JP2001045067A - 音声伝送装置 - Google Patents
音声伝送装置Info
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Abstract
音声データの蓄積量を超える遅延の揺らぎが発生した場
合は、音声欠落が発生し、音声の品質劣化が発生する。 【解決手段】 通信網から受信されるデータブロックを
一時的に蓄積するための受信バッファと、この受信バッ
ファに蓄積されたデータ量を監視するバッファ量監視部
とを備え、このバッファ量監視部の監視結果に応じて、
受信バッファからデータを読み出す際の読み出し速度を
切り替える。これにより受信側の受信バッファには適切
な量のデータを蓄積しておくことができる。また遅延揺
らぎ時間を計測し、その遅延揺らぎ時間に基づき受信バ
ッファのデータ蓄積量を制御することにより、通信網の
遅延量が変動する場合でも、受信バッファのあふれや音
声データ転送中に受信バッファの空を防止し、音声の欠
落の発生を回避させる。
Description
表される非同期通信を行うネットワーク上で音声データ
をリアルタイムに伝送するリアルタイムな音声伝送装置
に関するものである。
ットやATM(Asynchronous TransferMode)に代表され
る非同期通信システムにおいて、音声データをリアルタ
イムに伝送するリアルタイムな音声伝送装置の品質向上
が望まれている。図10は、従来の音声伝送装置を用い
た通信システムの第1の例を示す説明図であり、遅延時
間が一定の通信網を用いたパケットデータによる音声伝
送の例を示す。
送装置1001a、受信側の音声伝送装置1001b、
遅延時間が一定である通信網1011、で受信側のは受
信バッファ1003で構成される。一般的に、遅延時間
が一定である通信網1011の場合、一定間隔で送信さ
れた音声パケットは、受信側でも一定間隔で受信され、
連続的な音声の再生が可能である。
システムの第2の例を示す説明図である。図に基づいて
遅延揺らぎの発生する通信網を用いた場合の通信システ
ムを説明する。通信網1111はイーサネットに代表さ
れる非同期通信網である。非同期通信網1111の場
合、不規則な遅延時間の変化すなわち遅延の揺らぎが発
生するため、遅延が大きい場合には、受信バッファ11
03の音声データが空となり、音声が欠落し、音声品質
が劣化する。
遅延揺らぎ時間を想定し、その時間分の音声データを予
め受信バッファ1103に蓄積しておき、遅延の揺らぎ
が発生した際に、受信バッファ1103に蓄積されてい
る音声データを再生することにより、とぎれのない連続
的な音声再生を可能としていた。
網の最大遅延揺らぎ時間をどれだけに設定すればよいか
の検討を要する。現在のところ、通信網における遅延の
揺らぎの許容範囲が規格化されていないため、どれだけ
最大遅延揺らぎ時間が発生するか、すなわちどれだけの
音声データを受信バッファ1103に蓄積しておけばよ
いかが明確ではない。受信バッファ1103の大きさ
(音声データを蓄積可能な量)は、その通信網の最大遅
延揺らぎ時間を想定し、その想定によって固定的に決め
ていた。
ック図であり、イーサネット等の非同期通信網を利用し
て音声パケットを受信する場合を示す。図12におい
て、リアルタイムな音声伝送装置1201は、通信網イ
ンタフェース部(通信網I/F部)1202、受信バッ
ファ1203、は音声復号化部1204、D/A変換部
1206、バッファ制御部1208、イーサネット等の
非同期通信網1211、は音声再生スイッチ1213を
含んでいる。
て、その概略動作を説明する。バッファ制御部1208
は最初、受信バッファ1203に一定量の音声データが
蓄積するまで音声再生スイッチ1213をオフにし、音
声の再生をおこなわない。受信バッファ1203に一定
量の音声データの蓄積が確認されると、バッファ制御部
1208は音声再生スイッチ1213をオンにし、これ
により、音声復号化部1204とD/A変換部1206
が動作を開始し、音声の再生が開始される。そして、通
信網1211における遅延揺らぎ時間が、受信バッファ
1203に蓄積されている音声データの再生時間以内で
ある場合、次の音声パケットが受信バッファ1203に
入るまでの間、蓄積されている音声データを再生するこ
とにより連続的な再生が可能である。
は、受信バッファの大きさ(音声データを蓄積可能な
量)は、その通信網の最大遅延揺らぎ時間を想定し、そ
の想定によって固定的に決めていた。しかし、それは予
測であり、実際に音声データの蓄積量を超える遅延の揺
らぎが発生した場合は、次の音声パケットが受信される
までに蓄積されている音声データが空となるため、音声
欠落が発生し、音声データのアンダーランが発生し、音
声の品質劣化が発生するという不具合があった。
量自体がさらなる音声の遅延時間となるため、あまりに
多くのデータを蓄積することは低遅延化という観点から
避けなければならない。これらのことから、音声データ
の蓄積量は、実際に通信網を調査するか、もしくは経験
的な手法により決定されていた。しかし、このように決
定された蓄積量であっても、通信網の運用状態が悪化し
た場合などは音声の品質劣化が発生するので、高い品質
の音声再生を維持するためには、通信網の品質をある一
定以上保持させておく必要があるが、これは高コストを
生じ、実現は困難である。
たとしても、通信を行う装置間でクロック同期がとれて
ない場合には、受信状態が長時間続いた場合に受信側の
受信バッファにて音声データが空となったり、またはあ
ふれたりして、音声欠落が発生することもある。
置間では、クロック同期をとるために、双方が通信網へ
クロック同期するのが一般的である。しかし、イーサネ
ット等のように通信網自体にクロック同期の手段がない
非同期通信網においては、音声データの有音部を検出し
て有音部のみをパケット化して送出し、受信側で無音区
間によってタイミングを調整してリアルタイム性を保持
している。
して通信する場合の送信側クロック周波数と受信側クロ
ック周波数の差によって発生する課題を説明する。図1
3は、従来の音声伝送装置において送信側の符号化クロ
ック周波数が受信側の復号化クロック周波数よりも大き
い場合の、受信側の音声伝送装置601内のバッファ蓄
積量の遷移状態を示す。図の上側の符号1310と13
12が図12の通信網インタフェース1202が受信し
た音声データを受信バッファ1203へ書き込んでいる
時間帯を示し、符号1311と1313が受信バッファ
1203から音声復号化部1204へ音声データを読み
出している時間帯を示している。先ず、図中の時間帯1
301,1305は、受信バッファに読み出すデータが
存在しない状態で通信網1211から音声データを受信
し始めてから、バッファ量があるしきい値(START)1
308を超えて受信バッファ1203からの読み出しが
開始されるまでの時間である。
対する書き込みと読み出しが同時に行われている時間帯
で、送信側の符号化クロック周波数が受信側の復号化ク
ロック周波数より高い場合を例示しているため、受信バ
ッファの蓄積量が時間とともに若干増加している。時間
帯1303は書き込みが終了し、読み出しのみが行われ
ている時間帯で、時間帯1304は受信バッファが空に
なった時間帯で、無音が再生される。
12のようにデータブロックが長い場合、時間帯130
6で受信バッファ1203に対する書き込みと読み出し
が同時に行われている間に時間帯1307に至って蓄積
量が(FULL)1309を超えた状態になり、受信デ
ータ1314の部分で受信バッファのあふれが生じる。
このように送信側の符号化クロック周波数が受信側の復
号化クロック周波数より僅かでも高いと、図13に示す
ように受信バッファの蓄積量が時間とともに若干増加し
ていき、受信バッファのあふれが生じる。このあふれが
発生している時間が図中の時間帯1307であり、この
間の音声データ1315は欠落が発生し、音声品質が劣
化するという問題があった。
再生する音声データが空になること、あるいは受信バッ
ファのあふれが生じることによる音声の欠落を回避し、
連続的に音声を再生することができる音声伝送装置を提
供することを目的とする。
に本発明のリアルタイムな音声伝送装置は、通信網から
受信されるデータブロックを蓄積するための受信バッフ
ァと、この受信バッファに蓄積されたデータ量を監視す
るバッファ量監視部とを備え、このバッファ量監視部の
監視結果に応じて、受信バッファから音声データを読み
出す際の読み出し速度を切り替えるように構成した。こ
れにより、受信側の受信バッファには適切な量のデータ
を蓄積しておくことができる。
から不規則な遅延時間の変動幅である遅延揺らぎ時間を
計測する遅延揺らぎ計測部を設け、この遅延揺らぎ計測
部で計測された遅延揺らぎ時間に基づき、受信バッファ
のデータ蓄積量の制御を行うように構成したことによ
り、通信網の遅延量が変動する場合でも、受信バッファ
のあふれや音声データ転送中に受信バッファが空になる
ことによる音声データの欠落の発生を回避させ、音声デ
ータを連続的、かつリアルタイムに伝送することが可能
となる。
送装置は、非同期転送を行う通信網に接続され、リアル
タイムな音声データの送受信を行う音声伝送装置であっ
て、通信網から受信されるデータブロックを蓄積するた
めの受信バッファと、受信バッファに蓄積されたデータ
量を監視するバッファ量監視部とを備え、バッファ量監
視部の監視結果に応じて、受信バッファから音声データ
を読み出す際の読み出し速度を切り替えるようにした音
声伝送装置であり、受信バッファにおいて音声データが
空となったり、またはあふれたりすることを防止でき、
音声データを連続的に、リアルタイムに伝送することが
可能である。
通信網とのインタフェースを司る通信網インタフェース
部と、通信網から受信される音声パケットの受信間隔か
ら不規則な遅延時間の変動幅である遅延揺らぎ時間を計
測する遅延揺らぎ計測部と、音声パケットを一次的に蓄
積するための受信バッファと、受信バッファに蓄積され
た音声データを復号化する音声復号化部と、デジタル音
声データをアナログ信号に変換するD/A変換部と、音
声復号化部とD/A変換部との間に配設され、D/A変
換部におけるD/A変換速度を変更可能なD/A速度変
換部と、遅延揺らぎ計測部で計測された遅延揺らぎ時間
に基づき、前記D/A速度変換部のD/A変換速度を制
御するバッファ制御部とを有することとしたものであ
る。この構成により、通信網を通して送られてくる音声
パケットの受信間隔から、その通信網における不規則な
遅延時間の変化量である遅延揺らぎ時間を求め、その遅
延揺らぎ時間分以上の音声データ量を受信バッファに常
時蓄積しておくように制御することができるので、通信
網の品質によることなく、再生する音声データが空にな
ることによる音声の欠落を回避し、連続的に音声を再生
するという作用を有する。
通信網とのインタフェースを司る通信網インタフェース
部と、通信網から受信される音声パケットの受信間隔か
ら不規則な遅延時間の変動幅である遅延揺らぎ時間を計
測する遅延揺らぎ計測部と、音声パケットを一次的に蓄
積するための受信バッファと、受信バッファに蓄積され
た音声データを復号化する音声復号化部と、デジタル音
声データをアナログ信号に変換するD/A変換部と、音
声復号化部とD/A変換部との間に配設され、D/A変
換部におけるD/A変換速度を変更可能なD/A速度変
換部と、遅延揺らぎ計測部で計測された遅延揺らぎ時間
の変動量に基づき、その遅延揺らぎ耐えうる音声データ
蓄積容量を決定し、その容量を受信バッファに常時蓄積
しておくようにD/A速度変換部を制御するバッファ制
御部とを有することとしたものである。この構成によ
り、受信バッファに蓄積しておく音声データ量はそのと
きの遅延時間に応じた最適な量とすることができ、再生
音声の遅延を最小限にして連続的に音声を再生するとい
う作用を有する。
は、請求項3又は4記載の音声伝送装置において、受信
バッファに蓄積されている音声データが空になる前にタ
イムアウトするタイマ制御部を備え、タイマ制御部は、
或る一定時間パケットの受信がなされない場合はタイム
アウトにより受信バッファに蓄積されている音声データ
が空になる可能性があることを認知し、D/A速度変化
部を制御してD/A変換部におけるD/A変換速度を遅
くすることとしたものである。この構成により、受信バ
ッファのデータ流出を抑制することができるので、音声
データが空になることによる音声データの欠落の発生を
回避し、連続的な音声を再生するという作用を有する。
請求項3又は4記載の音声伝送装置において、遅延の揺
らぎ状態を解析する遅延揺らぎ解析部を備え、バッファ
制御部は、遅延揺らぎ時間が一定値以内の値で一定時間
保たれたと遅延揺らぎ解析部が判定した場合、D/A速
度変化部を制御してD/A変換部におけるD/A変換速
度を速くすることとしたものである。この構成により、
受信バッファの音声データ流出を促進して、徐々に受信
バッファ内のデータ蓄積量を減少させることができるの
で、音声データの低遅延化が可能になるという作用を有
する。
非同期転送を行う通信網に接続され、リアルタイムな音
声データの送受信を行う音声伝送装置であって、通信網
とのインタフェースを司る通信網インタフェース部と、
通信網から受信される音声パケットの受信間隔から不規
則な遅延時間の変動幅である遅延揺らぎ時間を計測する
遅延揺らぎ計測部と、通信網から受信される音声パケッ
トを一次的に蓄積するための受信バッファと、受信バッ
ファに蓄積された音声データを復号化する音声復号化部
と、デジタル音声データをアナログ信号に変換するD/
A変換部と、音声復号化部とD/A変換部との間に配設
され、D/A変換部におけるD/A変換速度を変更可能
なD/A速度変換部と、受信バッファに蓄積されたデー
タ量を監視するバッファ量監視部とを備え、このバッフ
ァ量監視部の監視結果に応じて、前記受信バッファから
音声データを読み出す際の読み出し速度を切り替えるよ
うに構成したものであり、この構成により、受信バッフ
ァに蓄積しておく音声データ量は最適な量とすることが
でき、受信バッファのあふれや音声データ転送中に受信
バッファが空になることによる音声データの欠落を回避
させ、音声データを連続的、かつリアルタイムに伝送す
ることが可能となる。
通信網から受信されるデータブロックを蓄積するための
受信バッファと、受信バッファに蓄積されたデータ量を
監視するバッファ量監視部とを備え、このバッファ量監
視部の監視結果に応じて、受信バッファから音声データ
を読み出す際の読み出し速度を切り替えるように構成
し、送信側の音声伝送装置において音声データブロック
を固定長に分割し、この音声データ送信部にて付与され
た各データブロックにシーケンス番号を付与した音声デ
ータを受信した場合に、受信側では各データブロックに
シーケンス番号を認識出来るようにし、欠落が発生した
時点で無音データブロックを欠落した分だけ受信バッフ
ァに書き込むように構成したものであり、この構成によ
り、受信側でネットワーク上におけるデータブロックの
欠落が発生したことを認識でき、ネットワーク上でデー
タブロックが欠落した場合でも、音声の欠落した部分が
時間的に不連続に再生されないようにし、音声品質を維
持することが可能になる以下、本発明の実施形態につい
て、図1〜図3を参照しながら説明する。
態1による音声伝送装置を示すブロック図である。1は
イーサネットに代表される非同期転送を行う通信網11
に接続され、リアルタイムな音声データの送受信を行う
音声伝送装置、2は通信網11とのインタフェースを司
る通信網インタフェース部(通信網I/F部)、3は音
声パケットを一次的に蓄積するための受信バッファ、4
は受信バッファ3に蓄積された音声データを復号化する
音声復号化部、5は音声復号化部4と後述のD/A変換
部6との間に配設され、見かけ上のD/A変換速度を変
更可能なD/A速度変換部、6はデジタル音声データを
アナログ信号に変換するD/A変換部、7は通信網11
から受信される音声パケットの受信間隔から遅延時間の
変動幅である遅延揺らぎ時間を計測する遅延揺らぎ計測
部である。非同期転送を行う通信網におけるデータの遅
延は不規則に変動することがある。ここでの遅延ゆらぎ
時間は、この変動の時間幅である。8は遅延揺らぎ計測
部7で計測された遅延揺らぎ時間に基づき、受信バッフ
ァ3のデータ蓄積量の制御を行うバッファ制御部であ
る。
いて、その動作を説明する。通信網11から受信される
音声パケットについて、パケットの受信から次のパケッ
トの受信までに要した時間(パケット受信間隔時間T
R)を遅延揺らぎ計測部7で計測する。もし遅延時間が
一定の通信網であれば、送信側のパケット送信間隔と同
じ間隔で受信される。しかし、イーサネットのような非
同期通信網の場合、遅延時間が不定であるため、受信間
隔にばらつきが生じる。このばらつきは遅延の揺らぎに
よるものであり、次式(1)により遅延揺らぎ時間TS
が求められる。
態と関係なくほぼ一定と考えた場合、上記式により遅延
揺らぎ計測部7において遅延揺らぎ時間TSが求められ
る。
ァ制御部8に送られ、これらの遅延揺らぎ時間分、受信
バッファ3に蓄積されている音声データだけで安定して
再生できるように音声データの蓄積量を決定する。
変換部5に対してD/A変換速度変更の要求をだすこと
で、受信バッファ3からの音声データの流出量を調整
し、受信バッファ3の蓄積量を決定した蓄積量に制御す
る。これにより、通信網11の遅延揺らぎ時間に応じた
音声データを受信バッファ3に蓄積することが可能とな
り、連続した音声再生が可能となる。
網11を通して送られてくる音声パケットの受信間隔か
ら、その通信網11における遅延揺らぎ時間を求め、そ
の遅延揺らぎ時間に耐えうる音声データ蓄積容量を決定
し、その容量を受信バッファ3に常時蓄積しておくよう
にD/A速度変換部5を制御することができるので、通
信網11の品質によることなく、再生する音声データが
空になることによる音声の欠落を回避することができ、
連続的に音声を再生することができる。
態2による音声伝送装置を示すブロック図である。図2
において、201は本実施の形態における音声伝送装置
である。音声伝送装置201において、通信網インタフ
ェース部202、受信バッファ203、音声復号化部2
04、D/A速度変換部205、D/A変換部206、
遅延揺らぎ計測部207、バッファ制御部208は図1
の音声伝送装置1、通信網インタフェース部2、受信バ
ッファ3、音声復号化部4、D/A速度変換部5、D/
A変換部6、遅延揺らぎ計測部7、バッファ制御部8に
相当するものなので、その説明は省略する。
カウントし、受信バッファ203に蓄積されている音声
データが空になる前にタイムアウトするタイマ制御部で
ある。
について、その動作を説明する。通信網211から音声
パケットが受信される毎にタイマ制御部209における
タイマがリセットされ、再びカウントを開始する。同時
に、受信バッファ203における現時点での音声データ
の蓄積量より、受信バッファ203に蓄積されている音
声データでの再生時間を求め、この再生時間以内でタイ
ムアウトするようにタイマ制御部209を設定する。も
し、タイムアウトすることなく次回のパケットを受信し
た場合は、上記の処理を繰り返す。
部209は、音声データが空になる可能性があることを
認知し、D/A速度変換部205に対してD/A変換速
度を遅くするよう要求する。これにより、受信バッファ
203のデータ流出を抑制し、音声データが空になるこ
とから救済し、連続した音声再生を可能とする。
バッファ203に蓄積されている音声データが空になる
前にタイムアウトするタイマ制御部209を備えたもの
であり、このタイマ制御部209は、或る一定時間パケ
ットの受信がなされない場合は受信バッファ203に蓄
積されている音声データが空になる可能性があることを
認知し、D/A速度変化部205を制御してD/A変換
部206におけるD/A変換速度を遅くするので、受信
バッファ203のデータ流出を抑制することができる。
したがって、音声データが空になることによる音声デー
タの欠落の発生を回避することができ、連続的な音声を
再生することができる。
態3による音声伝送装置を示すブロック図である。図3
において、301は本実施の形態における音声伝送装置
である。音声伝送装置301において、通信網インタフ
ェース部302、受信バッファ303、音声復号化部3
04、D/A速度変換部305、D/A変換部306、
遅延揺らぎ計測部307、バッファ制御部308は図1
の音声伝送装置1、通信網インタフェース部2、受信バ
ッファ3、音声復号化部4、D/A速度変換部5、D/
A変換部6、遅延揺らぎ計測部7、バッファ制御部8に
相当するものなので、その説明は省略する。
延揺らぎ時間に基づいて遅延の揺らぎ状態を解析する遅
延の揺らぎ解析部である。
て、その動作を説明する。通信網311から受信される
音声パケットについて、パケットの受信から次のパケッ
トの受信までに要した時間(パケット受信間隔時間T
R)を遅延揺らぎ計測部307で計測し、(1)式に基
づいて遅延揺らぎ時間TSを算出する。この算出された
遅延揺らぎ時間TSは遅延揺らぎ解析部310にて監視
され、遅延揺らぎ解析部310は、その算出された遅延
揺らぎ時間TSが一定値以内の値を一定時間保った場
合、通信網311は安定したと判定し、バッファ制御部
308に対してバッファ蓄積量を減らすように要求す
る。これによりバッファ制御部308は、D/A速度変
換部305に対してD/A変換速度を速くするよう要求
することで、受信バッファ303のデータ流出を促進し
て、徐々に受信バッファ303内のデータ蓄積量を減少
させることができるので、音声の低遅延化を図ることが
できる。
の揺らぎ状態を解析する遅延揺らぎ解析部310を備
え、遅延揺らぎ時間TSが一定値以内の値で一定時間保
たれたと遅延揺らぎ解析部310が判定した場合、D/
A速度変化部305を制御してD/A変換部306にお
ける変換速度を速くするようにしたことにより、受信バ
ッファ303の音声データ流出を促進して、徐々に受信
バッファ303内のデータ蓄積量を減少させることがで
きる。したがって、音声データの低遅延化を図ることが
できる。
4について図4及び図5を参照しながら説明する。図4
に示す本実施形態による音声伝送装置を示すブロック図
では、イーサネットやATM等に代表される非同期通信
網411と、音声伝送装置451が示されている。
される。通信網インタフェース部452は非同期通信網
411とのインタフェースを行う。受信バッファ453
は通信網インタフェース部452が受信した音声データ
を一旦蓄積する。バッファ蓄積量監視部454は受信バ
ッファ453の蓄積量を監視する。間引き補間部455
は、バッファ蓄積量監視部454の監視結果により、受
信バッファ453から読み出した音声データに対してデ
ータの間引きあるいは補間を行う。音声復号化部456
は、間引き補間部455を経由した音声データを復号化
してアナログ音声信号の再生を行う。音声符号化部45
7は、マイク等のアナログ音声入力信号をデジタル音声
データに符号化する。クロック発生器458は、音声復
号化部456と音声符号化部457に対し符号化あるい
は復号化レートを与える基本クロックを生成する。
送装置のバッファ蓄積量の遷移図を用いて動作を説明す
る。図5の上側に、非同期通信網411から受信する音
声データブロック506、受信バッファ453から読み
出される音声データブロック507を示す。図の下側は
受信バッファ453の蓄積量の変化を示している。時間
帯501は、受信バッファ453に読み出すデータが存
在しない状態で網から音声データを受信し始めてから、
バッファ量があるしきい値(START)508を超えて受
信バッファからの読み出しが開始されるまでの時間であ
る。バッファ量がしきい値(START)508を超えると
読み出しが開始される。時間帯502は、受信バッファ
に対する書き込みと読み出しが同時に行われている時間
帯を示す。この例では送信側の符号化クロック周波数が
受信側の復号化クロック周波数より高い場合を示し、受
信バッファの蓄積量が時間とともに若干増加している。
時間502が経過すると、受信バッファの蓄積量が予め
設定されたしきい値(SH1)510に達し、これをバ
ッファ蓄積量監視部454が検出し、間引き補間部45
5へ通知する。間引き補間部455ではこの通知をもと
に受信バッファ453から読み出した音声データに対
し、しきい値510を超えないよう音声データの間引き
を開始する。
受信バッファ453の蓄積量が減少する。時間帯503
では音声データの間引きによって受信バッファの蓄積量
が減少していっている。
(SH2)511に達し、これをバッファ蓄積量監視部
454が検出し、間引き補間部455へ通知する。間引
き補間部455ではこの通知をもとに受信バッファから
読み出した音声データに対し、しきい値511を下回ら
ないよう音声データの補間を開始する。音声データの補
間によって時間帯504の間、次第に受信バッファの蓄
積量が増加する。再びしきい値510に達すると、間引
き補間部455は音声データ間引きを開始する。音声デ
ータを受信する間、以上説明した間引き、補間の動作が
繰り返し行われる。
ッファのあふれや、音声データ転送中に受信バッファが
空になることによる音声データの欠落の発生を回避する
ことができる。したがって、非同期転送を行う通信網を
利用し、送信側端末と受信側端末とでクロックの速度が
僅かにずれているような場合でも、末端装置間でクロッ
ク同期をとることなく、連続的な音声データを高品質で
伝送することが可能となる。
量を変更することにより、受信バッファに蓄積しておく
音声データ量は最適な量とすることができる。したがっ
て、受信バッファのあふれや音声データ転送中に受信バ
ッファが空になることによる音声データの欠落を回避さ
せる。こうして、音声データを連続的、かつリアルタイ
ムに伝送することができる。
の音声伝送装置451で、バッファ量監視方式が異なっ
た他の実施の形態について音声伝送装置451のバッフ
ァ蓄積量の遷移図の図6を用いて説明する。図5で説明
した動作では、一旦間引きあるいは補間動作に入ると、
間引きも補間も行わない通常動作に入ることはないが、
図6に示す実施の形態では、間引き・補間の動作に入っ
てから、バッファ蓄積量が再びしきい値(START)60
9に達すると、間引きも補間も行わない通常動作に入
る。
11から受信する音声データブロック、符号608は受
信バッファ453から読み出される音声データブロック
を示す。図の下側は受信バッファ453の蓄積量の変化
を示している。時間帯601は受信バッファに読み出す
データが存在しない状態で網から音声データを受信し始
めてから、バッファ量があるしきい値(START)609
を超えて受信バッファからの読み出しが開始されるまで
の時間を示す。時間帯602は、受信バッファ453に
対する書き込みと読み出しが同時に行われている時間帯
である。この例では送信側の符号化クロック周波数が受
信側の復号化クロック周波数より高い場合を示し、受信
バッファの蓄積量が時間とともに若干増加している。
時間602が経過すると、受信バッファ453の蓄積量
が予め設定されたしきい値(SH1)611に達し、こ
れをバッファ蓄積量監視部454が検出し、間引き補間
部455へ通知する。
受信バッファから読み出した音声データに対し、しきい
値611を超えないよう音声データ間引きを開始する。
音声データの間引きによって時間帯603の間、次第に
受信バッファの蓄積量が減少する。受信バッファの蓄積
量がしきい値(START)609に達すると、これを
バッファ蓄積量監視部454が検出し、間引き補間部4
55へ通知する。間引き補間部455ではこの通知をも
とに受信バッファから読み出した音声データに対し、間
引きをせず通常動作にもどる。
周波数が受信側の復号化クロック周波数より低い場合の
例で、受信バッファの蓄積量が時間とともに若干減少し
ている。通常動作で音声の再生を始めてからある時間6
04が経過すると、受信バッファの蓄積量が予め設定さ
れたしきい値(SH2)612に達し、これをバッファ
蓄積量監視部454が検出し、間引き補間部455へ通
知する。
受信バッファから読み出した音声データに対し、しきい
値612より低下しないよう音声データ補間を開始す
る。音声データの補間によって時間帯605の間、次第
に受信バッファ453の蓄積量が増加し、しきい値(ST
ART)609に達し、これをバッファ蓄積量監視部45
4が検出し、間引き補間部455へ通知する。間引き補
間部455ではこの通知をもとに受信バッファから読み
出した音声データに対し、間引きをせずに通常動作にも
どる。このときは送信側の符号化クロック周波数が受信
側のそれよりも高い場合となっている。音声データを受
信する間、以上説明した間引きおよび補間動作と通常動
作が繰り返し行われる。
モードから間引きモードに遷移するためのバッファ量の
しきい値と、間引きモードから通常モードへ遷移するた
めのバッファ量のしきい値と、通常モードから補間モー
ドへ遷移するためのバッファ量のしきい値と補間モード
から通常モードへ遷移するしきい値を設け、バッファ量
監視部でこれらのしきい値を監視することにより、通常
モードで動作する期間を長くし音声品質を維持すること
が可能となり、より高品質な音声を伝送することが可能
となる。
図において音声データの欠落を認識可能にした他の実施
の形態について図7、8および図9を用いて説明する。
欠落が発生した場合のバッファ蓄積量の遷移図である。
図7において図の上側の符号707は非同期通信網41
1から受信する音声データブロック、符号708は受信
バッファ453から読み出される音声データブロックを
示す。図の下側は受信バッファ453の蓄積量の変化を
示している。時間帯701は、受信バッファ453に読
み出すデータが存在しない状態で網から音声データを受
信し始めてから、バッファ量があるしきい値(START)
711を超えて受信バッファからの読み出しが開始され
るまでの時間である。バッファ量がしきい値(START)
711を超えると読み出しが開始される。時間帯702
は、受信バッファに対する書き込みと読み出しが同時に
行われている時間帯を示す。この例では送信側の符号化
クロック周波数が受信側の復号化クロック周波数より高
い場合を示し、受信バッファの蓄積量が時間とともに若
干増加している。
たところで音声ブロックの欠落709が生じ、受バッフ
ァ453の蓄積量が低下し、時間帯703が経過したと
ころで時間帯704の部分で音声欠落を生じることとな
る。
信網インタフェースの受信部の動作を図8を用いて説明
する。送信側において、送出する音声データを予め固定
長ブロックに分割し、それぞれのブロックに対し図8の
801〜804に示すようなシーケンス番号(SN)を付与
する。
部452で図8に示すようにシーケンス番号が付与され
た音声データを受信し、シーケンス番号によって音声デ
ータブロックの欠落発生を監視する。もし非同期通信網
411上で音声データの欠落が発生すると図8に示すよ
うにシーケンス番号から判断される音声データブロック
803の欠落した分だけ、無音データ805を挿入し
て、受信バッファ453へ書き込む。図8の例では、シ
ーケンス番号n+2の音声データブロックが欠落している
ことをシーケンス番号n+3を受信した時点で検出してい
る。
信側で音声データを固定長ブロックに分割してシーケン
ス番号を付与して送出し、非同期転送を行う通信網上で
の音声データの欠落を受信側音声伝送装置で認識する。
欠落ブロックが発生した場合のバッファ蓄積量の遷移図
である。図9において図の上側の符号905は非同期通
信網411から受信する音声データブロック、符号90
6は受信バッファ453から読み出される音声データブ
ロックを示す。図の下側は受信バッファ453の蓄積量
の変化を示している。時間帯901は、受信バッファ4
53に読み出すデータが存在しない状態で網から音声デ
ータを受信し始めてから、バッファ量があるしきい値
(START)909を超えて受信バッファからの読み出し
が開始されるまでの時間である。バッファ量がしきい値
(START)909を超えると読み出しが開始される。時
間帯902は、受信バッファに対する書き込みと読み出
しが同時に行われている時間帯を示す。この例では送信
側の符号化クロック周波数が受信側の復号化クロック周
波数より高い場合を示し、受信バッファの蓄積量が時間
とともに若干増加している。
たところで音声データブロックの欠落907が判明する
と、受信側音声伝送装置は欠落した分の無音音声データ
ブロック908を挿入するために時間帯903において
も蓄積量の急激な変化が生じない。このように無音音声
データブロックを挿入することで、音声データの受信バ
ッファ内での滞留時間を一定に保つ。すなわち受信バッ
ファ内の蓄積量の急激な変化を防ぎ、音声が時間的に連
続に再生可能となり、通信網上での音声データの欠落が
発生しても、時間的に連続的な音声データを高品質に伝
送することが可能となる。
るデータブロックの欠落が発生したことを認識でき、ネ
ットワーク上でデータブロックが欠落した場合でも、音
声の欠落した部分が時間的に不連続に再生されないよう
にし、音声品質を維持することが可能になるなお、以上
の実施形態4,5,6において、バッファからの読み出
し速度の変更は段階的になるように説明したが、この変
更はバッファへの蓄積の増加度合いや、バッファ蓄積量
の変化度合いに応じて細かく可変するようにしてもよ
い。また読み出し速度の変更や間引き、補間の切り替え
のしきい値は(START),(SH1),(SH2)の3
点でなく数を増やしてしきい値に応じてさらに詳細に状
態を変更するようにしてもよい。
されるデータブロックを一時的に蓄積するための受信バ
ッファと、この受信バッファに蓄積されたデータ量を監
視するバッファ量監視部とを備え、このバッファ量監視
部の監視結果に応じて、受信バッファから音声データを
読み出す際の読み出し速度を切り替えるように構成した
ことにより、通信網の遅延量が安定しない場合や、送受
信を行う装置間でのクロック同期がとれない場合におい
ても、受信側の受信バッファには適切な量のデータを蓄
積しておくことができる。
から不規則な遅延時間の変動幅である遅延揺らぎ時間を
計測する遅延揺らぎ計測部を設け、この遅延揺らぎ計測
部で計測された遅延揺らぎ時間に基づき、受信バッファ
のデータ蓄積量の制御を行うように構成したことによ
り、通信網の遅延量が変動する場合でも、受信バッファ
のあふれや音声データ転送中に受信バッファが空になる
ことによる音声データの欠落の発生を回避させ、音声デ
ータを連続的、かつリアルタイムに伝送することが可能
となる。
すブロック図
すブロック図
すブロック図
すブロック図
ァ蓄積量の遷移図
バッファ蓄積量の遷移図
した場合のバッファ蓄積量の遷移図
通信網インタフェースの受信部動作説明図
ァ蓄積量の遷移図
第1の例を示す説明図
第2の例を示す説明図
図
Claims (9)
- 【請求項1】非同期転送を行う通信網に接続され、リア
ルタイムな音声データの送受信を行う音声伝送装置であ
って、前記通信網から受信されるデータブロックを蓄積
するための受信バッファと、前記受信バッファに蓄積さ
れたデータ量を監視するバッファ量監視部とを備え、前
記バッファ量監視部の監視結果に応じて、前記受信バッ
ファから音声データを読み出す際の読み出し速度を切り
替えることを特徴とする音声伝送装置。 - 【請求項2】受信バッファから読み出した音声データに
対しデータの間引きあるいは補間を行う間引き補間部を
備え、バッファ量監視部の監視結果に応じてデータの間
引きあるいは補間の量を切り替えることにより読み出し
速度を変えることを特徴とする音声伝送装置。 - 【請求項3】イーサネット(登録商標)に代表される非
同期転送を行う通信網に接続され、リアルタイムな音声
データの送受信を行う音声伝送装置であって、前記通信
網とのインタフェースを司る通信網インタフェース部
と、前記通信網から受信される音声パケットの受信間隔
から不規則な遅延時間の変動幅である遅延揺らぎ時間を
計測する遅延揺らぎ計測部と、音声パケットを一次的に
蓄積するための受信バッファと、前記受信バッファに蓄
積された音声データを復号化する音声復号化部と、デジ
タル音声データをアナログ信号に変換するD/A変換部
と、前記音声復号化部と前記D/A変換部との間に配設
され、前記D/A変換部におけるD/A変換速度を変更
可能なD/A速度変換部と、前記遅延揺らぎ計測部で計
測された遅延揺らぎ時間に基づき、前記受信バッファの
データ蓄積量の制御を行うバッファ制御部とを有するこ
とを特徴とする音声伝送装置。 - 【請求項4】イーサネットに代表される非同期転送を行
う通信網に接続され、リアルタイムな音声データの送受
信を行う音声伝送装置であって、通信網とのインタフェ
ースを司る通信網インタフェース部と、通信網から受信
される音声パケットの受信間隔から不規則な遅延時間の
変動幅である遅延揺らぎ時間を計測する遅延揺らぎ計測
部と、音声パケットを一次的に蓄積するための受信バッ
ファと、受信バッファに蓄積された音声データを復号化
する音声復号化部と、デジタル音声データをアナログ信
号に変換するD/A変換部と、音声復号化部とD/A変
換部との間に配設され、D/A変換部におけるD/A変
換速度を変更可能なD/A速度変換部と、遅延揺らぎ計
測部で計測された遅延揺らぎ時間の変動量に基づき、そ
の遅延揺らぎ耐えうる音声データ蓄積容量を決定し、そ
の容量を受信バッファに常時蓄積しておくようにD/A
速度変換部を制御するバッファ制御部とを有することを
特徴とする音声伝送装置。 - 【請求項5】前記受信バッファに蓄積されている音声デ
ータが空になる前にタイムアウトするタイマ制御部を備
え、前記タイマ制御部は、或る一定時間パケットの受信
がなされない場合はタイムアウトにより前記受信バッフ
ァに蓄積されている音声データが空になる可能性がある
ことを認知し、前記D/A速度変化部を制御して前記D
/A変換部におけるD/A変換速度を遅くすることを特
徴とする請求項3又は4記載の音声伝送装置。 - 【請求項6】遅延の揺らぎ状態を解析する遅延揺らぎ解
析部を備え、前記バッファ制御部は、前記遅延揺らぎ時
間が一定値以内の値で一定時間保たれたと前記遅延揺ら
ぎ解析部が判定した場合、前記D/A速度変化部を制御
して前記D/A変換部におけるD/A変換速度を速くす
ることを特徴とする請求項3又は4記載の音声伝送装
置。 - 【請求項7】イーサネットやATM(Asynchronous Tran
sfer Mode)に代表される非同期転送を行う通信網に接続
され、リアルタイムな音声データの送受信を行う音声伝
送装置であって、前記通信網とのインタフェースを司る
通信網インタフェース部と、前記通信網から受信される
音声パケットの受信間隔から不規則な遅延時間の変動幅
である遅延揺らぎ時間を計測する遅延揺らぎ計測部と、
前記通信網から受信される音声パケットを一次的に蓄積
するための受信バッファと、前記受信バッファに蓄積さ
れた音声データを復号化する音声復号化部と、デジタル
音声データをアナログ信号に変換するD/A変換部と、
前記音声復号化部と前記D/A変換部との間に配設さ
れ、前記D/A変換部におけるD/A変換速度を変更可
能なD/A速度変換部と、前記受信バッファに蓄積され
たデータ量を監視するバッファ量監視部とを備え、前記
バッファ量監視部の監視結果に応じて、前記受信バッフ
ァから音声データを読み出す際の読み出し速度を切り替
えることを特徴とする音声伝送装置。 - 【請求項8】バッファ量監視部において、間引きも補間
も行わない通常モードから間引きモードに遷移するバッ
ファ量のしきい値と、間引きモードから通常モードへ遷
移するバッファ量のしきい値と、通常モードから補間モ
ードへ遷移するバッファ量のしきい値と補間モードから
通常モードへ遷移するしきい値を有することにより、通
常モードで動作する期間を長くし音声品質を維持するこ
とが可能なバッファ量監視部を有する、請求項7記載の
音声伝送装置。 - 【請求項9】イーサネットやATM(Asynchronous Tran
sfer Mode)に代表される非同期転送を行う通信網に接続
され、リアルタイムな音声データの送受信を行う音声伝
送装置であって、前記通信網から受信されるデータブロ
ックを蓄積するための受信バッファと、前記受信バッフ
ァに蓄積されたデータ量を監視するバッファ量監視部と
を備え、前記バッファ量監視部の監視結果に応じて、前
記受信バッファから音声データを読み出す際の読み出し
速度を切り替え、送信側の音声伝送装置において音声デ
ータブロックを固定長に分割し、この音声データ送信部
にて付与された各データブロックにシーケンス番号を付
与した音声データを受信した場合に、受信側では、各デ
ータブロックにシーケンス番号を認識出来るようにし、
欠落が発生した時点で無音データブロックを欠落した分
だけ受信バッファに書き込むように構成した。
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