JP2007202670A - 姿勢変更可能なベッドにおける転倒防止手段 - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子状に姿勢変更可能なベッドで、床面を水平な状態で使用する場合においても安定した状態で使用できように転倒防止手段を設けること。
【解決手段】椅子状の形態にも姿勢変更可能なベッドにおいて、椅子状の状態で腰受ボトムの前端部とベースフレームの前端部が側面視において略同じ程度となるようベースフレームを構成し、脚受ボトムは収納機構により腰受ボトムの下方に収納された状態から前方上方へ移動するとともに腰受ボトムと略同一平面を形成することができるよう構成し、少なくとも背受ボトムと腰受ボトム及び脚受ボトムが同一平面をなすとき、脚受ボトムは脚受ボトム下方で支持部材により支持可能な状態となるように構成された転倒防止手段を備えた。
【選択図】図13
【解決手段】椅子状の形態にも姿勢変更可能なベッドにおいて、椅子状の状態で腰受ボトムの前端部とベースフレームの前端部が側面視において略同じ程度となるようベースフレームを構成し、脚受ボトムは収納機構により腰受ボトムの下方に収納された状態から前方上方へ移動するとともに腰受ボトムと略同一平面を形成することができるよう構成し、少なくとも背受ボトムと腰受ボトム及び脚受ボトムが同一平面をなすとき、脚受ボトムは脚受ボトム下方で支持部材により支持可能な状態となるように構成された転倒防止手段を備えた。
【選択図】図13
Description
本発明は、姿勢変更可能なベッドにおける転倒防止手段に関するものである。
従来、介護用のベッドとして床部が複数に分割され、それぞれの床部が起伏動作可能に構成されたものがある。しかしながら、一般的に普及しているこの種のベッドは背上げ動作と膝上げ動作とを組み合わせた動作を行うものとなっている。そのためにベッド上での療養には適しているが、ベッドへの乗り降りが困難なものとなっている場合が多々ある。
そこで、ベッドの床部を複数に分割してこの床部を起伏可能に構成するとともに、椅子状の状態にも姿勢変更可能なベッドがある。
そこで、ベッドの床部を複数に分割してこの床部を起伏可能に構成するとともに、椅子状の状態にも姿勢変更可能なベッドがある。
このベッドでは、背上げ動作に連動するように脚受けボトムが腰受けボトムの下方に収納されることによって椅子状の状態に変形するものである。そして、椅子状の状態で立ち上がりや着座が容易に行えるように左右両側部にはフレームなどが突出しないように構成されている。そのために、前方への立ち上がりだけでなく、ベッド側方への移動も容易に行うことができるという効果もある。
しかしながら、このようにフレームを構成することによって、床部が平滑な状態としたときに脚受けボトム側に大きな負荷をかけた場合、頭部側が浮き上がってしまう恐れがある。これを防止するために床部支持機構が具備されている。この床部支持機構は床面上を前後に転動しながら脚受けボトムを支持するよう構成されている(特許文献1参照)。
そのため、このベッドを使用すると絨毯や畳に傷や跡が残ったりする場合がある。
特開2005−118189号公報
解決しようとする問題点は、椅子状に姿勢変更可能なベッドで、床面を水平な状態で使用する場合においても安定した状態で使用できように転倒防止手段を設けることを課題とする。
請求項1の発明は、椅子状の形態にも姿勢変更可能なベッドにおいて、椅子状の状態で腰受ボトムの前端部とベースフレームの前端部が側面視において略同じ程度となるようベースフレームを構成し、脚受ボトムは収納機構により腰受ボトムの下方に収納された状態から前方上方へ移動するとともに腰受ボトムと略同一平面を形成することができるよう構成し、少なくとも背受ボトムと腰受ボトム及び脚受ボトムが同一平面をなすとき、脚受ボトムは脚受ボトム下方で支持部材により支持可能な状態となるように構成された転倒防止手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、収納機構は背受ボトムの起伏に連動して前後に移動するスライドフレーム上に脚受ボトムを配して構成し、このスライドフレームに回動自在に枢支された支持部材を前方上方へ回動するようスプリングを張設し、さらに支持部材とベースフレーム間に作動ロッドを配してなる転倒防止手段を具備したことを特徴とする。
請求項2の発明は、収納機構は背受ボトムの起伏に連動して前後に移動するスライドフレーム上に脚受ボトムを配して構成し、このスライドフレームに回動自在に枢支された支持部材を前方上方へ回動するようスプリングを張設し、さらに支持部材とベースフレーム間に作動ロッドを配してなる転倒防止手段を具備したことを特徴とする。
請求項1の発明は、椅子状に姿勢変更可能なベッドにおいて、ベースフレームの前端部と腰受ボトムの前端部が側面視において略同じ位置となっているので、椅子状とした際に横方向に開放されており、立ち上がりやすく移動しやすいものとなっている。そして、背受ボトムと腰受ボトム及び脚受ボトムを同一平面をなす状態とした際には、ベースフレームよりも前方に突出した位置にある脚受ボトムを支持部材が支持可能な状態となるように転倒防止手段が具備されているので脚受ボトムに過重がかかった場合でも安定して使用することができる。
請求項2の発明では、収納機構の作動により、スライドフレームが前方にあるときにはスプリングに抗してロッドが作用し支持部材を立設状態とし、スライドフレームが後方位置にあるときにはスプリングにより支持部材が前方上方に回動した状態となるように転倒防止手段が構成されている。このように非常に簡単な構成であり、また、背受ボトムの起伏動作と脚受ボトムの収納動作及び転倒防止手段の作動が一つの駆動手段でなされているので、安価に提供することができる。
請求項2の発明では、収納機構の作動により、スライドフレームが前方にあるときにはスプリングに抗してロッドが作用し支持部材を立設状態とし、スライドフレームが後方位置にあるときにはスプリングにより支持部材が前方上方に回動した状態となるように転倒防止手段が構成されている。このように非常に簡単な構成であり、また、背受ボトムの起伏動作と脚受ボトムの収納動作及び転倒防止手段の作動が一つの駆動手段でなされているので、安価に提供することができる。
椅子状の形態にも姿勢変更可能なベッドにおいて、椅子状の状態で腰受ボトムの前端部とベースフレームの前端部が側面視において略同じ程度となるようベースフレームを構成し、脚受ボトムは収納機構により腰受ボトムの下方に収納された状態から前方上方へ移動するとともに腰受ボトムと略同一平面を形成することができるよう構成し、少なくとも背受ボトムと腰受ボトム及び脚受ボトムが同一平面をなすとき、脚受ボトムは脚受ボトム下方で支持部材により支持可能な状態となるように構成された転倒防止手段を備える。
本発明に係る転倒防止手段1を備えたベッドBの一実施例を図面に基づいて説明する。このベッドBは床面に設置されるベースフレーム2と、このベースフレーム2に対して前後に移動する摺動フレーム3と、この摺動フレーム3をベースフレーム2に対して前後に移動させるための駆動手段4と、さらに、前記ベースフレーム2に組み付けられる腰受ボトム5と、前記ベースフレーム2と摺動フレーム3間に摺動フレーム3の前後移動により動作される起伏機構6を介して前記腰受ボトム5と同一平面を形成可能に組み付けられる背受ボトム7と、前記ベースフレーム2と摺動フレーム3間に前記起伏機構6を介して組み付けられる収納手段8と、該収納手段8に前記腰受ボトム5と平行な平面を形成可能に組み付けられる脚受ボトム9と、収納手段8に具備される転倒防止手段1とから主に構成されている。
以下、各部の構成について図面に基づいて説明する。
以下、各部の構成について図面に基づいて説明する。
まず、床面に設置されるベースフレーム2について第1図から第2図に基づいて説明する。
このベースフレーム2は、前側フレーム10と後側フレーム11から構成されており、これらのフレーム10,11は互いに着脱可能に構成されている。
この前側フレーム10は、第1図に示すように、設置脚12,12が下部に設けられた支柱13,13間に正面視において両端部が上方に曲折された連結パイプ14が固着されている。さらに、前記連結パイプ14には所定の間隔をおいて、後方へ突出するように下側フレームパイプ15,15の前端が固着されている。そして、この下側フレームパイプ15,15の後部間には補強部材16が固着されている。また、前記下側フレームパイプ15,15の前部には支持プレート17,17が固着され、この支持プレート17,17の前部と後部には内側へ突出するよう軸材18,18がそれぞれ固着されるとともに、該軸材18,18に後述する収納手段8の構成部材を案内するためのローラー19,19がそれぞれ組み付けられている。さらに、前記支持プレート17,17の前部には外側へ突出する状態で軸材20,20が固着され、この軸材20,20に後述する脚受ボトム9を支持するためのローラー21,21が組み付けられている。また、前記下側フレームパイプ15,15の後部には内側へ突出する状態で係止軸22,22が固着され、中間部上面には平面視において略L字形状の案内プレート23,23が固着されている。また、下側フレームパイプ15,15後部前側寄りには軸受部材24,24が外側へ突出する状態で固着されている。なお、前記案内プレート23,23には横方向の空孔部23a,23aがそれぞれ穿設されている。
このベースフレーム2は、前側フレーム10と後側フレーム11から構成されており、これらのフレーム10,11は互いに着脱可能に構成されている。
この前側フレーム10は、第1図に示すように、設置脚12,12が下部に設けられた支柱13,13間に正面視において両端部が上方に曲折された連結パイプ14が固着されている。さらに、前記連結パイプ14には所定の間隔をおいて、後方へ突出するように下側フレームパイプ15,15の前端が固着されている。そして、この下側フレームパイプ15,15の後部間には補強部材16が固着されている。また、前記下側フレームパイプ15,15の前部には支持プレート17,17が固着され、この支持プレート17,17の前部と後部には内側へ突出するよう軸材18,18がそれぞれ固着されるとともに、該軸材18,18に後述する収納手段8の構成部材を案内するためのローラー19,19がそれぞれ組み付けられている。さらに、前記支持プレート17,17の前部には外側へ突出する状態で軸材20,20が固着され、この軸材20,20に後述する脚受ボトム9を支持するためのローラー21,21が組み付けられている。また、前記下側フレームパイプ15,15の後部には内側へ突出する状態で係止軸22,22が固着され、中間部上面には平面視において略L字形状の案内プレート23,23が固着されている。また、下側フレームパイプ15,15後部前側寄りには軸受部材24,24が外側へ突出する状態で固着されている。なお、前記案内プレート23,23には横方向の空孔部23a,23aがそれぞれ穿設されている。
次に、前記後側フレーム11は、第1図に示すように、設置脚12,12が下部に設けられた支柱25,25間に連結パイプ26が固着されている。さらに、前記連結パイプ26には所定の間隔をおいて、前方へ突出するように上側フレームパイプ27,27の後部が固着され、該上側フレームパイプ27,27中間部下面に平面視において略L字形状の係止プレート28,28がそれぞれ固着されるとともに、該係止プレート28,28間に補強部材29が固着されている。また、上側フレームパイプ27,27の前部外側面には正面視において略L字形状に構成された支持プレート30,30が固着され、前部下面には連結パイプ31,31がそれぞれ固着されている。さらに、上側フレームパイプ27,27の前部と中間部には内側へ突出する状態で軸材32,32,・・・がそれぞれ固着され、該軸材32,32に後述する摺動フレーム3を案内するためのローラー33,33,・・・が組み付けられている。また、上側フレームパイプ27,27の後部上面にはプレートを屈曲させて緩衝部材として機能するよう構成した支持具34,34が固着され、前部には後述する腰受ボトム5が組み付けられる取付プレート35,35が固着されている。なお、前記係止プレート28,28の前側下部には前方に開口部を有する係止溝28a,28aがそれぞれ設けられ、前記連結パイプ31,31には横方向の空孔部31a,31aが穿設されている。また、前記連結パイプ26の中間部には後述する駆動手段4を組み付けるためのブラケット36が固着されている。
このように構成された前側フレーム10と後側フレーム11は次のようにして組み立てられる。
まず、第1図に示すように、後側フレーム11と前側フレーム10を側面視において略ハ字状態で保持して、前側フレーム10の係止軸22,22を後側フレーム11の係止プレート28,28に設けた係止溝28a,28aに引っ掛ける。
然る後、前側フレーム10と後側フレーム11の支えを解除すると、第2図に示すように、後側フレーム11の前記連結パイプ31,31が前側フレーム10の前記案内プレート23,23の内側に沿うようになる。そして、この連結パイプ31,31下面が下側フレームパイプ15,15の上面に当接するようになる。この状態で、第2図に示すように、連結ピン37,37を前記案内プレート23,23と連結パイプ31,31のそれぞれに設けた空孔部23a,23a,31a,31aに連通し、固定している。なお、前記連結ピン37,37には脱落防止用の図示しない抜け止めピンが組み付けられている。
まず、第1図に示すように、後側フレーム11と前側フレーム10を側面視において略ハ字状態で保持して、前側フレーム10の係止軸22,22を後側フレーム11の係止プレート28,28に設けた係止溝28a,28aに引っ掛ける。
然る後、前側フレーム10と後側フレーム11の支えを解除すると、第2図に示すように、後側フレーム11の前記連結パイプ31,31が前側フレーム10の前記案内プレート23,23の内側に沿うようになる。そして、この連結パイプ31,31下面が下側フレームパイプ15,15の上面に当接するようになる。この状態で、第2図に示すように、連結ピン37,37を前記案内プレート23,23と連結パイプ31,31のそれぞれに設けた空孔部23a,23a,31a,31aに連通し、固定している。なお、前記連結ピン37,37には脱落防止用の図示しない抜け止めピンが組み付けられている。
続いて、摺動フレーム3について第3図に基づいて説明する。
この摺動フレーム3は、正面視において略コ字形状のレール38,38を有し、このレール38,38の開放側がそれぞれ外側を向く状態で所定間隔をおいてそれぞれのの後部と中間部に補強部材39と連結パイプ40が固着されている。さらに、前記レール38,38の前部上面に側面視において略山形形状の揺動カム41,41がそれぞれ固着され、該揺動カム41,41の前部間に補強部材42が固着されている。また、前記レール38,38の前部内側面には所定の位置に鍔付きの第一固定ピン43と第二固定ピン44が内側へ突出する状態で固着されたガイドプレート45,45が固着されている。さらに、前記ガイドプレート45,45の第一固定ピン43,43後方上部には空孔部45a,45aが穿たれ、該空孔部45a,45aの軸心上に軸心を有する空孔部41a,41aが前記揺動カム41,41にそれぞれ穿たれている。また、前記連結パイプ40中間部には後述する駆動手段4を組み付けけるための取付具46が固着されている。
この摺動フレーム3は、正面視において略コ字形状のレール38,38を有し、このレール38,38の開放側がそれぞれ外側を向く状態で所定間隔をおいてそれぞれのの後部と中間部に補強部材39と連結パイプ40が固着されている。さらに、前記レール38,38の前部上面に側面視において略山形形状の揺動カム41,41がそれぞれ固着され、該揺動カム41,41の前部間に補強部材42が固着されている。また、前記レール38,38の前部内側面には所定の位置に鍔付きの第一固定ピン43と第二固定ピン44が内側へ突出する状態で固着されたガイドプレート45,45が固着されている。さらに、前記ガイドプレート45,45の第一固定ピン43,43後方上部には空孔部45a,45aが穿たれ、該空孔部45a,45aの軸心上に軸心を有する空孔部41a,41aが前記揺動カム41,41にそれぞれ穿たれている。また、前記連結パイプ40中間部には後述する駆動手段4を組み付けけるための取付具46が固着されている。
このように構成された摺動フレーム3は、第3図に示すように、前記レール38,38内を前記ベースフレーム2の後側フレーム11に設けたローラー33,33,・・・が転動するように、前記後側フレーム11の上側フレームパイプ27,27間に挿通する。そして、第4図に示すように、駆動手段4である適宜伸縮操作可能なアクチュエーター47の前部を摺動フレーム3の取付具46にピン48で取り付けるとともに、後部を前記ベースフレーム2の後側フレーム11に設けたブラケット36にピン49で取り付ける。このように駆動手段4を取り付けることで、摺動フレーム3は、図示しない制御装置の操作によって駆動手段4を適宜伸縮動作をさせると、摺動フレーム3のレール38,38がベースフレーム2に設けた前記ローラー33,33,・・・に案内されて、ベースフレーム2に対して前後に移動するように構成されている。
なお、本実施例では駆動手段4として伸縮自在なアクチュエーター47を使用しているが、駆動手段4は摺動フレーム3をベースフレーム2に対して前後に移動できるものであればよく、液圧シリンダや螺子の螺合によるもの、また、ベースフレーム2に取り付けられたモーターの回転によってループ状のチェーン等が押し引きされるよう構成し、このチェーンの一部に摺動フレーム3を取り付けたものであっても何ら問題はない。
なお、本実施例では駆動手段4として伸縮自在なアクチュエーター47を使用しているが、駆動手段4は摺動フレーム3をベースフレーム2に対して前後に移動できるものであればよく、液圧シリンダや螺子の螺合によるもの、また、ベースフレーム2に取り付けられたモーターの回転によってループ状のチェーン等が押し引きされるよう構成し、このチェーンの一部に摺動フレーム3を取り付けたものであっても何ら問題はない。
次に、前記背受ボトム7と、前記摺動フレーム3の前後移動により動作される起伏機構6について第5図から第8図に基づいて説明する。
まず、背受ボトム7は、第6図に示すように、平面視において前方側が開放された略コ字形状に曲折された枠パイプ50を有し、その端部間に連結パイプ51が固着されている。さらに、側面視において略へ字形状に曲折された支持パイプ52,52の前端部が前記連結パイプ51の前下方へ突出する状態で、左右方向に所定間隔離間させてそれぞれ固着している。また、前記連結パイプ51の支持パイプ52,52外側の位置に前方へ突出する状態でブラケット53,53が固着されている。さらに、前記枠パイプ50後部側と連結パイプ51間には複数のステー部材54,54,・・・が固着されている。
まず、背受ボトム7は、第6図に示すように、平面視において前方側が開放された略コ字形状に曲折された枠パイプ50を有し、その端部間に連結パイプ51が固着されている。さらに、側面視において略へ字形状に曲折された支持パイプ52,52の前端部が前記連結パイプ51の前下方へ突出する状態で、左右方向に所定間隔離間させてそれぞれ固着している。また、前記連結パイプ51の支持パイプ52,52外側の位置に前方へ突出する状態でブラケット53,53が固着されている。さらに、前記枠パイプ50後部側と連結パイプ51間には複数のステー部材54,54,・・・が固着されている。
続いて、起伏機構6は、増幅リンク55と、前記背受ボトム7に固着される回動リンク56,56と、背受ボトム7と前記ベースフレーム2間に組み付けられるロッド57,57とから主に構成されている。
前記増幅リンク55は、第5図に示すように、上部側に開口部を有する略逆へ字形状の係止溝58a,58aが設けらて、後部にフック部58b,58bが形成された増幅プレート58,58を所定間隔離間させた状態で、該増幅プレート58,58前部間に連結部材59が固着されている。なお、前記係止溝58a,58aの後端部は円弧状に構成されており、この円弧と同心円弧となるように、前記フック部58b,58b外周は構成されている。また、増幅プレート58,58中間部には内側に突出するよう固定ピン60,60がそれぞれ固着されている。さらに、前記連結部材59の中間部には後述する収納手段8の取付具61,61が固着されている。
前記増幅リンク55は、第5図に示すように、上部側に開口部を有する略逆へ字形状の係止溝58a,58aが設けらて、後部にフック部58b,58bが形成された増幅プレート58,58を所定間隔離間させた状態で、該増幅プレート58,58前部間に連結部材59が固着されている。なお、前記係止溝58a,58aの後端部は円弧状に構成されており、この円弧と同心円弧となるように、前記フック部58b,58b外周は構成されている。また、増幅プレート58,58中間部には内側に突出するよう固定ピン60,60がそれぞれ固着されている。さらに、前記連結部材59の中間部には後述する収納手段8の取付具61,61が固着されている。
次に、前記回動リンク56,56は、第6図に示すように、前方側に開口部を有する係止溝62a,62aがそれぞれ設けられた回動プレート62,62を所定間隔に離間させた状態で、該回動プレート62,62後部間に連結パイプ63が固着されている。さらに、前記回動プレート62,62後部には空孔部62b,62bがそれぞれ穿設されている。そして、この回動リンク56は、前記背受ボトム7の支持パイプ52,52の前部に、左右の回動プレート62,62の内側面が沿うように配設された状態で固着されている。
また、前記ロッド57は左右一対で構成されており、第8図に示すように、一端部にボス材64が固着された外側ロッド65に、内側ロッド66の一端部が入れ子状態に挿通されて構成されている。
このように構成された起伏機構6の各部材は次のようにして前記摺動フレーム3及びベースフレーム2に組み付けられる。
まず、第5図に示すように、増幅リンク55の増幅プレート58,58に設けた係止溝58a,58aに前記摺動フレーム3のガイドプレート45,45に固着した第一固定ピン43,43を通すようにして、増幅プレート58,58を引っ掛ける。そして、第6図に示すように、前記第一固定ピン43,43を中心に幾らか増幅リンク55,55の前部側を下方回動させて、前記フック部58b,58b先端を前記ガイドプレート45,45と第二固定ピン44,44の鍔部間に挿通させて増幅リンク55を組み付ける。次に、第6図に示すように、背受ボトム7に固着した回動リンク56の回動プレート62,62に設けたそれぞれの係止溝62a,62aを前記増幅リンク55に固着した固定ピン60,60に通すように回動リンク56を組み付ける。そして、第7図に示すように、前記摺動フレーム3の揺動カム41,41とガイドプレート45,45のそれぞれに設けた空孔部41a,41a,45a,45aと回動プレート62,62に設けた空孔部62b,62bとに支点ピン67,67を連通させて、組み付ける。この状態では、増幅リンク55が前記第一固定ピン43,43を中心に回動したときに、前記増速プレート58,58のフック部58b,58b外周が支点ピン67,67に当接しながら回動するようにされている。すなわち、増幅リンク55の増速プレート58,58は前記第二固定ピン44,44及び支点ピン67,67により抜け止めされた状態で回動するように構成されている。なお、前記支点ピン67,67には図示していないが脱落防止用の抜け止めピンが組み付けられる。
そして、第8図に示すように、前記ロッド57,57の外側ロッド65,65に設けたボス部材64,64と背受ボトム7のブラケット53,53とを軸ピン68,68で枢結させるとともに、内側ロッド66,66の端部とベースフレーム2の前側フレーム10に設けた軸受部材24,24とを軸ピン68,68で枢結させる。
このようにして、背受ボトム7と起伏機構6の各部材を前記摺動フレーム3とベースフレーム2間に組み付ける。
まず、第5図に示すように、増幅リンク55の増幅プレート58,58に設けた係止溝58a,58aに前記摺動フレーム3のガイドプレート45,45に固着した第一固定ピン43,43を通すようにして、増幅プレート58,58を引っ掛ける。そして、第6図に示すように、前記第一固定ピン43,43を中心に幾らか増幅リンク55,55の前部側を下方回動させて、前記フック部58b,58b先端を前記ガイドプレート45,45と第二固定ピン44,44の鍔部間に挿通させて増幅リンク55を組み付ける。次に、第6図に示すように、背受ボトム7に固着した回動リンク56の回動プレート62,62に設けたそれぞれの係止溝62a,62aを前記増幅リンク55に固着した固定ピン60,60に通すように回動リンク56を組み付ける。そして、第7図に示すように、前記摺動フレーム3の揺動カム41,41とガイドプレート45,45のそれぞれに設けた空孔部41a,41a,45a,45aと回動プレート62,62に設けた空孔部62b,62bとに支点ピン67,67を連通させて、組み付ける。この状態では、増幅リンク55が前記第一固定ピン43,43を中心に回動したときに、前記増速プレート58,58のフック部58b,58b外周が支点ピン67,67に当接しながら回動するようにされている。すなわち、増幅リンク55の増速プレート58,58は前記第二固定ピン44,44及び支点ピン67,67により抜け止めされた状態で回動するように構成されている。なお、前記支点ピン67,67には図示していないが脱落防止用の抜け止めピンが組み付けられる。
そして、第8図に示すように、前記ロッド57,57の外側ロッド65,65に設けたボス部材64,64と背受ボトム7のブラケット53,53とを軸ピン68,68で枢結させるとともに、内側ロッド66,66の端部とベースフレーム2の前側フレーム10に設けた軸受部材24,24とを軸ピン68,68で枢結させる。
このようにして、背受ボトム7と起伏機構6の各部材を前記摺動フレーム3とベースフレーム2間に組み付ける。
次に、前記ベースフレーム2に組み付けられる腰受ボトム9について第9図に基づいて説明する。
腰受ボトム5は、平面視において後方側が開放された略コ字形状に曲折された枠パイプ69の後端部間に連結パイプ70が固着されている。また、側面視において略へ字形状に曲折された支持パイプ71,71の後端部が前記連結パイプ70の後下方へ突出する状態で、該支持パイプ71,71を左右方向に所定間隔離間させて固着されている。さらに、前記支持パイプ71,71の後端部には同一方向に突出する状態で取付軸72,72が固着され、また、前記連結パイプ70寄りの位置にはローラー73,73及び下方への突出量の調節可能な調整具74,74が設けられている。また、前記連結パイプ70の中間部には前記支持パイプ71,71間に位置するようにプレート75が固着されている。さらに、連結パイプ70と枠パイプ69内には平面視において略コ字形状に曲折された支持部材76,76,・・・が複数個固着されている。
腰受ボトム5は、平面視において後方側が開放された略コ字形状に曲折された枠パイプ69の後端部間に連結パイプ70が固着されている。また、側面視において略へ字形状に曲折された支持パイプ71,71の後端部が前記連結パイプ70の後下方へ突出する状態で、該支持パイプ71,71を左右方向に所定間隔離間させて固着されている。さらに、前記支持パイプ71,71の後端部には同一方向に突出する状態で取付軸72,72が固着され、また、前記連結パイプ70寄りの位置にはローラー73,73及び下方への突出量の調節可能な調整具74,74が設けられている。また、前記連結パイプ70の中間部には前記支持パイプ71,71間に位置するようにプレート75が固着されている。さらに、連結パイプ70と枠パイプ69内には平面視において略コ字形状に曲折された支持部材76,76,・・・が複数個固着されている。
このように構成された腰受ボトム5は、第9図に示すように前記取付軸72,72をベースフレーム2に設けた取付プレート35,35に挿通後、抜け止めして、ベースフレーム2に組み付ける。
このように組み付けられた腰受ボトム9は、前記調整具74,74がベースフレーム2に設けた支持プレート30,30に接当した状態となり、腰受ボトム5が床面に対して略水平な状態で保持された状態となっている。
このように組み付けられた腰受ボトム9は、前記調整具74,74がベースフレーム2に設けた支持プレート30,30に接当した状態となり、腰受ボトム5が床面に対して略水平な状態で保持された状態となっている。
続いて、脚受ボトム9と、前記ベースフレーム2と摺動フレーム3間に前記起伏機構6を介して組み付けられる収納手段8について第10図に基づいて説明する。
まず、脚受ボトム9は、平面視において後方側が開放された略コ字形状に曲折された枠パイプ77の端部間に連結パイプ78が固着されている。さらに、前記連結パイプ78と枠パイプ77内には支持パイプ79,79と補強部材80,80,・・・が一定間隔をおいて固着され、この枠内の前部には適当な間隔をおいて取付軸81,81が固着されている。また、前記支持パイプ79,79の後部外側面には収納カム82,82が後下方に突出した状態で固着されている。
まず、脚受ボトム9は、平面視において後方側が開放された略コ字形状に曲折された枠パイプ77の端部間に連結パイプ78が固着されている。さらに、前記連結パイプ78と枠パイプ77内には支持パイプ79,79と補強部材80,80,・・・が一定間隔をおいて固着され、この枠内の前部には適当な間隔をおいて取付軸81,81が固着されている。また、前記支持パイプ79,79の後部外側面には収納カム82,82が後下方に突出した状態で固着されている。
次に、前記収納手段8は、スライドフレーム83と連動ロッド84から主に構成されている。
まず、連動ロッド84は、内側パイプ85を外側パイプ86に入れ子状となるように挿通したもので、それぞれ中間部には空孔部85a,86aが設けられており、この空孔部85a,86aにピン87を挿通して一定長で保持できるように構成している。また、このピン87を抜くことで、伸縮自在な状態とすることも可能に構成されている。
そして、スライドフレーム83は、正面視において略コ字形状の開放側が外側を向くよう所定間隔をおいて配設されたレール88,88の前端間に連結パイプ89が固着されるとともに、該レール88,88の後部間に正面視において略へ字形状に曲折された補強部材90が固着されている。また、前記連結パイプ89の上面に所定間隔をおいて軸受プレート91,91が固着されるとともに、中間部後面にブラケット92が固着されている。なお、前記レール88,88は側面視において略逆ヘ字形状に屈曲されている。また、このレール88,88の中間部には空孔部88a,88aがそれぞれ設けられており、前述のピン87が挿通可能となっている。
そして、前記連動ロッド84は、前端部となる外側パイプ86の先端部が前記スライドフレーム83のブラケット92にピン93で枢結されている。
まず、連動ロッド84は、内側パイプ85を外側パイプ86に入れ子状となるように挿通したもので、それぞれ中間部には空孔部85a,86aが設けられており、この空孔部85a,86aにピン87を挿通して一定長で保持できるように構成している。また、このピン87を抜くことで、伸縮自在な状態とすることも可能に構成されている。
そして、スライドフレーム83は、正面視において略コ字形状の開放側が外側を向くよう所定間隔をおいて配設されたレール88,88の前端間に連結パイプ89が固着されるとともに、該レール88,88の後部間に正面視において略へ字形状に曲折された補強部材90が固着されている。また、前記連結パイプ89の上面に所定間隔をおいて軸受プレート91,91が固着されるとともに、中間部後面にブラケット92が固着されている。なお、前記レール88,88は側面視において略逆ヘ字形状に屈曲されている。また、このレール88,88の中間部には空孔部88a,88aがそれぞれ設けられており、前述のピン87が挿通可能となっている。
そして、前記連動ロッド84は、前端部となる外側パイプ86の先端部が前記スライドフレーム83のブラケット92にピン93で枢結されている。
このように構成された脚受ボトム9及び収納手段8は次のようにして前記起伏機構6を介してベースフレーム2と摺動フレーム3間に組み付けられる。
まず、収納手段8は、前記スライドフレーム83のレール88,88内で前記ベースフレーム2の前側フレーム10に設けたローラー19,19,・・・が転動されるように、スライドフレーム83を前記前側フレーム10の支持プレート17,17間に差し込むようにして前後摺動自在に組み付ける。そして、連動ロッド84の後端部を前記起伏機構6の増幅リンク55に設けた取付具61にピン94で枢結させて、収納手段8を起伏機構6及びベースフレーム2に組み付ける。
次に、脚受ボトム9の前記取付軸81,81をスライドフレーム83の軸受プレート91,91に枢結させて、脚受ボトム9をスライドフレーム83に回動可能に組み付ける。
なお、前記取付軸81,81及びピン94には図示していないが脱落防止がなされている。
まず、収納手段8は、前記スライドフレーム83のレール88,88内で前記ベースフレーム2の前側フレーム10に設けたローラー19,19,・・・が転動されるように、スライドフレーム83を前記前側フレーム10の支持プレート17,17間に差し込むようにして前後摺動自在に組み付ける。そして、連動ロッド84の後端部を前記起伏機構6の増幅リンク55に設けた取付具61にピン94で枢結させて、収納手段8を起伏機構6及びベースフレーム2に組み付ける。
次に、脚受ボトム9の前記取付軸81,81をスライドフレーム83の軸受プレート91,91に枢結させて、脚受ボトム9をスライドフレーム83に回動可能に組み付ける。
なお、前記取付軸81,81及びピン94には図示していないが脱落防止がなされている。
このように脚受ボトム9とスライドフレーム83を組み付けることで、起伏機構6の増幅リンク55の回動に伴って連動ロッド84が前後に押し引きされ、スライドフレーム83をベースフレーム2のローラー19,19,・・・に案内させながら前後方向斜めに移動するようにしている。また、脚受ボトム9の収納カム82,82と当接するベースフレーム2に設けたローラー21,21がスライドフレーム83の前後移動に伴って前記収納カム82,82に沿って転がり、脚受ボトム9が取付軸81,81を中心に回動自在となっている。なお、連動ロッド84のピン87をスライドフレーム88の空孔部88aに差し替えるとスライドフレーム83を最前端の位置で保持でき、脚受ボトム9は水平な状態を維持する。そのため、脚を伸ばした状態で背上げすることができるようにも構成されている。
次に転倒防止手段1について第11図に基づいて説明する。この転倒防止手段1はスライドフレーム83に具備される取付部に回動自在に取り付けられる支持部材95とスライドフレーム83の前後移動により作動させるための作動ロッド96から主として構成されている。
まず、スライドフレーム83に具備される取付部は、スライドフレーム83のレール88,88の内側中間部にはブラケット97,97がそれぞれ固着されている。また、スライドフレーム83の連結パイプ89の下面端部寄りには鍔付ピン98が固着されている。
そして、支持部材95は一対のパイプ99,99を連結部材100で固着し、両側面部にブラケット101,101及び掛止プレート102,102を固着したものを備えている。このパイプ99,99内には正面視において略L字状に屈曲された支持パイプ103,103が挿通され、パイプ99,99に固着のナット99a,99aにネジ部材(図示省略)を螺着して任意の高さ設定ができるように構成されている。
また、作動ロッド96は一端部がネジ部96aとなり、他端部はL字状に屈曲されるとともに空孔部96bが設けられてなるものである。
まず、スライドフレーム83に具備される取付部は、スライドフレーム83のレール88,88の内側中間部にはブラケット97,97がそれぞれ固着されている。また、スライドフレーム83の連結パイプ89の下面端部寄りには鍔付ピン98が固着されている。
そして、支持部材95は一対のパイプ99,99を連結部材100で固着し、両側面部にブラケット101,101及び掛止プレート102,102を固着したものを備えている。このパイプ99,99内には正面視において略L字状に屈曲された支持パイプ103,103が挿通され、パイプ99,99に固着のナット99a,99aにネジ部材(図示省略)を螺着して任意の高さ設定ができるように構成されている。
また、作動ロッド96は一端部がネジ部96aとなり、他端部はL字状に屈曲されるとともに空孔部96bが設けられてなるものである。
この支持部材95はスライドフレーム83のブラケット97,97に支持部材95のブラケット101,101をピン(図示省略)で回動自在となるように枢支して取り付けられている。そして、作動ロッド96はベースフレーム2の支持プレート17の下方に固着された固定プレート104にネジ部96a側を挿通し、他端部を支持部材95の掛止プレート102に係止し、空孔部96bにピン(図示省略)を挿通して抜け止めしている。そして、スライドフレーム83を前方に移動させた状態で支持部材95が床面に対して略垂直となる状態に作動ロッド96のネジ部96aにナット105,105を螺着して支持部材95の角度を設定しておく。
この状態で、作動ロッド96の前端部及びスライドフレーム83の鍔付ピン98間にスプリング106を張設して支持部材95を前方回動させる方向に付勢して転倒防止手段1が構成されている。
この状態で、作動ロッド96の前端部及びスライドフレーム83の鍔付ピン98間にスプリング106を張設して支持部材95を前方回動させる方向に付勢して転倒防止手段1が構成されている。
次に、このベッドBの動作について第12図及び第13図に基づいて説明する。
まず、(a)図に示すベッド状態では、駆動手段4は最も伸長した状態であり、ベースフレーム2に対して摺動フレーム3が最も前方に移動した状態となっている。この状態では、腰受ボトム5は、該腰ボトム5に設けた調整具74,74がベースフレーム2に設けた支持プレート30,30に当接しており、床面に対して略水平な状態で保持されている。また、背受ボトム7もベースフレーム2に具備された支持具34,34に当接しており水平な状態で保持されている。そして、背受ボトム7に固着されている回動リンク56が前方上方に回動した状態となっており、これにより増幅リンク55も前方上方に回動された状態となっている。そのため、収納手段8の連動ロッド84が前方に押し出された状態となり、スライドフレーム83が最前方に押し出されている。この状態では、脚受ボトム9の収納カム82,82がベースフレーム2のローラー21,21に乗り上げた状態で保持されており、脚受ボトム9を水平な状態で保持している。このように、駆動手段4が伸長している状態では、背受ボトム7と腰受ボトム5及び脚受ボトム9が互いに略同一平面を形成する状態となっており、それぞれのボトム5,7,9の上面に載置されるマットレス(図示省略)上では、通常の仰臥姿勢がとれるようになっている。
このとき、第13図(a)に示すように転倒防止手段1は固定プレート104に作動ロッド96に螺着したナット105が接触した状態にあり、スプリング106に抗して支持部材95を下方回動させ、支持部材95が略垂直になった状態である。そのため、脚受ボトム9に大きな過重が加わった場合でも脚受ボトム9をしっかりと支持することができ転倒するのを防止することができる。
まず、(a)図に示すベッド状態では、駆動手段4は最も伸長した状態であり、ベースフレーム2に対して摺動フレーム3が最も前方に移動した状態となっている。この状態では、腰受ボトム5は、該腰ボトム5に設けた調整具74,74がベースフレーム2に設けた支持プレート30,30に当接しており、床面に対して略水平な状態で保持されている。また、背受ボトム7もベースフレーム2に具備された支持具34,34に当接しており水平な状態で保持されている。そして、背受ボトム7に固着されている回動リンク56が前方上方に回動した状態となっており、これにより増幅リンク55も前方上方に回動された状態となっている。そのため、収納手段8の連動ロッド84が前方に押し出された状態となり、スライドフレーム83が最前方に押し出されている。この状態では、脚受ボトム9の収納カム82,82がベースフレーム2のローラー21,21に乗り上げた状態で保持されており、脚受ボトム9を水平な状態で保持している。このように、駆動手段4が伸長している状態では、背受ボトム7と腰受ボトム5及び脚受ボトム9が互いに略同一平面を形成する状態となっており、それぞれのボトム5,7,9の上面に載置されるマットレス(図示省略)上では、通常の仰臥姿勢がとれるようになっている。
このとき、第13図(a)に示すように転倒防止手段1は固定プレート104に作動ロッド96に螺着したナット105が接触した状態にあり、スプリング106に抗して支持部材95を下方回動させ、支持部材95が略垂直になった状態である。そのため、脚受ボトム9に大きな過重が加わった場合でも脚受ボトム9をしっかりと支持することができ転倒するのを防止することができる。
次に、駆動手段4をさらに縮め、第12図(b)図に示す状態になると、摺動フレーム3がベースフレーム2に対して後方へ移動する。このとき、摺動フレーム3前部に設けた揺動カム41,41に沿って腰受ボトム5に設けたローラー73,73が上方に移動することとなり、腰受ボトム5前部側が上方へ回動される。それと同時に、背受ボトム7は、摺動フレーム3の後方移動により背受ボトム7の前端側が後方へ移動しながら、ロッド57,57が突っかえた状態となり、徐々に上方回動される。このようにして、背受ボトム7は徐々に背上げされる。さらに、背受ボトム7が上方回動すると、背受ボトム7前端の回動リンク56が下方回動する。回動リンク56が下方回動することにより、増幅リンク55も下方回動する。これに連動するように連動ロッド84が引き込まれ、スライドフレーム83とともに脚受ボトム9が後方に移動する。さらに脚受ボトム9の収納カム82,82がベースフレーム2のローラー21,21に沿ってスライドし、腰受ボトム5下方に移動する。
このとき、第13図(b)に示すように転倒防止手段1はスライドフレーム83が後退した分、スプリング106が縮み、支持部材95が前方回動する。そのため、スライドフレーム83は後方下方へ斜方移動するが支持部材95が前方回動するのでこの斜方移動を妨げることがない。
このとき、第13図(b)に示すように転倒防止手段1はスライドフレーム83が後退した分、スプリング106が縮み、支持部材95が前方回動する。そのため、スライドフレーム83は後方下方へ斜方移動するが支持部材95が前方回動するのでこの斜方移動を妨げることがない。
そして、さらに駆動手段4を縮めると、第12図(c)図に示すように摺動フレーム3はベースフレーム2の後部へと移動される。このとき、腰受ボトム5は摺動フレーム3の前記揺動カム41,41に沿ってローラー73,73が転動し、腰受ボトム5前部側が下方回動される。そして、腰受ボトム5は前記調整具74,74によりベースフレーム2の支持プレート30,30に支持され略水平な状態に戻る。
また、背受ボトム7はさらに起立した状態となり、回動リンク56及び増幅リンク55もさらに後方回動する。これに連動して、連動ロッド84がさらに引き込まれ、スライドフレーム83と脚受ボトム9は腰受ボトム5の下方に位置する状態まで後方移動し、使用者は自動的に腰掛の姿勢がとれるようになっている。
このとき、第13図(c)に示すように転倒防止手段1はスプリング106により前方回動され係止部材102,102がスライドフレーム83のレール88,88に当接した状態となり、作動ロッド96もスライドフレーム83の後方移動に追従して後方移動している。
なお、駆動手段4を伸長させると、逆の動作が行われ、スライドフレーム83が前方移動し、これに連動するように自動的に支持部材95が後方回動され、脚受ボトム9を支持可能な状態となる。
また、背受ボトム7はさらに起立した状態となり、回動リンク56及び増幅リンク55もさらに後方回動する。これに連動して、連動ロッド84がさらに引き込まれ、スライドフレーム83と脚受ボトム9は腰受ボトム5の下方に位置する状態まで後方移動し、使用者は自動的に腰掛の姿勢がとれるようになっている。
このとき、第13図(c)に示すように転倒防止手段1はスプリング106により前方回動され係止部材102,102がスライドフレーム83のレール88,88に当接した状態となり、作動ロッド96もスライドフレーム83の後方移動に追従して後方移動している。
なお、駆動手段4を伸長させると、逆の動作が行われ、スライドフレーム83が前方移動し、これに連動するように自動的に支持部材95が後方回動され、脚受ボトム9を支持可能な状態となる。
上述したように当該ベッドBは動作され、駆動手段4を伸縮動作することで、各ボトム5,7,9が水平状態となる第12図(a)図に示すベッド状態から、背受ボトム7が背上げされるとともに脚受ボトム9が腰ボトム5下方に収納された第12図(c)図に示す椅子状態へと各ボトム5,7,9を動作させることができる。そして、この各ボトム5,7,9の動きに連動して転倒防止手段1である支持部材95が作動するので安全にベッドを使用することができる。また、背受ボトム7の背上げに伴って、腰受ボトム5は上方回動するので、当該ベッドBに仰臥している人が前方へずれることを防ぐことができる。
また、脚受ボトム9を最前部に位置させた状態(第12図(a)に示す状態)で連動ロッド84のピン87を連動ロッド84から抜き、スライドフレーム83のレール88,88に設けた空孔部88a,88aの何れか一方に差し込むと、連動ロッド84は伸縮自在な状態となるとともに、スライドフレーム83に挿通したピン87がベースフレーム2のローラー19に当接した状態となり、スライドフレーム83は固定された状態となる。したがって、第12図に示すように背受ボトム7と腰受ボトム5が起伏動作を行っている状態であっても、脚受ボトム9はその状態を保持しており、一般的な介護ベッドと同様に、脚を伸ばした座位姿勢がとれるようになる。
なお、このとき転倒防止手段1はスライドフレーム83が最前部に位置した状態で移動しないので、支持部材95は床面に対して略垂直な状態を維持している。
なお、このとき転倒防止手段1はスライドフレーム83が最前部に位置した状態で移動しないので、支持部材95は床面に対して略垂直な状態を維持している。
このように、当該ベッドBは、ベッドB上において快適に過ごすことができるように起伏機構6が設けられるとともに、脚受ボトム9を腰受ボトム5下方に収納させる収納手段8が設けられており、水平な状態と椅子状の状態とに各ボトム5,7,9を作動させることができるように構成されている。
そのため、加齢による運動能力の低下等によってベッドBから立ち上がりが困難な方であっても、身体の向きを変えることなく、ベッドBを椅子状態に変形させることで、至便に腰掛け姿勢をとることができるとともに、その状態からベッドB前方の開放空間を利用してベッドB前方へと立ち上がることができる。
そして、立ち上がることよりも療養を中心とする場合には、上述したように、スライドフレーム83を固定して、脚受ボトム9はそのままとして、背受ボトム7と腰受ボトム5の起伏動作を行うことで、より快適な療養をすることもできる。
さらに、脚受ボトム9の下方には転倒防止手段1が具備されているので転倒することがなく安心して使用できるものとなっている。
そのため、加齢による運動能力の低下等によってベッドBから立ち上がりが困難な方であっても、身体の向きを変えることなく、ベッドBを椅子状態に変形させることで、至便に腰掛け姿勢をとることができるとともに、その状態からベッドB前方の開放空間を利用してベッドB前方へと立ち上がることができる。
そして、立ち上がることよりも療養を中心とする場合には、上述したように、スライドフレーム83を固定して、脚受ボトム9はそのままとして、背受ボトム7と腰受ボトム5の起伏動作を行うことで、より快適な療養をすることもできる。
さらに、脚受ボトム9の下方には転倒防止手段1が具備されているので転倒することがなく安心して使用できるものとなっている。
1 転倒防止手段
2 ベースフレーム
3 摺動フレーム
4 駆動手段
5 腰受ボトム
6 起伏機構
7 背受ボトム
8 収納機構
9 脚受ボトム
95 支持部材
96 作動ロッド
106 スプリング
2 ベースフレーム
3 摺動フレーム
4 駆動手段
5 腰受ボトム
6 起伏機構
7 背受ボトム
8 収納機構
9 脚受ボトム
95 支持部材
96 作動ロッド
106 スプリング
Claims (2)
- 椅子状の形態にも姿勢変更可能なベッドにおいて、椅子状の状態で腰受ボトムの前端部とベースフレームの前端部が側面視において略同じ程度となるようベースフレームを構成し、脚受ボトムは収納機構により腰受ボトムの下方に収納された状態から前方上方へ移動するとともに腰受ボトムと略同一平面を形成することができるよう構成し、少なくとも背受ボトムと腰受ボトム及び脚受ボトムが同一平面をなすとき、脚受ボトムは脚受ボトム下方で支持部材により支持可能な状態となるように構成された転倒防止手段を備えたことを特徴とする椅子状に姿勢変更可能なベッド。
- 収納機構は背受ボトムの起伏に連動して前後に移動するスライドフレーム上に脚受ボトムを配して構成し、このスライドフレームに回動自在に枢支された支持部材を前方上方へ回動するようスプリングを張設し、さらに支持部材とベースフレーム間に作動ロッドを配してなる転倒防止手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の椅子状に姿勢変更可能なベッド
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006022971A JP2007202670A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 姿勢変更可能なベッドにおける転倒防止手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007202670A true JP2007202670A (ja) | 2007-08-16 |
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ID=38482681
Family Applications (1)
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JP2006022971A Pending JP2007202670A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 姿勢変更可能なベッドにおける転倒防止手段 |
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Country | Link |
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-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006022971A patent/JP2007202670A/ja active Pending
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