JP2007201756A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定時間内の送受信保証が要求されるデータの通信をできるようにする。
【解決手段】所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域や、非同期ネットワーク内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのDATAを記載する領域を有するタイミングパケットTPを採用する。本発明は、非同期ネットワーク中のデータ通信装置に適用可能である。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置および方法並びにプログラムに関し、特に、所定時間内の送受信保証が要求されるデータの通信を可能にし、かつ、送受信側双方での周期を一致させたデータ処理を可能にする情報処理装置および方法並びにプログラムに関する。
LAN(Local Area Network)等の一般的な通信は、特定のデータパケットが伝送路を占有することなく、いつでも、複数のサービスに対応するデータパケットを送信することを前提にして行われている。そのため、データパケット送信中に発生するデータパケット同士の衝突によるパケットロスや、パケット遅延については、それぞれ個々のサービス毎に、どの程度許容できるのかを考慮する必要がある。従って、パケットロスやパケット遅延については、リアルタイム性を必要としないサービスに対応するデータパケットの送信にとっては大きな問題とならないが、リアルタイム性を必要とするサービスに対応するデータパケットの送信にとっては、大きな問題となる。
ここにリアルタイム性とは、一定時間内に所定の処理を完了しなければならないという制約、即ちいわゆる時間制約を満たすことをいう。
このような問題点を解決する方式として、特許文献1には「リアルタイム通信方式」が、特許文献2には「マルチメディアLAN方式」が、それぞれ記載されている。特許文献1の「リアルタイム通信方式」とは、周期的に発生する所定時間内でリアルタイム性を必要とするデータパケットの送信を行うもので、その所定時間内で送信可能なデータ量が所定値以下となるよう算出/設定することによりリアルタイム性を保証するものである。また、特許文献2の「マルチメディアLAN方式」とは、LANシステム全体に共通の同期制御タイムスロット、同期転送タイムスロット、および、非同期転送タイムスロットを設け、同期転送タイムスロットを利用して送信するデータパケットのリアルタイム性を保証するものである。
一方、近年、ネットワークに接続される各機器間で処理を実行する場合、送信側のみならず、受信側の処理も含めてリアルタイム性が要求されることがある。例えば、複数の映像切換装置が特定の映像フレームにおいてその映像信号出力を一斉に切り換えるといった操作を、ネットワークを介して制御装置から制御する場合、送信側の制御装置が該当する制御データパケットを一定時間内に送信するだけでなく、受信側の映像切換装置が一定時間内に制御データパケットを受信してそれに基づく処理を実行する必要がある。
なお、以下、このように、送信側のみならず、受信側の処理も含めてリアルタイム性が要求されることを、所定時間内の送受信保証の要求とも称する。
特許第3385899号公報 特許第1963910号公報
しかしながら、「リアルタイム通信方式」、および「マルチメディアLAN方式」に記載されている方法は、どちらもリアルタイム性を必要とするデータパケットの通信にたいして十分な帯域を保証しているが、データパケットの到達、および受信処理が一定時間内に行われることを保証するものではない。従って、「リアルタイム通信方式」、および「マルチメディアLAN方式」に記載されている方法を単に採用しても、所定時間内の送受信保証の要求に応えることは困難である。
また、同期を得るために送信するパケットに基準クロックデータを記載するだけでは、送受信装置のデータ処理に同じクロック周波数を使用することはできても、当該パケットの送受信装置が周期を一致させたデータ処理をそれぞれ実行することは困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定時間内の送受信保証が要求されるデータの通信を可能にし、かつ、送受信側双方での周期を一致させたデータ処理を可能にするものである。
本発明の一側面の第1の情報処理装置は、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置であって、前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットとして生成する生成手段と、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、前記生成手段により生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信することを制御する送信制御手段とを備える。
前記生成手段により生成されるパケットは、さらに、前記情報処理システム内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する第2の領域を有することができる。
前記パケットは、複数種類存在し、かつ、ブロードキャスト通信により送信され、前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数の送信元ポート番号のうちの、送信対象の種類と対応する送信元ポート番号を設定する設定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記送信元ポート番号をさらに含めた前記パケットであって、前記設定手段により設定された前記送信元ポート番号に対応する種類の前記パケットを生成することができる。
前記パケットは、複数種類存在し、かつ、マルチキャスト通信により送信され、前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のIP(Internet Protocol)マルチキャストアドレスのうちの、送信対象の種類と対応するIPマルチキャストアドレスを設定する設定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記IPマルチキャストアドレスをさらに含めた前記パケットであって、前記設定手段により設定された前記IPマルチキャストアドレスに対応する種類の前記パケットを生成することができる。
前記非同期ネットワークは、複数のVLAN(Virtual Local Area Network)に区分されており、前記パケットは、複数種類存在し、かつ、複数の前記VLANのうちの前記情報処理装置が属するVLANにおいてブロードキャスト通信により送信され、前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のVID(VLAN− Identification)のうちの、送信対象の種類と対応するVIDを設定する設定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記VIDをさらに含めた前記パケットであって、前記設定手段により設定された前記VIDに対応する種類の前記パケットを生成することができる。
本発明の一側面の第1の情報処理方法は、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置の情報処理方法であって、前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域を有するパケットとして生成し、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信するステップを含む。
本発明の一側面の第1のプログラムは、上述した本発明の一側面の第1の情報処理方法に対応するプログラムである。
本発明の一側面の第1の情報処理装置および方法並びにプログラムにおいては、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置において、次のような処理がなされる。即ち、前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報が、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域を有するパケットとして生成され、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信される。
本発明の一側面の第2の情報処理装置は、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置であって、前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信する受信手段と、前記受信手段に受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する判定手段と、前記受信手段に受信された前記パケットのうちの、前記判定手段により前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出する検出手段とを備える。
前記時刻同期情報のパケットは、さらに、前記情報処理システム内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する第2の領域を有し、前記検出手段は、前記判定手段により前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、さらに、前記データを検出することができる。
前記時刻同期情報のパケットは、複数種類存在し、ブロードキャスト通信により送信され、前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数の送信元ポート番号のうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応する送信元ポート番号がさらに含まれており、前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれる送信元ポート番号に基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定することができる。
前記時刻同期情報のパケットは、複数種類存在し、マルチキャスト通信により送信され、前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のIP(Internet Protocol)マルチキャストアドレスのうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応するIPマルチキャストアドレスがさらに含まれており、前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれるIPマルチキャストアドレスに基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定することができる。
前記非同期ネットワークは、複数のVLAN(Virtual Local Area Network)に区分されており、前記時刻同期情報のパケットは、複数種類存在し、複数の前記VLANのうちの前記別の情報処理装置と前記情報処理装置自身とが属するVLANにおいてブロードキャスト通信により送信され、前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のVID(VLAN− Identification)のうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応するVIDがさらに含まれており、前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれるVIDに基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定することができる。
本発明の一側面の第2の情報処理方法は、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置の情報処理方法であって、前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信し、受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定し、受信された前記パケットのうちの、前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出するステップを含む。
本発明の一側面の第2のプログラムは、上述した本発明の一側面の第2の情報処理方法に対応するプログラムである。
本発明の一側面の第2の情報処理装置および方法並びにプログラムにおいては、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置において、次のような処理がなされる。即ち、前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットが受信され、受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かが判定され、受信された前記パケットのうちの、前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号が検出される。
以上のごとく、本発明によれば、データの通信ができる。特に、所定時間内の送受信保証が要求されるデータの通信ができ、かつ、送受信側双方での周期を一致させたデータ処理ができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、明細書又は図面における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書又は図面に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書又は図面に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明の一側面の情報処理装置は、
一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システム(例えば図1や図3乃至図5の情報処理システム)の一構成要素である情報処理装置(例えば図1の場合にはデータ通信装置1−1)において、
前記リアルタイムデータの送受信スケジュール(例えば図2のスケジュール)の設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケット(例えば、図8乃至図10のシーケンス番号と記述された領域を有するタイミングパケットTP)として生成する生成手段(例えば図7のタイミングパケット生成部24)と、
前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、前記生成手段により生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信することを制御する送信制御手段(例えば図7の送信パケット制御部27)と
を備える。
前記生成手段により生成されるパケットは、さらに、前記非同期ネットワーク内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する第2の領域(例えば、図10のDATAと記述された領域)を有する。
前記パケットは、複数種類存在し、かつ、ブロードキャスト通信により送信され、
前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数の送信元ポート番号のうちの、送信対象の種類と対応する送信元ポート番号を設定する設定手段(例えば図7のタイミングパケット送信アドレステーブル設定部25)
をさらに備え、
前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記送信元ポート番号をさらに含めた前記パケット(例えば図11のUDPヘッダ内の送信元ポート番号と記述された領域に、かかる送信元ポート番号が記述されたタイミングパケットTP)であって、前記設定手段により設定された前記送信元ポート番号に対応する種類の前記パケットを生成する。
前記パケットは、複数種類存在し、かつ、マルチキャスト通信により送信され、
前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のIP(Internet Protocol)マルチキャストアドレスのうちの、送信対象の種類と対応するIPマルチキャストアドレスを設定する設定手段(例えば図7のタイミングパケット送信アドレステーブル設定部25)
をさらに備え、
前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記IPマルチキャストアドレスをさらに含めた前記パケット(例えば図12のIPヘッダ内の宛先IPアドレスと記述された領域に、かかるIPマルチキャストアドレスが記述されたタイミングパケットTP)であって、前記設定手段により設定された前記IPマルチキャストアドレスに対応する種類の前記パケットを生成する。
前記非同期ネットワークは、複数のVLAN(Virtual Local Area Network)に区分されており、
前記パケットは、複数種類存在し、かつ、複数の前記VLANのうちの前記情報処理装置が属するVLANにおいてブロードキャスト通信により送信され、
前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のVID(VLAN− Identification)のうちの、送信対象の種類と対応するVIDを設定する設定手段(例えば図7のタイミングパケット送信アドレステーブル設定部25)
をさらに備え、
前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記VIDをさらに含めた前記パケットト(例えば図13のタグ内のVIDと記述された領域に、かかるVIDが記述されたタイミングパケットTP)であって、前記設定手段により設定された前記VIDに対応する種類の前記パケットを生成する。
本発明の一側面の第1の情報処理方法は、
一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システム(例えば図1や図3乃至図5の情報処理システム)の一構成要素である情報処理装置(例えば図1の場合にはデータ通信装置1−1)の情報処理方法において、
前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域を有するパケットとして生成し(例えば図14のステップS1乃至S3)、
前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信する(例えば図14のステップS4)
ステップを含む。
本発明の一側面の第1のプログラムは、上述した本発明の一側面の第2の情報処理方法に対応するプログラムであって、例えば、後述する図21のCPU301を有するコンピュータにより実行される。
本発明の一側面の第2の情報処理装置は、
一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システム(例えば図1や図3乃至図5の情報処理システム)の一構成要素である情報処理装置(例えば図1の場合にはデータ通信装置1−2乃至1−6のうちの所定の1つ)において、
前記リアルタイムデータの送受信スケジュール(例えば図2のスケジュール)の設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケット(例えば、図8乃至図10のシーケンス番号と記述された領域を有するタイミングパケットTP)が、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置(例えば図1の場合にはデータ通信装置1−1)から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信する受信手段(例えば図7のパケット受信処理部31)と、
前記受信手段に受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する判定手段(例えば図7のパケットフィルタ部32)と、
前記受信手段に受信された前記パケットのうちの、前記判定手段により前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出する検出手段(例えば図7のタイミングパケット検出部34)と
を備える。
前記時刻同期情報のパケットは、さらに、前記情報処理システム内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する第2の領域(例えば、図10のDATAと記述された領域)を有し、
前記検出手段は、前記判定手段により前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、さらに、前記データを検出する。
前記時刻同期情報のパケットは、
複数種類存在し、
ブロードキャスト通信により送信され、
前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数の送信元ポート番号のうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応する送信元ポート番号(例えば図11のUDPヘッダ内の送信元ポート番号の記述値)がさらに含まれており、
前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれる送信元ポート番号に基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する。
前記時刻同期情報のパケットは、
複数種類存在し、
マルチキャスト通信により送信され、
前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のIP(Internet Protocol)マルチキャストアドレスのうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応するIPマルチキャストアドレス(例えば図12のIPヘッダ内の宛先IPアドレスの記述値)がさらに含まれており、
前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれるIPマルチキャストアドレスに基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する。
前記非同期ネットワークは、複数のVLAN(Virtual Local Area Network)に区分されており、
前記時刻同期情報のパケットは、
複数種類存在し、
複数の前記VLANのうちの前記別の情報処理装置と前記情報処理装置自身とが属するVLANにおいてブロードキャスト通信により送信され、
前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のVID(VLAN− Identification)のうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応するVID(例えば図13のタグ内のVIDの記述値)がさらに含まれており、
前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれるVIDに基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する。
本発明の一側面の第2の情報処理方法は、
一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システム(例えば図1や図3乃至図5の情報処理システム)の一構成要素である情報処理装置の情報処理方法(例えば図1の場合にはデータ通信装置1−2乃至1−6のうちの所定の1つ)であって、
前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信し(例えば図15のステップS11)、
受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定し(例えば図15のステップS12)、
受信された前記パケットのうちの、前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出する(例えば図15のステップS14)
ステップを含む。
本発明の一側面の第2のプログラムは、上述した本発明の一側面の第2の情報処理方法に対応するプログラムであって、例えば、後述する図21のCPU301を有するコンピュータにより実行される。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの構成例を示している。
図1の例の情報処理システムは、6台のデータ通信装置1−1乃至1−6がLANスイッチ2(以下、LAN−SW2と記述する)に接続されて構成されている。即ち、データ通信装置1−1乃至1−6は、非同期ネットワークの一例であるLANを介して相互に接続されている。
ただし、LAN−SW2に接続されるデータ通信装置の台数は、図1の例の6台に限定されず、任意の台数でよい。このことは、他の実施の形態においても同様である。
データ通信装置1−1は、所定のリファレンス信号Rsを外部より入力し、このリファレンス信号Rsに基づいて、この情報処理システム内で共通のデータ送受信スケジュールを設定するための時刻同期情報をパケット(以下、かかるパケットをタイミングパケットTPと称する)として生成して、マルチキャストまたはブロードキャスト通信によりデータ通信装置1−2乃至1−6に送信する。
これにより、データ通信装置1−1乃至1−6の全ては同一の時刻情報を共有し、換言するとシステム内の唯一の標準時刻で動作し、共通のデータ送受信スケジュールにより各種データパケットを送受信することができる。
かかる共通のデータ送受信スケジュール(以下通信スケジュールとも称する)の一例が、図2に示されている。
図2中一番上のタイミングチャートは、データ通信装置1−1によるタイミングパケットTPの送信タイミングの一例を示している。図2の例では、タイミングパケットTPは、時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・のタイミングで周期的にブロードキャストされている。
データ通信装置1−2乃至1−6は、このタイミングパケットTPを受信し、時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・に個々のタイマを同期する。具体的には例えば本実施の形態では、後述するように、PLL部34が出力信号rtを出力すること(図5や図6等)が、タイマの同期に相当する。
図2中中央(上から2番目)のタイミングチャートは、データ通信装置1−2乃至1−6における、タイマの示す時刻に基づく送信スケジュールの設定例を示している。また、図2中一番下のタイミングチャートは、データ通信装置1−2乃至1−6における、タイマの示す時刻に基づく受信スケジュールの設定例を示している。データ通信装置1−2乃至1−6における送信機能および受信機能に対応するアプリケーションプログラムは、これらの通信スケジュールに従って動作する。
送信スケジュールにおいて、時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・毎に設定されている所定時間TRSは、リアルタイム性を保証すべきデータパケットの送出区間(時間的区間)を示している。そこで、以下、かかる所定時間TRSを、RTP送出区間TRSと称する。
また、以下、リアルタイム性を保証すべきデータパケットを、リアルタイムパケットRTPという。即ち、リアルタイパケットRTPとは、所定時間内の送受信保証が要求されるデータの一例である。
一方、受信スケジュールにおいて、時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・毎に設定されている所定時間TRRは、リアルタイムパケットRTPの受信区間(時間的区間)を示している。そこで、以下、かかる所定時間TRRを、RTP受信区間TRRと称する。
RTP送信区間TRSは、例えば、リアルタイムパケットRTPの送信量に応じて設定することができる。一方、RTP受信区間TRRは、LAN(使用する非同期ネットワーク)に固有のパケット到達遅延時間、受信機能のアプリケーションプログラムで設定されるT ’(n)、T ’(n+1)、・・・のタイムアウト、応答確認および通信失敗時の再送処理を実行する通信プロトコルを利用したデータパケット送信の場合における処理時間余裕等に応じて設定することができる。
ちなみに、期間Δ 1 は、データ通信装置1−1における時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・に対する、データ通信装置1−2乃至1−6のアプリケーションプログラムが利用するタイマの誤差である。
また、期間Δ 2 は、リアルタイムパケットRTPの送出時刻に対する、データ通信装置1−2乃至1−6の受信機能のアプリケーションプログラムにおける受信確認時刻の誤差である。
いずれの誤差も、理想的にはゼロであることが望ましい。以下、説明の簡略上、いずれの誤差もゼロであるとして説明していく。
なお、タイミングパケットTPの送信タイミングである時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・は、必ずしも周期的に発生させる必要はない。例えば、受信機能のアプリケーションプログラムで受信のタイムアウトT ’(n)、T ’(n+1)、・・・の設定が必要となる場合に対応させて非周期的に発生させても良い。
また、RTP送出区間TRSおよびRTP受信区間TRRは、時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・毎に、必ずしも一つ設定する必要はない。例えば、複数のデータ通信装置において、時刻t(n)、t(n+1)、t(n+2)、・・・毎に、複数のRTP送出区間TRSと複数のRTP受信区間TRRをそれぞれ個別に設定するように取り決めても良い。
このように、非同期ネットワークを利用する情報処理システム(例えば図1)は、1台のデータ通信装置から送出されるタイミングパケットTPで特定される標準時刻を利用して、各データ通信装置における通信スケジュール(例えば図2)を設定し、その通信スケジュールに基づいてデータの送受信を行うことができる。その結果、所定時間内の送受信保証が要求されるデータ(例えばリアルタイムパケットRTP等)の通信が可能になる。
図3は、本発明を適用した情報処理システムの構成例であって、図1とは異なる例を示している。
図3の例の情報処理システムも、6台のデータ通信装置1−1乃至1−6がLAN−SW2に接続されて構成されている。
ただし、図3の例では、データ通信装置1−1乃至1−3がリファレンス信号Rs1に基づく時刻同期情報を共有し、データ通信装置1−4乃至1−6がリファレンス信号Rs2に基づく時刻同期情報を共有する。即ち、データ通信装置1−1にはリファレンス信号Rs1が外部より入力され、このリファレンス信号Rs1に基づくタイミングパケットTP1がマルチキャスト通信によりデータ通信装置1−1からデータ通信装置1−2,1−3に転送される。一方、データ通信装置1−4にはリファレンス信号Rs2が外部より入力され、このリファレンス信号Rs2に基づくタイミングパケットTP2がマルチキャスト通信によりデータ通信装置1−4からデータ通信装置1−5,1−6に転送される。
図4は、本発明を適用した情報処理システムの構成例であって、図1や図3とは異なる例を示している。
図4の例の情報処理システムも、6台のデータ通信装置1−1乃至1−6がLAN−SW2に接続されて構成されている。
図4の例でも、図3の例と同様に、データ通信装置1−1乃至1−3がリファレンス信号Rs1に基づく時刻同期情報を共有し、データ通信装置1−4乃至1−6がリファレンス信号Rs2に基づく時刻同期情報を共有する。
ただし、図4の例では、データ通信装置1−1にはリファレンス信号Rs1が外部より入力され、このリファレンス信号Rs1に基づくタイミングパケットTP1がブロードキャスト通信によりデータ通信装置1−1からデータ通信装置1−2乃至1−6に転送される。また、データ通信装置1−4にはリファレンス信号Rs2が外部より入力され、このリファレンス信号Rs2に基づくタイミングパケットTP2がブロードキャスト通信によりデータ通信装置1−4からデータ通信装置1−1乃至1−3,1−5,1−6に転送される。
この場合、データ通信装置1−2,1−3では、タイミングパケットTP1を受信処理すべきタイミングパケットとして識別し、タイミングパケットTP2は廃棄するように設定され、また、データ通信装置1−1ではタイミングパケット受信機能を停止するように設定される。同様に、データ通信装置1−5,1−6では、タイミングパケットTP2を受信処理すべきタイミングパケットとして識別し、タイミングパケットTP1は廃棄するように設定され、また、データ通信装置1−4ではタイミングパケット受信機能を停止するように設定される。
図5は、本発明を適用した情報処理システムの構成例であって、図1、図3、図4とは異なる例を示している。
図5の例の情報処理システムも、6台のデータ通信装置1−1乃至1−6がLAN−SW2に接続されて構成されている。
ただし、図5の例では、VLAN(Virtual Local Area Network)1に属するデータ通信装置1−1乃至1−3がリファレンス信号Rs1に基づく時刻同期情報を共有し、VLAN2に属するデータ通信装置1−4乃至1−6がリファレンス信号Rs2に基づく時刻同期情報を共有する。即ち、データ通信装置1−1にはリファレンス信号Rs1が外部より入力され、このリファレンス信号Rs1に基づくタイミングパケットTP1がブロードキャスト通信によりデータ通信装置1−1からデータ通信装置1−2,1−3に転送される。一方、データ通信装置1−4にはリファレンス信号Rs2が外部より入力され、このリファレンス信号Rs2に基づくタイミングパケットTP2がブロードキャスト通信によりデータ通信装置1−4からデータ通信装置1−5,1−6に転送される。
以上説明した図1乃至図5の例では、データ通信装置1−1,1−4が、外部からのタイミング信号Rsにより時刻同期情報を得て、それに対応するタイミングパケットTPを送信する装置(以下、TP送信装置と称する)に該当する。一方、データ通信装置1−2,1−3,1−5,1−6が、非同期ネットワークからタイミングパケットTPを受信し、それより時刻同期情報を得る装置(以下、TP受信装置と称する)に該当する。
ただし、データ通信装置1−2,1−3,1−5,1−6も、タイミング信号Rsが入力されれば、TP送信装置として機能することもできるし、データ通信装置1−1,1−4もTP受信装置として機能することもできる。即ち、データ通信装置1−1乃至1−6は、TP送信装置としてもTP受信装置としても機能し得る。
そこで、以下、データ通信装置1−1乃至1−6を個々に区別する必要がない場合、単にデータ通信装置1と称する。かかるデータ通信装置1の機能的構成例が図6に示されている。
図6の例では、データ通信装置1は、主制御部11、時刻情報送信部12、およびデータ送受信部13から構成されている。
主制御部11は、このデータ通信装置1全体の動作を制御する。その制御に際して、主制御部11は、図示はしないが、上述した受信機能や送信機能の他各種の機能を実現させる各種アプリケーションプログラムを必要に応じて適宜実行する。
時刻情報送信部12は、外部からのリファレンス信号Rsに基づいてタイミングパケットTPを生成して、マルチキャストまたはブロードキャスト通信により他のデータ通信装置に送信する。
データ送受信部13は、他のデータ通信装置から送信された、タイミングパケットTPを含む各種データパケット(以下、他のデータ通信装置からのパケットをまとめてパケットPrと称する)を受信し、そのパケットPrを主制御部11に提供したり、そのパケットPrに基づく各種処理を適宜実行する。また、データ送受信部13は、タイミングパケットTPを除く各種パケットを主制御部11から取得したり自身で生成して、そのパケット(以下、パケットPsと称する)を他のデータ通信装置に送信する。
次に、図7を参照して、時刻情報送信部12とデータ送受信部13の詳細について説明する。即ち、図7は、データ送信装置1のより詳細な機能的構成例を示している。
図7の例では、データ送信装置1は、主制御部11の他、PLL動作設定部21乃至タイミングパケット受信アドレステーブル設定部33から構成されている。
これらのブロックのうちのPLL動作設定部21乃至パケット送信処理部28は、時刻情報送信部12として機能する(TP送信装置として機能する)場合と、データ送受信部13の一部として機能する(TP受信装置の一部として機能する)場合とがある。
何れの装置として機能するのかの設定は、PLL動作設定部21によってなされる。即ち、データ通信装置1がTP送信装置とTP受信装置とのうちの何れで機能するのかの設定、処理すべき入力リファレンス信号Rsの種類の設定、および、受信処理すべきタイミングパケットTPの種類の設定に関する制御情報が、主制御部11からPLL動作設定部21に提供されてくる。そこで、PLL動作設定部21は、この制御情報に基づいて各種設定を行い、それらの各種設定に基づいてPLL部22の動作を制御するための制御情報(以下、PLL部制御情報と称する)を生成して、PLL部22に提供する。
例えば、TP送信装置として機能させる設定がPLL部制御情報としてPLL動作設定部21からPLL部22に与えられた場合には、PLL部22は、リファレンス信号入力処理部23の出力信号を比較信号として設定し、出力信号(以下、PLL出力信号と称する)を比較信号と同期させる制御を行う。このPLL出力信号は、タイミングパケット生成部24に提供される。
即ち、リファレンス信号入力処理部23は、外部からのリファレンス信号Rsを入力し、必要に応じて各種信号処理を適宜施し、PLL部22に提供する。
タイミングパケット生成部24は、PLL部22のPLL出力信号に基づいて、タイミングパケットTPを生成して、送信パケット制御部27に提供する。
なお、本実施の形態では、タイミングパケットTPは、例えば、タイミングパケットヘッダ部と、タイミングパケットペイロード部とから構成される。この場合、タイミングパケットヘッダ部の生成に必要な情報は、タイミングパケット送信アドレステーブル設定部25から提供される。一方、タイミングパケットペイロード部の生成に必要な情報は、タイミングパケットペイロード設定部26から提供される。
即ち、タイミングパケット送信アドレステーブル設定部25は、主制御部11からのテーブル設定情報に基づいて、タイミングパケットヘッダ部の生成に必要な情報を生成して、タイミングパケット生成部24に出力する。ここでいう「タイミングパケットヘッダ部の生成に必要な情報」とは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスとしてどのような値をそれぞれ設定(使用)するのかが記載されたテーブル情報をいう。また、詳細については図11乃至図13を参照して後述するが、本実施の形態では例えば、タイミングパケットTPを特定(識別)するための情報(以下、TP特定情報と称する)もタイミングパケットヘッダ部に含められる。従って、TP特定情報も、「タイミングパケットヘッダ部の生成に必要な情報」の一部である。
また、タイミングパケットペイロード設定部26は、主制御部11からの各種情報に基づいて、タイミングパケットペイロード部の生成に必要な情報を生成し、タイミングパケット生成部24に出力する。なお、主制御部11からタイミングパケットペイロード設定部26に提供される各種情報や、タイミングパケットペイロード部の具体例については後述する。
送信パケット制御部27は、タイミングパケット生成部24からのタイミングパケットTPを、出力タイミングを調整した上でパケット送信処理部28に提供する。
パケット送信処理部28は、送信パケット制御部27からのタイミングパケットTPを、非同期ネットワークに適合する形態に変換した上で、当該非同期ネットワークを介して他のデータ通信装置に出力する。なお、非同期ネットワークに適合する形態に変換するとは、例えば、非同期ネットワークがイーサネット(登録商標)である場合には、MACヘッダ等を付加することをいう。
以上、データ通信装置1がTP送信装置として機能している場合(時刻情報送信部12として機能している場合)に動作するブロックについて説明した。
以下、データ通信装置1がTP受信装置として機能している場合(データ送受信部13として機能している場合)に動作するブロックについて説明する。
即ち例えば、TP受信装置として機能させる設定がPLL部制御情報としてPLL動作設定部21からPLL部22に与えられた場合には、PLL部22は、タイミングパケット検出部34からのタイミング情報を比較信号として設定し、PLL出力信号を比較信号と同期させる制御を行う。
このPLL出力信号は主制御部11に提供される。すると、例えば、主制御部11は、このPLL出力信号を用いた各種処理を実行できる。例えば、上述した図2の送信スケジュールに従って各種パケットが主制御部11から出力され、送信パケット制御部27とパケット送信処理部28とを介して、パケットPsとして非同期ネットワークを介して他のデータ通信装置に送信される。
一方、他のデータ通信装置からパケットPrが送信されてきた場合には、パケット受信処理部31が、そのパケットPrを、非同期ネットワークを介して受信し、パケットフィルタ部32に提供する。
パケットフィルタ部32は、パケット受信処理部31からのパケットPrを、タイミングパケットTPとその他のパケットPaとに分離し、タイミングパケットTPをタイミングパケット検出部34に、その他のパケットPaを主制御部11に、それぞれ提供する。
この場合、タイミングパケットTPと他のパケットPaとの分離に必要な情報、即ち、上述したTP特定情報は、タイミングパケット受信アドレステーブル設定部33から提供される。即ち、タイミングパケット受信アドレステーブル設定部33は、主制御部11からのテーブル設定情報に基づいてTP特定情報を生成して、パケットフィルタ部32に出力する。なお、テーブル設定情報や、TP特定情報の具体例については、図11乃至図13等を参照して後述する。
タイミングパケット検出部34は、パケットフィルタ部32からのタイミングパケットTPから、PLL部34の動作に必要なタイミング情報およびタイミングパケットペイロード部の記載情報を検出し、タイミング情報(PLL部22の比較信号)をPLL部22に提供し、また、タイミングパケットペイロード部の記載情報をタイミングパケットペイロード送出部35に提供する。
タイミングパケットペイロード送出部35は、タイミングパケットペイロード部の記載情報のうちの、主制御部11から要求された情報を、主制御部11から要求されたタイミングで、主制御部11に送出する。例えば本実施の形態では、タイミングパケットペイロード送出部35から主制御部11に送出される情報とは、後述するシーケンス番号(図8乃至図10)、クロックリファレンス(図9や図10)、DATA(図10)等である。
次に、図8乃至図10を参照して、上述した図7の機能的構成を有するデータ通信装置1から送受信されるタイミングパケットTPの具体的な構造例について説明する。
なお、図8乃至図10におけるかっこ内の数字は、データのバイト数を示している。
図8の例のタイミングパケットTPは、MAC(Media Access Control)ヘッダ、IP(Internet Protocol)ヘッダ、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダ、および、UDPペイロード部P1から構成される、トータル64バイト長のMACパケットである。
図8の例のUDPペイロード部P1においては、先頭の4バイトにシーケンス番号が配置され、最後尾の4バイトにFCS(Frame Check Sequence)が配置されている。
ここにシーケンス番号とは、タイミングパケットTPの送出周期に相当する時間毎に変化していく番号をいう。このシーケンス番号は、図7のPLL部22で生成され、そのPLL出力に含まれて、タイミングパケット生成部24に提供される。
このシーケンス番号は、例えば、パケット送信を行う周期タイミング(例えば図2のRTP送信区間TRSの周期タイミング)の設定や確認に、また、パケットを受信する周期タイミング(例えば図2のRTP受信区間TRRの周期タイミング)の確認に利用可能である。
図9の例のタイミングパケットTPは、MACヘッダ、IPヘッダ、UDPヘッダ、および、UDPペイロード部P2から構成される、トータル64バイト長のMACパケットである。
図9の例のUDPペイロード部P2においては、先頭の4バイトにクロックリファレンスが配置され、それに続く4バイトにシーケンス番号が配置され、最後尾の4バイトにFCSが配置されている。
クロックリファレンスは、シーケンス番号とともに、図7のPLL部22で生成され、そのPLL出力に含まれて、タイミングパケット生成部24に提供される。
また、クロックリファレンスは、例えば、図1乃至図5等の情報処理システムにおいて、2以上のデータ通信装置1内の各アプリケーションでそれぞれ同一の周波数を使用したいという要求がある場合に、かかる要求に応えるための情報として利用可能である。
図10の例のタイミングパケットTPは、MACヘッダ、IPヘッダ、UDPヘッダ、および、UDPペイロード部P3から構成される、トータル64バイト長のMACパケットである。
図10の例のUDPペイロード部P3においては、先頭の4バイトにクロックリファレンスが配置され、それに続く4バイトにシーケンス番号が配置され、さらにそれに続く4バイトにDATAが配置され、最後尾の4バイトにFCSが配置されている。
DATAとしては、基本的に任意の情報が利用可能である。即ち、DATAの利用方法には特に制限がない。例えば、DATAとして、図1乃至図5等の情報処理システム全体における共有情報を利用することができる。具体的には例えば、TP送信装置として機能するデータ通信装置1に対して情報処理システム(非同期ネットワークシステム)内の共有情報の管理機能を併設させた場合、かかる共有情報を記載するためにDATAを利用することができる。これにより、当該情報処理システム内の通信のための専用パケットを別途用意する必要がなくなる、という効果を奏することが可能になる。なお、かかる共有情報としては、例えば、非同期ネットワークシステムの動作状態に関する情報、ネットワーク構成状態に関する情報、タイムスタンプの通知など様々な情報を採用することが可能である。
以上説明した図8のUDPペイロード部P1、図9のUDPペイロード部P2、および、図10のUDPペイロード部P3のうちの何れを、タイミングパケットペイロード部として設定するのかを指示する情報は、本実施の形態では主制御部11により生成されて、タイミングパケットペイロード設定部26に提供される。すると、タイミングパケットペイロード設定部26は、かかる情報で指示されているUDPペイロード部をタイミングパケットペイロード部として設定する旨の情報を、タイミングパケットペイロード部の生成に必要な情報の少なくとも一部として生成して、タイミングパケット生成部24に出力する。
さらに、本実施の形態では、主制御部11は、図10のUDPペイロード部P3をタイミングパケットペイロード部として設定することを指示する情報を、タイミングパケットペイロード設定部26に提供する場合、DATAの記載情報そのもの又はそれを生成するために必要な情報もタイミングパケットペイロード設定部26に提供する。この場合、タイミングパケットペイロード設定部26は、UDPペイロード部P3をタイミングパケットペイロード部として設定する旨の情報とともに、DATAの記載情報を、タイミングパケットペイロード部の生成に必要な情報の少なくとも一部として生成して、タイミングパケット生成部24に出力する。
次に、図11乃至図13を参照して、タイミングパケットTPの識別手法の具体例を幾つか説明する。なお、説明の簡略上、図11乃至図13に示されるタイミングTPの構造は、図10の例の構造とされているが、以下の識別手法は、その他の構造(図8や図9の例の構造等)のタイミングパケットTPに対しても適用可能である。
図11に示す識別手法とは、UDPヘッダ部の2バイトの送信ポート番号をTP特定情報として利用して、タイミングパケットTPを識別する手法の例である。識別内容としては、例えばリファレンス信号Rsの種類(その種類による違い)を採用可能である。具体的には例えば、50Hz/60Hz等の周波数の違い、進み/遅れ等の位相の違い、HDTV(High−Definition TeleVision)/SDTV(Standard Definition TeleVision)の方式の違い等を、識別内容として採用可能である。例えば本実施の形態では、主制御部11が、リファレンス信号Rsの複数の種類のそれぞれに対して1つの送信ポート番号を対応付け、それらの各対応関係を示すテーブル設定情報を生成し、タイミングパケット送信アドレステーブル設定部25とタイミングパケット受信アドレステーブル設定部33とに提供する。
また、図12に示す識別手法とは、IPマルチキャストアドレス(IPヘッダ部の4バイトの宛先IPアドレス)をTP特定情報として利用して、タイミングパケットTPを識別する手法の例である。識別内容としては、例えば図11の場合と同様に、リファレンス信号Rsの種類(その種類による違い)を採用可能である。この場合、例えば本実施の形態では、主制御部11が、リファレンス信号Rsの複数の種類のそれぞれに対して1つのIPマルチキャストアドレスを対応付け、それらの各対応関係を示すテーブル設定情報を生成し、タイミングパケット送信アドレステーブル設定部25とタイミングパケット受信アドレステーブル設定部33とに提供する。なお、設定されたマルチキャストIPアドレスの下位23ビットを01−00−5E−00−00−00(16進数表記)の下位23ビットに組み込んだアドレスが、MACヘッダの宛先MACアドレスとなる。
また、図13に示す識別手法とは、VLANタグ(図13中、灰色表示のタグ)の12ビットのVIDをTP特定情報として利用して、タイミングパケットTPを識別する手法の例である。識別内容としては、例えば図11や図12の場合と同様に、リファレンス信号Rsの種類(その種類による違い)を採用可能である。この場合、例えば本実施の形態では、主制御部11が、リファレンス信号Rsの複数の種類のそれぞれに対して1つのVIDを対応付け、それらの各対応関係を示すテーブル設定情報を生成し、タイミングパケット送信アドレステーブル設定部25とタイミングパケット受信アドレステーブル設定部33とに提供する。
以上、図8乃至図13を参照して、タイミングパケットTPの具体的な構造例について説目した。ただし、タイミングパケットTPの構造は、図8乃至図13の例に限定されず、一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報としてのパケットであって、その一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域を有するパケットであればよい。さらに、情報処理システム内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する領域を有するパケットであるとよい。また、そのタイミングパケットTPを特定するためのTP特定情報を含んでいるパケットであるとよい。
次に、図14のフローチャートを参照して、図7の機能的構成を有するデータ通信装置1が実行する処理のうちの、タイミングパケットTPを送信するまでの処理(以下、タイミングパケット送信処理と称する)について説明する。
本実施の形態では、タイミングパケット送信処理は、周期的なリファレンス信号Rsが入力される度に実行される。即ち、リファレンス信号Rsを比較信号として動作するPLL部22から、PLL出力信号が出力される毎に、タイミングパケット送信処理が実行される。
ステップS1において、タイミングパケット生成部24は、タイミングパケット送信アドレステーブル設定部25からの情報を利用して、上述したTP特定情報を含むタイミングパケットヘッダ部を生成する。
ステップS2において、タイミングパケット生成部24は、タイミングパケットペイロード設定部26からの情報を利用して、上述したシーケンス番号、クロックリファレンス、およびDATAのうちの少なくともシーケンス番号を含むタイミングパケットペイロード部を生成する。即ち、上述した例では、図8のUDPペイロード部P1、図9のUDPペイロード部P2、および図10のUDPペイロード部P3のうちの何れか1つが、タイミングパケットペイロード部として生成される。
なお、ステップS1とS2の処理順序は、図14の例に限定されず任意でよい。即ち、先にステップS2の処理が実行された後ステップS1の処理が実行されるようしてもよいし、ステップS1とS2とがほぼ同時に実行されるようにしてもよい。
ステップS3において、タイミングパケット生成部24は、タイミングパケットヘッダ部とタイミングパケットペイロード部とからなるタイミングパケットTPを生成し、送信パケット制御部27に提供する。
ステップS4において、送信パケット制御部27は、送信タイミングを調整した上で、
タイミングパケットTPを、パケット送信処理部28を介して非同期ネットワークに送信する。
次に、図15のフローチャートを参照して、図7の機能的構成を有するデータ通信装置1が実行する処理のうちの、タイミングパケットTPを受信するまでの処理(以下、タイミングパケット受信処理と称する)について説明する。
ステップS11において、パケット受信処理部31は、パケットPrを受信して、パケットフィルタ部32に提供する。
ステップS12において、パケットフィルタ部32は、パケットPrにTP特定情報が含まれているか否かを判定する。
ステップS12において、TP特定情報が含まれていないと判定した場合、パケットフィルタ部32は、ステップS13において、パケットPrを他のパケットPaとして処理する。即ち、パケットPrは他のパケットPaとして主制御部11に提供され、他のパケットPaに基づく各種処理が主制御部11により適宜実行される。これにより、タイミングパケット受信処理は終了となる。
これに対して、ステップS12において、TP特定情報が含まれていると判定した場合、パケットフィルタ部32は、パケットPrをタイミングパケットTPとしてタイミングパケット検出部34に提供する。これにより、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、タイミングパケット検出部34は、タイミングパケットTPから、タイミング情報およびタイミングパケットペイロード部の記載情報を検出する。そして、ステップS15において、タイミングパケット検出部34は、タイミング情報をPLL部22に提供し、また、タイミングパケットペイロード部の記載情報をタイミングパケットペイロード送出部35を介して主制御部11に提供する。これにより、タイミングパケット受信処理は終了となる。
以上、本発明が適用される情報処理システムの実施の形態として、図1乃至図5に示される各構成のシステムについて説明したが、本発明は、図1乃至図5の各例に限定されず、その他様々な実施の形態を取ることが可能である。
具体的には例えば、図16乃至図18のそれぞれには、本発明が適用される情報処理システムの他の実施の形態の機能ブロック図が示されている。
即ち、図16は、非同期ネットワークシステムの他の実施の形態としての、映像信号切換システムへの適用例を示ている。
図16の例では、垂直同期情報送信装置51、映像信号切替制御装置52、および、映像信号切替装置53−1乃至53−4がLAN−SW54に接続されて構成されている。
即ち、図16は、図1の例のデータ通信装置1−1として垂直同期情報送信装置51を採用し、データ通信装置1−2として映像信号切替制御装置52を採用し、かつ、データ通信装置1−3乃至1−6として映像信号切替装置53−1乃至53−4を採用した場合の情報処理システムの構成例を示している。
映像信号切換装置53−1乃至53−4は、3つの映像入力信号(図16中、各装置を示すブロックに入力される矢印)を選択対象とし、選択した2つの映像信号を映像出力信号(図16中、各装置を示すブロックから出力される矢印)として出力する機能を有する。
図16の例では、垂直同期信号がタイミングパケットTPとして垂直同期情報送信装置51から出力され、LAN経由で(LAN−SW54を介して)、映像信号切替制御装置52および映像信号切替装置53−1乃至53−4に与えられる。その結果、この情報処理システムにおいて、共通の垂直同期信号が再生される。この垂直同期信号を共通の時刻情報として、映像信号切換制御装置52および映像信号切換装置53−1乃至53−4は動作する。
ここでは、映像信号切換装置53−1乃至53−4における映像信号の切換は、垂直同期信号のタイミングに連動して実行されるとする。この場合、映像信号切換制御装置52は、映像信号の切替を制御するための制御コマンドを生成し、その制御コマンドをリアルタイムパケットRTPとして、LAN経由で(LAN−SW54を介して)、映像信号切替装置53−1乃至53−4に送信する。即ち、映像信号切替装置53−1乃至53−4は、リアルタイムパケットRTPとして受信される制御コマンドに基づいて動作し、制御コマンドに応じた映像信号の切換処理を実行する。
即ち、図16の例では、映像信号の切換を制御する制御コマンドが、所定時間内の送受信保証が要求されるデータの一例である。
また、図16の情報処理システムにおいて、映像信号切替制御装置52として、モニタ機能付きの装置を採用し、映像信号切替装置53−1乃至53−4として、モニタ対応機能付き装置を採用することもできる。
ここに、モニタ対応機能とは、映像入力信号及び映像出力信号のうちの、モニタ機能付きの映像信号切換制御装置52により指定された映像信号をパケット化して送信する機能のことをいう。また、モニタ機能とは、パケット化した映像信号を受信して表示する機能をいみする。
ここで、表示画像は、垂直同期情報送信装置51からタイミングパケットTPとして送信される垂直同期情報に従って表示されるとする。もっとも、表示画像の切換タイミングは、フィールド単位程度の誤差を許容するものとする。この場合、この映像信号パケットも、リアルタイムパケットTPとして取り扱うことが可能になるが、上述したリアルタイム性を保証すべき制御コマンドとは性質の異なるデータパケットとして取扱うことが可能となる。
また、図17の例の情報処理システムは、上述した6台のデータ通信装置1−1乃至1−6に加えてさらに、時刻同期情報(本実施の形態ではタイミングパケットTP)を送信する専用の装置71(以下、時刻同期情報送信装置71と称する)がLAN−SW2に接続されて構成されている。
また、図18の例では、情報処理システムの構成要素自体は、図17の例と同様に、6台のデータ通信装置1−1乃至1−6、LAN−SW2、および時刻同期情報送信装置71とされているが、時刻同期情報送信装置71はLAN−SW2に接続されておらず、データ通信装置1−1乃至1−6のみがLAN−SW2に接続されている。
即ち、図18の例では、時刻同期情報送信装置71から送信されたタイミングパケットTPは、LAN−SW2を介さずに直接、データ通信装置1−1乃至1−6に提供される。
かかる時刻同期情報送信装置71は、例えば図19に示されるように、主制御部81、時刻情報送信部82、および、パケット受信処理部83から構成されている。図7と図19とを比較すると明らかなように、図19の主制御部81は図7の主制御部11に対応し、図19の時刻情報送信部82は図7の時刻情報送信部12に対応し、即ち、図19のPLL動作設定部91乃至パケット送信処理部98のそれぞれは図7のPLL動作設定部21乃至パケット送信処理部28のそれぞれに対応し、また、図19のパケット受信処理部83は図7のパケット受信処理部31に対応する。
その他、本発明は、次の(a)乃至(g)で示されるような様々な情報処理システムにも適用可能である。
(a)前述の形態例では、リアルタイム性を保証すべきデータパケットと、リアルタイム性の保証が不要なデータパケットの受信又は送信機能の両方を有するデータ通信装置から構成されるシステムについて説明した。しかしながら、リアルタイム性を保証すべきデータパケットだけを送受信する情報処理装置と、リアルタイム性の保証が不要なデータパケットだけを送受信する情報処理装置から構成される非同期ネットワークシステムにも適用できる。
(b)前述の形態例では、映像機器として映像信号切換装置とその切換制御装置が接続されている場合について説明した。しかし、他の映像機器が接続されても良い。例えば、撮像カメラ、監視カメラその他の撮像装置とその制御装置が接続されていても良い。また例えば、ビデオサーバー、ビテオテープレコーダーその他のストレージ装置が接続されていても良い。
(c)前述の形態例では、非同期ネットワークシステムの一例として映像信号切換システムを説明した。そして、非同期ネットワークシステムを構成する情報処理装置の一例として映像機器を接続する場合について説明した。しかし、非同期ネットワークシステムを構成する情報処理装置は他の電子機器でも良い。例えば、スピーカ、チューナー、アンプ、スイッチャその他の音声機器でも良い。
(d)非同期ネットワークシステムは、民生用のネットワークシステムにも、事業者用のネットワークシステムにも応用できる。例えば、放送局システム(すなわち、映像機器として放送機器が接続される場合)や宅内システムにも適用できる。また、拠点間を接続する基幹システムにも適用できる。
(e)前述の形態例に係る送受信機能は、その応用システムに応じた情報処理装置に搭載できる。例えば、コンピュータ、印刷装置、デジタルカメラ、ゲーム機器、スキャナ、携帯情報端末(携帯型のコンピュータ、携帯電話機、携帯型ゲーム機、電子書籍等)、時計
、画像再生装置(例えば、光ディスク装置、ホームサーバー)、モニタ、テレビジョン受
像器にも搭載できる。なお、送受信機能は、処理ボード、半導体チップその他のハードウエアとして搭載される他、コンピュータ上で実行されるプログラムの形態としても搭載し得る。
(f)前述の形態例では、時刻同期情報データ送信装置と情報処理装置が別の場合について説明した。しかし、時刻同期情報データ送信装置は、いずれかの情報処理装置内に搭載されていても良い。
(g)前述の形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される各種の変形例及び応用例も考えられる。
ところで、上述した一連の処理(或いはそのうちの一部分の処理)は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。
この場合、上述した各種情報処理システムの一構成要素、例えば、図1等のデータ通信装置1−1乃至1−6の全体若しくはその一部分や、図17等の時刻同期情報送信装置71の全体若しくはその一部分は、例えば、図20に示されるようなコンピュータで構成することができる。
図20において、CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202に記録されているプログラム、または記憶部208からRAM(Random Access Memory)203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204にはまた、入出力インターフェース205も接続されている。
入出力インターフェース205には、キーボード、マウスなどよりなる入力部206、ディスプレイなどよりなる出力部207、ハードディスクなどより構成される記憶部208、および、通信部209が接続されている。
通信部209は、CPU201から供給されるデータを、LAN−SW2を介して、それに接続されている他の機器(上述した例では、他のデータ通信装置1)に送信したり、他の機器から送信されてくるデータを受信し、CPU201に供給したりする。また、通信部209は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルスタックの処理(プロトコルスタックに関する所定の処理)を行う。
かかる通信部209は、例えば図21に示すように構成することができる。即ち、図21は、通信部209のハードウエアの構成例を示している。
通信部209は、CPU301、ROM302、RAM303、記録部305、インターフェース306、および送受信処理部307を含むようにして構成される。CPU301、ROM302、RAM303、記録部305、インターフェース306、および送受信処理部307のそれぞれは、バス304を介して相互に接続されている。
図21の例の通信部309において、CPU301は、ROM302に記憶されているプログラム、または記録部305からRAM303にロードされたプログラムにしたがって各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
送受信処理部307は、CPU301の制御の基に、例えば、LAN−SW2を介して、他の機器にデータを送信したり、他の機器から送信されてくるデータを受信したりするための所定の処理を行う。
通信部209が、図21のようなハードウエア構成を有している場合には、上述した図6の時刻情報送信部12とデータ送受信部13の機能を通信部209に搭載することもできる。即ち、通信部209のCPU301が、時刻情報送信部12とデータ送受信部13との機能を実現するための処理を実行することができる。
この場合、通信部209は、データ通信装置1の一構成要素と把握してもよいが、1つの装置として把握することも可能である。即ち、例えば、図21の通信部209を、図20のデータ通信装置1から着脱自在な装置として構成することも可能である。この場合、通信部209は、データ通信装置1のみならず様々な機器に装着されて、ネットワーク通信を行うための上述した各種処理を実行することができる。
図20に戻り、入出力インターフェース205にはまた、必要に応じてドライブ210が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体211が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部208にインストールされる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図20に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア(パッケージメディア)211により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されている図20のROM202,図21のROM302や、図20の記憶部208,図21の記録部305に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、上述したように、本明細書において、システムとは、複数の処理装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
本発明が適用される情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムが使用する通信スケジュールの一例を示す図である。 本発明が適用される情報処理システムの構成例であって、図1とは異なる例を示すブロック図である。 本発明が適用される情報処理システムの構成例であって、図1,図3とは異なる例を示すブロック図である。 本発明が適用される情報処理システムの構成例であって、図1,図3,図4とは異なる例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムのデータ通信装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 図6のデータ通信装置の詳細な機能的構成例を示す機能ブロック図である。 本発明が適用されるタイミングパケットの構造例を示す図である。 本発明が適用されるタイミングパケットの構造例であって、図8とは異なる例を示す図である。 本発明が適用されるタイミングパケットの構造例であって、図8,図9とは異なる例を示す図である。 本発明が適用されるタイミングパケットの識別手法の一例を説明する図である。 本発明が適用されるタイミングパケットの識別手法の一例であって、図11とは異なる例を説明する図である。 本発明が適用されるタイミングパケットの識別手法の一例であって、図11,図12とは異なる例を説明する図である。 図7のデータ通信装置が実行する処理のうちの、タイミングパケット送信処理の一例を説明するフローチャートである。 図7のデータ通信装置が実行する処理のうちの、タイミングパケット受信処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明が適用される情報処理システムの構成例であって、図1,図3乃至図5とは異なる例を示すブロック図である。 本発明が適用される情報処理システムの構成例であって、図1,図3乃至図5,図16とは異なる例を示すブロック図である。 本発明が適用される情報処理システムの構成例であって、図1,図3乃至図5,図16,図17とは異なる例を示すブロック図である。 図17や図18の情報処理システムの時刻同期情報送信装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 本発明が適用される情報処理装置の全部または一部分のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図20の情報処理装置の通信部の詳細なハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1,1−1乃至1−6 データ通信装置, 2 LAN−SW, 11 主制御部, 12 時刻情報送信部, 13 データ送受信部, 21 PLL動作設定部, 22 PLL部22 リファレンス信号入力処理部, 24 タイミングパケット生成部, 25 タイミングパケット送信アドレステーブル設定部, 26 タイミングパケットペイロード設定部, 27 送信パケット制御部, 28 パケット送信処理部, 31 パケット受信処理部, 32 パケットフィルタ部, 33 タイミングパケット受信アドレステーブル設定部, 34 タイミングパケット検出部, 35 タイミングパケットペイロード送出部, 51 垂直同期情報送信装置, 52 映像信号切替制御装置, 53−1乃至53−4 映像信号切替装置, 54 LAN−SW, 71 時刻同期情報送信装置, 81 主制御部, 82 時刻情報送信部, 83 パケット受信処理部, 91 PLL動作設定部, 92 PLL部, 93 リファレンス信号入力処理部, 94 タイミングパケット生成部, 95 タイミングパケット送信アドレステーブル設定部, 96 タイミングパケットペイロード設定部, 97 送信パケット制御部, 98 パケット送信処理部, 201 CPU, 202 ROM, 203 RAM, 208 記憶部, 211 リムーバブルメディア, 209 通信部, 211 リムーバブルメディア, 301 CPU, 302 ROM, 303 RAM, 308 記録部

Claims (14)

  1. 一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置において、
    前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットとして生成する生成手段と、
    前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、前記生成手段により生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信することを制御する送信制御手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記生成手段により生成されるパケットは、さらに、前記情報処理システム内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する第2の領域を有する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記パケットは、複数種類存在し、かつ、ブロードキャスト通信により送信され、
    前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数の送信元ポート番号のうちの、送信対象の種類と対応する送信元ポート番号を設定する設定手段
    をさらに備え、
    前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記送信元ポート番号をさらに含めた前記パケットであって、前記設定手段により設定された前記送信元ポート番号に対応する種類の前記パケットを生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記パケットは、複数種類存在し、かつ、マルチキャスト通信により送信され、
    前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のIP(Internet Protocol)マルチキャストアドレスのうちの、送信対象の種類と対応するIPマルチキャストアドレスを設定する設定手段
    をさらに備え、
    前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記IPマルチキャストアドレスをさらに含めた前記パケットであって、前記設定手段により設定された前記IPマルチキャストアドレスに対応する種類の前記パケットを生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記非同期ネットワークは、複数のVLAN(Virtual Local Area Network)に区分されており、
    前記パケットは、複数種類存在し、かつ、複数の前記VLANのうちの前記情報処理装置が属するVLANにおいてブロードキャスト通信により送信され、
    前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のVID(VLAN- Identification)のうちの、送信対象の種類と対応するVIDを設定する設定手段
    をさらに備え、
    前記生成手段は、前記設定手段により設定された前記VIDをさらに含めた前記パケットであって、前記設定手段により設定された前記VIDに対応する種類の前記パケットを生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置の情報処理方法において、
    前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域を有するパケットとして生成し、
    前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信する
    ステップを含む情報処理方法。
  7. 一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    制御対象の前記情報処理装置が、
    前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報を、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための領域を有するパケットとして生成し、
    前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、生成された前記パケットを前記非同期ネットワークに送信する
    ことを制御するステップを含むプログラム。
  8. 一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置において、
    前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段に受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する判定手段と、
    前記受信手段に受信された前記パケットのうちの、前記判定手段により前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出する検出手段と
    を備える情報処理装置。
  9. 前記時刻同期情報のパケットは、さらに、前記情報処理システム内の共有情報の通信、またはその共有情報の分割通信を行うためのデータを記載する第2の領域を有し、
    前記検出手段は、前記判定手段により前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、さらに、前記データを検出する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記時刻同期情報のパケットは、
    複数種類存在し、
    ブロードキャスト通信により送信され、
    前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数の送信元ポート番号のうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応する送信元ポート番号がさらに含まれており、
    前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれる送信元ポート番号に基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記時刻同期情報のパケットは、
    複数種類存在し、
    マルチキャスト通信により送信され、
    前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のIP(Internet Protocol)マルチキャストアドレスのうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応するIPマルチキャストアドレスがさらに含まれており、
    前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれるIPマルチキャストアドレスに基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 前記非同期ネットワークは、複数のVLAN(Virtual Local Area Network)に区分されており、
    前記時刻同期情報のパケットは、
    複数種類存在し、
    複数の前記VLANのうちの前記別の情報処理装置と前記情報処理装置自身とが属するVLANにおいてブロードキャスト通信により送信され、
    前記パケットの前記複数種類のそれぞれと一対一に対応した複数のVID(VLAN- Identification)のうちの、前記別の情報処理装置にとっての送信対象の種類と対応するVIDがさらに含まれており、
    前記判定手段は、前記受信手段に受信された前記パケットに含まれるVIDに基づいて、受信対象の種類の前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  13. 一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信し、
    受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定し、
    受信された前記パケットのうちの、前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出する
    ステップを含む情報処理方法。
  14. 一定周期毎の所定時間内の送受信保証が要求されるリアルタイムデータを非同期ネットワークを介して通信する情報処理システムの一構成要素である情報処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    制御対象の前記情報処理装置が、
    前記リアルタイムデータの送受信スケジュールの設定時に利用される時刻同期情報として、前記一定周期に相当する時間で変化するシーケンス番号を記載するための第1の領域を有するパケットが、前記一定周期毎の所定の各送信タイミングで、別の情報処理装置から前記非同期ネットワークを介して送信されてきた場合、前記パケットを受信し、
    受信された前記パケットは、前記時刻同期情報のパケットであるか否かを判定し、
    受信された前記パケットのうちの、前記時刻同期情報であると判定されたパケットから、前記シーケンス番号を検出する
    ことを制御するステップを含むプログラム。
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