JP2005354542A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信装置で、ネットワークジッタや送受信端末におけるクロック偏差に起因して生じる受信側バッファのデータ破綻を回避する。
【解決手段】 受信バッファ27が受信手段21による受信データを一時的に記憶し、受信データ読出手段24、28が当該データをクロック信号発生手段23によるクロック信号に基づくタイミングで読み出し、第1の受信バッファデータ量調整手段26がデータ量検出手段25、26により受信バッファの記憶データ量が上限値を超えたこと或いは下限値未満であることを検出した場合には所定量のデータを削除し或いは記憶させ、第2の受信バッファデータ量調整手段26がこの回数が所定の時間内に閾値を超えた場合には比較的大きい量のデータを削除する或いは記憶させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データを受信する受信装置に関し、特に、ネットワークを使ったリアルタイムデータ伝送において発生するネットワークジッタや送受信端末における動作クロックの偏差に起因して生じる受信側バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)を回避することを実現する受信装置に関する。
例えば、送信側から受信側へデータを送信するに際して、受信側の受信バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)を防ぐためには、一般に、送受信端末でのクロックの同期化が必須となる。
ここで、従来技術を使った送受信端末でのクロック同期化方法の一例として、MPEGシステムを例に説明する。
MPEGシステムの規格では、送信側となるエンコーダ側でデータストリームの中にクロックリファレンスを多重し、このクロックリファレンスを使って受信側のシステムクロックに位相同期ループ(PLL:Phase Lock Loop)をかけて送受信端末のクロック同期化を実現している。なお、PLLの動作の詳細が、例えば、ISO/IEC 国際標準 13818−1 0.8.2 Synchronizationに記載されている(非特許文献1)。
また、例えば、MPEG−2システムの規格では、27MHzのシステムタイムクロック(STC)がエンコーダ及びデコーダに設けられており、デコーダのSTCをエンコーダのSTCにPLL同期させるためのクロックリファレンスとしてシステムクロックリファレンス(SCR)及びプログラムクロックリファレンス(PCR)が定義されている。また、PLLを安定に動作させることを保証するために、SCRの送信間隔は700ms以下と定められており、PCRの送信間隔は100ms以下と定められている。
ISO/IEC 国際標準 13818−1 0.8.2 Synchronization
しかしながら、従来のPLL回路を使った送受信端末の同期化技術では、ネットワークジッタのあるネットワークではクロックリファレンスであるSCRやPCRが規定の送信間隔で送られてくるとは限らない。このため、受信端末のクロックにPLLをかけて、PLL動作を安定したロック状態(同期がとれている状態)にすることは非常に困難である。
このように、従来では、例えば、PLLにより送信側と受信側のクロック周波数のずれ合わせを行うことは、伝送にネットワークを使うとネットワークジッタの影響でずれ調整に使うデータがタイミング良く得られなくなるため難しく、つまり、PLLをかけるクロックリファレンス値そのものがネットワークではジッタして送られてくるため、受信端末のクロックに安定したPLLロックをかけることは非常に困難であった。
このため、従来では、受信側バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)が発生してしまうといった不具合があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、例えば、ネットワークを使ったリアルタイムデータ伝送において発生するネットワークジッタや送受信端末における動作クロックの偏差に起因して生じる受信側バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)を回避することができる受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る受信装置では、データを受信するに際して、次のような処理を行う。
すなわち、受信手段が、データを受信する。クロック信号発生手段が、クロック信号(受信側のクロック信号)を発生させる。受信バッファが、前記受信手段により受信されたデータを一時的に記憶する。受信データ読出手段が、前記受信バッファに記憶されたデータを、前記クロック信号発生手段により発生させられたクロック信号に基づくタイミングで、読み出す。データ量検出手段が、前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定値(所定の上限値)を超えたこと或いは所定値(所定の下限値)未満であることを検出する。第1の受信バッファデータ量調整手段が、前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたことが検出された場合には、前記受信バッファに記憶された所定のデータ量(第1の削除データ量)のデータを削除し、また、前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満であることが検出された場合には、前記受信バッファに所定のデータ量(第1の記憶データ量)のデータを記憶させる。第2の受信バッファデータ量調整手段が、所定の時間内に前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたことが検出された回数が所定の閾値(第1の閾値)を超えた場合には、前記受信バッファに記憶された所定のデータ量(前記第1の削除データ量と比べて大きい第2の削除データ量)のデータを削除し、また、所定の時間内に前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満であることが検出された回数が所定の閾値(第2の閾値)を超えた場合には、前記受信バッファに所定のデータ量(前記第1の記憶データ量と比べて大きい第2の記憶データ量)のデータを記憶させる。
従って、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えた場合には受信バッファに記憶された所定量のデータが削除され、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満となった場合には受信バッファに所定量のデータが記憶させられる(補間される)ため、受信バッファに記憶されるデータの量を適度な量に調整することができ、受信バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)を回避することができる。
また、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超える頻度を確認し、ある所定の時間内にその頻度が所定の回数以下であった場合には、受信バッファに記憶されるデータの量の変動はネットワークジッタを主な原因とするものと判定する一方、所定の時間内に所定の回数を超えた場合には、受信バッファに記憶されるデータの量の変動は送受信端末における動作クロックの偏差を主な原因とするものと判定して、受信バッファから比較的に大きい量のデータが削除されるため、受信バッファのデータ量の変動となる主原因を推測してその原因に合わせて受信バッファに記憶されるデータの量を適度な量に調整することができる。
また、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満となる頻度を確認し、ある所定の時間内にその頻度が所定の回数以下であった場合には、受信バッファに記憶されるデータの量の変動はネットワークジッタを主な原因とするものと判定する一方、所定の時間内に所定の回数を超えた場合には、受信バッファに記憶されるデータの量の変動は送受信端末における動作クロックの偏差を主な原因とするものと判定して、受信バッファに比較的に大きい量のデータが記憶させられるため、受信バッファのデータ量の変動となる主原因を推測してその原因に合わせて受信バッファに記憶されるデータの量を適度な量に調整することができる。
このように、例えば、ネットワークを使ったリアルタイムデータ伝送において発生するネットワークジッタや送受信端末における動作クロックの偏差に起因して生じる受信側バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)を回避することができる。
なお、所定の上限値を超えたことを検出する態様としては、例えば、所定の上限値以上であることを検出する態様が用いられてもよい。
また、所定の下限値未満であることを検出する態様としては、例えば、所定の下限値以下であることを検出する態様が用いられてもよい。
また、所定の閾値を超えたことを検出する態様としては、例えば、所定の閾値以上であることを検出する態様が用いられてもよい。
また、受信装置では、前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたこと或いは所定の下限値未満であることを検出したが、所定の時間内に検出された回数が第1の閾値或いは第2の閾値を超えない場合には通信回線のジッタが主な原因であるとみなし、また、所定の時間内に検出された回数が第1の閾値或いは第2の閾値を超えた場合には送信装置と受信装置との間におけるクロック信号の周波数偏差が主な原因であるとみなす。
ここで、データとしては、種々なデータが用いられてもよい。
また、受信や送信といった通信としては、例えば、有線の通信が用いられてもよく、無線の通信が用いられてもよい。
また、受信バッファとしては、例えば、データを記憶するメモリを用いて構成することができる。
また、受信バッファに記憶されたデータを読み出すタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、周期的なタイミングを用いることができる。
また、受信バッファに記憶されたデータの量に関する所定の上限値や所定の下限値としては、それぞれ、種々な値が用いられてもよい。
また、所定の時間としては、種々な時間が用いられてもよい。
また、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたか否か或いは所定の下限値未満であるか否かをデータ量検出手段により判定して検出を行うタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、一定の周期的なタイミングを用いることができる。そして、所定の時間内に検出された回数がカウントされて、当該回数と閾値とが比較される。
また、第1の削除データ量や、第1の記憶データ量や、第1の削除データ量より大きい第2の削除データ量や、第1の記憶データ量より大きい第2の記憶データ量としては、それぞれ、種々なデータ量が用いられてもよい。
例えば、第1の削除データ量としては、受信バッファの最大容量から上限値に相当する量を引いた結果に相当する量以上を用いることができ、また、第1の記憶データ量としては、下限値に相当する量以上を用いることができる。
また、例えば、第2の削除データ量や第2の記憶データ量としては、受信バッファの全容量の1/2に相当する量などを用いることができる。
また、第1の閾値や、第2の閾値としては、それぞれ種々な値が用いられてもよい。また、第1の閾値と第2の閾値として同じ値を用いるようにしてもよい。
また、第1の削除データ量と第1の記憶データ量として同じ値を用いるようにしてもよい。
また、第2の削除データ量と第2の記憶データ量として同じ値を用いるようにしてもよい。
以下で、更に、本発明に関する構成例を示す。
通信システムでは、送信装置がデータを送信し、受信装置が当該データを受信する。
例えば、送信装置から受信装置へネットワークを介してデータを送信する。
ここで、ネットワークとしては、種々なものが用いられてもよい。
一構成例として、データを送信する送信装置において、クロック信号(送信側のクロック信号)を発生させるクロック信号発生手段と、前記クロック信号発生手段により発生させられたクロック信号に基づくタイミングで送信対象となるデータを出力する送信対象データ出力手段と、前記送信対象データ出力手段により出力されたデータを送信する送信手段と、を備える。
ここで、送信対象となるデータを出力するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよく、例えば、周期的なタイミングを用いることができる。
一構成例として、受信装置の前記受信手段により受信されるデータの重要度(優先度)の高さを表す値を設定するデータ重要度値設定手段を送信装置或いは受信装置に備える。そして、前記第1の受信バッファデータ量調整手段及び前記第2の受信バッファデータ量調整手段は、前記受信バッファに記憶されたデータを削除するに際して、重要度の高さを表す値が小さいデータを優先的に削除する。
ここで、データの重要度の高さを表す値としては、種々な値が用いられてもよく、例えば、2以上の段階で表す値が用いられてもよく、或いは、連続的な値が用いられてもよい。
また、データの重要度の高さを表す値が同一であるデータについては、例えば、時間的に新しい方が重要度が高く(大きく)、時間的に古い方が重要度が低い(小さい)とみなすことができる。
また、データ重要度値設定手段を送信装置に備えた場合には、送信対象となるデータに対して設定された重要度の高さを表す値の情報が、当該データに対応付けられて、送信装置から受信装置へ送信される。受信装置は、受信した当該情報に基づいて、当該データの重要度の高さを表す値を検出する。
一構成例として、受信装置の前記受信手段により受信されるデータは、音声のデータである。そして、前記データ重要度値設定手段は、音声のデータのレベルが小さいほど、重要度の高さを表す値を小さく設定する。つまり、無音に近い音声のデータほど、重要度の高さが低い(小さい)とみなす。
一構成例として、前記データ重要度値設定手段は、データのレベルに関して1つ以上の閾値を用いて、データのレベルと閾値との大小を比較した結果に基づいて、データの重要度を表す値を設定する。
以上説明したように、本発明に係る受信装置によると、データを受信し、受信したデータを受信バッファにより一時的に記憶し、受信バッファに記憶されたデータをクロック信号に基づくタイミングで読み出すに際して、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えた場合には受信バッファに記憶された第1の削除データ量のデータを削除し、受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満である場合には受信バッファに第1の記憶データ量のデータを記憶させ、また、所定の時間内に受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えた回数が第1の閾値を超えた場合には受信バッファに記憶された前記第1の削除データ量と比べて大きい第2の削除データ量のデータを削除し、所定の時間内に受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満である回数が第2の閾値を超えた場合には受信バッファに前記第1の記憶データ量と比べて大きい第2の記憶データ量のデータを記憶させるようにしたため、例えば、ネットワークを使ったリアルタイムデータ伝送において発生するネットワークジッタや送受信端末における動作クロックの偏差に起因して生じる受信側バッファのデータ破綻(オーバーフロー若しくはアンダーフロー)を回避することができる。
本発明に係る一実施例を図面を参照して説明する。
本例では、送信装置と受信装置とがネットワークを介してデータを通信する通信システムを用いて説明を行う。
図1には、送信装置の一構成例を示してあり、また、ネットワーク11の一例を示してある。
本例の送信装置は、クロック発振器1と、分周回路2と、A/D(Analog to Digital)変換器3と、ノイズキャンセラ4と、蓄積バッファ5と、圧縮処理部6と、閾値出力部7と、プライオリティ生成部8と、パケット化処理部9を備えている。
図2には、受信装置の一構成例を示してあり、また、ネットワーク11の一例を示してある。
本例の受信装置は、分離部21と、伸張処理部22と、クロック発振器23と、分周回路24と、閾値出力部25と、制御コントロール部26と、受信バッファ27と、D/A(Digital to Analog)変換器28を備えている。
本例の送信装置と本例の受信装置は共通のネットワーク11に接続されており、当該ネットワーク11を介して送信装置から受信装置へデータを送信する。
なお、本例では、送信装置から受信装置へデータを送信する場合を示すが、例えば、送信装置や受信装置はそれぞれ送信機能と受信機能の両方を有した送受信装置の構成部として構成されており、2つの送受信装置の間で双方向にデータを通信することが行われる。
まず、図1に示される本例の送信装置により行われる送信側の処理の一例を示す。
クロック発振器1は、送信側のシステムクロック(送信システムクロック)であり、所定のクロック信号を発生させて分周回路2へ出力する。
分周回路2は、クロック発振器1からのクロック信号を分周した信号(分周クロック信号)をA/D変換器3へ出力する。
A/D変換器3は、分周回路2からの分周クロック信号で動作する。
A/D変換器3は、送信対象となるアナログ音声信号を入力し、入力したアナログ音声信号を分周クロック信号でサンプリングしたパルス符号変調(PCM:Pulse Code Modulation)データへ変換してノイズキャンセラ4へ出力する。
図3には、A/D変換器3による変換の一例を示してある。グラフの横軸は時間を示しており、縦軸はPCMデータの音声レベル(デジタル値)を示している。
本例では、A/D変換器3の量子化精度が16ビット(例えば、HEX表示)であるとし、電源電圧がVddであるとし、DC成分(Vdd/2)の上に振幅Vddのサイン波を重畳した信号をA/D変換器3に入力すると、出力は、(Vdd/2)レベルの信号をデジタル値0x0000(無音データ)へ変換し、Vddレベルの信号を最大値0x7FFFへ変換し、GNDレベルの信号を最小値0x8000へ変換するものとなる。
また、本例では、分周クロック信号の周波数が8kHzであるとすると、16ビットのPCMデータが125μs毎に固定ビットレートでA/D変換器3から出力されて、ノイズキャンセラ4へ送られる。125μs毎のPCMデータが1サンプル分のデータとなる。
ノイズキャンセラ4は、A/D変換器3から入力されるPCMデータからノイズ成分を取り除いたPCMデータを蓄積バッファ5へ出力する。一般的に、環境騒音等のノイズはレベルが定常的であり多くの周波数成分を含んでいる一方、音声信号はレベルが常に変動しており多くの周波数成分を含まないことが知られている。そこで、本例のノイズキャンセラ4は、このような統計的性質の違いを利用して、環境騒音等のノイズを含んだ音声信号から当該ノイズ成分だけを取り除いた音声信号であるPCMデータを後段の蓄積バッファ5へ送っている。
蓄積バッファ5は、125μs毎に1サンプルずつ送られてくるPCMデータを一旦蓄積し、所定量(本例では、240サンプル)のデータが貯まったら、フラグを立てて、圧縮処理部6にデータが貯まったことを知らせる。
本例では、最初のサンプルが届いてから30ms後には240サンプルのPCMデータが蓄積バッファ5に蓄積することになる。
なお、本例では、125μs毎に1サンプルとして、30ms間隔で240サンプルを単位として1パケットに乗せて送信する場合を示すが、例えば、30msという値や240サンプルという値は、遅延と効率とのトレードオフで決定される調整値であり、他の種々な値が用いられてもよい。
圧縮処理部6は、蓄積バッファ5からのフラグをポーリングしており、当該フラグが立てられてロウ(Low)からハイ(High)へ変化したら、蓄積バッファ5へのEN信号を制御して蓄積バッファ5から240サンプルのPCMデータを一塊にして当該圧縮処理部6へ取りこむ。この時、同時に、当該240サンプルのPCMデータがプライオリティ生成部8へ送信される。
圧縮処理部6は、30msに1回の割合で240サンプルのPCMデータを取り込み、これを符号化圧縮した圧縮データをパケット化処理部9へ送出する。本例では、圧縮処理にかかる実処理時間はデータを取り込む周期(30ms)以内に収まるものとして、パケット化処理部9への送信も30ms間隔で行われるとする。
プライオリティ生成部8は、圧縮処理部6で240サンプルのPCMデータを圧縮処理している間に、送信されてきた同じサンプルのデータを分析して、当該データのプライオリティ(優先度)を決定し、圧縮処理部6と連動して30msに1回、パケット化処理部9へプライオリティ情報を送る。
本例では、データのプライオリティ情報とは、受信バッファでデータの補間又は削除処理を行った際に受信側ユーザが受ける違和感と相関関係にある情報のことであり、例えば、データが不連続になっても違和感を受けないような無音に近いデータや背景雑音しか含まれないような小さなレベルのデータには低いプライオリティの情報を付け、逆に、データが不連続になったら違和感が大きい或る一定レベル以上のデータには高いプライオリティの情報を付ける。
データにプライオリティを付けることにより、受信バッファが破綻しそうになったら、受信バッファに蓄積されているPCMデータの中で最も低いプライオリティの情報を有するデータに対して削除若しくは補間を行い、データの不連続性に起因して受信側ユーザが受ける違和感を抑えることができる。
具体的には、本例では、閾値出力部7に所定の閾値レベルA(例えば、HEX表示)が予め設定されており、そして、プライオリティ生成部8は、240サンプルのPCMデータの絶対値と閾値出力部7から出力される閾値レベルAとの大小を比較してプライオリティを決定する。
図4には、プライオリティ生成部8によるプライオリティの生成の一例を示してある。グラフの横軸は時間を示しており、縦軸は蓄積バッファ5から転送される240サンプルのPCMデータの音声レベル(デジタル値)を示している。
理想的には、無音に相当するPCMデータのデジタル値は0x0000となり、正の最大値はA/D変換器3により0x7FFFとなり、負の最大値はA/D変換器3により0x8000となる。
PCMデータのデジタル値はA/D変換器3への入力アナログ音声信号の振幅をリニアにアナログ−デジタル変換した値であるため、時間的に隣接するサンプルのデジタル値の差分が大きくて変動が激しい期間ほど、音声としては大きく明瞭なものとなり、逆に、差分が小さくて変動が鈍い期間ほど、音声としては低く不明瞭に聞こえる。なお、PCMには非圧縮のものと圧縮のものとがあり、リニアとは非圧縮の方を指す。
従って、本例では、音声が不明瞭に聞こえはじめるレベルにあるPCMデータの絶対値を閾値レベルAと定義すると、240サンプルのPCMデータを明瞭レベルのものと不明瞭レベルのものに分類することができる。例えば、閾値レベルAを正の最大値(0x7FFF)の1/100のレベル(0x0147に相当)と設定すれば、不明瞭レベルの範囲はデジタル値0x0147〜0xFEB9となる。
そして、240サンプルのPCMデータのうち、不明瞭レベルの範囲に存在するサンプルの割合が多いとプライオリティを低くし、例えば、240サンプル中で80%以上のサンプルが不明瞭レベルの範囲に該当すれば「C」というプライオリティ情報を付け、240サンプル中で79〜50%のサンプルが不明瞭レベルの範囲に該当すれば「B」というプライオリティ情報を付け、他の場合(つまり、49%以下の場合)には「A」というプライオリティ情報を付けて、このようなプライオリティ情報をパケット化処理部9へ送る。
なお、本例では、3段階のプライオリティ情報を用いた場合を示すが、プライオリティ情報の段階の数としては種々であってもよい。
パケット化処理部9は、プライオリティ生成部8からのプライオリティ情報と圧縮処理部6により処理された圧縮データとを対(ペア)にして、これを例えばインターネット技術標準に準拠したRTP(Real−time Transport Protocol)パケットのペイロード部に埋め込んだRTPパケットを生成し、生成したRTPパケットを所定の時間間隔でネットワーク11へ送信する。当該RTPパケットは、ネットワーク11を介して受信装置へ伝送される。
次に、図2に示される本例の受信装置により行われる受信側の処理の一例を示す。
受信装置では、送信装置から送信側クロック(送信システムクロック)を基準に送出されたRTPパケットがネットワークジッタaを含んで到着するため、RTPパケットを受信するタイミングは(30ms±a)の時間間隔となる。
分離部21は、ネットワーク11から受信したRTPパケットのペイロード部に付加されているプライオリティ情報と圧縮データを分離し、分離した圧縮データを伸張処理部22へ転送し、分離したプライオリティ情報を制御コントロール部26へ転送する。
伸張処理部22は、分離部21からの圧縮データを伸張して16ビットのPCMデータへ変換する。本例では、この実処理時間は圧縮データを受け取る時間間隔(30ms±a)と比べて非常に短く、1回の処理時間が固定であるとすると、取り込む圧縮データのレートと後段にある受信バッファ27へ出力するPCMデータのレートとは等しいとみなせる。つまり、(30ms±a)の周期で240サンプルずつPCMデータを伸張処理部22から受信バッファ27へ送ることになる。
クロック発振器23は、受信側のシステムクロック(受信システムクロック)であり、所定のクロック信号を発生させて分周回路24へ出力する。
分周回路24は、クロック発振器23からのクロック信号を分周した信号(分周クロック信号)をD/A変換器28へ出力する。本例では、分周クロック信号は、受信バッファ27及び制御コントロール部26へも入力される。
受信バッファ27は、伸張処理部22から送られてくる240サンプルのPCMデータを一旦貯めてから、貯めたPCMデータをD/A変換器28へ転送するためのバッファである。
本例では、受信バッファ27には送信側クロック(送信システムクロック)を基準とする(30ms±a)の周期でデータが書き込まれる一方、受信バッファ27からの読み出しはクロック発振器23で発生した受信システムクロックを基準とするD/A変換器28の動作レートで行われる。
ここで、受信バッファ27では、入出力のインターフェイスが非同期であるため、このままでは蓄積データがオーバーフロー若しくはアンダーフローになり、バッファが破綻する。
そこで、本例では、受信バッファ27のデータ蓄積位置の変動を監視して、バッファが破綻しそうな時には、蓄積データの一部を削除若しくは補間して、受信バッファ27の破綻を防ぐようにする。
また、本例では、2つの要因で受信バッファ27のデータ蓄積位置が変動するため、要因を切り分けて、最適な処理を行う必要がある。1つの要因はネットワークジッタaに起因するものであり、もう1つの要因は送受信端末のシステムクロック偏差に起因するものである。
初めに、ネットワークジッタaがなく(つまり、a=0)、しかも送受信端末のシステムクロックが完全に一致した(つまり、送信装置の送信システムクロックと受信装置の受信システムクロックとが完全に一致した)理想的な場合における、受信バッファ27のデータ蓄積位置の変動について説明する。
この場合には、30msに1回、バースト的に240サンプルのPCMデータが伸張処理部22から受信バッファ27に書き込まれ、125μsの一定間隔で1サンプルずつ受信バッファ27からD/A変換器28へPCMデータが読み出される。この場合には、入出力のインターフェイスは同期化されているため、受信バッファ27のデータ蓄積位置の変動範囲は常に1〜240サンプルの範囲に収まる。
一方、送受信端末のシステムクロック1、23が±50ppmの周波数偏差を持つ場合には、送信装置のA/D変換器3と受信装置のD/A変換器28の動作クロックに相当する分周クロックは(8kHz±50ppm)となる。
この場合には、ネットワークジッタaが無視できた(つまり、a=0である)としても、A/D変換器3とD/A変換器28の動作クロックの周波数偏差により、5分間で最大240クロックのずれが発生することになる。これは、受信バッファ27のデータ蓄積位置が5分間で240サンプル分単調増加若しくは単調減少したデータ蓄積位置へシフトすることを意味する。
更に、実際には、上記したA/D変換器3とD/A変換器28の動作クロックの周波数偏差の問題に加えて、ネットワークジッタaを無視することができないため、受信バッファ27のデータ蓄積位置は、5分間で240サンプルずつ増加若しくは減少した位置へシフトするのに加えて、ネットワークジッタaによるデータ蓄積位置の増減分が加えられる。
一般的に、音声双方向の運用時において許容されるネットワークジッタaの量は数100msである。本来は、このネットワークジッタ量に相当するデータ蓄積位置の増減分を吸収することができるサイズの受信バッファを用意しておけば、ネットワークジッタaによるデータ蓄積位置の変動は時間軸上で平均化するとゼロとなるため、長いタイムスパンで受信バッファのデータ蓄積位置を監視すると、データ蓄積位置は単調増加若しくは単調減少の方向へシフトしていくものとみなせる。
しかし、実際には、ネットワーク上の複合要因により、必ずしも想定範囲以内にネットワークジッタaが収まるとは限らない。そこで、本例では、受信バッファ27の許容を超えるネットワークジッタaを考慮するため、受信バッファ27のデータ蓄積位置の変動を所定時間だけ累積させながら監視して、データ蓄積位置の変動が許容を超えたネットワークジッタaを主因としたものであるのか或いはクロックの周波数偏差を主因としたものであるのかを判断し、受信バッファ27が破綻しそうな時には、この判断結果に従って制御コントロール部26内の処理を切り替えて、蓄積データの制御を行う。
制御コントロール部26には、受信バッファ27と同様に、伸張処理部22からの240サンプル単位のPCMデータが入力されるとともに、分周クロック信号が入力される。
制御コントロール部26は、これらの入力信号をもとに受信バッファ27のデータ蓄積位置を把握する。具体的には、受信バッファ27におけるデータ入力とデータ出力との差分を把握して、現在におけるデータ蓄積位置を検知する。
また、本例では、閾値出力部25に所定の閾値レベルD(例えば、HEX表示)及び所定の閾値レベルE(例えば、HEX表示)が予め設定されており、そして、制御コントロール部26は、分離部21から出力されるプライオリティ情報と閾値出力部25から出力される閾値レベルD、Eを入力して、これらの入力情報に基づいて、制御信号を受信バッファ27へ送信して、受信バッファ27のデータ蓄積位置の制御(コントロール)を行う。
また、制御コントロール部26は、D/A変換器28に対してフラグを出力する。
また、本例では、制御コントロール部26は、受信バッファ27のデータ蓄積領域を3つの領域(プリエンプティ領域、定常領域、プリオーバー領域)に区分して、受信バッファ27のデータ蓄積位置を把握する。
図5には、受信バッファ27のデータ蓄積領域の一例を示してある。
同図の例では、エンプティに近い方の240サンプル分の領域がプリエンプティ領域として設定されており、フルに近い方の240サンプル分の領域がプリオーバー領域として設定されており、他の領域が定常領域として設定されている。また、プリエンプティ領域であるか否かを判定するための閾値レベルD(定常領域の下限値)と、プリオーバー領域であるか否かを判定するための閾値レベルE(定常領域の上限値)が設定されている。また、データ蓄積領域の中央の値の位置が参照位置として設定されている。
ここで、定常領域とは、データ蓄積領域のハーフサイズ位置(半分の位置)付近の領域を指し、バッファとして容量に余裕度がある安定した動作領域のことである。定常領域は、ネットワークの状況により変動するネットワークジッタaの量に合わせて変更することが可能なように、閾値レベルD、Eにより下限と上限を設定することができるようにしてある。
また、プリエンプティ領域とは、閾値レベルD以下の領域を指し、つまり、バッファ容量としてはエンプティに近い領域を指す。
また、プリオーバー領域とは、閾値レベルE以上の領域を指し、つまり、バッファ容量としてはフルに近い領域を指す。
D/A変換器28は、クロック発振器23による受信システムクロックを分周回路24で分周した分周クロックで動作しており、制御コントロール部26から送られてくるフラグをもとに一定レートで受信バッファ27からデータの読み出しを開始する。
D/A変換器28は、受信バッファ27から一定レートで読み出したPCMデータをアナログ音声信号へ変換(再生)して出力する。
次に、図6に示されるフローチャートを参照して、本例の受信装置の制御コントロール部26により行われる動作の一例を詳しく説明する。
制御コントロール部26では、図5に示されるように、予め、受信バッファ27のハーフサイズ位置(半分の位置)を参照位置として定義しておく。
制御コントロール部26は、受信バッファ27に書き込まれるPCMデータと同じ入力データをカウントして、受信バッファ27のデータ蓄積位置の動きを監視する。制御コントロール部26は、受信バッファ27のデータ蓄積位置が参照位置を越えたかどうかを判断し(ステップS1)、データ蓄積位置が参照位置を越えたらD/A変換器28へ例えばハイ(High)のフラグを出して、受信バッファ27が読み出し可能な状態になったことを知らせる(ステップS2)。一方、受信バッファ27のデータ蓄積位置が参照位置に満たない間は、制御コントロール部26は、データ蓄積位置が参照位置を越えるまで監視を行う(ステップS1)。
制御コントロール部26は、D/A変換器28による受信バッファ27からのデータ読み出しの開始とともに、所定時間の経過の把握を開始し(ステップS3)、受信バッファ27のデータ蓄積位置を30msの周期で監視する(ステップS4)。なお、本例では、常に受信バッファ27のデータ蓄積位置を監視することまでは必要性がなく、1パケット(240サンプル分のPCMデータ)の受信間隔に合わせて30msに1回チェックすれば足りることから、監視の周期を30msとしたが、他の態様が用いられてもよい。
例えば、受信バッファ27のサイズを±150msのネットワークジッタaを許容することができるサイズ(240サンプル×10個のサイズ)とし、プリエンプティ領域とプリオーバー領域をそれぞれ240サンプル分の領域とすると、D/A変換器28によるデータ読み出しが開始した直後は、受信バッファ27の蓄積データが当該受信バッファ27のハーフサイズ位置(半分の位置)にあるため、受信バッファ27のデータ蓄積位置は定常領域に位置することになる。
本例では、受信バッファ27のデータ蓄積位置の変動がバッファの許容を超えるネットワークジッタaを主因としたものであるか或いはクロックの周波数偏差を主因としたものであるかを判断する方法としては、所定時間においてデータ蓄積位置がプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へシフトする回数をカウントし、このカウント値と予め設定した閾値との大小を比較することで判断する方法を用いる。
例えば、クロックの周波数偏差を主因としたものであれば、データ蓄積位置は単調増加若しくは単調減少の方向へずれるため、プリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へ一旦シフトしてしまえば定常領域へ戻ることはない。従って、所定時間内においてプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へシフトする累積回数は増え、カウント値は定期的に増加するはずである。
一方、許容範囲を超えるネットワークジッタaを主因としたものであれば、一時的にデータ蓄積位置がシフトすることも考えられるが、通常は、ネットワークジッタaにより大きくパケットが遅延した後は、パケットは時間的に詰まって到着するため、データ蓄積位置としては一時的にプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へシフトしたとしても再び定常領域へ戻ることになる。従って、受信バッファ27の許容を超えるネットワークジッタaによりデータ蓄積位置がシフトした場合には、所定時間内においてプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へシフトする累積回数は、上記したクロックの周波数偏差を主因としたものと比べて、不定期的にカウントアップすると考えられる。
そこで、本例では、データ蓄積位置がプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へシフトする回数のカウント値について、所定時間内において当該カウント値が閾値と等しくなった時にはクロック偏差を主因とするものであるとみなし、所定時間内において当該カウント値が閾値未満である場合にはネットワークジッタaを主因とするものであるとみなすように判断する。
また、本例では、データ蓄積位置がプリエンプティ領域にシフトしている状態の回数をカウントするプリエンプティカウンタと、データ蓄積位置がプリオーバー領域にシフトしている状態の回数をカウントするプリオーバーカウンタを設けて、それぞれカウント値を計数する。
本例では、受信バッファ27のデータ蓄積位置の監視処理(ステップS4)を開始した時からの時間経過を制御コントロール部26が備えるタイマを使って計り、予め定めておいた所定期間内において受信バッファ27のデータ蓄積位置がプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域へシフトする回数をカウントする。そして、当該所定期間が経過した場合には(ステップS6、S12、S19)、カウント値をゼロにクリアするとともに(ステップS7、S13、S20)、再度ゼロから時間経過を計り始める(ステップS3)。なお、本例では、クロック偏差を主因としたものと判断して受信バッファ27に対するデータの削除又は補間を行った場合においても(ステップS14、S21)、カウント値をゼロにクリアして(ステップS15、S22)、再度ゼロから時間経過を計り始める。
制御コントロール部26は、上記の判断結果に応じて、受信バッファ27のデータ蓄積位置の制御を行う。
上記の判断及び制御について説明する。
まず、制御コントロール部26は、受信バッファ27のデータ蓄積位置が当該受信バッファ27のいずれの領域に位置するかを確認する(ステップS5、S8)。図6の例では、データ蓄積位置が定常領域に位置するか否かを判定し(ステップS5)、定常領域に位置しない場合にはデータ蓄積位置がプリエンプティ領域に位置するか否かを判定することにより(ステップS8)、データ蓄積位置が定常領域とプリエンプティ領域とプリオーバー領域のいずれの領域に位置するかを判定する。
この結果(ステップS8)、受信バッファ27のデータ蓄積位置が定常領域にあることを判定した場合には、制御コントロール部26は、所定時間が経過しているか否かを判定し(ステップS6)、所定時間が経過していないときには、受信バッファ27の蓄積データに対しては特に処理を行わずに、再びデータ蓄積位置の監視を続ける(ステップS4)。一方、所定時間が経過したときには、プリエンプティカウンタ及びプリオーバーカウンタのカウント値をゼロにクリアして(ステップS7)、再び時間の経過の把握を開始する(ステップS3)。
また、上記の結果(ステップS8)、受信バッファ27のデータ蓄積位置がプリエンプティ領域へシフトしていることを判定した場合には、制御コントロール部26は、データ蓄積位置がプリエンプティ領域へシフトした回数をカウントアップするプリエンプティカウンタのカウント値を1だけ増加させる(ステップS9)。
そして、制御コントロール部26は、プリエンプティカウンタのカウント値と所定の閾値(設定値)との大小の比較を行い(ステップS10)、当該比較結果に基づいて、受信バッファ27の蓄積データに対する処理を切り替える。なお、前記のように、プリエンプティカウンタは、所定時間が経過するとカウント値がゼロにクリアされるものである。
例えば、受信バッファ27のデータ蓄積位置がプリエンプティ領域にシフトし、この時におけるプリエンプティカウンタのカウント値が所定の閾値よりも小さかった場合には、制御コントロール部26は、データ蓄積位置のシフトはネットワークジッタaによる揺れが主因で生じていると判断して、240サンプルの無音に相当するPCMデータを受信バッファ27の領域へ補間して(ステップS11)、一時的にデータ蓄積位置を定常領域へ戻す。なお、例えば、この時点で届いていない240サンプルのPCMデータについては、データとしては再生価値がないものと判断して受信時に破棄するようにしてもよく、つまり、分離部21であまりにも遅く到着したパケットを破棄するような処理を行ってもよい。
その後、制御コントロール部26は、所定時間が経過しているか否かを判定し(ステップS12)、所定時間が経過していないときには、再びデータ蓄積位置の監視を続ける(ステップS4)。一方、所定時間が経過したときには、プリエンプティカウンタ及びプリオーバーカウンタのカウント値をゼロにクリアして(ステップS13)、再び時間の経過の把握を開始する(ステップS3)。
また、プリエンプティカウンタのカウント値がカウントアップして所定の閾値と等しくなった場合には、つまり、所定時間において受信バッファ27のデータ蓄積位置がプリエンプティ領域に存在する頻度が閾値に達するほどに増えた場合には、制御コントロール部26は、受信バッファ27のデータ蓄積位置のシフトはクロック偏差が主因で生じていると判断して、受信バッファ27のハーフサイズに相当するサンプル数の無音に相当するPCMデータを受信バッファ27の領域へ補間して、(ステップS14)、強制的に受信バッファ27のデータ蓄積位置をバッファのハーフサイズ位置(半分の位置)又はその近くへ戻す。その後、制御コントロール部26は、プリエンプティカウンタのカウント値を初期値であるゼロ(0)へ戻して(ステップS15)、本フローチャートの最初の処理(ステップS1の処理)へ戻る。
また、上記の結果(ステップS8)、受信バッファ27のデータ蓄積位置がプリオーバー領域へシフトしていることを判定した場合には、制御コントロール部26は、データ蓄積位置がプリオーバー領域へシフトした回数をカウントアップするプリオーバーカウンタのカウント値を1だけ増加させる(ステップS16)。
そして、制御コントロール部26は、プリオーバーカウンタのカウント値と所定の閾値(設定値)との大小の比較を行い(ステップS17)、当該比較結果に基づいて、受信バッファ27の蓄積データに対する処理を切り替える。なお、前記のように、プリオーバーカウンタは、所定時間が経過するとカウント値がゼロにクリアされるものである。
例えば、受信バッファ27のデータ蓄積位置がプリオーバー領域にシフトし、この時におけるプリオーバーカウンタのカウント値が所定の閾値よりも小さかった場合には、制御コントロール部26は、データ蓄積位置のシフトはネットワークジッタaによる揺れが主因で生じていると判断して、前記したプライオリティ情報に基づいて受信バッファ27の蓄積データの中からプライオリティが最も低い蓄積データ(240サンプル)を削除して(ステップS18)、受信バッファ27のデータ蓄積位置を一時的に定常領域へ戻す。
なお、プライオリティが最も低い蓄積データ(240サンプル)が複数あった場合には、一例として、制御コントロール部26は、古い方の蓄積データを削除する対象として選択して削除する。この場合、制御コントロール部26は、例えば、受信バッファ27の領域中でデータが保存されている相対的な位置に基づいて当該データが新しいか或いは古いかを判断する。
その後、制御コントロール部26は、所定時間が経過しているか否かを判定し(ステップS19)、所定時間が経過していないときには、再びデータ蓄積位置の監視を続ける(ステップS4)。一方、所定時間が経過したときには、プリエンプティカウンタ及びプリオーバーカウンタのカウント値をゼロにクリアして(ステップS20)、再び時間の経過の把握を開始する(ステップS3)。
また、プリオーバーカウンタのカウント値が所定時間内にカウントアップして所定の閾値と等しくなった場合には、制御コントロール部26は、受信バッファ27のデータ蓄積位置のシフトはクロック偏差が主因で生じていると判断して、前記したプライオリティ情報に基づいて受信バッファ27の蓄積データの中からプライオリティが低い方の蓄積データから、例えば受信バッファ27のハーフサイズに相当するサンプルデータ分だけ、強制的に削除して(ステップS21)、受信バッファ27のデータ蓄積位置をバッファのハーフサイズ位置(半分の位置)又はその近くへ戻す。その後、制御コントロール部26は、プリオーバーカウンタのカウント値を初期値であるゼロ(0)へ戻して(ステップS22)、本フローチャートの最初の処理(ステップS1の処理)へ戻る。
以上のように、本例では、受信バッファ27のデータ蓄積位置のシフトの主因に合わせて、受信バッファ27に貯まった蓄積データについて蓄積データを補間する量或いは削除する量を変えて、受信バッファ27の蓄積データに対して最適な処理を切り替えて行うことにより、運用時に生じる影響を抑えることができる。
具体的には、例えば、受信バッファ27のデータ蓄積量の異常がネットワークジッタaに起因する場合には、240サンプル分のデータで調整を行う(ステップS11、S18)。
また、例えば、受信バッファ27のデータ蓄積量の異常がクロック偏差に起因する場合には、受信バッファ27のハーフサイズ分のデータで調整を行う(ステップS14、S21)。
ここで、通常は、音声再生時の違和感を極力抑えたい場合には、なるべく大きな量のデータ補間又はデータ削除は行わない方がよく、例えば、ハーフサイズ分の無音データを挿入又は削除すると、聴く人には違和感が大きいと考えられる。
よって、本例では、異常がネットワークジッタaに起因する場合には、240サンプル分の微調整を1回だけ行うことで済ませて、その後にネットワークの状況が回復するかも知れないことから、大きな量のデータ補間又はデータ削除を行わない。
一方、本例では、異常がクロック偏差に起因する場合には、240サンプル分の微調整で済まそうとしてもその後も状況は回復せずに常にプリエンプティ領域若しくはプリオーバー領域の付近でシステムが動作することとなりシステムの安定性が欠け且つ少量とは言っても無音データが定期的に連続して挿入されることとなることから、一時的には大きな違和感が生まれることになるが、ハーフサイズ分のデータ補間又はデータ削除を行って、受信バッファ27のデータ蓄積量をハーフサイズに戻す。ハーフサイズまで戻せば、図5に示される上限及び下限までのデータ蓄積量の余裕ができ、つまり、バッファ破綻に対してマージンが取れている状態となり、システムは安定的に動作する。
なお、上記したプリエンプティカウンタのカウント値に関する所定の閾値(設定値)や、上記したプリオーバーカウンタのカウント値に関する所定の閾値(設定値)としては、それぞれ種々な値が用いられてもよく、例えば、実際のシステムの状況に応じて最適な値が実験的に設定されてもよい。
また、本例では、図6に示される一連の処理は、概略的には、受信バッファ27内のデータ量(データ蓄積位置)を監視して、必要であれば、受信バッファ27内にデータを補間する又は受信バッファ27内のデータを削除するという内容のものであり、この処理の動作とは非同期に、受信バッファ27へのデータ書き込みや受信バッファ27からのデータ読み出しが常に行われている。なお、D/A変換器28により受信バッファ27からデータを読み出す処理は、制御コントロール部26からD/A変換器28へのフラグがハイ(High)となって立っている場合に行われる。
また、本例では、クロック周波数のずれは調整されないため、送信側のクロック発振器1と受信側のクロック発振器23とのずれは直らないままであり、例えば、送信側より受信側のクロックの方が高い場合には、図6に示されるステップS14の処理へ進むことはあっても、図6に示されるステップS21の処理へ進むことは無い。
以上のように、本例の通信システムでは、受信装置は、受信バッファ27のデータ蓄積位置の変動を分析して、受信バッファ27について蓄積データを補間する量や削除する量を切り替えることにより、送受信端末間のクロック偏差による影響を補償する。
また、本例の通信システムでは、送信装置は送信するデータにプライオリティ情報を付加し、受信装置は受信したデータに付加されたプライオリティ情報に基づいて受信バッファ27について蓄積データの補間処理や削除処理を行う。
具体例として、本例では、送受信機器間でクロック周波数を同期させるPLL等の仕組みを持たない音声データ配信システムにおいて、次のような制御方法を実施する。
すなわち、図5に示されるように受信機の受信バッファ27についてデータ蓄積位置の上限の閾値及び下限の閾値を設定し、そして、受信バッファ27内のデータ量を監視して、上限の閾値を超えたら(上回ったら)ネットワークジッタaに対応したデータ削除態様でデータを削除し、下限の閾値を超えたら(下回ったら)ネットワークジッタaに対応したデータ補間態様で無音データを補間する。これに際して、所定時間内に上限の閾値を越える回数や下限の閾値を超える回数をカウントし、そのカウント値が所定の閾値(設定値)を超える場合には、送受信機器におけるクロックの周波数偏差を主因とする異常であると判断して、前記とは異なる態様で、データの削除やデータの補間を行う。
また、送信側では、音声レベルに関する所定の閾値により無音区間などを判別して音声データに重要度(本例では、プライオリティ情報)を付け、受信側では、受信バッファ27が破綻しそうになったら、プライオリティが低くて重要度が低い音声データから優先させて削除を行う。
このように、本例の通信システムでは、ネットワークジッタaや送受信端末のクロック偏差に起因して発生する受信側の受信バッファ27の破綻を防ぐために、受信バッファ27の蓄積データ量の変動を監視して、受信バッファ27が破綻しそうになったら強制的に一部の蓄積データを削除する処理若しくは一部の蓄積データを補間する処理を行う。特に、所定時間における受信バッファ27のデータ蓄積位置の動きを累積的に監視及び分析することで、その累積変動からデータ蓄積位置のシフトがネットワークジッタaを主因としているものであるか或いはクロック偏差を主因としているものであるかを判定する。この判定結果に基づいて、受信バッファ27に貯まった蓄積データについて補間する量や削除する量を変えることを行い、これをプライオリティ情報に基づいて行う。これにより、ネットワークジッタaや送受信端末のクロック偏差に起因して生じる受信側の受信バッファ27の破綻を回避することができ、この際、運用時に受信ユーザが受ける違和感を極力抑えながら受信バッファ27の破綻を防ぐことが可能である。
従って、本例の通信システムでは、例えばPLL回路を使用することなく、ネットワークジッタaや送受信端末のクロック偏差に起因して生じる受信側の受信バッファ27の破綻を回避することができ、運用上において音質の劣化を抑えることができる。
本例の通信システムでは、送信側と受信側のクロック周波数ずれは調整せずに、そのまま、ずれたままで動作するが、受信バッファ27のデータ蓄積位置(データ量)を監視して、当該データ蓄積位置に応じて所定の制御を行うことにより、クロック周波数ずれの影響を最小限に留めることができる。
このように、本例では、例えば、インターネットなどのネットワークを経由して通信する送受信端末について、送受信端末のクロックの非同期により発生する受信バッファ27の破綻を効果的に回避することができる。
ここで、本例では、送信側にプライオリティ生成部8を設けて3段階のプライオリティを設定して、そのプライオリティの情報を送信パケットに付加する構成としたが、他の構成例として、プライオリティを生成する処理部を受信側に設けてもよい。例えば、図2に示される受信装置において、伸張処理部22からの出力データを受信側に設置したプライオリティ生成部に入力させてプライオリティ情報を得て、そして、そのプライオリティ情報を受信側の制御コントロール部26に入力させるような構成を用いることができ、この場合、分離部21は受信されたパケットから圧縮データを取り出して伸張処理部22へ出力する処理のみを行う。
なお、本例の通信システムの受信装置では、分離部21の機能により受信手段が構成されており、クロック発振器23の機能によりクロック信号発生手段が構成されており、分周回路24やD/A変換器28により所定のタイミングで受信バッファ27からデータを読み出す機能により受信データ読出手段が構成されており、閾値出力部25の機能や制御コントロール部26の機能によりデータ量検出手段が構成されており、制御コントロール部26の機能により第1の受信バッファデータ量調整手段や第2の受信バッファデータ量調整手段が構成されている。
また、本例の通信システムの送信装置では、クロック発振器1の機能によりクロック信号発生手段が構成されており、分周回路2やA/D変換器3により所定のタイミングで送信対象となるデータをA/D変換器3から出力する機能により送信対象データ出力手段が構成されており、パケット化処理部9の機能により送信手段が構成されており、閾値出力部7の機能やプライオリティ生成部8の機能によりデータの重要度の高さを表す値(本例では、プライオリティの情報)を設定する機能によりデータ重要度値設定手段が構成されている。
ここで、本発明に係る受信装置や送信装置や通信システムなどの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る受信装置や送信装置や通信システムなどにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る送信装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る受信装置の構成例を示す図である。 A/D変換器による変換の一例を示す図である。 プライオリティ生成部により行われる動作の一例を示す図である。 受信バッファの領域の一例を示す図である。 制御コントロール部により行われる処理の手順の一例を示す図である。
符号の説明
1・・クロック発振器、 2・・分周回路、 3・・A/D変換器、 4・・ノイズキャンセラ、 5・・蓄積バッファ、 6・・圧縮処理部、 7、25・・閾値出力部、 8・・プライオリティ生成部、 9・・パケット化処理部、 11・・ネットワーク、 21・・分離部、 22・・伸張処理部、 23・・クロック発振器、 24・・分周回路、 26・・制御コントロール部、 27・・受信バッファ、 28・・D/A変換器、

Claims (1)

  1. データを受信する受信装置において、
    データを受信する受信手段と、
    クロック信号を発生させるクロック信号発生手段と、
    前記受信手段により受信されたデータを一時的に記憶する受信バッファと、
    前記受信バッファに記憶されたデータを前記クロック信号発生手段により発生させられたクロック信号に基づくタイミングで読み出す受信データ読出手段と、
    前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたこと或いは所定の下限値未満であることを検出するデータ量検出手段と、
    前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたことが検出された場合には前記受信バッファに記憶された第1の削除データ量のデータを削除し、前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満であることが検出された場合には前記受信バッファに第1の記憶データ量のデータを記憶させる第1の受信バッファデータ量調整手段と、
    所定の時間内に前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の上限値を超えたことが検出された回数が第1の閾値を超えた場合には前記受信バッファに記憶された前記第1の削除データ量と比べて大きい第2の削除データ量のデータを削除し、所定の時間内に前記データ量検出手段により前記受信バッファに記憶されたデータの量が所定の下限値未満であることが検出された回数が第2の閾値を超えた場合には前記受信バッファに前記第1の記憶データ量と比べて大きい第2の記憶データ量のデータを記憶させる第2の受信バッファデータ量調整手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
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