JP2013143833A - 省エネルギー効果理解支援装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】省エネルギー効果理解支援装置は、基準期間と評価対象期間における管理対象施設のデータを記憶するデータ記憶部1と、基準期間のデータから管理対象施設の基準期間の消費エネルギー量を算出すると共に、評価対象期間のデータから管理対象施設の評価対象期間の消費エネルギー量を算出するエネルギー量算出部3と、基準期間の消費エネルギー量と評価対象期間の消費エネルギー量とを複数の判断ロジックで比較して、消費エネルギー量の増減を判断ロジック毎に判別する条件比較部6と、条件比較部6の判別結果を分析したコメントを、判断ロジック毎に作成して出力するコメント作成部7とを備える。
【選択図】 図1
Description
また、改正省エネ法の影響により、空調の専門家とは限らない者に省エネルギー施策の判断が課せられるようになった。
エネルギー管埋は、これまで工場単位やビル単位など事業所単位で行われていたが、改正省エネ法の施行後は、事業者単位となり、エネルギー管埋者が複数の事業所を管理する必要があり、エネルギー管理者の責任範囲が広くなっている。また、各事業所(現場サイド)にもエネルギー対策を行う関係者がおり、省エネルギー施策の効果の判断についてデータの解釈が複数のエネルギー管理者で異なり、エネルギー管理者のそれぞれの経験やスキルの違いにより判断が分かれる可能性があるので、複数の関係者間で意思統一を図るためには、多大な労力が必要となっていた。
省エネルギー施策の有効性を判断するためには、外気条件やその他の要素が絡んだ複雑な対象を理解しなければならない。しかし、外気条件やその他の要素のデータのみでは、要因の推定が必要となるため、結果としてエネルギー管理者のデータ解釈や情報収集の負荷が過剰に高くなっていく。
複数の関係者間で判断結果について共通認識が得られないと、全体の省エネルギー施策に影響が及ぶことになる。
また、判断結果について共通認識を得るために、エネルギー管理者が本来の省エネルギー施策以外に労力を払うことになり、省エネルギー施策が滞る可能性があった。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例は、さらに、前記基準期間を含むデータ取得期間における前記管理対象施設のデータと前記データ取得期間の外部環境情報とに基づいて、前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を推定する評価対象モデルを作成し、この評価対象モデルと前記評価対象期間の外部環境情報とを用いて前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を補正する第1の評価対象量補正手段を備え、前記条件比較手段は、前記評価対象量算出手段が算出した基準期間の評価対象量と前記評価対象量算出手段が算出した評価対象期間の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第1の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別すると共に、前記第1の評価対象量補正手段が補正した基準期間の評価対象量と前記評価対象量算出手段が算出した評価対象期間の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第2の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別することを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例は、さらに、前記基準期間中の管理対象施設の稼働日数と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働日数とが異なる場合に、前記基準期間と前記評価対象期間のそれぞれについて1日単位の評価対象量を算出する第2の評価対象量補正手段を備え、前記条件比較手段は、前記第2の評価対象量補正手段が補正した基準期間の1日単位の評価対象量と前記第2の評価対象量補正手段が補正した評価対象期間の1日単位の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第4の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別することを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例において、前記条件比較手段は、前記基準期間中の管理対象施設の稼働日数と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働日数とが異なる場合に、前記第2の判断ロジックによる判別結果と前記第4の判断ロジックによる判別結果とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第5の判断ロジックとして、これらの判別結果の一致不一致を判別することを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例は、さらに、前記基準期間を含むデータ取得期間における前記管理対象施設のデータと前記データ取得期間の外部環境情報と前記データ取得期間中の管理対象施設の稼働時間とに基づいて、前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を推定する評価対象モデルを作成し、この評価対象モデルと前記評価対象期間の外部環境情報と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働時間とを用いて前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を補正する第2の評価対象量補正手段を備え、前記条件比較手段は、前記第2の評価対象量補正手段が補正した基準期間の評価対象量と前記評価対象量算出手段が算出した評価対象期間の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第4の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別することを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例において、前記条件比較手段は、前記基準期間中の管理対象施設の稼働時間と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働時間とが異なる場合に、前記第1の判断ロジックによる判別結果と前記第4の判断ロジックによる判別結果とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第5の判断ロジックとして、これらの判別結果の一致不一致を判別することを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例において、前記評価対象量は、エネルギー量であることを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例において、前記評価対象量は、CO2排出量であることを特徴とするものである。
また、本発明の省エネルギー効果理解支援装置の1構成例において、前記評価対象量は、ランニングコストである。
データを見て判断を行うために必要な「データの理解」が不慣れなエネルギー管理者にとっては、データのグラフ化や図示の情報提示だけでは、省エネルギー効果の有効性の判断は難しい。発明者は、このような難しさがエネルギー管理者の過剰な負荷や関係者間での判断のばらつきの要因になっていることに着眼した。
また、本発明は、エネルギー管埋に不慣れな者に、ガイダンスを出すことで、エネルギー管埋の理解を支援することを目的としており、条件判断の精度は重要ではなく、多少誤差を含んでも十分に効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る省エネルギー効果理解支援装置の構成を示すブロック図である。省エネルギー効果理解支援装置は、データ記憶部1と、データ集計部2と、評価対象量算出手段となるエネルギー量算出部3と、第1の評価対象量補正手段となるエネルギー量補正部4と、第2の評価対象量補正手段エネルギー量補正部5と、条件比較部6と、コメント作成部7と、コメントテーブル8と、出力部9とから構成される。
エネルギー量算出部3は、基準期間のデータから管理対象施設の基準期間の消費エネルギー量を算出すると共に、評価対象期間のデータから管理対象施設の評価対象期間の消費エネルギー量を算出する(図2ステップS2)。
条件比較部6は、基準期間の消費エネルギー量と評価対象期間の消費エネルギー量とを複数の判断ロジックで比較して、消費エネルギー量の増減を判別する(図2ステップS5)。
f(T)=aT+b ・・・(1)
f(T)=163.75T−1911 ・・・(2)
|N0−N1|<ΔDay ・・・(3)
ΔDayは予め定められた余裕幅(単位は日)である。つまり、稼働日数の差がΔDay未満であれば、稼働日数が同じと見なす。
ΔE=E0−E1 ・・・(4)
Er=ΔE/E0×100 ・・・(5)
ΔE<β1 ・・・(6)
Er<β2 ・・・(7)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔEが所定値β1より小さいか、あるいは省エネルギー率Erが所定値β2より小さい場合、消費エネルギー量が増加したと判定する。β1,β2は予め定められた負の値である。
β1≦ΔE≦α1 ・・・(8)
β2≦Er≦α2 ・・・(9)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔEが所定値β1以上で所定値α1以下か、あるいは省エネルギー率Erが所定値β2以上で所定値α2以下の場合、消費エネルギー量が同程度であると判定する。α1,α2は予め定められた正の値である。
ΔE>α1 ・・・(10)
Er>α2 ・・・(11)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔEが所定値α1より大きいか、あるいは省エネルギー率Erが所定値α2より大きい場合、消費エネルギー量が減少したと判定する。以上でステップS11の処理が終了する。
ΔE’=E0’−E1 ・・・(12)
Er’=ΔE’/E0’×100 ・・・(13)
ΔE’<β1 ・・・(14)
Er’<β2 ・・・(15)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔE’が所定値β1より小さいか、あるいは省エネルギー率Er’が所定値β2より小さい場合、消費エネルギー量が増加したと判定する。
β1≦ΔE’≦α1 ・・・(16)
β2≦Er’≦α2 ・・・(17)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔE’が所定値β1以上で所定値α1以下か、あるいは省エネルギー率Er’が所定値β2以上で所定値α2以下の場合、消費エネルギー量が同程度であると判定する。
ΔE’>α1 ・・・(18)
Er’>α2 ・・・(19)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔE’が所定値α1より大きいか、あるいは省エネルギー率Er’が所定値α2より大きい場合、消費エネルギー量が減少したと判定する。以上でステップS12の処理が終了する。なお、消費エネルギー量の増減は、式(14)、式(16)、式(18)を用いて省エネルギー量ΔE’のみで判別を行ってもよいし、式(15)、式(17)、式(19)を用いて省エネルギー率Er’のみで判別を行ってもよい。
基準期間と評価対象期間の稼働日数が同じ場合には、以上のステップS10〜S13で条件比較部6の処理が終了する。
ΔEDay=E0Day−E1Day ・・・(20)
ErDay=ΔEDay/E0Day×100 ・・・(21)
ΔEDay<β3 ・・・(22)
ErDay<β4 ・・・(23)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔEDayが所定値β3より小さいか、あるいは省エネルギー率ErDayが所定値β4より小さい場合、消費エネルギー量が増加したと判定する。β3,β4は予め定められた負の値である。
β3≦ΔEDay≦α3 ・・・(24)
β4≦ErDay≦α4 ・・・(25)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔEDayが所定値β3以上で所定値α3以下か、あるいは省エネルギー率ErDayが所定値β4以上で所定値α4以下の場合、消費エネルギー量が同程度であると判定する。α3,α4は予め定められた正の値である。
ΔEDay>α3 ・・・(26)
ErDay>α4 ・・・(27)
つまり、条件比較部6は、省エネルギー量ΔEDayが所定値α3より大きいか、あるいは省エネルギー率ErDayが所定値α4より大きい場合、消費エネルギー量が減少したと判定する。以上でステップS15の処理が終了する。なお、消費エネルギー量の増減は、式(22)、式(24)、式(26)を用いて省エネルギー量ΔEDayのみで判別を行ってもよいし、式(23)、式(25)、式(27)を用いて省エネルギー率ErDayのみで判別を行ってもよい。
基準期間と評価対象期間の稼働日数が異なる場合には、以上のステップS10,S14〜S17で条件比較部6の処理が終了する。
コメント作成部7は、ステップS10〜S17の全ての判別結果についてステップS20の処理を終えた後に(ステップS21においてYES)、コメントを出力する(ステップS22)。コメントの出力方法としては、例えば出力部9による表示や印刷等がある。以上で、コメント作成部7の処理が終了する。
また、本実施の形態では、日単位のデータを集計して、月単位の基準期間と評価対象期間で評価対象量を比較しているが、日単位のデータを集計して、週単位の基準期間と評価対象期間で評価対象量を比較してもよいし、分単位のデータを集計して、時間単位の基準期間と評価対象期間で評価対象量を比較してもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、管理対象施設として冷凍機などの設備がある工場を想定したが、本実施の形態では、ホテルの宴会場を管理対象施設とする場合について説明する。図11は本実施の形態の省エネルギー効果理解支援装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の省エネルギー効果理解支援装置は、データ記憶部1と、データ集計部2と、評価対象量算出手段となるエネルギー量算出部3と、第1の評価対象量補正手段となるエネルギー量補正部4と、第2の評価対象量補正手段となるエネルギー量補正部5aと、条件比較部6aと、コメント作成部7aと、コメントテーブル8aと、出力部9とから構成される。
データ集計部2の動作(図12ステップS30)、エネルギー量算出部3の動作(ステップS31)、およびエネルギー量補正部4の動作(ステップS32)は、第1の実施の形態と同様なので、説明は省略する。
f(T)=aT+bB+c ・・・(28)
|M0−M1|<ΔTime ・・・(29)
ΔTimeは予め定められた余裕幅(単位は時間)である。つまり、稼働時間の差がΔTime未満であれば、稼働時間が同じと見なす。
基準期間と評価対象期間の稼働時間が同じ場合には、以上のステップS40〜S43で条件比較部6aの処理が終了する。
ΔE”=E0”−E1 ・・・(30)
Er”=ΔE”/E0”×100 ・・・(31)
ΔE”<β5 ・・・(32)
Er”<β6 ・・・(33)
つまり、条件比較部6aは、省エネルギー量ΔE”が所定値β5より小さいか、あるいは省エネルギー率Er”が所定値β6より小さい場合、消費エネルギー量が増加したと判定する。β5,β6は予め定められた負の値である。
β5≦ΔE”≦α5 ・・・(34)
β6≦Er”≦α6 ・・・(35)
つまり、条件比較部6aは、省エネルギー量ΔE”が所定値β5以上で所定値α5以下か、あるいは省エネルギー率Er”が所定値β6以上で所定値α6以下の場合、消費エネルギー量が同程度であると判定する。α5,α6は予め定められた正の値である。
ΔE”>α5 ・・・(36)
Er”>α6 ・・・(37)
つまり、条件比較部6aは、省エネルギー量ΔE”が所定値α5より大きいか、あるいは省エネルギー率Er”が所定値α6より大きい場合、消費エネルギー量が減少したと判定する。以上でステップS45の処理が終了する。なお、消費エネルギー量の増減は、式(32)、式(34)、式(36)を用いて省エネルギー量ΔE”のみで判別を行ってもよいし、式(33)、式(35)、式(37)を用いて省エネルギー率Er”のみで判別を行ってもよい。
基準期間と評価対象期間の稼働時間が異なる場合には、以上のステップS40,S44〜S46で条件比較部6aの処理が終了する。
コメント作成部7aは、ステップS40〜S46の全ての判別結果についてステップS20の処理を終えた後に(ステップS21においてYES)、コメントを出力する(ステップS22)。コメントの出力方法としては、例えば出力部9による表示や印刷等がある。以上で、コメント作成部7aの処理が終了する。
なお、宴会場の稼働時間は、実時間の合計でもよいし、例えば、合計5時間未満、5時間以上10時間未満、10時間以上15時間未満の回数など、頻度としてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、管理対象施設として冷凍機などの設備がある工場を想定し、第2の実施の形態では、管理対象施設としてホテルの宴会場を想定したが、本実施の形態では、大学の講義室を管理対象施設とする場合について説明する。図15は本実施の形態の省エネルギー効果理解支援装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の省エネルギー効果理解支援装置は、データ記憶部1と、データ集計部2と、評価対象量算出手段となるエネルギー量算出部3と、第1の評価対象量補正手段となるエネルギー量補正部4と、第2の評価対象量補正手段となるエネルギー量補正部5bと、条件比較部6bと、コメント作成部7bと、コメントテーブル8bと、出力部9とから構成される。
データ集計部2の動作(図16ステップS50)、エネルギー量算出部3の動作(ステップS51)、およびエネルギー量補正部4の動作(ステップS52)は、第1の実施の形態と同様なので、説明は省略する。
f(T)=aT+bG+c ・・・(38)
基準期間と評価対象期間の講義時間が同じ場合には、以上のステップS60〜S63で条件比較部6bの処理が終了する。
ΔE”<β7 ・・・(39)
Er”<β8 ・・・(40)
つまり、条件比較部6bは、省エネルギー量ΔE”が所定値β7より小さいか、あるいは省エネルギー率Er”が所定値β8より小さい場合、消費エネルギー量が増加したと判定する。β7,β8は予め定められた負の値である。
β7≦ΔE”≦α7 ・・・(41)
β8≦Er”≦α8 ・・・(42)
つまり、条件比較部6bは、省エネルギー量ΔE”が所定値β7以上で所定値α7以下か、あるいは省エネルギー率Er”が所定値β8以上で所定値α8以下の場合、消費エネルギー量が同程度であると判定する。α7,α8は予め定められた正の値である。
ΔE”>α7 ・・・(43)
Er”>α8 ・・・(44)
つまり、条件比較部6bは、省エネルギー量ΔE”が所定値α7より大きいか、あるいは省エネルギー率Er”が所定値α8より大きい場合、消費エネルギー量が減少したと判定する。以上でステップS65の処理が終了する。なお、消費エネルギー量の増減は、式(39)、式(41)、式(43)を用いて省エネルギー量ΔE”のみで判別を行ってもよいし、式(40)、式(42)、式(44)を用いて省エネルギー率Er”のみで判別を行ってもよい。
基準期間と評価対象期間の講義時間が異なる場合には、以上のステップS60,S64〜S66で条件比較部6bの処理が終了する。
コメント作成部7bは、ステップS60〜S66の全ての判別結果についてステップS20の処理を終えた後に(ステップS21においてYES)、コメントを出力する(ステップS22)。コメントの出力方法としては、例えば出力部9による表示や印刷等がある。以上で、コメント作成部7bの処理が終了する。
なお、講義時間は、実時間の合計でもよいし、例えば、合計5時間未満、5時間以上10時間未満、10時間以上15時間未満の回数など、頻度としてもよい。
Claims (13)
- 基準期間と評価対象期間における管理対象施設のデータを記憶するデータ記憶手段と、
前記基準期間のデータから前記管理対象施設の基準期間のエネルギー管理に関する評価対象量を算出すると共に、前記評価対象期間のデータから前記管理対象施設の評価対象期間のエネルギー管理に関する評価対象量を算出する評価対象量算出手段と、
前記基準期間の評価対象量と前記評価対象期間の評価対象量とを予め規定された複数の判断ロジックで比較して、評価対象量の増減を前記判断ロジック毎に判別する条件比較手段と、
この条件比較手段の判別結果を分析したコメントを、前記判断ロジック毎に作成して出力するコメント作成手段とを備えることを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項1記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
さらに、前記基準期間を含むデータ取得期間における前記管理対象施設のデータと前記データ取得期間の外部環境情報とに基づいて、前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を推定する評価対象モデルを作成し、この評価対象モデルと前記評価対象期間の外部環境情報とを用いて前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を補正する第1の評価対象量補正手段を備え、
前記条件比較手段は、前記評価対象量算出手段が算出した基準期間の評価対象量と前記評価対象量算出手段が算出した評価対象期間の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第1の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別すると共に、前記第1の評価対象量補正手段が補正した基準期間の評価対象量と前記評価対象量算出手段が算出した評価対象期間の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第2の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項2記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記条件比較手段は、前記基準期間中の管理対象施設の稼働日数と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働日数とが同じ場合に、前記第1の判断ロジックによる判別結果と前記第2の判断ロジックによる判別結果とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第3の判断ロジックとして、これらの判別結果の一致不一致を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項3記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
さらに、前記基準期間中の管理対象施設の稼働日数と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働日数とが異なる場合に、前記基準期間と前記評価対象期間のそれぞれについて1日単位の評価対象量を算出する第2の評価対象量補正手段を備え、
前記条件比較手段は、前記第2の評価対象量補正手段が補正した基準期間の1日単位の評価対象量と前記第2の評価対象量補正手段が補正した評価対象期間の1日単位の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第4の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項4記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記条件比較手段は、前記基準期間中の管理対象施設の稼働日数と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働日数とが異なる場合に、前記第2の判断ロジックによる判別結果と前記第4の判断ロジックによる判別結果とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第5の判断ロジックとして、これらの判別結果の一致不一致を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項2記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記条件比較手段は、前記基準期間中の管理対象施設の稼働時間と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働時間とが同じ場合に、前記第1の判断ロジックによる判別結果と前記第2の判断ロジックによる判別結果とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第3の判断ロジックとして、これらの判別結果の一致不一致を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項6記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
さらに、前記基準期間を含むデータ取得期間における前記管理対象施設のデータと前記データ取得期間の外部環境情報と前記データ取得期間中の管理対象施設の稼働時間とに基づいて、前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を推定する評価対象モデルを作成し、この評価対象モデルと前記評価対象期間の外部環境情報と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働時間とを用いて前記管理対象施設の基準期間の評価対象量を補正する第2の評価対象量補正手段を備え、
前記条件比較手段は、前記第2の評価対象量補正手段が補正した基準期間の評価対象量と前記評価対象量算出手段が算出した評価対象期間の評価対象量とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第4の判断ロジックとして、評価対象量の増減を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項7記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記条件比較手段は、前記基準期間中の管理対象施設の稼働時間と前記評価対象期間中の管理対象施設の稼働時間とが異なる場合に、前記第1の判断ロジックによる判別結果と前記第4の判断ロジックによる判別結果とを比較することを前記複数の判断ロジックのうちの第5の判断ロジックとして、これらの判別結果の一致不一致を判別することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
さらに、前記条件比較手段の判別結果とコメントとを対応付けて予め記憶するコメントテーブルを備え、
前記コメント作成手段は、前記条件比較手段の判別結果に対応するコメントを前記コメントテーブルから取得することを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記評価対象量は、エネルギー量であることを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記評価対象量は、CO2排出量であることを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の省エネルギー効果理解支援装置において、
前記評価対象量は、ランニングコストであることを特徴とする省エネルギー効果理解支援装置。 - 基準期間における管理対象施設のデータから前記管理対象施設の基準期間のエネルギー管理に関する評価対象量を算出すると共に、評価対象期間における前記管理対象施設のデータから前記管理対象施設の評価対象期間のエネルギー管理に関する評価対象量を算出する評価対象量算出ステップと、
前記基準期間の評価対象量と前記評価対象期間の評価対象量とを予め規定された複数の判断ロジックで比較して、評価対象量の増減を前記判断ロジック毎に判別する条件比較ステップと、
この条件比較ステップの判別結果を分析したコメントを、前記判断ロジック毎に作成して出力するコメント作成ステップとを備えることを特徴とする省エネルギー効果理解支援方法。
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