JP2007199434A - プロキシミティ方式の露光方法とそれに用いられるマスク基板、および該マスク基板の作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1には、プロキシミティ露光方式の露光装置にて、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾ける等のマスク基板の撓み調整手段を用いなくとも、マスクの自重による撓みの影響を少なくすることができる露光方式を提供する。
【解決手段】 マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロキシミティ方式の露光方法に関し、特に、マスク基板の自重に起因する撓みによる、品質的な悪影響を少なくできるプロキシミティ方式の露光方法とそれに用いられるマスク基板に関する。
近年、液晶用表示装置やプラズマディスプレイ装置等の表示用パネルの実用化は盛んで、ますます、その量産化が要求されており、その大型化の要求も強い。
これに伴い、カラーフィルタを形成したガラス基板からなる、液晶表示パネルおよびプラズマディスプレイ装置用等の表示用パネルに用いられる、カラーフィルタ形成基板の作製も、大サイズ化したガラス基板での量産化対応が必要となってきた。
大サイズ化したガラス基板へのフォトリソ法によるパターニングは、量産性や品質面(歩留り面)から投影露光が前提となるが、以下のような制約や問題がある。
(1)原版(マスク)から直接、等倍で、転写露光して大サイズのガラス基板へパターニングを行う場合には、大サイズの原版用のガラス基板が必要となるが、このガラス基板としてはQZ(石英ガラス)のような高価な低膨張ガラス基板であることが必要で、且つ、フラットネス(平坦性)が良いことが要求され、大サイズ化に伴いガラス基板の製造自体に時間や費用が大幅にかかるようになるため、従来は生産の対象とはならずガラス基板の入手自体が難しかった。
(2)また、大サイズの原版の作製を精度良く短時間で作製することは基本的に困難である。
精度良く描画するには、温度、位置精度を精度良く管理できる大サイズ描画用のEB(電子ビーム)描画機等等の高価な描画装置が必要で、且つ、大サイズ描画であるため描画時間がかかり、パターン描画のコストアップにもつながってしまう。
(3)そして、投影露光による転写では原版は、その周囲を保持して固定されるため、原版が大サイズになるにしたがい自重による原版自身のベンド(たわみ)量が増大し、サイズが大き過ぎると適性な転写画像を得ることが難しくなる。
そして、原版のサイズが大型化するにしたがい原版と露光される基板(ガラス基板)とのギヤップを原版全面で使用できる範囲で保持することが難しくなり、原版の大サイズ化にも限界がある。
(4)レンズ投影ステッパー及びミラープロジエクションステッパー(MPA:Mirror Projection Alignerとも言う)を用いて大サイズのガラス基板へパターニングを行う場合には、スループットが低くなり、且つ、装置が高価となってしまうという問題がある。
このため、従来は、例えば、ステップ露光方式で、且つ、近接露光(プロキシミティ露光)方式を採り入れた、特開平9−127702号公報に記載される、図8に示すような露光装置を用い、近接露光(プロキシミティ露光とも言う)により、相対的に原版とパターニングされる大サイズのガラス基板との位置を移動させ、原版の絵柄をずらして露光、即ちステップ露光して、パターニングを行なっていた。
特開平9−127702号公報 この方法は、原版と大サイズのガラス基板とを、それぞれの面が水平方向になるようにし、所定のギャップを保った状態で、原版の背面から平行光を当てる露光方法であるが、原版のサイズは、そのたわみ(ベントとも言う)の影響を考慮したものである。 尚、図8において、図8(a)は露光装置の断面図で、図8(b)は、図8(a)のE1−E2から見た上面図の概略図であり、図9は光源部の概略構成図である。 図8、図9中、600は露光装置、610はステージ、611はX駆動部、612はY駆動部、613はZ駆動部、614はθ駆動部、615は基板保持部、615Aは3点アオリ調整部、615Bは基板リフトアップ部、616はマスク保持部、616Aはマスクの落下防止、620はガラス基板供給ロボット、620Aはハンド部、621はガラス基板排用ロボット、621Aはハンド部、630はガラス基板(ワークとも言う)、640はマスク(マスク基板あるいは原版とも言う)、650は光源部、650Aは光源、670はギヤップセンサー、680はスコープ、690はエッジセンサー、m1、m2、m3は反射鏡、sはシヤッター、lはフライアイレンズである。 尚、全体を分かり易くするため、図8(a)、図9(b)においては光学系を簡略ないし省略して示している。 また、図8に示す露光装置は、Y方向に平行にその開口境界を設け、それぞれ、独立してX方向移動できる1対のX方向移動マスキングアパーチャ(遮光板とも言う、図示していない)を備えたシャッターである。
更に詳しくは、図8に示す装置は、ガラス基板630を、感光材面を上にして保持して、X、Y、Z軸方向及びθ方向に微動制御でき、且つ、少なくともX、Y方向の1方向に所定の距離だけステップ移動できるステージと、ガラス基板630上側にマスク(原版)640をマスク面を下にして保持するマスク保持部616と、マスク(原版)640の裏面かガラス基板630側へ露光光を照射するための光源部650(詳細は図6に示す)とを有し、マスク(原版)630の絵柄を等倍にて、露光する位置をずらして複数回、露光転写するための露光装置であり、ステージ610上のガラス基板630と、マスク(原版)640との位置合せを自動で行う自動アライメント機構と、原版の絵柄領域を遮蔽することにより露光領域を制御する露光領域制御機構と、該基板と原版とのギヤップを制御するギヤップ制御機構とを備えている。
そして、ガラス基板630とマスク(原版)640とを近接させ、間隔を所定のギヤップに保ちながら露光を行う近接露光にて、ガラス基板630を所定のピッチでステップ移動させ、複数の位置にてマスク(原版)640を介してガラス基板630への露光を行い、マスク原版640の絵柄をガラス基板630に転写露光するものである。
尚、マスク(原版)640は、転写に際してのたわみが許容範囲内となるサイズである。
あるいは、特開平09−141804号公報に記載されるような、マスク原版の自重によるたわみを考慮し、上記図8に示す露光装置を、マスク原版やガラス基板の面が鉛直方向に沿うように回転して配した露光装置が用いられるようになってきた。
特開平09−141804号公報 実用レベルでは、先の図8に示す露光装置が用いられているのが実際である。
このように、液晶表示装置等のカラーフィルター(単に、CFとも言う)形成基板の作製工程においては、ガラス基板上へのパターン作成は、プロキシミティ露光方式の露光装置を用い、マスク基板(単にマスクあるいは原版とも言う)を介して、CF形成用基板(ワークとも言う)上の感光性膜(感光性レジストとも言う)に、選択的に必要な光を照射することで行っているが、形成されるパターンにおける線幅分布は、CF品質において非常に大きなウエイトを占めている。
形成されるパターンにおける線幅は、マスク基板とワークとのギャップにより大きく影響を受けるため、プロキシミティ露光方式の露光装置で線幅分布の均一性を得るには、マスク基板とワークとのギャップを均一に保つ必要がある。
一方、液晶表示装置においては、ますます、その画像品質の向上、精細化が求められており、更に、ワークの大サイズ化に伴い、マスク基板の大サイズ化が求められている。
プロキシミティ露光方式の露光装置におけるマスク基板の固定は、通常、図10に示すように、マスク基板810外周を吸着固定することにより行われており、マスク基板810の自重によりマスク基板810の中心部が下側に垂れてしまい、マスク基板810とワーク830のギャップを露光領域全体にわたり均一に保つことは非常に困難で、ワーク830上に形成されるパターンの線幅の均一性を保つことができなくなる。
マスク基板810の中心部におけるギャップGp1がマスク基板810の周辺部におけるギャップGp2よりも大きく、Gp1−Gp2が所定の範囲を越えることがあり、問題となっていた。
このため、従来、プロキシミティ露光方式の露光装置では、マスク基板の上側のスペースに真空を引いたり、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾けた状態で露光することで、マスク基板の中心部の撓みを調整して、マスク基板とワークとのGAPのバラツキを調整していた。
即ち、基板の撓み調整手段を備えた露光装置にて、マスク基板の撓み調整していた。
マスク基板のサイズが第5世代(700mm×800mm)のサイズまでは、このような、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾けた状態で露光する方法にて対処してきたが、近年のマスク基板のサイズの増大化に伴い、これ以上の第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上になるとマスク基板の自重による撓みの量が増加し(図5参照)、マスクスホルダー(マスクステージ)を傾けるだけでは補正できなくなってしまった。
尚、図5は、マスク基板の外周を吸着固定した場合の、撓み量とマスク基板のサイズとの関係を示したものである。
尚、マスクの基板は、通常、5mm程度であるが、撓みの量を減少させるために、マスクの基板自体の厚さをより厚くすることも考えられるが、露光装置面での制約、ハンドリングの面から、できるだけ、マスクの基板自体の厚さを厚くせず、マスクの重量を軽くすることが求められている。
上記のように、近年、液晶用表示装置やプラズマディスプレイ装置等の表示用パネルの実用化は盛んで、ますます、その量産化が要求されており、その大型化の要求も強く、これらに用いられるカラーフィルタ形成基板の作製も、大サイズ化したガラス基板での量産化対応が必要となってきた。
そして、プロキシミティ露光方式の露光装置にて、カラーフィルタ形成用基板にパターンの形成を行う場合、露光装置面での制約、ハンドリングの面から、できるだけ、マスクの基板自体の厚さを厚くせず、マスクの重量を軽くすることが求められている。
本発明はこれに対応するもので、第1には、プロキシミティ露光方式の露光装置にて、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾ける等のマスク基板の撓み調整手段を用いなくとも、マスクの自重による撓みの影響を少なくすることができる露光方式を提供しようとするものである。
更に、第6世代サイズ以上のマスクのサイズにおいて、マスクの基材の厚さを、あまり厚くせずに、品質的にも問題なく、パターンの作成が行えるプロキシミティ露光方式を提供しようとするものである。
本発明のプロキシミティ方式の露光方法は、マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法であって、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御していることを特徴とするものである。
そして、上記のプロキシミティ方式の露光方法であって、前記マスク基板は、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正していることを特徴とするものである。
そして、上記いずれかのプロキシミティ方式の露光方法であって、前記ワークは、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板であることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのプロキシミティ方式の露光方法であって、前記マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型であることを特徴とするものである。
本発明のマスク基板は、マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法に用いられるマスク基板であって、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御していることを特徴とするものである。
そして、上記のマスク基板であって、露光の際のマスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正していることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのマスク基板であって、前記マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのマスク基板であって、前記ワークは、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板であることを特徴とするものである。
本発明のマスク基板の作製方法は、マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法に用いられるマスク基板で、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御しているマスク基板を作製する、マスク基板の作製方法であって、前記基材の厚み方向の形状の制御は、表面加工前のマスク基板用基材を前記マスクホルダーに保持した際の、そのパターン面におけるマスク面方向位置(x、y)とこれに対応する厚み方向位置zとを、1組の三次元データ(x、y、z)とし、所定のn箇所における三次元データ(xi、yi、zi)(i=1〜n、nは1以上の整数)をもとに、露光する際の、前記マスク基板とワークとのギャップが所定のバラツキ範囲内に入るように、該マスク基板用基材の厚み方向、基材の表面を削除する、表面加工を施して得るものであることを特徴とするものである。
そして、上記のマスク基板の作製方法であって、前記基材の表面加工がサンドブラスト加工であることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのマスク基板の作製方法であって、露光の際のマスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正して、マスク基板のパターンを形成することを特徴とするものであり、前記マスク基板のパターンの形成は、フォトリソ工程を伴い、そのパターニングを、描画露光装置により行うもので、描画用のデータ上において補正をかけるものであることを特徴とするものであり、更に、前記描画露光装置がレーザー描画露光装置であることを特徴とするものである。
(作用)
本発明のプロキシミティ方式の露光方法は、このような構成にすることにより、第1には、プロキシミティ露光方式の露光装置にて、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾ける等のマスク基板の撓み調整手段を用いなくとも、マスク基板の自重による撓みの影響を少なくすることができる露光方式の提供を可能としている。
これにより、形成されるパターン幅分布のバラツキを大幅に小さくでき、寸法バラツキの面で品質の向上が期待できる。
また、第5世代サイズ以下のマスク基板を用いたパターン形成においては、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾ける等のマスク基板の撓み調整手段を用いなくとも、パターン幅分布を所望のバラツキ範囲に抑えることができ、従来行われていた撓み調整手段による調整の時間を大幅に短縮できるものとしている。
勿論、このプロキシミティ方式の露光方法は、マスク基板の撓み調整手段を備えているプロキシミティ方式の露光装置にも適用できる。
具体的には、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御していることにより、これを達成している。
即ち、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御していることにより、ギャップのバラツキによる品質的な悪影響を少なくすることを可能としている。
更に、前記マスク基板は、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正している、請求項2の発明の形態とすることにより、マスク基板の表面加工のみで、その自重に起因する撓みによる影響を少なく調整しようとした場合、パターニングのための描画露光の際や加工面へのBM塗布の際に品質的な問題が発生し易いが、これを回避することを可能としている。
また、前記ワークは、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板である、請求項3の発明の形態の場合、特に有効である。
この形態の場合、従来のように、マスクホルダーやその近傍に特別の撓み調整手段を設ける必要がない。
また、前記マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型である、請求項4の形態の場合にも、マスクの基材の厚さを、あまり厚くせずに、品質的にも問題なく、パターンの作成が行えるプロキシミティ露光方式の提供を可能としている。
本発明のマスク基板は、このような構成にすることにより、第1には、プロキシミティ露光方式の露光装置にて用いられ、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾ける等のマスク基板の撓み調整手段を用いなくとも、マスク基板の自重による撓みの影響を少なくすることができる露光方式の提供を可能としている。
これにより、形成されるパターン幅分布のバラツキを大幅に小さくでき、寸法バラツキの面で品質の向上が期待できる。
また、第5世代サイズ以下のマスク基板を用いたパターン形成において、従来行われていた撓み調整手段による調整の時間を大幅に短縮できるものとしている。
勿論、このマスク基板は、マスク基板の撓み調整手段を備えたプロキシミティ方式の露光装置にも適用できる。
露光の際のマスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正している、請求項6の発明の形態にすることにより、マスク基板の表面加工のみで、露光の際の、その自重に起因する撓みによる影響を少なく調整しようとした場合、パターニングのための描画露光の際や加工面へのBM塗布の際に品質的な問題が発生し易いが、これを回避することを可能としている。
また、前記マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型である、請求項7の形態の場合、マスクの基材の厚さを、あまりあつくせずに、品質的にも問題なく、パターンの作成が行えるものととしている。
特に、前記ワークは、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板である、請求項8の形態の場合は有効である。
本発明のマスク基板の製造方法は、このような構成にすることにより、マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法に用いられるマスク基板で、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御しているマスク基板を作製する、マスク基板の作製方法を、現実的に可能としている。
本発明は、上記のように、プロキシミティ露光方式の露光装置にて、マスクホルダー(マスクステージとも言う)自体を傾ける等のマスク基板の撓み調整手段を用いなくとも、マスク基板の自重による撓みの影響を少なくすることができる露光方式の提供を可能とし、第5世代サイズ以下のマスク基板を用いたパターン形成において、従来行われていた撓み調整手段による調整の時間を大幅に短縮できるものとした。
勿論、このプロキシミティ方式の露光方法は、マスク基板の撓み調整手段を備えたプロキシミティ方式の露光装置にも適用できる。
特に、マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型である場合にも、マスクの基材の厚さを、あまり厚くせずに、品質的にも問題なく、パターンの作成が行えるプロキシミティ露光方式の提供を可能とした。
本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
図1(a)は本発明のプロキシミティ方式の露光方法の実施の形態の1例の特徴部である露光状態を示した断面図で、図1(b)は図1(a)のA0を拡大して示した図で、図2(c)はマスクホルダーに保持された本発明のマスク基板の1例の断面図で、図2(a)〜図2(c)は図2(c)に示すマスク基板の表面加工を説明するための断面図で、図3(b)はマスクホルダーに保持された本発明のマスク基板の他の1例の断面図で、図3(a)〜図3(b)は図3(b)に示すマスク基板の表面加工を説明するための断面図で、図4(b)はマスクホルダーに保持された本発明のマスク基板の他の1例の断面図で、図4(a)〜図4(b)は図4(b)に示すマスク基板の表面加工を説明するための断面図で、図5はマスク基板の外周を吸着固定した場合の、最大撓み量とマスク基板のサイズとの関係を示したもので、図6は本発明のマスク基板の製造方法の1例を示したフロー図で、図7(a)はサンドブラスト法による表面加工を示した図で、図7(b)は噴射の走査を説明するための図である。
尚、図6において、S11〜S25は処理ステップを示している。 図1〜図7中、10はマスク基板、11は基材(透明基板とも言う)、11A,11B、11Cは(表面加工前の)マスク用基材、11As,11Bs、11Csは(表面加工前のマスク用基材の)面、11a,11b、11cは(表面加工後の)マスク用基材、11as,11bs、11csは(表面加工後のマスク用基材の)面、12は遮光膜、12aは開口、15、15a、15bは水平面、20、21、22、23はマスクホルダー(単にステージとも言う)、30はワーク(ここではCF形成用基板)、31は基材、32は感光性層、40は(ワーク用の)ホルダー(単にステージとも言う)、50は露光光、Gpはギャップ、110はステージ、120は噴射部、125は砥粒、127は走査方向、130はマスク基板用の基材である。
はじめに、本発明のプロキシミティ方式の露光方法の実施の形態の1例を、図1に基づいて説明する。
本例のプロキシミティ方式の露光方法は、図1(a)にその露光状態を示すように、マスク基板10を露光されるワーク30の上側としてその外周においてマスクホルダー20にて保持し、且つ、該マスク基板10と該ワーク30とを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法で、マスクホルダー20に保持されたマスク基板10の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板10、ワーク間30のギャップGpのバラツキを少なくするように、マスク基板10の基材11に表面加工を施して、マスク基板10の基材11の厚み方向の形状を制御しているものである。
ワーク30は、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板で、サイズは第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型である。
図1(b)に示すように、遮光膜12の開口12aを通過した露光光のみが感光性層32に照射される。
マスク基板10とワーク30とのギャップGpにより、ワーク30に形成される開口12aの幅は大きく異なるが、本例においては、場所によるギャップGpのバラツキを所定範囲内に抑えることができ、パターン幅のギャップGpのバラツキによる悪影響が無いものとしている。
本例において用いられるマスク基板は、簡単には、図2(a)〜図2(c)のように、厚さ方向の形状を制御してして表面加工が行われる。
先ず、図2(a)に示すように、均一な厚さのマスク基板用基材11Aを、図1に示すマスクホルダー20と同じホルダー21を用いて保持する。
図2(b)に示すように、マスク基板用基材11Aは、自重により撓み、その下側の面面11Asは所定の水平面15からの距離が場所によりばらつく。
図1(a)において、基材11に代えて、この基材11Aを用いた場合、図2(b)に示す、面11Asと所定の水平面15との距離の場所によるバラツキが、露光の際のマスク基板とワークとの場所によるギャップGpのバラツキとなる。
このため、図2(b)に示す基材11Aの下側を水平面15と平行になるように、基材11Aの下側に表面加工を施し、表面の形状を制御する。
ここでは、表面加工前のマスク基板用基材11Aを前記マスクホルダー21に保持した際の、そのパターン面におけるマスク面方向位置(x、y)とこれに対応する厚み方向位置zとを、1組の三次元データ(x、y、z)とし、所定のn箇所における三次元データ(xi、yi、zi)(i=1〜n、nは1以上の整数)をもとに、露光する際の、前記マスク基板10とワーク30とのギャップが所定のバラツキ範囲内に入るように、該マスク基板用基材11Aの厚み方向、基材の表面を削除する、表面加工を施す。
このようにして、図1(a)に示す基材11を得ることができる。
尚、図2(b)における面11Asと所定の水平面15との距離の場所によるバラツキは、例えば、フラットネス測定装置や共焦点型位置測定装置等により、測定することができる。
また、表面加工としては、例えば、簡単には、アルミナ等の砥粒を水に懸濁して吹き付けるサンドブラスト法により行うことができる。
サンドブラスト法は、図7(a)に示すように、ステージ(ホルダーとも言う)110上にマスク基板用の基材130を固定し、図7(b)に示すように、噴射部120を、相対的に基材130から移動させて、基材の所望の領域を制御して走査して、砥粒により研磨するものである。
尚、各位置における研磨量は、移動速度、噴射圧等により調整する。
使用するの砥粒は特に限定されないが、#60〜#3000番のものが好ましい。
また、表面加工としてサンドブラスト法を用い、面11ASについて、フラットネス121μmのものを4.7μmに、98μmのものを5.2μmとすることができた。
他の表面加工としては、研削、ラップ、バフ研磨があるが、これらを用いる場合には、加工ツールはモータで回転できる構造とし、且つ、加工ツールへの圧力負荷はエアー等でかけることができる。
用いられるマスク基板10の基材としては、簡単には、図2(c)に示す形状の基材11c(図1の11と同じ)に限定はされないし、マスク基板10の保持もこれに限定はされない。
尚、マスク基板10の基材の材質としては、通常、合成石英等が用いられる。
例えば、図3(a)に示すように、均一な厚さの基材11Bをマスクホルダー22に保持した場合、上側に撓むようにしておく。
この場合、マスクホルダー22の基材11Bとが接する面は基材11Bの中央に向けて上側になっている。
図3(a)に示すように、マスク基板用基材11Bは、自重により撓み、その下側の面面11Bsは所定の水平面15aからの距離が場所によりばらつく。
図1(a)において、基材11に代えて、この基材11Bを用い、図3(a)のマスクホルダー22と同じものを用いて同じように保持した場合、図3(a)に示す、面11Bsと所定の水平面15aとの距離の場所によるバラツキが、露光の際のマスク基板とワークとの場所によるギャップGpのバラツキとなる。
このため、図3(a)に示す基材11Bの下側を水平面15aと平行になるように、図3(b)に示すように、基材11Bの下側に表面加工を施し、表面の形状を制御する。
このようにして、図1(a)において、基材11に代えて、この基材11b(図3(b))を用い、図3(a)のマスクホルダー22と同じものを用いて、マスク基板とワークとの場所によるギャップGpのバラツキを少なくすることができる。
また、基材の形状、サイズによっては、例えば大きい場合、図3と同じようにマスクホルダーにより保持しても、図4(a)のようになる場合がある。
図1(a)において、基材11に代えて、この基材11Cを用い、図4(a)のマスクホルダー23と同じものを用いて同じように保持した場合、図4(a)に示す、面11Csと所定の水平面15bとの距離の場所によるバラツキが、露光の際のマスク基板とワークとの場所によるギャップGpのバラツキとなる。
この場合も、図4(a)に示す基材11Cの下側を水平面15bと平行になるように、図4(b)に示すように、基材11Cの下側に表面加工を施し、表面の形状を制御する。 このようにして、図1(a)において、基材11に代えて、この基材11c(図4(b))を用い、図4(a)のマスクホルダー23と同じものを用いて、マスク基板とワークとの場所によるギャップGpのバラツキを少なくすることができる。
図1(a)に示す本例においては、マスク基板のサイズと最大撓み量との関係は、図5に示すようになった。
最大撓み量は、マスク基板のサイズが大きいほど大きく、また、基板の厚みが薄くなるほど大きくなることが分かる。
本例のプロキシミティ方式の露光方法によれば、基板の厚みをある程度薄す抑えても、所望のギャップGpのバラツキを得ることができる。
尚、ここでは、最大撓み量とは、マスク基板あるいはマスク基板用の基材を、水平にして、マスクホルダー(ステージとも言う)にて保持した場合に、自重により撓む最大変位量を意味する。
次に、本発明のマスク基板の形成方法の1例を、図6に基づいて、簡単に説明しておく。
尚、図6における点線矢印は、ここでは行わない処理である。
先ず、厚さが均一なマスク基板用基材(図1の11用)を用意しておき(S11)、先に図2(a)〜図2(c)にて説明したようにして(S21〜S22)、その一面側表面をサンドブラストにより加工して、図1(a)のようにしてマスク基板をマスクホルダー20にて保持する際に、マスク基板とワークとのギャップGpが均一になるように、所定の形状にしておく。(S12)
次いで、このようにして形状が制御された基材を用いて、その前記表面加工を施した面側に、パターンを形成するための遮光膜を形成する。(S13)
遮光膜はクロムを主体とする膜等からなり、スパッタリング等により形成する。
次いで、該遮光膜上に感光性層を形成して、描画露光装置を用いて選択的に露光し、更に現像して所望のパターニングを行い、パターニング形成された感光性層からなる膜を耐エッチング膜として、遮光膜のエッチングを行い、遮光膜をパターニングする。(S14)
この後、感光性層からなる膜を除去し、洗浄処理等を行い、マスク基板(図1の10に相当)を得る。(S15)
一方、その一面に感光材を塗布したワーク(CF形成用基板)(図1の30に相当)を用意しておく。(S16)
次いで、図1(a)に示すように、マスク基板、ワークをセットして、近接露光を行う。(S17)
尚、ギャップGpは100μm〜200μmの範囲で行う。
このようにして、プロキシミティ方式の露光方法により、マスク基板を用いてワークを露光する。
次いで、ワークの感光材を現像して、ワークにマスク基板のパターンを転写形成した。(S20)
上記処理フローは、1例で、これに限定はされない。
上記において、描画露光装置を用いたパターニング(S14)の際に、露光の際のマスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、所定の描画露光用のデータを用いて、パターンサイズを補正して、マスク基板のパターンを形成しても良い。
この場合は、あらかじめ補正されたの描画露光用の所定のデータを用意しておく。(S23)
また、上記において、面11bs(図2(c)参照)を水平とせず、若干(数十μm下側に下がった状態に表面加工しておき、この下がり量が減少するように、近接露光(S17)において、マスク基板を水平状態からわざと傾けて、露光をおこなう形態も挙げられる。
尚、ここでの傾き量を煽り量とも言う、
この場合も、あらかじめ煽り量を補正するためのデータベースを用意しておく。(S21、S24〜S25)
図1(a)は本発明のプロキシミティ方式の露光方法の実施の形態の1例の特徴部である露光状態を示した断面図で、図1(b)は図1(a)のA0を拡大して示した図である。 図2(c)はマスクホルダーに保持された本発明のマスク基板の1例の断面図で、図2(a)〜図2(c)は図2(c)に示すマスク基板の表面加工を説明するための断面図である。 図3(b)はマスクホルダーに保持された本発明のマスク基板の他の1例の断面図で、図3(a)〜図3(b)は図3(b)に示すマスク基板の表面加工を説明するための断面図である。 図4(b)はマスクホルダーに保持された本発明のマスク基板の他の1例の断面図で、図4(a)〜図4(b)は図4(b)に示すマスク基板の表面加工を説明するための断面図である。 マスク基板の外周を吸着固定した場合の、最大撓み量とマスク基板のサイズとの関係を示したものである。 本発明のマスク基板の製造方法の1例を示したフロー図である。 図7(a)はサンドブラスト法による表面加工を示した図で、図7(b)は噴射の走査を説明するための図である。 図8(a)は露光装置の断面図で、図8(b)は、図8(a)のE1−E2から見た上面図の概略図である。 光源部の概略構成図である。 従来のプロキシミティ露光方式の露光装置におけるマスク基板の固定と撓みを説明するための断面図である。
符号の説明
10 マスク基板
11 基材(透明基板とも言う)
11A、11B、11C (表面加工前の)マスク用基材
11As,11Bs、11Cs (表面加工前のマスク用基材の)面
11a,11b、11c (表面加工後の)マスク用基材
11as,11bs、11cs (表面加工後のマスク用基材の)面
12 遮光膜
12a 開口
15、15a、15b 水平面
20、21、22、23 マスクホルダー(単にステージとも言う)
30 ワーク(ここではCF形成用基板)
31 基材
32 感光性層
40 (ワーク用の)ホルダー(単にステージとも言う)
50 露光光
Gp ギャップ
110 ステージ
120 噴射部
125 砥粒
127 走査方向
130 マスク基板用の基材
810 マスク基板
820 マスクホルダー
830 ワーク
831 基材
832 感光性層(感光性レジストとも言う)
840 (ワーク用の)ホルダー

Claims (13)

  1. マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法であって、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御していることを特徴とするプロキシミティ方式の露光方法。
  2. 請求項1に記載のプロキシミティ方式の露光方法であって、前記マスク基板は、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正していることを特徴とするプロキシミティ方式の露光方法。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のプロキシミティ方式の露光方法であって、前記ワークは、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板であることを特徴とするプロキシミティ方式の露光方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプロキシミティ方式の露光方法であって、前記マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型であることを特徴とするプロキシミティ方式の露光方法。
  5. マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法に用いられるマスク基板であって、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御していることを特徴とするマスク基板。
  6. 請求項5に記載のマスク基板であって、露光の際のマスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正していることを特徴とするマスク基板。
  7. 請求項5ないし6のいずれか1項に記載のマスク基板であって、前記マスク基板のサイズが第6世代サイズ(800mm×920mmサイズ)以上の大型であることを特徴とするマスク基板。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載のマスク基板であって、前記ワークは、表示用パネル用のカラーフィルタ形成用基板であることを特徴とするマスク基板。
  9. マスク基板を露光されるワークの上側としてその外周においてマスクホルダーにて保持し、且つ、該マスク基板と該ワークとを対向させて、露光を行うプロキシミティ方式の露光方法に用いられるマスク基板で、マスクホルダーに保持されたマスク基板の自重に起因する撓みに対応して、マスク基板、ワーク間のギャップのバラツキを少なくするように、マスク基板の基材に表面加工を施して、マスク基板の基材の厚み方向の形状を制御しているマスク基板を作製する、マスク基板の作製方法であって、前記基材の厚み方向の形状の制御は、表面加工前のマスク基板用基材を前記マスクホルダーに保持した際の、そのパターン面におけるマスク面方向位置(x、y)とこれに対応する厚み方向位置zとを、1組の三次元データ(x、y、z)とし、所定のn箇所における三次元データ(xi、yi、zi)(i=1〜n、nは1以上の整数)をもとに、露光する際の、前記マスク基板とワークとのギャップが所定のバラツキ範囲内に入るように、該マスク基板用基材の厚み方向、基材の表面を削除する、表面加工を施して得るものであることを特徴とするマスク基板の作製方法。
  10. 請求項9に記載のマスク基板の作製方法であって、前記基材の表面加工がサンドブラスト加工であることを特徴とするマスク基板の作製方法。
  11. 請求項9ないし10のいずれか1項に記載のマスク基板の作製方法であって、露光の際のマスク基板、ワーク間のギャップのバラツキに起因する寸法バラツキを補正するように、パターンサイズを補正して、マスク基板のパターンを形成することを特徴とするマスク基板の作製方法。
  12. 請求項11に記載のマスク基板の作製方法であって、前記マスク基板のパターンの形成は、フォトリソ工程を伴い、そのパターニングを、描画露光装置により行うもので、描画用のデータ上において補正をかけるものであることを特徴とするマスク基板の作製方法。
  13. 請求項12に記載のマスク基板の作製方法であって、前記描画露光装置がレーザー描画露光装置であることを特徴とするマスク基板の作製方法。

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