JP2007203765A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助シートバック部材を車幅方向においてコンパクトに、かつ見栄えよく格納することができる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】シートクッション3c,4cとシートバック3b,4bとをそれぞれ具備し、車幅方向にそれぞれ離間して設けられた一対のシート3,4を配設した車両用シート装置であって、一対のシート3,4の少なくとも一方のシートバック3bの車室内側方には、補助シートバック部材14が設けられ、補助シートバック部材14がシートバック3bと連続した背もたれ面を形成して補助シートバックを形成する補助シートバック使用状態と、シートバック3bの車室内側方に形成された格納部3eに補助シートバック部材14が格納される補助シートバック格納状態とを選択可能に構成されたものである。
【選択図】図5

Description

この発明は、シートクッションとシートバックとをそれぞれ具備し、車幅方向にそれぞれ離間して設けられた一対のシートを配設したような車両用シート装置に関する。
従来、上述例の車両用シート装置としては特許文献1に開示されたものがある。
すなわち、図18に示すように、シートクッション100c、シートバック100bを有する運転席シート100と、シートクッション101c、シートバック101bを有する助手席シート101とを車幅方向に離間配設して第1列目シートを構成し、この第1列目シートの後方において、シートクッション102c、シートバック102bを有する右側のリヤシート102と、シートクッション103c、シートバック103bを有する左側のリヤシート103とを車幅方向に離間配設して第2列目シートを構成し、この第2列目シートのさらに後方において、シートクッション104c、シートバック104bを有する右側のリヤシート104と、シートクッション105c、シートバック105bを有する左側のリヤシート105とを車幅方向に並設して第3列目シートを構成している。
また、第2列目の左側のリヤシート103のシートバック103bにおける車室内側方には補助シートバック部材106を片持ち支持させると共に、該リヤシート103のシートクッション103c内部には出し入れ可能な補助シートクッション部材107を格納している。
そして、図18に実線で示す6人乗り態様のシートを、7人乗り態様となす場合には、上述の補助シートバック部材106を同図に仮想線で示すように、左右のシートバック102b,103b間に位置させると共に、シートクッション103c内部から取出した補助シートクッション部材107を図18に仮想線で示す如く、左右のシートクッション102c,103c間に位置させるように構成したものである。なお、図中、108はステアリングホイールである。
この図18に示す従来構造の車両用シート装置においては、ニーズに対応して6人乗り態様と7人乗り態様とを選択することができる利点がある反面、次のような問題点があった。
つまり、上述の補助シートバック部材106は、ある程度の剛性が必要であることは勿論、図18で示した従来構造においては、第2列目の一方のシート103のシートバック103bにおける車室内側方に単に補助シートバック部材106を回動可能に取付けたものであるから、この補助シートバック部材106が取付けられたシート103の車幅方向の寸法が大となり、補助シートバック部材106を車幅方向でコンパクトかつ見栄えよく格納することができない問題点があった。
また、図18に実線で示すように、補助シートバック部材106をシートバック103b側面に折畳んで格納した時、第3列目シートに着座する乗員の邪魔になるうえ、ウオークスルーが困難となる問題点があった。
さらに、図18に示すシート装置においては、本来、第3列目シートの各シートクッション104c,105cを跳ね上げて、リヤシート104,105を前後方向に折畳むと共に、第2列目シートの各リヤシート102,103を車幅方向内方に移動して当接させ、この当接させた左右一対のリヤシート102,103を、折畳まれた第3列目シートに当接する位置まで後退させてリムジンモードを確保することが要請されるが、格納状態の補助シートバック部材106が車幅方向内方に大きく出っ張ると共に、車両後方側にも大きく出っ張っている関係上、左右のリヤシート102,103の当接が困難となり、リムジンモードを確保することができない問題点があった。
ところで、特許文献2および特許文献3には使用位置と格納位置とを選択し得る補助シートバック部材と補助シートクッション部材とを備えた車両用シート装置が開示されているが、これらの各特許文献に開示された構造は、その何れもが、補助シートバック部材と補助シートクッション部材とを重ね合わせて、シートクッションの下部の格納スペースに格納する構造であるから、その格納スペースを備えたシートは、高さ方向に過大なスペースを必要とする欠点があり、また、これら何れの特許文献においても、補助シートバック部材をシートバックの車室内側方に形成された格納部に格納するという技術思想は全く開示されていない。
特開2004−249782号公報 特開平9−2113号公報 特開2001−130304号公報
そこで、この発明は、一対のシートの少なくとも一方のシートバックの車室内側方に補助シートバック部材を設け、該補助シートバック部材がシートバックと連続した背もたれ面を形成して補助シートバックを形成する補助シートバック使用状態と、シートバックの車室内側方に格納部を形成し、この格納部に補助シートバック部材が格納される補助シートバック格納状態とを選択可能に構成することで、補助シートバック部材を車幅方向においてコンパクトに、かつ見栄えよく格納することができる車両用シート装置の提供を目的とする。
この発明による車両用シート装置は、シートクッションとシートバックとをそれぞれ具備し、車幅方向にそれぞれ離間して設けられた一対のシートを配設した車両用シート装置であって、上記一対のシートの少なくとも一方のシートバックの車室内側方には、補助シートバック部材が設けられ、上記補助シートバック部材が上記シートバックと連続した背もたれ面を形成して補助シートバックを形成する補助シートバック使用状態と、上記シートバックの車室内側方に形成された格納部に該補助シートバック部材が格納される補助シートバック格納状態とを選択可能に構成されたものである。
上述の一対のシートは、第2列目のシートに設定してもよい。
上記構成によれば、補助シートバック部材の格納時には、該補助シートバック部材はシートバックの車室内側方に形成された格納部に格納されるので、該補助シートバック部材を車幅方向においてコンパクトに、かつ見栄えよく格納することができる。
また、上述の補助シートバック部材は補助シートバック使用状態と、補助シートバック格納状態とを選択可能に構成されているので、着座人数の選択が可能となる。
この発明の一実施態様においては、上記一対のシートのそれぞれのシートバックの車室内側方には一対の補助シートバック部材が設けられ、上記2つの補助シートバック部材が協同して背もたれ面を形成するものである。
上記構成によれば、一対のシートのそれぞれのシートバックに補助シートバック部材を設けたので、これら補助シートバック部材の厚さ、および長さの双方共にコンパクトと成すことができ、特に、補助シートバック部材の長さは従来構造の1/2と成すことができる。
しかも、一対のシートのそれぞれのシートバックに補助シートバック部材を設けたので、これら補助シートバック部材は対応するシートバックの車室内側方にそれぞれ支持され、特に、補助シートバック使用状態において、その支持剛性を左右で分担して、その支持構造のコンパクト化を図ることができるうえ、補助シートバック使用状態下における背もたれ感がよく、乗り心地の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記格納部は、補助シートバック部材を格納した時、該補助シートバック部材の車室内側面と、シートバックの車室内側面とがフラットになるように凹設形成されたものである。
上記構成によれば、補助シートバック部材の格納時に、その車室内側面と、シートバックの車室内側面とがフラットになるので、該補助シートバック部材の格納時におけるシートのコンパクト化(特に、車幅方向のコンパクト化)と、見栄えの向上との両立を図ることができる。また、凹設により格納部を形成することができるので、該格納部を簡単に構成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記一対のシートは、該一対のシートのそれぞれのシートクッションの間に連続した座面を形成して配置される格納可能な補助シートクッション部材を備えたものである。
上記構成によれば、シートアレンジに影響がない状態で、補助シートクッション部材を格納することができる。
この発明の一実施態様においては、上記一対のシートは、上記補助シートバック部材と上記補助シートクッション部材とが格納されて、該一対のシートの間にウオークスルー通路を形成可能に構成されたものである。
上記構成によれば、一対のシート間にウオークスルー通路が形成されるので、ウオークスルーができ、利便性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記一対のシートは、車幅方向に移動可能に構成され、上記補助シートバック部材と上記補助シートクッション部材とが格納されて、それぞれのシートのシートクッションとシートバックとが連続した座面と、連続した背もたれ面とを形成可能に構成されたものである。
上記構成によれば、左右一対のシートのシートクッション同士およびシートバック同士が連続し、広い座面と広い背もたれ面とを有するモードが確保できる。
この発明の一実施態様においては、上記補助シートバック部材の格納時に、一対のシートのそれぞれのシートバックの格納部下部の背もたれ面が互に当接してフラットになるように構成されたものである。
上記構成によれば、補助シートバック部材の格納時で、かつ一対のシートを互に当接させた時、一対のシートの各シートバックの格納部の下部における背もたれ面が互に当接してフラットになるので、見栄えの向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シートバックの格納部の下部には、該下部を補強する補強部材が設けられたものである。
上記構成によれば、格納部の下部が上述の補強部材で補強されるので、該格納部の下部の変形を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記一対のシートの後方には後列シートが設けられ、該後列シートは前後方向に折畳み可能に形成され、上記一対のシートを車幅方向内方に移動して当接させ、当接させた一対のシートが、折畳まれた後列シートに当接する位置まで後退可能に構成されたものである。
上述の一対のシートを第2列目のシートに、また後列シートを第3列目のシートにそれぞれ設定してもよい。
上記構成によれば、当接させた一対のシートを、折畳んだ後列シートに当接する位置まで後退させると、前後方向のスペースが大きいリムジンモードを確保することができる。
この発明によれば、一対のシートの少なくとも一方のシートバックの車室内側方に補助シートバック部材を設け、該補助シートバック部材がシートバックと連続した背もたれ面を形成して補助シートバックを形成する補助シートバック使用状態と、シートバックの車室内側方に格納部を形成し、この格納部に補助シートバック部材が格納される補助シートバック格納状態とを選択可能に構成したので、補助シートバック部材を車幅方向においてコンパクトに、かつ見栄えよく格納することができる効果がある。
補助シートバック部材を車幅方向においてコンパクトに、かつ見栄えよく格納するという目的を、シートクッションとシートバックとをそれぞれ具備し、車幅方向にそれぞれ離間して設けられた一対のシートを配設した車両用シート装置において、上記一対のシートの少なくとも一方のシートバックの車室内側方には、補助シートバック部材が設けられ、上記補助シートバック部材が上記シートバックと連続した背もたれ面を形成して補助シートバックを形成する補助シートバック使用状態と、上記シートバックの車室内側方に形成された格納部に該補助シートバック部材が格納される補助シートバック格納状態とを選択可能に構成するという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用シート装置を示し、図1、図2において、この車両用シート装置は、シートクッション1c、シートバック1b、ヘッドレスト1hおよびアームレスト1aを有する運転席シート1(所謂ドライバーズシート)と、同様に、シートクッション2c、シートバック2b、ヘッドレスト2hおよびアームレスト2aを有する助手席シート2(所謂パッセンジャーズシート)とを車幅方向に離間配設(並設)して第1列目シート(フロントシート)を構成している。
この第1列目シートの後方には、シートクッション3c、シートバック3b、ヘッドレスト3hおよびアームレスト3aを有する右側のリヤシート3と、同様に、シートクッション4c、シートバック4b、ヘッドレスト4hおよびアームレスト4aを有する左側のリヤシート4とを車幅方向に離間配設(並設)して第2列目シートを構成している。
ここで、上述の各アームレスト3a,4aは一対のリヤシート3,4のシートバック3b,4bの車室外側において格納可能に設けられた車室外側アームレストである。
また、上述の第2列目シートのさらに後方には、ベンチシートタイプのシートクッション5cと、右側対左側で6:4となるように分割されたシートバック5bと、複数のヘッドレスト5hとを備えたリヤシート5を配設して、第3列目シートを構成している。
上述の各シート1,2,3,4,5は、フラット構造のフロアパネル6上に配設されており、第2列目シートの右側のリヤシート3はシートスライドレールとしての前後スライドレール7,8に沿って、前後方向に移動可能に構成されると共に、該前後スライドレール7,8とシートクッション3cとの間に設けられた前後一対の横スライドレール9,9(シートスライドレール)に沿って、車幅方向に移動可能に構成されている。
同様に、第2列目シートの左側のリヤシート4はシートスライドレールとしての前後スライドレール10,11に沿って、前後方向に移動可能に構成されると共に、該前後スライドレール10,11とシートクッション4cとの間に設けられた前後一対の横スライドレール12,12(シートスライドレール)に沿って、車幅方向に移動可能に構成されている。
上述の各前後スライドレール7,8,10,11はフロアパネル6上に互に平行に設けられたロングスライドレールであり、中間の2本の前後スライドレール8,10に対して、両サイドの2本の前後スライドレール7,11は、さらに長尺に形成されており、これら両サイドのスライドレール7,11はホイールハウス13,13の後方部まで延出されており、第3列目のリヤシート5は両サイドの2本の前後スライドレール7,11に沿って、前後方向に移動可能に構成されている。
図3は第2列目シートを示す斜視図であって、図1〜図3に示すように、左右一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートバック3b,4bの車室内側方には、左右に2分割された一対の補助シートバック部材14,14を対向して設けるが、これらの各補助シートバック部材14,14は、一対のリヤシート3,4の各シートバック3b,4bの車室内側方に形成された格納凹部3e,4eに格納されるように形成しており、また、これら左右一対の補助シートバック部材14,14は協同して、シートバック3b,4bと連続した背もたれ面14b,14bを形成して、車室中央側に補助シートバック15を形成するように構成している(補助シートバック使用状態)。
さらに、上述の一対の補助シートバック部材14,14は、図3に示す状態(補助シートバック使用状態)から図4に示すように、該補助シートバック部材14,14を前倒しすると、これらが水平となって協同して連続したアームレスト16を車室中央側に形成するアームレスト状態となるように構成されており、図3に示す補助シートバック使用状態と、図4に示すアームレスト状態と、次に述べる補助シートバック格納状態とを選択可能に構成したものである。
ここで、上述の一対の補助シートバック部材14,14を水平に成してアームレスト状態にアレンジすると共に、車室外側アームレスト3a,4aを図4の水平な使用状態に成すと、所謂キャプテンシートとなって、乗員の快適性向上を図ることができる。
しかも、図5に示すように、上述の一対の補助シートバック部材14,14は、これら各補助シートバック部材14,14が一対のシートバック3b,4bの車室内側方の格納凹部3e,4eにその背もたれ面14b,14bを車幅方向に向けて左右独立して格納することができるように構成されている(補助シートバック格納状態)。
上述の格納凹部3e,4eは、図5に示すように、補助シートバック部材14,14を格納した時、該補助シートバック部材14,14の車室内側面つまり背もたれ面14b,14bと、格納凹部3e,4eの下部3g,4gにおけるシートバック3b,4bの車室内側面X,Xとがフラットになるように凹設形成されたものである。
換言すれば、格納凹部3e,4eの車幅方向の凹設深さは、補助シートバック部材14,14の肉厚とほぼ同等に設定したものである。
一方、図3に示すように、左右一対のリヤシート3,4の何れか一方(この実施例では左側のリヤシート4)には、これら一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートクッション3c,4cの間に連続した座面17cを形成して配置される格納可能な補助シートクッション部材17を備えている。
図7はこの補助シートクッション部材17の出し入れ構造を示す斜視図であって、第2列目シートにおける左側のリヤシート4のシートクッション4cは、下側のクッション本体18と、上側のシートクッション座部19とに分割されている。
上述のクッション本体18には、補助シートクッション部材17を格納可能な収納凹部20が形成されている。また、上述のクッション本体18の車幅方向内側の側壁部18aにはヒンジ部材21を介して補助シートクッション部材17が取出し、および、格納可能にヒンジ連結されている。
また、クッション本体18の前部には一対のヒンジ部材22,22を介してクッション座部19が開閉可能に連結されている。
そして、シートクッション4cの格納凹部20に格納された補助シートクッション部材17を取出すには、まず、ヒンジ部材22を介してクッション座部19を図7に示す如く開放し、次に、ヒンジ部材21を介して補助シートクッション部材17を、左右のリヤシート3,4の各シートクッション3c,4c間に位置するように取出して、これらシートクッション3c,4c間に連続した座面17cを形成した後に、一旦、開放したクッション座部19を元の状態に閉成すると、図3に示すような補助シートクッション使用状態となる。
また、取出された使用状態下の補助シートクッション部材17を、収納凹部20に格納する場合には、まず、ヒンジ部材22を介してクッション座部19を開放し、次に、ヒンジ部材21を介して補助シートクッション部材17を、収納凹部20内に収納した後に、一旦、開放したクッション座部19を元の状態に閉成すると、補助シートクッション部材17は、シートアレンジに影響がない状態で、シートクッション4c内部に格納される。
このように、前述の補助シートバック部材14,14および上述の補助シートクッション部材17を格納可能に構成したので、第2列目シートの左右一対のリヤシート3,4は、図5に示すように、補助シートバック部材14,14と補助シートクッション部材17とを、それぞれ格納することができ、これらの格納状態下において、左右一対のリヤシート3,4の間にウオークスルー通路23が形成されるように構成したものである。
ここで、上述の補助シートバック部材14,14は対応するシートバック3b,4bのそれぞれの格納凹部3e,4eに格納されて、格納された補助シートバック部材14,14の車室内側面の面と、格納凹部3e,4eの下部3g,4gの車室内側の面とが面一状つまりフラットになるので、ウオークスルー通路23の拡大を図ることができる。
また、左右一対のリヤシート3,4は対応する横スライドレール9,12に沿って車幅方向に移動可能に構成されているので、上述の補助シートバック部材14,14と補助シートクッション部材17とを、それぞれ格納すると共に、これら一対のリヤシート3,4を横スライドレール9,12に沿って車幅方向内方に移動させ、そのシートクッション3c,4cと、シートバック3b,4bとが連続した座面と、連続した背もたれ面とを形成し、左右に連続する広い座面と、左右に連続する広い背もたれ面とを有するモードが確保できるように構成したものである。
この図6に示す状態下において、左右一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートバック3b,4bの格納部3e,4eの下部3g,4gにおける背もたれ面が、図6に示すように互に当接して、両者3g,4g間に隙間がないフラットな状態となり、見栄えの向上を図るように構成したものである。
さらに、図1、図2に示すように、第2列目シートの左右一対のリヤシート3,4のさらに後方には、第3列目シートとしてのリヤシート5が配設されており、この第3列目のリヤシート5は図8に示すように、そのシートクッション5cを上方に跳ね上げて、該リヤシート5が前後方向に折畳み可能に形成されており、図1、図2に示す状態から、まず、図5に示すように、補助シートバック部材14,14および補助シートクッション部材17を格納した後に、図6に示すように、第2列目の左右一対のリヤシート3,4を横スライドレール9,12に沿って、車幅方向内方に移動して当接させ、次に、当接させた左右一対のリヤシート3,4を前後スライドレール7,8、10,11に沿って、折畳まれた第3列目のリヤシート5におけるシートクッション5cに当接する位置まで後退移動させると、図8に示す如く、前後方向のスペースが広いリムジンモードを確保することができるように構成している。
つまり、図1、図2に示すフル乗車モードでは最大8人乗車が可能であり、第2列目シートの補助シートバック部材14,14および補助シートクッション部材17を図4、図5、図6に示すように変位させると、最大7人乗車が可能と成り、図8に示すリムジンモードにシートアレンジすると、前後方向のスペースが広い4人乗車が可能となる。
要するに、着座人数の選択が可能なシートを、簡単な構成により形成することができると共に、着座人数の選択が可能なシートと、車室中央側のアームレスト16の使用(図4参照)と、ウオークスルー(図5参照)との達成を図ることができ、さらに、多人数乗車モードと、広い座面および広い背もたれ面を有する少人数乗車モード(リムジンモード)とを両立することができるものである。
なお、図3〜図6において、24は第2列目のリヤシート3,4のシートクッション3c,4c下部にそれぞれ設けられた取手兼用の横スライドリリースレバー(サイドリリースレバー)25はステップ(step,乗降の足かけ部)であり、図1、図2、図8において、26はステアリングホイールであり、図1、図8において、27はインストルメントパネル、28はフロントドア、29はスライド構造のリヤドア(いわゆるスライドドア)である。
次に、図9、図10を参照して、補助シートバック部材14を補助シートバック使用状態(図3参照)、補助シートバック格納状態(図5、図6参照)およびアームレスト状態(図4参照)に回動支持するヒンジ構造について説明する。なお、図9、図10では一対のリヤシート3,4のうち左側の補助シートバック部材14のヒンジ構造について説明するが、右側の補助シートバック部材14のヒンジ構造は左側のそれと左右対称に構成されている。
シートバック4bは金属パイプ製のシートバックフレーム31で支持されており、このシートバックフレーム31の車幅方向内側部31aにはサイドフレームとしての固定ブラケット32が一体的に溶接固定されている。
また補助シートバック部材14は、枠部材33(棒部材またはパイプ部材)と板部材34とから成る支持フレーム35で支持されており、上述の板部材34には、その軽量化を図る目的で複数の開口部36(例えば丸孔)が形成されている。
上述のシートバックフレーム31と支持フレーム35との間には、ヒンジブラケット37と、このヒンジブラケット37に一体的に固定され、上方に伸びる支軸38(棒状の支軸またはパイプ状の支軸)とを設けている。
この支軸38の外周には、該支軸38を中心として回動可能な外筒39(パイプ部材)を装着し、上述の支持フレーム35はこの外筒39の外周面に溶接固定されている。また、上述の外筒39の下部には、該外筒39に一体的に固定されたフランジ40を設け、外筒39とフランジ40とが一体に回動すべく構成している。
上述のフランジ40には、補助シートバック部材14の使用状態と格納状体とに対応すべく、約90度の開角を隔てて2つのピン孔41,42(係止孔)が形成され、これらのピン孔41,42にはロックピンとしての係止ピン43(係止部材)が択一的に挿入されるように構成している。
一方、ヒンジブラケット37にはピン44(軸支部材)を支点として揺動可能なL字状のレバー部材45が設けられ、このレバー部材45の一端(図示の前端)には操作用のストラップ46(所謂ひも)が連結され、レバー部材45の他端(図示の後端)には上述の係止ピン43がピン連結されている。なお、上述の係止ピン43はピン孔41,42に対する着脱を円滑ならしめるため図示しないガイド部材で案内される一方、上述のレバー部材45は係止ピン43が常時一方のピン孔41または42に係入される方向にバネ付勢されている。
また、ヒンジブラケット37のピン44よりも下部位置には、ガイド付き孔状の軸受け部47と、この軸受け部47のセンターを曲率中心とする円弧状の2つのガイド孔48,49とを形成している。これら2つのガイド孔48,49は支持フレーム35で支持される補助シートバック部材14の補助シートバック使用状態とアームレスト状態との両状態への回動を許容するものである。
上述のヒンジブラケット37と対向する固定ブラケット32の車幅方向内側の面には、軸受け部47に挿入されるアームレストシャフト50と、ガイド穴48,49に挿入される2つのストッパピン51,52とを突設している。
図9では図示の便宜上、分解斜視図で示したが、固定ブラケット32側のアームレストシャフト50がヒンジブラケット37の軸受け部47に挿入され、2つのストッパピン51,52が2つのガイド孔48,49に挿入された状態で、これらが組付けられる。なお、図9の実線状態は補助シートバック使用状態に対応する。
また上述のガイド孔48,49の形成範囲は補助シートバック部材14をその補助シートバック使用状態とアームレスト状態との間に回動可能な範囲であるならば、90度の開角に限定されるものではない。
このように構成したヒンジ構造において、図9に実線で示す補助シートバック使用状態からアームレスト状態に成すには、アームレストシャフト50を支点として、ヒンジブラケット37、支軸38、外筒39、支持フレーム35を一体的に矢印a方向に回動操作すると、固定ブラケット32側のストッパピン51,52で回動規制されるまで、これら各要素37,38,39,35が前倒し方向に回動されて、補助シートバック部材14が水平となった位置で回動規制されて静止するので、アームレスト状態(図4参照)を確保することができる。このアームレスト状態および上述の補助シートバック使用状態下の補助シートバック部材14はフリクション機能により、これらの各状態下において位置規制される。
また、図9に実線で示す補助シートバック使用状態から同図に仮想線で示す補助シートバック部材14の格納状態に成すには、まず、ストラップ46をバネ付勢力に抗して矢印b方向に引き操作する。ストラップ46が矢印b方向に引かれると、レバー部材45はピン44を支点として同図の矢印c方向に回動し、このレバー部材45の他端にピン連結された係止ピン43が同図に矢印dで示すように下動して、係止ピン43がピン孔41から外れ、係止ピン43によるロック状態が解除されてアンロック状態となる。
このアンロック状態において補助シートバック部材14を手動操作により図9の矢印e方向に回動操作すると、支軸38を支点として外筒39、フランジ40、支持フレーム35が一体的に後方へ回動し、常時係入方向へバネ付勢された係止ピン43がピン孔42に係入するので、補助シートバック使用状態の補助シートバック部材14を、図5で示したように格納状態に格納し、かつピン孔42に対する係止ピン43の係入により該格納状態にて位置規制することができる。この係止ピン43の係入による位置規制については、図9に実線で示す補助シートバック使用状態においても同様である。
図9、図10で示したヒンジ構造に代えて、図11、図12に示すヒンジ構造を採用してもよい。
図11、図12に示すヒンジ構造は、ヒンジブラケット37の固定ブラケット32と対向する側の面にアームレストシャフト53を一体的に突設し、このアームレストシャフト53には位置決めストッパとして作用するキー54を取付けている。
また、シートバックフレーム31側の固定ブラケット32には、その車幅方向内側面から車幅方向内方に延びる切欠き円筒55を溶接固定すると共に、アームレストシャフト53先端のネジ部53aを貫通させる孔部32aを形成している。
そして、アームレストシャフト53が切欠き円筒55で回動可能に案内されるように、ヒンジブラケット37と固定ブラケット32とを組付けた後に、孔部32aから車幅方向外方へ貫通したネジ部53aに対して、ワッシャ56を介してナット57を締付けて、アームレストシャフト53の回動を許容すると共に、該アームレストシャフト53の車幅方向内方への離脱を阻止すべく構成している。
このように構成すると、補助シートバック部材14の補助シートバック使用状態においては、キー54が図12に示すように切欠き円筒55の一方の切欠き部55bに当接して、補助シートバック使用状態を保持することができ、アームレストシャフト53を支点として各要素37〜40,35をアームレストとして使用する水平状態に回動した場合には、キー54が切欠き円筒55の他方の切欠き部55aに当接して、このアームレスト状態を保持することができる。
この図11、図12に示す実施例においても、その他の構造については図9、図10と同一であるから、図11、図12において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、図11、図12の構造においては、図9、図10の構造に対してアームレストシャフト53の大径化を図ることができるので、補助シートバック部材14の支持剛性の向上を図ることができる。なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
図13は、図5で示した一対のリヤシート3,4のうちの右側のシート3の拡大図、図14は図13のC−C線矢視断面図、図15は図13のD−D線矢視断面図であって、図14、図15に示すように、リヤシート3のシートバック3bはパッド部材60と表皮部材61とを備えている。また、補助シートバック部材114も同様にパッド部材62と表皮部材63とを備えている。
上述のシートバック3bには、既述したように、補助シートバック部材14の肉厚とほぼ同等の深さの格納凹部3eが形成されており、図14に示す如く、補助シートバック部材14を該格納凹部3eに格納した時、補助シートバック部材14の車室内側の面(背もたれ面14b参照)と、格納凹部3eの下部3gにおけるシートバック3bの車室内側面Xとが面一なフラット状態になるように構成されている。
換言すれば、格納凹部3eの下部3gはその上側部に対して車幅方向内方へ出っ張った構造となっている。
このため、シートバック3bの格納凹部3eの下部3gには、該下部3gを補強する補強部材64を設け、該下部3gの変形を防止すべく構成している。
この補強部材64は、サイドフレームとしての固定ブラケット32に接合固定されたもので、その具体的構造は図16に斜視図で示す通りである。
すなわち、この補強部材64は、図16に示すように、上側において前後方向に延びる上片64aと、この上片64aの前端から車幅方向内方に延びる上側の前片64bと、この前片64bの内端から下方に向けて直線状に延びる側片64cと、この側片64cの下端から車幅方向外方に延びる下側の前片64dと、この前片64dの外端から後方に向けて延びる下片64eとを、一本のパイプ部材または棒部材から図示の如く屈曲形成したものである。
この図16に示す構造に代えて、図17に示す構造を採用してもよい。
図17に示す補強部材64は、上側の前片64bの内端から所定量のみ下方に延びる上側の内片64fと、下側の前片64dの内端から所定量のみ上方に延びる下側の内片64gとを設けると共に、これら上下の各内片64f,64gの開放側にコ字状の側片64hを一体連結したものである。
そして、図16または図17に示す補強部材64を上記下部3gに内設することにより、該下部3gを補強して、該下部3gの変形を防止するように構成したものである。
なお、図13〜図17においては右側のシート構造について説明したが、左側のシート構造は右側のシート構造と左右対称に構成されている。
また、図13において65は図9〜図12で示したヒンジ構造の要部を覆うカバー部材である。
このように、上記実施例の車両用シート装置は、シートクッション3c,4cとシートバック3b,4bとをそれぞれ具備し、車幅方向にそれぞれ離間して設けられた一対のリヤシート3,4を配設した車両用シート装置であって、上記一対のリヤシート3,4の少なくとも一方のシートバック(この実施例では双方のシートバック3b,4b)の車室内側方には、補助シートバック部材14が設けられ、上記補助シートバック部材14が上記シートバックと連続した背もたれ面14bを形成して補助シートバック15を形成する補助シートバック使用状態(図3参照)と、上記シートバックの車室内側方に形成された格納凹部(3eまたは/および4e)に該補助シートバック部材14が格納される補助シートバック格納状態(図5参照)とを選択可能に構成されたものである。
この構成によれば、補助シートバック部材14の格納時には、該補助シートバック部材14はシートバックの車室内側方に形成された格納凹部(3eまたは/および4e)に格納されるので、該補助シートバック部材14を車幅方向においてコンパクトに、かつ見栄えよく格納することができる。
また、上述の補助シートバック部材14は補助シートバック使用状態(図3参照)と、補助シートバック格納状態(図5参照)とを選択可能に構成されているので、着座人数の選択が可能となる。
さらに、上記一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートバック3b,4bの車室内側方には一対の補助シートバック部材14,14が設けられ、上記2つの補助シートバック部材14,14が協同して背もたれ面14b,14bを形成するものである。
この構成によれば、一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートバック3b,4bに補助シートバック部材14,14を設けたので、これら補助シートバック部材14,14の厚さ、および長さの双方共にコンパクトと成すことができ、特に、補助シートバック部材14の長さは従来構造の1/2と成すことができる。
しかも、一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートバック3b,4bに補助シートバック部材14,14を設けたので、これら補助シートバック部材14,14は対応するシートバック3b,4bの車室内側方にそれぞれ支持され、補助シートバック使用状態(図3参照)において、その支持剛性を左右で分担して、その支持構造のコンパクト化を図ることができるうえ、補助シートバック使用状態下における背もたれ感がよく、乗り心地の向上を図ることができる。
加えて、上記格納凹部3e,4eは、補助シートバック部材14,14を格納した時、該補助シートバック部材14,14の車室内側面(背もたれ面14b参照)と、シートバック3b,4bの車室内側面Xとがフラットになるように凹設形成されたものである。
この構成によれば、格納凹部3e,4eを簡単に構成することができるのは勿論、補助シートバック部材14,14の格納時に、その車室内側面14bと、シートバック3b,4bの車室内側面Xとがフラットになるので、該補助シートバック部材14,14の格納時におけるシート3,4のコンパクト化(特に、車幅方向のコンパクト化)と、見栄えの向上との両立を図ることができる。
また、上記一対のリヤシート3,4は、該一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートクッション3c,4cの間に連続した座面17cを形成して配置される格納可能な補助シートクッション部材17を備えたものである(図3参照)。
この構成によれば、シートアレンジに影響がない状態で、補助シートクッション部材17を格納することができる。
さらに、上記一対のリヤシート3,4は、上記補助シートバック部材14,14と上記補助シートクッション部材17とが格納されて、該一対のリヤシート3,4の間にウオークスルー通路23を形成可能に構成されたものである(図5参照)。
この構成によれば、一対のリヤシート3,4間にウオークスルー通路23が形成されるので、ウオークスルーができ、利便性を確保することができる。
さらにまた、上記一対のリヤシート3,4は、車幅方向に移動可能に構成され、上記補助シートバック部材14,14と上記補助シートクッション部材17とが格納されて、それぞれのリヤシート3,4のシートクッション3c,4c同士とシートバック3b,4b同士とが連続した座面と、連続した背もたれ面とを形成可能に構成されたものである(図6参照)。
この構成によれば、左右一対のリヤシート3、4のシートクッション3c,4c同士およびシートバック3b,4b同士が連続し、図6で示したような、広い座面と広い背もたれ面とを有するモードが確保できる。
また、上記補助シートバック部材14,14の格納時に、一対のリヤシート3,4のそれぞれのシートバック3b,4bの格納凹部3e,4eの下部3g,4gの背もたれ面が互に当接してフラットになるように構成されたものである(図5、図13参照)。
この構成によれば、補助シートバック部材14,14の格納時において一対のリヤシート3,4の各シートバック3b,4bの格納凹部3e,4eの下部3g,4gにおける背もたれ面が互に当接してフラットになるので、見栄えの向上を図ることができる。
さらに、上記シートバック3b,4bの格納凹部3e,4eの下部3g,4gには、該下部3g,4gを補強する補強部材64が設けられたものである。
この構成によれば、格納凹部3e,4eの下部3g,4gが上述の補強部材64で補強されるので、該格納凹部3e,4eの下部3g,4gの変形を防止することができる。
しかも、上記一対のリヤシート3,4の後方には後列シート(第3列目のリヤシート5参照)が設けられ、該後列シート5は前後方向に折畳み可能に形成され、上記一対のリヤシート3,4を車幅方向内方に移動して当接させ、当接させた一対のシートが、折畳まれた後列シート5に当接する位置まで後退可能に構成されたものである(図8参照)。
この構成によれば、当接させた一対のリヤシート3,4を、折畳んだ後列シート5に当接する位置まで後退させると、前後方向のスペースが大きいリムジンモードを確保することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の一対のシートは、実施例の第2列目のリヤシート3,4に対応し、
以下同様に、
後列シートは、第3列目のリヤシート5に対応し、
格納部は、格納凹部3eまたは/および4eに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、第3列目のリヤシート5はベンチシートタイプであってもよく、バケットシートタイプであってもよい。
また第2列目のシート3,4におけるシートバック3b,4b両側のサイドサポート部は、これらシートバック3b,4bの背もたれ面とほぼ面一状に成してもよい。さらに、前後スライドレール7,8,10,11をフロアパネル6に埋め込み、これらの各シートストライドレールとフロアパネル6上面との段差をなくしてもよい。
本発明の車両用シート装置を示すフル乗車モード状態下の斜視図 図1の要部平面図 第2列目シートを示す斜視図 補助シートバック部材をアームレスト状態にアレンジした時の斜視図 ウオークスルー通路形成時の斜視図 一対のシートを当接させたモードで示す斜視図 補助シートクッション部材の出し入れ構造を示す斜視図 リムジンモードを示す斜視図 ヒンジ構造を示す分解斜視図 図9のA―A線矢視断面図 ヒンジ構造の他の実施例を示す分解斜視図 ヒンジ構造組付け後における図11のB―B線矢視断面図 第2列目の右側のシートを示す拡大斜視図 図13のC−C線矢視断面図 図13のD−D線矢視断面図 補強部材の斜視図 補強部材の他の実施例を示す斜視図 従来の車両用シート装置を示す平面図
符号の説明
3,4…リヤシート(一対のシート)
3b,4b…シートバック
3c,4c…シートクッション
3e,4e…格納凹部(格納部)
3g,4g…下部
5…リヤシート(後列シート)
14…補助シートバック部材
14b…背もたれ面
15…補助シートバック
17…補助シートクッション部材
17c…座面
23…ウオークスルー通路
64…補強部材

Claims (9)

  1. シートクッションとシートバックとをそれぞれ具備し、車幅方向にそれぞれ離間して設けられた一対のシートを配設した車両用シート装置であって、
    上記一対のシートの少なくとも一方のシートバックの車室内側方には、補助シートバック部材が設けられ、
    上記補助シートバック部材が上記シートバックと連続した背もたれ面を形成して補助シートバックを形成する補助シートバック使用状態と、
    上記シートバックの車室内側方に形成された格納部に該補助シートバック部材が格納される補助シートバック格納状態とを選択可能に構成された
    車両用シート装置。
  2. 上記一対のシートのそれぞれのシートバックの車室内側方には一対の補助シートバック部材が設けられ、
    上記2つの補助シートバック部材が協同して背もたれ面を形成する
    請求項1記載の車両用シート装置。
  3. 上記格納部は、補助シートバック部材を格納した時、該補助シートバック部材の車室内側面と、シートバックの車室内側面とがフラットになるように凹設形成された
    請求項1または2記載の車両用シート装置。
  4. 上記一対のシートは、該一対のシートのそれぞれのシートクッションの間に連続した座面を形成して配置される格納可能な補助シートクッション部材を備えた請求項1〜3の何れか1に記載の車両用シート装置。
  5. 上記一対のシートは、上記補助シートバック部材と上記補助シートクッション部材とが格納されて、
    該一対のシートの間にウオークスルー通路を形成可能に構成された
    請求項4記載の車両用シート装置。
  6. 上記一対のシートは、車幅方向に移動可能に構成され、
    上記補助シートバック部材と上記補助シートクッション部材とが格納されて、それぞれのシートのシートクッションとシートバックとが連続した座面と、連続した背もたれ面とを形成可能に構成された
    請求項4記載の車両用シート装置。
  7. 上記補助シートバック部材の格納時に、一対のシートのそれぞれのシートバックの格納部下部の背もたれ面が互に当接してフラットになるように構成された
    請求項6記載の車両用シート装置。
  8. 上記シートバックの格納部の下部には、該下部を補強する補強部材が設けられた
    請求項1〜7の何れか1に記載の車両用シート装置。
  9. 上記一対のシートの後方には後列シートが設けられ、
    該後列シートは前後方向に折畳み可能に形成され、
    上記一対のシートを車幅方向内方に移動して当接させ、当接させた一対のシートが、折畳まれた後列シートに当接する位置まで後退可能に構成された
    請求項6記載の車両用シート装置。
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