JP2007202358A - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007202358A
JP2007202358A JP2006020278A JP2006020278A JP2007202358A JP 2007202358 A JP2007202358 A JP 2007202358A JP 2006020278 A JP2006020278 A JP 2006020278A JP 2006020278 A JP2006020278 A JP 2006020278A JP 2007202358 A JP2007202358 A JP 2007202358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bidirectional switch
power supply
phase
input
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006020278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5044939B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Takeda
芳彦 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006020278A priority Critical patent/JP5044939B2/ja
Publication of JP2007202358A publication Critical patent/JP2007202358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5044939B2 publication Critical patent/JP5044939B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)

Abstract

【課題】高調波電流を低減すると共に、直流出力電圧変動の低減および入力力率変動の低減を可能とした直流電源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】三相交流電源1と、6個のダイオード3u、3v、3w、3x、3y、3zで形成されたブリッジ整流回路3と、ブリッジ整流回路3の直流出力端に接続された電解コンデンサ4と、三相交流電源1とブリッジ整流回路3の各相の交流入力端との間に接続されたリアクトル2u、2v、2wと、ブリッジ整流回路3の各相の交流入力端とブリッジ整流回路3の直流出力端との間に接続されたコンデンサ7u、7v、7wと、コンデンサ7u、7v、7wとブリッジ整流回路3の直流出力端との間に接続された双方向性スイッチ6とを備えたことを特徴とする
【選択図】図1

Description

本発明は、三相交流電源を直流に変換すると共に、その三相交流電源に流れる高調波電流を低減し、入力力率の改善を図る直流電源装置に関するものである。
従来、高調波電流低減と入力力率改善を目的として三相交流を直流に変換する直流電源装置においては、スイッチング素子を用いないものとして図15に示すように、単に交流側に3つのリアクトルと三角結線あるいは星型結線されたコンデンサを組み合わせたものを設ける方式が広く用いられてきた。この動作原理は、直流出力側の電解コンデンサに流れ込む電流の急峻な変化をリアクトルで抑えて高調波電流を低減し、このリアクトルによる電流位相遅れをコンデンサの電流位相進みの作用で相殺し、力率を改善するというものである。
しかし、このような回路方式(以下、コンデンサ交流側配置回路方式とする)では、重負荷時の直流出力電圧の低下が激しく、これを防止するためにはコンデンサのキャパシタンスを大きくする必要があり、そうすると力率改善効果を保つためにはリアクトルのインダクタンスも大きくしなければならず、装置全体が大型化してしまうという課題があった。
これに対して、コンデンサを直流側に配置して、同じコンデンサ容量でも重負荷時の直流電圧低下幅が小さくなる回路方式(以下、コンデンサ直流側配置回路方式とする)が考案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
このような直流電源装置としては、図15に示すように、三相交流電源100の各相に接続されるリアクトル200u、200v、200wと、6つのダイオード300u、300v、300w、300x、300y、300zで形成されるブリッジ整流回路300と、ブリッジ整流回路300の各交流入力端と直流出力の正極端との間に設けたコンデンサ700u、700v、700wと、直流出力端に接続された直流リアクトル130と、電解コンデンサ400から構成したものがある。
特開2002−369530号公報
しかしながら、従来のコンデンサ交流側配置回路方式の直流電源装置の構成では、重負荷時の直流出力電圧低下が問題となり、一方、コンデンサ直流側配置回路方式の直流電源装置の構成では、重負荷時の直流出力電圧低下について効果的ではあるが、軽負荷時の直流出力電圧上昇、力率悪化といった課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高調波電流を低減すると共に、直流出力電圧変動の低減および入力力率変動の低減を可能とした直流電源装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の直流電源装置は、三相交流電源と、6個のダイオードで形成されたブリッジ整流回路と、ブリッジ整流回路の直流出力端に接続された電解コンデンサと、三相交流電源とブリッジ整流回路の各相の交流入力端との間に接続されたリアクトルと、ブリッジ整流回路の各相の交流入力端とブリッジ整流回路の直流出
力端との間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサと前記ブリッジ整流回路の直流出力端との間に接続された双方向性スイッチとを備えたことを特徴とするものである。
これによって、重負荷時には双方向性スイッチをオンし、軽負荷時には双方向性スイッチをオフすることで、入力力率改善と高調波電流低減の効果を持ちながら、軽負荷時の直流電圧上昇と力率低下を防止することができる。
本発明は、高調波電流を低減すると共に、直流出力電圧変動の低減および入力力率変動の低減を可能とした直流電源装置を提供することができる。
第1の発明の直流電源装置は、三相交流電源と、6個のダイオードで形成されたブリッジ整流回路と、ブリッジ整流回路の直流出力端に接続された電解コンデンサと、三相交流電源とブリッジ整流回路の各相の交流入力端との間に接続されたリアクトルと、ブリッジ整流回路の各相の交流入力端とブリッジ整流回路の直流出力端との間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサと前記ブリッジ整流回路の直流出力端との間に接続された双方向性スイッチとを備えたことにより、高調波電流低減と入力力率の改善が可能であるとともに、重負荷時に双方向性スイッチをオンして、軽負荷時にオフすることで、直流出力電圧の変動幅と入力力率の変動幅を小さくすることができる。
第2の発明の直流電源装置は、特に第1の発明において、ブリッジ整流回路の各相の交流入力端とコンデンサとの間に、第2の双方向性スイッチを備えたことにより、さらなる効果として、負荷が更に軽くなって無負荷に近い状態となった場合に、常時オンしていた第2の双方向性スイッチをオフすることで直流出力電圧の上昇を防止することが可能となる。
第3の発明の直流電源装置は、特に第1または第2の発明において、ブリッジ整流回路の直流出力電圧を検出するための直流電圧検出手段と、双方向性スイッチ制御手段とを備え、前記直流電圧検出手段の検出値に基づいて、前記双方向性スイッチ制御手段で、双方向性スイッチ、もしくは双方向性スイッチと第2の双方向性スイッチを制御することにより、双方向性スイッチ、あるいは双方向性スイッチと第2の双方向性スイッチの操作を自動制御することができるようになる。
第4の発明の直流電源装置は、特に第1または第2の発明において、負荷電流を検出するための負荷電流検出手段と、双方向性スイッチ制御手段とを備え、前記負荷電流検出手段の検出値に基づいて、前記双方向性スイッチ制御手段で、双方向性スイッチ、もしくは双方向性スイッチと第2の双方向性スイッチを制御することにより、双方向性スイッチ、あるいは双方向性スイッチと第2の双方向性スイッチの操作を自動制御することができるようになる。
第5の発明の直流電源装置は、特に第1または第2の発明において、三相交流電源からの入力電流を検出するための入力電流検出手段と、双方向性スイッチ制御手段とを備え、前記入力電流検出手段の検出値に基づいて、前記双方向性スイッチ制御手段で、双方向性スイッチ、もしくは双方向性スイッチと第2の双方向性スイッチを制御することにより、双方向性スイッチ、あるいは双方向性スイッチと第2の双方向性スイッチの操作を自動制御することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における直流電源装置の回路図である。図1において、三相交流電源1のu、v、wの各相は、リアクトル2u、2v、2wを介してダイオード3u、3v、3w、3x、3y、3zより構成されるブリッジ回路3の入力端子に接続される。ここでブリッジ整流回路3のu相に対応する交流入力端子をDu、v相に対応する交流入力端子をDv、w相に対応する交流入力端子をDwとする。そして電解コンデンサ4は、ブリッジ整流回路3の正極出力と負極出力の間に接続され、負荷5は電解コンデンサ4に並列に接続される。またコンデンサ7u、7v、7wはそれぞれブリッジ整流回路3のDu、Dv、Dwに一端を接続した星型結線として接続される。星型結線として接続されたコンデンサ7u、7v、7wのもう一端と、ブリッジ整流回路の負極出力の間に双方向性スイッチ6は接続される。
以上の構成において、図1から図4を用いて、以下その動作、作用を説明する。まず入力力率改善と高調波電流低減の動作、作用についてであるが、図1において、双方向性スイッチ6がオフの状態は、従来のコンデンサ交流側配置方式の直流電源装置と回路的に等価であり、リアクトル2u、2v、2wの作用によって、高調波電流を低減すると共に、コンデンサ7u、7v、7wによって高力率化を図る動作については広く知られた慣用技術であり、詳細な説明は省く。また、双方向性スイッチ6がオンの状態は、従来のコンデンサ直流側配置方式の直流電源装置と、コンデンサ7u、7v、7wの接続点がブリッジ整流回路の正極出力から負極出力に変更された回路となり、高調波電流低減や入力力率改善の動作、作用については同様であるため、詳細な説明は省く。
次に、本実施の形態における直流出力電圧の変動と入力力率の変動の抑制について説明する。そのために、まず従来の直流電源装置の特性から説明する。図2(a)は従来のコンデンサ交流側配置方式の直流電源装置における入力電力と直流出力電圧、および入力電力と入力力率の特性をシミュレーションで求めた結果のグラフである。また、図2(b)は同様にコンデンサ直流側配置方式の直流電源装置におけるシミュレーション結果グラフである。そして、このときのシミュレーション条件は、入力三相400v、50Hz、リアクトル2u、2v、2wのインダクタンス30mH、コンデンサ7u、7v、7wの容量20uFとしている。
図2(a)と図2(b)とを比較すると分かるように、コンデンサ交流側配置方式の直流電源装置では、軽負荷時の直流出力電圧上昇が小さく、具体的には、入力電力100Wで直流出力電圧は570Vとなっている。これに対して、重負荷時の入力力率低下は大きく、具体的には入力電力10kW弱で88.1%となっている。
一方、コンデンサ直流側配置方式の直流電源装置では、軽負荷時の直流出力電圧上昇が大きく、入力電力100W時で直流出力電圧650Vまで上昇しているが、重負荷時の入力力率低下は小さく、入力電力10kW弱で95.6%となっている。
以上のように、直流電源装置ではコンデンサの配置によって相反する特性を持つことから、本実施の形態における直流電源装置では、双方向性スイッチ6をオン・オフすることで直流出力電圧と入力力率の特性の改善を図るものである。つまり軽負荷時には、双方向性スイッチ6をオフすることによって直流出力電圧の上昇を防止するとともに、入力力率の低下を改善し、重負荷時には双方向性スイッチ6をオンすることにより、直流出力電圧の低下を防止すると共に、入力力率の低下も防止するものである。
図3は、本実施の形態における直流電源装置の入力電力と直流出力電圧および入力力率の特性をシミュレーションした図である。図3において、入力電力4kW以上で、双方向
性スイッチ6をオンした場合のグラフである。グラフより本実施の形態における直流電源装置では、直流出力電圧の変動を100Wから10kWの間で570Vから507Vの範囲に抑えることが可能となっている。また、入力力率については、入力電力2kW以上で入力力率80%以上を確保すると共に、入力電力10kWでも95%以上を確保できている。なお、図4には本実施の形態における直流電源装置の入力電力に対する高調波電流の特性をグラフに示している。図4ではIEC高調波電流規制の規制値を100%としてそれに対する比率を最も高い第5次高調波についてのみ示しているが、他の次数の高調波については、これ以上のマージンを確保できている。
このように、本実施の形態における直流電源装置においては、入力力率の改善と高調波電流の低減を図りつつ、直流出力電圧の変動と入力力率の変動を抑制することが可能となる。また、双方向性スイッチ6の動作は、単なる切り換えスイッチとしての動作であるから、従来の受動素子のみを用いた直流電源装置の特徴である低ノイズ、高効率といった特徴も生かすことが可能である。このように双方向性スイッチ6は、切り換え動作のみであることから、半導体素子でなくてもリレーなどの機械式接点で構成してもよい。
なお、本実施の形態では、双方向性スイッチ6をブリッジ整流回路3の負極出力に接続しているが、正極出力に接続するよう構成しても良い。
また、図5は本実施の形態においてスイッチ制御を直流電圧によって行う回路図である。図5において、双方向性スイッチ6のオン・オフを制御するためにブリッジ整流回路3の直流出力電圧を検出するための直流電圧検出手段8と、双方向性スイッチ制御手段9を設け、双方向性スイッチ制御手段9は双方向性スイッチ6がオンの状態である場合に、直流出力電圧が所定の値以上となれば双方向性スイッチ6をオフし、双方向性スイッチ6がオフの状態である場合に、直流出力電圧が所定の値以下になれば双方向性スイッチ6をオンするようにしてもよい。このような構成とすることで前述のような直流出力電圧の変動と入力力率の変動を抑制する効果を得るための双方向性スイッチ6のオン・オフを自動制御することが可能となる。
また、図6は本実施の形態においてスイッチ制御を負荷電流によって行う回路図である。図6において、双方向性スイッチ6のオン・オフの判断を負荷電流によって行うようにしてもよく、この場合は直流電圧検出手段8に代えて、負荷電流を検出するための負荷電流検出手段10を制御する。
また、図7は本実施の形態においてスイッチ制御を入力電流によって行う回路図である。図7において、双方向性スイッチ6のオン・オフの判断を入力電流によって行うようにしてもよく、この場合は、直流電圧検出手段8に代えて入力電流を検出するための入力電流検出手段11を設け、双方向性スイッチ制御手段9は入力電流に応じて双方向性スイッチ6のオン・オフを制御する。
(実施の形態2)
図8は、本発明の第2の実施の形態における直流電源装置の回路図である。図8において、本発明の第1の実施の形態における直流電源装置の回路図である図1に対し、ブリッジ整流回路3とコンデンサ7u、7v、7wとの間に3極構成の第2の双方向性スイッチ12を設けた構成となっている。
本実施の形態においては、実施の形態1で示した場合と双方向性スイッチ6をオン・オフして直流出力電圧の変動と入力力率の変動の抑制を図る点については同様であり、双方向性スイッチ6をオン・オフする負荷条件よりもさらに軽負荷において第2の双方向性スイッチ12をオン・オフする点で相違する。これは、図3で示した実施の形態1の入力電
力に対する入力力率が、従来のコンデンサ直流側配置方式の直流電源装置に比べて改善はされているものの、入力電力が2kWを下回るようなさらなる軽負荷となった場合に急激に低下することについての改善を目的とするものである。
つまり、定格電力に対して数十%未満の軽負荷状態が存在する、あるいは頻繁にそのような状態に入ることがある直流電源装置において、第2の双方向性スイッチ12をオフすることによってそのような軽負荷時の入力力率の悪化を防止するものである。
図8において、第2の双方向性スイッチ12をオフした場合は、単にリアクトル2u、2v、2wによって力率改善を図るのみの直流電源装置となるが、このようなリアクトル2u、2v、2wのみを用いた直流電源装置の入力電力に対する直流出力電圧および入力力率の関係を図9に示す。なお、この場合もシミュレーションによる計算結果を示したものであり、入力電圧3相400Vの50Hz、リアクトル2u、2v、2wのインダクタンスは30mHであることについては図3のグラフと条件を揃えている。図9は、リアクトルのみで入力力率改善を図る直流電源装置の入力電力と直流出力電圧と入力力率のグラフである。図9から分かるように交流側のリアクトル2u、2v、2wのみで高調波電流低減と入力力率改善を図った場合には、負荷が重くなるにつれて急激に直流出力電圧が低下してしまい、直流電源装置としては非常に出力特性の悪いものとなってしまう。
しかし、一方で軽負荷領域に注目すると入力電力500Wから2.4kWの範囲でも入力力率は90%以上を確保できており、軽負荷域での入力力率改善には非常に有効であることが分かる。本実施の形態においては、このような軽負荷領域でのリアクトル2u、2v、2wのみによる入力力率改善の特長を生かし、入力力率が大きく低下するほどの軽負荷領域では第2の双方向性スイッチ12をオフすることで特性の改善を可能とするものである。
図10に入力電力4kW以下で双方向性スイッチ6をオフとし、さらに入力電力2.4kW以下で第2の双方向性スイッチ12をオフした場合の入力電力に対する直流出力電圧および入力力率の関係を示す。当然のことながら、この場合もシミュレーションによる計算結果を示したものであり、入力電圧3相400Vの50Hz、リアクトル2u、2v、2wのインダクタンスは30mH、コンデンサ7u、7v、7wの容量が20uFであることについては図3の特性グラフと同様である。
図10から分かるように本実施の形態における直流電源装置では、入力力率は入力電力500Wから10kWの全領域において90%以上を確保することが出来ており、直流出力電圧の変動についても100Wから10kWの間で564Vから507Vの範囲に押さえることが可能となっている。また、本実施の形態においてもIEC高調波電流規制は十分クリアすることができている。図11には本実施の形態における直流電源装置の入力電力に対する第5次高調波電流の特性をグラフに示している。
このように本実施の形態における直流電源装置においては入力力率の改善と高調波電流の低減を10%以下の軽負荷状態においても実現することが可能となる。また、双方向性スイッチ6と第2の双方向性スイッチ12の動作は単なる切り替えスイッチとしての動作であるから、従来の受動素子のみを用いた直流電源装置の特徴である低ノイズ、高効率といった特徴も実施の形態1と同様、生かすことが可能である。
なお、図8では第2の双方向性スイッチ12を3極構成としたが、双方向性スイッチ6がオフのときにのみ第2の双方向性スイッチ12をオン・オフする場合にはコンデンサ7u、7v、7wのうち、任意の2つのコンデンサを切り離せばよいため2極構成とすることも可能である。
また、双方向性スイッチ6および双方向性スイッチ12のオン・オフを制御するためにブリッジ整流回路3の直流出力電圧を検出するための直流電圧検出手段8と、双方向性スイッチ制御手段9を設け、双方向性スイッチ制御手段9は双方向性スイッチ6と第2の双方向性スイッチ12がオンの状態である場合に、直流出力電圧が所定の値以上となれば双方向性スイッチ6をオフし、さらに双方向性スイッチ6がオフの状態で直流出力電圧が所定の値以上になれば第2の双方向性スイッチ12をオフするようにしても良い。なお、双方向性スイッチ6と双方向性スイッチ12の双方がオフの場合は、逆に直流出力電圧が低下するに従って、まず第2の双方向性スイッチ12をオンとし、次いで双方向性スイッチ6をオンするようこのようにすればよい。
以上のような構成とすることで前述のような直流出力電圧の変動と入力力率の変動を抑制する効果を得るための双方向性スイッチ6と第2の双方向性スイッチ12のオン・オフを自動制御することが可能となる。この場合の回路図を図12に示す。
一方、双方向性スイッチ6と第2の双方向性スイッチ12のオン・オフの判断を負荷電流によって行うようにしてもよく、この場合は直流電圧検出手段8に代えて負荷電流を検出するための負荷電流検出手段10を設け、双方向性スイッチ制御手段9は負荷電流に応じて双方向性スイッチ6と第2の双方向性スイッチ12のオン・オフを制御する。この場合の回路図を図13に示す。
さらに、双方向性スイッチ6と双方向性スイッチ12のオン・オフの判断を入力電流によって行うようにしてもよく、この場合は直流電圧検出手段8に代えて入力電流を検出するための入力電流検出手段11を設け、双方向性スイッチ制御手段9は入力電流に応じて双方向性スイッチ6と第2の双方向性スイッチ12のオン・オフを制御する。この場合の回路図を図14に示す。
本発明にかかる直流電源装置は、三相交流電源の高調波電流を低減するとともに入力力率を改善することができるためインバータ回路への電力供給に用いることができ、具体的にはエアコンなどの圧縮機駆動装置の入力段回路として利用できる。
本発明の実施の形態1における直流電源装置の回路図 従来の直流電源装置における入力電力と直流出力電圧と入力力率の関係図 本発明の実施の形態1における入力電力と直流出力電圧と入力力率の関係図 本発明の実施の形態1における入力電力と高調波電流規制値比率の関係図 本発明の実施の形態1のスイッチの制御を直流電圧による場合の回路図 本発明の実施の形態1のスイッチの制御を負荷電流による場合の回路図 本発明の実施の形態1のスイッチの制御を入力電流による場合の回路図 本発明の実施の形態2における直流電源装置の回路図 リアクトルのみで入力力率改善を図る直流電源装置の入力電力と直流出力電圧と入力力率の関係図 本発明の実施の形態2における入力電力と直流出力電圧と入力力率の関係図 本発明の実施の形態2における入力電力と高調波電流規制値比率の関係図 本発明の実施の形態2のスイッチの制御を直流電圧による場合の回路図 本発明の実施の形態2のスイッチの制御を負荷電流による場合の回路図 本発明の実施の形態2のスイッチの制御を入力電流による場合の回路図 従来の直流電源装置の回路図
符号の説明
1 三相交流電源
2u、2v、2w リアクトル
3 ブリッジ整流回路
3u、3v、3w、3x、3y、3z ダイオード
4 電解コンデンサ
5 負荷
6 双方向性スイッチ
7u、7v、7w コンデンサ
8 直流電圧検出手段
9 双方向性スイッチ制御手段
10 負荷電流検出手段
11 入力電流検出手段
12 第2の双方向性スイッチ

Claims (5)

  1. 三相交流電源と、6個のダイオードで形成されたブリッジ整流回路と、ブリッジ整流回路の直流出力端に接続された電解コンデンサと、三相交流電源とブリッジ整流回路の各相の交流入力端との間に接続されたリアクトルと、ブリッジ整流回路の各相の交流入力端とブリッジ整流回路の直流出力端との間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサと前記ブリッジ整流回路の直流出力端との間に接続された双方向性スイッチとを備えたことを特徴とする直流電源装置。
  2. ブリッジ整流回路の各相の交流入力端とコンデンサとの間に、第2の双方向性スイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. ブリッジ整流回路の直流出力電圧を検出するための直流電圧検出手段と、双方向性スイッチ制御手段とを備え、前記直流電圧検出手段の検出値に基づいて、前記双方向性スイッチ制御手段で、双方向性スイッチもしくは第2の双方向性スイッチを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の直流電源装置。
  4. 負荷電流を検出するための負荷電流検出手段と、双方向性スイッチ制御手段とを備え、前記負荷電流検出手段の検出値に基づいて、前記双方向性スイッチ制御手段で、双方向性スイッチもしくは第2の双方向性スイッチを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の直流電源装置。
  5. 三相交流電源からの入力電流を検出するための入力電流検出手段と、双方向性スイッチ制御手段とを備え、前記入力電流検出手段の検出値に基づいて、前記双方向性スイッチ制御手段で、双方向性スイッチもしくは第2の双方向性スイッチを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の直流電源装置。
JP2006020278A 2006-01-30 2006-01-30 直流電源装置 Expired - Fee Related JP5044939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006020278A JP5044939B2 (ja) 2006-01-30 2006-01-30 直流電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006020278A JP5044939B2 (ja) 2006-01-30 2006-01-30 直流電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007202358A true JP2007202358A (ja) 2007-08-09
JP5044939B2 JP5044939B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=38456367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006020278A Expired - Fee Related JP5044939B2 (ja) 2006-01-30 2006-01-30 直流電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5044939B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102969932A (zh) * 2012-12-20 2013-03-13 中南大学 一种多功能电流型双向ac/dc变流器及其控制方法
EP2975757A1 (en) * 2014-07-14 2016-01-20 ABB Technology AG Three-phase transformerless DC to AC inverter

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09121545A (ja) * 1995-09-11 1997-05-06 Siemens Ag 三相整流器回路
JP2002165459A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Mitsubishi Electric Corp 電源回路及び電動装置
JP2002223571A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2003111423A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2003134826A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Daikin Ind Ltd 電源装置およびそれを用いた空気調和機
JP2005224039A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09121545A (ja) * 1995-09-11 1997-05-06 Siemens Ag 三相整流器回路
JP2002165459A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Mitsubishi Electric Corp 電源回路及び電動装置
JP2002223571A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2003111423A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2003134826A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Daikin Ind Ltd 電源装置およびそれを用いた空気調和機
JP2005224039A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102969932A (zh) * 2012-12-20 2013-03-13 中南大学 一种多功能电流型双向ac/dc变流器及其控制方法
EP2975757A1 (en) * 2014-07-14 2016-01-20 ABB Technology AG Three-phase transformerless DC to AC inverter

Also Published As

Publication number Publication date
JP5044939B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5679241B1 (ja) 電圧形直流電源装置および電圧形直流電源装置の制御方法
KR20090100655A (ko) 멀티 레벨 인버터
JP5565527B2 (ja) 電力変換装置
WO2013175644A1 (ja) 電力変換装置
JP4850009B2 (ja) マトリックスコンバータ
JP6098248B2 (ja) 3レベルt型npc電力変換装置の制御装置および制御方法
KR101583881B1 (ko) 배터리용 충전 제어 장치 및 방법
CN108702101B (zh) 电力变换装置及其运转方法
JP2012090476A (ja) 電源装置
JP2011147233A (ja) Zソース昇圧回路
EP3576281A1 (en) Method for controlling inverter during startup and control device
JPWO2015052743A1 (ja) 電力変換装置
JP5044939B2 (ja) 直流電源装置
JP4434204B2 (ja) 電源装置
JP2012080738A (ja) 電源装置
JP2009247187A (ja) 電力変換装置およびその制御方法
JP2009142002A (ja) 電源装置
JP6753137B2 (ja) 昇圧チョッパ回路
KR102416374B1 (ko) 고압인버터 전력셀의 직류단 전압 제어장치
JPWO2020144796A1 (ja) 電力変換装置
CN107852109B (zh) 用于运行逆变器的方法、逆变器以及光伏设备
JP2012143049A (ja) 電力変換装置
JP2008192555A (ja) 誘導加熱調理器
JP2005354756A (ja) 無停電電源装置
JP6444204B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081120

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees