JP2007202516A - ドッグフード - Google Patents

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治男 石津
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Abstract

【課題】シルクパウダーを添加して優れた栄養価としながら、犬が好んで食べるドッグフードを提供する。
【解決手段】ドッグフードは、肉と野菜を含むベース飼料にシルクパウダーを添加している。さらに、ドッグフードは、寒天で凝固させてなることを特徴としている。
【効果】ドッグフードは、ベース飼料にシルクパウダーに加えて寒天を添加し、寒天でもってベース飼料とシルクパウダーをゲル状に凝固しているので、寒天でシルクパウダーを包み込むように包囲して、シルクパウダーに含まれるセシリンの悪い風味を抑制し、シルクパウダーによって優れた肌の保湿効果や、セシリンによる抗酸化作用によってシワやシミ等の皮膚の老化を防止する優れた作用効果を実現しながら、犬が好んで食べることができる風味にできる。
【選択図】なし

Description

本発明は、肉や野菜をベース飼料とするドッグフードに関し、とくにシルクパウダーを添加しているドッグフードに関する。
シルクパウダーは、絹に含まれるセシリンの保湿性が非常に高く、肌へ素早く浸透して潤いを与える保湿機能がある。さらに、含有されるセシリンが活性酸素の働きを抑える能力が高く、シワやシミ等の皮膚の老化を防ぐ抗酸化作用もある。さらに、動物に有害とされる200〜300nmの紫外線の透過を抑える作用もある。この優れた特性から、シルクパウダーを添加する食品が開発されている。(特許文献1〜3参照)
特開2002−281937号公報 特開2000−4769号公報 特開平10−210943号公報
特許文献1は、シルクパウダーを添加している健康食品を記載する。この健康食品は、粉末うこんにシルクパウダーを混ぜ合わせたものである。また、この公報は、酢にシルクパウダーを混合する健康飲料も記載する。
さらに、特許文献2は、オーブンなどの焼成手段で焼き上げたパンであって、胡麻、シルクパウダー、茸のうち少なくともいずれかと、小麦粉と、イーストと、塩と、水とを有する生地を焼き上げてなるパンを記載する。
さらにまた、特許文献3は、通常のそうめんの原料である小麦粉に、シルクパウダーを加えたそうめんを記載している。
シルクパウダーに含まれるタンパク質は、動物の血や肉となる大切な栄養素で、何種類かのアミノ酸で構成される。絹に含まれるタンパク質は、グリシンやアラニンといったアミノ酸が高いことが特徴である。また、シルクパウダーに含まれるアミノ酸は体内によく摂取されて肌本来の自然治癒で、失われたコラーゲンを再生し、潤いのある美肌を保つことが実証されている。さらに、シルクパウダーは、一般食品の食物タンパク質と比較してアミノ酸含有量が多く、さらに粉末状に加工することで、小腸での吸収を素早く、効率よくできる特徴がある。
特許文献1ないし3に記載される健康食品、パン、そうめん等の食品は、シルクパウダーを添加していることから、シルクパウダーの優れた特徴を生かすことができる。しかしながら、シルクパウダーを添加するドッグフードは開発されておらず、また現実にドッグフードにシルクパウダーを添加すると、栄養の点では優れた特性のドッグフードになるが、犬が好んで食べなくなる欠点がある。それは、シルクパウダーに含まれるグリシンの風味にえぐみがあり、これが犬に嫌われるからである。とくに、犬は極めて優れた臭覚があるために、嫌な風味のドッグフードは、たとえ栄養の点で優れていても食べない。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、シルクパウダーを添加して優れた栄養価としながら、犬が好んで食べるドッグフードを提供することにある。
本発明のドッグフードは、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
ドッグフードは、肉と野菜を含むベース飼料にシルクパウダーを添加している。さらに、ドッグフードは、寒天で凝固させてなることを特徴としている。
本発明のドッグフードは、寒天の添加量を、100重量部のベース飼料に対して、0.2重量部〜5重量部とすることができる。本発明のドッグフードは、ベース飼料が、野菜として、人参、キャベツ、コーン、トマトのいずれかを含むことができる。本発明のドッグフードは、添加される寒天を、天然寒天とすることができる。さらに、本発明のドッグフードは、ベース飼料が、チーズ、パスタ、がらスープ、ビーフコンソメのいずれかを含むことができる。
本発明のドッグフードは、シルクパウダーを添加して優れた栄養価としながら、犬が好んで食べる風味にできる。この効果は、ベース飼料にシルクパウダーに加えて寒天を添加し、寒天でもってベース飼料とシルクパウダーをゲル状に凝固しているからである。ゲル化して凝固する寒天は、シルクパウダーを包み込むように包囲して、シルクパウダーに含まれるセシリンの悪い風味を抑制する。このため、本発明のドッグフードは、シルクパウダーによって優れた肌の保湿効果や、セシリンによる抗酸化作用によって、シワやシミ等の皮膚の老化を防止する優れた作用効果を実現しながら、犬が好んで食べることができる風味にできる特徴がある。さらに、本発明のドッグフードは、シルクパウダーの風味を向上するために添加している寒天によってより優れた特徴も実現する。それは、寒天はほとんどが植物繊維であることから、植物繊維によるなめらかで美味なドッグフードとなり、また、寒天の緩下作用や整腸作用も実現されるからである。さらに、寒天に含まれる植物繊維によって、優れた血圧降下作用とコレステロール低下作用を実現できる。さらにまた、植物繊維はカロリーがなく、食べての太りすぎることがなく、植物繊維に吸水力があって水分を吸って増量されるので、少量で満腹感があり、また吸水した持続力があるので、満腹感が長持ちして食べすぎによる肥満を防止する効果がある。また、寒天の植物繊維が大腸内で水分を吸って便が柔らかくなり、便秘を防止して排便をスムーズにする効果もある。また、寒天は250倍もの水を抱え込み、消化する段階で水を徐々に体内に吸収させるので、大腸で便を柔らかくして、自然な排便を実現する。さらに、寒天はコレステロールを減少させる効果もあり、余分なコレステロールを体外に排出できる効果も実現される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのドッグフードを例示するものであって、本発明はドッグフードを以下のものに特定しない。
ドッグフードは、肉と野菜を含むベース飼料にシルクパウダーを添加しており、さらに寒天を加えて、寒天で凝固させている。ベース飼料の肉は、牛肉、馬肉、鶏肉、魚肉等で、これ等の複数種を混合し、あるいはひとつの肉のみを使用する。ベース飼料の野菜は、人参、キャベツ、コーン、トマト等であって、これ等の複数種を混合して使用し、あるいはひとつを使用する。さらに、ベース飼料には、肉と野菜に加えて、チーズ、パスタ、がらスープ、ビーフコンソメ等を添加することもできる。ベース飼料はミンチの状態に粉砕され、これにシルクパウダーと水と寒天が添加される。
シルクパウダーの添加量は、100重量部のベース飼料に対して、少なくとも0.1重量部以上、好ましくは、0.3重量部以上、さらに好ましくは、1重量部以上とする。シルクパウダーの添加量が少なすぎると、ドッグフードに含まれるアミノ酸量が少なくなって栄養価が低下するからである。また、シルクパウダーの添加量は、10重量部以下、好ましくは、5重量部以下、さらに好ましくは、3重量部以下である。シルクパウダーの添加量が多くなると、原料コストが高くなる。したがって、シルクパウダーの添加量は、ドッグフードとしての効能とコストを考慮して前述の範囲に特定される。
寒天の添加量は、100重量部のベース飼料に対して、少なくとも0.2重量部以上、好ましくは、0.5重量部以上、さらに好ましくは、1重量部以上とする。寒天の添加量が少なすぎると、ベース飼料とシルクパウダーを凝固できなくなって、シルクパウダーに含まれるグリシンのえぐみの抑制効果が低下し、また寒天の優れた効果も低下する。また、寒天の添加量は、多くとも5重量部以下、好ましくは、3重量部以下とする。寒天の添加量が多すぎると、原料コストが高くなると共に、硬く凝固して犬が好んで食べなくなるからである。したがって、ドッグフードに添加する寒天量は、ドッグフードの風味と硬さと効能とコストを考慮して前述の範囲に特定される。
ドッグフードは、以下のようにして製造される。
(1) 寒天を85℃以上の水に添加して寒天ゼリーとする。このとき、100gの水に対して0.6〜0.7gの寒天を添加する。
(2) 寒天ゼリーに、ベース飼料とシルクパウダーを添加し、撹はんしながら85℃以上に加熱した後、容器に入れて冷却して凝固させる。
以下のようにしてドッグフードを製作する。
(1) 100重量部の水に0.63重量部の寒天を添加し、沸騰するまで加熱して寒天を溶解させて寒天ゼリーとする。
(2) 以下の材料を混合し、これをミンチにしてベース飼料とする。
牛肉…………………27.5重量部
キャベツ……………25重量部
人参…………………16.2重量部
コーン………………7.5重量部
パスタ………………7.5重量部
塩……………………0.75重量部
醤油…………………0.38重量部
がらスープ…………1.0重量部
シルクパウダー……0.5重量部
水……………………100重量部
(3) ベース飼料と寒天ゼリーを混合して、90℃以上に加熱してペースト状とする。
(4) ペースト状の原料を成形容器に入れて、120℃で加熱殺菌する。
(5) その後、冷却して150gのドッグフードとする。
以下のようにしてドッグフードを製作する。
(1) 100重量部の水に0.65重量部の寒天を添加し、沸騰するまで加熱して寒天を溶解させて寒天ゼリーとする。
(2) 以下の材料を混合し、これをミンチにしてベース飼料とする。
牛肉…………………28.6重量部
キャベツ……………26重量部
人参…………………16.9重量部
パスタ………………7.8重量部
コーン………………7.8重量部
プロセスチーズ……3.38重量部
トマトペースト……1.69重量部
塩……………………0.78重量部
がらスープ…………1.04重量部
シルクパウダー……0.52重量部
水……………………100重量部
(3) ベース飼料と寒天ゼリーを混合して、90℃以上に加熱してペースト状とする。
(4) ペースト状の原料を成形容器に入れて、120℃で加熱殺菌する。
(5) その後、冷却して150gのドッグフードとする。
比較例
シルクパウダーと寒天を混合しない以外、実施例1と同じ原料を使用して比較例のドッグフードを試作する。ただし、このドッグフードはベース飼料を固形化するためにデンプンを添加する。
実施例1及び2と、比較例のドッグフードを、1群を10匹とする3群の犬に与えた。犬は、シルクパウダーを添加している実施例1及び2のドッグフードを、比較例のドッグフードと同じように好んで食べた。この状態を2週間継続した後、各群における犬の状態を観察すると、実施例1及び2のドッグフードを与えた10匹の犬は、比較例のドッグフードを与えた犬に比較して便が軟質となって排便がスムーズとなった。また、実施例1及び2のドッグフードを与えた10匹の犬は、比較例のドッグフードを与えた犬にくらべて毛と肌のつやが顕著に綺麗になった。

Claims (5)

  1. 肉と野菜を含むベース飼料にシルクパウダーを添加しているドッグフードであって、寒天で凝固させてなることを特徴とするドッグフード。
  2. 寒天の添加量が、100重量部のベース飼料に対して0.2重量部〜5重量部である請求項1に記載されるドッグフード。
  3. ベース飼料が、野菜として、人参、キャベツ、コーン、トマトのいずれかを含む請求項1に記載されるドッグフード。
  4. 添加される寒天が天然寒天である請求項1に記載されるドッグフード。
  5. ベース飼料が、チーズ、パスタ、がらスープ、ビーフコンソメのいずれかを含む請求項1に記載されるドッグフード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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