JP7239803B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに係り、特に、シートバックが車体フロアに対して起立してシートクッションに着座者を着座させることが可能な着座状態と、シートバックが車体フロアに対して起立している一方で、シートクッションがシートバックに向かって跳ね上がったチップアップ状態との間で状態を切り替えることが可能な乗物用シートに関する。
着座状態、チップアップ状態、収納状態との間で状態を切り替えることが可能な乗物用シートは既に知られている。シートクッションを跳ね上げて(チップアップして)、シートバックと着座面を合わせることでシートクッションを格納する乗物用シート(いわゆるチップアップシート)が知られている。また、シートバックを倒伏して、シートクッションとともに車体フロアに倒れ込んで(ダイブダウンして)、シートクッションと着座面が合わさった状態で収納される乗物用シート(いわゆるダイブダウンシート)も知られている。
例えば、特許文献1の車両用シートでは、シートクッションが、回動軸であるピンにおいてシートバックに対して回動可能に支持されており、シートクッションの下面が、シート幅方向に延在する連結部に支持されることが記載されている。
また、特許文献2のチップアップシートでは、シートクッションが、ピンにおいてシートバックに対して回動可能に支持されており、着座状態と、チップアップ状態をロックするために切欠き歯を備えたロック機構が記載されている。
特開2016-107881号公報 特開2016-155419号公報
特許文献1の車両用シートでは、車体から入力される振動等によって、シートクッションがガタついてしまう可能性がある。したがって、簡易な構造でシートクッションのガタツキを抑制することが求められている。
特許文献2のチップアップシートでは、シートクッションへの着座荷重を、切欠き歯の部分のみで受ける構造であるため、適切にシートクッションを支持するために剛性を確保しようとすると、ロック機構周りの構造が大型化してしまう。したがって、簡易な構造でシートクッションを適切に支持することが求められている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造でシートクッションのガタツキを抑制するとともに、シートクッションを適切に支持することが可能な乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、乗物用シートであって、シートバックと、前記シートバックに対して回動可能に支持されたシートクッションと、前記乗物用シートが、前記シートクッションに着座者を着座させることが可能な着座状態にあるときに、前記シートクッションの下面を支持する支持部材と、前記シートクッションの下面が前記支持部材と当接する方向に前記シートクッションを付勢する付勢部材と、を備え、前記乗物用シートは、前記シートクッションが前記シートバックに向かって跳ね上がったチップアップ状態へ切り替え可能であり、前記付勢部材の付勢力を低減する付勢力低減装置を備え、前記付勢力低減装置は、前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記シートクッションの下面を前記支持部材と当接する方向に付勢する付勢力を低減し、前記付勢力低減装置は、前記付勢部材を、前記乗物用シートに取り付けるためのブラケットを備え、前記付勢部材の一端部は前記ブラケット又は前記シートバックに固定されており、前記着座状態において、前記付勢部材の他端部は、前記シートクッションの下面を前記支持部材と当接する方向に付勢しており、前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記付勢力低減装置が、前記付勢部材の他端部に作用して前記付勢力を低減すること、により解決される。
上記のように構成された本発明の乗物用シートでは、シート状態が着座状態にあるときに、付勢部材によって、シートクッションの下面が支持部材と当接する方向に付勢されており、シートクッションが支持部材に対して押し付けられるため、簡易な構造でシートクッションのガタツキを抑制するとともに、シートクッションを適切に支持することが可能となる。
また、上記の構成では、シート状態を着座状態からチップアップ状態へと移行させる際に、付勢部材によるシートクッションに対する付勢力が低減され、操作荷重が低減されるため、操作性が向上する。
また、上記の構成では、簡易な構成で付勢力を低減することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットは、前記シートバックに取り付けられた第1ブラケットと、前記シートクッションに取り付けられた第2ブラケットと、を備え、前記第1ブラケットは、前記付勢部材の他端部を受容する溝部を有し、前記第2ブラケットは、前記付勢部材の他端部を支持する付勢部材支持部を有し、前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記付勢部材支持部が、前記付勢部材の他端部を前記溝部に当接させることで、前記付勢力が低減されるとよい。
上記の構成では、シートクッションが着座状態からチップアップ状態に移行する際に、シートクッションに取り付けられた第2ブラケットの付勢部材支持部が、付勢部材の他端部をシートバックに取り付けられた第1ブラケットの溝部に当接させることで、適切に付勢力を低減することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記溝部は、前記乗物用シートの幅方向において内側に傾斜する傾斜部と、前記乗物用シートの幅方向において前記傾斜部よりも内側に設けられた規制部と、を備え、前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記付勢部材の他端部が前記傾斜部に当接することで前記付勢力が低減され、前記付勢部材の他端部の移動が前記規制部により規制されることで前記付勢力が一定に保持されるとよい。
上記の構成では、シートクッションが着座状態からチップアップ状態に移行する際に、付勢部材の他端部が傾斜部に当接して付勢力が低減されるとともに、付勢部材の他端部が規制部に係止されることで付勢力が一定に保持されるため、簡易な構成で適切に付勢力を低減することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記乗物用シートは、前記シートクッションを前記チップアップ状態でロックするロック装置を備え、前記シートクッションは、前記乗物用シートの前後方向に延在する第1連結部材及び第2連結部材を介して前記シートバックに対して回動可能に支持されており、前記ロック装置は、前記第1連結部材に備えられており、前記付勢部材は、前記第2連結部材に備えられているとよい。
上記の構成では、付勢部材と、シートクッションのロック装置をシート幅方向において、第1連結部材と第2連結部材に分けて配置できるため、シート構造をコンパクト化することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記シートクッションは、回動軸において前記シートバックに対して回動可能に支持されており、前記付勢部材は、前記回動軸の周囲に取り付けられているとよい。
上記の構成では、シートクッションをシートバックに対して回動可能に支持する回動軸の周囲に付勢部材が取り付けられているため、簡易な構成で適切にシートクッションを付勢することが可能となる。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、乗物用シートであって、シートバックと、前記シートバックに対して回動可能に支持されたシートクッションと、前記乗物用シートが、前記シートクッションに着座者を着座させることが可能な着座状態にあるときに、前記シートクッションの下面を支持する支持部材と、前記シートクッションの下面が前記支持部材と当接する方向に前記シートクッションを付勢する付勢部材と、を備え、前記乗物用シートは、前記シートクッションを前記シートバックに向かって跳ね上がったチップアップ状態でロックするロック装置を備え、前記シートクッションは、前記乗物用シートの前後方向に延在する第1連結部材及び第2連結部材を介して前記シートバックに対して回動可能に支持されており、前記ロック装置は、前記第1連結部材に備えられており、前記付勢部材は、前記第2連結部材に備えられており、前記支持部材は、前記乗物用シートの幅方向において互いに離間した第1隆起部及び第2隆起部を備えるベースカバーからなり、前記第2隆起部は、前記乗物用シートの幅方向において前記付勢部材と前記第2連結部材と同じ一方側に設けられていることにより解決される。
上記の乗物用シートにおいて、前記第2隆起部は、前記第2隆起部の前後に大きなガイド部を構成しているとよい。
本発明の乗物用シートによれば、シート状態が着座状態にあるときに、付勢部材によって、シートクッションの下面が支持部材と当接する方向に付勢されており、シートクッションが支持部材に対して押し付けられるため、簡易な構造でシートクッションのガタツキを抑制するとともに、シートクッションを適切に支持することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シート状態を着座状態からチップアップ状態へと移行させる際に、付勢部材によるシートクッションに対する付勢力が低減され、操作荷重が低減されるため、操作性が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、簡易な構成で付勢力を低減することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションが着座状態からチップアップ状態に移行する際に、シートクッションに取り付けられた第2ブラケットの付勢部材支持部が、付勢部材の他端部をシートバックに取り付けられた第1ブラケットの溝部に当接させることで、適切に付勢力を低減することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションが着座状態からチップアップ状態に移行する際に、付勢部材の他端部が傾斜部に当接して付勢力が低減されるとともに、付勢部材の他端部が規制部に係止されることで付勢力が一定に保持されるため、簡易な構成で適切に付勢力を低減することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、付勢部材と、シートクッションのロック装置をシート幅方向において、第1連結部材と第2連結部材に分けて配置できるため、シート構造をコンパクト化することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションをシートバックに対して回動可能に支持する回動軸の周囲に付勢部材が取り付けられているため、簡易な構成で適切にシートクッションを付勢することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る乗物用シートの斜視図である。 シート状態が着座状態であるときの乗物用シートの側面図である。 シート状態が収納状態であるときの乗物用シートの側面図である。 シート状態がチップアップ状態であるときの乗物用シートの側面図である。 シート状態がチップアップ状態であるときの乗物用シートの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る乗物用シートが有するシートフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る乗物用シートが備えるクッションロック装置を示す図である。 乗物用シートが有するシートフレームの下側部分及びその周辺機器を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗物用シートが備える付勢力低減装置を示す図である。 付勢力低減装置の後面を示す図である。 付勢力低減装置の分解図である。 シート状態が着座状態であるときの付勢力低減装置を示す図である。 シート状態が着座状態からチップアップ状態に移行するときの付勢力低減装置を示す図である。 シート状態がチップアップ状態であるときの付勢力低減装置を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る乗物用シートの構成について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下の説明中、シート構成部品の材質、形状及び大きさに関する内容は、あくまでも具体例の一つに過ぎず、本発明を限定するものではない。
なお、以下では、乗物用シートの一例として車両に搭載される車両用シートを挙げ、その構成例について説明することとする。ただし、本発明は、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、例えば、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートにも適用され得る。
また、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートの前後方向(換言すると、シート本体の前後方向)であり、車両走行時の進行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向(換言すると、シート本体の幅方向)であり、車両用シートに着座した乗員から見た左右方向と一致する方向である。また、「上下方向」とは、車両用シートの上下方向であり、車両が水平面を走行しているときには鉛直方向と一致する方向である。
また、シート幅方向の「車外側」とは、車体の外側により近い方(分かり易くは、最寄りのドアに近い側)を意味し、「車内側」とは、車体の内側により近い方(分かり易くは、最寄りのドアから離れている側)を意味している。
また、以下の説明中、「回動」は、特に断る場合を除き、シート幅方向に沿う軸を中心とした回動動作を意味する。
なお、以下に説明するシート各部の形状、位置及び姿勢等については、特に断る場合を除き、車両用シートが後述する着座状態にあるケースを想定して説明することとする。
<本実施形態に係る車両用シートの基本構成>
本実施形態に係る車両用シート(以下、車両用シートS)の基本構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、車両用シートSの斜視図である。
車両用シートSは、車体フロアの上に載置され、車両の乗員が着座するシートである。本実施形態において、車両用シートSは、車両の後部座席に相当するリアシートとして利用される。ただし、これに限定されるものではなく、車両用シートSは、前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートや三列目のリアシートとしても利用可能である。
車両用シートSは、図1に示すように、その本体部分をなすシート本体Shを有する。シート本体Shは、同図に示すように、シートバック1、シートクッション2及びヘッドレスト3を備えている。シートバック1は、後述の支持ベース40を介して、車体フロアに対して回動可能な状態で取り付けられている。
また、シートクッション2は、その後端部がシートバック1の下端部に連結されている。なお、シートクッション2の後端部とシートバック1の下端部との間には、図1に示すように連結部材5が介在している。この連結部材5は、シートバック1に対して回動可能な状態で取り付けられている。これにより、シートクッション2は、連結部材5と共にシートバック1に対して回動することが可能である。
また、シート本体Shの下部には、後述のスライドレール機構4が設置されている。このスライドレール機構4により、シート本体Shは、前後方向にスライド移動可能な状態で車体フロアに取り付けられている。
また、シート本体Shは、その前方に形成された収納フロアFに折り畳んだ状態で収納することが可能である。収納フロアFは、車体フロアの一部(具体的には、車体フロア中、シート本体Shが着座状態にあるときにシート本体Shの前方に位置する部分)を下方に窪ませることで形成された凹型スペースである。
<シート本体の状態変化について>
本実施形態では、シート本体Shの状態(以下、シート状態)を変更することが可能である。以下では、シート状態の変化について図2乃至図5を参照しながら説明する。図2乃至図4は、車両用シートSの側面図であり、図2は、シート状態が着座状態であるときの図、図3は、シート状態が収納状態であるときの図、図4は、シート状態がチップアップ状態であるときの図である。図5は、シート状態がチップアップ状態であるときの車両用シートSの斜視図である。
本実施形態において、シート状態は、図2に図示の着座状態と、図3に図示の収納状態と、図4及び図5に図示のチップアップ状態との間で切り替え可能である。
(着座状態)
図2に図示の着座状態は、シートバック1が車体フロアに対して起立し、シートクッション2に着座者である乗員を着座させることが可能な状態である。シート状態が着座可能な状態にあるとき、図1及び図2に示すように、シートバック1は、若干後傾しており、シートクッション2は、その着座面(乗員の臀部及び大腿部が載る面)が上方を向いた姿勢となっている。
(収納状態)
図3に図示の収納状態は、収納フロアF内にシート本体Shが折り畳まれた状態で収納された状態である。シート本体Shが収納状態に移行する際、シートバック1は、車体フロアに対して前方に倒伏し、シートクッション2は、シートバック1に近付く向きに回動する。そして、シート状態が収納状態になると、図3に示すように、シートバック1の後面(背面)が車体フロアのうち、収納フロアF周辺と同じ高さ(レベル)となり、シートクッション2がシートバック1と車体フロアとの間に配置されるようになる。
(チップアップ状態)
チップアップ状態は、図4及び図5に示すように、シートバック1が車体フロアに対して起立している一方で、シートクッション2がシートバック1に向かって跳ね上がった状態である。
また、本実施形態に係る車両用シートSには、シート状態をチップアップ状態でロックするためのロック装置が設けられている。なお、本実施形態に係る車両用シートSは、後述するように、シート状態が着座状態及びチップアップ状態にあるときにシートクッション2をロックするクッションロック装置25を備えている。
次に、シート状態を切り替える際のシート本体Sh各部の動きについて大まかに説明する。シート状態が着座状態にあるとき、シートバック1は、車体フロアに対して起立した姿勢にあり、シートクッション2は、車体フロアに対して略水平な姿勢にある。シート状態が着座状態にあるとき、シートクッション2は、クッションロック装置25によって、着座可能な状態に保持されている。ここで、不図示のリクライニング操作レバーを操作すると、リクライニング装置13のロックが解除されると同時に、不図示のケーブルにより、クッションロック装置25のロックも解除され(ロック片28の第1係合孔29aに対する係合が解除され)、シートバック1を回動させると共にシートクッション2のシートバック1に対する相対回転を許容させることができる。クッションロック装置25のロックを解除した状態で、シートバック1を所定の範囲内で回動させることで、乗員がシートバック1の位置を所望の位置に調整することができる。
シート状態を着座状態(図2)から収納可能状態(図3)へ切り替える場合、まず、上述の通りクッションロック装置25のロックを解除することで、シートバック1が不図示の付勢部材からの付勢力によって前方に倒伏するように、車体フロアに対して回動する。また、シートクッション2は、シートバック1の前倒れ動作に伴って前方に移動しつつ、シートバック1に近付く向きに連結部材5と共に回動する。このとき、シート本体Shの連結部材5の下面が、シート本体Shの下方位置に配置されたベースカバー60の所定部位に摺接する。これにより、シートクッション2は、スムーズに前方移動し、やがて収納フロアF内に進入するようになる。
その後、シートバック1の更なる前倒れ動作により、シートバック1が収納フロアF内に入り込み、シートクッション2が収納フロアFの底面に沿って前方に移動する。最終的に、シートバック1が収納フロアF内においてシートクッション2に折り重なるようになった時点でシート状態が収納状態(図3)に至る。
シート状態を収納状態(図3)からチップアップ状態に切り替える場合には、収納フロアFに収納されたシート本体Shを、乗員が手動で上方へ起こす。このとき、シートクッション2は、シートバック1に対して折り畳まれた姿勢(すなわち、シートバック1に対して跳ね上がった姿勢)にある。したがって、シートバック1が起立位置(つまり、シート状態が着座状態にあるときのシートバック1の位置)に至るまでシート本体Shを起こすことにより、シート状態がチップアップ状態(図4)に切り替わるようになる。なお、シート状態がチップアップ状態に切り替わると、シートバック1は、車体フロアに対して起立した姿勢にてロックされるようになる。
シート状態をチップアップ状態から着座状態に切り替える場合には、乗員がシートクッション2のロックを解除するための操作を行う。本実施形態では、シートクッション2の裏面に設けられた図5に図示のダンパ26を操作することにより、シートクッション2のロックが解除される。シートクッション2は、ロック解除されると、不図示の付勢部材からの付勢力によってシートバック1から離れる向きに連結部材5と共に回動する。そして、シートクッション2が着座可能位置(つまり、シート状態が着座状態にあるときのシートクッション2の位置)に至った時点で、シート状態が着座可能位置に切り替わるようになる。
<シート各部の構成>
以下、車両用シートS各部の構成について、既出の図1乃至図5と共に、図6乃至図8を参照しながら説明する。図6は、車両用シートSの骨格をなすシートフレームの斜視図である。図7は、クッションロック装置を示す図である。図8は、車両用シートSの骨格をなすシートフレームの下側部分及びその周辺機器を示す図である。
車両用シートSは、図1等に示すように、シート本体Shを備えている。シート本体Shは、シートバック1及びシートクッション2を備えている。シートバック1及びシートクッション2は、それぞれ、図6に図示のフレーム(具体的には、シートバックフレーム10及びシートクッションフレーム20)を備えている。
また、シートバック1とシートクッション2とは、連結部材5によって連結されている。連結部材5は、側方視で略L字状の部材であり、シート前後方向に延在している。なお、連結部材5は、シートクッション2のサイドフレームとしての機能も有している。連結部材5は、金属板を加工することで構成されており、シート幅方向におけるシート本体Shの端部にて、シートバックフレーム10及びシートクッションフレーム20を連結している。また、連結部材5の後端部は、回動可能な状態でシートバックフレーム10に取り付けられている。つまり、シートクッション2は、連結部材5の後端がシートバックフレーム10に対して回動することで、シートバック1に対して連結部材5と共に回動する。
また、連結部材5の後端部には、ロック装置としてのクッションロック装置25が取り付けられている。クッションロック装置25は、シート幅方向において、連結部材5とシートバックフレーム10の側端との間に挟まれた位置に配置されている。クッションロック装置25は、シート状態が着座状態であるときに、シートクッション2をその時点での位置にてロックする。また、クッションロック装置25は、シート状態がチップアップ状態であるときに、シートクッション2をその時点での位置にてロックする。クッションロック装置25は、以下に詳述するように、その状態をロック状態及びアンロック状態の間で切り替えることが可能である。
シート本体Shの構成についてより詳しく説明すると、本実施形態のシートクッション2の裏面(シート状態が着座状態にあるときのシートクッション2の下面)には、図5に示すように、ダンパ26が設けられている。ダンパ26は、シートクッション2の裏面から下方(シートクッション2の厚み方向において着座面が位置する側とは反対側)に向かって突出した凸状突起である。また、ダンパ26は、正面視で長円形状となっており、図5に示すように、シートクッション2の裏面中、前端領域のシート幅方向中央部分から突出している。
また、ダンパ26は、シート状態が収納状態にあるときに、その先端(下端)にて車体フロアに当接する。これにより、シート状態が収納状態にある間に、シートクッション2の裏面が車体フロアに接触して汚れてしまうのを抑えることが可能となる。
また、ダンパ26は、シート状態をチップアップ状態から着座状態へ切り替える際に操作される。具体的に説明すると、シートクッション2の裏面の前端領域には、シート幅方向に沿ってシートクッション2の中央部から車外側に向かって延出したスリット2aが設けられている。本実施形態において、ダンパ26は、シート幅方向に沿ってスリット2a内をスライド移動することが可能である。また、ダンパ26は、不図示のケーブルを介して前述のクッションロック装置25に連結されている。
具体的に説明すると、図7に示すように、ダンパ26は、ケーブル27を介してクッションロック装置25に連結されている。かかる構成において、クッションロック装置25のうち、連結部材5に取り付けられたロック片28が、シートバック1に取り付けられた係合部材29の係合孔(詳しくは、第1係合孔29a及び第2係合孔29bのうちのいずれか)に係合していると、シートクッション2がその時点の位置でロックされる。なお、シート状態が着座状態であるときには、ロック片28が第1係合孔29aに係合されており、シート状態がチップアップ状態であるときには、ロック片28が第2係合孔29bに係合されている。
より詳細には、シート状態がチップアップ状態にあるときに、ダンパ26がそのスライド移動範囲の一端位置(具体的には、スリット2aの形成範囲のうち、シート幅方向におけるシートクッション2の中央部分に該当する位置)に至っていると、ロック片28が第2係合孔29bに係合されており、シートクッション2がロックされ、シート状態がチップアップ状態でロックされている。
また、シート状態がチップアップ状態にあるときに、乗員がダンパ26をスライド範囲の他端位置(具体的には、スリット2aの形成範囲のうち、シート幅方向において車外側に位置する端位置)に向かってスライド移動させると、ダンパ26に接続されたケーブル27が牽引され、クッションロック装置25がロック解除動作を行うようになる。この結果、この結果、ロック片28が係合孔から脱するようになり、シート状態のロック(厳密には、シートクッション2のロック)が解除されるようになる。
なお、シートクッション2のロックを解除するために操作される部品については、ダンパ26に限定されるものではないが、ダンパ26をロック解除用の操作部品として利用すれば、シート状態を着座状態やチップアップ状態にてロックしたりロック解除したりする構成の車両用シートSを、より少ない数の部品にて構成することが可能となる。
車両用シートSは、シート本体Shの周辺機器として、シートベルト装着用のバックル6を有する。バックル6は、図1や図6に示すように、シート本体Shの脇位置に配置されており、より詳しくは、シート幅方向において車内側でシート本体Shと隣り合う位置に配置されている。本実施形態において、バックル6は、本体部分(シートベルトのタングと結合する部分)を支持するための支持ブラケット6aを有し、支持ブラケット6aは、車体フロアに対して回動可能な状態で設けられている。すなわち、本実施形態のバックル6は、支持ブラケット6aの回動により、車体フロアに対して前倒し可能となるように構成されている。そして、シート状態が収納状態に移行する際、バックル6は、シートバック1の側端部によって後方から押され、シートバック1と共に前倒れする。
また、車両用シートSは、シート本体Shの周辺機器として、図6及び図8に図示のスライドレール機構4を有する。スライドレール機構4は、前後方向に沿ってシート本体Shをスライド移動させるための機器であり、公知の構造(一般的なスライドレール機構の構造)となっている。すなわち、スライドレール機構4は、車体フロア上に固定されたロアレール4a、及びロアレール4aに対してスライド移動可能なアッパーレール4bを、それぞれ一対備えている。シート本体Shは、アッパーレール4bに取り付けられており、アッパーレール4bのスライド移動に伴って前後移動する。
なお、アッパーレール4bは、通常時、スライド移動不能な状態でロックされており、乗員が所定の操作を行うと、ロック解除されてスライド移動可能な状態となる。より具体的に説明すると、本実施形態では、アッパーレール4bのロックを解除するために操作される操作部材として、図1に図示の操作ストラップ7が設けられている。この操作ストラップ7は、無端状に成形された帯状の部材であり、図1に示すように、シート状態が着座状態であるときにはシートクッション2の下方位置にある。また、本実施形態では、シート幅方向における車両用シートSの両端部のうち、車外側の端部に操作ストラップ7が設けられている。これにより、ドアを開けた状態で車外側から操作ストラップ7を操作してアッパーレール4bのロックを解除することが可能である。
操作ストラップ7は、不図示のケーブルを介してスライドロック機構に接続されている。スライドロック機構については、アッパーレール4bをロックするための一般的な機器が利用可能であるため、説明及び図示を省略することとする。そして、操作ストラップ7が前方に引っ張られると、ケーブルが牽引される結果、スライドロック機構がアッパーレール4bのロックを解除するように動作する。
(支持ベース40)
また、車両用シートSは、図6及び図8に図示の支持ベース40を有する。支持ベース40は、スライドレール機構4の直上位置に配置されてシート本体Sh(シートバック1及びシートクッション2)を支持する。支持ベース40は、シート幅方向において互いに離間した位置に設けられた左右一対のベースブラケット(第1ベースブラケット41及び第2ベースブラケット42)と、第1ベースブラケット41と第2ベースブラケット42との各々の前方部同士を連結する前方連結部材43と、第1ベースブラケット41と第2ベースブラケット42との各々の前後方向後方部同士を連結する後方連結部材44と、を有する。
第1ベースブラケット41及び第2ベースブラケット42は、前後方向に長く延出した板金部材であり、シート幅方向内側に延びるフランジ41a,42aを、それぞれ備えている。第1ベースブラケット41は、フランジ41aにおいて、アッパーレール4bの上面にボルト止めされており、第2ベースブラケット42は、フランジ42aにおいて、アッパーレール4bの上面にボルト止めされて。したがって、アッパーレール4bがスライド移動する際、ベースブラケット41,42を含む支持ベース40がアッパーレール4bと一体的に前後移動する。
また、第1ベースブラケット41は、前後方向中央部において、当該第1ベースブラケット41の側壁が山状に隆起した頂部41bを備えており、第2ベースブラケット42は、前後方向中央部において、当該第2ベースブラケット42の側壁が山状に隆起した頂部42bを備えている。第1ベースブラケット41の頂部41b及び第2ベースブラケット42の頂部42bには、それぞれ、第1連結リンク11a及び第2連結リンク11bの下端部が回動可能な状態で取り付けられている。
連結リンク11は、略弓形に屈曲したリンク部材であり、シートバックフレーム10の下端部と第1ベースブラケット41との間、シートバックフレーム10の下端部と第2ベースブラケット42との間に、それぞれ介在している。つまり、シート本体Sh(厳密には、シートバック1)は、連結リンク11及び支持ベース40を介してスライドレール機構4のアッパーレール4bに固定されている。
また、連結リンク11は、シート本体Shのシート幅方向両端部の各々に一つずつ(計2つ)設けられている。第1連結リンク11aの下端部は、シート幅方向において当該第1連結リンク11aと同じ側に位置する第1ベースブラケット41の前後方向中央部の頂部41bに、回動可能な状態で支持されている。第2連結リンク11bの下端部は、シート幅方向において当該第2連結リンク11bと同じ側に位置する第2ベースブラケット42の前後方向中央部の頂部42bに、回動可能な状態で支持されている。これにより、上記の連結リンク11(第1連結リンク11a及び第2連結リンク11b)が支持ベース40の第1ベースブラケット41及び第2ベースブラケット42に対して前方に向かって回動し、これに伴って、シートバック1が前倒れするようになる。
第1ベースブラケット41側の第1連結リンク11aの下端部には、リクライニング装置13が取り付けられている。リクライニング装置13は、シート幅方向において、第1連結リンク11a、及び、第1ベースブラケット41の間に配置されている。リクライニング装置13は、公知の構造(一般的なリクライニング装置の構造)となっており、その状態をロック状態及びアンロック状態の間で切り替えることが可能である。リクライニング装置13がロック状態であるとき、第1連結リンク11aが回動不能な状態となっており、そのため、シートバック1がその時点での姿勢にてロックされる。他方、リクライニング装置13がアンロック状態になると、第1連結リンク11aが第1ベースブラケット41に対して回動可能な状態となり、この結果、シートバック1を自由に回動することが可能となる。
(連結部材)
図6及び図8に示すように、スライドレール機構4の一対のスライドレールが、前方連結部材43によって連結されている。前方連結部材43は、第1端部43a(一端部)と第2端部43b(他端部)の間に2つの屈曲部43cを備えている。また、図8に示すように、2つの屈曲部43cの間において、前方連結部材43は、前方側に突出するように屈曲している。
このように、前方連結部材43が、第1端部43aと第2端部43bの間に補強部として屈曲部43cを備えており、剛性が向上しているため、後述するベースカバー60(収容部)を安定に支持することが可能である。
(ベースカバー60)
ベースカバー60は、支持ベース40全体及びスライドレール機構4を上方から覆う樹脂成形品である。本実施形態において、ベースカバー60は、支持ベース40及びスライドレール機構4を覆う機能の他に、シート状態を切り替える際にシートクッション2の移動をガイドする機能を備えている。また、後述するように、ベースカバー60は、荷物等の物品を収容するための荷物収容凹部65を備えており、本実施形態における収容部に相当する。
ベースカバー60は、図5に図示の外形形状をなしており、車体フロア上に載置されている。また、ベースカバー60は、全体的に上方に膨出しており、その内側には支持ベース40及びスライドレール機構4を収容するのに十分な空間が形成されている。また、本実施形態のベースカバー60は、左右二分割されており、二つのピース(ベースカバー60を構成する断片状のピース)を組み合わせることで構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、ベースカバー60が一部品(一つのピース)のみで構成されていてもよい。
また、図5に示すように、ベースカバー60のシート幅方向両端部には、他の部分よりも上方に向かって隆起した第1隆起部61及び第2隆起部62が形成されている。第1隆起部61は、第1ベースブラケット41の頂部41bに対応する位置に、頂部61aを備えており、第2隆起部62は、第2ベースブラケット42の頂部42bに対応する位置に、頂部62aを備えている。第2隆起部62は、ガイド部を構成しており、前後方向に沿ってベースカバー60の前端から後端に亘って拡がるように設けられている。そして、ベースカバー60の前後方向両端部には、他の部分よりも上方に向かって突出した前方突出部63及び後方突出部64が形成されている。
第2隆起部62は、図2乃至図5に示すように、側方視で略山型となっており、その上端面は、上方に突出した円弧をなすように湾曲した平面となっている。また、第2隆起部62の前端面は、図2乃至図5に示すように傾斜面となっており、その延長線上には収納フロアFが配置されている。また、第1隆起部61及び第2隆起部62は、シート幅方向において若干の広がり(横幅)を有している。
以上のように構成された第2隆起部62は、シート状態が収納状態へ移行する際に、シート本体Shの一部分と摺接することでシートバック1及びシートクッション2の移動をガイドする。より詳しく説明すると、シート状態が収納状態へ移行する際、シートバック1が前倒れすると、これに伴って、シートクッション2が収納フロアFに向かって前方に移動する。このとき、連結部材5の下面が、収納フロアFに向かって傾斜している第2隆起部62の前端面上を摺動(具体的には滑走)する。これにより、シートクッション2は、第2隆起部62にガイドされて収納フロアFへスムーズに向かう。
また、ベースカバー60のうち、シート幅方向において第1隆起部61と第2隆起部62との間に位置し、前後方向において前方突出部63と後方突出部64との間に位置する部分は、図5に示すように、第1隆起部61や第2隆起部62よりも下方に落ち込んでおり(凹んでおり)、凹部状のスペースを形成している。このスペースは、荷物収容凹部65を構成している。これにより、例えば、シート状態が着座状態やチップアップ状態にある間に、若干の高さを有する荷物を、シートクッション2の下方に位置するスペース(荷物収容凹部65内)に置いておくことが可能となっている。なお、前方連結部材43は、車両用シートSの前方側に突出するように屈曲した屈曲部43cを備えており、剛性が向上しているとともに、簡易な構成にて荷物収容可能領域としての荷物収容凹部65が拡大されている。
<付勢力低減装置100>
本実施形態に係る車両用シートSは、以下に詳述するように、シート状態が着座状態にあるときに、シートクッション2の下面が支持部材と当接する方向にシートクッション2を付勢する付勢部材としてのトーションスプリング110を備えている。
ここで、チップアップ状態へと移行可能な車両用シートでは、シートクッション2を跳ね上げることで、シート状態を、着座状態からチップアップ状態へと移行させる際、付勢部材(例えば、トーションスプリング110)によって付勢力を効かせたままシートクッション2を跳ね上げると、付勢部材が巻き絞まることで、シートクッション2を押し付ける力が大きくなる。つまり、シートクッション2をチップアップ状態へ移行させる際の操作荷重が増大し、操作性が低下してしまう。また、シートクッション2を、着座状態へと移行させる際には、勢いよくシートクッション2が下方へと移動してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態に係る車両用シートSは、シートクッション2を跳ね上げることで、シート状態を着座状態からチップアップ状態へ移行させる途中で、付勢部材(トーションスプリング110)の巻き絞まりを止め、シートクッション2を押し付ける付勢力が増大することを抑制するための付勢力低減装置100を備えている。
以下、図9乃至図14を参照しながら、本実施形態に係る付勢力低減装置100について説明を行う。付勢力低減装置100は、付勢部材としてのトーションスプリング110と、シートバックフレーム10に取り付けられたバック回動ブラケット120と、シートクッション2をシートバック1に対して回動可能に連結する連結部材5に取り付けられたクッション回動ブラケット130と、を主構成要素として備えている。
(トーションスプリング110)
付勢部材としてのトーションスプリング110は、一方の端部である第1端部111と、他方の端部である第2端部112と、を備えている。第1端部111は、シート後方に配置され、第2端部112は、シート前方に配置される。第1端部111及び第2端部112は、屈曲して形成されている。トーションスプリング110は、シート状態が着座状態にあるときに、シートクッション2の下面が支持部材と当接する方向にシートクッション2を付勢する付勢部材である。ここで、本実施形態に係る車両用シートSにおける支持部材は、ベースカバー60(具体的には、第1隆起部61及び第2隆起部62であり、より詳細には、第1隆起部61の頂部61a及び第2隆起部62の頂部62a)と、支持ベース40(具体的には、第1ベースブラケット41及び第2ベースブラケット42であり、より詳細には、第1ベースブラケット41の頂部41b及び第2ベースブラケット42の頂部42b)と、スライドレール機構4と、によって構成されている。
(バック回動ブラケット120)
バック回動ブラケット120は、図9乃至図11に示すように、シート幅方向に設けられた開口121aを備える側面121と、シート後方側の後面122と、側面121及び後面122を接続する上面123と、トーションスプリング110の第2端部112が係止される係止片124と、を備えている。なお、バック回動ブラケット120は、本実施形態における第1ブラケットに相当する。
ここで、図10に示すように、バック回動ブラケット120の後面122には、トーションスプリング110の付勢力を調整するための後面調整溝122aが形成されている。後面調整溝122aには、トーションスプリング110の第1端部111が引掛けられて固定されている。後面調整溝122aは、シート上下方向に離間した2カ所の凹部を有しており、トーションスプリング110の第1端部111を係止する凹部の位置を変更することで、トーションスプリング110の付勢力を調整することが可能となっている。
バック回動ブラケット120は、シート幅方向において内側に延出する係止片124を備えている。図9に示すように、係止片124には、シートクッション2が着座状態からチップアップ状態に移行する際に、トーションスプリング110の付勢力を低減するための付勢力調整溝125が形成されている。付勢力調整溝125は、トーションスプリング110の第2端部112の入り口となる入口部125aと、入口部125aから連続し、シート幅方向において内側に傾斜して設けられた傾斜部125bと、シート幅方向において傾斜部125bよりも内側に設けられた規制部125cと、を備えている。
(クッション回動ブラケット130)
クッション回動ブラケット130は、図9乃至図11に示すように、シート幅方向に設けられた開口131aを備える側面131と、トーションスプリング110の第2端部112を支持するスプリング支持部132と、シートクッション2をシートバック1に対して回動可能に連結する連結部材5に取り付けられる取付部133と、を備えている。なお、クッション回動ブラケット130は、本実施形態における第2ブラケットに相当する。
クッション回動ブラケット130のスプリング支持部132は、シートクッション2が着座状態からチップアップ状態に移行する際に、トーションスプリング110の第2端部112を支持しつつ、係止片124の付勢力調整溝125に当接させる。クッション回動ブラケット130は、取付部133において連結部材5に取り付けられているため、クッション回動ブラケット130及び連結部材5の回動動作が連動することとなる。具体的には、連結部材5を備えるシートクッション2を持ち上げる方向に回動させると、クッション回動ブラケット130も同じ方向に回動する。また、クッション回動ブラケット130を下方に回動させるように付勢力が加わると、連結部材5を介して、シートクッション2も同じ方向(下方、換言すると、シートクッション2の下面が支持部材であるベースカバー60に当接する方向)に一緒に回動する。
図11に付勢力低減装置100の分解図を示すように、トーションスプリング110には、シャフト140及び筒状部材141が挿入されており、ブッシュ142,143を介在させて、バック回動ブラケット120、クッション回動ブラケット130と組み合わされている。なお、図11における一点鎖線は、連結部材5、トーションスプリング110、バック回動ブラケット120の開口121a、クッション回動ブラケット130の開口131a、シャフト140、筒状部材141の軸線である(より詳細には、連結部材5、トーションスプリング110、クッション回動ブラケット130、シャフト140、筒状部材141の回動軸である)。
<付勢力低減装置100の作用について>
(着座状態)
シート状態が着座状態(図2)である場合、付勢力低減装置100は、図12に示す状態にある。図12に示す状態では、クッション回動ブラケット130のスプリング支持部132がトーションスプリング110の第2端部112によって下方へと押されることで、連結部材5を介して、シートクッション2の下面をベースカバー60の第1隆起部61及び第2隆起部62(より詳細には、第1隆起部61の頂部61a及び第2隆起部62の頂部62a)と当接する方向に付勢する付勢力(押し付け力)が生じている。
したがって、シート状態が着座状態(図2)である場合、トーションスプリング110によって、シートクッション2の下面が、支持部材を構成するベースカバー60に押し付けられて支持されるため、シートクッション2のガタツキを抑制することが可能となっている。
(着座状態からチップアップ状態への移行中)
シート状態が着座状態(図2)から、チップアップ状態(図4)へ移行中、付勢力低減装置100は、図12に示す状態から、図13の上図に示す状態を経て、図13の下図に示す状態へと遷移する。シートクッション2を持ち上げると、クッション回動ブラケット130のスプリング支持部132によって、トーションスプリング110の第2端部112が図13の上図に矢印で示すように、上方に持ち上げられる。このとき、トーションスプリング110の第2端部112は、バック回動ブラケット120に設けられた付勢力調整溝125の傾斜部125bに沿って、シート幅方向における内側に移動しつつ持ち上げられる。
このとき、トーションスプリング110の第2端部112が傾斜部125bに当接しているため、トーションスプリング110の第2端部112がスプリング支持部132を下方へと押す力が着座状態の場合(図12)よりも小さくなる。したがって、シートクッション2の下面をベースカバー60と当接する方向に付勢する付勢力(押し付け力)が着座状態の場合と比較して、低減される。よって、着座状態からチップアップ状態への移行に際し、操作荷重が低減されることで、操作性が良好なものとなる。
図13の上図に示す状態から、シートクッション2を更に持ち上げると、図13の下図に矢印で示す方向(シート幅方向における内側に向かう方向)に移動し、トーションスプリング110の第2端部112が、付勢力調整溝125の規制部125cに当接して係止される。このとき、トーションスプリング110の第2端部112は、スプリング支持部132から離脱して規制部125cに係止される。換言すると、トーションスプリング110の第2端部112のシート幅方向における内側への移動が、規制部125cにより規制される。このようにして、トーションスプリング110の巻き絞まりが止まる。したがって、シートクッション2の下面をベースカバー60と当接する方向に付勢する付勢力が一定に維持される。
付勢力低減装置100は、付勢部材としてのトーションスプリング110を、車両用シートSに取り付けるためのブラケット(バック回動ブラケット120及びクッション回動ブラケット130)を備え、トーションスプリング110の第1端部111はバック回動ブラケット120に係止されており、トーションスプリング110の第2端部112は、シートクッション2の下面をベースカバー60と当接する方向に付勢しており、付勢力低減装置100は、トーションスプリング110の第2端部112に作用する。したがって、簡易な構成でトーションスプリング110の付勢力を低減することが可能となる。
付勢力低減装置100は、シートクッション2が着座状態からチップアップ状態に移行する際に、シートクッション2に取り付けられたクッション回動ブラケット130のスプリング支持部132(付勢部材支持部)が、トーションスプリング110の第2端部112をシートバック1のシートバックフレーム10に取り付けられたバック回動ブラケット120の付勢力調整溝125(溝部)に当接させる。したがって、トーションスプリング110の付勢力を適切に低減することが可能となる。
付勢力調整溝125(溝部)は、傾斜部125bを備えており、シートクッション2が着座状態からチップアップ状態に移行する際に、トーションスプリング110の第2端部112が傾斜部125bに当接することで付勢力が低減される。また、付勢力調整溝125(溝部)は、規制部125cを備えており、シートクッション2が着座状態からチップアップ状態に移行する際に、トーションスプリング110の第2端部112が規制部125cに係止されることで付勢力が一定に保持される。したがって、簡易な構成で適切に付勢力を低減することが可能となる。
(チップアップ状態)
シート状態がチップアップ状態(図4)である場合、付勢力低減装置100は、図14に示す状態にある。トーションスプリング110の第2端部112は、付勢力調整溝125の規制部125cに係止されたままであり、シートクッション2を持ち上げてもトーションスプリング110が巻き絞まることがない。また、クッション回動ブラケット130のスプリング支持部132の内壁132aが、シート幅方向の外側における障壁となることでトーションスプリング110がシート幅方向の外側(図12における左側)へとずれてしまうことが防止される。
上記の車両用シートSでは、シートクッション2をチップアップ状態でロックするクッションロック装置25を備え、シートクッション2は、シート幅方向に設けられた連結部材5によってシートバック1に対して回動可能に支持されており、クッションロック装置25は、シート幅方向における一方の連結部材5(図6の右側の連結部材5)に備えられており、トーションスプリング110は、他方の連結部材5(図6の左側の連結部材5)に備えられている。したがって、トーションスプリング110と、シートクッション2のロック装置であるクッションロック装置25をシート幅方向において、左右の連結部材5に分けて配置できるため、シート構造をコンパクト化することが可能となる。
上記の車両用シートSでは、シートクッション2は、回動軸(シャフト140及び筒状部材141)においてシートバック1に対して回動可能に支持されており、トーションスプリング110は、回動軸の周囲に取り付けられている。したがって、簡易な構成で適切にシートクッション2の下面を、支持部材を構成するベースカバー60の第1隆起部61及び第2隆起部62(第1隆起部61の頂部61a及び第2隆起部62の頂部62a)と当接する方向に付勢することが可能となる。
<変形例>
以上までに本発明の乗物用シートの構成について一例を挙げて説明してきたが、上述した実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられる。
上記の実施形態では、図10に示すように、トーションスプリング110の第1端部111が、バック回動ブラケット120の後面122の後面調整溝122aに引掛けられて固定(係止)されていたが、トーションスプリング110の第1端部111を車両用シートSの他の部位、例えば、シートバック1等に係止することも可能である。例えば、トーションスプリング110の第1端部111を、シートバック1のシートバックフレーム10に係止して固定してもよい。
1 シートバック
2 シートクッション
2a スリット
3 ヘッドレスト
4 スライドレール機構(支持部材)
4a ロアレール
4b アッパーレール
5 連結部材
6 バックル
6a 支持ブラケット
7 操作ストラップ
10 シートバックフレーム
11 連結リンク
11a 第1連結リンク
11b 第2連結リンク
13 リクライニング装置
20 シートクッションフレーム
25 クッションロック装置(ロック装置)
26 ダンパ
27 ケーブル
28 ロック片
29 係合部材
29a 第1係合孔
29b 第2係合孔
40 支持ベース(支持部材)
41 第1ベースブラケット
41a フランジ
41b 頂部
42 第2ベースブラケット
42a フランジ
42b 頂部
43 前方連結部材
43a 第1端部
43b 第2端部
43c 屈曲部
44 後方連結部材
45 接続部材
60 ベースカバー(支持部材)
61 第1隆起部
61a 頂部
62 第2隆起部
62a 頂部
63 前方突出部
64 後方突出部
65 荷物収容凹部
100 付勢力低減装置
110 トーションスプリング(付勢部材)
111 第1端部
112 第2端部
120 バック回動ブラケット(第1ブラケット)
121 側面
121a 開口
122 後面
122a 後面調整溝
123 上面
124 係止片
125 付勢力調整溝(溝部)
125a 入口部
125b 傾斜部
125c 規制部
130 クッション回動ブラケット(第2ブラケット)
131 側面
131a 開口
132 スプリング支持部(付勢部材支持部)
132a 内壁
133 取付部
140 シャフト
141 筒状部材(カラー)
142 ブッシュ
F 収納フロア
S 車両用シート(乗物用シート)
Sh シート本体

Claims (7)

  1. 乗物用シートであって、
    シートバックと、
    前記シートバックに対して回動可能に支持されたシートクッションと、
    前記乗物用シートが、前記シートクッションに着座者を着座させることが可能な着座状態にあるときに、前記シートクッションの下面を支持する支持部材と、
    前記シートクッションの下面が前記支持部材と当接する方向に前記シートクッションを付勢する付勢部材と、を備え
    前記乗物用シートは、前記シートクッションが前記シートバックに向かって跳ね上がったチップアップ状態へ切り替え可能であり、
    前記付勢部材の付勢力を低減する付勢力低減装置を備え、
    前記付勢力低減装置は、前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記シートクッションの下面を前記支持部材と当接する方向に付勢する付勢力を低減し、
    前記付勢力低減装置は、前記付勢部材を、前記乗物用シートに取り付けるためのブラケットを備え、
    前記付勢部材の一端部は前記ブラケット又は前記シートバックに固定されており、
    前記着座状態において、前記付勢部材の他端部は、前記シートクッションの下面を前記支持部材と当接する方向に付勢しており、
    前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記付勢力低減装置が、前記付勢部材の他端部に作用して前記付勢力を低減することを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記ブラケットは、前記シートバックに取り付けられた第1ブラケットと、前記シートクッションに取り付けられた第2ブラケットと、を備え、
    前記第1ブラケットは、前記付勢部材の他端部を受容する溝部を有し、
    前記第2ブラケットは、前記付勢部材の他端部を支持する付勢部材支持部を有し、
    前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記付勢部材支持部が、前記付勢部材の他端部を前記溝部に当接させることで、前記付勢力が低減されることを特徴とする請求項に記載の乗物用シート。
  3. 前記溝部は、前記乗物用シートの幅方向において内側に傾斜する傾斜部と、前記乗物用シートの幅方向において前記傾斜部よりも内側に設けられた規制部と、を備え、
    前記シートクッションが前記着座状態から前記チップアップ状態に移行する際に、前記付勢部材の他端部が前記傾斜部に当接することで前記付勢力が低減され、前記付勢部材の他端部の移動が前記規制部により規制されることで前記付勢力が一定に保持されることを特徴とする請求項に記載の乗物用シート。
  4. 前記乗物用シートは、前記シートクッションを前記チップアップ状態でロックするロック装置を備え、
    前記シートクッションは、前記乗物用シートの前後方向に延在する第1連結部材及び第2連結部材を介して前記シートバックに対して回動可能に支持されており、
    前記ロック装置は、前記第1連結部材に備えられており、
    前記付勢部材は、前記第2連結部材に備えられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記シートクッションは、回動軸において前記シートバックに対して回動可能に支持されており、
    前記付勢部材は、前記回動軸の周囲に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 乗物用シートであって、
    シートバックと、
    前記シートバックに対して回動可能に支持されたシートクッションと、
    前記乗物用シートが、前記シートクッションに着座者を着座させることが可能な着座状態にあるときに、前記シートクッションの下面を支持する支持部材と、
    前記シートクッションの下面が前記支持部材と当接する方向に前記シートクッションを付勢する付勢部材と、を備え、
    前記乗物用シートは、前記シートクッションを前記シートバックに向かって跳ね上がったチップアップ状態でロックするロック装置を備え、
    前記シートクッションは、前記乗物用シートの前後方向に延在する第1連結部材及び第2連結部材を介して前記シートバックに対して回動可能に支持されており、
    前記ロック装置は、前記第1連結部材に備えられており、
    前記付勢部材は、前記第2連結部材に備えられており、
    前記支持部材は、前記乗物用シートの幅方向において互いに離間した第1隆起部及び第2隆起部を備えるベースカバーからなり、
    前記第2隆起部は、前記乗物用シートの幅方向において前記付勢部材と前記第2連結部材と同じ一方側に設けられていることを特徴とする乗物用シート
  7. 前記第2隆起部は、前記第2隆起部の前後に大きなガイド部を構成していることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート
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