JP2007197854A - 不燃ガラスシートおよびその製造方法 - Google Patents
不燃ガラスシートおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007197854A JP2007197854A JP2006015991A JP2006015991A JP2007197854A JP 2007197854 A JP2007197854 A JP 2007197854A JP 2006015991 A JP2006015991 A JP 2006015991A JP 2006015991 A JP2006015991 A JP 2006015991A JP 2007197854 A JP2007197854 A JP 2007197854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass sheet
- glass
- sheet according
- binder solution
- enzyme
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
【解決手段】ガラスクロスに、水、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を含有するバインダー溶液を含浸し、ついで含浸物を乾燥させてガラスシートを製造する。
【選択図】なし
Description
しかしながら、ガラスクロスに無機バインダーを含浸させてなるシート状物は、煙の発生は低減されるものの、硬く、脆く、柔軟性や可とう性に乏しいという問題があった。
一方、ガラスクロスに、樹脂バインダーを用いた場合には、シート状物に、柔軟性や可とう性を付与することができるが、火災時に大量の煙を発生させるという性質があり、特に、該シート状物を天井パネルなどに用いる場合には、大量の煙による二次災害をもたらす恐れがあるため、不燃性について満足のいくものではなかった。
そのため、光透過性に優れ、柔軟性や可とう性に優れ、さらに、火災時にも大量の煙を発生させることなく、不燃性に優れたガラスシートが待ち望まれていた。
また、本発明は、火災時にも大量の煙を発生させることなく、光透過性、柔軟性や可とう性に優れ、不燃性にも優れており、容易に、種々の用途に用いることができる成形品を提供することを目的とし、さらに、該成形品を工業的有利に製造できる方法を提供することをも目的とする。
[1] ガラスクロスに、水、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を含有するバインダー溶液を含浸し、ついで含浸物を乾燥させてなることを特徴とするガラスシート、
[2] 糖類が多糖類である前記[1]に記載のガラスシート、
[3] 糖類が、シクロデキストリン、キトサン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガムおよびプルランから選択される少なくとも1種である前記[1]に記載のガラスシート、
[4] 酵素が、加水分解酵素、糖転移酵素および異性化酵素から選択される少なくとも1種である前記[1]〜[3]のいずれかに記載のガラスシート、
[5] 酵素が、加水分解酵素および/または糖転移酵素である前記[1]〜[3]のいずれかに記載のガラスシート、
[6] 含浸前に、ガラスクロスをヒートクリーニングする前記[1]〜[5]のいずれかに記載のガラスシート、
[7] ヒートクリーニング後、含浸前に、ヒートクリーニングされたガラスクロスをシランカップリング剤で処理する前記[6]に記載のガラスシート、
[8] シランカップリング剤がエポキシシラン類である前記[7]に記載のガラスシート、
[9] 平成13年国土交通省令第151号の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」の鉄道車両用材料の燃焼性規格において、不燃性に区分され、かつ耐溶融滴下性がある前記[1]〜[8]のいずれかに記載のガラスシート、
[10] JIS K 7105の測定法Aに従い測定される全光線透過率が20〜90%である前記[1]〜[9]のいずれかに記載のガラスシート、
[11] ガラスクロスに、水、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を含有するバインダー溶液を含浸し、ついで含浸物を乾燥させることを特徴とするガラスシートの製造方法、
[12] 前記[1]〜[10]のいずれかに記載のガラスシートを、成形加工することを特徴とする成形品の製造方法、および
[13] 前記[12]に記載の方法により製造された成形品、
に関する。
また、本発明の成形品は、光透過性、柔軟性や可とう性に優れ、不燃性にも優れており、さらに、用途に適した形状であるので、容易に、種々の用途に用いることができる。本発明の成形品の製造方法は、前記成形品を工業的有利に製造することができる。
前記含浸工程に付されるガラスクロスは、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、ガラスクロスの生機、種々の加工処理が施されたガラスクロス、および使用済みガラスクロスのいずれであってもよい。これらの中でもヒートクリーニングされたガラスクロス、またはヒートクリーニングされ、ついでシランカップリング剤処理されたガラスクロスが好ましく、ヒートクリーニング処理され、ついでシランカップリング剤処理されたガラスクロスがより好ましい。
以下、本発明の好ましい態様も含めて、本発明の各工程を説明する。
本工程では、ガラスクロスをヒートクリーニングする。本工程に用いられるガラスクロスは、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、通常、ガラスクロスの生機である。ガラスクロスの生機をヒートクリーニングすることにより、生機に付着した集束剤を除去することができる。
また、前記ヒートクリーニング処理は、通常、約300℃〜400℃程度の加熱炉内にガラスクロスを約24〜120時間、好ましくは約48〜96時間程度放置することにより行われる。
本工程では、前記ヒートクリーニングされたガラスクロスをシランカップリング剤処理する。
シランカップリング剤処理は、シランカップリング剤をガラスクロスに固着又は固定化することにより行われる。シランカップリング剤としては、例えばエポキシシラン類、アミノシラン類、クロルシラン類、ビニルシラン類、(メタ)アクリルシラン類などが挙げられ、より具体的には例えば、例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、イミダゾリンシラン、N−アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、N−3−(4−(3−アミノプロポキシ)ブトキシ)プロピル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、トリアジンシラン等のアミノシラン類、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラン類、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等のクロルシラン類、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン等の(メタ)アクリルシラン類、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のビニルシラン類等などが挙げられる。なお、前記シランカップリング剤は、エトキシシラン類であるのが好ましい。
シランカップリング剤のガラスクロスへの固着もしくは固定化は、通常、シランカップリング剤を溶媒に約0.01〜20重量%程度、好ましくは約0.1〜5重量%程度の濃度に溶解したシランカップリング剤の溶液を、ガラスクロスに含浸することにより行われる。
前記含浸工程は、前記ガラスクロスに、水、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を含有するバインダー溶液を含浸できさえすれば特に限定されない。
前記バインダー溶液は、通常、水に、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を溶解もしくは分散させることにより得られる。
これらの酵素は、使用する多糖類などの糖類に応じて、適宜選択され、例えば、多糖類として、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガムなどを用いる場合は、ヘミセルラーゼ、β−ガラクトマンナナーゼなどが用いられ、アルギン酸を用いる場合は、アルギン酸リアーゼが用いられ、キトサンを用いる場合は、キトサナーゼ、ペクチナーゼなどが用いられ、ペクチンを用いる場合は、ペクチナーゼが用いられ、キシランを用いるときはキシラナーゼが用いられ、カルボキシメチルセルロースを用いる場合は、セルラーゼが用いられ、シクロデキストリンを用いるときはシクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ、シクロデキストリングルコシルトランスフェラーゼ、デキストラナーゼなどを用いることができる。これらの酵素は精製酵素であってもよく、また、粗酵素であってもよく、あるいはこれらの酵素を産生する微生物を酵素源として用いてもよい。
本発明における糖類の処理物は、あらかじめ水に糖類と酵素を添加し酵素反応させて調製してもよく、あるいは水にコロイダルシリカ、糖類および酵素を添加し、コロイダルシリカが存在する系で酵素反応させて調製してもよい。
難燃化剤としては、金属水酸化物や含水無機結晶化合物が好ましく、より具体的には例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルク石群(例えば、ハイドロタルク石、スチヒタイト、パイロオーライト等)、二水和石こう、アルミン酸化カルシウムなどが好ましい。
酸化防止剤としては、例えばフェノール系またはアミン系の酸化防止剤等が挙げられる。
帯電防止剤としては、例えば、アニオン系、カチオン系または非イオン系界面活性剤等が挙げられる。
滑剤としては、例えば、炭化水素系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、アルコール系または金属石鹸系滑剤等が挙げられる。
前記添加剤のバインダー溶液中の含有量は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、バインダー溶液に対して、通常50重量%以下であり、好ましくは30重量%以下である。
前記バインダー溶液の付着量は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、採光性に優れたガラスシートを得るという観点から、前記ガラスクロスに対して、固形分換算で、0.001〜50重量%が好ましく、0.01〜30重量%がより好ましく、0.1〜20重量%が最も好ましい。
本工程では、前記含浸工程で得られた含浸物を乾燥する。本工程によりガラスシートが得られる。
乾燥手段は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、自然乾燥や乾燥機を用いる手段などの公知の手段であってよく、乾燥温度は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、通常、20℃〜500℃であり、好ましくは25℃〜300℃である。乾燥時間は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、通常、1秒間〜1週間であり、好ましくは30秒間〜3日間であり、より好ましくは1分間〜24時間である。
また、前記ガラスシートは、JIS K 7105の測定法Aに従い測定される全光線透過率が20〜90%であるのが好ましく、40〜70%であるのがより好ましい。前記ガラスシートの全光線透過率は、前記のガラスシートの製造において、例えば、原料のガラスクロスの厚さやバインダー溶液の屈折率(例えばバインダー溶液中の前記添加剤の種類)を常法に従い適宜に設定することにより前記した好ましい範囲内とすることができる。
なお、前記ガラスシートや成形品の用途としては、特に限定されず、種々の用途に用いることが可能であるが、好適には例えば、照明カバー、目隠し板、採光窓などの光透過性が要求される用途が挙げられる。
固形分濃度が30重量%となり、25℃における粘度が250mPa・sとなり、pHが11(25℃)となり、比重が1.3(25℃)となるように、水に、コロイダルシリカ、シクロデキストリン、キトサン、プルランおよび酵素(シクロデキストリングルコシルトランスフェラーゼ、キトサナーゼ、プルナラーゼ、アミラーゼ)を少量ずつ添加して混合することによりバインダー溶液(固形分濃度30重量%)を得た。
JIS Z 8803に従い上記粘度を測定した。
固形分濃度が10重量%となるようにしたこと以外は、製造例1と同様にしてバインダー溶液(固形分濃度10重量%)を得た。
固形分濃度が37重量%となるようにしたこと以外は、製造例1と同様にしてバインダー溶液(固形分濃度37重量%)を得た。
固形分濃度が5重量%となるようにしたこと以外は、製造例1と同様にしてバインダー溶液(固形分濃度5重量%)を得た。
固形分濃度が30重量%となり、25℃における粘度が250mPa・sとなり、pHが11(25℃)となり、比重が1.3(25℃)となるように、水に、コロイダルシリカ、糖類の酵素処理物(該処理物は、水にシクロデキストリン、アルギン酸および酵素(シクロデキストリングルコシルトランスフェラーゼ、アルギン酸リアーゼ)を加え、37℃で撹拌することにより調製した)を少量ずつ添加して混合することによりバインダー溶液(固形分濃度30重量%)を得た。
ヒートクリーニングされたガラスクロスであるヒートクロス(処理・加工クロス、品番H201、ユニチカグラスファイバー株式会社製、質量204g/m2、厚さ0.17、番手:たて67.5texおよびよこ67.5tex、密度:たて42本/25mmおよびよこ32本/25mm、平織、Eガラス繊維)に、製造例1で得られたバインダー溶液(固形分濃度30重量%)を含浸し、ついで含浸物を120℃×2分間の乾燥条件で乾燥させることにより本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を100℃×2分間としたこと以外、実施例1と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を80℃×3分間としたこと以外、実施例1と同様にして本発明のガラスシートを得た。
製造例1のバインダー溶液に代えて、製造例2で得られたバインダー溶液(固形分濃度10重量%)を用いたこと以外、実施例1と同様にして本発明のガラスシートを得た。
製造例1のバインダー溶液に代えて、製造例2で得られたバインダー溶液(固形分濃度10重量%)を用いたこと以外、実施例2と同様にして本発明のガラスシートを得た。
製造例1のバインダー溶液に代えて、製造例2で得られたバインダー溶液(固形分濃度10重量%)を用いたこと以外、実施例3と同様にして本発明のガラスシートを得た。
製造例1のバインダー溶液に代えて、製造例3で得られたバインダー溶液(固形分濃度5重量%)を用いたこと以外、実施例1と同様にして本発明のガラスシートを得た。
製造例1のバインダー溶液に代えて、製造例3で得られたバインダー溶液(固形分濃度5重量%)を用いたこと以外、実施例2と同様にして本発明のガラスシートを得た。
製造例1のバインダー溶液に代えて、製造例3で得られたバインダー溶液(固形分濃度5重量%)を用いたこと以外、実施例3と同様にして本発明のガラスシートを得た。
ヒートクリーニングされ、ついでエポキシシランでカップリング剤処理されたガラスクロス(処理・加工クロス、品番H201X、ユニチカグラスファイバー株式会社製、質量207g/m2、厚さ0.19、番手:たて67.5texおよびよこ67.5tex、密度:たて42本/25mmおよびよこ32本/25mm、平織、Eガラス繊維)を、製造例4で得られたバインダー溶液に、12秒間浸漬し、マングル機(Nip圧 1.0kg、速度最低速)にて余剰のバインダー溶液を除去し、ついで熱風乾燥機を用いて80℃×1.5分間の乾燥条件にて含浸物を乾燥させることにより本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を80℃×3分間にしたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を90℃×2分間としたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を90℃×3分間としたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を100℃×2分間としたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を110℃×2分間としたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を120℃×2分間としたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
乾燥条件を140℃×2分間としたこと以外、実施例10と同様にして本発明のガラスシートを得た。
実施例1〜9で得られたガラスシートについて下記のとおり、燃焼試験を実施した。結果を表1に示す。なお、実施例1〜9のバインダー溶液の付着量についての併せて表1に示す。
平成13年国土交通省令第151号の鉄道車両用非金属材料の試験方法Iを参考に、B5判のサンプルを45°傾斜に保持し、サンプルの下面中心の垂直下方25.4mmのところに純エチルアルコール0.5ccの入った容器を置き、ついで着火して、燃料が燃え尽きるまで放置した。ここで、燃焼中の煙の発生状況、燃焼終了後のサンプル状態(変色および変形)を観察した。なお、耐溶融滴下性については、平成13年国土交通省令第151号で規定されているとおり、鉄道車両用非金属材料の試験方法Iにおいて、アルコール燃焼後の材料表面が平滑性を保つか否かで評価した。
実施例10〜17で得られたガラスシートのオモテおよびウラの剛軟度(タテ方向)につき、下記のとおり試験・評価した。結果を表2に示す。
JIS L 1096 A法(45°カンチレバー法)に従い、オモテの剛軟度(タテ方向)、ウラの剛軟度(タテ方向)、およびオモテとウラとの剛軟度(タテ方向)の平均値を評価した。
また、実施例2および実施例10と同様にして本発明のガラスシートをそれぞれ実施例2’のガラスシートおよび実施例10’のガラスシートとして作製し、得られたガラスシートの引張強さ、強熱減量、通気度、引裂強さ、剛軟度、耐折れ強さにつき、下記のとおり試験・評価した。結果を表3に示す。なお、付着量が若干異なったので、付着量およびその他の一般的物性についても下記表3に示す。
JIS R 3420に従い、引張強さを評価した。
JIS R 3420に従い、強熱減量を評価した。
JIS R 3420に従い、通気度を評価した。
JIS A 3420 A法(シングルタング法)に従い、引裂強さを評価した。
JIS L 1096 A法(45°カンチレバー法)に従い、剛軟度を評価した。
JIS R 3420に従い、耐折れ強さを評価した。
実施例10’のガラスシートの燃焼試験を上記試験例1と同様にして行った。なお、燃焼中の着火性、着炎性および煙ならびに燃焼後の炭化および変形について観察した。結果を表4に示す。
Claims (13)
- ガラスクロスに、水、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を含有するバインダー溶液を含浸し、ついで含浸物を乾燥させてなることを特徴とするガラスシート。
- 糖類が多糖類である請求項1に記載のガラスシート。
- 糖類が、シクロデキストリン、キトサン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガムおよびプルランから選択される少なくとも1種である請求項1に記載のガラスシート。
- 酵素が、加水分解酵素、糖転移酵素および異性化酵素から選択される少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載のガラスシート。
- 酵素が、加水分解酵素および/または糖転移酵素である請求項1〜3のいずれかに記載のガラスシート。
- 含浸前に、ガラスクロスをヒートクリーニングする請求項1〜5のいずれかに記載のガラスシート。
- ヒートクリーニング後、含浸前に、ヒートクリーニングされたガラスクロスをシランカップリング剤で処理する請求項6に記載のガラスシート。
- シランカップリング剤がエポキシシラン類である請求項7に記載のガラスシート。
- 平成13年国土交通省令第151号の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」の鉄道車両用材料の燃焼性規格において、不燃性に区分され、かつ耐溶融滴下性がある請求項1〜8のいずれかに記載のガラスシート。
- JIS K 7105の測定法Aに従い測定される全光線透過率が20〜90%である請求項1〜9のいずれかに記載のガラスシート。
- ガラスクロスに、水、コロイダルシリカおよび糖類の酵素処理物を含有するバインダー溶液を含浸し、ついで含浸物を乾燥させることを特徴とするガラスシートの製造方法。
- 請求項1〜10のいずれかに記載のガラスシートを、成形加工することを特徴とする成形品の製造方法。
- 請求項12に記載の方法により製造された成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015991A JP3965195B2 (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 不燃ガラスシートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015991A JP3965195B2 (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 不燃ガラスシートおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007197854A true JP2007197854A (ja) | 2007-08-09 |
JP3965195B2 JP3965195B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=38452727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006015991A Expired - Fee Related JP3965195B2 (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 不燃ガラスシートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3965195B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011040265A (ja) * | 2009-08-11 | 2011-02-24 | Unitika Ltd | 不燃性照明カバー |
JP2012069264A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Toshiba Lighting & Technology Corp | グローブおよび照明器具 |
-
2006
- 2006-01-25 JP JP2006015991A patent/JP3965195B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011040265A (ja) * | 2009-08-11 | 2011-02-24 | Unitika Ltd | 不燃性照明カバー |
JP2012069264A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Toshiba Lighting & Technology Corp | グローブおよび照明器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3965195B2 (ja) | 2007-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5542387B2 (ja) | 不燃性照明カバー | |
CN111138093B (zh) | 一种用于玄武岩纤维复合筋的SiO2纳米粒子改性的热固型浸润剂及其制备方法 | |
CN104264326B (zh) | 聚氨酯玻璃纤维复合纤维布的制备方法 | |
JP5177742B2 (ja) | 石英ガラスクロス | |
EP0044160B1 (en) | Fibrous composite materials and the production and use thereof | |
US20090126412A1 (en) | Yarn fabric and manufacturing process thereof | |
JP2008266874A (ja) | 玄武岩糸と玄武岩コア糸の機能性コーティング方法、この方法でコートされた玄武岩糸と玄武岩コア糸、およびこれらから製織された製品 | |
EP2974860A1 (en) | Envelope for vacuum heat insulator including glass fiber and vacuum heat insulator including same | |
CN115180918B (zh) | 一种增强型高硅氧纤维复合气凝胶防火材料及其制备方法 | |
JP2010196247A (ja) | 不燃壁装材料及びその製造方法 | |
JP3965195B2 (ja) | 不燃ガラスシートおよびその製造方法 | |
US10457814B2 (en) | Aqueous binder composition for fibres and fibrous products produced | |
CN103361995A (zh) | 玄武岩纤维与阻燃粘胶的混纺织物 | |
CN213538547U (zh) | 用于高温烟气除尘的玄武岩纤维机织布 | |
JP6300832B2 (ja) | 耐熱性アルミノケイ酸塩ガラス繊維ならびにその製造方法および使用 | |
JP2010084236A (ja) | ガラス繊維織物の製造方法 | |
JP3896636B2 (ja) | ガラスクロス及び積層板 | |
JP4406809B2 (ja) | メッシュ織物 | |
CN201581287U (zh) | 新型环保阻燃无机纸填充绳 | |
CN114606777B (zh) | 一种绿色防火保暖玻璃纤维喷点装饰涂层毡及其制备方法 | |
US20220259395A1 (en) | Porous body | |
EP3990687B1 (en) | Flexible non-woven mat | |
CN115323761B (zh) | 抗菌、耐磨阻燃家纺面料 | |
JP6780728B2 (ja) | 微細繊維状セルロース含有組成物およびその製造方法 | |
CN110453337A (zh) | 一种环保型化纤纺织布的制作方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070522 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3965195 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |