壁面のうちの同中心軸に対して同発火部と反対側の部分の同中心軸方向における長さよりも短くされている。これにより、噴射された燃料のうちの同発火部側の燃料は、その反対側の燃料と比較してより広く中心軸に対する径方向に拡散する。その結果、気化しにくい燃料を発火部に付着させることなく、噴射された燃料の全体を発火部の近傍の極めて狭い領域に分布させることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、内燃機関の燃焼室において、点火プラグの発火部の近傍の燃料の濃度が他の位置よりも高い混合気(成層混合気)を形成する燃料噴射装置に関する。
内燃機関の燃焼室において、点火プラグの発火部の近傍の燃料の濃度(燃料濃度)が他の位置の燃料濃度よりも高い混合気(成層混合気)を形成するために、発火部に向けて燃料を噴射する燃料噴射装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
一般に、燃料噴射装置は、燃料の気化を促進するために燃料が微小な液滴状(霧状)となるように微小な径を有する略円柱状の噴孔から燃料を噴射するようになっている。噴射された燃料の液滴の径は、噴孔の中心軸と直交する平面において、同噴孔の中心軸から外径側に向かうにつれて小さくなる。即ち、噴孔の中心軸上において、液滴の径は略最大となる。
ところで、液滴の径が大きい燃料は、気化しにくい。従って、噴孔の中心軸が点火プラグの発火部を通るように噴孔が形成されていると、発火部に付着した燃料が不完全に燃焼してくすぶり等の異常な燃焼が発生する恐れがある。
そこで、上記従来の燃料噴射装置は、噴孔の中心軸が同発火部から所定の距離だけ離れるように噴孔が形成されている。これによれば、噴射された燃料のうちの外径側且つ発火部側の部分が発火部の近傍に到達する。その結果、液滴の径が極めて小さい燃料が発火部の近傍に到達するので、異常な燃焼の発生を防止することができる。
特開2003−314286号公報
しかしながら、上記従来の燃料噴射装置においては、噴射された燃料のうちの大部分が中心軸方向に進むので、比較的多量の燃料を噴射しないと、火花により着火するために必要な燃料濃度を有する混合気を発火部の近傍に形成することができない。換言すると、比較的少量の燃料を噴射することにより、異常な燃焼を発生させることなく確実に着火する成層混合気を形成することが困難であるという問題があった。
本発明は上述した課題に対処するためになされたものであって、その目的の一つは、比較的少量の燃料を噴射することにより、異常な燃焼が発生しにくく且つ発火部にて発生する火花により確実に着火する成層混合気を形成する燃料噴射装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明に係る燃料噴射装置は、燃焼室にて火花を発生する発火部を有する点火プラグを備える内燃機関に適用される。
本発明に係る燃料噴射装置は、先端部に形成された噴孔から前記燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射弁を有する。
前記燃料噴射弁の噴孔は、略円柱状であってその中心軸が前記点火プラグの発火部から所定の距離だけ離れるとともに前記噴射される燃料の一部が同発火部に直接到達するように、且つ、同噴孔を形成する壁面のうちの同中心軸に対して同発火部側の部分の同中心軸方向における長さが同壁面のうちの同中心軸に対して同発火部と反対側の部分の同中心軸方向における長さよりも短くなるように形成される。
燃料が噴孔内を通過する際に噴孔を形成する壁面により流れが規制されることによって、燃料は噴孔の中心軸方向へ向けられて噴孔から噴射される。従って、噴孔を形成する壁面の同中心軸方向における長さが短くなるほど、同壁面により流れが規制されにくくなるので、同噴射される燃料のうちの中心軸方向以外の方向へ向けられる燃料の割合は高くなる。
従って、上記構成のように、噴孔を形成する壁面のうちの同中心軸に対して同発火部側の部分の同中心軸方向における長さを同壁面のうちの同中心軸に対して同発火部と反対側の部分の同中心軸方向における長さよりも短くすることにより、噴射された燃料のうちの同発火部側の燃料は、その反対側の燃料と比較してより広く中心軸に対する径方向に拡散する。
従って、本燃料噴射装置によれば、従来の燃料噴射装置と比較して噴射される燃料の量を比較的少量としても、発火部に液滴の径が微小な燃料のみを確実に到達させることができ、且つ、噴射された燃料の全体を発火部の近傍の極めて狭い領域に分布させることができる。換言すると、本燃料噴射装置によれば、異常な燃焼が発生しにくく且つ発火部にて発生する火花により確実に着火され得る混合気を、より少量の燃料により形成することができる。
この場合、前記燃料噴射弁は、前記噴孔が複数形成されるとともに、同複数の噴孔のうちの一つの中心軸と、同複数の噴孔のうちの他の一つの中心軸と、の間に前記発火部が位置するように構成されることが好適である。
これによれば、複数の噴孔のうちの一つから噴射された燃料であって気化しやすい燃料と、複数の噴孔のうちの他の一つから噴射された燃料であって気化しやすい燃料と、が点火プラグの発火部の両側から供給される。この結果、気化しやすい燃料が同発火部の近傍の領域において不均一に分布することを防止することができる。従って、発火部が火花を発生することにより、混合気をより一層確実に着火させることができる。
この場合、上記燃料噴射装置は、
少なくとも前記燃料噴射装置により燃料を噴射することにより前記点火プラグの発火部の近傍の燃料の濃度が他の位置よりも高い成層混合気を前記燃焼室内に形成し、同発火部が火花を発生することにより同形成された成層混合気を同発火部の近傍にて着火させ、同着火した成層混合気の燃焼により残余の成層混合気を自着火により燃焼させる成層火花誘導自着火運転を行う成層火花誘導自着火式内燃機関に適用されることが好適である。
上述したように、上記燃料噴射装置によれば、気化しにくい燃料を発火部に付着させることなく、噴射された燃料の全体を発火部の近傍に分布させることができる。従って、上記燃料噴射装置を成層火花誘導自着火式内燃機関に適用すれば、同発火部の近傍以外の位置における燃料の濃度が過度に高くなることを防止することができるので、同発火部の近傍以外の位置における混合気が燃焼することによって多量のNOxが生成されることを防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係る燃料噴射装置について、図面を参照しながら説明する。この燃料噴射装置は、図1にある気筒の部分断面を示した多気筒(4気筒)内燃機関10に適用される。
この内燃機関10は、中心軸を有する中空円筒状のシリンダを備えるシリンダブロック部20、シリンダブロック部20の上部に配置されたシリンダヘッド部30、シリンダ内を往復動するピストン40及びコネクティングロッド50、を含んでいる。シリンダの内壁面(ボア壁面)21と、シリンダヘッド部30の下面と、ピストン40の頂面(ピストンヘッド)と、は燃焼室60を形成している。以下、本明細書においては、シリンダの中心軸に沿った方向であって、ピストン40からシリンダヘッド部30に向かう方向を上方向と称呼し、その逆の方向を下方向と称呼する。
シリンダヘッド部30は、内燃機関10の外部と燃焼室60とを連通する吸気ポート31、吸気ポート31を開閉する吸気弁32、内燃機関10の外部と燃焼室60とを連通する排気ポート33、排気ポート33を開閉する排気弁34、燃焼室60にて火花を発生する発火部を有する点火プラグ(火花発生手段)35、ポート用燃料噴射弁36及び燃料噴射装置の一部を構成する直噴用燃料噴射弁37を備えている。
ポート用燃料噴射弁36は、その先端部の縦断面図である図2及び先端部の正面図である図3に示したように、ノズルボディ36aとニードル36bと図示しないソレノイドを含む電磁機構(ニードルリフト手段)とを備えたインジェクタである。
ノズルボディ36aは、所定の肉厚を有する中空円筒状の部材である。ノズルボディ36aは、ニードル外周部36a1と、ニードルシート部36a2と、サック部36a3と、を含んでいる。
ニードル外周部36a1は、略円筒状である。ニードル外周部36a1は、ノズルボディ36aの基端側の部分を構成している。
ニードルシート部36a2は、略円錐台状である。ニードルシート部36a2は、ニードル外周部36a1の先端からノズルボディ36aの先端へ向けて延設されている。ニードルシート部36a2は、ニードル外周部36a1と同軸に配置されている。ニードルシート部36a2は、ノズルボディ36aの先端に向うにつれて径が小さくなっている。
サック部36a3は、略半球状である。サック部36a3は、ニードルシート部36a2の先端からノズルボディ36aの先端へ向けて延設されている。サック部36a3の中心は、ニードル外周部36a1の中心軸上に配置されている。サック部36a3の径は、ニードルシート部36a2の先端の径と略同径である。
サック部36a3には、サック部36a3を厚さ方向に貫通する複数(本例では、4つ)の噴孔36a4が形成されている。各噴孔36a4は、略円柱状であってサック部36a3の中心から放射状に形成されている。各噴孔36a4は、隣接する噴孔36a4とそれぞれ等しい距離を隔てて配置されている。
ニードル36bは、基部36b1と、先端部36b2と、からなる。基部36b1は、略円柱状である。基部36b1の径は、サック部36a3の内径よりも大きく、且つ、ニードル外周部36a1の内径よりも小さい。先端部36b2は、略円錐状である。先端部36b2の底面の径は、基部36b1の径と同径である。先端部36b2は、その先端に向うにつれて径が小さくなっている。
ニードル36bは、ノズルボディ36aと同軸にノズルボディ36aの内部に収容されている。ニードル36bは、ノズルボディ36aの先端に向けて図示しないコイルバネにより付勢されている。
このような構成により、ニードル36bの先端部36b2の外径側の部分がニードルシート部36a2と当接する。これにより、ニードル36bとノズルボディ36aの内壁面との間の空間は、ニードル36bの基部36b1とニードル外周部36a1とニードルシート部36a2とにより構成される燃料通路FPと、ニードル36bの先端部36b2とサック部36a3とにより構成されるサック室SRと、に分割される。
燃料通路FPには、図示しない燃料タンクから所定の圧力を有する燃料が図示しない燃料供給路を介して供給されるようになっている。
ポート用燃料噴射弁36は、先端部が吸気ポート31に露呈し、且つ、各噴孔36a4の中心軸が吸気弁32の背面に向かうように、シリンダヘッド部30に配設されている。
直噴用燃料噴射弁37は、その先端部の縦断面図である図4及び先端部の正面図である図5に示したように、ポート用燃料噴射弁36と同様に、ノズルボディ37aとニードル37bと図示しないソレノイドを含む電磁機構(ニードルリフト手段)とを備えたインジェクタである。
ノズルボディ37aは、ノズルボディ36aと同様に、ニードル外周部37a1と、ニードルシート部37a2と、サック部37a3と、を含んでいる。ノズルボディ37aは、サック部37a3の形状のみがノズルボディ36aと相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。
サック部37a3には、サック部37a3を厚さ方向に貫通する複数(本例では、2つ)の噴孔37a4が形成されている。各噴孔37a4は、略円柱状であって、サック部37a3の中心から放射状に形成されている。2つの噴孔37a4は、極めて近くに配置されている。
サック部37a3を各噴孔37a4の中心軸を含む平面(図4に示した1−1線に沿った平面)により切断した断面図である図6に示したように、サック部37a3の肉厚は、2つの噴孔37a4の間の位置にて他の位置よりも薄くなっている。
直噴用燃料噴射弁37は、図1及び燃焼室60を構成しているシリンダヘッド部30の下面(以下、単に「シリンダヘッド面」と称呼する。)を燃焼室60側から見た図7に示したように、先端部が燃焼室60に露呈するようにシリンダヘッド部30に配設されている。更に、直噴用燃料噴射弁37は、図6及び図7に示したように、各噴孔37a4の中心軸CLが点火プラグ35の発火部Pから所定の距離Dだけ離れるとともに噴射される燃料の一部が発火部Pに直接到達するように、且つ、2つの噴孔37a4のうちの一つの中心軸CLと同2つの噴孔37a4のうちの他の一つの中心軸CLとの間に発火部Pが位置するように、配置されている。
このようにして、直噴用燃料噴射弁37がシリンダヘッド部30に配設された状態において、各噴孔37a4を形成する壁面のうちの中心軸CLに対して発火部P側の部分の中心軸CL方向における長さL1は、同壁面のうちの同中心軸CLに対して発火部Pと反対側の部分の同中心軸CL方向における長さL2よりも短くなっている。
ニードル37bは、ニードル36bと同じ形状を有している。ニードル37bは、ニードル36bと同様に、ノズルボディ37aの内部に収容されている。
この内燃機関10は、図8に示したように、均質火花点火運転実行手段F1、成層火花誘導自着火運転実行手段F2、均質自着火運転実行手段F3、成層自着火運転実行手段F4及び運転切換え手段G1等の手段を含んでいる。これらの手段の機能は、図示しない電気制御装置が所定のプログラムを実行することにより達成される。従って、以下、電気制御装置が実行する各種の動作を上記各手段が行うものとして説明する。
運転切換え手段G1は、図9に示した運転領域マップを電気制御装置に記憶している。運転領域マップは、内燃機関10の負荷及びエンジン回転速度(回転速度)NEと、運転方式と、の関係を規定するマップである。
この運転領域マップにおいては、運転方式として均質火花点火方式と、成層火花誘導自着火方式と、均質自着火方式と、成層自着火方式と、が指定されている。この運転領域マップにおいては、均質火花点火方式が指定されている運転領域である均質火花点火運転領域Aは、全運転領域のうちの所定の高負荷閾値以上の負荷の領域である。
更に、成層火花誘導自着火方式が指定されている運転領域である成層火花誘導自着火運転領域Bは、上記高負荷閾値より低い負荷の領域(均質火花点火運転領域Aよりも低負荷側の領域)であって、上記高負荷閾値よりも低い所定の中負荷閾値以上の負荷の領域である。加えて、均質自着火方式が指定されている運転領域である均質自着火運転領域Cは、上記中負荷閾値より低い負荷の領域(成層火花誘導自着火運転領域Bよりも低負荷側の領域)であって、上記中負荷閾値よりも低い所定の低負荷閾値以上の負荷の領域である。更に、成層自着火方式が指定されている運転領域である成層自着火運転領域Dは、上記低負荷閾値よりも低い負荷の領域(均質自着火運転領域Cよりも低負荷側の領域)である。
運転切換え手段G1は、上記運転領域マップと、内燃機関10の負荷及びエンジン回転速度NEと、に基づいて運転方式を決定し、同決定された運転方式により運転を行う。内燃機関10の負荷は、アクセルペダルの操作量Accpとエンジン回転速度NEとに基づいて決定される要求トルクTqtgtであってもよく、単にアクセルペダルの操作量Accpであってもよい。
(内燃機関10が上記均質火花点火運転領域Aにて運転されるとき)
内燃機関10が上記均質火花点火運転領域Aにて運転されるとき(均質火花点火運転時)、運転切換え手段G1は運転領域マップに従って均質火花点火運転実行手段F1を選択する。これにより、内燃機関10は均質火花点火運転実行手段F1によって運転される。
均質火花点火運転実行手段F1は、図10に示したタイミングにて吸気弁32、排気弁34、点火プラグ35及びポート用燃料噴射弁36を作動させて内燃機関10の運転を行う。
より具体的に述べると、先ず、均質火花点火運転実行手段F1は、内燃機関10の負荷に応じた均質火花点火用排気弁開弁タイミングEOにて排気弁34を開弁させる((1)を参照。)。これにより、前回の燃焼サイクルにおける燃焼により生成された燃焼ガスの排気が開始する。
次いで、均質火花点火運転実行手段F1は、内燃機関10の負荷に応じた均質火花点火用排気弁閉弁タイミングECにて排気弁34を閉弁させる((2)を参照。)。これにより、排気が終了する。
その後、均質火花点火運転実行手段F1は、内燃機関10の負荷に応じた均質火花点火用吸気弁開弁タイミングIOにて吸気弁32を開弁させる((3)を参照。)。これにより、吸気が開始する。燃焼室60内に空気が流入することにより燃焼室60内に空気の流れが形成される。また、排気が終了した時点から吸気が開始する時点までの期間である負のオーバーラップ期間が設けられている。従って、燃焼室60内の燃焼ガスの一部が燃焼室60内に残留させられ、残留した燃焼ガスが今回の燃焼サイクルにて形成される混合ガス中に含められる。
そして、均質火花点火運転実行手段F1は、内燃機関10の負荷に応じた均質火花点火用第1燃料噴射開始タイミングINJ1にてポート用燃料噴射弁36に対して噴射開始用指示信号を送出する。これにより、ニードルリフト手段がコイルバネの付勢力と逆向きの力をニードル36bに及ぼし、その力によってニードル36bはコイルバネの付勢力に抗してノズルボディ36aの基端側に移動させられる。即ち、ニードル36bの先端部36b2の外径側の部分はニードルシート部36a2から離れる(ニードル36bはリフトされる。)。
その結果、燃料通路FPがサック室SRと連通する。従って、燃料通路FP内の燃料がサック室SRに流入し、流入した燃料が噴孔36a4を通過して同噴孔36a4から吸気ポート31内に噴射される((4)を参照。)。噴射された燃料は、燃焼室60内に流入する空気とともに燃焼室60内に導入される。
均質火花点火運転実行手段F1は、上記噴射開始用指示信号を送出してから第1燃料噴射期間が経過したとき、ポート用燃料噴射弁36に対して噴射終了用指示信号を送出する。これにより、ニードルリフト手段がニードル36bに及ぼしていた力が消滅する。従って、ニードル36bは、コイルバネの付勢力によりノズルボディ36aの先端側に移動させられる。即ち、ニードル36bの先端部36b2の外径側の部分がニードルシート部36a2と当接する。
その結果、サック室SRは燃料通路FPと遮断される。従って、サック室SR内に燃料が供給されないので、燃料の噴射が終了する。
このとき、均質火花点火運転実行手段F1は、均質(燃料濃度が略一様)な混合気であって理論空燃比を有する混合気が燃焼室60内の全体に形成されるように内燃機関10の負荷に応じて第1燃料噴射期間を決定する。
次いで、均質火花点火運転実行手段F1は、吸気下死点よりも遅角側のタイミングであって内燃機関10の負荷に応じた均質火花点火用吸気弁閉弁タイミングICにて吸気弁32を閉弁させる((5)を参照。)。これにより、吸気が終了するとともに燃焼室60内に導入された空気の圧縮が開始する。
その後、ピストン40が上死点位置へ近づくことにより燃焼室60内の混合気が圧縮されるので、同混合気の温度が高くなる。ところで、吸気が終了した後であっても燃焼室60内の空気の流れは持続する。この流れにより、燃焼室60内の混合気の燃料濃度は一様になる。即ち、燃焼室60内には、均質混合気が形成される。
そして、均質火花点火運転実行手段F1は、ピストン40の位置が上死点位置の近傍の位置となる均質火花点火用火花点火タイミングSにて点火プラグ35の発火部により火花を発生させる((7)を参照。)。これにより、燃焼室60内の均質混合気は着火される。着火された均質混合気は火炎が伝播することにより燃焼する。
このようにして、上記均質火花点火運転領域Aにて、内燃機関10は均質火花点火運転される。
(内燃機関10が上記成層火花誘導自着火運転領域Bにて運転されるとき)
内燃機関10が上記成層火花誘導自着火運転領域Bにて運転されるとき(成層火花誘導自着火運転時)、運転切換え手段G1は運転領域マップに従って成層火花誘導自着火運転実行手段F2を選択する。これにより、内燃機関10は成層火花誘導自着火運転実行手段F2によって運転される。
成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、均質火花点火運転実行手段F1と同様に、排気弁34を開弁させる((1)を参照。)とともに、排気弁34を閉弁させる((2)を参照。)ことにより排気を行わせる。更に、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、均質火花点火運転実行手段F1と同様に、吸気弁32を開弁させる((3)を参照。)ことにより吸気を開始させる。
そして、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、均質火花点火運転実行手段F1と同様に、ポート用燃料噴射弁36により燃料を噴射させる((4)を参照。)。このとき、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、均質火花点火運転実行手段F1と異なり、均質な混合気であって極めてリーンな空燃比(超希薄空燃比)を有する混合気が燃焼室60内の全体に形成されるように内燃機関10の負荷に応じて第1燃料噴射期間を決定する。
そして、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、内燃機関10の負荷に応じた成層火花誘導自着火用吸気弁閉弁タイミングICにて吸気弁32を閉弁させる((5)を参照。)ことにより吸気を終了させる。この成層火花誘導自着火用吸気弁閉弁タイミングICは、吸気下死点よりも遅角されるとともに均質火花点火用吸気弁閉弁タイミングICよりも進角されている。従って、実圧縮比(圧縮上死点における燃焼室60の容積に対する圧縮開始時における燃焼室60の容積の比)が均質火花点火運転時と比較して大きくなるので、圧縮上死点近傍における混合気の温度をより一層高めることができる。
そして、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、内燃機関10の負荷に応じた成層火花誘導自着火用第2燃料噴射開始タイミングINJ2にて直噴用燃料噴射弁37に対して噴射開始用指示信号を送出する。これにより、ニードル37bはコイルバネの付勢力に抗してノズルボディ37aの基端側に移動させられる。即ち、ニードル37bの先端部37b2の外径側の部分はニードルシート部37a2から離れる。
その結果、サック室SRは燃料通路FPと連通する。従って、燃料通路FP内の燃料がサック室SRに流入し、流入した燃料が噴孔37a4を通過して同噴孔37a4から燃焼室60内に噴射される((6)を参照。)。
上述したように、各噴孔37a4は、同各噴孔37a4を形成する壁面のうちの中心軸CLに対して発火部P側の部分の中心軸CL方向における長さL1が同壁面のうちの中心軸CLに対して発火部Pと反対側の部分の中心軸CL方向における長さL2よりも短くなっている(図6を参照。)。従って、発火部P側における噴孔内の流れは、発火部Pと反対側よりも壁面により規制されにくい。
その結果、図7に示したように、噴射された燃料のうちの発火部P側の燃料は、その反対側の燃料と比較してより広く中心軸CLに対する径方向に拡散する。これにより、発火部Pに液滴の径が微小な(気化しやすい)燃料のみが確実に到達し、且つ、噴射された燃料の全体が発火部Pの近傍の極めて狭い領域に分布する。
更に、2つの噴孔37a4のうちの一つから噴射された燃料であって気化しやすい燃料と、同2つの噴孔37a4のうちの他の一つから噴射された燃料であって気化しやすい燃料と、が点火プラグ35の発火部Pの両側から供給される。この結果、気化しやすい燃料が発火部Pの近傍の領域において不均一に分布することを防止することができる。
成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、上記噴射開始用指示信号を送出してから第2燃料噴射期間が経過したとき、直噴用燃料噴射弁37に対して噴射終了用指示信号を送出する。これにより、ニードル37bは、コイルバネの付勢力によってノズルボディ37aの先端側に移動させられる。その結果、サック室SRが燃料通路FPと遮断されるので、燃料の噴射は終了する。
このとき、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、発火部の近傍の極めて狭い領域における混合気の燃料濃度を発火部が発生する火花により着火するために必要な燃料濃度とするように、第2燃料噴射期間を決定する。
このようにして、発火部の近傍の燃料濃度が他の位置よりも高い成層混合気が燃焼室60内に形成される。この成層混合気によれば、異常な燃焼を発生させることなく、且つ、発火部が発生する火花により同成層混合気を確実に着火させることができる。
そして、成層火花誘導自着火運転実行手段F2は、均質火花点火運転実行手段F1と同様に、ピストン40の位置が上死点位置の近傍の位置となる成層火花誘導自着火用火花点火タイミングSにて点火プラグ35の発火部により火花を発生させる((7)を参照。)。これにより、成層混合気のうちの発火部の近傍の部分であって燃料濃度が他の位置よりも高い部分が着火する。この部分が燃焼することにより成層混合気のうちの他の部分(残余の成層混合気)の温度が高められる。これにより、同他の部分の成層混合気が自着火により燃焼する。この結果、すべての混合気を火炎の伝播により燃焼させた場合に比較して燃焼に伴って生成されるNOxの量を低減させることができる。
更に、火花により着火するための燃料が発火部の近傍の極めて狭い領域に分布しているので、同発火部の近傍以外の位置における燃料の濃度は過度に高くならない。この結果、同発火部の近傍以外の位置における混合気が燃焼することによって多量のNOxが生成されることを防止することができる。
このようにして、上記成層火花誘導自着火運転領域Bにて、内燃機関10は成層火花誘導自着火運転される。
(内燃機関10が上記均質自着火運転領域Cにて運転されるとき)
内燃機関10が上記均質自着火運転領域Cにて運転されるとき(均質自着火運転時)、運転切換え手段G1は運転領域マップに従って均質自着火運転実行手段F3を選択する。これにより、内燃機関10は均質自着火運転実行手段F3によって運転される。
均質自着火運転実行手段F3は、直噴用燃料噴射弁37により燃料を噴射させない点及び点火プラグ35により火花を発生させない点においてのみ成層火花誘導自着火運転実行手段F2と相違している。
より具体的に述べると、均質自着火運転実行手段F3は、成層火花誘導自着火運転実行手段F2と同様に、排気弁34を開弁させる((1)を参照。)とともに、排気弁34を閉弁させる((2)を参照。)ことにより排気を行わせる。更に、均質自着火運転実行手段F3は、成層火花誘導自着火運転実行手段F2と同様に、吸気弁32を開弁させる((3)を参照。)ことにより吸気を開始させる。
そして、均質自着火運転実行手段F3は、成層火花誘導自着火運転実行手段F2と同様に、ポート用燃料噴射弁36により燃料を噴射させる((4)を参照。)。このとき、均質自着火運転実行手段F3は、成層火花誘導自着火運転実行手段F2と同様に、均質な混合気であって超希薄空燃比を有する混合気が燃焼室60内の全体に形成されるように内燃機関10の負荷に応じて第1燃料噴射期間を決定する。
そして、均質自着火運転実行手段F3は、内燃機関10の負荷に応じた均質自着火用吸気弁閉弁タイミングICにて吸気弁32を閉弁させる((5)を参照。)ことにより吸気を終了させる。これにより、燃焼室60内の混合気の圧縮が開始する。
その後、ピストン40が上死点位置へ近づくことにより燃焼室60内の混合気が大きく圧縮されるので、同混合気の温度が高くなる。そして、ピストン40の位置が上死点位置の近傍の位置となるタイミングにて燃焼室60内の混合気が自着火して燃焼する。即ち、均質自着火運転実行手段F3は、燃焼室60内に形成された混合気をピストン40による圧縮のみにより自着火させて燃焼させる。
このようにして、上記均質自着火運転領域Cにて、内燃機関10は均質自着火運転される。
(内燃機関10が上記成層自着火運転領域Dにて運転されるとき)
内燃機関10が上記成層自着火運転領域Dにて運転されるとき(成層自着火運転時)、運転切換え手段G1は運転領域マップに従って成層自着火運転実行手段F4を選択する。これにより、内燃機関10は成層自着火運転実行手段F4によって運転される。
成層自着火運転実行手段F4は、ポート用燃料噴射弁36に代えて直噴用燃料噴射弁37により燃料を噴射させる点においてのみ均質自着火運転実行手段F3と相違している。
より具体的に述べると、成層自着火運転実行手段F4は、均質自着火運転実行手段F3と同様に、排気弁34を開弁させる((1)を参照。)とともに、排気弁34を閉弁させる((2)を参照。)ことにより排気を行わせる。更に、成層自着火運転実行手段F4は、均質自着火運転実行手段F3と同様に、吸気弁32を開弁させる((3)を参照。)とともに、吸気弁32を閉弁させる((5)を参照。)ことにより吸気を行わせる。
そして、成層自着火運転実行手段F4は、均質自着火運転実行手段F3と異なり、内燃機関10の負荷に応じた成層自着火用第2燃料噴射開始タイミングINJ2にて直噴用燃料噴射弁37により燃料の噴射を開始させる((6)を参照。)。この成層自着火用第2燃料噴射開始タイミングINJ2は、成層火花誘導自着火用第2燃料噴射開始タイミングINJ2よりも進角されている。これにより、圧縮上死点近傍において燃料が分布する領域は、成層火花誘導自着火運転時よりも広くなる。
また、成層自着火運転実行手段F4は、均質自着火運転実行手段F3と異なり、均質な混合気であって超希薄空燃比を有する混合気が燃焼室60内の中央部の所定の領域内に形成されるように、第2燃料噴射期間を決定する。
その後、ピストン40が上死点位置へ近づくことにより燃焼室60内の混合気が大きく圧縮されるので、同混合気の温度が高くなる。そして、ピストン40の位置が上死点位置の近傍の位置となるタイミングにて燃焼室60の中央部の上記領域内の混合気が自着火して燃焼する。即ち、成層自着火運転実行手段F4は、均質自着火運転実行手段F3と同様に、燃焼室60内に形成された混合気をピストン40による圧縮のみにより自着火させて燃焼させる。
このようにして、上記成層自着火運転領域Dにて、内燃機関10は成層自着火運転される。
以上、説明したように、本発明による燃料噴射装置の実施形態によれば、直噴用燃料噴射弁37から噴射された燃料のうちの点火プラグ35の発火部P側の燃料は、その反対側の燃料と比較してより広く噴孔37a4の中心軸CLに対する径方向に拡散する。従って、従来の燃料噴射装置と比較して噴射される燃料の量を比較的少量としても、発火部Pに液滴の径が微小な燃料のみを確実に到達させることができ、且つ、噴射された燃料の全体を発火部Pの近傍の極めて狭い領域に分布させることができる。換言すると、本燃料噴射装置によれば、異常な燃焼が発生しにくく且つ発火部Pにて発生する火花により確実に着火され得る混合気を、より少量の燃料により形成することができる。
更に、上記実施形態によれば、複数の噴孔37a4のうちの一つから噴射された燃料であって気化しやすい燃料と、複数の噴孔37a4のうちの他の一つから噴射された燃料であって気化しやすい燃料と、が点火プラグ35の発火部Pの両側から供給される。この結果、気化しやすい燃料が発火部Pの近傍の領域において不均一に分布することを防止することができる。従って、発火部Pが火花を発生することにより、混合気をより一層確実に着火させることができる。
加えて、上記実施形態のように、上記燃料噴射装置を成層火花誘導自着火運転される内燃機関10に適用することにより、発火部Pの近傍以外の位置における燃料の濃度が過度に高くなることを防止することができる。この結果、発火部Pの近傍以外の位置における混合気が燃焼することによって多量のNOxが生成されることを回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態において直噴用燃料噴射弁37は、2つの噴孔37a4を備えていたが、1つ又は3つ以上の噴孔を備えていてもよい。
また、上記実施形態においては、2つの噴孔37a4の間の位置の全体における肉厚が他の位置の肉厚よりも薄くなるようにサック部37a3が形成されていたが、図11に示したように、2つの噴孔37a4の間の位置であって各噴孔37a4の中心軸CLに対して発火部P側の壁面を構成する部分の肉厚が同部分に挟まれた位置の肉厚よりも薄くなるようにサック部37a3が形成されていてもよい。
本発明の実施形態に係る燃料噴射装置及び同燃料噴射装置が適用された内燃機関の部分断面図である。 図1に示したポート用燃料噴射弁の先端部の縦断面図である。 図1に示したポート用燃料噴射弁の先端部の正面図である。 図1に示した直噴用燃料噴射弁の先端部の縦断面図である。 図1に示した直噴用燃料噴射弁の先端部の正面図である。 図4に示した直噴用燃料噴射弁の先端部を1−1線に沿った平面にて切断した断面図である。 図1に示したシリンダヘッド部の下面を燃焼室側から見た概略図である。 図示しない電気制御装置が所定のプログラムを実行することにより達成される機能を表すブロック図である。 図8に示した運転切換え手段が参照する運転領域マップを示した図である。 図1に示した内燃機関の吸気弁及び排気弁のそれぞれを開閉するタイミング、燃料を噴射するタイミング及び火花を発生するタイミングを表す図である。 本発明の変形例に係る直噴用燃料噴射弁の先端部を各噴孔の中心軸を含む平面にて切断した断面図である。
符号の説明
10…内燃機関、30…シリンダヘッド部、35…点火プラグ、36…ポート用燃料噴射弁、36a…ノズルボディ、36a2…ニードルシート部、36a3…サック部、36a4…噴孔、36b…ニードル、36b2…先端部、37…直噴用燃料噴射弁、37a…ノズルボディ、37a2…ニードルシート部、37a3…サック部、37a4…噴孔、37b…ニードル、37b2…先端部、40…ピストン、60…燃焼室、FP…燃料通路、P…発火部、SR…サック室。

Claims (3)

  1. 燃焼室にて火花を発生する発火部を有する点火プラグを備える内燃機関に適用され、且つ、先端部に形成された噴孔から前記燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射弁を有する燃料噴射装置において、
    前記燃料噴射弁の噴孔は、略円柱状であってその中心軸が前記点火プラグの発火部から所定の距離だけ離れるとともに前記噴射される燃料の一部が同発火部に直接到達するように、且つ、同噴孔を形成する壁面のうちの同中心軸に対して同発火部側の部分の同中心軸方向における長さが同壁面のうちの同中心軸に対して同発火部と反対側の部分の同中心軸方向における長さよりも短くなるように形成された燃料噴射装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
    前記燃料噴射弁は、前記噴孔が複数形成されるとともに、同複数の噴孔のうちの一つの中心軸と、同複数の噴孔のうちの他の一つの中心軸と、の間に前記発火部が位置するように構成された燃料噴射装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料噴射装置は、
    少なくとも前記燃料噴射装置により燃料を噴射することにより前記点火プラグの発火部の近傍の燃料の濃度が他の位置よりも高い成層混合気を前記燃焼室内に形成し、同発火部が火花を発生することにより同形成された成層混合気を同発火部の近傍にて着火させ、同着火した成層混合気の燃焼により残余の成層混合気を自着火により燃焼させる成層火花誘導自着火運転を行う成層火花誘導自着火式内燃機関に適用された燃料噴射装置。
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