JP2007202239A - 電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の電線防護管でも小動物の侵入を防止することができる電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法を提供する。
【解決手段】電線防護管用閉塞栓は、細い針金を芯材とする合成樹脂製のモールから構成されたかつ電線防護管1の先口側の架空線2に巻き付けられる閉塞栓10と、円板状の形状を有するストッパー本体21を備えたストッパー20とを具備する。ストッパー本体21には、架空線2を貫通させるための孔22が形成されているとともに、ストッパー本体21の外周面から孔22に達する切れ目23が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】電線防護管用閉塞栓は、細い針金を芯材とする合成樹脂製のモールから構成されたかつ電線防護管1の先口側の架空線2に巻き付けられる閉塞栓10と、円板状の形状を有するストッパー本体21を備えたストッパー20とを具備する。ストッパー本体21には、架空線2を貫通させるための孔22が形成されているとともに、ストッパー本体21の外周面から孔22に達する切れ目23が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法に関し、特に、樹林が生い茂った場所などにおいて通信線などが樹林と接触して生ずる損傷を防止するために取り付けられる電線防護管の開口部からの小動物の侵入や通信線などの噛傷被害を未然に防ぐのに好適な電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法に関する。
電話線のような通信線や電線(以下、「架空線」と称する。)は、電柱などに支持されて全国に設置されているが、樹林と接触または接触するおそれのある場所に設置される場合もある。
このようなケースでの対策として架空線の設置位置の移動を計画するが、現場の状況によっては支持する電柱が移転できない場合もあるため、現実は、図5に示すように、架空線2に電線防護管1を取り付けて、樹林との接触摩擦で架空線2が損傷することを防止している。
電線防護管1は、合成樹脂の非電導性物質(たとえば、ポリエチレン)から構成された黒色または黄色のものであり、図4に示すように、長さが2〜3mで内径が60〜150mmである中空の防護管本体1aと、防護管本体1aの先口側に取り付けられたかつラッパ状の先端部および拡大中空部1dを有する筒状継手部1cと、防護管本体1aの元口側に取り付けられたかつ先端ほど径が小さくなるテーパ状の連結用突出部1eとを備える。ここで、防護管本体1a、筒状継手部1cおよび連結用突出部1eの図示下側には、電線防護管1を架空線2に横から被せるための開閉結合部1bが形成されている(図4(b),(c)参照)。
このように、電線防護管1は、連結用突出部1eを他の電線防護管1の拡大中空部1dに係合させることにより、他の電線防護管1と連結できるようにされている。
このように、電線防護管1は、連結用突出部1eを他の電線防護管1の拡大中空部1dに係合させることにより、他の電線防護管1と連結できるようにされている。
このような電線防護管1を取り付けて樹林との接触摩擦を回避する方策は、あくまで一時的なものであり、計画的に架空線2を樹林から離す方法を検討するが、上記のようなケースの場合には、恒常的に現場に電線防護管1を設置したままのケースも事実存在する。ただし、恒常的に電線防護管1を設置した場合には、その区画については定期的に重点点検を実施している。
なお、下記の特許文献1には、電線などのケーブルをタイワンリスなどの小動物の被害から守るために、電線などに被せる防護管であって、防護管本体にアルミ板などの金属層を内面に設けたり、金属層を両面から合成樹脂層で挟着した三層構造として、リスの歯が金属層で阻止されて、電線を損傷することなく防護することができる小動物対策用の防護カバーが開示されている。この防護カバーにおいては、防護管の内径は電線より径大であり、防護管は電線に固着しているものではないので揺動してリスにとっては走りにくいし、電線に比して太いので小さな口のリスにとっては齧りにくくかつ齧っても金属層が露出して歯が立たないものになる。また、内部の電線などを保護し、かつ、実際に表側の合成樹脂層にはリスの歯形痕跡も残るので分布調査資料にもなる。
登録実用新案第30522986号公報
電線防護管1は、絶縁性や耐候性を追求した合成樹脂や化学繊維などのような非電導材質で形成されている。また、電線防護管1は、一般的に、小動物(リスやネズミなど)に齧られるケースは少なく稀ではあるが、たとえ頻度が少なくとも、以下に示すように電線防護管を施設した区間で通信線(図6は、小動物に齧られた通信線5を示す。)本体を小動物に齧られたという事実が発生した。
現場は上記のように樹林と接触または接触するおそれのある場所に設置されたケースであり、通信線に電線防護管を設置していた。通信線の数回線が断線し、調査したところ、樹林の接触防止のために設置していた電線防護管設置区間において電線防護管には全く損傷がなかったが、電線防護管で防護されていた通信線の被覆が小動物(リスまたはネズミ)に齧られ、また、営巣の跡が見られた。電線防護管の形状から通信線と電線防護管との間には小動物が営巣できる隙間があり、小動物は接触している樹木からよじ登り、電線防護管の開口部から電線防護管の中へ侵入して電線防護管と通信線との間に営巣し、通信線を齧った。
現場は上記のように樹林と接触または接触するおそれのある場所に設置されたケースであり、通信線に電線防護管を設置していた。通信線の数回線が断線し、調査したところ、樹林の接触防止のために設置していた電線防護管設置区間において電線防護管には全く損傷がなかったが、電線防護管で防護されていた通信線の被覆が小動物(リスまたはネズミ)に齧られ、また、営巣の跡が見られた。電線防護管の形状から通信線と電線防護管との間には小動物が営巣できる隙間があり、小動物は接触している樹木からよじ登り、電線防護管の開口部から電線防護管の中へ侵入して電線防護管と通信線との間に営巣し、通信線を齧った。
電線防護管の材質をいくら硬くしても、その形状を改修しなければ、電線防護管と架空線との間からの小動物の侵入を許してしまう。また、電線と違い、通信線(特に、光ファイバーケーブル)は多心線であり、外被の中には直径0.25mmの繊維状の心線が1本から数百本束ねられている。外被が噛まれて1本の心線でも損傷すれば、たちまち回線障害が生じる。その点、電線(電力線)は、形状が異なり、屋外架線の場合には1線1回線であるので、損傷を受けないことに越したことはないが、たとえ被覆を齧られても、中の線は銅線またはアルミ線であり、齧られたことで断線または停電したケースはほとんどない。
なお、電線防護管自体の形状を変更するか電線防護管を新規に考案する方法もあるが、現在使用している電線防護管をそのまま活用するために、閉塞栓をアダプター(別付)として汎用性を図り、電線防護管と通信線との隙間に小動物の侵入を許さない方策が要請されている。
本発明の目的は、既存の電線防護管でも小動物の侵入を防止することができる電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法を提供することにある。
本発明の電線防護管用閉塞栓は、細い針金を芯材とする合成樹脂製のモールから構成されたかつ電線防護管(1)の先口側の架空線(2)に巻き付けられる閉塞栓(10)と、円板状の形状を有するストッパー本体(21)を備えたストッパー(20)とを具備し、前記ストッパー本体に、前記架空線を貫通させるための孔(22)が形成されているとともに、前記ストッパー本体の外周面から前記孔に達する切れ目(23)が形成されていることを特徴とする。
ここで、前記閉塞栓と同じ構成を有する他の閉塞栓が、前記電線防護管の元口側の前記架空線に巻き付けられてもよい。
前記閉塞栓が、前記電線防護管の筒状継手部(1c)の先端部から拡大中空部(1d)まで巻き付けられてもよい。
前記ストッパー本体の径が、前記電線防護管の前記拡大中空部の内径とほぼ等しくされており、前記ストッパーが、前記電線防護管の前記拡大中空部に取り付けられてもよい。
ここで、前記閉塞栓と同じ構成を有する他の閉塞栓が、前記電線防護管の元口側の前記架空線に巻き付けられてもよい。
前記閉塞栓が、前記電線防護管の筒状継手部(1c)の先端部から拡大中空部(1d)まで巻き付けられてもよい。
前記ストッパー本体の径が、前記電線防護管の前記拡大中空部の内径とほぼ等しくされており、前記ストッパーが、前記電線防護管の前記拡大中空部に取り付けられてもよい。
本発明の電線防護管用閉塞栓取付方法は、本発明の電線防護管用閉塞栓を電線防護管(1)に取り付ける電線防護管用閉塞栓取付方法であって、作業員が、既に架空線(2)が架設された電柱に登って、該架空線に電線防護管用閉塞栓の閉塞栓(10)を巻き付ける第1のステップ(S11)と、作業員が、前記電線防護管の先口を開いて、前記電線防護管の筒状継手部(1c)の拡大中空部(1d)にストッパー(20)を取り付ける第2のステップ(S12)と、作業員が、前記架空線の前記閉塞詮が巻き付けられた部分の上から前記電線防護管の先口を嵌め込む第3のステップ(S13)と、作業員が、前記電線防護管の先口から元口まで設けられた開閉結合部(1b)に前記架空線を沿わすようにして前記電線防護管を押し出して、該架空線を該電線防護管に挿入していく第4のステップ(S14)とを具備することを特徴とする。
ここで、防護する区間において前記架空線を前記電線防護管で覆うと、作業員が、前記電柱側の前記電線防護管の元口よりも外側の前記架空線に他の閉塞栓を巻き付けたのち、該他の閉塞栓を該電線防護管の元口からきつく押し込む第5のステップ(S15)をさらに具備してもよい。
前記第1のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との隙間がなくなるように、前記閉塞栓を該架空線に多重に該架空線に沿って多数回巻き付け、前記第5のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との隙間がなくなるように、前記他の閉塞栓を該架空線に多重に該架空線に沿って多数回巻き付けてもよい。
前記第2のステップにおいて、作業員が、ストッパー本体(21)に設けられている切れ目(23)に沿って該ストッパー本体を押し込むことにより、前記架空線を該ストッパーの孔(22)に入れてもよい。
前記第3のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との間に隙間がないかを確認し、隙間があれば該架空線に前記閉塞詮を追加して巻き付けるか追加して押し込んで、隙間をなくしてもよい。
ここで、防護する区間において前記架空線を前記電線防護管で覆うと、作業員が、前記電柱側の前記電線防護管の元口よりも外側の前記架空線に他の閉塞栓を巻き付けたのち、該他の閉塞栓を該電線防護管の元口からきつく押し込む第5のステップ(S15)をさらに具備してもよい。
前記第1のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との隙間がなくなるように、前記閉塞栓を該架空線に多重に該架空線に沿って多数回巻き付け、前記第5のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との隙間がなくなるように、前記他の閉塞栓を該架空線に多重に該架空線に沿って多数回巻き付けてもよい。
前記第2のステップにおいて、作業員が、ストッパー本体(21)に設けられている切れ目(23)に沿って該ストッパー本体を押し込むことにより、前記架空線を該ストッパーの孔(22)に入れてもよい。
前記第3のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との間に隙間がないかを確認し、隙間があれば該架空線に前記閉塞詮を追加して巻き付けるか追加して押し込んで、隙間をなくしてもよい。
本発明の電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法は、閉塞栓を電線防護管の先口側の架空線に巻き付けるとともにストッパーを電線防護管の筒状継手部の拡大中空部に取り付ければよいため、既存の電線防護管でも小動物の侵入を防止することができるという効果を奏する。
既存の電線防護管でも小動物の侵入を防止するという目的を、細い針金を芯材とする合成樹脂製のモールから構成された閉塞栓と、架空線を貫通させるための孔および外周面からこの孔に達する切れ目が形成された円板状の形状を有するストッパー本体を備えたストッパーとを具備する電線防護管用閉塞栓を電線防護管に取り付けることにより実現した。
以下、本発明の電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による電線防護管用閉塞栓は、閉塞栓10とストッパー20とを具備し、たとえば図4に示した電線防護管1に使用される。
本発明の一実施例による電線防護管用閉塞栓は、閉塞栓10とストッパー20とを具備し、たとえば図4に示した電線防護管1に使用される。
ここで、閉塞栓10は、図1(a)に示すように、細い針金を芯材とするかつ対候性に優れた合成樹脂製のモールから構成されており、電線防護管1の先口側および元口側の架空線2に巻き付けて使用される。閉塞栓10の色は、小動物が興味を示さない色(たとえば、黒)とされている。
閉塞栓10を架空線2に巻き付ける長さは、図2に閉塞栓10を電線防護管1の先口側の架空線2に巻き付けた場合について示すように、電線防護管1の筒状継手部1cの先端部から拡大中空部1dまでの長さ(約20cm)程度である。
閉塞栓10を架空線2に巻き付ける長さは、図2に閉塞栓10を電線防護管1の先口側の架空線2に巻き付けた場合について示すように、電線防護管1の筒状継手部1cの先端部から拡大中空部1dまでの長さ(約20cm)程度である。
ストッパー20は、図1(b)に示すように、径が200mmの円板状の形状を有するストッパー本体21を備えている。ストッパー本体21には、架空線2を貫通させるための孔22が形成されているとともに、その外周面から孔22に達するかつ既設の架空線2を孔22に挿入するための切れ目23が形成されている。
次に、図1に示した電線防護管用閉塞栓を架空線2に取り付ける方法(本発明の一実施例による電線防護管用閉塞栓取付方法)について、図2および図3を参照して説明する。
以下では、作業員が、架空線2が架設された電柱に登って、電柱から電線防護管1を架空線2に取り付ける場合を例として説明する。なお、電線防護管1を架空線2に取り付ける方法としては、高所作業車を用いるための道路が整備されている場合や、道路が隣接した樹林の場合には、高所作業車を使用して高所作業車のバケットに作業員が乗り込んで上空から架空線2に取り付けてもよい。
以下では、作業員が、架空線2が架設された電柱に登って、電柱から電線防護管1を架空線2に取り付ける場合を例として説明する。なお、電線防護管1を架空線2に取り付ける方法としては、高所作業車を用いるための道路が整備されている場合や、道路が隣接した樹林の場合には、高所作業車を使用して高所作業車のバケットに作業員が乗り込んで上空から架空線2に取り付けてもよい。
作業員は、架空線2が架設された電柱に登って、既に架設されている架空線2に閉塞栓10を巻き付ける(ステップS11)。このとき、電線防護管1と架空線2との隙間がなくなるように、図2に示すように、閉塞栓10を架空線2に多重に架空線2に沿って多数回巻き付ける。
続いて、作業員は、電線防護管1を押し出して電線防護管1に架空線2を挿入していく際に閉塞詮10が電線防護管1の防護管本体1aの元口側にずれて行くことを防止するために、電線防護管1の先口を開いて、電線防護管1の筒状継手部1cの拡大中空部1dにストッパー20を取り付ける(ステップS12)。このとき、ストッパー20には切れ目23が設けられているため、切れ目23に沿ってストッパー本体21を押し込むことにより、架空線2をストッパー20の孔22に入れる。
続いて、作業員は、架空線2の閉塞詮10が巻き付けられた部分の上から電線防護管1の先口を嵌め込む(ステップS13)。このとき、作業員は、電線防護管1と架空線2との間に隙間がないかを確認し、隙間があれば、架空線2に閉塞詮10を追加して巻き付けるか追加して押し込んで、隙間をなくす。
続いて、作業員は、電線防護管1には先口から元口まで開閉結合部1bが設けられているので、開閉結合部1bに架空線2を沿わすようにして電線防護管1を押し出して、架空線2を電線防護管1に挿入していく(ステップS14)。電線防護管の長さは1〜3mであるため、これ以上の長さの区間を防護する際には、作業員は、電線防護管1の元口側に設けられた連結用突出部1eを、連結する電線防護管1の先口側に設けられた筒状継手部1cに挿入して、連結する電線防護管1の拡大中空部1dに係合させることにより、必要な数の電線防護管1を順次連結しながら、電線防護管1を押し出していく。このとき、ストッパー20は電線防護管1の拡大中空部1dによって支持されて拡大中空部1dよりも元口側に移動することはできないので、閉塞詮10が電線防護管1の防護管本体1aの元口側にずれていくことはない。
防護する区間において架空線2を電線防護管1で覆うと、作業員は、電柱側の電線防護管1の元口側の開口部を閉塞するために、電柱側の電線防護管1の元口よりも外側の架空線2に閉塞栓10を多重に架空線2に沿って多数回巻き付けたのち、閉塞栓10を電線防護管1の元口からきつく押し込む(ステップS15)。
これにより、連結された電線防護管1の先口側および元口側の開口部を閉塞栓10で閉塞することができるので、小動物が樹木などを伝わって電線防護管1の内部に侵入することを防止することができる。
これにより、連結された電線防護管1の先口側および元口側の開口部を閉塞栓10で閉塞することができるので、小動物が樹木などを伝わって電線防護管1の内部に侵入することを防止することができる。
なお、電柱側の電線防護管1の元口側の開口部は、作業員の手元にあるため作業し易いので、閉塞栓10以外の手段(たとえば、架空線2を貫通させる孔が形成された蓋など)で閉塞してもよい。
以上説明したように、本発明の電線防護管用閉塞栓および電線防護管用閉塞栓取付方法は、たとえば、樹林が生い茂った場所などにおいて通信線などが樹林と接触して生ずる損傷を防止するために取り付けられる電線防護管の開口部からの小動物の侵入や通信線などの噛傷被害を未然に防ぐのに利用することができる。
1 電線防護管
1a 防護管本体
1b 開閉結合部
1c 筒状継手部
1d 拡大中空部
1e 連結用突出部
2 架空線
5 通信線
10 閉塞栓
20 ストッパー
21 ストッパー本体
22 孔
23 切れ目
S11〜S15 ステップ
1a 防護管本体
1b 開閉結合部
1c 筒状継手部
1d 拡大中空部
1e 連結用突出部
2 架空線
5 通信線
10 閉塞栓
20 ストッパー
21 ストッパー本体
22 孔
23 切れ目
S11〜S15 ステップ
Claims (9)
- 細い針金を芯材とする合成樹脂製のモールから構成された、かつ、電線防護管(1)の先口側の架空線(2)に巻き付けられる閉塞栓(10)と、
円板状の形状を有するストッパー本体(21)を備えたストッパー(20)と、
を具備し、
前記ストッパー本体に、前記架空線を貫通させるための孔(22)が形成されているとともに、前記ストッパー本体の外周面から前記孔に達する切れ目(23)が形成されている、
ことを特徴とする、電線防護管用閉塞栓。 - 前記閉塞栓が、前記電線防護管の元口側の前記架空線に巻き付けられることを特徴とする、請求項1記載の電線防護管用閉塞栓。
- 前記閉塞栓と同じ構成を有する他の閉塞栓が、前記電線防護管の筒状継手部(1c)の先端部から拡大中空部(1d)まで巻き付けられることを特徴とする、請求項1または2記載の電線防護管用閉塞栓。
- 前記ストッパー本体の径が、前記電線防護管の前記拡大中空部の内径とほぼ等しくされており、
前記ストッパーが、前記電線防護管の前記拡大中空部に取り付けられる、
ことを特徴とする、請求項3記載の電線防護管用閉塞栓。 - 請求項1乃至4いずれかに記載の電線防護管用閉塞栓を電線防護管(1)に取り付ける電線防護管用閉塞栓取付方法であって、
作業員が、既に架空線(2)が架設された電柱に登って、該架空線に電線防護管用閉塞栓の閉塞栓(10)を巻き付ける第1のステップ(S11)と、
作業員が、前記電線防護管の先口を開いて、前記電線防護管の筒状継手部(1c)の拡大中空部(1d)にストッパー(20)を取り付ける第2のステップ(S12)と、
作業員が、前記架空線の前記閉塞詮が巻き付けられた部分の上から前記電線防護管の先口を嵌め込む第3のステップ(S13)と、
作業員が、前記電線防護管の先口から元口まで設けられた開閉結合部(1b)に前記架空線を沿わすようにして前記電線防護管を押し出して、該架空線を該電線防護管に挿入していく第4のステップ(S14)と、
を具備することを特徴とする、電線防護管用閉塞栓取付方法。 - 防護する区間において前記架空線を前記電線防護管で覆うと、作業員が、前記電柱側の前記電線防護管の元口よりも外側の前記架空線に他の閉塞栓を巻き付けたのち、該他の閉塞栓を該電線防護管の元口からきつく押し込む第5のステップ(S15)をさらに具備することを特徴とする、請求項5記載の電線防護管用閉塞栓取付方法。
- 前記第1のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との隙間がなくなるように、前記閉塞栓を該架空線に多重に該架空線に沿って多数回巻き付け、
前記第5のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との隙間がなくなるように、前記他の閉塞栓を該架空線に多重に該架空線に沿って多数回巻き付ける、
ことを特徴とする、請求項6記載の電線防護管用閉塞栓取付方法。 - 前記第2のステップにおいて、作業員が、ストッパー本体(21)に設けられている切れ目(23)に沿って該ストッパー本体を押し込むことにより、前記架空線を該ストッパーの孔(22)に入れることを特徴とする、請求項5乃至7いずれかに記載の電線防護管用閉塞栓取付方法。
- 前記第3のステップにおいて、作業員が、前記電線防護管と前記架空線との間に隙間がないかを確認し、隙間があれば、該架空線に前記閉塞詮を追加して巻き付けるか追加して押し込んで、隙間をなくすことを特徴とする、請求項5乃至8いずれかに記載の電線防護管用閉塞栓取付方法。
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JP2014176149A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Nippon Telegraph & Telephone East Corp | ケーブル保護具 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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