JP2007200421A - 分極信号比較器 - Google Patents

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正美 橋本
Takeshi Kijima
健 木島
泰彰 ▲濱▼田
Yasuaki Hamada
Akio Konishi
晃雄 小西
Tatsuya Shimoda
達也 下田
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Abstract

【課題】 従来の強誘電体メモリにおいては分極信号を破壊して読み出す、あるいはスレッショルドの変化に置き換えて読み出す方法をとっていた。したがって、高速性、信頼性、環境変化に対する安定性を兼ね備えた不揮発性メモリが得にくいという課題があった。
【解決手段】 強誘電体薄膜における2つの分極信号を比較し、電気信号に置き換える分極信号比較器をMFSFETとMOSFETの組み合わせで実現し、メモリ装置に導入することにより、間接的に、高速性、信頼性、安定性を兼ね備えた強誘電体メモリが具現化した。
【選択図】 図1

Description

本発明は強誘電体の不揮発性を利用したデバイス分野、殊に強誘電体メモリにおいて、強誘電体の分極をメモリ素子の信号として用いる際に、デバイス構成の要素として分極信号を比較検出する機能ブロックの構成に関する。
近年、メモリ分野のなかで電気的に書き込み、消去可能な不揮発性メモリの重要性が増している。不揮発性メモリも様々にあるが、高速性、低電圧特性、低消費電力の観点から強誘電体メモリが注目されている。
強誘電体メモリにおいて、たとえば図17に示すように強誘電体薄膜1740を電極1741と電極1742の間に挟み、破線1749で示した強誘電体コンデンサを形成し、メモリセルの一要素として用いる。更に図21のように絶縁ゲート電界効果型トランジスタ(以下MOSFETと略す場合ある。なお、MOSFETとはMetal−Oxide−Semiconductor−Field−Effect−Transistorの頭文字を連ねたものである。)2112と強誘電体コンデンサ2111と組み合わせてメモリセルとし、ワード線2113、ビット線2114、プレート線2115とともにメモリセル群を行列状に構成した、いわゆる1T1C(1トランジスタと1コンデンサ)型メモリセルの強誘電体メモリがある。
あるいは図22に示すようにMOSFET2114Aと強誘電体コンデンサ2111Aと組み合わせて第1メモリセル2201Aとし、MOSFET2114Bと強誘電体コンデンサ2111Bと組み合わせて第2メモリセル2201Bとし、それぞれに正反の相補のデータを入力、記憶させ、読み出す際には第1メモリセル2201Aと第2メモリセル2201Bの共通のワード線2113、プレート線2115をメモリ制御回路2221の指令により作動させて、第1メモリセル2201Aの出力信号を第1ビット線2112Aから、また第2メモリセル2201Bの出力信号を第2ビット線2112Bから、それぞれ取り出し、その差動信号を検出回路2222で読みとるように構成した、いわゆる2T2C(2トランジスタと2コンデンサ)型メモリセルの強誘電体メモリがある。
さて、強誘電体メモリに使用される強誘電体の特性を図17、図19、図20を参照して簡単に説明する。ここでは強誘電体薄膜の特性をよく示すものとして強誘電体コンデンサを例にとる。
図17は前述したように強誘電体コンデンサの構造を示す断面図である。図17においては、破線1749に囲まれた内部が強誘電体コンデンサであり、強誘電体薄膜1740を電極1741と1742で挟んで構成されている。なお、図18の(a)もしくは(b)は図17の強誘電体コンデンサを回路図等に用いる際の回路記号とする。
図19は図17における強誘電体薄膜1740、もしくは強誘電体コンデンサ1749の印加電圧と内部分極電荷の代表的な特性例を示すものである。さて、図19に示した分極電荷−印加電圧特性から解るように図17の強誘電体コンデンサ1749は印加電圧のかけた方向、あるいは履歴により、ヒステリシス特性を一般的に持っている。つまり図19に示すように、強誘電体コンデンサの両端に印加電圧Vをかけて特性点1904とした後、図17における電極1741、1742を開放して電位差を0とすると図19の特性点1905に遷移する。また、印加電圧(−V)をかけて特性点1901とした後、電極1741、1742を開放して電位差を0とすると特性点1902に遷移する。つまり電極1741、1742を開放して電位差0とした状態は前状態の印加電圧の加え方により、残留分極電荷の互いに異なる2つの内部状態、すなわち特性点1905にも特性点1902にもとらせることができる。これは電源を切っても残留分極が異なる状態を保持していることを意味している。
ここで内部分極の状況をより解りやすく様子を示したのが図20である。図19の特性点1901〜1906に対応する強誘電体コンデンサの内部分極の各状態を模式的に示すと、それぞれ図20の(A)〜(F)に示すようになる。ただし、図19における印加電圧Vは、図20において上部のコンデンサの電極を基準として正負を定めている。なお、図20において強誘電体コンデンサにおける2枚の電極板の内部の丸に囲まれて+、−で表示したものが分極電荷を表し、電極板の外側の単に+、−で表示したものは電荷を表している。図19および図20から解るように強誘電体薄膜にかかる電圧が0になった場合でも、強誘電体薄膜内部の残留分極は前の状態、履歴によって異なった状態を保っている。つまり図20の(B)の状態と(E)の状態はともに印加電圧は0であるが、内部の残留分極の極性は全く逆となっている。
また、図19に示すように、強誘電体コンデンサの両端の端子が開放された状態から端子間に電圧V(ΔVB)をかけると、特性点1904に移動する。このとき、前の状態が特性点1902であれば図19に示すΔQ1の電荷が取り出され、特性点1905の状態であればΔQ0の電荷が取り出される。図19から明らかにΔQ1≫ΔQ0であるので、適切な検出回路を通せば残留分極として記憶されていた前の状態の相違を判別できて、データ1または0等として利用できる。
なお、前述した図21のような1T1Cをメモリ素子として用いるものの例として特許文献1があり、図22のような2T2Cをメモリ素子として用いるものの例としては特許文献2がある。
次にゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタ(以下MFSFETと略す場合ある。なお、MFSFETとはMetal−Ferroelectrics−Semiconductor−Field−Effect−Transistorの頭文字を連ねたものである。)の概略を説明する。
図12は強誘電体薄膜をゲート部に有する電界効果型トランジスタMFSFETの構造を示す断面図である。図12において、1250はPZTN等からなる強誘電体薄膜であり、1252、1253は燐(P)等の不純物原子をドープされたN型拡散層からなるドレイン電極またはソース電極であり、1251は金属または半導体からなるゲート電極である。また、1259はシリコン基板もしくはチャネルである。
なお、強誘電体薄膜1250はPZTNとしたがよく知られたPZTやSBTもよく用いられている。ここでPZTとはPb(Zr,Ti)O3の総称であり、またPZTNとはPZTのTiの一部をNbで置き換えたものの総称であり、また、SBTとはSrBi2Ta29もしくはそれに近い組成の総称である。
さて、図15は図12で示した構造のMFSFETに電圧をかけた場合の状態を示したものである。図15において、ゲート電極1501に0電位、ソース電極、もしくはドレイン電極となるN型拡散層1502、1503に端子1505、1506を通してV電位を印加している。すると、強誘電体薄膜1500には電圧が加わり、電界が発生するので、ゲート電極に近い方の強誘電体薄膜には正の極性の分極、チャネル1509に近い方の強誘電体薄膜には負の極性の分極電荷が生じる。
また、図16は図12で示した構造のMFSFETに図15とは逆の電圧をかけた場合の状態を示したものである。つまり、図16において、ゲート電極1501にV電位、ソース電極、もしくはドレイン電極となるN型拡散層1502、1503に端子1505、1506を通して0電位を印加している。すると、強誘電体薄膜1500には図15とは逆の電圧が加わり、逆向きの電界が発生するので、ゲート電極に近い方の強誘電体薄膜には負の極性の分極、チャネル1609に近い方の強誘電体薄膜には正の極性の分極電荷が生じる。
図15の場合にはチャネル1509に近い部分の強誘電体薄膜には負の極性の分極が生じていて、チャネル1509には正の電荷を誘起するように作用するので、チャネルが形成しにくくなり、N型のMFSFETとしてはスレッショルド電圧が高くなる。
一方、図16の場合にはチャネル1609に近い部分の強誘電体薄膜には正の極性の分極が生じていて、チャネル1609には負の電荷を誘起するように作用するので、チャネルが形成しやすくなり、N型のMFSFETとしてはスレッショルド電圧が低くなる。これらの内部分極電荷は強誘電体薄膜にかかる電圧を0にして開放しても残留分極として残り、記憶されている。したがって、新たにゲート電極とドレイン電極もしくはソース電極に加わる電圧が抗電圧以下ならば残留分極は前の状態を反映し、前の状態によって、スレッショルド電圧が異なり、MFSFETに流れる電流に差異が生ずる。したがって、メモリ素子として用いることができる。
なお、MFSFETの断面構造としては図12に限るものではなく、図13のようにと同じ構造の強誘電体薄膜1350、ゲート電極1351、ドレイン電極またはソース電極1352、1353以外に、製造上や信頼性上の理由から、常誘電体絶縁物等による緩衝層1354を設けたものがある。
また、図12、図13、図15、図16において、断面構造を示したN型のMFSFETを回路記号で表す場合には図11の記号を用いることがある。
また、図12、図13、図15、図16においてはN型MFSFETの例を示したが、P型MFSFETであっても極性は逆になるが、基本的な原理や動作は同様である。
また、前述した図12、図13のようなゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタをメモリ素子として用いるものの例として特許文献3や特許文献4がある。
特開平11−39882号公報 特開平7−220482号公報 特開平11−251586号公報 特開平8−316440号公報
しかしながら、特許文献1、2の強誘電体コンデンサを用いた強誘電体メモリはデータを読み出す際に分極データを破壊してしまうので、再書き込みが必要であり、その結果、メモリとしてのアクセスタイムやサイクルタイムが長くなるという課題や、分極データを書き込みと破壊読み出しを繰り返し行うことによるデバイスとしての信頼性や寿命の問題が生じていた。
また、特許文献3、4のゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタをメモリ素子として用いる場合には分極信号の温度特性や製造上のバラツキや電源電圧変動の影響を受けやすいという課題があった。
そこで、本発明の目的は、このような問題点を解決する強誘電体メモリを構成する際において、メモリデータもしくは比較用の分極信号をゲート部に強誘電体薄膜を有する2個の電界効果型トランジスタの強誘電体薄膜にそれぞれ入力し、それぞれの分極信号によるスレッショルド電圧差から生ずるトランジスタの電流の差を比較して分極信号の大小関係を検出する。この構成の分極信号比較のブロックとして本発明を用いることにより、分極信号を破壊することなく、また分極信号の差分を利用して、高速でアクセスし、動作環境の変動や製造上のバラツキにも強く、かつ信頼性の高い強誘電体メモリを間接的に具現化することにある。
上記の課題を解決し、本発明の目的を達成するために、各発明は以下のような構成からなる。
すなわち第1の発明は、分極信号を入力する強誘電体薄膜をゲート部に有した第1、第2の電界効果型トランジスタと、前記第1、第2のゲート部に強誘電体薄膜を有した電界効果型トランジスタを対称に回路配置し、該第1、第2の電界効果型トランジスタに流れる電流を比較する構成の電流比較部と、前記電流比較部の信号を受け、信号電位を変換し、出力端子に比較信号を出力する電位変換部と、を有する構成となっている。
第2の発明は、第1の発明において、前記強誘電体薄膜はPZTN、もしくはPZT、あるいはSBTからなる。
第3の発明は、第1の発明において、前記電流比較部と前記電位変換部に絶縁ゲート電界効果型トランジスタが含まれた構成となっている。
このような構成からなる本発明によれば、強誘電体薄膜のなかの分極信号は破壊することなく、差分の信号を読み出せるので、動作環境の変動や製造上のバラツキにも強く、信頼性の高い分極信号の比較ができるという効果がある。
また、この分極信号比較器を強誘電体メモリの機能ブロックとして用いることにより、非破壊読み出しで、高速のアクセスタイム、サイクルタイムで動作環境の変動や製造上のバラツキにも強く、信頼性の高い強誘電体メモリ装置が間接的に得られるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(本発明の分極信号比較器の第1実施形態)
図1は、本発明の分極信号比較器の第1実施形態の構成を示す回路図である。
この第1実施形態は、図1に示すように、第1、第2の強誘電体薄膜をゲート部に有する電界効果型トランジスタ(MFSFET)111、112と、前記MFSFET111、112を中に含み、かつMOSFET115、116、117で構成された電流比較部101と、MOSFET118と119で構成された電位比較部と、を備え、これらを組み合わせることにより本発明の分極信号比較器を構成したものである。
また、第1実施形態は、図1に示す構成により、異なる分極信号を強誘電体113と114からそれぞれP型のMFSFET111と112に取り込み、そのスレッショルド電圧に与える影響の差により、電流比較部101でその相違を検出し、電位変換部で正負の電気信号を出力端子120から出力するようにしたものである。
さて、分極信号を受けるMFSFET111と112はゲート部の強誘電体薄膜113、114に何らかの手段で分極信号が入力するようになっている。この分極信号の入力方法の具体例は後述する。
前記P型MFSFET111と112は図1における破線101で示した電流比較部に取り込まれており、それぞれのゲート電極は互いに接続され、またそれぞれのソース電極はP型MOSFET117のドレイン電極に共に接続されている。P型MOSFET117のソース電極は正極性の電源電位VDDに接続されている。また、P型MOSFET117のゲート電極にはバイアス電位121が接続されている。また、P型MFSFET111のドレイン電極はN型MOSFET115のドレイン電極に接続されている。また、P型MFSFET112のドレイン電極はN型MOSFET116のドレイン電極に接続されている。N型MOSFET115と116のソース電極は共に負極性の電源である0電位に接続されている。N型MOSFET115と116のゲート電極は共にN型MOSFET115のドレイン電極に接続されている。N型MOSFET116のドレイン電極は電位変換部への出力信号となっている。
以上の電流比較部の構成において、P型MOSFET117は定電流回路となっており、N型MOSFET115と116はゲート電極が同一電位であり、P型のMFSFET111と112のゲート電極は互いに接続され、かつ対称に構成されているので、P型のMFSFET111と112のゲート部の強誘電体における分極信号の相違によってP型のMFSFET111と112に流れる電流に差異が生じ、N型MOSFETのドレイン電極の出力電位122が変化する。なお、P型のMFSFET111と112のゲート電極は互いに接続されていることが重要であって、この条件のもとに他の制御信号から電位を与えて適切なバイアス電位としたり、動作を停止したりすることもある。
さて、破線102で示した電位変換部はP型MOSFET118とN型MOSFET119で構成される。P型MOSFET118のソース電極は正極性の電源電位VDDに接続され、ドレイン電極はN型MOSFET119のドレインに接続され、かつ出力端子120となっている。また、N型MOSFET119のソース電極は負極性の電源である0電位に接続されている。N型MOSFET119のゲート電極は前記電流比較部101の出力信号122に接続されている。また、P型MOSFET118のゲート電極はバイアス電位121が接続されている。
このとき、P型MOSFET111と112のコンダクタンス定数βが等しく、N型MOSFET115と116のコンダクタンス定数βが等しいこと、及び、P型MOSFET117のコンダクタンス定数βとN型MOSFET115と116のコンダクタンス定数βの合計値との比が、P型MOSFET118のコンダクタンス定数βとN型MOSFET119のコンダクタンス定数βの比と等しく設定すると分極信号の比較器となる。つまり、MFSFET111と112におけるゲート部の強誘電体薄膜113、114の分極信号が等しい場合には分極信号比較器としての出力信号120は電源0〜VDDの中間電位である(1/2)VDDをとり、ゲート部の強誘電体薄膜113、114の分極信号が異なる場合には0もしくはVDDの電位、もしくはそれに近い値をとる。
以上から図1で構成した回路は2つの分極信号の比較器として作用する。
(分極信号の入力方法)
図1ではMFSFETのゲート部に分極信号が取り込めた場合を前提として説明したが、次において具体的な分極信号の取り込み方について述べる。
(分極信号の入力方法第1例)
図6では強誘電体コンデンサに蓄積された分極信号をMFSFETのゲート部の強誘電体薄膜に取り込む第1例の場合の断面構造を示す断面図であり、かつその様子を示した模式図である。
図6において、破線606に囲まれた内部は強誘電体コンデンサの断面図であり、破線605に囲まれた中はMFSFETの断面図であって、模式的に表している。
なお、MFSFETの断面構造として、図12、図13を示してが、それらのみならず、図14の構造もある。先に図14のMFSFETの構造を説明する。
図14において、1431はPZTN等からなる強誘電体薄膜であり、1432はNiO(酸化ニッケル)であり、1451は金属または半導体からなるゲート電極であり、1455はPt(白金)からなる電極であり、1454はSiO2等からなる常誘電体の絶縁層である。
また、1452、1453は燐(P)等の不純物原子をドープされたN型拡散層からなるドレイン電極またはソース電極であり、1259はシリコン基板もしくはチャネルである。
以上の構造では強誘電体薄膜1431の残留分極の分極信号により、電極1455に電荷を誘起し、その電荷によって、絶縁層1452を経てチャネル1459のキャリアの誘起に影響を及ぼして電界効果型トランジスタとしてのスレッショルド電圧に影響を与える。
図14の断面構造をとるMFSFETは図12、図13に対して白金による電極1455を有しているので、下部電極を電位的に制御する場合や、白金上においてPZTやPZTNは結晶成長をしやすく良好な特性を得る場合には適した構造となる。
さて、図6のMFSFET605は図14で示したMFSFETの構造をそのまま用いている。すなわち、631はPZTN等からなる強誘電体薄膜であり、632はNiO(酸化ニッケル)であり、651は金属または半導体からなるゲート電極であり、655はPt(白金)からなる電極であり、654はSiO2等からなる常誘電体の絶縁層である。
また、652、653は不純物原子をドープされた拡散層からなるドレイン電極またはソース電極であり、659はシリコン基板もしくはチャネルである。
また、図6の強誘電体コンデンサ606は以下の構成となっている。すなわち、PZTN等からなる強誘電体薄膜631とNiO(酸化ニッケル)832を白金等からなる金属電極638と白金等からなる下部電極639で挟んで構成されている。なお、破線606の枠の外における端子640や端子645は電気的な回路の結線の様子を示すもので、強誘電体コンデンサの断面構造を示すものではない。
図6において、強誘電体コンデンサ606とMFSFET605の間において、強誘電体薄膜631と常誘電体からなる絶縁層632が連続して一体化形成されている。これは強誘電体コンデンサ606の強誘電体薄膜631に生じた分極信号をMFSFET631の強誘電体薄膜631にも分極信号として取り込む構造である。
ここで酸化ニッケル(NiO)632も強誘電体薄膜631とともに強誘電体コンデンサ606とMFSFET605の間において、連続して一体化形成されている。
これは強誘電体薄膜631における分極の強誘電体コンデンサ606からMFSFET605へと移動を速やかにかつ円滑に行う為に設けたものである。つまり、一般的に強誘電体薄膜における分極は異なる方向の分極が互いに隣接していても互いに独立していて干渉せず、孤立して記憶保存が可能である。ところが、強誘電体薄膜の一端を他の材料を塗布する、あるいは適度な電位を与えると、隣接していて互いに独立していた筈の異なる方向の分極が、その独立性が崩れ互いに干渉し合う現象がある。図6の酸化ニッケル(NiO)632は強誘電体薄膜631の分極の独立性を弱めるためのもので、この作用により、強誘電体薄膜631のなかの分極が強誘電体コンデンサの強誘電体薄膜631で発生したものが、MFSFET605の強誘電体薄膜631に伝達される。
したがって、強誘電体コンデンサ631の分極信号は強誘電体薄膜631を通してMFSFET605の強誘電体薄膜631に影響を与え、MFSFET605の電界効果型トランジスタとしてのスレッショルド電圧を変える。すなわち、図6の構造をとれば強誘電体コンデンサ631の分極信号の大小をMFSFET605の電流値で検知できる。
なお、MFSFET605がN型かP型かは拡散層652、653へドープする不純物原子の選択、およびバルク659等の材質を適正に選定、調整することにより、どちらの極性をも実現可能となる。
以上の構造を模式図として、もしくは記号として表現したものが図7(a)、もしくは図7(b)である。なお、図7はMFSFETがP型MFSFETの場合を表現している。
(分極信号の入力方法第2例)
図8は分極信号を伝達する第2の構造例を示すものである。
図8において、破線810に囲まれた内部は分極信号の移動の開閉を行うデバイスの断面構造を示している。831はPZTNからなる強誘電体薄膜であり、832はNiO(酸化ニッケル)からなる常誘電体絶縁層であり、833は他の材質の常誘電体層であり、839はPt(白金)からなる下部電極であり、835、837、838はPt(白金)からなる上部電極である。また、上部電極はPt(白金)を例示したが、Ta(タンタル)、Ti(チタン)の金属や、IrO2(酸化イリジューム)RuO2(酸化ルビジューム)等、信頼性を含めた特性が確保されれば他の金属、金属酸化物でもよい。
さて、強誘電体薄膜831と常誘電体絶縁層833を下部電極839と上部電極835で挟んだ構造により、破線820で示す分極開閉部が構成されている。また、強誘電体薄膜831と常誘電体絶縁層832を下部電極839と上部電極837で挟んだ構造により、第1分極蓄電部が構成され、強誘電体薄膜831と常誘電体絶縁層832を下部電極839と上部電極838で挟んだ構造により、第2分極蓄電部が構成されている。さて、分極開閉部820、第1分極蓄電部、第2分極蓄電部の共通下部電極839は接地電位840に接続されている。分極開閉部820の上部電極835はΦ0である制御信号線841に接続されている。
また、第1分極蓄電部の上部電極837は端子843を経由してΦ4である第4制御信号線に接続されている。第2分極蓄電部の上部電極838は端子845を経由してΦ3である第3制御信号線に接続されている。
以上の構成で第1分極蓄電部の強誘電体薄膜の分極信号を第2分極蓄電部の強誘電体薄膜に伝達するか否かの分極信号の移動の開閉を行うデバイス構造となっている。すなわち分極開閉部820の上部電極835に制御信号841によって電位を変え、隣接して異なる分極の独立特性を変化させることにより、強誘電体膜831を共有する第1分極蓄電部と第2分極蓄電部間において、分極信号を独立して記憶保存させるか、もしくは移動、混合させるかを制御する。なお、分極開閉部820の上部電極835に制御信号841の開閉を行う適切な電位は強誘電体薄膜831及び常誘電体絶縁層833の材質や膜厚によって異なる。
(分極信号の入力方法第3例)
図9は分極信号を伝達する第3の構造例を示すものである。
図9において、破線910に囲まれた内部は分極転送デバイスの断面構造を示している。931はPZTNからなる強誘電体薄膜であり、932はNiO(酸化ニッケル)からなる常誘電体絶縁層であり、933は他の材質の常誘電体層であり、939はPt(白金)からなる下部電極であり、934、935、936、937、938はPt(白金)からなる上部電極である。
さて、強誘電体薄膜931と常誘電体絶縁層933を下部電極939と上部電極934で挟んだ構造により、第1分極開閉部が構成されている。また、強誘電体薄膜931と常誘電体絶縁層933を下部電極939と上部電極935で挟んだ構造により、第2分極開閉部が構成され、強誘電体薄膜931と常誘電体絶縁層933を下部電極939と上部電極936で挟んだ構造により、第3分極開閉部が構成されている。
また、強誘電体薄膜931と常誘電体絶縁層932を下部電極939と上部電極937で挟んだ構造により、第1分極蓄電部が構成され、強誘電体薄膜931と常誘電体絶縁層932を下部電極939と上部電極938で挟んだ構造により、第2分極蓄電部が構成されている。
さて、第1分極開閉部、第2分極開閉部、および第3分極開閉部の共通の下部電極939はともに接地電位940に接続されている。第2分極開閉部の上部電極935はΦ1である第1制御信号線941に接続されている。第1分極開閉部と第3分極開閉部のそれぞれの上部電極934、936はΦ2である第2制御信号線942に接続されている。
また、第1分極蓄電部の上部電極937は端子943を経由してΦ4である第4制御信号線に接続されている。第2分極蓄電部の上部電極938は端子945を経由してΦ3である第3制御信号線に接続されている。第1、第2分極蓄電部の下部電極939はともに接地電位940に接続されている。
以上の構成で強誘電体薄膜に信号を反映した分極を蓄積、転送させるが、Φ1、Φ2、Φ3、Φ4の制御信号線に加える信号波形の組み合わせで動作や働きは変わる。図10に制御方法の一例を示す。
(分極信号入力方法第3例の制御信号波形)
図10は図9の分極転送デバイスに加える各制御信号線の信号波形の一例を示したものである。なお、ここでは分極信号としては分極蓄電部の上部電極に正の電圧を与えたときの分極信号のみを扱うものとする。
図10におけるΦ1は図9の制御信号線941を通して第2分極開閉部の上部電極935に印加され、図10におけるΦ2は図9の制御信号線942を通して第1分極開閉部と第3分極開閉部のそれぞれの上部電極934、936に印加される。なお、Φ1、Φ2はともに−VC電位と+VC電位の間を変位する。
また、図10におけるΦ3は図9の第2分極蓄電部の上部電極938に、Φ4は第1分極蓄電部の上部電極937に、それぞれ印加される。なお、Φ3、Φ4はともにVB電位、0電位、−VBの間を変位する。
また、±VC、±VB、2VBはすべて図9の強誘電体薄膜931の抗電圧以下であって転送すべき信号である分極信号に回復不能の影響を与えない印加電圧未満に設定する。なお、強誘電体の抗電圧とは前述した図19において、分極電荷の正負が逆転するか、しないかの境界の電圧である。
さて、図10において、各制御信号Φ1、Φ2、Φ3、Φ4を基本クロック(Clock)のタイミングにしたがって、(A1)区間では、それぞれ、−VC、−VC、0、0を与える。(B1)区間では、それぞれ、VC、−VC、0、0を与える。(C1)区間では、それぞれ、VC、−VC、0、0を与える。(D1)区間では、それぞれ、VC、−VC、VB、−VBを与える。(E1)区間では、それぞれ、−VC、−VC、VB、−VB、を与える。(F1)区間では、それぞれ、−VC、−VC、0、0を与える。
このとき、(A1)区間では第1、第2、第3分極開閉部はすべて上部電極に負の電位をかけているのでここで前述した条件の分極信号は分極開閉部を通過できず、第1分極蓄電部と第2分極蓄電部の分極信号は独立している。次に(B1)、(C1)区間において、制御信号Φ1の電位をVCとすると第2分極開閉部の直下は分極の移動が可能になる。更に(D1)区間において、第2分極開閉部を開いたまま、制御信号Φ3をVB、Φ4を−VBとすると第1分極蓄電部と第2分極蓄電部の上部電極間に電位差が生じ、前述した条件の分極信号は第1分極蓄電部から第2分極蓄電部へ電界の作用とともに移動する。また、(E1)、(F1)区間で制御信号Φ1の電位を−VCとすると第2分極開閉部は閉じて前述した条件の分極信号は移動できなくなる。そして、(F1)区間で制御信号Φ3、Φ4を0電位に戻せば第1分極蓄電部と第2分極蓄電部には印加電圧が0となり、分極信号である残留分極のみとなるが、このとき、第1分極蓄電部の分極信号は第2分極蓄電部へ移動したことになる。
さらに図5に示した分極転送デバイスを基本単位として複数個並べれば分極蓄電部に蓄えた分極信号第1分極蓄電部を次から次へと転送させることもできる。
以上、図6、図8、図9等で示したデバイスを用いてMFSFETのゲート部の強誘電体薄膜に分極信号を取り込むことができる。
(本発明の分極信号比較器における構成部分の他の実施形態例)
さて、次に本発明の分極信号比較器における他の実施形態について部分的な変更を主として次に実施例をあげ、それらについて述べる。
(MFSFETへの分極信号入力部の第2の実施例)
図2は、本発明の分極信号比較器におけるMFSFETへの分極信号入力部の第2実施形態の構成を示す回路図である。
この第2実施形態は、図1に対しての変更点は破線203と破線204に示した分極信号入力部に、図6で説明し、かつ図7で記号化した強誘電体コンデンサとMFSFETを連結して強誘電体薄膜を一体化した構造のものを用いた点にある。図2では分極信号入力部203、204において強誘電体コンデンサからの分極信号の取り入れ方を明示している。なお、他の構成は図1とほほ同一である。
(電流比較部の第2の実施例)
図3は図1もしくは図2に示した本発明の分極信号比較器における電流比較部の第2の実施例を示すものである。図3において、図1におけるMOSFET117による定電流回路が省略された構成となっている。図3の構成は図1、図2の電流比較部の構成に対して、比較精度は低下するが、レイアウト面積の低減や、応答速度も場合により向上するという特徴がある。
(電位変換部の第2の実施例)
図4は図1に示した本発明の分極信号比較器における電位変換部の第2の実施例を示すものである。図4は図1における電位変換部102に対して図4におけるコンデンサ421を追加したものである。コンパレータとしての発振の回避を含め、特性の安定化を目的としてMOSFET419のゲート電極とドレイン電極間に挿入している。
(電位変換部の第3の実施例)
図5は図1に示した本発明の分極信号比較器における電位変換部の第3の実施例を示すものである。図5は図1における電位変換部102に対して図5のP型MOSFET522とP型MOSFET523を追加している。
図5において、P型MOSFET522のソース電極は正極性の電源電位VDDに接続され、ゲート電極はP型MOSFET518のゲート電極と同じバイアス電位が印加され、ドレイン電極は出力端子520とともにP型MOSFET523のソース電極に接続されている。P型MOSFET523のドレイン電極は負極性の電源電位である0電位に接続され、ゲート電極はN型MOSFET519のドレイン電極に接続されている。なお、P型MOSFET518とN型MOSFET519の構成は図1の電位変換部の構成と同一である。図5に示した電位変換部は図1の電位変換部に対して増幅兼電位変換が二段階となっていることが異なる。入力信号となる分極信号の差や、分極信号の差によるMFSFETのスレッショルド変化が少なく、出力振幅が小さい場合には図5のような電位変換の回路の段数を複数にする手法もある。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。次にその他の実施形態について列挙する。
図8、図9において、分極開閉デバイスや分極転送デバイスについて例をあけたが、図1、図2における分極信号入力部と組み合わせることは勿論可能である。
また、図1から図5において、分極信号入力部、電流比較部、電位変換部について例をあげたが、前述した実施例のみならず、それらを様々に組み合わせた実施例も可能である。
また、強誘電体の例として、PZTN、PZT、SBTをあげたが、他の材質の強誘電体であってもよい。例えばBLT(Bi4XLaXTi312)、(Ba,Sr)TiO3、Bi4Ti312、BaBiNb29等々がある。また、組成の割合が変われば無数にある。また、強誘電体薄膜の上層部と下層部で組成のことなる材料を積層させたものを用いてもよい。
また、図6、図8、図9に示したデバイス構造の実施形態において、NiO(酸化ニッケル)からなる常誘電体絶縁層は強誘電体薄膜と上部電極との間に設けた例を示したが、必ずしも必須要件ではない。常誘電体絶縁層の役目は強誘電体薄膜の中の異なる分極間にある分極壁を誘起電荷や上部の電極の電位によって消滅、あるいは移動しやすくする機能のために設けたものである。したがって、強誘電体薄膜の材質や多層形成等の工夫や上部電極の電位の与え方によっては常誘電体絶縁層がなくとも分極壁が消滅し、分極が移動可能となることもある。
また、本発明の分極信号比較器のデバイスの応用例として強誘電体メモリの例をあげたが、本質的には分極信号の比較を行うデバイスであるので、不揮発性のデバイスという特徴を活かして他への応用が広く見込める。
また、強誘電体メモリの場合は1、0のデジタル信号を原則とするが、本発明の分極信号比較器ではアナログ信号や多値の信号を扱うことも可能である。
本発明の分極信号比較器の第1実施形態を示す回路図である。 本発明の分極信号比較器の第2実施形態を示す回路図である。 本発明の分極信号比較器の構成要素である電流比較部の第2の実施例を示す回路図である。 本発明の分極信号比較器の構成要素である電位変換部の第2の実施例を示す回路図である。 本発明の分極信号比較器の構成要素である電位変換部の第3の実施例を示す回路図である。 本発明の分極信号比較器の分極信号入力部において強誘電体コンデンサからMFSFETに分極信号を取り込む場合の断面構造を示す断面図である。 本発明の分極信号比較器の分極信号入力部において強誘電体コンデンサからMFSFETに分極信号を取り込む場合の構造を示す模式図、兼、記号図である。 本発明の分極信号比較器の分極信号入力部において分極信号を伝達する第2の構造例を示す断面図、兼、結線図である。 本発明の分極信号比較器の分極信号入力部において分極信号を伝達する第3の構造例を示す断面図、兼、結線図である。 本発明の分極信号比較器の分極信号入力部において分極信号を伝達する第3の構造例のデバイスを制御する各信号の波形図、兼、タイミングチャート図である。 本発明及び従来例に用いるゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタを表す記号図である。 本発明及び従来例に用いるゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタの第1の構造例を示す断面図である。 本発明及び従来例に用いるゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタの第2の構造例を示す断面図である。 本発明及び従来例に用いるゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタの第3の構造例を示す断面図である。 本発明及び従来例に用いるゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタの断面構造と、分極および誘起電荷の様子を示す第1の状態図である。 本発明及び従来例に用いるゲート部に強誘電体薄膜を有する電界効果型トランジスタの断面構造と、分極および誘起電荷の様子を示す第2の状態図である。 本発明及び従来例に用いる強誘電体コンデンサの構造を示す断面図である。 本発明及び従来例に付随する強誘電体コンデンサを表す記号図である。 本発明及び従来例に付随する強誘電体コンデンサの印加電圧と分極電荷の特性例を示した特性図である。 本発明及び従来例に付随する強誘電体コンデンサの印加電圧と分極電荷の状態を示した模式図である。 従来例の強誘電体メモリセルに用いる1T1C型構成のメモリセルの回路構成図である。 従来例の強誘電体メモリセルに用いる2T2C型構成のメモリセルの回路構成図である。
符号の説明
101、301 ・・・ 電流比較部
102、402、502 ・・・ 電位変換部
111、112、605 ・・・ MFSFET
113、114、203、204、303、304 ・・・ 分極信号入力部
115、116、119、315、316、419、519、2112、2112A、2112B ・・・ N型MOSFET
117、118、418、518、522、523 ・・・ P型MOSFET
120、420、520 ・・・ 出力端子
121、122、841、941、942、2113、2114、2114A、2114B、2115 ・・・ 信号線
606、1749、2111、2111A、2111B ・・・ 強誘電体コンデンサ
631、831、931、1250、1350、1431、1500、1740 ・・・ 強誘電体薄膜
632、654、832、833、932、933、1432、1454 ・・・ 常誘電体絶縁層
638、639、651、655、835、837、838、839、934、935、936、937、938、939、1151、1251、1351、1451、1455、1501、1741、1742 ・・・ 電極
640、645、843、845、943、944、945、946、947、1504、1505、1506 ・・・ 端子
652、653、1152、1153、1252、1253、1352、1353、1452、1453、1502、1503 ・・・ ソース電極もしくはドレイン電極
659、1259、1359、1459、1509、1609 ・・・ バルクもしくはチャネル部
1354 ・・・ 緩衝層
1901、1902、1903、1904、1905、1906 ・・・ 特性点
2221 ・・・ メモリ制御回路
2222 ・・・ 検出回路
Φ0、Φ1、Φ2、Φ3、Φ4 ・・・ 制御信号

Claims (3)

  1. 分極信号を入力する強誘電体薄膜をゲート部に有した第1、第2の電界効果型トランジスタと、
    前記第1、第2のゲート部に強誘電体薄膜を有した電界効果型トランジスタを対称に回路配置し、該第1、第2の電界効果型トランジスタに流れる電流を比較する構成の電流比較部と、
    前記電流比較部の信号を受け、信号電位を変換し、出力端子に比較信号を出力する電位変換部と、からなることを特徴とする分極信号比較器。
  2. 請求項1において、
    前記強誘電体薄膜はPZTN、もしくはPZT、あるいはSBTからなることを特徴とする分極信号比較器。
  3. 請求項1において、
    前記電流比較部と前記電位変換部に絶縁ゲート電界効果型トランジスタが含まれていることを特徴とする分極信号比較器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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