JP2007200005A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字列の標識を簡便且つ低廉な構成の装置により、高速且つ確実に認識して運転者に対して必要な情報を報知する。
【解決手段】運転支援装置10は、カメラ40により前方を撮像し画像100を得る。撮像された画像100から文字列70を含む領域画像72を抽出し、該領域画像72から車両に最も近い1文字76を認識する。予め登録された文字を示すテンプレート80aと認識された1文字76の画像データ102が一致するかテンプレートマッチングによって比較し、比較結果が肯定的であり、さらに車速、ブレーキ操作及びアクセル操作に基づく条件が成立している場合には運転者に注意喚起をする。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の運転者に対して運転に必要な情報を提供して支援する運転支援装置に関する。
近時、電子技術の発達及び低廉化に伴って、車両の運転者に対して様々な形で運転を支援するための装置の開発が進められている。例えば、特許文献1に記載された運転支援装置では、ラインセンサによって走行路面上の「止まれ」等の道路標識を画像認識し、車内の表示手段に表示している。この運転支援装置によれば、車両が交差点、T字路及び横断歩道等(以下、交差点という。)に差し掛かっていることを運転者が確実に認識することができる。
特開2002−219998号公報
ところで、前記の運転認識装置では、ラインセンサを用いていることから1回の撮像で得られる画像は極めて狭幅であり、路面上の文字を認識するためには、被写位置を少しずつずらしながら多数回の撮像を行わなければならず、処理手順が複雑で処理時間が長い。
また、仮に2次元画像によって路面上の文字を撮像する場合であっても、複数の文字を認識するのには文字数に応じて処理時間が増大するため、走行速度に応じて文字を迅速に認識するためにはハードウェア、ソフトウェアの負担が大きく、十分に高速な処理を実現するためにはコストの高騰を招く。
さらに、例えば、路面上の文字列が縦書きで表示されている場合には、下桁の文字は車両に近いことから比較的大きく撮像されるため認識が可能であっても、上桁の文字は小さく撮像されるため、認識するための十分な分解能、解像度が得られず、結果として遠方の文字列の認識が困難となる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、文字列の標識を簡便且つ低廉な構成の装置により、高速且つ確実に認識して運転者に対して必要な情報を報知することができる運転支援装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の運転支援装置であって、以下の特徴を有する。
第1の特徴:前方を撮像するカメラと、前記カメラにより撮像された画像から文字の存在が想定される領域内の領域画像を抽出する画像抽出部と、予め登録された文字の形状情報を記録した情報記憶部と、前記情報記憶部から前記形状情報を読み込み、前記画像抽出部から前記領域画像を読み込み、前記形状情報に基づいて、前記領域画像内に前記予め登録された文字が存在するか調査をする文字認識部と、前記文字認識部による比較結果が肯定的である場合に運転者に対して所定の注意喚起をする報知部とを有し、前記予め登録された文字は、規定の文字標識に含まれる文字で、前記車両に最も近い1文字であることを特徴とする。
このように、画像抽出部で抽出された文字の存在が想定される領域画像の中から、車両に最も近い1文字を予め記憶された予め登録された文字が存在するか調べることにより、ハードウェア及びソフトウェアの負担が軽減し、簡便且つ低廉な構成により処理を実現することができる。予め登録された文字が存在するか否かは、例えば、テンプレートマッチングにより調べることができる。
第2の特徴:前記報知部は、前記車両の車速、ブレーキ操作及び(又は)アクセル操作を検出し、前記文字認識部による調査結果が肯定的であって、さらに、前記車速、前記ブレーキ操作及び(又は)前記アクセル操作に基づく条件が成立しているときに運転者に所定の注意喚起をすることを特徴とする。これにより、運転状況に応じて適切に注意喚起をすることができる。
第3の特徴:前記条件は、ブレーキ操作がなされて無いか又はアクセル操作がなされているときであって、且つ、前記車速が所定値以上であることを特徴とする。これにより、一層適切に注意喚起をすることができる。
第4の特徴:画像抽出部は、画像における走行路面上から前記領域画像を抽出することを特徴とする。走行路面上の文字標識は大きく表示されており、しかも輝度差が大きいことから、文字の認識が容易である。
第5の特徴:前記車両は、二輪車又は三輪車であることを特徴とする。
本発明に係る運転支援装置によれば、画像抽出部で抽出された文字の存在が想定される領域画像の中から、車両に最も近い1文字を予め記憶された予め登録された文字が存在するか調べることにより、ハードウェア及びソフトウェアの負担が軽減し、簡便且つ低廉な構成により処理を実現することができる。予め登録された文字が存在するか否かは、例えば、テンプレートマッチングにより調べることができる。
また、文字列が縦書きで表示されている場合は、車両に最も近い1文字は比較的大きい文字画像として撮像されるため、認識するための十分な分解能、解像度が得られ、良好な文字標識認識処理が行われる。
以下、本発明に係る運転支援装置について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図10を参照しながら説明する。本実施の形態に係る運転支援装置10は、車両12に搭載されている。
図1に示すように、車両12はスクータ式の自動二輪車であって、車体前方に前輪WFを軸支するフロントフォーク14を有し、該フロントフォーク14はフロントガード部16を介してハンドル18の操作によって操舵される。ハンドル18における右グリップ部は回動可能なアクセル20となっている。また、左右のハンドル18にはフロントブレーキ22及びリアブレーキ24がレバーとして設けられている。左右のハンドル18の間にはスピードメータ等を含むインストルメントパネル26及び透明なウィンドシールド28が設けられている。ウィンドシールド28はフロントガード部16の前面と一体的で空気抵抗の少ない滑らかな形状であり、前端部がインストルメントパネル26の上面を覆うとともに、斜め後方に向かって張り出している。
フロントガード部16の下端にはフロアステップ30を含む中間フレーム体32が略水平に延設されている。中間フレーム体32の後端には後部フレーム体34が設けられている。
後部フレーム体34にはエンジン、減速機及び駆動輪である後輪WR等を含むスイングユニット36が揺動自在に接続されている。スイングユニット36は、図示しないリヤサスペンションにより懸架されている。後部フレーム体34の上部には搭乗者が着座するシート38が固定されている。
また、車両12には運転支援装置10が搭載されている。該運転支援装置10は、前方を撮像するカメラ40と、該カメラ40から画像を取得して文字標識認識処理等を行うコントロールユニット42と、コントロールユニット42の処理結果によって所定の表示を行うモニタ(報知部)44と、車速センサ46と、フロントブレーキセンサ48と、リアブレーキセンサ50と、アクセルセンサ52とを有する。
カメラ40及びモニタ44は、インストルメントパネル26の上部に設けられおり、ウィンドシールド28により雨や粉塵から保護されている。カメラ40は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを用いることができる。カメラ40によれば、透明なウィンドシールド28を通して車両12の前方の情景を撮像することができ、例えば、図2のような画像100を所定の微小時間毎にコントロールユニット42に供給する。
コントロールユニット42はシート38の下やフロントカウル内に設けられている。車速センサ46はエンジンの回転数等に基づいて検出した車速をコントロールユニット42に供給する。フロントブレーキセンサ48及びリアブレーキセンサ50は、フロントブレーキ22及びリアブレーキ24に連動して操作されるスイッチであり、これらのブレーキが操作されているときにオン信号をコントロールユニット42に供給する。アクセルセンサ52は、アクセル20に連動して操作されるスイッチであって、アクセルを開いているときにオン信号をコントロールユニット42に供給する。又は、アクセル開度を検出するようにしてもよい。
図3に示すように、コントロールユニット42は、画像処理部60と、予め登録された文字の形状情報を記録した情報記憶部62と、報知部66とを有する。
画像処理部60は、カメラ40により撮像された画像100(図2参照)から文字列70が含まれていると想定される領域画像72を抽出する画像抽出部74と、領域画像72内に予め登録された文字が存在するか調べる文字認識部78とを有する。
情報記憶部62は複数のテンプレート群80を有する。ここで、テンプレート群80は、予め登録された文字の形状情報を画像データとして記録したものである。本実施例では、予め登録された文字「れ」、「レ」、「!」及び「行」に対応したテンプレート80a、80b、80c及び80dが設けられている。これらの予め登録された文字は、順に「止まれ」、「止マレ」、「注意!」及び「徐行」の交通上の規定の文字標識に含まれる文字で、車両12から見て最も近い側に配置される1文字を示している。これらの文字標識は、例えば、交通法規等に基づいて文字列や大きさ等が規定されており、行政官庁、自治体等が走行路面に付するものである。
テンプレート80aは、図4に示すように、概略形状を示しており、文字を示す部分が「1」となっているデータ構成であれば適用可能である。他のテンプレート80b〜80d等についても同様である。もちろん、より詳細なデータ構成に設定してもよい。
文字認識部78は、情報記憶部62から形状情報としてのテンプレート群80を読み込むとともに、画像抽出部74から領域画像72を読み込み、文字の形状情報に基づいてパターンマッチングを行い、領域画像72内に予め登録された文字が存在するか否かをテンプレートマッチングにより調査する。
報知部66は、車速センサ46、フロントブレーキセンサ48、リアブレーキセンサ50及びアクセルセンサ52に接続されており、文字認識部78による調査結果が肯定的であった場合で、車速、ブレーキ操作(フロントブレーキ22又はリアブレーキ24の操作)及びアクセル操作(アクセル20の操作)に基づく条件が成立しているときにモニタ44を介して運転者に警報を報知する。この条件は、具体的には、例えば、車速が所定値以上で、ブレーキ操作がなされて無く、且つ、アクセル操作がなされていないという条件として設定される。この場合のブレーキ操作がなされていないという要件は、フロントブレーキ22又はリアブレーキ24のいずれも操作されていないことを示す。
また、警報は、モニタ44又はインストルメントパネル26に設けられたランプを点灯させ、又は、所定の音響・音声により報知することができる。
なお、コントロールユニット42は、主たる処理部としてのCPU(Central Processing Unit)と、記憶部とを有しており、図3に示す各機能部は、CPUが記憶部から所定のソフトウェアを読み込み実行することにより実現される。
次に、このように構成される運転支援装置10により文字標識を認識する処理の手順について図5を参照しながら説明する。図5に示す処理は、主にコントロールユニット42の作用下に自動的且つ微小時間毎に連続的に行われる。
先ず、ステップS1において、画像処理部60はカメラ40から画像100(図2参照)を取得し、所定手段により二値化する。二値化処理は、閾値以上の輝度のピクセルを1、閾値未満の輝度のピクセルを0とすることにより行われる。
ステップS2において、画像抽出部74は、二値化された画像100から1文字以上の文字列70を含むと想定される領域画像72を抽出する。この抽出処理は、例えば、走行方向の走行路面84上の文字標識について抽出するように、画像100の中の固定の領域として領域画像72を抽出する。すなわち、図2に示すように、遠近を考慮しながら走行路面を含むように、手前側が広く、消失点(地平線を示す線上で、カメラの真正面の点)200を頂点とするような三角形202とすればよい。また、交差点に差し掛かっていると認識できる場合には、消失点は交差点の先に存在することになり、三角形の頂部を省略した台形としてもよい。さらに、左側走行の国である場合には右側走行路は考慮する必要がないため、図2に示すように、やや左寄りの形状としてもよい。さらにまた、遠方の文字列が認識できない場合に備えて、領域画像72は、画像100の最も下側までカバーするように設定するとよい。
ステップS3において、文字認識部78は、画像抽出部74で抽出された領域画像72を読み込むとともに、情報記憶部62からテンプレート群80を読み込む。この場合、必ずしもテンプレート群80の全てのテンプレート80a〜80dを読み込む必要はなく、走行状況に応じて適宜選択的に読み込むようにしてもよい。例えば、何らかの手段により交差点に差し掛かっていることが認識できている場合では、「止まれ」又は「止マレ」の文字標識を優先的に認識することが好ましいから、「れ」及び「レ」を示すテンプレート80a及び80bのみを読み込めばよい。
さらに、複数の領域についてテンプレートマッチングを行う場合(例えば、後述する領域画像73(図9参照)のような他の領域についてもテンプレートマッチングを行う場合)には、各領域画像に対応したテンプレートをそれぞれ選択的に読み込むようにしてもよい。
ステップS4において、文字認識部78は、領域画像72において、テンプレート80a〜80dのいずれか一つを順番に用いたテンプレートマッチングを行い、該テンプレートが示す文字が領域画像72内に存在するか否かを調査する。
例えば、図6に示すように、「れ」を示すテンプレート80aを用いる場合に、該テンプレート80aを領域画像72の左端から右端に向かって微小距離(例えば、1ピクセル)毎に移動させ、さらに、矢印A1、A2、A3、A4、A5…で示すように、上端から下端に向かって微小距離毎に移動させながら輝度の相関をとることにより調査を行う。このようなテンプレートマッチングを行い、相関値が所定値以上である場合に、予め登録された文字「れ」が領域画像72内に存在すると判断を行う。
なお、テンプレート80a〜80d及び領域画像72が大きくなると、処理に時間がかかるため、4(又は9等)ピクセル毎に平均をとり、テンプレート80a〜80d及び領域画像72のサイズを変更して、マッチングが成立しそうな位置を推定する方法等で検査領域を減縮することによりテンプレートマッチングの処理時間を短縮するようにしてもよい。また、テンプレートマッチングには、処理時間を短縮する方法が多数提案されており、それらの手段を用いてもよいことはもちろんである。
文字標識から車両12までの距離によって撮像される文字標識の大きさは異なるため、対応するテンプレート80a〜80dの大きさも適度に拡大又は縮小して用いるとより。また、予め大きさの異なる複数のテンプレートを用意しておいてもよい。
この場合、他の文字「止」や「ま」については必ずしも認識する必要はなく、処理の高速化が図られる。また、文字列70は「止まれ」であって、調査対象の「れ」以外の文字「止」及び「ま」については調査対象とならないが、文字標識の種類は限定、且つ規定されており、車両12に最も近い1文字76により全体の文字列「止まれ」を特定し、交差点に差し掛かっていることが判断可能である。同様に、1文字76が「レ」である場合には、全体の文字列70は「止マレ」であって、1文字76が「行」である場合には、全体の文字列70は「徐行」であると判断できる。
ただし、1文字76が「!」である場合には、全体の文字列70は「注意!」や「危険!」等の複数が該当して1つに特定することはできないが、いずれの場合であっても運転者に対する注意喚起である点で共通しており、同様の警報を報知して差し支えない。
なお、遠近を考慮してマッチングを一層正確に行うため、図7に示すテンプレート80aのように、手前側が拡大された画像データを設けておいてもよい。
この後、文字認識部78の調査結果に基づく分岐処理を行い、該調査結果が肯定的である場合(つまり、領域画像72内に予め登録された文字が存在すると判断された場合)には、報知部66にその旨を示す信号を供給してステップS5に移る。テンプレート80a〜80dで示される予め登録された文字が領域画像72に存在しないと判断された場合には図5に示す今回の処理を終了する。
ステップS5において、報知部66は車速センサ46、フロントブレーキセンサ48、リアブレーキセンサ50及びアクセルセンサ52の信号を読み込み、ブレーキ操作がなされて無いか又はアクセル操作がなされているときであって、且つ、車速が所定値以上であるという条件が成立しているか調べる。この条件が成立している場合には、ステップS6へ移り、不成立である場合には図5に示す今回の処理を終了する。
このように、車速、ブレーキ操作及び(又は)アクセル操作に基づく条件を考慮することにより運転状況に応じて適切に注意喚起をすることができる。つまり、交差点に差し掛かっている場合でも、車速が十分低速であって、ブレーキ操作がなされ又はアクセル操作がなされていない場合には、運転者がすでに交差点に差し掛かっていることを認識していると判断できることから冗長的に警報を報知する必要はない。
なお、確認的にこの条件を論理式で表すと、以下のようになる。
条件=((ブレーキ操作がなされて無い)or(アクセル操作がなされている))and(車速が所定値以上)
また、車速を微分することにより得られる加速度を条件判断に考慮してもよく、例えば、加速度が正値である場合には、他の条件に関わらずにステップS6に移るようにしてもよい。該加速度の絶対値が十分に大きい負値である場合には、他の条件に関わらずに図5の処理を終了してもよい。
ステップS6において、報知部66はモニタ44に設けられたランプを点灯させて運転者に注意喚起をする。この報知により運転者は、車両12が交差点に差し掛かっていることを認識することができ、徐行又は停止を一層確実に行うことができる。また、報知部66は、文字認識部78が認識した1文字76が予め登録された複数の文字のうち、一致したものの種類に応じて異なる警報(ランプの色や点滅パターンの相違等による。)を報知することにより、運転者は一層詳細な情報が得られる。
上述したように、本実施の形態に係る運転支援装置10によれば、画像抽出部74で抽出された領域画像72の文字列70のうち、車両12に最も近い1文字76を予め記憶された予め登録された文字「れ」、「レ」、「!」及び「行」とテンプレートマッチング手法によって比較する。したがって、文字列70が2文字以上である場合にも、処理に供されるのは車両に最も近い1文字76のみであり、コントロールユニット42及びソフトウェアの負担が軽減し、簡便且つ低廉な構成により標識認識処理を高速に行うことができる。
また、図2に示すように、文字列70が縦書きで表示されている場合には、上桁の文字「止」は小さく撮像されるため認識するための十分な分解能、解像度が得られず、正確な認識が困難となることがあるが、運転支援装置10では、比較的大きく撮像される最下桁の1文字76である「れ」に基づく処理を行うことから、十分な分解能、解像度が得られ、確実な文字標識認識処理が行われる。
さらに、図8に示すように、前方を走行する他の車両104が文字列70の上位桁を覆っている場合であっても、最下桁の1文字76が撮像可能であれば文字標識認識処理が正常に行われる。
上記の例では、文字列70が走行路面84上に表示されている場合について説明したが文字列70の位置はこれに限らず、例えば、図9に示すように、側方の側壁86に表示されている場合であっても運転支援装置10による認識が可能である。つまり、画像100から文字列70を含む領域画像73を抽出して、車両12に最も近い1文字76を認識し、文字認識部78により予め登録された文字列との比較を行えばよい。また、側壁86に表示される文字標識が限定されている場合には、それに対応したテンプレートのみを用いてテンプレートマッチングを行うようにして、処理の高速化を図るとよい。側壁86の文字標識に対応させる場合には、前記の領域画像72とは異なる専用の領域画像73を設定するとよい。
なお、図9から明らかなように、文字列70は必ずしも縦書きである必要はなく、横書きであっても車両12から見て実質的に縦方向に配列されている文字列であれば、車両12に最も近い1文字76に基づいて文字標識認識処理を行うことができる。この場合、図10に示すように、予め登録された文字「止」を示すテンプレート80eを情報記憶部62に記録しておき、1文字76と比較をするとよい。また、文字列「止まれ」が側壁86に横書き表示されていることを前提とする場合には、テンプレート80eが示す「止」の像も同様に側壁に表示された状態で表すとよい。
運転支援装置10で認識対象とする文字標識は、走行路面84、側壁86に表示されているものに限らず、標識板等に表示されているものにも適用可能である。
また、文字列70は日本語に限らず、英語圏での使用を考慮して、「STOP」を示す「S」、「T」、「O」及び「P」が縦に表記されている文字列に適用可能なように「P」を示すテンプレートを設けておいてもよい。英語圏で使用する場合、この他には「CAUTION」に対応して「N」を示すテンプレートを設けておいてもよい。なお、文字「!」に対応したテンプレート80cは日本及び英語圏で共用可能である。
上記の例では、文字認識部78において車両12に最も近い1文字76を領域画像72として認識し、その後テンプレートマッチングにより予め登録された文字との比較を行っているが、認識及び比較の方法はこれに限らず、例えば、1文字76の認識はいわゆるテキストデータとして認識し、文字コードの比較により予め登録された文字との一致、不一致を確認してもよい。
上記の例では、車両12は自動二輪車としたが、運転支援装置10は三輪車、四輪車や自転車等にも適用可能であることはもちろんである。
本発明に係る運転支援装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
運転支援装置が搭載された車両の斜視図である。 文字標識がある交差点に差し掛かったときにカメラにより撮像された画像である。 本実施の形態に係る運転支援装置のブロック構成図である。 テンプレートのデータ構成を示す図である。 運転支援装置による文字標識認識処理の手順を示すフローチャートである。 テンプレートと領域画像とのテンプレートマッチング処理を示す模式図である。 遠近を考慮して手前側が拡大されたテンプレートを示す図である。 文字標識の一部が車両により覆われている状態で交差点に差し掛かったときにカメラにより撮像された画像である。 側壁に文字標識が表示されている交差点に差し掛かったときにカメラにより撮像された画像である。 側壁に表示された文字列に対応して設定されたテンプレートを示す図である。
符号の説明
10…運転支援装置 12…車両
20…アクセル 22…フロントブレーキ
24…リアブレーキ 40…カメラ
42…コントロールユニット 44…モニタ
46…車速センサ 48…フロントブレーキセンサ
50…リアブレーキセンサ 52…アクセルセンサ
60…画像処理部 62…情報記憶部
66…報知部 70…文字列
72、73…領域画像 74…画像抽出部
76…車両に最も近い1文字 78…文字認識部
80a〜80e…テンプレート 84…走行路面
100…画像

Claims (5)

  1. 車両の運転支援装置であって、
    前方を撮像するカメラと、
    前記カメラにより撮像された画像から文字の存在が想定される領域内の領域画像を抽出する画像抽出部と、
    予め登録された文字の形状情報を記録した情報記憶部と、
    前記情報記憶部から前記形状情報を読み込み、前記画像抽出部から前記領域画像を読み込み、前記形状情報に基づいて、前記領域画像内に前記予め登録された文字が存在するか調査をする文字認識部と、
    前記文字認識部による比較結果が肯定的である場合に運転者に対して所定の注意喚起をする報知部と、
    を有し、
    前記予め登録された文字は、規定の文字標識に含まれる文字で、前記車両に最も近い1文字であることを特徴とする運転支援装置。
  2. 請求項1記載の運転支援装置において、
    前記報知部は、前記車両の車速、ブレーキ操作及び(又は)アクセル操作を検出し、前記文字認識部による調査結果が肯定的であって、さらに、前記車速、前記ブレーキ操作及び(又は)前記アクセル操作に基づく条件が成立しているときに運転者に所定の注意喚起をすることを特徴とする運転支援装置。
  3. 請求項2記載の運転支援装置において、
    前記条件は、ブレーキ操作がなされて無いか又はアクセル操作がなされているときであって、且つ、前記車速が所定値以上であることを特徴とする運転支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の運転支援装置において、
    前記画像抽出部は、前記画像における走行路面上から前記領域画像を抽出することを特徴とする運転支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の運転支援装置において、
    前記車両は、二輪車又は三輪車であることを特徴とする運転支援装置。
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