JP2007198448A - らせん波付き管用管継手 - Google Patents

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Satoshi Ozawa
聡 小澤
Naoto Wada
直人 和田
Hidekuni Iida
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Abstract

【課題】らせん波付き管の接続部内に高吸水性樹脂が突出するおそれがなく、しかも接続作業が容易に行えるらせん波付き管用管継手を提供する。
【解決手段】らせん波付き管の外周面とねじ結合する管継手本体2の内周面に不織布・高吸水性樹脂混合物3を設けたらせん波付き管用管継手において、管継手本体2の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sを設け、その区間Sの両側に不織布・高吸水性樹脂混合物3を設ける。管継手1内で管の端面間に隙間が生じたとしても、管継手本体2の中央部内周面には不織布・高吸水性樹脂混合物が設けられていないため、前記隙間から、水と接触した高吸水性樹脂が膨張して管内に突出することがない。管継手1をらせん波付き管にねじ込み、ねじ戻しするときの摩擦抵抗が減り、接続作業を容易に行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、地中埋設電線管や暗渠排水管等として使用されるらせん波付き管を接続するための管継手に関するものである。
地中埋設電線管や暗渠排水管等のように地中に埋設され管を接続する場合には、接続部に防水性を持たせる必要がある。防水性を有するらせん波付き管用の管継手としては、らせん波付き管の外周面とねじ結合する管継手本体の内周面に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けたものが公知である(特許文献1の図4)。この管継手でらせん波付き管を接続すると、接続部に外部から水が浸入しようとした場合、高吸水性樹脂が水分を含んで膨張し、らせん波付き管の表面に圧接するため、水の浸入を阻止することができる。この管継手を使用すると、接続部に防水用のテープ類を巻き付ける必要がないので、接続作業を効率よく行うことができる。
特許第3482431号公報
しかしながら、従来のこの種の管継手は、管継手本体の内周面に全長にわたって不織布・高吸水性樹脂混合物が設けられているため、次のような問題がある。すなわち、接続すべき管の端面の突き合わせが不十分であったり、らせん溝に沿って切断したために管端が軸線に対し斜めに切断されていたりすると、管継手内で管の端面間に隙間が生じる。その結果、何らかの原因で管口から管内に水が入った場合には、その隙間の部分に露出した高吸水性樹脂が水と接触して膨張し、接続部内に突出することがあった。このような状態になると、管路内にケーブルを引き込む際に、ケーブルが高吸水性樹脂の管路内突出部に引っ掛かって、引き込みができなくなるという問題が生じる。
また、この種の管継手でらせん波付き管を接続するときは、一方のらせん波付き管の外周に管継手を全長分ねじ込んだ後、そのらせん波付き管の管端と他方のらせん波付き管の管端を突き合わせ、その後、管継手の長さの半分だけを他方のらせん波付き管の方へねじ戻すことにより接続が行われる。この接続作業では、不織布・高吸水性樹脂混合物を若干圧縮する状態となるので、管継手のねじ込み、ねじ戻しを行うのに、かなり力を必要とし、作業がやり難いという問題がある。特にらせん波付き管に曲げ癖がついている場合には、管継手のねじ込み、ねじ戻しを手作業で行うことは困難になり、工具が必要になることもある。
本発明の目的は、上記のような問題点に鑑み、らせん波付き管の接続部内に高吸水性樹脂が突出するおそれがなく、しかも接続作業が容易に行えるらせん波付き管用管継手を提供することにある。
この目的を達成するため本発明は、らせん波付き管の外周面とねじ結合する管継手本体の内周面に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けてなるらせん波付き管用管継手において、前記管継手本体の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間を設け、その区間の両側に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けたことを特徴とするものである。
本発明の管継手において、管継手本体の長手方向中央部の不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間の長さはらせん波付き管の波形の1ピッチ以上の長さであり、その両側の不織布・高吸水性樹脂混合物を設けた区間の長さはそれぞれらせん波付き管の波形の1ピッチ以上の長さであることが好ましい。
本発明の管継手は、管継手本体の長手方向中央部に波形のない直管部を設け、この直管部内に、不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間を設けることが好ましい。
本発明の管継手は、管継手本体の両端部に、不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間をさらに設けることが好ましい。
本発明に係るらせん波付き管用管継手の挿入時の摩擦抵抗低減方法は、上記の管継手を用いることを特徴とするものである。
本発明によれば、接続すべきらせん波付き管の端面の突き合わせが不十分であったり、管端が軸線に対し斜めに切断されていたりして、管継手内で管の端面間に隙間が生じたとしても、管継手本体の中央部内周面には不織布・高吸水性樹脂混合物が設けられていないため、前記隙間から、水と接触した高吸水性樹脂が膨張して管内に突出することはなくなる。したがってケーブルの引き込み等に支障をきたすことはない。
また、管継手本体の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間があるため、その分、管継手をねじ込み、ねじ戻しするときの摩擦抵抗が減り、接続作業を容易に、効率よく行うことができる。
図1は本発明の一実施形態を示す。この管継手1は、らせん波付き管の外周面とねじ結合するようにらせん波形に形成されたプラスチック製の管継手本体2を有しており、この管継手本体2の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sを設け、その区間Sの両側の内周面に不織布・高吸水性樹脂混合物3を設けたものである。
不織布・高吸水性樹脂混合物3の高吸水性樹脂は、パウダー状や繊維状のものが考えられるが、繊維状のものを使用することが望ましい。繊維状であれば、吸水時でも不織布と絡まり合って脱落することがなく、止水性能を安定に維持できる。また、不織布・高吸水性樹脂混合物3は管継手本体2と一体成形されていることが望ましい。一体成形する場合には、成形時に高温にさらされるので、不織布としては、耐熱性の良好なもの、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の繊維を用いることが望ましい。
上記のように、管継手本体2の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sを設けておくと、管継手1内の中央部で突き合わされたらせん波付き管の端面間に隙間ができ、かつ何らかの原因で管内に水が浸入した場合でも、その隙間から高吸水性樹脂が管内に突出してくることはなくなる。また、不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sの分だけ、管継手1をねじ込み、ねじ戻しするときの摩擦抵抗が減るので、接続作業がやりやすくなる。
ところで、図2(A)に示すように、接続位置でらせん波付き管4を切断する場合は通常、管軸に直角に切断することが難しく、らせん波形の谷に沿って鋸刃が入って半ピッチ分斜めに切断されてしまうことが多い。接続する両方の管端が同様に斜めに切断された場合を考えると、図2(B)に示すように、両方の波付き管4の突き合わせ部には、最大で1ピッチ分の隙間が生じる。したがって、管継手本体2の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sの長さは、図3に示すように、らせん波形の1ピッチ以上の長さにすることが好ましい。
また、一般に地中埋設管は、5m程度の深さまでに埋められるので、0.05MPa程度の止水性能が必要であるが、高吸水性樹脂としてポリアクリル酸ナトリウム、不織布としてPET繊維を用いた混合物で止水性能を評価したところ、上記の止水性能を得るためには、不織布・高吸水性樹脂混合物をらせん波付き管の波形の1ピッチ以上の長さにわたって設ければよいことが判明した。したがって、不織布・高吸水性樹脂混合物3を設けた区間Tの長さは、図3に示すように、らせん波付き管の波形の1ピッチ以上の長さにすることが好ましい。
図4は本発明の他の実施形態を示す。この管継手1は、管継手本体2の長手方向中央部に波形のない直管部5を設け、この直管部5内に、不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sを設けたものである。それ以外の構成は図1の実施形態と同様である。この管継手1を用いれば、中央部の摩擦抵抗がさらに小さくなるため、接続作業性が向上する。
図5は本発明のさらに他の実施形態を示す。この管継手1は、管継手本体2の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Sを設け、その両側に不織布・高吸水性樹脂混合物3を設けた区間Tを設け、さらにその両側(すなわち管継手本体2の両端部)に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Uを設けたものである。このように、管継手本体2の両端部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間Uを設けておくと、管継手1の両端部の内径が大きくなり、管継手1にらせん波付き管を挿入しやすくなるので、接続作業性が向上する。
本発明に係るらせん波付き管用管継手の一実施形態を示す半分切開側面図。 (A)はらせん波付き管の切断状態を示す側面図、(B)は(A)のように切断されたらせん波付き管を突き合わせた状態を示す側面図。 本発明に係るらせん波付き管用管継手の長さが最も短い実施形態を示す半分切開側面図。 本発明に係るらせん波付き管用管継手の他の実施形態を示す半分切開側面図。 本発明に係るらせん波付き管用管継手のさらに他の実施形態を示す半分切開側面図。
符号の説明
1:らせん波付き管用管継手
2:管継手本体
3:不織布・高吸水性樹脂混合物
4:らせん波付き管
5:直管部
S、U:不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間
T:不織布・高吸水性樹脂混合物を設けた区間

Claims (5)

  1. らせん波付き管の外周面とねじ結合する管継手本体の内周面に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けてなるらせん波付き管用管継手において、前記管継手本体の長手方向中央部に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間を設け、その区間の両側に不織布・高吸水性樹脂混合物を設けたことを特徴とするらせん波付き管用管継手。
  2. 請求項1記載の管継手であって、管継手本体の長手方向中央部の不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間の長さはらせん波付き管の波形の1ピッチ以上の長さであり、その両側の不織布・高吸水性樹脂混合物を設けた区間の長さはそれぞれらせん波付き管の波形の1ピッチ以上の長さであることを特徴とするらせん波付き管用管継手。
  3. 請求項1又は2記載の管継手であって、管継手本体の長手方向中央部に波形のない直管部を設け、この直管部内に、不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間を設けたことを特徴とするらせん波付き管用管継手。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の管継手であって、管継手本体の両端部に、不織布・高吸水性樹脂混合物を設けない区間をさらに設けたことを特徴とするらせん波付き管用管継手。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の管継手を用いたらせん波付き管用管継手の挿入時の摩擦抵抗低減方法。
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