JP2007200146A - 環境負荷低減量算定システム、環境負荷低減量算定方法、および環境負荷低減量算定プログラム - Google Patents

環境負荷低減量算定システム、環境負荷低減量算定方法、および環境負荷低減量算定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】気温という外部要因をも考慮しつつ、需要家ごとの環境負荷低減量を客観的かつ定量的に算定することを可能とする。
【解決手段】検針メータから、エネルギー実際使用量データを取得し、検針データベースに格納するエネルギー実際使用量登録部18と、評価対象日と比較対象日のエネルギー実際使用量データを取得し、差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出するエネルギー実際変化量算出部30と、エネルギー標準使用量データベース32から、評価対象日と比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出するエネルギー標準変化量算出部34と、エネルギー実際使用変化量とエネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、需要家における環境負荷低減量を算出し、環境負荷低減量を顧客情報データベース36に格納する環境負荷低減量算出部38とからシステムを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、環境負荷低減量算定システム、環境負荷低減量算定方法、および環境負荷低減量算定プログラムに関する。
エネルギー消費などに伴う環境への負荷を評価したり管理したりする技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ユーティリティを使用している都市施設がそのユーティリティ消費情報を施設使用者あるいは施設使用者とユーティリティ供給施設に環境負荷量として伝達し知らせる都市管理システムを構築することにより、都市施設使用者が施設使用による環境負荷を意識できるようにし、これら環境負荷量の情報を基にユーティリティ供給設備を最適に運用し、都市全体として環境への負荷を小さくするとの目的の下、以下のような技術が開示されている。すなわち、電気やガスなどのユーティリティ供給施設と、前記ユーティリティ供給施設からユーティリティの供給を受けて運用・維持管理する都市施設と、前記都市施設の使用者とからなる都市システムにおいて、都市施設の運用・維持管理に要する各ユーティリティ消費量を計測する手段と、計測した各ユーティリティ消費量を環境負荷量として一元的な評価指標に換算する手段と、前記得られた環境負荷量を施設使用者および必要に応じてユーティリティ供給施設側に伝達する手段とを有することを特徴とする環境負荷管理システムである。
特開平7−129659号公報
ところで、二酸化炭素排出量の削減が求められるなど、エネルギー消費に関しても環境に対する負荷を低減させてゆく必要がある今日では、まずはエネルギー消費に伴う環境負荷低減量を客観的に評価することが必要となる。そこで、現状では例えば、電力会社の検針による検針票の数値により需要家は自己の電力消費量を知ることができるので、その検針票の今月の数値と前年の同じ月の数値を比較し、環境負荷低減量を把握することになる。低減できていない場合、すなわち環境負荷低減量の数値が負の値となってしまうような場合は、自らの意志で環境負荷を低減させるよう努力することとなる。
しかしながら、電力などのエネルギー消費量は、気温などの外部要因にも依存する。例えば昨年の冬よりも本年の冬の気温がはるかに低ければ、暖房器具などの使用が増え、エネルギー消費量は増加し、環境負荷低減量はおそらく負の値となるであろう。従って、環境負荷低減量を客観的に評価するためには、そのような気温などの外部要因をも考慮した上で環境負荷低減量を算定しなければならない。そのような客観的かつ定量的な環境負荷低減量が需要家ごとに算出されれば、エネルギー供給会社側は、例えば需要家に対し環境負荷低減量に応じたサービスポイントを付与するなどの顧客サービスに活用することなどが可能となり、他方需要家側は、自己のエネルギー消費に伴う環境負荷の増減を客観的に把握することができ、今後の環境負荷低減目標のより具体的な指針とすることができる。しかしながら、現状では、そのように気温などの外部要因をも考慮して、環境負荷低減量を算定する技術は存在しておらず、開発が望まれていた。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、気温という外部要因をも考慮しつつ、需要家ごとの環境負荷低減量を客観的かつ定量的に算定することが可能な、環境負荷低減量算定システム、環境負荷低減量算定方法、および環境負荷低減量算定プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の環境負荷低減量算定システムは、エネルギー供給会社からエネルギー供給を受ける需要家が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定システムであって、需要家に備えられた検針メータから、当該需要家におけるエネルギー実際使用量データを取得し、当該エネルギー実際使用量データを検針データベースに格納するエネルギー実際使用量登録部と、前記検針データベースから、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出するエネルギー実際変化量算出部と、気温ごとのエネルギー標準使用量データを格納したエネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出するエネルギー標準変化量算出部と、前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、当該需要家における環境負荷低減量を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納する環境負荷低減量算出部と、を備える。
前記環境負荷低減量算定システムは、前記評価対象日や前記過去の比較対象日の気温データを入出力装置から取得し、気温データベースに格納する気温データ登録部と、前記気温データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の気温データを取得し、両者の差を計算することによって気温変化量を算出する気温変化量算出部とを備え、前記環境負荷低減量算出部における、前記環境負荷低減量は、前記エネルギー実際変化量算出部で算出された前記エネルギー実際使用変化量の値の正負と、前記エネルギー標準使用変化量算出部で算出された前記エネルギー標準使用変化量の値の正負と、前記気温変化量算出部で算出された前記気温変化量の値の正負とによって、場合分けされて、算出されるものであるとすれば好適である。
また、前記環境負荷低減量算定システムは、前記エネルギー標準使用量データベースに格納された、前記気温ごとのエネルギー標準使用量データは、前記需要家の特性ごとに分類されて複数パターン格納されるものであるとすれば好適である。
また、前記環境負荷低減量算定システムは、前記エネルギー供給会社から前記需要家に供給されるエネルギーは、種類の異なる複数のエネルギーからなり、前記エネルギー実際使用量登録部は、前記需要家に備えられた、前記種類の異なる複数のエネルギーごとの検針メータから、当該需要家における前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データを取得し、当該複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データを前記検針データベースに格納し、前記エネルギー実際変化量算出部は、前記検針データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用変化量を算出し、前記エネルギー標準変化量算出部は、気温ごとの、かつ前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用量データを格納した前記エネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の、前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用変化量を算出し、前記環境負荷低減量算出部は、前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記複数のエネルギーごとの、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、前記複数のエネルギーごとの前記環境負荷低減量を算出し、前記環境負荷低減量算出部において算出された、前記複数のエネルギーごとの前記環境負荷低減量に、それぞれのエネルギーの二酸化炭素排出係数を乗ずることによって、前記複数のエネルギーごとの、二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量を算出する換算環境負荷低減量算出部と、前記換算環境負荷低減量算出部において算出された、前記複数のエネルギーごとの、前記二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量の和を計算することにより、当該需要家におけるエネルギー統合環境負荷低減量を算出し、当該算出されたエネルギー統合環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納するエネルギー統合環境負荷低減量算出部と、を備えるものであるとすれば好適である。
なお前記環境負荷低減量算定システムは、前記顧客情報データベースに格納された環境負荷低減量またはエネルギー統合環境負荷低減量に関する情報を出力インターフェイスに出力する出力処理を(出力処理部といった機能部により)実行するものとすれば好適である。
また、本発明の環境負荷低減量算定方法は、エネルギー供給会社からエネルギー供給を受ける需要家が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定を、コンピュータにて行う方法であって、前記コンピュータが、需要家に備えられた検針メータから、当該需要家におけるエネルギー実際使用量データを取得し、当該エネルギー実際使用量データを検針データベースに格納し、前記検針データベースから、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出し、気温ごとのエネルギー標準使用量データを格納したエネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出し、前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、当該需要家における環境負荷低減量を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納することを特徴とする。
また、本発明の環境負荷低減量算定プログラムは、エネルギー供給会社からエネルギー供給を受ける需要家が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、需要家に備えられた検針メータから、当該需要家におけるエネルギー実際使用量データを取得し、当該エネルギー実際使用量データを検針データベースに格納するステップと、前記検針データベースから、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出するステップと、気温ごとのエネルギー標準使用量データを格納したエネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出するステップと、前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、当該需要家における環境負荷低減量を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納するステップと、を含むことを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、気温という外部要因をも考慮しつつ、需要家ごとの環境負荷低減量を客観的かつ定量的に算定することが可能となる。
−−−第1実施形態、システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は第1実施形態における環境負荷低減量算定システム(以下、適宜「システム」という)10を含むネットワーク構成図である。本実施形態のシステム10は、エネルギー供給会社である電力会社からエネルギーすなわち電力供給を受ける需要家12が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定システム10であって、本発明の環境負荷低減量算定方法を実行する機能を実現すべく書き換え可能メモリなどのプログラムデータベースに格納されたプログラムをメモリに読み出し、演算装置たるCPUにより実行する。また、システム10は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類、ディスプレイなどの入出力装置を備えている。システム10は、本実施形態では電力会社内に設けられることとするが、別の組織や場所に設けられて、例えば専門の管理会社などに管理されることとしても構わない。
また、システム10は、ネットワーク14を介して、各需要家12に備えられた電力検針メータや、地方気象台や民間の気象情報会社などの気象情報提供施設に設けられた気象情報提供サーバ16との間でデータ授受を担う通信部を有している。システム10の、後述する各種機能部と通信部との間では、I/O部がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。気象情報提供サーバ16には、当該エネルギー供給会社の各需要家12が存在する地域の観測気温データが記録されている。システム10の、構成要素のうち、後述する各種機能部や各種データベース以外は図示省略している。
本実施形態における、システム10と各需要家12の検針メータ20や気象情報提供サーバ16とをつなぐネットワーク14は、例えば、インターネット、LAN、ATM回線、WAN、公衆網、専用網、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、シリアルインターフェース通信線など各種のものが採用可能である。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立されて好適である。また、変形例として、各需要家12の検針メータは必ずしもネットワーク14に接続されていなくともよい。その場合、検針メータからのエネルギー実際使用量データは、検針員の保有するハンディターミナルなどを介して、システム10の、後述するエネルギー実際使用量登録部18に取得されることとすればよい。
続いて、システム10が、例えばプログラムに基づき構成・保持する各種機能部について説明を行う。
システム10は、需要家12に備えられた検針メータ20から、当該需要家12におけるエネルギー(電力)実際使用量データQ(kWh)を取得し、当該エネルギー実際使用量データQ(kWh)を検針データベースに格納するエネルギー実際使用量登録部18を備える。より具体的には、需要家12ごとに設けられた検針メータ20によって計測された、需要家12における実際の電力使用量を示すエネルギー実際使用量データQ(kWh)が、一定時間ごとに、各需要家12の検針メータ20からネットワーク14を介して送信され、エネルギー実際使用量登録部18はこれを受信し、需要家12ごとに整理して検針データベース22に格納する。「一定時間ごと」とは、本実施形態では、一日ごとであることとし、従って一日単位で環境負荷低減量の評価を行うことができるものとする。
またシステム10は、本実施形態では、毎日の気温データThA(℃)(Aは地域を示す)を、気象情報サーバからネットワーク14、および入出力装置を介して取得し、気温データベース24に格納する気温データ登録部26を備える。本実施形態では、例えば、東京、横浜、平塚など、複数の地域についての気温データを取得し格納するものとする(図6参照)。
またシステム10は、前記気温データベース24から、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の気温データThA、ThA'(℃)を取得し、両者の差を計算することによって、式(1)のように、気温変化量ΔThAを算出する気温変化量算出部28とを備える。
ΔThA=ThA−ThA’ …式(1)
本実施形態では、気温データベース24に登録される、毎日の気温データThA(℃)は、各日ごとの、一日の平均気温データであることとする。気象情報提供サーバ16からもともと平均気温データの形で受信することとしてもよいし、気象情報提供サーバ16から随時、例えば一時間ごとに計測された気温データを受信し、気温データ登録部26により平均値計算処理を実行して平均気温データThA(℃)を算出することとしてもよい。
また評価対象日とは、過去の比較対象日との間の環境負荷低減量を算定する日付であって、本実施形態のシステム10では任意の評価対象日について環境負荷低減量を算定することができる。従って例えば、本システム10の管理者が、入出力装置から所望の需要家12についての何月何日における環境負荷低減量を算定するという処理要求を入力し、これに応じてシステム10が当該環境負荷低減量を算定し、その算定結果を、後述の顧客情報データベースに格納されるとともに、入出力装置に出力するような使用方法が想定される。
また過去の比較対象日とは、本実施形態では、評価対象日の前年の同月同週同曜日とする。もちろん、2年前やそれ以上前の年を比較対象日とすることも可能であるし、前年の同じ日付などを比較対象日としてもよい。
またシステム10は、前記検針データベース22から、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データQ、Q'(kWh)を取得し、両者の差を計算することによって、式(2)のように、エネルギー実際使用変化量ΔQを算出するエネルギー実際変化量算出部30を備える。
ΔQ=Q−Q’ …式(2)

この、評価対象日のエネルギー実際使用量データQ(kWh)と、比較対象日のエネルギー実際使用量Q'(kWh)の差であるエネルギー実際使用変化量ΔQは、評価対象日とその前年との気温条件の差異が反映されていないので、そのままでは十分に客観的な環境負荷低減量とは言えないため、本実施形態では、以下のように両年における気温状況を考慮してゆく。
またシステム10は、気温ごとのエネルギー標準使用量データQt(kWh)を格納したエネルギー標準使用量データベース32から、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データQt、Qt'(kWh)を取得し、両者の差を計算することによって、式(3)のように、エネルギー標準使用変化量Qkを算出するエネルギー標準変化量算出部34を備える。
Qk=Qt−Qt’ …式(3)
気温ごとのエネルギー標準使用量データとは、後述する図8に示すように、過去のエネルギー実際使用量データから、例えば複数年にわたる平均値を算出することなどにより求められた、言わば気温ごとの標準的なエネルギー使用量のモデルである。図8の例で言えば、需要家12特性コード(後述)1に該当する需要家12の場合であれば、一日の平均気温が0℃の日には、標準的には、16kWhのエネルギーを消費する。図8において、およそ15〜16℃を中心に、気温のとても低いときと、気温のとても高いときには、エネルギー標準使用量データQt(kWh)の値が大きいことに注意されたい。すなわち、分かりやすく言えば、どのような特性の需要家12でも、1年のサイクルのうち冬と夏はエネルギー標準使用量が大きく、春と秋は小さいのである。
また本実施形態のシステム10では、前記エネルギー標準使用量データベース32に格納された、前記気温ごとのエネルギー標準使用量データQt(kWh)は、前記需要家12の特性ごとに分類されて複数パターン格納される。需要家12の特性とは、例えば需要家12の家屋の規模、家族構成、契約内容などである。例えば家屋の規模が大きければ大きいほど、一般的に、同じ気温であってもエネルギー消費量は大きいと想定される。図8に示すように、需要家12の特性を区別するための需要家12特性コードごとに関連付けられて、エネルギー標準使用量データQt(kWh)のパターンが格納される。
またシステム10は、前記エネルギー実際変化量算出部30および前記エネルギー標準変化量算出部34において算出された、前記エネルギー実際使用変化量ΔQと前記エネルギー標準使用変化量Qkとの差を計算することにより、当該需要家12における環境負荷低減量E(kWh)を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベース36に格納する環境負荷低減量算出部38を備える。
より具体的には、本実施形態のシステム10では、前記環境負荷低減量算出部38における、前記環境負荷低減量E(kWh)は、前記エネルギー実際変化量算出部30で算出された前記エネルギー実際使用変化量ΔQの値の正負と、前記エネルギー標準変化量算出部34で算出された前記エネルギー標準使用変化量Qkの値の正負と、前記気温変化量算出部28で算出された前記気温変化量ΔThAの値の正負とによって、場合分けされて、算出される。
すなわち、まず式4に示すように、エネルギー実際使用変化量ΔQの絶対値とエネルギー標準使用変化|量Qkの絶対値との差をとることによりΔqを算出する。
Δq=|ΔQ|−|ΔQk| …式(4)
すなわち、Δqは、需要家12におけるエネルギー実際使用変化量と、当該需要家12に相当する需要家12特性コードの特性を有するモデル的な値であるエネルギー標準使用変化量との差を示す値である。次に、前記エネルギー実際変化量算出部30で算出された前記エネルギー実際使用変化量ΔQの値の正負と、前記エネルギー標準使用変化量算出部で算出された前記エネルギー標準使用変化量Qkの値の正負と、前記気温変化量算出部28で算出された前記気温変化量ΔThAの値の正負とによって、場合分けして考え、どのような場合に環境負荷低減が達成されたのかをまず調べる。
図2は、気温変化量ΔThAの正負とエネルギー標準使用変化量Qkの正負との関係について説明するグラフである。まず図2(a)は、ThA'<ThAの場合、すなわちΔThA>0の場合、言い換えれば前年の比較対象日よりも本年の評価対象日の方が平均気温が高かった場合である。夏、すなわち横軸の温度が高い側において、本年のほうが前年よりも気温が高ければ、本年の方がより暑いわけであるので、エネルギー標準使用変化量Qkは増加する。逆に、冬、すなわち横軸の温度が低い側において、本年のほうが前年よりも気温が高ければ、本年の方がより暖かいわけであるので、エネルギー標準使用変化量Qkは減少する。図2(b)は、その逆の場合で、ThA'>ThAの場合ある。
次に、図3は、エネルギー標準使用変化量Qkの正負とエネルギー実際使用変化量ΔQの値の正負との関係について説明するグラフである。まず図3(a)は、Qk>0の場合、すなわち前年の比較対象日よりも本年の評価対象日の方がエネルギー標準使用量が大きくなると想定される場合である。例えば、昨年よりも平均気温ThAの高い夏や、昨年よりも平均気温ThAの低い冬などの場合である。この場合、Qk>ΔQ、すなわちΔq<0、すなわちエネルギー標準使用変化量よりもエネルギー実際使用変化量の方が小さい場合は、標準的な(気温という要因を考慮すれば当然と予想される)エネルギー使用量の増加よりも実際の使用量の増加が少なかったわけであるので、環境負荷低減が達成されたと評価される。Qk>ΔQの場合は逆に、環境負荷低減は達成されなかったと評価される。図3(b)は、その逆の場合で、Qk<0の場合である。
以上をまとめると、図4の表のようになる。図4の表の一番右側の列、すなわち「環境負荷低減評価」の値が○の場合が、環境負荷低減が達成された場合である。本実施形態では、このように環境負荷低減が達成された場合のみ、環境負荷低減量Eを算出することとする。Eは、Δqを用いて式5A、式5Bのように求められる。
E=−Δq(ΔQ>0、Qk>0) …式(5A)
E=Δq(ΔQ<0、Qk<0) …式(5B)
このように算出された環境負荷低減量Eは、エネルギー標準使用量というデータを利用することによって気温という要因を考慮した客観的かつ定量的な指標であり、需要家12の環境負荷低減への達成度を示すものと定義できる。算出された環境負荷低減量Eは、顧客情報データベース36に格納されるのみならず、入出力装置に出力して顧客情報管理などに利用してもよい。
システム10が有する以上の各機能部は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現することとしてもよい。この場合、前記CPUがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリに読み出して、これを実行することとなる。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態のシステム10において利用されるデータベースに格納されるデータ構造について説明する。図5は、検針データベース22に格納されるエネルギー実際使用量データである。検針データベース22は、エネルギー実際使用量登録部18が需要家12の検針メータ20から取得したエネルギー実際使用量データを格納するデータベースであって、エネルギー実際使用量データは、例えば需要家12ナンバーをキーに、一日ごとの実際の電気使用量を関連付けたレコードの集合体となっている。
図6は、気温データベース24に格納される気温データである。気温データベース24は、気温データ登録部26が入出力装置を介して気象情報提供サーバ16から取得する気温データを格納するデータベースであって、格納される気温データは、例えば、東京、横浜、平塚といった地域別の、毎日の平均気温が含まれたレコードの集合体となっている。
図7は顧客情報データベース36に格納される各データであって、図7(a)は、上記気温データの地域別と、当該各地域別に含まれるより小域の需要家12地域コードとが関連付けられたデータ、図7(b)は、需要家12ナンバー、需要家12地域コードと、需要家12特性コードとが関連付けられたデータ、図7(c)は、環境負荷低減量算出部38が算出した環境負荷低減量Eを需要家12ナンバーと関連付けたデータ、の各データ構造例を示す図である。
図8は、エネルギー標準使用量データベース32に格納されるエネルギー標準使用量データである。エネルギー標準使用量データは、需要家12特性コードごとに分類されて、複数パターン、図8の例では3パターンのエネルギー標準使用量が関連付けられたレコードの集合体となっている。
なお、上記各機能部やデータベースの分割の仕方はあくまでも一例であり、必ずしも本実施形態と同一でなくともよく、様々に改変が可能である。また、各データベースにどのデータが格納されるかという構成も、必ずしも本実施形態と同一でなくともよく、様々に改変が可能である。
−−−処理の実際−−−
以下、本実施形態における環境負荷低減量算定方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する環境負荷低減量算定方法に対応する各種動作は、環境負荷低減量算定システム10が、メモリに読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
−−−処理フロー例−−−
図9は、本実施形態の環境負荷低減量算定方法の実施手順例を示すフロー図である。ここでは、需要家12について、ある評価対象日における電気使用量Q(kWh)、およびその前年度の同月同週同曜日の電気使用量Q'(kWh)との比較から環境負荷低減両を算定してゆく例について説明する。
まずシステム10は、エネルギー実際使用量登録部18が、需要家12に備えられた検針メータ20から、当該需要家12におけるエネルギー実際使用量データQ(kWh)を取得し、検針データベース22に格納する(S100)。
次にシステム10は、気温データ登録部26が、気象情報提供サーバ16から、地域別の平均気温データThA(℃)を取得し、気温データベース24に格納する(S102)。なおステップS100およびS102は、本実施形態では、毎日一度ずつ自動的に実行される処理であって、両者の順番は不同である。
次にシステム10は、気温変化量算出部28が、気温データベース24から評価対象日と比較対象日の気温データThA、ThA'を取得し、他方でエネルギー実際変化量算出部30が、検針データベース22から評価対象日と比較対象日のエネルギー実際使用量データQ、Q'を取得する(S104)。
次にシステム10は、気温変化量算出部28が、前記取得した評価対象日と比較対象日の気温データThA、ThA'の差を計算することによって気温変化量ΔThAを算出する(S106)。
次にシステム10は、エネルギー実際変化量算出部30が、前記取得した評価対象日と比較対象日のエネルギー実際使用量データQ、Q'の差を計算することによってエネルギー実際使用変化量ΔQを算出する(S108)。
次にシステム10は、エネルギー標準変化量算出部34が、エネルギー標準使用量データベース32から評価対象日と比較対象日のエネルギー標準使用量データQt、Qt'を取得する(S110)。本実施形態では、エネルギー標準使用量データQt、Qt'は、図8に示すようなデータ構造例ですでに登録されているものとする。
次にシステム10は、エネルギー標準変化量算出部34が、前記取得した評価対象日と比較対象日のエネルギー標準使用量データQt、Qt'の差を計算することによってエネルギー標準使用変化量Qkを算出する(S112)。
次にシステム10は、環境負荷低減量算出部38が、前記算出されたエネルギー実際使用変化量ΔQと、前記算出されたエネルギー標準使用変化量Qkの差Δqを計算する(S114)。
次にシステム10は、環境負荷低減量算出部38が、前記算出されたエネルギー実際使用変化量ΔQと、前記算出されたエネルギー標準使用変化量Qkの差Δqから、前記エネルギー実際変化量算出部30で算出された前記エネルギー実際使用変化量ΔQの値の正負と、前記エネルギー標準変化量算出部34で算出された前記エネルギー標準使用変化量Qkの値の正負と、前記気温変化量算出部28で算出された前記気温変化量ΔThAの値の正負とによって場合わけしつつ、環境負荷の低減がなされたか否かを評価する(S116)。
ステップS116で、環境負荷低減がなされていないと判断された場合は、処理を終了する。環境負荷低減がなされたと判断された場合は、環境負荷低減量算出部38が、環境負荷低減量Eを算出し、顧客情報データベース36に格納する(S118)。
以上のような第1実施形態によれば、気温という外部要因をも考慮しつつ、需要家12ごとの環境負荷低減量を客観的かつ定量的に算定することが可能となる。このような客観的かつ定量的な環境負荷低減量が需要家12ごとに算出されれば、エネルギー供給会社側は、例えば需要家12に対し環境負荷低減量に応じたサービスポイントを付与するなどの顧客サービスに活用することなどが可能となり、他方需要家12側は、自己のエネルギー消費に伴う環境負荷の増減を客観的に把握することができ、今後の環境負荷低減目標のより具体的な指針とすることができる。
−−−第2実施形態、システム構成−−−
次に本発明の第2実施形態について図面を用いて説明する。第1実施形態と実質的に同様の構成要素については、各図において同一符号を付す。また、第1実施形態と実質的に同様の要素については、説明を省略する。図10は第2実施形態における環境負荷低減量算定システム(以下、適宜「システム」という)40を含むネットワーク14構成図である。本実施形態のシステム40は、複数のエネルギー供給会社すなわち電力会社およびガス会社から電力およびガスという、2種類の異なるエネルギー供給を受ける需要家12が実施した、環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定システム40である。
システム40は、本実施形態では、主に専門のエネルギー管理会社に設けられて管理されるが、電力会社システム40やガス会社システム40にもそれぞれの検針データベース42、44、すなわち電気検針データベース42およびガス検針データベース44が設けられるなど、分散され、全体として協働して環境負荷低減量算定システム40を構成している。需要家12には、電気検針メータ20とガス検針メータ46とが備えられており、いずれもネットワーク14を介してシステム40につながっている。
続いて、システム40が、例えばプログラムに基づき構成・保持する各種機能部について、第1実施形態と異なる点につき説明を行う。
エネルギー実際使用量登録部18は、前記需要家12に備えられた、前記種類の異なる複数のエネルギーごとの検針メータ20、46、すなわち電気検針メータ20およびガス検針メータ46から、当該需要家12における前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データ、すなわち電気実際使用量データQ(kWh)およびガス実際使用量データP(m)を取得し、電気実際使用量データを電力会社システム40内の電気検針データベース42に、ガス実際使用量データをガス会社システム40内のガス検針データベース44に、格納する。ここで、ガス実際使用量データPは、電気実際使用量データQと単位が異なることに注意されたい。
エネルギー実際変化量算出部30は、電気検針データベース42およびガス検針データベース44から、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の、電気実際使用量データQ、Q'およびガス実際使用量データP、P'を取得し、それぞれ両対象日の差を計算することによって、式6A、式6Bのように、前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用変化量、すなわち電気実際使用変化量ΔQおよびガス実際使用変化量ΔPを算出する。
ΔQ=Q−Q’ …式(6A)
ΔP=P−P’ …式(6B)
エネルギー標準変化量算出部34は、気温ごとの、かつ前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用量データ、すなわち電気標準使用量データQtおよびガス標準使用量データPtを格納したエネルギー標準使用量データベース32から、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の、電気標準使用量データQt、Qt'およびガス標準使用量データPt、Pt'を取得し、両者の差Qk、Pkを計算することによって、式7A、式7Bのように、前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用変化量Qkすなわち電気標準変化量、およびガス標準変化量Pkを算出する。
Qk=Qt−Qt’ …式(7A)
Pk=Pt−Pt’ …式(7B)

ここで、気温ごとのガス標準使用量データとは、後述する図15に示すような内容であって、図8に示した電気標準使用量データと同様である。
環境負荷低減量算出部38は、前記エネルギー実際変化量算出部30および前記エネルギー標準変化量算出部34において算出された、電気実際使用変化量と電気標準使用変化量との差、およびガス実際使用変化量とガス標準使用変化量との差を計算することにより、前記複数のエネルギーごとの前記環境負荷低減量、すなわち電気環境負荷低減量E1(kWh)およびガス環境負荷低減量E2(m3)を算出し、顧客情報データベース36に格納する。また、入出力装置に出力してもよい。ここで、電気環境負荷低減量E1は、ガス環境負荷低減量E2と単位が異なることに注意されたい。
より具体的には、本実施形態のシステム40では、前記環境負荷低減量算出部38における、前記電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2は、前記エネルギー実際変化量算出部30で算出された電気実際使用変化量ΔQおよびガス実際使用変化量ΔPの値それぞれの正負と、前記エネルギー標準使用変化量算出部で算出された電気エネルギー標準使用変化量Qkおよびガスエネルギー標準使用変化量Pkの値それぞれの正負と、前記気温変化量算出部28で算出された前記気温変化量ΔThAの値の正負とによって、場合分けされて、算出される。
すなわち、まず式8に示すように、電気実際使用変化量ΔQの絶対値と電気標準使用変化量Qkの絶対値との差をとることによりΔqを算出し、ガス実際使用変化量ΔPの絶対値とガス標準使用変化量Pkの絶対値との差をとることによりΔpを算出する。
Δq=|ΔQ|−|ΔQk| …式(8A)
Δp=|ΔP|−|ΔPk| …式(8B)
すなわち、Δpは、Δqと同様、需要家12におけるガス実際使用変化量と、当該需要家12に相当する需要家12特性コードの特性を有するモデル的な値であるガス標準使用変化量との差を示す値である。そして、前記エネルギー実際変化量算出部30で算出された前記ガス実際使用変化量ΔPの値の正負と、前記エネルギー標準使用変化量算出部で算出された前記ガス標準使用変化量Pkの値の正負と、前記気温変化量算出部28で算出された前記気温変化量ΔThAの値の正負とによって、場合分けして考え、どのような場合に環境負荷低減が達成されたのかを調べる方法は、第1実施形態と同様である。
すなわち、図11の表のようになる。図11の表の一番右側の列、すなわち「環境負荷低減評価」の値が○の場合が、環境負荷低減が達成された場合である。本実施形態では、このように環境負荷低減が達成された場合のみ、環境負荷低減量E2を算出することとする。E2は、Δp用いて式9A、式9Bのように求められる。
E=−Δp(ΔP>0、Pk>0) …式(9A)
E=Δp(ΔP<0、Pk<0) …式(9B)
このように算出されたガス環境負荷低減量E2は、電気環境負荷低減量E1同様、ガス標準使用量というデータを利用することによって気温という要因を考慮した客観的かつ定量的な指標であり、需要家12の環境負荷低減への達成度を示すものと定義できる。算出されたガス環境負荷低減量E2は、電気環境負荷低減量E1とともに、顧客情報データベース36に格納されるのみならず、入出力装置に出力してもよい。
しかしながら、電気環境負荷低減量E1(kWh)とガス環境負荷低減量E2(m)とは、互いに単位が異なるため、単純に合算するわけには行かない。そこで、本実施形態では、これらの異なる定量的指標をさらに統合して評価するために、以下の機能部をも備える。
本実施形態のシステム40は、前記環境負荷低減量算出部38において算出された、電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2に、それぞれのエネルギーの二酸化炭素排出係数を乗ずることによって、電気およびガスそれぞれの、二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量を算出する換算環境負荷低減量算出部48を備える。
具体的には、気温データベース24などの適宜な記憶手段に、図12に示すようなデータ構造例としてあらかじめ記録された二酸化炭素排出係数データを取得し、電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2に乗ずることによって、両者の単位を(kg−CO)すなわち二酸化炭素排出量に換算し、式10A、式10Bのように、電気およびガスそれぞれの、二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量ET1、ET2とする。
ET1=E1×e(e:電気におけるCO排出係数(kg/kwh)…式(10A)
ET2=E2×g(g:ガスにおけるCO排出係数(kg/m))…式(10B)
さらにシステム40は、前記換算環境負荷低減量算出部48において算出された、電気およびガスの、前記二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量の和を計算することにより、当該需要家12におけるエネルギー統合環境負荷低減量ET(kg−CO)を算出し、当該算出されたエネルギー統合環境負荷低減量を顧客情報データベース36に格納するエネルギー統合環境負荷低減量算出部50を備える。
このように算出されたエネルギー統合環境負荷低減量ETは、エネルギーの種類の違いに関わらず統合された定量的な指標であり、需要家12の環境負荷低減への総合的な達成度を示すものと定義できる。算出されたエネルギー統合環境負荷低減量ETは、顧客情報データベース36に格納されるのみならず、入出力装置に出力して顧客情報管理などに利用してもよい。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態のシステム40において利用されるデータベースに格納されるデータ構造のデータ構造例について説明する。第1実施形態と共通のものについては説明を省略し、第2実施形態特有のものだけに言及する。図12は前述のように、気温データベース24などの適宜な記憶手段に格納される二酸化炭素排出係数データである。エネルギーの種類、および同種のエネルギーであってもエネルギーの供給会社ごとに値が異なる場合には、エネルギー供給会社ごとに二酸化炭素排出係数を登録しておく。
図13は、図5のエネルギー(電気)実際使用量データに相当する、ガス実際使用量データであって、ガス検針データベース44に格納される。例えば需要家12ナンバーをキーに、一日ごとの実際のガス使用量を関連付けたレコードの集合体となっている。
図14は、図7(b)に相当する、需要家12ナンバー、需要家地域コードと、需要家特性コードとが関連付けられたデータであり、顧客情報データベース36に格納される。図15は、図8に相当する、エネルギー標準使用量データベース32に格納されるガス標準使用量データである。ガス標準使用量データは、電気標準使用量データ同様、需要家特性コードごとに分類されて、複数パターン(図15の例では3パターン)のガス標準使用量が関連付けられたレコードの集合体となっている。
図16は、図7(c)に相当する、環境負荷低減量算出部38が算出した電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2を、需要家ナンバーと関連付けたデータであり、顧客情報データベース36に格納される。図17は、環境負荷低減量算出部38が算出した電気およびガスそれぞれの、二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量ET1、ET2、およびそれらを合算したエネルギー統合環境負荷低減量ETを需要家12ナンバーと関連付けたデータであり、顧客情報データベース36に格納される。
なお、上記各機能部やデータベースの分割の仕方は、第1実施形態同様、あくまでも一例であり、必ずしも本実施形態と同一でなくともよく、様々に改変が可能である。また、各データベースにどのデータが格納されるかという構成も、必ずしも本実施形態と同一でなくともよく、様々に改変が可能である。
−−−処理の実際−−−
以下、本実施形態における環境負荷低減量算定方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する環境負荷低減量算定方法に対応する各種動作は、環境負荷低減量算定システム40が、メモリに読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
−−−処理フロー例−−−
図18は、本実施形態の環境負荷低減量算定方法の実施手順例を示すフロー図である。第1実施形態同様、需要家12について、ある評価対象日における電気使用量Q(kWh)およびガス使用量P(m)、およびその前年度の同月同週同曜日の電気使用量Q'(kWh)およびガス使用量P'(m)との比較から環境負荷低減量を算定してゆく例について説明する。
まずシステム40は、第1実施形態におけるステップS100〜S116と同様の処理を、電気およびガスについて実行し(S200)、次に、環境負荷低減量算出部38が、電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2を算出し、顧客情報データベース36に格納する(S202)。
次にシステム40は、換算環境負荷低減量算出部48が、電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2に、適宜な記憶装置に記録された、それぞれの二酸化炭素排出係数を取得した上でこれらに乗ずることによって、電気およびガスの二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量ET1、ET2を算出する(S204)。
次にシステム40は、エネルギー統合環境負荷低減量算出部50が、ステップS204において算出された、電気環境負荷低減量E1およびガス環境負荷低減量E2に、適宜な記憶装置に記録された、電気およびガスの二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量ET1、ET2の和を計算することにより、当該需要家12におけるエネルギー統合環境負荷低減量ETを算出する(S206)。
以上のような第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる上に、エネルギーの種類の違いに関わらず統合された定量的な指標であるエネルギー統合環境負荷低減量ETを用いて、需要家12の環境負荷低減への総合的な達成度を評価することができる。本実施形態では電気とガスという二種類のエネルギーを例示して説明したが、これに限定されるものではなく、二酸化炭素排出量に換算できる限り、いかなる種類のエネルギーをも統合可能であり、またその数も2種類にとどまらずいくつでも統合可能である。
以上、本発明について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
第1実施形態における環境負荷低減量算定システムを含むネットワーク構成図である。 第1実施形態における、気温変化量の正負とエネルギー標準使用変化量の正負との関係について説明するグラフである。 第1実施形態における、エネルギー標準使用変化量の正負とエネルギー実際使用変化量の値の正負との関係について説明するグラフである。 第1実施形態における、場合分けによって、環境負荷低減が達成された場合とされなかった場合とを示す表である。 第1実施形態における、エネルギー実際使用量データのデータ構造例を示す図である。 第1実施形態における、気温データのデータ構造例を示す図である。 第1実施形態における、(a)需要家地域コードと気温データ地域との関連付けデータ、(b)需要家ナンバーと需要家地域コード、需要家特性コードとの感づけデータ、(c)環境負荷低減量データの構造例を示す図である。 第1実施形態における、エネルギー標準使用量データのデータ構造例を示す図である。 第1実施形態における、環境負荷低減量算定方法の実施手順例を示すフロー図である。 第2実施形態における環境負荷低減量算定システムを含むネットワーク構成図である。 第2実施形態における、場合わけによって、ガスによる環境負荷低減が達成された場合とされなかった場合とを示す表である。 第2実施形態における、二酸化炭素排出係数データのデータ構造例を示す図である。 第2実施形態における、ガス実際使用量データのデータ構造例を示す図である。 第2実施形態における、需要家ナンバーと需要家地域コード、需要家特性との関連付けデータの構造例を示す図である。 第2実施形態における、ガス標準使用量データのデータ構造例を示す図である。 第2実施形態における、電気環境負荷低減量およびガス環境負荷低減量データのデータ構造例を示す図である。 第2実施形態における、二酸化炭素排出量換算環境負荷低減量データのデータ構造例を示す図である。 第2実施形態における、環境負荷低減量算定方法の実施手順例を示すフロー図である。
符号の説明
10、40 環境負荷低減量算定システム(システム)
12 需要家
18 エネルギー実際使用量登録部
20 検針メータ
22 検針データベース
24 気温データベース
26 気温データ登録部
28 気温変化量算出部
30 エネルギー実際変化量算出部
32 エネルギー標準使用量データベース
34 エネルギー標準変化量算出部
36 顧客情報データベース
38 環境負荷低減量算出部
42 電気検針データベース
44 ガス検針データベース
46 ガス検針メータ
48 換算環境負荷低減量算出部
50 エネルギー統合環境負荷低減量算出部

Claims (6)

  1. エネルギー供給会社からエネルギー供給を受ける需要家が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定システムであって、
    需要家に備えられた検針メータから、当該需要家におけるエネルギー実際使用量データを取得し、当該エネルギー実際使用量データを検針データベースに格納するエネルギー実際使用量登録部と、
    前記検針データベースから、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出するエネルギー実際変化量算出部と、
    気温ごとのエネルギー標準使用量データを格納したエネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出するエネルギー標準変化量算出部と、
    前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、当該需要家における環境負荷低減量を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納する環境負荷低減量算出部と、
    を備えることを特徴とする、環境負荷低減量算定システム。
  2. 請求項1において、
    前記評価対象日や前記過去の比較対象日の気温データを入出力装置から取得し、気温データベースに格納する気温データ登録部と、
    前記気温データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の気温データを取得し、両者の差を計算することによって気温変化量を算出する気温変化量算出部とを備え、
    前記環境負荷低減量算出部における、前記環境負荷低減量は、前記エネルギー実際変化量算出部で算出された前記エネルギー実際使用変化量の値の正負と、前記エネルギー標準使用変化量算出部で算出された前記エネルギー標準使用変化量の値の正負と、前記気温変化量算出部で算出された前記気温変化量の値の正負とによって、場合分けされて、算出されることを特徴とする、環境負荷低減量算定システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記エネルギー標準使用量データベースに格納された、前記気温ごとのエネルギー標準使用量データは、前記需要家の特性ごとに分類されて複数パターン格納されることを特徴とする、環境負荷低減量算定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項において、
    前記エネルギー供給会社から前記需要家に供給されるエネルギーは、種類の異なる複数のエネルギーからなり、
    前記エネルギー実際使用量登録部は、前記需要家に備えられた、前記種類の異なる複数のエネルギーごとの検針メータから、当該需要家における前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データを取得し、当該複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データを前記検針データベースに格納し、
    前記エネルギー実際変化量算出部は、前記検針データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、前記複数のエネルギーごとのエネルギー実際使用変化量を算出し、
    前記エネルギー標準変化量算出部は、気温ごとの、かつ前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用量データを格納した前記エネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日の、前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって前記複数のエネルギーごとのエネルギー標準使用変化量を算出し、
    前記環境負荷低減量算出部は、前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記複数のエネルギーごとの、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、前記複数のエネルギーごとの前記環境負荷低減量を算出し、
    前記環境負荷低減量算出部において算出された、前記複数のエネルギーごとの前記環境負荷低減量に、それぞれのエネルギーの二酸化炭素排出係数を乗ずることによって、前記複数のエネルギーごとの、二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量を算出する換算環境負荷低減量算出部と、
    前記換算環境負荷低減量算出部において算出された、前記複数のエネルギーごとの、前記二酸化炭素排出量に換算された環境負荷低減量の和を計算することにより、当該需要家におけるエネルギー統合環境負荷低減量を算出し、当該算出されたエネルギー統合環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納するエネルギー統合環境負荷低減量算出部と、を備えることを特徴とする、環境負荷低減量算定システム。
  5. エネルギー供給会社からエネルギー供給を受ける需要家が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定を、コンピュータにて行う方法であって、前記コンピュータが、
    需要家に備えられた検針メータから、当該需要家におけるエネルギー実際使用量データを取得し、当該エネルギー実際使用量データを検針データベースに格納し、
    前記検針データベースから、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出し、
    気温ごとのエネルギー標準使用量データを格納したエネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出し、
    前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、当該需要家における環境負荷低減量を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納する、
    ことを特徴とする、環境負荷低減量算定方法。
  6. エネルギー供給会社からエネルギー供給を受ける需要家が実施した環境負荷低減量を算定する環境負荷低減量算定方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    需要家に備えられた検針メータから、当該需要家におけるエネルギー実際使用量データを取得し、当該エネルギー実際使用量データを検針データベースに格納するステップと、
    前記検針データベースから、評価対象日と過去の比較対象日の前記エネルギー実際使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー実際使用変化量を算出するステップと、
    気温ごとのエネルギー標準使用量データを格納したエネルギー標準使用量データベースから、前記評価対象日と前記過去の比較対象日のエネルギー標準使用量データを取得し、両者の差を計算することによって、エネルギー標準使用変化量を算出するステップと、
    前記エネルギー実際変化量算出部および前記エネルギー標準変化量算出部において算出された、前記エネルギー実際使用変化量と前記エネルギー標準使用変化量との差を計算することにより、当該需要家における環境負荷低減量を算出し、当該算出された環境負荷低減量を顧客情報データベースに格納するステップと、
    を含むことを特徴とする、環境負荷低減量算定プログラム。
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