JP2007200717A - 電池セル - Google Patents

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Abstract

【課題】寿命時期を容易に診断することができる電池セルを提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池100においては、袋状体120の接合部126が、袋状体120に密封された電極体110により発生する力より強い第1接合力で接合される。接合部126に設けられた通路150の内部は、第1接合力よりも小さく、かつ、袋状体120内部の電解液から発生したガスによる圧力により剥離可能な第2接合力で接合される。そのため、電解液から発生したガスの圧力により、袋状体120内部の空間に連通される通路150の端部152が剥離する。剥離した通路150に、発生したガスが流れ込み、通路150は剥離部分の先端まで膨らむ。
【選択図】図5

Description

本発明は、電池セルに関し、特に、電極と電解質とを収容する電池セルに関する。
従来より、ラミネートフィルムなどの可撓性の袋状体に電極と電解液とが封入されたリチウムイオン電池が知られている。このようなリチウムイオン電池においては、過充電および過放電などにより電解液が不可逆的に分解してガスが発生し、内圧が上昇するおそれがある。特開2001−155790号公報(特許文献1)は、このようなガスが発生して内圧が上昇した場合に、袋状体の膨らみを抑える技術を開示する。
特許文献1に開示された非水電解質電池(リチウムイオン電池)は、ラミネートフィルムからなる外装材に電池素子が収容され、熱溶着により封入されてなる非水電解質電池において、外装材の最外層と電池素子との間に、ガス吸着性物質を有していることを特徴とする。
この公報に開示された発明によると、外装材の最外層と電池素子との間に、ガス吸着性物質を有しているので、電池が異常な状況(過充電や過放電)でガスが発生したとしても、ガス吸着性物質が発生ガスを吸着する。そのため、外装材の膨らみを抑えることができる。
特開2001−155790号公報
ところで、リチウムイオン電池においては、電解液が不可逆的に分解されてガスが発生するため、電解液からガスが発生し続けると、リチウムイオン電池の電圧は極端に低下する。このとき、リチウムイオン電池は寿命と言える。このようなリチウムイオン電池が寿命となる前に、リチウムイオン電池の寿命時期を判断し、寿命時期が近い場合には、新たな電池と交換する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されたリチウムイオン電池においては、リチウムイオン電池の寿命時期を判断する技術について、なんら開示されていない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電池の寿命時期を容易に診断することができる電池セルを提供することである。
第1の発明に係る電池セルは、一部が外部に突出する電極と電解質とを収容し、劣化により内部に流体を発生する電池セルであって、内部と連通し、劣化の前において閉じられ、劣化により内部に発生する流体により発生する力により内部側から順次開かれる通路を含む。
第1の発明によると、電池セルの内部に電極と電解質とが収容される。電池セルの劣化により内部に流体が発生する。たとえば、過充電や過放電などにより電解質が不可逆的に分解されて気体が発生する。これにより、電池セルの内部の圧力が上昇する。ここで、劣化により内部に発生する流体により発生する力(たとえば電解質から発生する気体により発生する圧力)により内部側から順次開かれる通路が、電池セルの内部に連通される。そのため、たとえば、劣化により内部に発生する流体により発生する力が予め定められた力になると、通路は内部側から開かれ、開かれた通路に流体が流れ込む。これにより、流体により発生する力が低下する。劣化によりさらに流体が発生し、流体により発生する力が再び予め定められた力になると、通路がさらに開かれる。このように、内部で発生した流体の量が多くなる(すなわち劣化が進行する)ほど、開かれた通路が長くなり、電池の寿命となる。そのため、電池の寿命時期を、内部に発生する流体により発生する力により開かれた通路の長さを視認することより容易に診断することができる。その結果、電池の寿命時期を容易に診断することができる電池セルを提供することができる。
第2の発明に係る電池セルにおいては、第1の発明の構成に加えて、通路は、電解質より発生した気体の圧力により内部側から順次開かれる。
第2の発明によると、通路は、電解質より発生した気体の圧力により内部側から順次開かれる。これにより、電池の寿命時期を、電解質より発生した気体の圧力により開かれた通路の長さを視認することより容易に診断することができる。
第3の発明に係る電池セルにおいては、第1または第2の発明の構成に加えて、電解質には、有機溶媒が用いられ、通路は、内部に連通する側と異なる側の端部が外部に連通する。
第3の発明によると、電解質には、有機溶媒が用いられる。通路は、内部に連通する側と異なる側の端部が外部に連通する。そのため、電池セルの内部で流体が発生し続けると、内部に連通する側と異なる側の端部が開かれて、電池セルの内部と外部とが連通される。これにより、大気中の水分が開かれた通路を通って有機溶媒を含む電解質に達する。そのため、電池の電圧が極端に低下し、電池の寿命となる。これにより、内部に連通する側と異なる側の通路の端部が開かれたか否かを視認することにより、電池の寿命時期を容易に判断できる。
第4の発明に係る電池セルにおいては、第1〜第3のいずれかの発明の構成に加えて、通路は、開かれた通路を変色させる物質を含む。
第4の発明によると、通路には、開かれた通路を変色させる物質が含まれる。そのため、通路が開かれた際に、変色する物質が変色する。これにより、たとえば、通路が半透明の物質で形成される場合、通路が開かれているか否かを、通路の変色した色で視認することができる。そのため、開かれた通路の視認性を向上させることができる。
第5の発明に係る電池セルにおいては、第1〜第4のいずれかの発明の構成に加えて、電池セルは、通路に沿った目盛りを有する。
第5の発明によると、袋状体は、通路に沿った目盛りを有する。そのため、開かれた通路の長さを通路に沿った目盛りで計ることができる。これにより、電池の寿命時期を正確に判断することができる。
第6の発明に係る電池セルは、第1〜第5のいずれかの発明の構成に加えて、可撓性の袋状体により電極と電解質とを収容し、袋状体の周囲において表面と裏面とを流体により発生する力よりも強い第1の接合力で接合した接合部を含み、通路は、接合部に設けられ、第1の接合力よりも小さく、かつ、流体により発生する力により剥離可能な第2の接合力で接合して閉じられる。
第6の発明によると、電極と電解質とが可撓性の袋状体の内部に収容される。袋状体の周囲において表面と裏面とが、流体により発生する力よりも強い第1の接合力で接合される。そのため、流体により発生する力により接合部が剥離することはないので、内圧が上昇する。ここで、第1の接合力よりも小さく、かつ、流体により発生する力により剥離可能な第2の接合力で接合して閉じられる通路が、接合部に設けられて内部に連通される。そのため、流体により発生する力が第2の接合力以上になると、通路の一端が剥離する。剥離した通路に流体が流れ込み、通路が膨らむ。これにより、袋状体内で発生した流体により発生する力は低下し、通路の剥離が止まる。さらに流体が発生して、袋状体内で発生した流体により発生する力が再び予め定められた力になると、通路の内部が再び剥離し、剥離した通路に流体が流れ込み、剥離した通路が膨らむ。このように、袋状体内で発生した流体の量が多くなるほど、剥離して膨らんだ通路が長くなる。袋状体内で発生した流体の量が多いほど、不可逆的に分解されている電解質の量は多くなり、電池の寿命となる。袋状体内で発生した流体の量は、膨らんだ通路の長さを視認することより把握できる。そのため、電池の寿命時期を、袋状体内で発生した流体により膨らんだ通路の長さを視認することより容易に診断することができる。
第7の発明に係る電池セルにおいては、第6の発明の構成に加えて、袋状体は、ラミネートフィルムを用いて形成される。
第7の発明によると、袋状体は、ラミネートフィルムを用いて形成される。そのため、ラミネートフィルムにより収容される電池の寿命時期を診断することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1ないし図4を参照して、本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池100の構造について説明する。なお、本実施の形態においては、リチウムイオン二次電池100を用いているが、これに限定されない。たとえば、リチウムイオン一次電池であってもよいし、他の二次電池、たとえばニッケル水素電池を使用してもかまわない。ただし、電池内部の電解液から発生する気体を、電解液が吸収できない電池(たとえばリチウムイオン電池)により好適に適用される。
図2、図3および図4は、それぞれ図1における2−2断面図、3−3断面図および4−4断面図である。
リチウムイオン二次電池100は、電極体110と、電極体110を密封する袋状体120と、負極端子130および正極端子140と、通路150とを含む。
電極体110は、シート状の負極板、正極板およびセパレータ(いずれも図示せず)を積層して形成される。正極板の活物質には、コバルト酸リチウムが用いられ、負極板の活物質には炭素材料が用いられる。なお、正極板および負極板の活物質は、これに限定されない。負極板、正極板およびセパレータの中には、電解質として電解液が保持される。電解液には、有機溶媒が用いられる。たとえば、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートやエチルメチルカーボネートのような直鎖カーボネートの混合溶媒にリチウム塩を支持電解質として溶解したものが用いられる。電極体110は、過充電や過放電の状態になると、電解液が不可逆的に分解し、炭化水素や二酸化炭素などのガスを発生する。なお、電解質は電解液に限定されず、たとえば、ジェル状の電解質を用いてもよい。
袋状体120は、2枚の可撓性のラミネートフィルム122を用いて形成される。2枚のラミネートフィルムで電極体110、負極端子130および正極端子140を挟み、外周縁を接合した接合部126で袋状体120内部を密封する。
接合部126は、ラミネートフィルム122の周囲において、ラミネートフィルム122の表面と裏面とを第1接合材を用いて接合することにより形成される(図2および図4参照)。この第1接合材は、袋状体120に密封された電極体110により発生する力より強い第1接合力を有する。ラミネートフィルム122と負極端子130および正極端子140との接合部128(図3参照)も、第1接合材を用いて接合される。
負極端子130および正極端子140は、一端が電極体110に接続され、他端が袋状体120の外部に突出した平板形状を有する。
通路150は、電極体110内の電解液が発生するガスが流れ込む通路である。通路150は、一方の端部152が袋状体120内部の空間に、他方の端部154が袋状体120の外部にそれぞれ連通され、その他の部分は、接合部126および接合部128に囲まれている。通路150内部は、接合部156(図2および図4参照)および接合部158(図3参照)で接合される。
接合部156は、ラミネートフィルム122の表面と裏面とを、第1接合材を用いることなく、第2接合材を用いて接合することにより形成される。接合部158は、ラミネートフィルム122と正極端子140および負極端子130とを、第1接合材を用いることなく、第2接合材を用いて接合することにより形成される。この第2接合材は、接合部126が接合される第1接合力よりも小さく、かつ、電極体110内の電解液より発生したガスによる圧力が予め定められた圧力になった場合に剥離する第2接合力を有する。なお、発生するガスの量は電解液の材料の組合せや量などに依存するため、通路150の長さおよび幅は、実際に使用される電解液の材料の組合せや量などに対応させて決められる。
第1接合材や第2接合材を用いて接合される部分は、それぞれ第1接合力および第2接合力で接合されていればよく、第1接合材および第2接合材を用いて接合されることに限定されない。
以上のような構造に基づく本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池100の作用について、図5ないし図8を参照して説明する。図6、図7および図8は、それぞれ図5における6−6断面図、7−7断面図および8−8断面図を示す。
リチウムイオン二次電池100が、その充電許容値を超えて充電され、過充電の状態となった場合を想定する。リチウムイオン二次電池100においては、過充電の状態になると、電解液が不可逆的に分解し、ガスが発生する。ここで、袋状体120の内部は、2枚のラミネートフィルム122の表面と裏面とを第1接合材を用いて第1接合部126で接合して密封される。このように袋状体120の内部が密閉されているため、ガスの発生により袋状体120の内部の圧力が上昇する。このとき、第1接合材が袋状体120に密封された電極体110により発生する力より強い第1接合力を有するため、ガスの発生により袋状体120の内部の圧力が上昇しても、第1接合材を用いて接合された接合部126および接合部128が剥離することはない。
一方、通路150の一方の端部152が、袋状体120内部の空間に連通される。通路150内部は、接合部126が接合される第1接合力よりも小さく、かつ、発生したガスによる圧力が予め定められた圧力になった場合に剥離する第2接合力を有する第2接合材を用いて接合される。そのため、ガスの発生により袋状体120の内部の圧力が予め定められた圧力になると、通路150の一方の端部152が剥離する(図6参照)。剥離した通路150に、発生したガスが流れ込み、剥離した部分が膨らむ。これにより、袋状体120の内部の圧力が予め定められた圧力より低下し、通路150の剥離が止まる。
さらにガスが発生し、袋状体120の内部の圧力が再び予め定められた圧力になると、通路150がさらに剥離し、ラミネートフィルム122と正極端子140との接合部158にガスが達する。第1接合材を用いて接合された接合部128に囲まれた接合部158も、第2接合力を有する接合材で接合されるため、剥離して膨らむ(図7参照)。
ガスの発生により袋状体120の内部の圧力が予め定められた圧力になるたびに、通路150の剥離が繰返され、電解液から発生したガスの量が多くなるほど、剥離して膨らんだ通路150が長くなる。発生したガスの量が多いほど、不可逆的に分解されている電解液の量が多くなり、リチウムイオン二次電池100は寿命となる。発生したガスの量は、膨らんだ通路150の長さを視認することより把握できる。そのため、リチウムイオン二次電池100の寿命時期を、膨らんだ通路150の長さを視認することより容易に診断することができる。
さらにガスが発生すると、袋状体120の外部に接する通路150の他方の端部154が剥離し、袋状体120内部が剥離した通路150により袋状体120の外部に連通される。これにより、大気中の水分が剥離した通路150を通って有機溶媒が用いられる電解液に達する。そのため、リチウムイオン二次電池100の電圧が極端に低下する。すなわち、通路150の端部154が剥離したときが、リチウムイオン二次電池100の寿命時期と言える。そのため、通路150の端部154が剥離したか否かを視認することによっても、リチウムイオン二次電池100の寿命時期を容易に判断できる。
以上のように、本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池においては、過充電などによりガスが発生した場合、袋状体内部の圧力が予め定められた圧力になると、通路のが剥離して膨らむ。剥離して膨らんだ通路の部分を視認することで、リチウムイオン二次電池の寿命時期を判断することができる。
<第2の実施の形態>
図9を参照して、本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池200について説明する。リチウムイオン二次電池200において、袋状体220の接合部226に通路250が設けられる。通路250は、第1の実施形態に係る通路150に比べて、通路250の内部に、通路250の内部が剥離することにより変色する物質210が塗布されている。また、袋状体220は、第1の実施形態に係る袋状体120に比べて、通路250の端部254から予め定められた距離に、通路150に沿って袋状体220の表面に刻まれた目盛り222を有する。なお、物質210は、通路250の内部が剥離することにより変色する物質に限定されない。たとえば電解液が発生するガス(たとえば炭化水素や二酸化炭素)と化学反応を起こして変色する物質であってもよい。
その他の構成については、前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は、ここでは繰返さない。
本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池200において、電極体110が発生したガスにより、袋状体220の内圧が予め定められた圧力よりも大きくなると、通路250が剥離する。剥離して膨張した通路250内には、発生したガスが流れ込み、袋状体220内部にガスが充満する。通路250の内部には、通路250の内部が剥離することにより変色する物質210が塗布されている。これにより、剥離して膨張した通路250内が変色する。そのため、たとえば、ラミネートフィルム122が半透明である場合、通路250が剥離しているか否かを、通路250の膨らみに加え、通路250の変色した色で視認することができる。
さらに、袋状体220の表面には、通路150に沿って目盛り222が通路250の端部254から予め定められた距離に刻まれている。そのため、変色した通路250が目盛り222のどの部分に達しているかを目盛りで正確に計ることができる。これにより、リチウムイオン電池200の寿命時期をより視認しやすくかつ正確に診断することができる。
<第3の実施の形態>
図10を参照して、本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池300について説明する。リチウムイオン二次電池300には、袋状体320の接合部326に通路350が設けられる。通路350は、袋状体320と正極端子130および負極端子140との接合部分を通路の一部に含まない。通路350の一方の端部152が袋状体320内部の空間に接続され、他方の端部354が袋状体320の外部に接しており、その他の部分は、接合部326に囲まれている。その他の構成については、前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
本実施の形態に係るリチウムイオン二次電池300においては、ガスの通路350が、袋状体320と正極端子130および負極端子140との接合部分を通路の一部に含まない。そのため、袋状体320と正極端子130および負極端子140との接合部分のすべてを第1接合力で接合できるという簡易な接合構造にすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態に係るリチウムイオン二次電池を示す平面図(その1)である。 図1の2−2断面を示す図である。 図1の3−3断面を示す図である。 図1の4−4断面を示す図である。 第1の実施の形態に係るリチウムイオン二次電池を示す平面図(その2)である。 図5の6−6断面を示す図である。 図5の7−7断面を示す図である。 図5の8−8断面を示す図である。 第2の実施の形態に係るリチウムイオン二次電池を示す平面図である。 第3の実施の形態に係るリチウムイオン二次電池を示す平面図である。
符号の説明
100,200,300 リチウムイオン二次電池、110 電極体、120,220,320 袋状体、122 ラミネートフィルム、126,226,326 第1接合部、128,158 接合部、130 負極端子、140 正極端子、150,250,350 通路、152,252,352 通路の一方の端部、154,254,354 通路の他方の端部、210 物質、222 目盛り。

Claims (7)

  1. 一部が外部に突出する電極と電解質とを収容し、劣化により内部に流体を発生する電池セルであって、
    前記内部と連通し、前記劣化の前において閉じられ、前記劣化により内部に発生する前記流体により発生する力により前記内部側から順次開かれる通路を含む、電池セル。
  2. 前記通路は、前記電解質より発生した気体の圧力により前記内部側から順次開かれる、請求項1に記載の電池セル。
  3. 前記電解質には、有機溶媒が用いられ、
    前記通路は、前記内部に連通する側と異なる側の端部が外部に連通する、請求項1または2に記載の電池セル。
  4. 前記通路は、前記開かれた通路を変色させる物質を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の電池セル。
  5. 前記電池セルは、前記通路に沿った目盛りを有する、請求項1〜4のいずれかに記載の電池セル。
  6. 前記電池セルは、
    可撓性の袋状体により前記電極と前記電解質とを収容し、
    前記袋状体の周囲において表面と裏面とを前記流体により発生する力よりも強い第1の接合力で接合した接合部を含み、
    前記通路は、前記接合部に設けられ、前記第1の接合力よりも小さく、かつ、前記流体により発生する力により剥離可能な第2の接合力で接合して閉じられる、請求項1〜5のいずれかに記載の電池セル。
  7. 前記袋状体は、ラミネートフィルムを用いて形成される、請求項6に記載の電池セル。
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