JP2007198213A - 流体圧縮機 - Google Patents

流体圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007198213A
JP2007198213A JP2006016437A JP2006016437A JP2007198213A JP 2007198213 A JP2007198213 A JP 2007198213A JP 2006016437 A JP2006016437 A JP 2006016437A JP 2006016437 A JP2006016437 A JP 2006016437A JP 2007198213 A JP2007198213 A JP 2007198213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working chamber
rotor
communication hole
compressor
rotors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006016437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4779669B2 (ja
Inventor
Masanao Kagami
雅直 鏡味
Yoshiyuki Nakane
芳之 中根
Katsutoshi Jomaru
勝俊 城丸
Fumihiro Suzuki
文博 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2006016437A priority Critical patent/JP4779669B2/ja
Publication of JP2007198213A publication Critical patent/JP2007198213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779669B2 publication Critical patent/JP4779669B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】ルーツ式の流体圧縮機であって、ロータを駆動する軸の外周面におけるシール室内に残留する水分を、少なくすることができる流体圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】ルーツ式の圧縮機10は、ロータ22および23を駆動する駆動軸20および従動軸21と、駆動軸20および従動軸21の外周面におけるシール室32aおよび33aとを備え、さらに、このシール室32aおよび33aと、作動室18の吸入圧領域18cとを連通する連通孔35および36を備える。シール室32aに溜まった水分は、連通孔35および36を経由して吸入圧領域18cへと排出される。
【選択図】図3

Description

この発明は、流体圧縮機に関する。
流体圧縮機の一形式として、ルーツ式のものが公知である。これは、ハウジング内の作動室で相互に係合する一対のロータを備え、この一対のロータが同期して互いに逆方向に回転することにより、ガスを吸入口より吸入し、吐出口より吐出するものである。
このような流体圧縮機の例は、特許文献1に示される。
特開昭61−112792号公報
この種の圧縮機が扱う流体に水分が含まれていると、作動室内の流体が軸の外周を伝わってシール室に浸入し、ロータを駆動する軸の外周面におけるシール室に水分が結露して残留しやすい。例えば、燃料電池に水素を供給する水素ポンプとして使用される圧縮機では、スタックにおいて生成された水分が流体に含まれることが多い。このような圧縮機が低温の環境に置かれると、圧縮機が停止している間に、水分がシール室において凍結し、氷となる。
上述のような従来の流体圧縮機では、圧縮機の起動時に、シール室に残留し凍結した氷が抵抗となり、これに打ち勝つために大きなモータトルクが必要になるという問題があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、シール室内に残留する水分を少なくし、圧縮機の起動時に必要なモータトルクを低減することができる流体圧縮機を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る流体圧縮機は、外部と連通する吸入口および吐出口を有する作動室と、作動室の外部と内部とに延在され、互いに逆方向に回転する一対の軸と、作動室の内部に配置され、一対の軸によって駆動され、互いに係合しつつ回転する一対のロータと、一対の軸の外周面を取り巻いて設けられ、作動室の外部と内部とをシールするシール部材と、シール部材を収容する空間であるシール室とを備え、吸入口から作動室に流入する流体を、一対のロータの回転によって搬送し、吐出口から吐出する流体圧縮機において、作動室は、一対のロータの回転に応じて変動する吸入圧領域であって、吸入口と連通する領域である吸入圧領域を有し、流体圧縮機は、シール室と吸入圧領域とを連通する、吸入側の連通孔を有する。
この流体圧縮機においては、シール室と作動室の吸入圧領域とが連通孔によって連通するので、シール室に溜まった水分が連通孔を経由して吸入圧領域へと排出される。
作動室は、さらに、一対のロータの回転に応じて変動する吐出圧領域であって、吐出口と連通する領域である吐出圧領域を有し、流体圧縮機は、シール室と吐出圧領域とを連通する、吐出側の連通孔を有してもよい。
吸入側の連通孔および吐出側の連通孔は、それぞれ、一対のロータの回転に対応して、作動室に連通する期間と、作動室に連通しない期間とを有し、吸入側の連通孔が作動室に連通する期間と、吐出側の連通孔が作動室に連通する期間とは、互いに重ならないものであってもよい。
作動室は、ロータのそれぞれの回転軸方向の両端に対向する軸方向内面を有し、ロータのそれぞれの両端は、軸方向内面と対向する位置に、基部と、基部より軸方向内面に向かうにつれ、ロータの径方向内側に向かうように張り出した段差部とを有してもよい。
段差部は、縁部およびテーパ面からなり、縁部はテーパ面をもって基部たる平面部に接続されてもよい。
作動室は、ロータのそれぞれの回転軸方向の両端に対する軸方向内面を有し、軸方向内面には複数のくぼみが形成されてもよい。
軸方向内面の法線方向から見て、くぼみの径は段差部の幅よりも小さいものであってもよい。
この発明によれば、流体圧縮機は、シール室と作動室の吸入圧領域とを連通する連通孔を備えるので、シール室に溜まった水分を吸入圧領域へと排出し、シール室内に残留する水分を少なくし、圧縮機の起動時に必要なモータトルクを低減することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この実施形態の流体圧縮機は燃料電池のスタックへ水素ガスを供給するための水素ポンプであり、圧縮機の形式としては電動式のルーツ式圧縮機である。このルーツ型圧縮機が取り扱うガスは水素を含む。また、ガスにはスタック内の反応によって生じた水分が含まれる。
図1に示すように、ルーツ式の流体圧縮機である圧縮機10は、圧縮機10の外殻であるハウジング11を備えている。
ハウジング11内には、電動モータ19と、電動モータ19により駆動され回転する駆動軸20と、駆動軸20に同期して回転する従動軸21と、駆動軸20の回転を従動軸21に伝達する駆動側ギヤ26および従動側ギヤ27と、駆動軸20に同軸に取り付けられて一体的に回転するロータ22と、従動軸21に同軸に取り付けられて一体的に回転するロータ23と、駆動軸20を軸支する第1ラジアル軸受28および第2ラジアル軸受29と、従動軸21を軸支する第3ラジアル軸受30と、駆動軸20の外周に取り付けられるリップシールである軸シール部材31および32と、従動軸21の外周に取り付けられるリップシールである軸シール部材33とが収容されている。
ここで、駆動軸20に関してロータ22側を圧縮機10の前面側とし、電動モータ19側を圧縮機10の後面側とする。
ハウジング11は、軸方向に配置される4つのハウジング体を含む。すなわち、前面側から順に、モータハウジング体12、ギヤハウジング体13、中間ハウジング体14、およびロータハウジング体15である。
モータハウジング体12とギヤハウジング体13とが画定する空間がモータ室16であり、ここに電動モータ19が収容される。ギヤハウジング体13と中間ハウジング体14とが画定する空間がギヤ室17であり、ここに駆動側ギヤ26および従動側ギヤ27が収容される。中間ハウジング体14とロータハウジング体15とが画定する空間が作動室18であり、ここにロータ22および23が収容される。
駆動軸20の後面側軸端は、図1に示すように、駆動側軸受としての上述の第1ラジアル軸受28によりハウジング11に軸支されている。
駆動軸20は、中間ハウジング体14に備えられた別の駆動側軸受としての上述の第2ラジアル軸受29によりさらに軸支されている。駆動軸20においてロータ22と電動モータ19との間に駆動側ギヤ26が配置されている。
駆動軸20の外周に接して、作動室18からのガスの漏洩、あるいはギヤ室17からの潤滑油の漏洩を防止するための、上述の軸シール部材31および32が備えられている。軸シール部材31は、ギヤハウジング体13においてモータ室16とギヤ室17との間に備えられ、これらの間の潤滑油の漏洩を防止する。軸シール部材32は、中間ハウジング体14においてギヤ室17と作動室18との間に備えられ、これらの間のガスの漏洩を防止する。
一方、従動軸21は、ギヤ室17から作動室18に至るように、駆動軸20に対して平行に配置されている。
従動軸21のギヤ側(後面側)軸端には上述の従動側ギヤ27が取り付けられている。従動側ギヤ27と駆動側ギヤ26が噛みあうことによって、駆動軸20の回転が従動軸21に伝達される。すなわち、駆動側ギヤ26および従動側ギヤ27は、従動軸21を駆動軸20の回転方向と反対方向へ同期回転させる機能を有する。
従動軸21は、ロータ23と従動側ギヤ27との間に設けられた従動側軸受としての上述の第3ラジアル軸受30により、中間ハウジング体14に軸支されている。従動軸21は第3ラジアル軸受30のみにより軸支されることから、第3ラジアル軸受30の転動体は複列式となっており、これにより従動側のロータ23の振れ防止を図っている。
従動軸21の外周に接して、上述の作動室18からのガスの漏洩を防止するための軸シール部材33が備えられている。軸シール部材33は、ギヤ室17と作動室18との間に備えられ、これらの間のガスの漏洩を防止する。
図2は、図1のII−II線における断面において、作動室18およびその周辺の構成を示す図である。図3は、図2のIII−III線における断面図である。
図2に示すように、作動室18は前面から見て略眼鏡状の空間部となっている。作動室18の上側、すなわち図1における紙面手前側の中央に吸入口24が設けられ、作動室18の下側、すなわち図1における紙面奥側の中央に吐出口25が設けられている。
ロータ22は、軸方向から見て繭状に形成されている。径方向において膨出する2つの膨出部22bが、互いに反対方向に形成され、また、径方向において陥没する2つの陥没部22cが、互いに反対方向に形成される。膨出部22bと陥没部22cとは、周方向において等間隔となるように配置される。
ロータ22およびロータ23は、それぞれが回転するにつれ、一方の膨出部が、他方の陥没部と係合するように配置される。図2では、ロータ22の膨出部22bが、ロータ23の陥没部23cと係合している。
図2および図3に示すように、中間ハウジング体14には、作動室18と、軸シール部材32を収容するシール室32aとを連通する連通孔35が設けられる。また、これと同様の構造を有し、作動室18と、軸シール部材33を収容するシール室33aとを連通する連通孔36も設けられる。
駆動軸20と連通孔35との距離、および、従動軸21と連通孔36との距離は等しい。また、この距離は、駆動軸20と膨出部22bの最外端との距離よりも小さく、駆動軸20と陥没部22cとの距離よりも大きい。すなわち、ロータ22の回転位置に応じて、連通孔35がロータ22によって塞がれるタイミングと、ロータ22によっては塞がれず露出して、作動室18とシール室32aとを連通するタイミングとがある。このように、連通孔35は、ロータ22の回転に対応して、作動室18に連通する期間と、作動室18に連通しない期間とを有する。ロータ23と連通孔36との関係も同様である。
連通孔35は、駆動軸20の上方に位置する。すなわち、図2において、駆動軸20から従動軸21を見た方向を基準として時計回りに90°回転した方向に位置する。また、連通孔36は、従動軸21の上方に位置する。すなわち、図2において、従動軸21から駆動軸20を見た方向を基準として反時計回りに90°回転した方向に位置する。
連通孔35および36は、ロータ22および23の位置によって、作動室18を介して吸入口24と連通する期間があるが、吐出口25とは連通しない。すなわち、連通孔35および36は、吸入側の連通孔であり、作動室18の吸入圧領域18cと連通するが、吐出圧領域18dとは連通しない。
なお、実際には、ロータ22および23と作動室18の軸方向内面18aとの間にはクリアランス22fおよび23fが設けられているが、このクリアランス22fおよび23fの幅は、連通孔35および36の径と比較して無視できるほど小さいものとする。
次に、実施の形態1に係る圧縮機10の動作について説明する。
電動モータ19により駆動軸20が回転すると、駆動側ギヤ26が従動側ギヤ27を介して従動軸21にその回転を伝達する。これによって従動軸21は駆動軸20とは反対方向へ、駆動軸20と同期して回転する。駆動軸20と従動軸21とが互いに異なる方向へ回転することにより、作動室18におけるロータ22および23が互いに反対方向へ回転する。図2において、ロータ22は矢印Bの方向に、ロータ23は矢印Cの方向に回転する。こうして、ロータ22および23の回転により吸入口24からガスが矢印Dの方向に作動室18へ吸入されるとともに、作動室18内のガスが矢印Eの方向に吐出口25から吐出される。
連通孔35および36は、ロータ22および23の回転位置に応じてそれぞれ作動室18と連通する。作動室18内の吸入口24側、すなわち吸入圧領域18cにおけるガスの圧力は比較的低い。また、シール室32aおよび33aにおいては、吐出圧領域18dからクリアランス22fおよび23fと、駆動軸20および従動軸21と中間体ハウジング14との間のクリアランスとをそれぞれ介して漏出したガスが流れる。すなわち、シール室32aおよび33aにおけるガスの圧力は、吸入圧領域18cにおけるガスの圧力より高い。そのため、吐出圧領域18dからシール室32aおよび33aに漏出したガスは吸入圧領域18cへと流れる。このようなガスの流れによって水分も搬送されるので、シール室32aおよび33aに溜まった水分は吸入圧領域18cへと排出される。
このように、実施の形態1に係る圧縮機10によれば、吐出圧領域18dから漏出したガスがシール室32aおよび33aから吸入圧領域18cへと流れるので、その流れによってシール室32aおよび33aに溜まった水分が搬送され、吸入圧領域18cへと排出される。これによって、シール室32aおよび33a内に存在する水分が減少するので、低温環境で圧縮機10が停止した場合であっても、シール室32aおよび33a内に残留して凍結し、起動時の抵抗となる水分は少ない。
このため、比較的小さいトルクで圧縮機10を起動することが可能となる。したがって、電動モータ19に必要とされるモータトルクを下げることができる。また、これによって、電動モータ19を小型化し、これに伴って圧縮機10を小型化することができる。また、従来技術のように、水分がシール室32a、33aに残留して凍結した氷の剥離時に、氷が軸シール部材32、33を損傷するおそれがなくなる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1として図2に示される圧縮機10において、吐出圧領域18dにも連通孔を設けるものである。以下、図4を用いて実施の形態2における構成を説明する。
図4に示すように、作動室18と、軸シール部材32を収容するシール室32aとを連通する連通孔として、実施の形態1の連通孔35に加え、さらに同様の連通孔37が設けられる。また、同様に、作動室18と、軸シール部材33を収容するシール室33aとを連通する連通孔として、実施の形態1の連通孔36に加え、さらに同様の連通孔38が設けられる。
駆動軸20と連通孔35および連通孔36との距離、ならびに、従動軸21と連通孔37および連通孔38との距離は、すべて等しい。
連通孔37は、駆動軸20の、従動軸21側斜め下方に位置する。すなわち、図4において、駆動軸20から連通孔35を見た方向を基準として反時計回りに135°回転した方向に位置する。また、連通孔38は、従動軸21の、駆動軸20側斜め下方に位置する。すなわち、図4において、従動軸21から連通孔36を見た方向を基準として時計回りに135°回転した方向に位置する。
連通孔37および38は、ロータ22および23の位置によって、作動室18を介して吐出口25と連通する期間があるが、吸入口24とは連通しない。すなわち、連通孔37および38は、吐出側の連通孔として、作動室18の吐出圧領域18dと連通する。
このような方向の配置により、ロータ22および23の回転位置にかかわらず、連通孔35〜38のうち作動室18と連通するものは最大で1つとなる。以下、これについて説明する。
図4におけるロータ22および23の位置を、0°の位置とする。ここからロータ22は矢印Bの方向に、ロータ23は矢印Cの方向にそれぞれ回転する。図4に示される0°の位置では、連通孔35のみが露出して作動室18と連通するが、連通孔36〜38はロータ22または23によって塞がれ、作動室18とは連通しない。
ロータ22および23が回転すると、まず連通孔35がロータ22によって塞がれる。この時点で連通孔35〜38はすべて塞がれている。さらにロータ22および23が回転すると連通孔37が露出する。45°の位置においてはこの連通孔37が露出しているが、連通孔35、36、および38は塞がれたままである。
さらにロータ22および23が回転すると、ロータ22によって連通孔37が塞がれ、その後連通孔36が露出する。90°の位置においては連通孔36のみが露出している。
以下、同様にして、順に、連通孔36が塞がれ、連通孔38が露出し(135°の位置)、連通孔38が塞がれ、連通孔35が露出する(180°の位置)。180°の位置において、ロータ22および23は、図4に示される0°の位置と同じ形の配置となる。
次に、実施の形態2に係る圧縮機の動作について説明する。
連通孔35〜38は、ロータ22および23の回転位置に応じてそれぞれ作動室18と連通する。作動室18内の吐出口25側、すなわち吐出圧領域18dにおけるガスの圧力は比較的高いので、吐出側の連通孔37あるいは38が連通している間は、ガスが作動室18からシール室32aあるいは33aへと流れ込む。また、作動室18内の吸入口24側、すなわち吸入圧領域18cにおけるガスの圧力は比較的低いので、吸入側の連通孔35あるいは36が連通している間は、ガスがシール室32aあるいは33aから作動室18へと流れ出す。
このように、ロータ22および23が回転するにつれて、ガスの一部が作動室18の吐出圧領域18dからシール室32aおよび33aを経由して吸入圧領域18cへと逆流する。このガスによって水分も搬送されるので、シール室32aおよび33aに溜まった水分は吸入圧領域18cへと積極的に排出される。
このように、実施の形態2に係る圧縮機によれば、作動室18の吐出圧領域18dから、シール室32aおよび33aを経由して吸入圧領域18cへとガスの一部が流れるので、その流れによってシール室32aおよび33aに溜まった水分が搬送され、吸入圧領域18cへと排出される。これによって、シール室32aおよび33a内に存在する水分が減少するので、低温環境で圧縮機が停止した場合であっても、シール室32aおよび33a内に残留して凍結し、起動時の抵抗となる水分は少ない。
このため、比較的小さいトルクで圧縮機を起動することが可能となる。したがって、電動モータ19に必要とされるモータトルクを下げることができる。また、これによって、電動モータ19および圧縮機を小型化することができる。また、従来技術のように、水分がシール室32a、33aに残留して凍結した氷の剥離時に、氷が軸シール部材32、33を損傷するおそれがなくなる。
また、吸入側の連通孔である連通孔35または36と、吐出側の連通孔である連通孔37または38とは、同時に作動室18と連通することがないので、ガスが継続的に吐出圧領域18dからシール室32aおよび33aを経由して吸入圧領域18cへと漏れ続ける期間がない。よって、上記のように水分を排出する効果を有しつつ、ガスの逆流を最小限にとどめることができる。このため、圧縮機の圧縮効率を維持することができる。
上述の実施の形態1および2において、連通孔35〜38の位置、大きさ、形状、および数が変更されてもよい。ただし、過剰な逆流を防止するために、同一のシール室に連通する吸入側の連通孔と吐出側の連通孔とが同時には露出しないようなものとすることが好ましい。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1として図2に示される圧縮機10において、ロータ22および23の形状を変更するものである。以下、図5および図6を用いて実施の形態3における構成を説明する。
図5は、図1におけるロータ22および23周辺に相当する部分の拡大図を示し、図6は図5のVI−VI線における断面図を示す。
作動室18の軸方向内面18aには、実施の形態1と同様の連通孔35および36が設けられている。
ロータ22’は、その軸方向の両端側それぞれにおいて、基部たる平面部22dと、この平面部22dからロータ22’の軸方向に、軸方向内面18aに向けて突出する段差部である縁部22aを有する。縁部22aおよび平面部22dは、それぞれ、軸方向内面18aと平行である。
縁部22aは、端面の縁に沿って、ロータ22’の径方向に一定の幅をもって形成される。縁部22aの、径方向外側の面は、ロータ22’の軸に平行な面によるロータ22’の断面が、常に直線となるように構成される。
縁部22aは、その径方向内側にテーパ面22eを備え、このテーパ面22eをもって平面部22dと接続する。テーパ面22eの傾きは、軸方向内面18aに向かうにつれ、ロータ22’の径方向内側に向かう向きである。すなわち、縁部22aは、ロータ22’の径方向内側において、鋭角をもって軸方向内面18aに対する。このように、ロータ22’は、軸方向内面18aと対向する位置に、軸方向内面18aに近づくにつれ軸方向内側に張り出した縁部22aを有する。
縁部22aと軸方向内面18aとの間にはクリアランス22fが設けられる。すなわち、縁部22aと軸方向内面18aとはわずかに離間して配置される。
ロータ23’も、ロータ22’と同一の形状に形成され、縁部23a、膨出部23b、陥没部23c、平面部23d、テーパ面23eを同様に備える。また、クリアランス23fが同様に設けられる。
圧縮機10’の内部を流通するガスには水分が含まれているので、圧縮機10’の起動時において低温である場合、ロータ22’あるいはロータ23’と軸方向内面18aとの間に水分が凍結していることがある。
図7は、図6のVII−VII線における断面図であり、圧縮機10’の起動時において、氷片40が縁部22aと軸方向内面18aとに接して固着している状態を示す図である。ここで、圧縮機10’が起動してロータ22’に回転しようとする力が加わり、これによって縁部22aには、図7においてロータ22’の径方向内側、すなわち矢印A側に向かおうとする力の成分が働くとする。
縁部22aのテーパ面22eは、鋭角をもって軸方向内面18aに対している。このため、テーパ面22eは、比較的小さい力で氷片40を軸方向内面18aから剥離させ、ロータ22’を起動させる。
なお、ここで、氷片40が比較的小さい力で剥離できるのは、縁部22aが矢印A方向に移動すると、テーパ面22eは、氷片40を矢印A方向に押すとともに、氷片40を軸方向内面18aから剥離させる方向にも押すからである。テーパ面22eの先端は、氷片40を軸方向内面18aから削り取る、すなわち氷片40を軸方向内面18aから掬うことにより、ロータ22’および23’を始動させやすくする。
このように、実施の形態3に係る圧縮機10’によれば、実施の形態1と同様に、シール室32aおよび33aに溜まった水分が吸入圧領域18cへと排出されるので、シール室32aおよび33a内に残留して凍結し、起動時の抵抗となる水分は少ない。
また、実施の形態3に係る圧縮機10’では、シール室32aおよび33aに溜まった水分が作動室18内に排出されるので、従来の圧縮機に比較して作動室18内に存在する水分の量が多くなる。このため、圧縮機10’の起動時に、ロータ22’および23’と軸方向内面18aとの間に凍結する水分も多くなり、これを剥離させるために、大きなモータトルクが必要になる可能性がある。
しかしながら、実施の形態3に係る圧縮機10’では、ロータ22’の縁部22aが鋭角をもって作動室18の軸方向内面18aに対する。また、ロータ23’も同様である。このため、圧縮機10’の起動時に、ロータ22’およびロータ23’と作動室18の軸方向内面18aとの間に大量の氷が付着している場合であっても、その氷をくさび効果で容易に剥ぎ取ることができるので、比較的小さいトルクで起動することが可能となる。したがって、圧縮機10’によれば、起動時においてロータ22’および23’と軸方向内面18aとの間に凍結した氷を剥離させるために、電動モータ19に必要とされるモータトルクを、小さいままとすることができる。また、これによって、電動モータ19の肥大化を回避し、これに伴って圧縮機10’の肥大化を回避することができる。また、従来技術のように、水分がシール室32a、33aに残留して凍結した氷の剥離時に、氷が軸シール部材32、33を損傷するおそれがなくなる。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態1における作動室18の軸方向内面18aの形状を、図8および図9に示す形状としたものである。
図8は、図1におけるロータ22および23周辺に相当する部分の拡大図を示し、図9は図8のIX−IX線における断面図を示す。
以下、図8および図9を用いて実施の形態4に係る圧縮機110を説明する。
作動室18の軸方向内面18aには、実施の形態1と同様の連通孔35および36が設けられている。
駆動軸120および従動軸121に、それぞれロータ122および123が取り付けられ、ロータ122および123は作動室118内に配置されている。ロータ122および123の形状は、それぞれの軸方向両端面を除いて実施の形態1と同様である。
作動室118は、ロータ122および123の軸方向の両端において、軸に垂直な平面状の軸方向内面118aを有する。ロータ122および123は、軸方向の両端において、軸方向内面と平行な平面状の端面122aおよび123aを有する。端面122aおよび123aと、作動室118の軸方向内面118aとの間にはクリアランス122fおよび123fが設けられる。すなわち、端面122aおよび123aと軸方向内面118aとはわずかに離間して配置される。
作動室118の軸方向内面118aには、半楕円体状のくぼみである複数のディンプル118bが形成される。ディンプル118bは、軸方向から見て円形である。また、ディンプル118bは、軸に平行な断面において半楕円状であり、その中央部が最も深くなっている。
図10は、圧縮機110の起動時において、水分が端面122aと軸方向内面118aとの間で凍結して氷片140となった状態を示す図である。氷片はその一部がディンプル118b内に入り込み、別の一部がクリアランス122f内に存在する。氷片140は端面122aと端面140aをもって接する。端面140aの面積をSaとする。
ここで、氷片140はその一部がディンプル118b内に入り込んでいるので、その分だけクリアランス122f内の体積が減少し、それに応じて面積Saが小さくなっている。
図11は、ディンプル118bによる面積Saの減少を説明するための比較例である。この比較例では、軸方向内面118aが平面状であり、ディンプル118bは形成されていない。
図11の氷片140’は、図10の氷片140と同一の体積を有する。ここで、氷片140’はその全体がクリアランス122’f内に存在するので、端面140’aの面積Sbは比較的大きくなる。すなわち、図11の面積Sbは図10の面積Saよりも大きい。
なお、図10および図11における面積の減少に関する説明は、ロータ123の端面123aについても同様である。
次に、実施の形態4に係る圧縮機110の動作について説明する。
なお、圧縮機110が起動した後の動作については、上述の実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
圧縮機110の起動時において、ロータ122に回転しようとする力が加わると、その反作用として氷片140から、ロータ122にはその回転を止めようとする抵抗力が加わる。ここで、回転しようとする力が抵抗力に打ち勝って、ロータ122の端面122aと氷片140の端面140aとが剥離し、ロータ122が回転をはじめる。こうして圧縮機110が起動する。ここで、上述のように氷片140の端面140aが有する面積Saは面積Sbに比べて小さいので、ロータ122が回転しようとする力はこれに応じて比較的小さいものであれば十分である。ロータ123についても同様である。
このように、実施の形態4に係る圧縮機110によれば、実施の形態1と同様に、シール室32aおよび33aに溜まった水分が吸入圧領域118cへと排出されるので、シール室32aおよび33a内に残留して凍結し、起動時の抵抗となる水分は少ない。
また、実施の形態4に係る圧縮機110では、シール室32aおよび33aに溜まった水分が作動室118内に排出されるので、従来の圧縮機に比較して作動室118内に存在する水分の量が多くなる。このため、圧縮機110の起動時に、ロータ122および123と軸方向内面118aとの間に凍結する水分も多くなり、これを剥離させるために、大きなモータトルクが必要になる可能性がある。
しかしながら、実施の形態4に係る圧縮機110においては、作動室118の軸方向内面118aと、ロータ122および123の端面122aおよび123aとの間に付着する氷片140は、その一部がディンプル118bの内部に入り込む。このため、ロータ122および123の端面122aおよび123aと接する氷片140の端面140aは、その面積Saが比較的小さくなる。
したがって、圧縮機110によれば、起動時においてロータ122および123と軸方向内面118aとの間に凍結した氷を、端面140aにおいて剥離させるためのモータトルクを、小さいままとすることができる。また、これによって、電動モータの肥大化を回避し、これに伴って圧縮機110の肥大化を回避することができる。また、従来技術のように、水分がシール室32a、33aに残留して凍結した氷の剥離時に、氷が軸シール部材32、33を損傷するおそれがなくなる。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態3のように段差部を有するロータと、実施の形態4のようにディンプルを有する作動室の軸方向内面とを組み合わせたものである。すなわち、実施の形態3において図5および図6に示される、ロータ22’および23’周辺を、図12および図13に示す構成としたものである。すなわち、図13は図12のXIII−XIII線における断面図である。以下、図12および図13を用いて実施の形態5に係る圧縮機210を説明する。
作動室18の軸方向内面18aには、実施の形態1と同様の連通孔35および36が設けられている。
駆動軸220および従動軸221に、それぞれロータ222および223が取り付けられ、ロータ222および223は作動室218内に配置されている。
ロータ222および223の形状は、図5および図6に示される実施の形態3のロータ22’および23’と同様である。すなわち、ロータ222および223は、それぞれ、縁部222aおよび223a、平面部222dおよび223d、テーパ面222eおよび223eを同様に備える。また、クリアランス222fおよび223fが同様に設けられる。
また、作動室218の軸方向内面218aの形状は、図8および図9に示される実施の形態4と同様である。すなわち、軸方向内面218aには、軸方向のくぼみである、複数のディンプル218bが形成される。
ロータ222および223の回転軸方向、すなわち軸方向内面218aの法線方向から見て、ディンプル218bの直径Laは、縁部222aおよび223aの幅Lbよりも小さい。このため、たとえば軸方向から見て、ディンプル218bと縁部222aとが重なる場合、ディンプル218bは、その全体が縁部222aに含まれるか、一部がロータ222の径方向内側にはみ出すか、または、一部がロータ222の径方向外側にはみ出すか、のいずれかである。すなわち、同一のディンプル218bが、縁部222aの内側および外側に同時にはみ出す位置関係とはならない。
このように、実施の形態5に係る圧縮機210によれば、実施の形態1と同様に、シール室32aおよび33aに溜まった水分が吸入圧領域218cへと排出されるので、シール室32aおよび33a内に残留して凍結し、起動時の抵抗となる水分は少ない。
また、実施の形態5に係る圧縮機210では、シール室32aおよび33aに溜まった水分が作動室218内に排出されるので、従来の圧縮機に比較して作動室218内に存在する水分の量が多くなる。このため、圧縮機210の起動時に、ロータ222および223と軸方向内面218aとの間に凍結する水分も多くなり、これを剥離させるために、大きなモータトルクが必要になる可能性がある。
しかしながら、実施の形態5に係る圧縮機210は、実施の形態3と同様にして、縁部222aのテーパ面222eが氷片(図示せず)を軸方向内面218aから剥離させることができる。また、実施の形態4と同様にして、氷片が縁部222aと接する端面の面積を比較的小さくすることができる。
このため、比較的小さいトルクで圧縮機210を起動することが可能となる。したがって、電動モータに必要とされるモータトルクを小さいままとすることができる。また、これによって、電動モータの肥大化を回避し、これに伴って圧縮機210の肥大化を回避することができる。また、従来技術のように、水分がシール室32a、33aに残留して凍結した氷の剥離時に、氷が軸シール部材32、33を損傷するおそれがなくなる。
また、実施の形態5に係る圧縮機210では、軸方向からみて、ディンプル218bの直径Laは、縁部222aおよび223aの幅Lbよりも小さいので、どの位置においても縁部222aおよび223aと軸方向内面218aとの間には必ず幅の狭いクリアランス222fおよび223fが存在する。すなわち、縁部222aの両側および縁部223aの両側の空間が、ディンプル218bを介して直接連通することがない。このため、ガスがディンプル218bを通って漏れることがなく、結果として作動室218内の吐出口225側から吸入口224側への漏れを低減することができる。
なお、実施の形態4および5においては、ディンプル118bおよび218bを軸方向から見た形状は円形であるが、これは円形でなくともよい。たとえば長円形や多角形であってもよい。その場合、その径が最大となる方向における径が、縁部222aおよび223aの幅Lbよりも小さいものであればよい。
また、軸に平行な断面において、ディンプル118bおよび218bの表面は半楕円状であるが、これは円弧状であってもよく、また、矩形等、直線を含む形状であってもよい。
上述の実施の形態3〜5において、連通孔に関する構成は実施の形態1と同様であり、吸入側の連通孔35および36のみが形成されているが、これは実施の形態1と同様でなくともよい。たとえば、実施の形態2と同様であってもよい。すなわち、実施の形態3〜5において、吸入側の連通孔35および36に加え、吐出側の連通孔37および38が形成されてもよい。例えば、図14は実施の形態5において、吐出側の連通孔37および38が形成されたものである。
この発明の実施の形態1に係る圧縮機10の構成を示す図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 この発明の実施の形態2に係る圧縮機の、図1のII−II線における断面図に相当する図である。 この発明の実施の形態3に係る圧縮機10’の、ロータ22’および23’周辺の拡大図である。 図5のVI−VI線における断面図である。 図5の圧縮機10’の起動時における氷片40の状態を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る圧縮機110の、ロータ122および123周辺の拡大図である。 図8のIX−IX線における断面図である。 図8および図9の圧縮機110の起動時における氷片140の状態を示す図である。 図8および図9のディンプル118bの作用を説明するための比較例を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る圧縮機210の、ロータ222および223周辺の拡大図である。 図12のXIII−XIII線における断面図である。 図13において、吐出側の連通孔37および38が形成された状態を示す図である。
符号の説明
10、110、210 圧縮機(流体圧縮機)、18c、118c、218c 吸入領域、118b、218b ディンプル(くぼみ)、18、118、218 作動室、18a、118a、218a 軸方向内面、18d、218d 吐出圧領域、20、120、220 駆動軸(軸)、21、121、221 従動軸(軸)、22、23、122、123、222、223 ロータ、22a、23a、222a、223a 縁部(段差部)、22d、23d、222d、223d 基部(平面部)、24、224 吸入口、25、225 吐出口、31〜33 軸シール部材(シール部材)、32a、33a シール室、35、36 連通孔(吸入側の連通孔)37、38 連通孔(吐出側の連通孔)、La ディンプルの直径(くぼみの径)、Lb 縁部の幅(段差部の幅)。

Claims (7)

  1. 外部と連通する吸入口および吐出口を有する作動室と、
    前記作動室の外部と内部とに延在され、互いに逆方向に回転する一対の軸と、
    前記作動室の内部に配置され、前記一対の軸によって駆動され、互いに係合しつつ回転する一対のロータと、
    前記一対の軸の外周面を取り巻いて設けられ、前記作動室の外部と内部とをシールするシール部材と、
    前記シール部材を収容する空間であるシール室と
    を備え、
    前記吸入口から前記作動室に流入する流体を、前記一対のロータの回転によって搬送し、前記吐出口から吐出する
    流体圧縮機において、
    前記作動室は、前記一対のロータの前記回転に応じて変動する吸入圧領域であって、前記吸入口と連通する領域である吸入圧領域を有し、
    前記流体圧縮機は、前記シール室と前記吸入圧領域とを連通する、吸入側の連通孔を有する
    流体圧縮機。
  2. 前記作動室は、さらに、前記一対のロータの前記回転に応じて変動する吐出圧領域であって、前記吐出口と連通する領域である吐出圧領域を有し、
    前記流体圧縮機は、前記シール室と前記吐出圧領域とを連通する、吐出側の連通孔を有する
    請求項1に記載の流体圧縮機。
  3. 前記吸入側の連通孔および前記吐出側の連通孔は、それぞれ、前記一対のロータの前記回転に対応して、前記作動室に連通する期間と、前記作動室に連通しない期間とを有し、
    前記吸入側の連通孔が前記作動室に連通する期間と、前記吐出側の連通孔が前記作動室に連通する期間とは、互いに重ならない
    請求項2に記載の流体圧縮機。
  4. 前記作動室は、前記ロータのそれぞれの回転軸方向の両端に対向する軸方向内面を有し、
    前記ロータのそれぞれの両端は、前記軸方向内面と対向する位置に、基部と、前記基部より前記軸方向内面に向かうにつれ、前記ロータの径方向内側に向かうように張り出した段差部とを有する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体圧縮機。
  5. 前記段差部は、縁部およびテーパ面からなり、前記縁部は前記テーパ面をもって前記基部たる平面部に接続されることを特徴とする請求項4に記載の流体圧縮機。
  6. 前記作動室は、前記ロータのそれぞれの回転軸方向の両端に対する軸方向内面を有し、
    前記軸方向内面には複数のくぼみが形成される
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の流体圧縮機。
  7. 前記軸方向内面の法線方向から見て、前記くぼみの径は前記段差部の幅よりも小さい、請求項6に記載の流体圧縮機。
JP2006016437A 2006-01-25 2006-01-25 流体圧縮機 Expired - Fee Related JP4779669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006016437A JP4779669B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 流体圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006016437A JP4779669B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 流体圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007198213A true JP2007198213A (ja) 2007-08-09
JP4779669B2 JP4779669B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=38453066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006016437A Expired - Fee Related JP4779669B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 流体圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4779669B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114893401A (zh) * 2022-05-12 2022-08-12 一汽解放汽车有限公司 一种氢气循环泵及车辆

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104588A (en) * 1979-02-02 1980-08-11 Shin Meiwa Ind Co Ltd Underwater blower
JPS5954785A (ja) * 1982-09-20 1984-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧縮機の給油装置
JPS6334386A (ja) * 1986-07-28 1988-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断弁
JPS6387288A (ja) * 1986-09-30 1988-04-18 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用支持体の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104588A (en) * 1979-02-02 1980-08-11 Shin Meiwa Ind Co Ltd Underwater blower
JPS5954785A (ja) * 1982-09-20 1984-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧縮機の給油装置
JPS6334386A (ja) * 1986-07-28 1988-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断弁
JPS6387288A (ja) * 1986-09-30 1988-04-18 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版用支持体の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114893401A (zh) * 2022-05-12 2022-08-12 一汽解放汽车有限公司 一种氢气循环泵及车辆
CN114893401B (zh) * 2022-05-12 2023-12-12 一汽解放汽车有限公司 一种氢气循环泵及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP4779669B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070092392A1 (en) Internal gear pump
JP2011038480A (ja) スクロール型流体機械
US8016577B2 (en) Vane pump with vane biasing means
JP4779669B2 (ja) 流体圧縮機
KR20080047295A (ko) 베인 펌프
JP2006083852A (ja) ベーンポンプ用の低入力トルクロータ
JP2015140701A (ja) 自吸式ポンプ
JP2007198212A (ja) 流体圧縮機
JP2006233844A (ja) 流体ポンプ
JP2008280982A (ja) シングルスクリュー圧縮機
JP2008274870A (ja) 内接歯車ポンプ
EP1970570B1 (en) Internal gear pump
JP2001132661A (ja) オイルポンプ
JP2008150982A (ja) ベーンロータリー圧縮機
JP2001329979A (ja) スクロール型圧縮機における潤滑構造
JP2020012439A (ja) スクリュー圧縮機本体
JP2009041576A (ja) スクロール型コンプレッサ
EP3467311B1 (en) Vortex compressor
JP2008267275A (ja) ベーンポンプ
JP6115156B2 (ja) 内接ギアポンプ
JP2008128203A (ja) ベーンポンプ
JP2007315376A (ja) 内接歯車ポンプ
JP2009007957A (ja) 遠心ポンプ
JPH03134279A (ja) トロコイド型オイルポンプ
JP2010275964A (ja) ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees