JP4726069B2 - 入浴用ストレッチャー - Google Patents
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Description
まず、第一の形態の入浴用ストレッチャーでは、二つの側部ボトムを中間ボトムに回動可能に組付けることで、ボトムが構成されている。また、キャスターを設けて移動可能としたベースに、昇降手段を具備したマストが立設されている。そして、前記マストに固定したアームに前記中間ボトムが固定されている。さらに、一方の側部ボトムには枕が配設され、他方の側部ボトムには足受けが取付けられている。そして、枕と足受けを入れ替えてそれぞれの側部ボトムに取付けることを可能として、どちらの側部ボトムも入浴者の背中を支持する背ボトムとして使用可能とすると共に入浴者の脚を支持する脚ボトムとしても使用可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
この入浴用ストレッチャーによると、入浴者の頭が側部ボトムのどちら側にきても、入浴者の頭が位置する側部ボトムを背上げでき、入浴者がボトム上で長座の姿勢となることができる。すなわち、この入浴用ストレッチャーは、浴室の構成に合わせてマストに対する入浴者の頭の位置を変えて、入浴者を入浴させることができる。
この入浴用ストレッチャーによると、背ボトムを背上げしたときに、腰ボトムの背ボトム取付け側が沈み込むように下方回動されることから、利用者が足側へズレ動かないようにでき、入浴者が安定した姿勢で入浴できる。
また、第二の形態の入浴用ストレッチャーは、背ボトムと脚ボトムを互いに兼用し合うことができないため、浴室を複数有する施設等では、浴室の構成に合わせてマストに対する背ボトムの位置が逆となる構成の当該入浴用ストレッチャーを複数持つか、或いは、当該入浴用ストレッチャー一台ですべての浴室に対応できるように浴室を作り変える必要が生じる場合がある。また、当該入浴用ストレッチャーをマストに対する背ボトムの位置が逆となるように組替え可能なものとして、浴室の構成に合わせて都度組替える方法もあるが、マストから一度ボトムを取外して組付け直すことは、非常に手間がかかる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、二つの側部ボトムのどちらも入浴者の背中を支持する背ボトムとして使用可能とすると共に入浴者の脚を支持する脚ボトムとしても使用可能とし、さらに、側部ボトムを背上げした際に、入浴者が安定した姿勢をとれるようにした入浴用ストレッチャーを提供することを課題とする。
また、請求項2の発明は、側部ボトムを保持手段にて保持した状態において、連動機構と、支持フレームに対する中間ボトムの左右方向の動きを規制する規制手段とによって、中間ボトムが支持フレームに対して動くことを防止した状態で、中間ボトムを保持するようにしたことを特徴とする。
このように、この入浴用ストレッチャーは、入浴者の背中が位置する側部ボトムを背上げすると、中間ボトムの回動操作した側部ボトム隣接側が下がるように回動されることから、側部ボトムの背上げに伴って入浴者の腰が沈み込むようになり、入浴者が足側へズレ動くことを防止できる。さらに、入浴者の脚が位置する側部ボトムを下方へ回動すると、中間ボトムの回動操作した側部ボトム隣接側が上がるように回動されることから、入浴者が膝を立てた状態となり、入浴者が足側へズレ動くことを防止できる。また、このように各ボトムは動作することから、側部ボトムを背上げしたときや、側部ボトムを下方回動したときに、入浴者の膝が側部ボトムの回動量に合わせて自動的に屈曲されるようになり、入浴者が安定した快適な姿勢をとることができる。
さらに、この入浴用ストレッチャーは、入浴者の背中がどちらの側部ボトムに位置するように入浴者をボトムに乗せても、上述の作用と効果を得ることができる。すなわち、この入浴用ストレッチャーは、どちらの側部ボトムも、入浴者の背中を支持する背ボトムとして使用できると共に、入浴者の脚を支持する脚ボトムとしても使用できる。
この入浴用ストレッチャー1は、第1図に示すように、床上を移動可能としたベース2と、該ベース2に立設したマスト3と、該マスト3に組付けた支持フレーム4と、該支持フレーム4に回動可能に組付けた二つの側部ボトム5,5と、該側部ボトム5,5間に連動機構6,6を介して組付けた中間ボトム7から主に構成されている。また、中間ボトム7と支持フレーム4間に中間ボトム7の支持フレーム4に対する左右方向の動きを規制する規制手段Rが構成されている。さらに、側部ボトム5,5と支持フレーム4間に側部ボトム5,5を複数の回動状態で適宜保持する保持手段8,8がそれぞれ構成されている。
ベース2では、所定間隔をおいて略々平行に配設された一対の主桁2a,2aの後部間に連結桁2bが固着されている。また、前記主桁2a,2aの前後端部のそれぞれに床上を移動可能とするためのキャスター2c,2c,・・・が車輪受具2d,2d,・・・を介して取付けられている。さらに、前記連結桁2bの中間部には後述するマスト3を取付ける取付ベース2eが固着されている。また、このベース2には、平面視において略々コ字形状に曲折されたフットレバー9aを下方回動操作すると、接触具9b,9b,・・・が下方回動されて前記キャスター2c,2c,・・・の車輪2f,2f,・・・に接触され、キャスター2c,2c,・・・を不動とするブレーキ手段9が具備されている。
マスト3は、第3図に示すように、外マスト10に内マスト11が挿通されてなり、内部に構成された昇降手段(図示省略)によって、内マスト11に対して外マスト10が昇降可能とされたものである。なお、昇降手段としては、アクチュエーターを用い、該アクチュエーターを伸縮させることで、内マスト11に対して外マスト10が昇降されるようにしても良い。その他の昇降手段としては、螺子軸とナット部材を用い、螺子軸に沿ってナット部材を移動させることで、内マスト11に対して外マスト10が昇降されるようにしても良い。すなわち、昇降手段は、内マスト11に対して外マスト10が昇降可能に構成されたものであれば良く、本実施例に限定するものではない。
そして、マスト3は、内マスト11の下端に固着された接続具11aを前記ベース2の取付ベース2eに螺子12,12にて止着することで、ベース2に立設している。
支持フレーム4では、所定間隔をおいて略々平行に配設された一対の支持パイプ4a,4aの後部間に連結桁4bが固着されている。また、前記支持パイプ4a,4aの前端にナット4c,4cが固着されている。さらに、前記連結桁4bの中央部下方には、ボス部材4dが前記支持パイプ4a,4aと略々平行となるように金具4eを介して固着されている。また、側面視において略々逆L字形状に曲折された一対の支持柱4f,4fの上端部が後方を向くように、該支持柱4f,4fの下端が前記連結桁4b中間部に所定間隔をおいて固着されている。さらに、該支持柱4f,4fの上端部にナット4g,4gが固着されると共に、支持柱4f,4fの上部間に側面視において略々扇形状の取付箱13が固着されている。また、支持柱4f,4fの中間部にはそれぞれ後述する保持手段8,8の基部材14,14が固着されている。このように構成された支持フレーム4は、正面視において前記連結桁4bの中央を上下方向に通る線に対して左右対称となっている。
そして、支持フレーム4は、前記取付箱13の後部を前記マスト3の外マスト10前面上部に設けた取付具10aに掛止し、前記ナット4g,4gに螺子(図示省略)を螺着することで、マスト3に取付けている。
なお、この支持フレーム4は、上述したように支持柱4f,4fを曲折した構成とすることで、マスト3に取付けた際に、第12図の(a)図に示すように、支持フレーム4とマスト3間に空間Sが形成されるようにしている。これにより、支持フレーム4及び該支持フレーム4に組付けられる部材を浴槽内へ移動させる際に、前記空間S内に浴槽の一側壁が入り込めるようにして、前記各部材を浴槽内へ移動可能としている。
側部ボトム5では、第5図に示すように、平面視において左側開放の略々コ字形状に曲折された枠フレーム5aの両端部が筒形状の回動フレーム5bに固着されている。また、前記回動フレーム5bの両端部には、空孔部15a,15aを穿たいた軸受板15,15が、それぞれ左方向へ突出するように固着されている。さらに、前記枠フレーム5aの後部側中間部やや左側寄りの位置にボス部材16が固着されると共に、枠フレーム5aの右部に所定間隔をおいてボス部材17,17が固着されている。また、前記枠フレーム5a右部と回動フレーム5bとの間には複数の支持プレート5c,5c,・・・が固着されている。
脚柵18は、第5図に示すように、平面視において左側開放の略々コ字形状に曲折されたフレーム18aの両端部に固着されたボス部材18b,18cを、それぞれ側部ボトム5の枠フレーム5aの前部側中間部と後部側中間部に、螺子19,19とナット20,20にて枢結することで、側部ボトム5に取付けている。
そして、この脚柵18は、第5図に示すように該脚柵18と側部ボトム5が略々同一平面を形成する収納状態と、第12図の(b)から(d)図に示すように螺子19,19を中心に該脚柵18の右側が上方回動して、該脚柵18が柵の役割を果たす状態で、係止手段21によって保持可能とされている。
すなわち、頭受け22は、係止軸22a,22aを側部ボトム5の前記ボス部材17,17に嵌合することで、側部ボトム5に組付けられる(第6図参照。)。
中間ボトム7では、側面視において上部が前方へ曲折された前側フレーム23と側面視において上部が後方へ曲折された後側フレーム24の両端部近傍に連結桁25,25が固着されている。また、前記前側フレーム23と後側フレーム24の両端部にはそれぞれ連結係合穴23a,23a,24a,24aが穿たれている。さらに、前側フレーム23と後側フレーム24の正面視における中央部にはそれぞれ上下方向に長い係合穴23b,24bが穿たれている。また、前記連結桁25,25間には複数の支持プレート26,26,・・・が固着されている。このように構成された中間ボトム7は、正面視において前記係合穴23b,24bの中央を上下方向に通る線に対して左右対称となっている。
なお、本実施例では、中間ボトム7の左側に設けた前記連結係合穴23a,24aを正面視において左側下がりの略々逆へ字形状とし、右側に設けた前記連結係合穴23a,24aを正面視において右側下がりの略々へ字形状としている。
詳述すると、まず、側部ボトム5,5の回動フレーム5b,5bを支持フレーム4の支持パイプ4a,4aにそれぞれ回動可能に外嵌めする。次に、中間ボトム7の係合穴23b,24bに軸材27を挿通し、該軸材27の後部を支持フレーム4の前記ボス部材4dに挿し込む。このとき、左側に位置する側部ボトム5に設けた軸受板15,15間に中間ボトム7左部を配置すると共に、右側に位置する側部ボトム5に設けた軸受板15,15間に中間ボトム7右部を配置する。そして、連結軸28にて左側に位置する側部ボトム5の前記軸受板15,15に設けた空孔部15a,15aと中間ボトム7左側の連結係合穴23a,24aを枢結する。さらに、連結軸28にて右側に位置する側部ボトム5の前記軸受板15,15に設けた空孔部15a,15aと中間ボトム7右側の連結係合穴23a,24aを枢結する。然る後、連結フレーム29の両端部に固着されたボス部材29a,29aを螺子30,30にて支持フレーム4の支持パイプ4a,4a前端に止着する。このとき、連結フレーム29の中央部に設けられたボス部材29bに、前記軸材27前部が挿し込まれた状態となるように、連結フレーム29を配設する。
なお、前記各軸材27,28,28と該各軸材27,28,28が挿通されている前記各係合穴23a,23a,23b,24a,24a,24bとの間にブッシュ部材31,31,・・・が位置するように、該ブッシュ部材31,31,・・・が各軸材27,28,28に嵌められている。これにより、各軸材27,28,28に対して中間ボトム7が滑らかに動くようにしている。また、連動機構6,6は、正面視において中間ボトム7の中央を上下方向に通る線に対して左右対称となっている。また、図示してはいないが、各ボトム5,5,7上にはマットが敷設される。
保持手段8は、支持フレーム4左側の前記基部材14に設けた左側下がりの長穴14aと該長穴14aと連続する複数のフック穴14b,14b,・・・からなる係合穴14cに、連結杆32の一端部に固着された係合軸32aを該係合穴14cに沿って摺動可能に組付け、さらに、前記連結杆32の他端部を側部ボトム5のボス部材16に螺子33にて枢結することで、構成されている。
そして、この保持手段8は、前記連結杆32の係合軸32aを、前記係合穴14cのフック穴14b,14b・・・のいずれかに係止したり、係合穴14cの長穴14a下端部に係止することで、側部ボトム5を所定の回動状態で保持するようにされている(第9図から第11図参照。)。なお、回動状態とは、第9図に示す側部ボトム5,5及び中間ボトム7が略々水平な状態や、第10図や第11図に示すように側部ボトム5,5及び中間ボトム7が傾斜した状態のことを意味している。
また、このように構成された保持手段8,8には、前記基部材14,14と連結杆32,32の基部材14,14側の一部を覆うカバー34が取付けられる(第1図参照。)。
なお、図示してはいないが、保持手段としてガススプリング等の適宜伸縮可能な部材を用いて、該部材をそれぞれの側部ボトムと支持フレーム間に枢結した構成としても良い。すなわち、保持手段は、側部ボトムの回動状態を適宜保持できるものであれば良く、本実施例に限定するものではない。
まず、第9図に示すように、本実施例では、保持手段8,8の連結杆32,32の係合軸32a,32aが基部材14,14に設けた係合穴14c,14cの下方から二つ目のフック穴14b,14bに係止された状態において、各ボトム5,5,7が略々水平な同一平面を形成する状態となるようにしている。
そして、所望の起伏状態となる保持手段8の前記係合穴14cの下方から二つ目のフック穴14bより上方に位置するフック穴14b,14b,14bの何れかに、前記連結杆32の係合軸32aを係止する。すると、側部ボトム5は背上げした状態で保持手段8によって保持される。これと共に、前記連動機構6の軸受板15,15と連結軸28も動作された状態で保持される。よって、中間ボトム7は、両端部が連結軸28,28によって支持されていることから、前記軸材27に対して回動不可な状態となる。さらに、軸材27に対して係合穴23b,24bが動かない状態となる。その上、軸材27と係合穴23b,24bによって中間ボトム7の左右方向の動きが規制されていることから、中間ボトム7は支持フレーム4に対して動かない状態となる。すなわち、中間ボトム7は、連動機構6,6と規制手段Rによって、中間ボトム7の回動操作した側部ボトム5側が下方へ回動された状態で保持される(第10図参照。)。
また、この際、他方の側部ボトム5は回動操作を行っていないので、他方の保持手段8の連結杆32に設けた係合軸32aが係合穴14cの下方から二つ目のフック穴14bに係止されたままとなり、該側部ボトム5は動作しない(第10図参照)。
そして、所望の起伏状態となる保持手段8の前記係合穴14cの下方から二つ目のフック穴14bよりも下方に位置するフック穴14bに、連結杆32の係合軸32aを係止する。又は、側部ボトム5を下方回動の限界まで回動させて、連結杆32の係合軸32aを係合穴14cの長穴14a下端部に係止する(第11図参照)。これらのようにすることで、側部ボトム5は下方回動した状態で保持手段8によって保持される。これと共に、前記連動機構6の軸受板15,15と連結軸28も動作された状態で保持される。よって、中間ボトム7は、連動機構6,6と規制手段Rによって、上述したように、支持フレーム4に対して動かない状態となり、中間ボトム7の回動操作した側部ボトム5側が上方へ回動された状態で保持される。
また、この際、もう一方の側部ボトム5は先に選択された起伏状態で該側部ボトム5を保持する保持手段8によって保持され、該側部ボトム5は動作しない。
さらに、この連動機構6,6は、回動操作する側部ボトム5,5の回動量が大きくなるに連れて、中間ボトム7の回動量が大きくなるようにされている。なお、本実施例の連結係合穴23a,23a,24a,24aの形状では、連動機構6,6によって中間ボトム7が回動されるときのその変化量が、所定の回動量を超えて側部ボトム5,5を回動するに連れて、少なくなる。
また、規制手段Rは、第10図や第11図に示すように、側部ボトム5,5を起伏した際に、二つの連結軸28,28が離間されることで、連結軸28,28と連結係合穴23a,23a,24a,24aとの間における該連結軸28,28の左右に遊びPが生じても、連動機構6,6の非作動時において、中間ボトム7が支持フレーム4に対して左右に動かないようにしている。つまり、連動機構6,6の非作動時において、連動機構6,6と規制手段Rは、中間ボトム7が支持フレーム4に対して動くことを防止した状態で、該中間ボトム7を保持するようにされている。
また、この連動機構6,6によると、どちらの側部ボトム5,5側に入浴者の頭がくるように入浴者をボトム5,5,7に乗せても、上述の作用と効果を得ることができる(第12図の(c)から(f)図参照。)。すなわち、この連動機構6,6によると、どちらの側部ボトム5,5も、入浴者の背中を支持する背ボトムとして使用可能になると共に、入浴者の脚を支持する脚ボトムとしても使用可能になる。
さらに、この連動機構6,6と規制手段Rによると、前記保持手段8,8によって側部ボトム5,5を保持した状態では、中間ボトム7が動かないようになる。これにより、各ボトム5,5,7の各回動状態において、各ボトム5,5,7が不用意に動くことのない安定した状態で保持できる。よって、入浴者がボトム5,5,7上で快適に過ごせるようになる。
また、本実施例においては、連結係合穴23a,23a,24a,24aと連結軸28,28を用いて連動機構6,6を構成している。しかしながら、連結係合穴23a,23a,24a,24aと連結軸28,28の代わりに、レールと、該レールに沿って摺動可能なローラーを用いて連動機構を構成して、側部ボトム5,5を回動操作したときに、ローラーがレールに沿って摺動することで、中間ボトム7を上述のように回動させるようにしても良い。すなわち、連動機構は、側部ボトム5,5の回動方向と逆方向に回動される側部ボトム5,5に設けた従動部材によって、中間ボトム7の両端部を支持し、一方の側部ボトム5を回動操作したときに、該側部ボトム5に設けた前記従動部材が、中間ボトム7の回動操作した側部ボトム5隣接側を押し上げたり押し下げたりすることで、中間ボトム7が他方の側部ボトム5に設けた従動部材を中心に傾斜するように回動する構成としてあれば良く、本実施例に限定するものではない。
この手摺40は、第12図の(a)図に示すように、軸材40aを中心にフレーム40bが回動可能とされている。さらに、該フレーム40bは図中実線で示す水平な状態と二点鎖線で示す略々起立した状態で保持可能とされている。また、前記フレーム40b前端部に枢結された手摺枠40cは図中実線で示す状態から図中反時計回り方向に回動可能とされている。
まず、ボトム5,5,7上に入浴者を乗せる際には、手摺40を上方回動して(a)図の二点鎖線にて示す状態とし、その後、ボトム5,5,7上に入浴者を乗せる。そして、手摺40を下方回動して図中実線にて示す状態として、入浴者の前方向への転落を防止する((b)図参照。)。なお、このとき、頭受け22を組付けた側部ボトム5に入浴者の背中が位置するように入浴者を乗せ、該側部ボトム5を背ボトムとして用い、他方の側部ボトム5を脚ボトムとして用いる。
次に、入浴者を入浴させる姿勢にあわせて、背ボトムとして用いる側部ボトム5を(c)図に示す背上げした状態としたり、(d)図に示すように、背ボトムとして用いる側部ボトム5を背上げすると共に脚ボトムとして用いる側部ボトム5を下方回動した状態としたりする。
そして、入浴者の洗体を行った後等に、マスト3の昇降手段(図示省略)を動作させ、ボトム5,5,7ごと入浴者を浴槽内に移動させて、入浴者を入浴させる。
また、この入浴用ストレッチャー1は、浴室の構成に合わせて、背ボトムとして用いる側部ボトム5に頭受け22を取付けることで、(c)図や(d)図に示す状態とは逆に(e)図や(f)図に示すようにして使用することも可能である。
さらに、側部ボトム5,5のそれぞれに脚柵18,18を設けており、脚ボトムとして用いている側部ボトム5に設けた脚柵18を上方回動して柵の役割を果たす状態としておくことで、ボトム5,5,7やマット(図示省略)が水に濡れていたり、洗体用の石鹸がボトム5,5,7やマット(図示省略)についていたりしたときに、万一入浴者が足側へズレ動いたとしても、入浴者の転落を防止できる((b)から(f)図参照。)。
また、この入浴用ストレッチャー1は、(d)図や(f)図に示すような状態とできることから、居室から浴室への移動の際等に、入浴者が車椅子に乗っている感覚で移動させることができ、入浴者に安心感を与えられる。さらに、入浴用ストレッチャー1の左右方向の長さを縮めるようにできることから、介護者が当該入浴用ストレッチャー1の取り回しを行いやすくなっている。
2 ベース
3 マスト
4 支持フレーム
4a 支持パイプ
5 側部ボトム
6 連動機構
7 中間ボトム
R 規制手段
Claims (2)
- 移動可能となるよう構成されたベースに昇降手段を具備したマストが立設されると共に、該マストによって入浴者の乗るボトムが支持されてなる形態の入浴用ストレッチャーにおいて、前記ボトムを二つの側部ボトムと中間ボトムに分割構成し、前記マストに組付けた支持フレームの支持パイプに側部ボトムをそれぞれ回動可能に組付けると共に、これらの側部ボトムにそれぞれ連動機構を介して中間ボトムを連設することにより、何れの側部ボトムも上下回動可能かつ隣接する側部ボトムの傾斜方向と異なる傾斜方向に中間ボトムが傾斜するよう構成し、さらに、側部ボトムの回動状態を適宜保持する保持手段を側部ボトムと支持フレーム間に構成したことを特徴とする入浴用ストレッチャー。
- 側部ボトムを保持手段にて保持した状態において、連動機構と、支持フレームに対する中間ボトムの左右方向の動きを規制する規制手段とによって、中間ボトムが支持フレームに対して動くことを防止した状態で、中間ボトムを保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の入浴用ストレッチャー。
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