JP2007202805A - マルチリーフコリメータ及びこれを備えた放射線治療装置 - Google Patents

マルチリーフコリメータ及びこれを備えた放射線治療装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体に放射線を曝射して治療する技術に関し、リーフブロックの変位又は位置の検出においてバックラッシュの影響を回避し、リーフブロックの変位又は位置を正確に検出する技術を提供する。
【解決手段】放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータに、照射野方向に移動可能とされ、所定面に該移動方向に沿って刻設されたパターン画像を有するリーフブロック23Bと、前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき、前記リーフブロックの変位を検出する検出手段25と、を備えるようにする。検出手段25は、所定の照射部26が形成する光学系に配置された光学フィルタ271により、この照射部26からの特有の波長を有する光を透過して、イメージセンサに受光させる。
【選択図】図16

Description

本発明は、被検体に曝射する放射線の照射野を絞る技術に関する。
従来、癌や腫瘍等の患部に放射線を曝射することにより、当該患部の組織細胞を破壊、又は分裂阻止等することで、その治療を目指す放射線治療が広く行われるようになっている。この放射線治療は、患部周辺の正常組織の障害を最小限度に抑えるため、又患部への効果的な放射線照射のため、患部に放射線を正確に照射することが重要である。
そこで発生した放射線は、照射野が患部形状と近似になるように絞りブロックやマルチリーフコリメータによって絞られる。マルチリーフコリメータは、複数枚のリーフブロックとこのリーフブロックと対になった移動機構とにより構成される。リーフブロックは、タングステン等の放射線を吸収する材質からなる。放射線源と放射線を曝射する必要のない箇所との間にリーフブロックを移動させることによって、放射線の照射野が所定形状に絞られる。(例えば、「特許文献1」参照。)。
図18にこの移動機構を示す。図18に示すように、移動機構は、減速機付きモータ等の駆動モータMと出力ギアOGを備える。リーフブロックは、出力ギアOGから駆動力が伝達されて移動する。駆動モータMと出力ギアOGとの間には、複数の伝達ギアTGが配され、それぞれ噛合ながら駆動モータMの駆動力を出力ギアOGに伝達する。
この移動機構には、複数の伝達ギアTGのいずれかにエンコーダEやポテンショメータP等の位置検出手段が設置されている。リーフブロックの変位は、駆動モータM、出力ギアOG、及び複数の伝達ギアTGの回転量と相関する。エンコーダEやポテンショメータPは、伝達ギアTGの回転を検出することによって、リーフブロックの位置を検出している。尚、エンコーダEとポテンショメータPは、同一機能を果たすが、冗長化のため双方設置されている場合がある。
特開平11−216197号公報
移動機構が複数のギアによって構成される場合には、その複数のギアのそれぞれにバックラッシュが発生する。複数のギアのいずれかの回転に基づきリーフブロックの位置を検出する方式によると、検出したリーフブロックの位置と実際の位置とにバックラッシュ分の誤差が生じる。
バックラッシュに起因する誤差を最小化することはできる。例えば、検出したリーフブロックの位置を、各ギアのバックラッシュで補正するものである。しかし、ギアは、物理的に噛み合うため、経時的に歯の山の摩耗が進む。経時的な摩耗の進展により、バックラッシュに起因する誤差は、大きくなる方向に変化していく。従って、予め算出したバックラッシュで位置を補正しても、その誤差は徐々に大きくなってしまい、リーフブロックの位置特定精度は、経時的に低下していく。
患部形状と照射野の形状誤差は、患部位置付近で1mm以内程度におさめるのが好適である。そのためには、リーフブロックの位置ズレを0.3mm程度に抑えなくてはならない。放射線源からのマルチリーフコリメータ設置面及び患部位置との距離の比に基づくものである。従って、バックラッシュによる位置検出の誤差は、治療効果に大きく影響してしまう。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、被検体に放射線を曝射して治療する技術に関し、リーフブロックの変位又は位置の検出においてバックラッシュの影響を回避し、リーフブロックの変位又は位置を正確に検出する技術を提供することにある。
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明は、放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータであって、照射野方向に移動可能とされ、所定面に該移動方向に沿って刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき、前記リーフブロックの変位を検出する検出手段と、を備えること、を特徴とする。
前記パターン画像は、所定位置に特異な模様を有し、前記検出手段は、前記特異な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定するようにしてもよい(請求項2記載の発明に相当)。
前記検出手段は、前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、前記所定面方向から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの変位を取得する変位取得手段と、を備えるようにしてもよい(請求項3記載の発明に相当)。
前記変位取得手段は、前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段と、前回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置と今回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置とを比較することによって、それらパターン画像のズレを取得する比較手段と、を備え、前記ズレによって前記リーフブロックの変位を取得するようにしてもよい(請求項4記載の発明に相当)。
上記課題を解決するための、請求項5記載の発明は、放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータであって、照射野方向に移動可能とされ、該移動方向に沿って所定面に刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき、前記リーフブロックの位置を検出する検出手段と、を備えること、を特徴とする。
前記パターン画像は、前記刻設範囲に沿って位置特異的な模様を並列して有し、前記検出手段は、前記位置特異的な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定するようにしてもよい(請求項6記載の発明に相当)。
前記検出手段は、前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、前記所定面から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの位置を取得する位置取得手段と、を備えるようにしてもよい(請求項7記載の発明に相当)。
前記位置取得手段は、前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段を備え、前記パターン画像の配置位置によって前記リーフブロックの位置を取得するようにしてもよい(請求項8記載の発明に相当)。
前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサと、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサとは、設置位置をずらして設置されるようにしてもよい(請求項9記載の発明に相当)。
前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、前記イメージセンサには、対となった前記照射手段の波長を通過させるフィルタが設置されているようにしてもよい(請求項10記載の発明に相当)。
前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、前記検出手段は、前記イメージセンサが取得した画像から、当該イメージセンサと対になった前記照射手段の波長から形成される画像を抽出することによって、当該照射手段の照射によって得られる画像を取得する抽出手段をさらに備えるようにしてもよい(請求項11記載の発明に相当)。
上記課題を解決するための、請求項12記載の発明は、放射線を照射する放射線源と、被検体を載置する寝台と、前記放射線源と前記寝台との間に介在し、前記放射線源から放射される放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータと、を備え、前記マルチリーフコリメータは、照射野絞り方向に移動可能とされ、所定面に該移動方向に沿って刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき前記リーフブロックの変位を検出する検出手段と、を備えること、を特徴とする。
前記パターン画像は、所定位置に特異な模様を有し、前記検出手段は、前記特異な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定するようにしてもよい(請求項13記載の発明に相当)。
前記検出手段は、前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、前記所定面方向から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの変位を取得する変位取得手段と、を備えるようにしてもよい(請求項14記載の発明に相当)。
前記変位取得手段は、前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段と、前回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置と今回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置とを比較することによって、それらパターン画像のズレを取得する比較手段と、を備え、前記ズレによって前記リーフブロックの変位を取得するようにしてもよい(請求項15記載の発明に相当)。
上記課題を解決するための、請求項16記載の発明は、放射線を照射する放射線源と、被検体を載置する寝台と、前記放射線源と前記寝台との間に介在し、前記放射線源から放射される放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータと、を備え、前記マルチリーフコリメータは、照射野方向に移動可能とされ、該移動方向に沿って所定面に刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき前記リーフブロックの位置を検出する検出手段と、を備えること、を特徴とする。
前記パターン画像は、前記刻設範囲に沿って位置特異的な模様を並列して有し、前記検出手段は、前記位置特異的な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定するようにしてもよい(請求項17記載の発明に相当)。
前記検出手段は、前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、前記所定面から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの位置を取得する位置取得手段と、を備えるようにしてもよい(請求項18記載の発明に相当)。
前記位置取得手段は、前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段を備え、前記パターン画像の配置位置によって前記リーフブロックの位置を取得するようにしてもよい(請求項19記載の発明に相当)。
前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサと、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサとは、設置位置をずらして設置されるようにしてもよい(請求項20記載の発明に相当)。
前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、前記イメージセンサには、対となった前記照射手段の波長を通過させるフィルタが設置されているようにしてもよい(請求項21記載の発明に相当)。
前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、前記検出手段は、前記イメージセンサが取得した画像から、当該イメージセンサと対になった前記照射手段の波長から形成される画像を抽出することによって、当該照射手段の照射によって得られる画像を取得する抽出手段をさらに備えるようにしてもよい(請求項22記載の発明に相当)。
本発明によると、非接触でリーフブロックの変位や位置を検出でき、バックラッシュの影響や歯車の摩耗による変位又は位置検出誤差を防止することができる。従って、バックラッシュに関係なく、高精度にリーフブロックの位置を検出することができ、高精度に照射野を患部形状に合致させることができる。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施形態に係る放射線治療装置1の構成例を示す外観図である。放射線治療装置1は、被検体Pの患部を治療するための装置である。放射線を発生させ、被検体Pの患部に曝射することで、患部を治療する。
この放射線治療装置1は、放射線を発生させる放射ヘッド2と、被検体Pを載置する寝台天板5とを備える。放射ヘッド2と寝台天板5は、対向配置され、発生した放射線は、寝台天板5側へ放射される。
この放射線治療装置1は、装置設置面に固定架台3を固定し、この固定架台3に回転架台4を中空で支持させ、この回転架台4に前記放射ヘッド2を設置する。回転架台4は、略L字状の立体形状を有する。回転架台4は、片腕4aが固定架台3に支持され、他方の片腕4bに放射ヘッド2が設置されている。放射ヘッド2は、寝台天板5の方向へ向けられている。
放射線治療では、寝台天板5へ載置した被検体Pの患部と放射線のアイソセンタを的確に合致させる。そのため、回転架台4は、固定架台3に回動軸3aを介して支持されている。回転架台4を回動軸3aの軸回りに回転させることで、これに伴って放射ヘッド2の向きが変更される。放射ヘッド2の向き変更によって、発生する放射線は異なった角度で放射され、アイソセンタが回動軸3aの軸回りに変更可能となる。
また、寝台天板5は、被検体Pの体軸方向、放射線の放射軸方向、放射線治療装置1の設置面と平行な関係を保つ回転方向に移動可能とされる。この各種移動により、アイソセンタの位置が変更可能とされ、回転架台4の回転と相まってアイソセンタを患部に合致させる。
図2は、放射線治療装置1の基本構造を示す図である。図2に示すように、放射ヘッド2には、放射線源21と絞りブロック22とマルチリーフコリメータ23が寝台天板5方向へ並べて内設されている。
放射線源21は、電子加速器や対電子線ターゲット等を含み構成されており、電子加速器で電子を加速させ、対電子線ターゲットに衝突させることで放射線を発生させる。発生する放射線は、光子線(X線、γ線など)、電子線、重粒子線(陽子、ヘリウム、炭素、ネオン、π中間子線、中性子線など)等である。
絞りブロック22及びマルチリーフコリメータ23は、放射線の放射範囲に設置され、放射線の放射範囲を絞り、患部形状に合致した照射野Fを画成する。絞りブロック22は、放射線軸を挟んで対向するブロック対を備える。ブロック対の材質は、タングステン等の放射線を吸収する材質からなる。このブロック対は、相互に接近又は離反することで、放射線の放射範囲を絞る。
図3は、マルチリーフコリメータ23を示す斜視図である。マルチリーフコリメータ23は、放射線軸を挟んで対向するリーフブロック23A及び23Bを備える。リーフブロック23A及び23Bは、その断面がテーパ状を有し、その側面が短周長のアーチ状を有する。また、その材質は、タングステン等の放射線を吸収する材質である。リーフブロック23A及び23Bの対は、その側面方向に近接又は接触して複数並設されている。
各リーフブロック23A及び各リーフブロック23Bには、それぞれ移動機構24が配される。移動機構24は、それぞれ移動対象のリーフブロック23A又は23Bを、放射線源21を中心とした同一円弧軌道を移動方向として変位させる。この移動機構24によって、一対のリーフブロック23A及び23Bは、相互に接近又は離反移動し、照射野Fを適切な形状に絞る。照射野F以外の箇所に放射される放射線は、リーフブロック23A及び23Bによって吸収され、照射野Fを通る放射線のみがマルチリーフコリメータ23を通過する。
また、各リーフブロック23A及び各リーフブロック23Bには、それぞれ変位検出手段25が設置されている。変位検出手段25は、それぞれ検出対象のリーフブロック23A又は23Bの変位を検出する。変位とは、換言すると移動方向及び移動量が含まれたベクトルである。
変位検出手段25による変位検出結果は、移動機構24にフィードバックされる。マルチリーフコリメータ23は、変位検出結果のフィードバックにより、各リーフブロック23A及び23Bを所望する位置に変位させ、患部形状に合致した照射野Fを画成する。
このような放射線治療装置1の概略動作について図4に基づき説明する。図4は、放射線治療装置1の概略動作を示すフローチャートである。
まず、放射線治療装置1では、予め作成した治療計画に沿って、回転架台4を回転、寝台天板5の被検体Pの体軸方向への移動、寝台天板5の放射線の放射軸方向への移動、及び寝台天板5の放射線治療装置1の設置面と平行な関係を保つ回転方向への移動を行い、放射線のアイソセンタを患部位置に合致させる(S01)。
次に、移動機構24を駆動させて、各リーフブロック23A及び23Bの対を相互に接近又は離反させる(S02)。変位検出手段25は、それぞれ検出対象のリーフブロック23A又は23Bの変位を検出する(S03)。
検出した変位を累積して、各リーフブロック23A及び23Bの位置を特定する(S04)。治療計画に含まれる各リーフブロック23A及び23Bの設定位置と、各リーフブロック23A及び23Bの特定した現在位置とを比較し(S05)、現在位置が設定位置に達していなければ(S06,No)、S02に戻り、さらに各リーフブロック23A及び23Bを相互に接近又は離反させる。現在位置が設定位置に達していれば(S06,No)、移動機構24による各リーフブロック23A及び23Bの変位を停止させる(S07)。
次に、放射線源21により治療計画に沿った線量及び曝射時間で放射線を発生させ(S08)、被検体Pの患部を曝射する。
このような放射線治療装置1のマルチリーフコリメータ23について、さらに詳細に説明する。図5は、マルチリーフコリメータ23の側面図であり、図6は、リーフブロック23Bの側面方向の断面図であり、特に底面付近を示す。以下、リーフブロック23Bに関する構成についてのみ説明するが、リーフブロック23Aに関する構成についても同一である。
図5及び図6に示すように、リーフブロック23Bには、外周側の円弧面に長手方向に沿って歯切り232が刻設されている。移動機構24は、駆動モータと出力ギア24Aを有し、歯切り232と出力ギア24Aとを噛合させている。駆動モータと出力ギア24Aとの間には、複数枚のギアを介し、駆動モータから出力ギア24Aへ駆動力が伝達される。
移動機構24は、駆動モータを駆動させて複数枚のギアを回転させ、出力ギア24Aに駆動力を伝達する。この駆動力は、出力ギア24Aを回転させる。リーフブロック23Bは、出力ギア24Aと歯切り232との噛合により、出力ギア24Aの回転に伴って照射野Fを絞る移動方向へ移動する。
また、リーフブロック23Bの外周側の円弧面には、長手方向、すなわちリーフブロック23Bが移動する方向に沿って、パターン画像231が刻設されている。パターン画像231は、一列に複数連続して刻設され、これらパターン画像231は、リーフブロック23Bの移動可能範囲と同一幅に広がる。つまり、リーフブロック23Bの外周側の円弧面には、歯切り232とパターン画像231とが並んで刻設されている。
変位検出手段25は、図5及び図6に示すように、発光ダイオード等の照射部26と、CCD等のイメージセンサ27と、複数の処理回路等で構成される変位取得手段28とを備える。
照射部26は、定点へ光を照射している。照射部26の照射方向は固定されており、定点は、リーフブロック23Bの変位に依らない絶対的な位置であり、所定の面積を有する。照射部26は、定点を、リーフブロック23Bの外周側の円弧面方向に設定し、パターン画像231が刻設された領域の一部を含むように設定している。
イメージセンサ27は、リーフブロック23Bの外周側の円弧面方向を一定間隔で定点観測している。観測点は、照射部26が光を照射している定点である。イメージセンサ27は、この定点から反射した光を受光して、一定間隔で定点画像31を取得する。定点画像31は、定点領域の画像である。取得した定点画像31には、リーフブロック23Bに刻設されたパターン画像231のいずれかが存在している。
尚、変位検出手段25には、定点とイメージセンサ27との間の光学系に、レンズ29を備え、散乱光の整列及びイメージセンサ27の取得する画像の倍率調整を行っている。
変位取得手段28は、定点画像31を解析して、リーフブロック23Bの変位を取得する。リーフブロック23Bが変位すると、リーフブロック23Bに刻設されたパターン画像231も伴って移動する。パターン画像231の定点画像31上における配置位置は、リーフブロック23Bの変位に伴って変化する。パターン画像231の配置位置を認識し、その配置位置のズレを判断し、配置位置のズレからリーフブロック23Bの変位を取得する。
図7は、リーフブロック23Bに刻設されたパターン画像231の一例を示す図である。図7に示すように、パターン画像231は、所定の模様を有する画像であり、一列に複数連続配置される。パターン画像231が有する所定の模様は、その画像内の所定位置に有する特異な模様231aである。特異な模様231aとは、パターン画像231の他の領域の模様(無地を含む)とは異なる特徴的な模様である。
イメージセンサ27は、パターン画像231が刻設された定点領域を経時的に捉える。定点画像31内には、パターン画像231の特異な模様231aが含まれる。変位取得手段28は、定点画像31内に配置される特異な模様231aの位置を特定して、その経時的なズレから変位を取得する。そのため、リーフブロック23Bの変位量の多少に依らず、特異な模様231aの一部又は全部を定点画像31内に存在させることが望ましい。従ってパターン画像231の大きさは、定点画像31よりも小さいものであることが望ましい。
パターン画像231は、例えば、約0.5mm四方の領域を16分割し、所定の分割領域に他の分割領域よりも掘り下げられた特異な模様231aを有している。例えば、隅の格子の一つが、この特異な模様231aを呈している。約0.5mm四方は、イメージセンサ27が観測する定点領域よりも小さい領域とするためである。掘り下げは、一様に掘り下げられたものであってもよいし、目の粗い溝を刻設したものであってもよい。
図8は、変位検出手段25を詳細に示すブロック図であり、特に変位取得手段28をさらに詳細に説明するための図である。変位取得手段28は、画像認識部281と比較部282と変換部284とを備える。
画像認識部281は、イメージセンサ27と電気的に接続され、イメージセンサ27が取得した定点画像31が入力される。この画像認識部281は、定点画像31を走査し、当該画像に存在するパターン画像231の配置位置を認識する。
定点画像31の走査では、定点画像31内に存在するパターン画像231が有する特異な模様231aを検索し、特異な模様231aの配置位置を示す配置位置情報を取得する。配置位置情報は、特異な模様231aが位置する座標の範囲で表される。
尚、リーフブロック23Bは、照射野Fを絞る方向に2次元移動のみ行うので、特異な模様231aの位置は、2次元的に変化する。従って、画像認識部281は、特異な模様231aを構成する可能性のある行範囲のみを走査するようにしてもよい。また、配置位置情報は、特異な模様231aが分布する座標の列範囲を示す情報であってもよい。
走査処理では、走査範囲の画素が示す輝度を検出し、特異な模様231aが示す特異な輝度値を有する画素の座標を抽出する。特異な模様231aが掘り下げや目の粗い溝によって構成される場合、その輝度は、他の領域に比べて低下する。
比較部282は、経時的に異なる2つの定点画像31に存在するパターン画像231の配置位置を比較することによってパターン画像231のズレを取得する。比較部282と画像認識部281は、電気的に接続され、画像認識部281から配置位置情報が比較部282に入力される。
この比較部282は、記憶回路を含み構成される配置位置格納部283を備えている。配置位置格納部283には、前回取得した定点画像31に存在するパターン画像231についての配置位置情報が格納されている。
比較部282は、配置位置格納部283に格納された前回の配置位置情報を読み出し、新しく画像認識部281から出力された配置位置情報と差分して、ズレ情報を取得する。ズレ情報は、特異な模様231aの配置位置のズレを示し、ズレ方向とズレ量の情報を含む。
差分処理では、新しく画像認識部281から入力された配置位置情報と前回の配置位置情報とを差分して、残った座標範囲を取得する。残った座標範囲の分布がズレ量を示し、前回取得した配置位置情報が示す座標範囲の値と残った座標範囲の値の差がズレ方向を示す。残った座標範囲の値の方が小さい場合は、列座標の若い値をとる画素の方向へ移動したことを示す。座標範囲の値は、例えば座標範囲の各点の中点座標である。比較部282は、このズレ量とズレ方向を含むズレ情報を作成し、変換部284に出力する。
変換部284は、比較部282と電気的に接続され、ズレ情報が入力される。この変換部284は、画素単位の変位を示すズレ情報を、リーフブロック23Bの実際の変位量に換算する換算式を有する。入力されたズレ情報を、換算式によってリーフブロック23Bの実際の変位に換算する。
尚、変位検出手段25で検出されたリーフブロック23Bの変位は、放射線治療装置1が備える位置カウンタ部30に入力される。位置カウンタ部30は、半導体メモリ等の記憶手段を含み構成され、変位検出手段25が検出した変位を累積的に加算して記憶している。
本実施形態の放射線治療装置1では、装置起動時に移動機構24によってリーフブロック23Bが初期位置に移動され、その時点から変位の累積記憶がなされるため、変位の累積値は、リーフブロック23Bの位置を示す。
図9及び図10に基づき、この放射線治療装置1のリーフブロック23Bの変位検出動作を説明する。図9は、リーフブロック23Bの変位検出動作を示すフローチャートである。図10は、ある期間においてイメージセンサ27が捉えた経時的に連続する定点画像31を示す図であり、(a)は、その期間におけるリーフブロック23Bの変位前の定点画像31a、(b)は、その期間におけるリーフブロック23Bの変位後の定点画像31bである。
まず、移動機構24によるリーフブロック23Bの変位開始と共に、照射部26から光を定点に照射し(S21)、イメージセンサ27で定点に存在する定点画像31を一定間隔毎に取得する(S22)。
ここで、イメージセンサ27が、ある一定期間におけるリーフブロック23B変位前の定点画像31を取得したものとする。画像認識部281では、この変位前の定点画像31aに存在するパターン画像231の配置位置が認識され、特異な模様231aの配置位置情報D1が取得される。配置位置格納部283には、この配置位置情報D1が格納される。
次に、前記ある一定期間におけるリーフブロック23Bの変位後、イメージセンサ27が定点に存在する定点画像31bを取得すると、画像認識部281は、定点画像31bに存在する特異な模様231aが配置された行範囲を走査する(S23)。
定点画像31bの走査により、特異な模様231aの輝度値を有する画素が存在すると、その画素の座標を取得し、特異な模様231aの配置位置情報D2を取得する(S24)。
比較部282は、配置位置格納部283から配置位置情報D1を読み出す(S25)。配置位置情報D1を読み出すと、配置位置情報D2から、配置位置情報D1を差分してズレ情報を取得する(S26)。この差分により、図10に示す変位では、特異な模様が座標範囲D3分左にズレたことを示すズレ情報が作成される。
ズレ情報が作成されると、変位後に取得した特異な模様231の配置位置情報D2は、次の期間の変位前の配置位置情報D1とし、配置位置格納部283に更新して格納される(S27)。
またズレ情報が取得されると、変換部284は、このズレ情報を換算式によって、リーフブロック23Bの実際の変位値に換算する(S28)。変位値は、位置カウンタ部30に出力され、位置カウンタ部30が格納しているリーフブロック23Bの位置を示す累積値に加算する(S29)。
リーフブロック23Bの位置を示す累積値が、リーフブロック23Bの所望の設定位置を示す値と一致しない場合は(S30,No)、S23〜S31を繰り返し、新たな変位後の定点画像31bと前回の定点画像31aとにおけるパターン画像231の配置位置比較によるズレの検出を行う。
リーフブロック23Bの位置を示す累積値が、所望のリーフブロック23Bの位置を示す値と一致した場合は(S30,Yes)、移動機構24によるリーフブロック23Bの変位を停止させる(S31)。
このように、本実施形態の放射線治療装置1では、非接触でリーフブロック23Bの変位を検出でき、バックラッシュの影響や歯車の摩耗による変位検出誤差を防止することができる。従って、高精度にリーフブロック23Bの位置を検出することができ、高精度に照射野Fを患部形状に合致させることができる。
〔第2の実施形態〕
次に本発明の放射線治療装置1の第2の実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と同一の構成、同一の機能には、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。本実施形態の放射線治療装置1は、検出部25によってリーフブロック23Bの位置を検出する。
図11は、リーフブロック23Bの外周側の円弧面に刻設されたパターン画像231を示す図である。本実施形態の放射線治療装置1では、リーフブロック23Bの外周側の円弧面には、長手方向、すなわちリーフブロック23Bが移動する方向に沿って、一つのパターン画像231が刻設されている。パターン画像231は、リーフブロック23Bの移動可能範囲と同一幅に延設されている。
このパターン画像231は、複数の位置特異的な模様231bを所定間隔毎に並列して有する。この位置特異的な模様231bは、位置特異的な模様を呈する。位置特異的とは、その模様が配置位置によって異なる特徴を有することをいう。本実施形態の位置特異的な模様231bは、所定の幅を有する帯形状を有しており、その配列位置によって、帯幅が異なる。
図12は、リーフブロック23Bの位置を検出する検出手段25を示すブロック図である。図12に示すように、検出手段25は、照射部26とイメージセンサ27と画像認識部285と位置特定部286を備える。
画像認識部285は、イメージセンサ27と電気的に接続され、イメージセンサ27が取得した定点画像31が入力される。この画像認識部281は、定点画像31を走査し、当該画像に存在するパターン画像231の配置位置を認識する。
定点画像31の走査では、定点画像31内に存在するパターン画像231が有する位置特異的な模様231bを検索し、位置特異的な模様231bの配置位置情報を取得する。配置位置情報は、位置特異的な模様231bが存在する座標範囲で表される。
取得した配置位置情報は、位置特異的な模様231bの配置位置の情報に加え、この配置位置情報が示す座標の分布幅によって、定点画像31内に存在する位置特異的な模様231bの有する幅の情報を包含する。換言すると、配置位置情報は、位置特異的な模様231bを特定する情報及び定点画像31内での配置位置の情報を包含する。
この走査処理は、位置特異的な模様231bを構成する可能性のある行範囲のみに対して行われる。走査処理では、位置特異的な模様231bが示す特異な輝度値を有する画素の座標を抽出を行う。配置位置情報は、位置特異的な模様231bが分布する座標の列範囲を示す情報であってもよい。
位置特定部286は、配置位置情報からリーフブロック23Bの位置を特定する。この位置特定部286は、記憶回路を含み構成された変換テーブル287を備える。変換テーブル287には、位置特異的な模様231bの幅情報とリーフブロック23Bの位置情報が対にして格納されている。
リーフブロック23Bの位置情報は、対になった幅情報に対応する位置特異的な模様231bが、定点画像31の中心に位置する場合のリーフブロック23Bの位置を示す情報である。
リーフブロック23Bの位置特定は、定点画像31内に存在する位置特異的な模様231bの模様特定処理及びリーフブロック23Bの位置の暫定的特定処理と、定点画像31の中心と位置特異的な模様231bとのズレ算出処理と、暫定的に特定されたリーフブロック23B位置の最終的な位置特定処理とを経て行われる。
模様特定処理及び位置の暫定的特定処理では、位置特定部286は、配置位置情報が入力されると、その配置位置情報から座標の分布幅を取得し、その分布幅と一致する幅情報を変換テーブル287から検索して位置情報を取得する。
ズレ算出処理では、位置特定部286は、予め記憶している定点画像31の中心座標と配置位置情報が示す座標範囲の中点座標との差を算出する。
最終的な位置特定処理では、位置特定部286は、取得した位置情報にズレ算出処理で算出した差を加算する。この位置情報に差を加算した結果が、リーフブロック23Bの正確な位置として導かれる。
この本実施形態に係る放射線治療装置1についてのリーフブロック23Bの位置検出動作について図13及び図14に基づき説明する。
まず、移動機構24によるリーフブロック23Bの変位開始と共に、照射部26から光を定点に照射し(S41)、イメージセンサ27で定点に存在する定点画像31を一定間隔毎に取得する(S42)。
次に、ある一定期間におけるリーフブロック23Bの変位後、イメージセンサ27が定点に存在する定点画像31を取得すると、画像認識部281は、定点画像31に存在する位置特異的な模様231bが配置された行範囲を走査する(S43)。
定点画像31の走査により、位置特異的な模様231bの輝度値を有する画素が存在すると、その画素の座標を取得し、位置特異的な模様231bの配置位置情報D4を取得する(S44)。
位置特定部286は、配置位置情報D4が示す座標の分布幅を抽出し(S45)、変換テーブル287からこの分布幅と同一幅を示す幅情報を検索して対になったリーフブロック23Bの位置情報を取得する(S46)。
さらに位置特定部286は、配置位置情報D4が示す座標範囲の中点を算出し(S47)、予め有する定点画像31の中心座標との差の値D5を算出する(S48)。変換テーブル287から取得した位置情報に差の値D5を加算して(S49)、リーフブロック23Bの定点画像31を取得した際の位置を検出する。
検出されたリーフブロック23Bの位置が、リーフブロック23Bの所望位置と一致した場合は(S50,Yes)、移動機構24によるリーフブロック23Bの変位を停止させる(S51)。
このように、本実施形態の放射線治療装置1では、非接触でリーフブロック23Bの位置を検出でき、バックラッシュの影響や歯車の摩耗による位置検出誤差を防止することができる。従って、高精度にリーフブロック23Bの位置を検出することができ、高精度に照射野Fを患部形状に合致させることができる。
〔第3の実施形態〕
次に本発明の放射線治療装置1の第3の実施形態について説明する。尚、第1又は第2の実施形態と同一の構成、同一の機能には、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。本実施形態の放射線治療装置1は、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の変位検出又は位置検出を行う。
図15は、照射部26とイメージセンサ27の配置位置を示す図である。本実施形態の放射線治療装置1では、同一のリーフブロック23Bの変異又は位置を検出するための照射部26とイメージセンサ27の対と、隣合ったリーフブロック23Bに対応する照射部26とイメージセンサ27の対とが並列に並ばないよう配置している。
図15の(a)に示すように、例えば、各リーフブロック23Bに対応する照射部26とイメージセンサ27の対を2列に並べ、隣り合う照射部26とイメージセンサ27の対とが同一の列に属さないように交互に配置する。
また、図15の(b)に示すように、例えば、各リーフブロック23Bに対応する照射部26とイメージセンサ27の対を3列に並べ、順に並ぶ3つのリーフブロック23Bにそれぞれ対応する照射部26とイメージセンサ27の対が全て異なる列に属するように配置する。
マルチリーフコリメータ23の画成する照射野Fをより患部形状に合致させるためには、リーフブロック23A及び23Bの厚みをより薄くし、多くのリーフブロック23A及び23Bの対を並べることが望ましい。
本実施形態の放射線治療装置1では、隣り合った照射部26とイメージセンサ27の対が並列に並ばないように配置されるため、ある照射部26が照射しリーフブロック23Bで反射した反射光の一部を、隣合ったイメージセンサ27が受光することが防がれる。
これにより、イメージセンサ27が取得する定点画像31にノイズが含まれることがなく、明瞭な定点画像31を取得でき、画像認識部281又は285が取得する配置位置情報の精度を高めることができ、より精度の高いリーフブロック23Bの変位検出又は位置検出が可能となる。
〔第4の実施形態〕
次に本発明の放射線治療装置1の第4の実施形態について説明する。尚、第1又は第2の実施形態と同一の構成、同一の機能には、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。本実施形態の放射線治療装置1は、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の変位検出又は位置検出を行う。本実施形態の放射線治療装置1は、第3の実施形態に係る配置位置情報の精度向上に関する変形例である。
図16は、本実施形態のリーフブロック23Bの側面図である。各リーフブロック23Bに対応して設置される照射部26は、隣の照射部26が照射する光の波長とは異なる波長の光を照射する。
検出手段25は、照射部26とイメージセンサ27との間の光学系に、光学フィルタ271を備える。この光学フィルタ271は、特有の波長を有する光のみを透過させるフィルタである。透過させる特有の波長を有する光は、光学フィルタ271が配置される光学系を形成する照射部26が照射する波長の光である。この照射部26の照射する光は、透過させ、他の照射部26の照射する光は、吸収して透過させない。
このような検出手段25においては、所定の照射部26が形成する光学系に配置された光学フィルタ271は、この所定の照射部26から照射された特有の波長を有する光を透過して、イメージセンサ27に受光させる。
一方、当該光学フィルタ271は、隣のリーフブロック23Bに対応して設置された照射部26から照射された光が、当該隣のリーフブロック23Bの表面で散乱して入射してきた場合、この光を吸収してイメージセンサ27方向へ透過させない。
これにより、イメージセンサ27が取得する定点画像31にノイズが含まれることがなく、明瞭な定点画像31を取得でき、画像認識部281又は285が取得する配置位置情報の精度を高めることができ、より精度の高いリーフブロック23Bの変位検出又は位置検出が可能となる。
〔第5の実施形態〕
次に本発明の放射線治療装置1の第5の実施形態について説明する。尚、第1又は第2の実施形態と同一の構成、同一の機能には、同一の符号を付し詳細な説明を省略する。本実施形態の放射線治療装置1は、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の変位検出又は位置検出を行う。本実施形態の放射線治療装置1は、第3の実施形態に係る配置位置情報の精度向上に関する変形例である。
図17は、本実施形態の検出手段25のブロック図である。各リーフブロック23Bに対応して設置される照射部26は、隣の照射部26が照射する光の波長とは異なる波長の光を照射する。
検出手段25は、イメージセンサ27と画像認識部281(又は285)との電気的な接続の間に画像抽出部288を備える。画像抽出部288は、対応して設置されているイメージセンサ27が取得した定点画像31から、同じく対応して設置された照射部26の固有の波長の光に基づく画像の信号のみを抽出する。隣の照射部26の照射した光を当該イメージセンサ27が受光して変換された画像の信号は、この画像抽出部288で除かれる。
これにより、画像認識部281(又は285)に入力される定点画像31には、隣のリーフブロック23Bに刻設されたパターン画像が含まれることがなく、明瞭な定点画像31を取得でき、画像認識部281又は285が取得する配置位置情報の精度を高めることができ、より精度の高いリーフブロック23Bの変位検出又は位置検出が可能となる。
第1乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置の構成例を示す外観図である。 第1乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置の基本構造を示す図である。 第1乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるマルチリーフコリメータ23を示す斜視図である。 第1乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置の概略動作を示すフローチャートである。 第1乃至第3及び第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるマルチリーフコリメータの側面図である。 第1乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるリーフブロックの底面付近を示す側面方向の断面図である。 第1及び第3乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるリーフブロックに刻設されたパターン画像の一例を示す図である。 第1及び第3乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備える変位検出手段のブロック図である。 第1及び第3乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるリーフブロックの変位検出動作を示すフローチャートである。 第1及び第3乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるイメージセンサが捉えた経時的に連続する定点画像を示す図であり、(a)は、リーフブロックの変位前の定点画像、(b)は、その期間におけるリーフブロックの変位後の定点画像を示す図である。 第2乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるリーフブロックに刻設されたパターン画像の一例を示す図である。 第2乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備える変位検出手段のブロック図である。 第2乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるリーフブロックの変位検出動作を示すフローチャートである。 第2乃至第5の実施形態に係る放射線治療装置が備えるイメージセンサが捉えた定点画像を示す図である。 第3の実施形態に係る放射線治療装置が備える照射部とイメージセンサの配置位置を示す図である。 第4の実施形態に係る放射線治療装置が備えるリーフブロックの側面図である。 第5の実施形態に係る放射線治療装置が備える検出手段のブロック図である。 従来のリーフブロックを変位させる移動機構を示す図である。
符号の説明
1 放射線治療装置
2 放射ヘッド
21 放射線源
22 絞りブロック
23 マルチリーフコリメータ
23A、23B リーフブロック
231 パターン画像
231a 特異な模様
231b 位置特異的な模様
232 歯切り
24 移動機構
24A 出力ギア
25 検出手段
26 照射部
27 イメージセンサ
271 光学フィルタ
28 変位取得手段
281 画像認識部
282 比較部
283 配置位置格納部
284 変換部
285 画像認識部
286 位置特定部
287 変換テーブル
288 画像抽出部
29 レンズ
30 位置カウンタ部
31 定点画像
3 固定架台
3a 回動軸
4 回転架台
4a、4b 片腕
5 寝台天板
P 被検体
F 照射野

Claims (22)

  1. 放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータであって、
    照射野方向に移動可能とされ、所定面に該移動方向に沿って刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、
    前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき、前記リーフブロックの変位を検出する検出手段と、
    を備えること、
    を特徴とするマルチリーフコリメータ。
  2. 前記パターン画像は、所定位置に特異な模様を有し、
    前記検出手段は、前記特異な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定すること、
    を特徴とする請求項1記載のマルチリーフコリメータ。
  3. 前記検出手段は、
    前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、
    前記所定面方向から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、
    前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの変位を取得する変位取得手段と、
    を備えること、
    を特徴とする請求項1又は2記載のマルチリーフコリメータ。
  4. 前記変位取得手段は、
    前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段と、
    前回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置と今回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置とを比較することによって、それらパターン画像のズレを取得する比較手段と、
    を備え、
    前記ズレによって前記リーフブロックの変位を取得すること、
    を特徴とする請求項3記載のマルチリーフコリメータ。
  5. 放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータであって、
    照射野方向に移動可能とされ、該移動方向に沿って所定面に刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、
    前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき、前記リーフブロックの位置を検出する検出手段と、
    を備えること、
    を特徴とするマルチリーフコリメータ。
  6. 前記パターン画像は、前記刻設範囲に沿って位置特異的な模様を並列して有し、
    前記検出手段は、前記位置特異的な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定すること、
    を特徴とする請求項5記載のマルチリーフコリメータ。
  7. 前記検出手段は、
    前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、
    前記所定面から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、
    前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの位置を取得する位置取得手段と、
    を備えること、
    を特徴とする請求項5又は6記載のマルチリーフコリメータ。
  8. 前記位置取得手段は、
    前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段を備え、
    前記パターン画像の配置位置によって前記リーフブロックの位置を取得すること、
    を特徴とする請求項7記載のマルチリーフコリメータ。
  9. 前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、
    所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサと、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサとは、設置位置をずらして設置されること、
    を特徴とする請求項3、4、7、及び8記載のマルチリーフコリメータ。
  10. 前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、
    所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、
    前記イメージセンサには、対となった前記照射手段の波長を通過させるフィルタが設置されていること、
    を特徴とする請求項3、4、7、及び8記載のマルチリーフコリメータ。
  11. 前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、
    所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、
    前記検出手段は、前記イメージセンサが取得した画像から、当該イメージセンサと対になった前記照射手段の波長から形成される画像を抽出することによって、当該照射手段の照射によって得られる画像を取得する抽出手段をさらに備えること、
    を特徴とする請求項3、4、7、及び8記載のマルチリーフコリメータ。
  12. 放射線を照射する放射線源と、
    被検体を載置する寝台と、
    前記放射線源と前記寝台との間に介在し、前記放射線源から放射される放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータと、
    を備え、
    前記マルチリーフコリメータは、
    照射野絞り方向に移動可能とされ、所定面に該移動方向に沿って刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、
    前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき前記リーフブロックの変位を検出する検出手段と、
    を備えること、
    を特徴とする放射線治療装置。
  13. 前記パターン画像は、所定位置に特異な模様を有し、
    前記検出手段は、前記特異な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定すること、
    を特徴とする請求項12記載の放射線治療装置。
  14. 前記検出手段は、
    前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、
    前記所定面方向から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、
    前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの変位を取得する変位取得手段と、
    を備えること、
    を特徴とする請求項12又は13記載の放射線治療装置。
  15. 前記変位取得手段は、
    前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段と、
    前回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置と今回取得した定点画像に存在するパターン画像の配置位置とを比較することによって、それらパターン画像のズレを取得する比較手段と、
    を備え、
    前記ズレによって前記リーフブロックの変位を取得すること、
    を特徴とする請求項14記載の放射線治療装置。
  16. 放射線を照射する放射線源と、
    被検体を載置する寝台と、
    前記放射線源と前記寝台との間に介在し、前記放射線源から放射される放射線の照射野を所定形状に絞るマルチリーフコリメータと、
    を備え、
    前記マルチリーフコリメータは、
    照射野方向に移動可能とされ、該移動方向に沿って所定面に刻設されたパターン画像を有するリーフブロックと、
    前記所定面方向を定点観察して定点画像を取得し、この定点画像に存在する前記パターン画像の配置位置に基づき前記リーフブロックの位置を検出する検出手段と、
    を備えること、
    を特徴とする放射線治療装置。
  17. 前記パターン画像は、前記刻設範囲に沿って位置特異的な模様を並列して有し、
    前記検出手段は、前記位置特異的な模様によって前記パターン画像の配置位置を特定すること、
    を特徴とする請求項16記載の放射線治療装置。
  18. 前記検出手段は、
    前記所定面方向に光線を照射する照射手段と、
    前記所定面から反射する光を受光して、前記定点画像を取得するイメージセンサと、
    前記定点画像に存在するパターン画像から前記リーフブロックの位置を取得する位置取得手段と、
    を備えること、
    を特徴とする請求項16又は17記載の放射線治療装置。
  19. 前記位置取得手段は、
    前記定点画像に存在するパターン画像の配置位置を認識する認識手段を備え、
    前記パターン画像の配置位置によって前記リーフブロックの位置を取得すること、
    を特徴とする請求項18記載の放射線治療装置。
  20. 前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、
    所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサと、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と前記イメージセンサとは、設置位置をずらして設置されること、
    を特徴とする請求項14、15、18、及び19記載の放射線治療装置。
  21. 前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、
    所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、
    前記イメージセンサには、対となった前記照射手段の波長を通過させるフィルタが設置されていること、
    を特徴とする請求項14、15、18、及び19記載の放射線治療装置。
  22. 前記リーフブロックは、複数枚が並列して配され、
    所定のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段と、当該所定のリーフブロックと隣合う他のリーフブロックに対応して設置される前記照射手段とは、照射する光線の波長が異なり、
    前記検出手段は、前記イメージセンサが取得した画像から、当該イメージセンサと対になった前記照射手段の波長から形成される画像を抽出することによって、当該照射手段の照射によって得られる画像を取得する抽出手段をさらに備えること、
    を特徴とする請求項14、15、18、及び19記載の放射線治療装置。

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