JP2007197446A - マット化化粧品組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ケラチン物質をケアし及び/又はメークアップするための、非コンパクト化型化粧品組成物を提供する。
【解決手段】本発明の非コンパクト化型化粧品組成物は、生理学的に許容可能な媒体中に、組成物の総重量に対して少なくとも22重量%の水と、少なくとも1種の微粒化ワックス粒子の分散物を含む少なくとも1つの脂肪相を含み、前記粒子は、本組成物の総重量に対して5〜50重量%の含有量で存在する。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の非コンパクト化型化粧品組成物は、生理学的に許容可能な媒体中に、組成物の総重量に対して少なくとも22重量%の水と、少なくとも1種の微粒化ワックス粒子の分散物を含む少なくとも1つの脂肪相を含み、前記粒子は、本組成物の総重量に対して5〜50重量%の含有量で存在する。
【選択図】なし
Description
本発明は、ケラチン物質、特に顔、例えば、皮膚及び/又は唇をメークアップし、かつ/又は手入れするための化粧品組成物に関する。
より詳細には、本発明により考慮される組成物はメークアップ製品、例えば顔のためのものを構成し、それは皮膚にマット化効果が得られることを可能にし、同時に自然な外観を保つことを可能にする。
より詳細には、本発明により考慮される組成物はメークアップ製品、例えば顔のためのものを構成し、それは皮膚にマット化効果が得られることを可能にし、同時に自然な外観を保つことを可能にする。
定義によれば、マット化製品は、皮膚のてかりを防ぐ製品である。
マット化効果を有する組成物は既に公知である。しかし、それらは完全に満足できるものではない。
マット化効果を有する組成物は既に公知である。しかし、それらは完全に満足できるものではない。
ヒトの皮膚及び/又は唇のためのメークアップ及び/又は手入れ(ケア)のための製品、例えば、ファンデーション又はリップスティックは、通常は、オイル(1種以上)及び/又はワックス(1種以上)に基づく脂肪相、顔料及び/又はフィラーを含み、任意選択により添加剤、例えば、化粧用活性剤又は皮膚科学活性剤を含有してもよい。
したがって、マット化効果を得るためにフィラーを用いることは公知の実務である。
したがって、マット化効果を得るためにフィラーを用いることは公知の実務である。
これらのフィラーは、通常、それらの満足できるオイル吸収特性及び/又は光を有効に散乱させるそれらの能力の機能によって選択される。
米国特許第5306516号明細書
米国特許第5306515号明細書
米国特許第5305514号明細書
米国特許第4797300号明細書
米国特許第3963699号明細書
米国特許第4518772号明細書
米国特許第4517360号明細書
EP−A−1086683公報
しかし、フィラーは、それらが配合される組成物に、その組成物を支持体に適用した後で粉状の外観を与え、それが自然な外観を損なうという欠点をもちうる。
さらに、そのような組成物は重く且つ乾いた質感を有し、それが感触及び適用に関して不利でありうる。
したがって、適用するのに感じが良く、適用後に粉状効果をもつことなく、マット化メークアップ及び/又はケアをもたらすことのできる液状化粧品組成物に対するニーズがある。
本発明者らは、手入れ及び/又はメークアップ組成物の脂肪相中に、微粒化形態のワックス粒子の有効量を組み込み、一方同時に、良好な化粧品特性を確実にするために十分な最低水分含量を維持することによって、上述した欠点を解消することができることを予期せず発見した。
したがって、本発明の一つの側面によれば、本発明は、生理学的に許容可能な媒体中に、組成物の総重量に対して少なくとも22重量%の水と、少なくとも1種の微粒化ワックス粒子分散物を含む少なくとも1つの脂肪相とを含み、前記粒子が組成物の総重量に対して5重量%〜50重量%の含有量で存在する、ケラチン物質を手入れし及び/又はメークアップするための非コンパクト化型化粧品組成物に関する。
本発明による上記組成物は、液状形態であることが好ましい。
この組成物は、特に、ペースト又は液状クリームの形態、例えば、ファンデーション、スキンメークアップベース、又は液状リップスティック、アイライナー、日焼け止め組成物、皮膚着色用組成物、またはボディメークアップ組成物、であってよい。
この組成物は、特に、ペースト又は液状クリームの形態、例えば、ファンデーション、スキンメークアップベース、又は液状リップスティック、アイライナー、日焼け止め組成物、皮膚着色用組成物、またはボディメークアップ組成物、であってよい。
一つの具体的態様によれば、本発明の組成物は液状ファンデーション又は液状スキンメークアップベースの形態である。
本発明の目的のためには、「液状」の語は、ペーストタイプの化合物とは対照的に、室温(25℃)でそれ自身の重量の作用で流動しうる組成物を意味する。
一般に、本発明の組成物は、生理学的に許容可能な媒体を有する。
「ケラチン物質」の語は、皮膚、粘膜(例えば、唇)、爪、及びケラチン繊維(例えば睫毛及び毛髪)に及ぶことを意図している。本発明による化粧品組成物は、皮膚及び/又は唇に適用するために特に有利である。
「・・・から・・・の間(〜)」及び「・・・から(〜)・・・の範囲」の語は、両端も含まれることを意味する。
[微粒化ワックス粒子]
一般に、「ワックス」の語は親油性化合物を意味し、これは室温(25℃)で固体であり、状態の可逆的な固体/液体変化を有し、且つ60℃以上の融点(これは160℃以下、あるいは200℃以下であってよい)を有する。
一般に、「ワックス」の語は親油性化合物を意味し、これは室温(25℃)で固体であり、状態の可逆的な固体/液体変化を有し、且つ60℃以上の融点(これは160℃以下、あるいは200℃以下であってよい)を有する。
本発明の特徴の一つを構成するワックス粒子は、微粒化形態である。
本発明の目的のためには、用語「微粒化ワックス」及び「マイクロワックス」は、粒子の形態のワックスを意味し、その粒子は、50μm以下、特に0.5〜50μmの範囲、好ましくは1〜30μmの範囲、あるいは3〜20μmの範囲の数平均径を有する。
用語「数平均径」は、総数を等分する統計的粒子径分布によって与えられる寸法を意味し、D50と記載される。
本発明にしたがって組成物に用いられるマイクロワックスは、動物性、植物性、鉱物性、もしくは合成由来、及びそれらの混合物の、室温で固体又は硬いワックスから選択される。
本発明によるマイクロワックスは、60℃〜160℃の範囲、特に80℃以上、特に80℃〜150℃、あるいは100℃以上、特に100℃〜140℃の範囲の融点を有することが好ましい。
マイクロワックスの融点は、示差走査熱量計(DSC)、例えば、Mettler社によってDSC30の名称で販売されている熱量計を使用して測定できる。るつぼに入れた15mgの製品サンプルを、10℃/分の加熱速度で0℃から160℃への範囲の最初の温度上昇にかけ、次に10℃/分の冷却速度で160℃から0℃に冷却し、最後に5℃/分の加熱速度で0℃から160℃への範囲で第二の温度上昇にかける。第二の温度上昇のときに、空のるつぼによって吸収された電力と、製品サンプルを含むるつぼによって吸収された電力との差の変化を、温度の関数として測定する。化合物の融点は、温度の関数として吸収された電力の差の変化を表す曲線のピークトップに対応する温度値である。
製造工程では、マイクロワックスを溶かさないように注意を払うことに留意されたい。製造工程での組成物の温度は、マイクロワックスの融点より30℃低い温度を超えないことが有利である。
本発明で用いる微粒化ワックスは、任意選択によりエステル、アミド、酸、又はヒドロキシル官能基を含んでいてもよい、炭化水素系微粒化ワックス、シリコーン微粒化ワックス、及び/又はフルオロ微粒化ワックスから選択できる。
それらは特に天然由来であり、また、任意選択で変性されていてもよい、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、微結晶性ワックス(マイクロクリスタリンワックス)、モンタンワックス、水素化油(例えば、水素化ホホバ油又は水素化ひまし油)、あるいは、エチレン及び/又はポリエチレンの重合によって得られるワックス、フィッシャー・トロプシュ合成によって得られるワックス、脂肪酸エステル及びアミド、シリコーンワックス(例えば、10〜45の炭素原子を含み、室温で固体である、アルキルポリ(ジ)メチルシロキサン、アルコキシポリ(ジ)メチルシロキサン、及び/又はポリ(ジ)メチルシロキサンのエステル)、及び脂肪酸(例えば、ステアリン酸、ベヘン酸)、及びそれらの混合物、から選択されうる。
本発明の組成物に用いてよいマイクロワックスとしては、特にカルナウバマイクロワックス、例えば、Micro Powders社からMicroCare 350(登録商標)の名称で販売されているもの;合成ワックスのマイクロワックス、例えば、Micro Powders社からMicroEase 114S(登録商標)の名称で販売されているもの;カルナウバワックスとポリエチレンワックスの混合物からなるマイクロワックス、例えば、Micro Powders社からMicroCare 300(登録商標)及びMicroCare 301(登録商標)の名称で販売されているもの;カルナウバワックスと合成ワックスの混合物からなるマイクロワックス、例えば、Micro Powders社によってMicroCare 325(登録商標)の名称で販売されているもの;ポリエチレンマイクロワックス、例えば、Micro Powders社からMicroPoly 200(登録商標)、MicroPoly 220(登録商標)、MicroPoly 220L(登録商標)、及びMicroPoly 250S(登録商標)の名称で販売されているもの、並びにShamrock社からCerapure H5-C(登録商標)の名称で販売されているもの;又は、ポリプロピレンマイクロワックス、例えば、Micro Powders社からMattewax(登録商標)の名称で販売されているもの、を挙げることができる。
微粒化ワックス粒子は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して5〜50重量%、特に10〜30重量%、あるいは15〜25重量%の含有量で存在してよい。
[水性相]
本発明の組成物は、少なくとも1種の水性媒体をも含み、これが水性相を構成し、これは組成物の分散相又は連続相を形成することができる。
本発明の組成物は、少なくとも1種の水性媒体をも含み、これが水性相を構成し、これは組成物の分散相又は連続相を形成することができる。
水性相は水のみからなることができる。
水は、フローラルウォーター(floral water)、たとえば、コーンフラワー水及び/又はミネラルウォーター(例えば、Vittel水、Lucas水、もしくはLa Roche Posay水)及び/又は湧水であることができる。
水は、フローラルウォーター(floral water)、たとえば、コーンフラワー水及び/又はミネラルウォーター(例えば、Vittel水、Lucas水、もしくはLa Roche Posay水)及び/又は湧水であることができる。
水性相は、水と、水に混和性の有機溶媒(25℃で50重量%より多い水との混和性)(1種以上)[例えば、1〜5の炭素原子を含むモノアルコール(例えば、エタノール及びイソプロパノール)、2〜8の炭素原子を含むグリコール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、もしくはジエチレングリコール)、グリコールエーテル(例えば、モノ−、ジ−、もしくはトリ−プロピレングリコール(C1〜C4)アルキルエーテル、及びモノ−、ジ−、もしくはトリ−エチレングリコール(C1〜C4)アルキルエーテル)、C3〜C4ケトン、及びC2〜C4アルデヒド、並びにそれらの混合物]、との混合物を含むこともできる。
水性相(水、及び任意選択により水と混和性の有機溶媒(1種以上))は、安定化剤、例えば、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、及び硫酸マグネシウム、を含むこともできる。
水性相はまた、水性相と相容性のある任意の水溶性又は水混和性化合物、例えば、ケア用活性剤、ゲル化剤、皮膜形成ポリマー、増粘剤、及び界面活性剤、並びにそれらの混合物、を含むこともできる。
本発明の組成物は、組成物の総重量に対して少なくとも22重量%の水を含む。本発明の組成物は、組成物の総重量に対して少なくとも25重量%の水を含むことが好ましい。
水性相、特に水は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して30〜80重量%、特に35〜50重量%の範囲の含有量で存在してよい。
先に述べたとおり、本組成物は液状形態、すなわち、スティックタイプの固体形態あるいはコンパクト化された固体とは異なることが有利である。
本組成物は、水中油型(O/W)もしくは油中水型(W/O)の単純エマルション、又は多重エマルション(例えば、水中油中水型(water-oil-water)もしくは油中水中油(oil-water-oil)型)の形態であることが有利であり、その使用は当業者に周知である。
本発明の一つの具体的態様によれば、本組成物は油中水型エマルションの形態である。
本組成物はさらに、そのHLB(親水性/親油性バランス)がエマルションの性質を安定化するために通常採用されているものである界面活性剤もしくは界面活性剤混合物を含むこともできる。
本発明で用いることができ、W/Oエマルションを得るために適している界面活性剤としては、7未満のHLBを有するもの、特にポリオールの脂肪酸エステル、例えば、ソルビトールの、もしくはグリセリンの、モノ−、ジ−、トリ−、もしくはセスキ−オレエートもしくはステアレート、及びグリセリルラウレートもしくはポリエチレングリコールラウレート;アルキルジメチコーンもしくはアルコキシジメチコーンコポリオールであって、そのアルキルもしくはアルコキシ鎖がペンダントか若しくはシリコーン主鎖の末端にあり、例えば、6〜22の炭素原子を含むもの、が挙げられる。O/Wエマルションを得るために本発明で用いることができる界面活性剤としては、7より大きなHLBをもつ界面活性剤、例えば、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル(ポリエチレングリコールモノステアレートもしくはモノラウレート);ソルビトールのポリオキシエチレン化脂肪酸エステル(ステアレート、オレエート);ポリオキシエチレン化アルキル(ラウリル、セチル、ステアリル、オクチル)エーテル、及びジメチコーンコポリオール、が挙げられる。一般に、当業者に周知の任意のイオン性(カチオン性又はアニオン性)両性界面活性剤、及び任意のノニオン性界面活性剤を用いることができる。
界面活性剤は、本組成物の総重量に対して0.3〜10重量%、特に1〜5重量%の範囲の含有量で本組成物中に存在してよい。
[脂肪相]
本発明による化粧品組成物はまた、本発明にしたがって考慮されているマイクロワックスとは別に、特に、室温(20〜25℃)及び大気圧下で固体であるオイル及び脂肪物質、例えば、非微粒化ワックス及びペースト状脂肪物質、並びにそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有する脂肪相も含む。
本発明による化粧品組成物はまた、本発明にしたがって考慮されているマイクロワックスとは別に、特に、室温(20〜25℃)及び大気圧下で固体であるオイル及び脂肪物質、例えば、非微粒化ワックス及びペースト状脂肪物質、並びにそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化合物を含有する脂肪相も含む。
脂肪相は、本発明で考慮している微粒化ワックス粒子を脂肪相中に実際に分散することを可能にするために十分な相対比で存在することが有利である。
したがって、脂肪相は、通常、微粒化ワックス粒子の総重量含量と同じかそれより多い総重量含量で存在してよい。
特に、オイルの総重量含量は、微粒化ワックス粒子の総重量含量と同じかそれより多くてよい。
a)オイル
「オイル」の語は、室温(20〜25℃)及び大気圧で液体である任意の脂肪物質を意味する。液状脂肪相はまた、オイルの他に、そのオイル中に溶解されたその他の化合物、例えば、ゲル化剤及び/又は構造化剤、を含んでいてもよい。
「オイル」の語は、室温(20〜25℃)及び大気圧で液体である任意の脂肪物質を意味する。液状脂肪相はまた、オイルの他に、そのオイル中に溶解されたその他の化合物、例えば、ゲル化剤及び/又は構造化剤、を含んでいてもよい。
本発明による化粧品組成物は、少なくとも1種、特に少なくとも2種のオイルを含んでいてもよい。
本発明の化粧品組成物を調製するために適しているオイルは、揮発性又は不揮発性オイルであってよい。
本発明の目的のためには、「揮発性オイル」の語は、室温及び大気圧で、皮膚と接触した場合に1時間未満で揮発可能なオイル(又は非水性媒体)を意味する。この揮発性オイルは、常温で液体であり、特に室温及び大気圧でゼロでない蒸気圧を有し、特に0.13Pa〜40000Pa(10−3〜300mmHg)の範囲、好ましくは1.3Pa〜13000Pa(0.01〜100mmHg)の範囲、好適には1.3Pa〜1300Pa(0.01〜10mmHg)の範囲の蒸気圧を有する揮発性化粧用オイルである。
本発明の目的のためには、「不揮発性オイル」の語は、0.13Pa未満の蒸気圧をもつオイルを意味する。
揮発性オイル又は不揮発性オイルは、炭化水素系オイル、特に、動物、植物、もしくは鉱物由来の炭化水素系オイル、合成オイル、シリコーンオイル、又はフルオロオイル、あるいはそれらの混合物であってよい。
本発明の目的のためには、「炭化水素系オイル」の語は、炭化水素系骨格をもつオイル、すなわち、主に水素と炭素原子を含み、さらに場合により酸素、窒素、硫黄、及び/又はリン原子を含むオイルを意味する。
特に挙げられる不揮発性炭化水素系オイルには以下が含まれる:
− 10〜40の炭素原子を含む合成エーテル;
− 鉱物又は合成由来の直鎖状又は分枝状炭化水素、例えば、ワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン(例えば、Parleam(登録商標)、Squalane(登録商標)、及びそれらの混合物)、特に、水素化ポリイソブテン;及び
− 合成エステル、例えば、式R1COOR2のオイル(式中、R1は1〜40の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状脂肪酸残基を表し、R2は炭化水素系鎖、特に分枝状であり、1〜40の炭素原子を含む鎖を表し、但し、R1+R2が10以上という条件である。)
− 10〜40の炭素原子を含む合成エーテル;
− 鉱物又は合成由来の直鎖状又は分枝状炭化水素、例えば、ワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン(例えば、Parleam(登録商標)、Squalane(登録商標)、及びそれらの混合物)、特に、水素化ポリイソブテン;及び
− 合成エステル、例えば、式R1COOR2のオイル(式中、R1は1〜40の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状脂肪酸残基を表し、R2は炭化水素系鎖、特に分枝状であり、1〜40の炭素原子を含む鎖を表し、但し、R1+R2が10以上という条件である。)
上記エステルは、特にエステル、特に脂肪酸のエステル、例えば以下のエステルから選択してよい:
− セトステアリルオクタノエート、イソプロピルアルコールエステル(例えば、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート)、エチルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、イソプロピルステアレートもしくはイソプロピルイソステアレート、イソステアリルイソステアレート、オクチルステアレート、ヒドロキシル化エステル(例えば、イソステアリルラクテート、オクチルヒドロキシステアレート)、ジイソプロピルアジペート、ヘプタノエート類、及び特にイソステアリルヘプタノエート、アルコールもしくはポリアルコールのオクタノエート、デカノエート、もしくはリシノレート類(例えば、プロピレングリコールジオクタノエート、セチルオクタノエート、トリデシルオクタノエート)、2−エチルヘキシル4−ジヘプタノエート及びパルミテート、アルキルベンゾエート、ポリエチレングリコールジヘプタノエート、プロピレングリコールジエチル2−ヘキサノエート、及びそれらの混合物、C12〜C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ネオペンタン酸エステル(例えば、イソデシルネオペンタノエート、イソトリデシルネオペンタノエート、イソステアリルネオペンタノエート、オクチルデシルネオペンタノエート)、イソノナン酸エステル(例えば、イソノニルイソノナノエート、イソトリデシルイソノナノエート、オクチルイソノナノエート)、及びヒドロキシル化エスエル(例えば、イソステアリルラクテート)、及びジイソステアリルマレート;
− ポリオールエステル及びペンタエリスリトールエステル、例えば、ジペンタエリスチチルテトラヒドロキシステアレート/テトライソステアレート、
− ジオールダイマー及び二塩基酸ダイマーのエステル、例えば、Nippon Fine Chemical社から販売されているLusplan DD-DA5(登録商標)及びLusplan DD-DA7(登録商標)、及び2003年3月6日に出願されたFR03/02809特許出願に記載されているもの、
− 12〜26の炭素原子を含む分枝状及び/又は不飽和炭素系鎖をもつ、室温で液状の脂肪アルコール、例えば、2−オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルドデカノール、2−ブチルオクタノール、及び2−ウンデシルペンタデカノール、及び
− ジアルキルカーボネート、その2つのアルキル鎖は場合により同じか又は異なっていてよく、例えば、Cognis社からCetiol CC(登録商標)の名称で販売されているジカプリリルカーボネート。
− セトステアリルオクタノエート、イソプロピルアルコールエステル(例えば、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート)、エチルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、イソプロピルステアレートもしくはイソプロピルイソステアレート、イソステアリルイソステアレート、オクチルステアレート、ヒドロキシル化エステル(例えば、イソステアリルラクテート、オクチルヒドロキシステアレート)、ジイソプロピルアジペート、ヘプタノエート類、及び特にイソステアリルヘプタノエート、アルコールもしくはポリアルコールのオクタノエート、デカノエート、もしくはリシノレート類(例えば、プロピレングリコールジオクタノエート、セチルオクタノエート、トリデシルオクタノエート)、2−エチルヘキシル4−ジヘプタノエート及びパルミテート、アルキルベンゾエート、ポリエチレングリコールジヘプタノエート、プロピレングリコールジエチル2−ヘキサノエート、及びそれらの混合物、C12〜C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ネオペンタン酸エステル(例えば、イソデシルネオペンタノエート、イソトリデシルネオペンタノエート、イソステアリルネオペンタノエート、オクチルデシルネオペンタノエート)、イソノナン酸エステル(例えば、イソノニルイソノナノエート、イソトリデシルイソノナノエート、オクチルイソノナノエート)、及びヒドロキシル化エスエル(例えば、イソステアリルラクテート)、及びジイソステアリルマレート;
− ポリオールエステル及びペンタエリスリトールエステル、例えば、ジペンタエリスチチルテトラヒドロキシステアレート/テトライソステアレート、
− ジオールダイマー及び二塩基酸ダイマーのエステル、例えば、Nippon Fine Chemical社から販売されているLusplan DD-DA5(登録商標)及びLusplan DD-DA7(登録商標)、及び2003年3月6日に出願されたFR03/02809特許出願に記載されているもの、
− 12〜26の炭素原子を含む分枝状及び/又は不飽和炭素系鎖をもつ、室温で液状の脂肪アルコール、例えば、2−オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルドデカノール、2−ブチルオクタノール、及び2−ウンデシルペンタデカノール、及び
− ジアルキルカーボネート、その2つのアルキル鎖は場合により同じか又は異なっていてよく、例えば、Cognis社からCetiol CC(登録商標)の名称で販売されているジカプリリルカーボネート。
揮発性炭化水素系オイルは、8〜16の炭素原子を含む炭化水素系オイル、特に分枝状C8〜C16アルカン類(イソパラフィンとしても知られる)、例えば、イソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとしても知られる)、イソデカン、イソヘキサンデカン、及び、例えば、Isopar(登録商標)及びPermethyl(登録商標)の商標で販売されているオイル、から選択してもよい。
本発明の組成物はまた、揮発性もしくは不揮発性シリコーンオイルを含むこともできる。
本発明の組成物に用いられる不揮発性シリコーンオイルは、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、シリコーン鎖のペンダント及び/又は末端にあるアルキルもしくはアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサンであってよく、これらの基は2〜24の炭素原子をそれぞれ含み、フェニルシリコーン類、例えば、フェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、及び100cSt以下の粘度をもつジメチコーン類もしくはフェニルトリメチコーン、並びにそれらの混合物であってよい。
さらに特に用いられうる揮発性シリコーンオイルには、揮発性の直鎖状もしくは環状シリコーンオイル、特に、8センチストークス(8×10−6m2/s)以下の粘度をもち、特に2〜10個、特に2〜7個のケイ素原子を含むものが包含され、これらのシリコーン類は任意選択により1〜10の炭素原子を含むアルキルもしくはアルコキシ基を含んでいてもよい。本発明で用いてもよい揮発性シリコーンオイルとしては、特に、5から6cStの粘度をもつジメチコーン類、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
揮発性フルオロオイル、例えば、ノナフルオロメトキシブタンもしくはペルフルオロメチルシクロペンタン、及びそれらの混合物を使用してもよい。
本発明の組成物はまた、1種以上のオイルを、組成物の総重量に対して、10〜70重量%、特に12〜60重量%、あるいは15〜50重量%の範囲の含有量で含むことができる。
本発明の組成物はまた、非微粒化ワックス、及びペースト状脂肪物質、並びにそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化合物を含むことが有利である。
b)非微粒化ワックス
微粒化ワックスとは別に、本発明の組成物は、例えば、合成ワックス(例えば、ポリエチレンワックス(好ましくは400〜600の分子量をもつもの)又はフィッシャー・トロプシュワックス)、シリコーンワックス(例えば、16〜45の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシジメチコーン類)、パラフィンワックス、セレシン(例えば、Nippon Seirou社から販売されているEMW-0003)、α−オレフィンオリゴマー(例えば、New Phase Technologies社から販売されているポリマーであるPerforma V(登録商標)825、103、及び260)、エチレン−プロピレンコポリマー(例えば、Perfomalene(登録商標)EP 700)、並びにそれらの混合物から選択される1種以上のワックスを含むことができる。
微粒化ワックスとは別に、本発明の組成物は、例えば、合成ワックス(例えば、ポリエチレンワックス(好ましくは400〜600の分子量をもつもの)又はフィッシャー・トロプシュワックス)、シリコーンワックス(例えば、16〜45の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシジメチコーン類)、パラフィンワックス、セレシン(例えば、Nippon Seirou社から販売されているEMW-0003)、α−オレフィンオリゴマー(例えば、New Phase Technologies社から販売されているポリマーであるPerforma V(登録商標)825、103、及び260)、エチレン−プロピレンコポリマー(例えば、Perfomalene(登録商標)EP 700)、並びにそれらの混合物から選択される1種以上のワックスを含むことができる。
本発明の組成物は、組成物の総重量に対して、0.1〜30重量%、特に0.2〜25重量%、なおさらには0.3〜20重量%の範囲の含有量で1種以上の非微粒化ワックスを含むことができる。
c)ペースト状化合物
本発明による化粧品組成物はまた、少なくとも1種のペースト状化合物を含むことができる。
本発明による化粧品組成物はまた、少なくとも1種のペースト状化合物を含むことができる。
本発明の目的のためには、「ペースト状」の語は、状態の可逆的な固体/液体変化をもつ脂肪化合物であり、かつ、25℃の温度で、液体画分と固体画分とを含むものをいう。
ポリオールエステルは、本発明におけるペースト状化合物として特に適している。
本発明の状況で用いることができるポリオールエステルは、市販されているか又は従来法で調製できる。それらは通常、植物由来であり、特に、ポリオールをC2〜C34モノカルボン酸(例えば、脂肪酸)又は二塩基酸ダイマーなどのジカルボン酸でモノ−又はポリエステル化することによって得ることができる。
得られたエステルは、ポリエステル、トリエステル、ジエステル、モノエステル、又はそれらの混合物でありうる。本発明の場合、エステルは、様々なカルボン酸を用いて形成された2種以上のタイプのエステルの混合物であることができる。
モノカルボン酸を用いたエステル化の場合、約200〜1300g/molの範囲の比較的高分子量をもつエステルが得られる場合がある
ジカルボン酸を用いたエステル化反応では、ポリオールジカルボキシレートを得ることができ、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定して、200〜20000g/mol、好ましくは2000〜4000g/molの範囲の重量平均分子量を有していてよい。
本発明の目的のためには、「ポリオール」及び「多価アルコール」の語は、少なくとも2個のフリーヒドロキシル基を含む任意の有機分子を意味するものとして理解されるべきである。
特に、それらは、2〜20の炭素原子、特に3〜10の炭素原子、さらに特に4〜6の炭素原子を含んでいてよい。
ポリオールは、例えば、ジオールダイマー、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、及び1,2,6-ヘキサントリオール;グリコールエーテル(特に、3〜16の炭素原子を含むもの)、例えば、モノ−、ジ−、又はトリプロピレングリコール(C1〜C4)アルキルエーテル、及びモノ−、ジ−、又はトリエチレングリコール(C1〜C4)アルキルエーテル;並びにそれらの混合物、から選択してよい。
ポリオールはまた、「ジオールダイマー」、すなわち、相当する二塩基酸ダイマーの水素化によって製造される飽和ジオールであることもできる。
ジオールダイマーは二塩基酸ダイマーの水素化によって製造することができ、二塩基酸ダイマー自体は、不飽和脂肪酸(特にC8〜C34の不飽和脂肪酸、例えば上述したもの、特にC12〜C22、特にC16〜C20、好ましくはC18の不飽和脂肪酸、例えば、オレイン酸及びリノール酸など)の二量化によって得られる。
さらに特に好適なポリオールは、単糖類、二糖類、及び三糖類から選択される糖類である。特に挙げることができるこれらの糖の例には、キシロース、アラビノース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、及びグルコースなどの単糖類、並びにそれらの混合物が含まれる。さらに特に挙げることができる二糖類ポリオールの例には、マルトース、ラクトース、及ぶスクロース、並びにそれらの組み合わせ物が含まれる。
本発明で用いることができるモノカルボン酸は、2〜34の炭素原子、特に10〜32の炭素原子を含むことができる。
本発明に好適なモノカルボン酸の説明のために、特に以下のものを挙げることができる:
− 飽和で直鎖状の酸、例えば、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、ノナデカン酸、エイコサン酸、ドコサン酸、及びテトラコサン酸、
− 分枝状脂肪酸、例えば、イソブタン酸、イソペンタン酸、ピバル酸、イソヘキサン酸、イソヘプタン酸、イソオクタン酸、ジメチルオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソウンデカン酸、イソドデカン酸、イソトリデカン酸、イソテトラデカン酸、イソペンタデカン酸、イソヘキサデカン酸、イソヘプタデカン酸、イソオクタデカン酸、イソノナデカン酸、イソエイコサン酸、2−エチルヘキサン酸、2−ブチルオクタン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−オクチルデカン酸、2−デシルテトラデカン酸、2−ドデシルヘキサデカン酸、2−テトラデシルオクタデカン酸、2−ヘキサデシルオクタデカン酸、及びラノリンから得られる長鎖脂肪酸、
− 不飽和直鎖状C8〜C34脂肪酸、例えば、ウンデセン酸、リンデン酸(linderic acid)、ミリストレン酸、パルミトレン酸、オレイン酸、リノール酸、エライジン酸、ガドレイン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、及びアラキドン酸、
− ヒドロキシ酸、例えば、2−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒドロキシデカン酸、2−ヒドロキシウンデカン酸、2−ヒドロキシドデカン酸、2−ヒドロキシトリデカン酸、2−ヒドロキシテトラデカン酸、2−ヒドロキシヘキサデカン酸、2−ヒドロキシヘプタデカン酸、2−ヒドロキシオクタデカン酸、12−ヒドロキシオクタデカン酸、2−ヒドロキシノナデカン酸、2−ヒドロキシエイコサン酸、2−ヒドロキシドコサン酸、及び2−ヒドロキシテトラコサン酸、
− 環状酸、例えば、シクロヘキサン酸、水素化ロジン、ロジン、アビエチン酸、水素化アビエチン酸、安息香酸、p−オキシ安息香酸、p−アミノ安息香酸、桂皮酸、p−メトキシ桂皮酸、サリチル酸、没食子酸、ピロリドンカルボン酸、及びニコチン酸、並びに、
− 天然由来の脂肪酸、例えば、オレンジオイルの、アボカドオイルの、マカダミアオイルの、オリーブオイルの、水素化大豆油の、ホホバオイルの、パーム油の、ひまし油の、小麦胚芽油の、サフランオイルの、綿実油の、及びミンク油の脂肪酸、並びにそれらの混合物。
− 飽和で直鎖状の酸、例えば、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、ノナデカン酸、エイコサン酸、ドコサン酸、及びテトラコサン酸、
− 分枝状脂肪酸、例えば、イソブタン酸、イソペンタン酸、ピバル酸、イソヘキサン酸、イソヘプタン酸、イソオクタン酸、ジメチルオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソウンデカン酸、イソドデカン酸、イソトリデカン酸、イソテトラデカン酸、イソペンタデカン酸、イソヘキサデカン酸、イソヘプタデカン酸、イソオクタデカン酸、イソノナデカン酸、イソエイコサン酸、2−エチルヘキサン酸、2−ブチルオクタン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−オクチルデカン酸、2−デシルテトラデカン酸、2−ドデシルヘキサデカン酸、2−テトラデシルオクタデカン酸、2−ヘキサデシルオクタデカン酸、及びラノリンから得られる長鎖脂肪酸、
− 不飽和直鎖状C8〜C34脂肪酸、例えば、ウンデセン酸、リンデン酸(linderic acid)、ミリストレン酸、パルミトレン酸、オレイン酸、リノール酸、エライジン酸、ガドレイン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、及びアラキドン酸、
− ヒドロキシ酸、例えば、2−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシヘプタン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒドロキシデカン酸、2−ヒドロキシウンデカン酸、2−ヒドロキシドデカン酸、2−ヒドロキシトリデカン酸、2−ヒドロキシテトラデカン酸、2−ヒドロキシヘキサデカン酸、2−ヒドロキシヘプタデカン酸、2−ヒドロキシオクタデカン酸、12−ヒドロキシオクタデカン酸、2−ヒドロキシノナデカン酸、2−ヒドロキシエイコサン酸、2−ヒドロキシドコサン酸、及び2−ヒドロキシテトラコサン酸、
− 環状酸、例えば、シクロヘキサン酸、水素化ロジン、ロジン、アビエチン酸、水素化アビエチン酸、安息香酸、p−オキシ安息香酸、p−アミノ安息香酸、桂皮酸、p−メトキシ桂皮酸、サリチル酸、没食子酸、ピロリドンカルボン酸、及びニコチン酸、並びに、
− 天然由来の脂肪酸、例えば、オレンジオイルの、アボカドオイルの、マカダミアオイルの、オリーブオイルの、水素化大豆油の、ホホバオイルの、パーム油の、ひまし油の、小麦胚芽油の、サフランオイルの、綿実油の、及びミンク油の脂肪酸、並びにそれらの混合物。
特に脂肪酸、特に上で定義した脂肪酸である。
本発明により用いられうるジカルボン酸は、1分子当たり少なくとも2つのカルボキシル基を含みうる。
それは下記式によって特に表される:
HOOC−(CH2)n−COOH
式中、nは1〜16、好ましくは3〜16の整数である。
それは下記式によって特に表される:
HOOC−(CH2)n−COOH
式中、nは1〜16、好ましくは3〜16の整数である。
本発明に好適な非制限的なジカルボン酸の例としては、以下のものが特に挙げられる:マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナメチレンジカルボン酸、1,10−デカメチレンジカルボン酸、1,11−ウンデカメチレンジカルボン酸、1,12−ドデカメチレンジカルボン酸、1,13−トリデカメチレンジカルボン酸、1,14−テトラデカメチレンジカルボン酸、1,15−ペンタデカメチレンジカルボン酸、及び1,16−ヘキサデカメチレンジカルボン酸、及びそれらの混合物。
ジカルボン酸はまた、ダイマー二塩基酸であってもよい。「ダイマー二塩基酸」の語は、少なくとも1種の不飽和脂肪酸、特にC8〜C34のもの、例えば既に述べたもの、特にC12〜C22、特にC16〜C20、好ましくはC18のもの、例えば、オレイン酸及びリノール酸など、の重合反応、特に分子間二量化によって得られる二塩基酸を意味する。
ポリオールエステルの脂肪酸単位が、本発明のペースト状化合物に関して必要とされる挙動を有するように選択された飽和もしくは不飽和鎖長を含んでいるポリオールポリエステルはまた、ポリオールエステルとして特に好適である。
上記不飽和脂肪酸鎖は、通常は分枝状鎖であり、特に12〜約22、特に約18〜22の炭素原子を含む。
特に考えられる不飽和脂肪酸鎖は、モノ不飽和及び/又はジ不飽和C18脂肪酸である。
これらの長鎖は、より短い飽和脂肪酸鎖と結合されうる。後者は、通常、直鎖状であり、2〜約12、好ましくは6〜約12、特に8〜12の炭素原子を含む。
一般に、これらの脂肪酸エステルのエステル化度は、ポリオールのヒドロキシル基の約60%、特にポリオールのヒドロキシル基の約85%又は95%がエステル化されるようなものである。
不飽和長鎖脂肪酸エステル単位に関しては、特に、ラウロオレエート類(lauroleates)、ミリストオレエート類(mysistoleates)、パルミトオレエート類(palmitoleates)、オレエート類、エライデート類(elaidates)、エラクテート類(eructates)、リノオレエート類(linoleates)、リノオレネート類(linolenates)、アラキドネート類、エイコサペンタエノエート類、及びドコサヘキサエノエート類が挙げられる。酸化に対する安定性の理由から、モノ不飽和及びジ不飽和脂肪酸鎖が好ましい。
飽和長鎖脂肪酸エステル単位に関しては、特に、アラキドン酸エステル、ベヘン酸エステル、リノセン酸エステル(linoserate esters)、及びセロテートエステル(serotate ester)が挙げられる。
短鎖飽和脂肪酸エステル単位に関しては、それらは特に、アセテート(酢酸エステル)、カプロエート(カプロン酸エステル)、カプリレート(カプリル酸エステル)、カプレート(カプリン酸エステル)、及びラウレートであってよい。
本発明に対して特に好適な固体ポリオール脂肪酸ポリエステルとしては、特に、エステル化脂肪酸部分がリノール酸エステル(リノレート)及びベヘン酸エステル(ベヘネート)であるラフィノースオクタエステル類、エステル化脂肪酸部分がヒマワリ種子油脂肪酸から及びリグノセレート(lignoserate)から誘導されたマルトースヘプタエステル類、エステル化脂肪酸部分がベヘン酸エステル(ベヘネート)及びオレイン酸エステル(オレエート)であるスクロースオクタエステル類、エステル化脂肪酸部分がラウリル酸エステル(ラウレート)、リノール酸エステル(リノレエート)、及びベヘン酸エステル(ベヘネート)であるスクロースオクタエステル類が挙げられる。
そのような固体脂肪酸ポリエステルは、ポリオールポリエステルの調製について既に説明した方法にしたがって得ることができる。これに関し、特に、米国特許第5306516号明細書、同5306515号明細書、同5305514号明細書、同4797300号明細書、同3963699号明細書、同4518772号明細書、及び同4517360号明細書を参照することができる。
本発明による化粧品組成物の配合に有利に好適なペースト状化合物としては、特に、以下の、分画した水素化トリグリセリド、特にSIO社によって販売されているもの;水素化植物油、水素化パーム油、カカオバター、及び、例えばKarlshamns社が販売しているもの、固体綿実油、例えばISO社が販売しているオイル、及びスクロースアセテートイソブチレート、例えば、Eastman Chemical社から販売されている製品、を挙げることができる。
本発明の組成物に用いることができるその他のペースト状化合物のなかでは、ラノリン及びラノリン誘導体、例えば、アセチル化ラノリン、オキシプロピレン化ラノリン、又はイソプロピルラノレート、及びそれらの混合物を挙げることができる。
ペースト状シリコーン化合物、例えば、高分子量ポリジメチルシロキサン(PDMS)、及び、特に、8〜24の炭素原子を有するアルキルもしくはアルコキシタイプのペンダント鎖と20〜55℃の融点をもつもの、例えば、ステアリルジメチコーン、特にDow Corning社から商品名DC2503(登録商標)及びDC25514(登録商標)で販売されているもの、並びにこれらの混合物を挙げることができる。
本発明の組成物は、1種以上のペースト状化合物を、組成物の総重量に対して0.1〜50重量%、特に0.2〜40重量%、又は0.3〜30重量%の範囲の含有量で含むことができる。
本発明の組成物はまた、少なくとも1種の追加の粉状化合物、すなわち、本発明で考えられているマイクロワックス以外の化合物、を含むこともできる。追加の粉状化合物は、フィラー、粉体色素、例えば顔料及びパール光沢剤など、及びそれらの混合物から選択してよい。
「フィラー」の語は、白色もしくは無色の、鉱物性もしくは合成による薄板状(ラメラ)又は非薄板状の粒子を意味するものとして理解される。
これらのフィラーは、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリ−β−アラニン粉末、ラウロイルリジン粉末、デンプン、窒化ホウ素、例えばポリ塩化ビニリデン/アクリロニトリルなどの中空ポリマー微小球体(例えば、Expancel(登録商標)(Nobel Industries社))、アクリルポリマー粒子、特にアクリル酸コポリマーのポリマー粒子(例えば、Polytrap(登録商標)(Dow Corning社))、ポリウレタン粉末、ナイロン粉末、シリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば、Toshiba社のTospearl(登録商標))、沈降性炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ微小球体(Maprecos社のSilica Beads(登録商標))、ガラス又はセラミックスマイクロカプセル、8〜22の炭素原子、好ましくは12〜18の炭素原子を含む有機カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛、及びミリスチン酸マグネシウム、並びにこれらの混合物、から選択されうる。
これらのフィラーは、表面処理、特にフィラーを親油性するための表面処理がされていても、されていなくてもよい。
これらのフィラーは、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して0.1〜30重量%、特に0.1〜15重量%の範囲の含有量で存在してもよい。
本発明の組成物はまた、粉末色素、例えば、顔料及びパール光沢剤、並びに親油性染料及び親水性染料などの染料、それらの混合物、から選択される少なくとも1種の色素を含むこともできる。
本発明の目的のためには、用語「顔料」は、液体有機相に不溶性の、白色もしくは有色の無機もしくは有機粒子であって、組成物を着色及び/又は不透明にすることを意図したものを意味することを意図している。
上記顔料は、無機及び/又は有機顔料であってよい。用いることができる顔料には、金属酸化物、例えば、酸化鉄(特に、黄、赤、茶、もしくは黒酸化鉄)、酸化チタン、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、及び酸化クロム;マンガンバイオレット、群青(ウルトラマリンブルー)、紺青(プルシアンブルー)、フェリックブルー、ビスマスオキシクロライド、天然真珠層、チタンもしくはビスマスオキシクロライドで被覆したマイカ、着色されたパール光沢顔料(例えば、酸化鉄を伴うチタンマイカ、特にフェリックブルーもしくは酸化クロムを伴うチタンマイカ、上述したタイプの有機顔料を伴うチタンマイカ、及びビスマスオキシクロライドを基にしたパール光沢剤、並びにそれらの混合物が含まれる。
酸化鉄又は二酸化チタン顔料が特に用いられる。
粉末色素及び特に顔料は、適切な場合には、疎水性処理剤で表面処理し、それらを組成物の脂肪相と相容性にすることができる。
そのような疎水性処理した顔料は、特に、EP−A−1086683に記載されている。
顔料を被覆するために用いることができる疎水性処理剤の例として、挙げられる例には、アルミニウムステアロイルグルタメート及び、好ましくは、イソプロピルトリイソステアリルチタネートが含まれる。
本発明の目的のためには、「パール光沢剤(nacres)」の語は、特定の軟体動物によってその殻中に作られたか、あるいは合成された、虹色の粒子であって、組成物の媒体に不溶性であるものを意味することを意図している。
本発明の目的のためには、「染料」の語は、脂肪物質、例えば上記オイル、あるいは水性及び/又は水性アルコール相中に可溶性である化合物、一般には有機化合物を意味することを意図している。
本発明にしたがって用いることができる脂溶性染料のなかでは、スーダンレッド、D&CレッドNo.17、D&CグリーンNo.6、β−カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&CイエローNo.11、D&CバイオレットNo.2、D&CオレンジNo.5、キノリンイエロー、アンナット(annatto)、及びブロモ酸類が挙げられる。
本発明にしたがって用いることができる脂溶性染料のなかでは、スーダンレッド、D&CレッドNo.17、D&CグリーンNo.6、β−カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&CイエローNo.11、D&CバイオレットNo.2、D&CオレンジNo.5、キノリンイエロー、アンナット(annatto)、及びブロモ酸類が挙げられる。
粉末色素は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して0.5〜30重量%、特に5〜20重量%、特に8〜15重量%の範囲の含有量で存在してよい。
親油性及び/又は親水性染料は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して0.0001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.1〜3重量%の範囲の含有量で存在してよい。
本発明の組成物はさらに、化粧品で一般的なアジュバント、例えば、親水性又は親油性ゲル化剤及び/又は増粘剤;保湿剤;皮膚軟化剤;親水性又は親油性活性剤;フリーラジカル捕捉剤;金属イオン封鎖剤;抗酸化剤;保存剤;塩基性化もしくは酸性化剤;香料;及びそれらの混合物を、1種以上含むこともできる。
本発明の組成物に用いることのできる活性剤としては、例えば、保湿剤、例えば、タンパク質加水分解物及びポリオール(例えば、グリセロール、グリコール類、例えば、ポリエチレングリコール、及び糖誘導体);天然抽出物;抗炎症剤;プロシアニドールオリゴマー類;ビタミン類、例えば、ビタミンA(レチノール)、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンB5(パンテノール)、ビタミンB3(ナイアシンアミド)、これらのビタミン類の誘導体(特にエステル)、及びそれらの混合物;尿素;カフェイン;サリチル酸及びその誘導体;ヒドロキシ酸、例えば、乳酸及びグリコール酸及びそれらの誘導体;レチノイド、例えば、カロテノイド及びビタミンA誘導体;ヒドロコルチゾン;メラトニン;藻類、菌類、植物、酵母、又は微生物の抽出物;酵素;ステロイド;抗菌性活性剤、例えば、2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル(あるいは、トリクロサン)、3,4,4’-トリクロロカルバニリド(あるいは、トリクロカルバン)、及び上述した酸類、特にサリチル酸及びその誘導体;引き締め剤;及びそれらの混合物、を挙げることができる。
本発明の組成物はまた、少なくとも1種のサンスクリーン剤(又はUVスクリーン剤)を含むことができる。このスクリーン剤は、有機スクリーン剤、及び物理的サンスクリーン剤、並びにこれらの混合物から選択できる。
本発明の組成物に用いることができる化学的サンスクリーン剤として、本発明の組成物は、化粧品に用いることのできる任意のUVA及びUVBスクリーン剤を含むことができる。
言うまでもなく、当業者は、本発明による組成物に本来伴う有利な特性が考慮している添加によって悪影響をうけないか又は実質的に悪影響をうけないように、本発明の組成物に添加される任意選択によるアジュバント(1種以上)を選択し、その量を調節するために注意を払うであろう。
以下の実施例は、制限することなく、本発明を説明するために示される。
[手順]
相A1の成分を秤量し、次に水浴(100℃)上に設置した。混合物が均一になったら、相A2を撹拌しながら添加し(Moritzブレンダー、2000rpm)、次に相A3を60℃の温度で添加し、最後に50℃の温度で撹拌を続けながら相A4を添加した。
相A1の成分を秤量し、次に水浴(100℃)上に設置した。混合物が均一になったら、相A2を撹拌しながら添加し(Moritzブレンダー、2000rpm)、次に相A3を60℃の温度で添加し、最後に50℃の温度で撹拌を続けながら相A4を添加した。
三本ロールミルで顔料を粉砕することによって、相A5を別途調製し、次に上記混合物に添加した。
相B1の成分を秤量することによって水性相を調製し、次にこれを沸点まで加熱した。
この相を次に撹拌し(Rayneriブレンダー、400〜500rpm)、相B2をこれに添加した。滑らかなゲルが得られるまで撹拌を続けた。約40℃の温度で、相B3を次に添加した。
エマルションが室温で形成された。2つの相は室温近くの類似温度(差は3℃以下)を有しているべきである。
撹拌速度を徐々に速めながら、上記水性相を上記脂肪相に注いだ(Moritzブレンダー、4000〜4500rpm以下)。添加後、撹拌を10分間続けた。
[結果]
このファンデーションは非常に塗りやすく、良好な滑り性をもち、非常にソフトな感触であり、塗布時にさわやかだった。
得られたメークアップは、均一かつ艶消し(マット)であり、粉っぽい効果を示さないものだった。そのメークアップは、非常にソフトな感触であり、べたつかないものだった。
このファンデーションは非常に塗りやすく、良好な滑り性をもち、非常にソフトな感触であり、塗布時にさわやかだった。
得られたメークアップは、均一かつ艶消し(マット)であり、粉っぽい効果を示さないものだった。そのメークアップは、非常にソフトな感触であり、べたつかないものだった。
[手順]
手順は、実施例1で用いた手順と同じである。
このファンデーションは、実施例1のファンデーションと非常によく似た官能特性をもっていた。
手順は、実施例1で用いた手順と同じである。
このファンデーションは、実施例1のファンデーションと非常によく似た官能特性をもっていた。
[手順]
手順は、実施例1で用いた手順と同じである。
このファンデーションは実施例1の官能特性と非常によく似た官能特性をもっていた。
手順は、実施例1で用いた手順と同じである。
このファンデーションは実施例1の官能特性と非常によく似た官能特性をもっていた。
[手順]
手順は、実施例1で用いたものと同じである。
このファンデーションは、実施例1のものと非常によく似た官能特性をもっていた。
手順は、実施例1で用いたものと同じである。
このファンデーションは、実施例1のものと非常によく似た官能特性をもっていた。
[手順]
相A1の成分を秤量し、次に水浴(100℃)上に設置した。混合物が均一になったら、相A2を撹拌しながら添加し(Moritzブレンダー、2000rpm)、次に相A3を60℃の温度で添加し、最後に50℃の温度で撹拌を続けながら相A4を添加した。
相A1の成分を秤量し、次に水浴(100℃)上に設置した。混合物が均一になったら、相A2を撹拌しながら添加し(Moritzブレンダー、2000rpm)、次に相A3を60℃の温度で添加し、最後に50℃の温度で撹拌を続けながら相A4を添加した。
相B1の成分を秤量して水性相を調製し、次にこれを沸点まで加熱した。この相を次に撹拌し(Rayneriブレンダー、400〜500rpm)、相B2をこれに添加した。滑らかなゲルが得られるまで撹拌を続けた。約40℃の温度で、次に相B3を添加した。
エマルションが室温で形成された。2つの相は室温近くの類似温度(差は3℃以下)を有しているべきである。
撹拌速度を徐々に速めながら、上記水性相を上記脂肪相に注いだ(Moritzブレンダー、4000〜4500rpm以下)。添加後、撹拌を10分間続けた。
[結果]
このメークアップベースは非常に塗りやすく、良好な滑り性をもち、非常にソフトな感触であり、塗布時にさわやかだった。結果は均一かつマット性であり、粉っぽい影響を示さなかった。非常にソフトな感触であり、べたつきがなかった。
このメークアップベースは、ファンデーション又はルーズパウダーもしくはコンパクトパウダーと組み合わせて塗布することができる。
このメークアップベースは非常に塗りやすく、良好な滑り性をもち、非常にソフトな感触であり、塗布時にさわやかだった。結果は均一かつマット性であり、粉っぽい影響を示さなかった。非常にソフトな感触であり、べたつきがなかった。
このメークアップベースは、ファンデーション又はルーズパウダーもしくはコンパクトパウダーと組み合わせて塗布することができる。
Claims (10)
- 生理学的に許容可能な媒体中に、組成物の総重量に対して少なくとも22重量%の水と、少なくとも1種の微粒化ワックス粒子分散物を含む少なくとも1つの脂肪相とを含み、前記粒子が組成物の総重量に対して5重量%〜50重量%の含有量で存在する、ケラチン物質を手入れし及び/又はメークアップするための非コンパクト化型化粧品組成物。
- 組成物の総重量に対して少なくとも25重量%の水を含む、請求項1の化粧品組成物。
- 前記微粒化ワックス粒子が、組成物の総重量に対して10重量%〜30重量%の含有量で存在する、請求項1又は2に記載の化粧品組成物。
- 前記微粒化ワックス粒子が、50μm以下の数平均径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
- 前記微粒化ワックス粒子が、任意選択で変性されていてもよい、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、モンタンワックス、水素化油、フィッシャー・トロプシュ合成によって得られるワックス、脂肪酸エステル及びアミド、10〜45の炭素原子を含むシリコーンワックス、及び脂肪酸、並びにそれらの混合物、から選択される請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
- 水中油型もしくは油中水型単純エマルション、又は多重エマルションの形態である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
- 粉体色素、染料、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の着色剤をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
- 前記粉体色素が、組成物の総重量に対して0.5重量%〜30重量%の範囲の含有量で存在する、請求項7に記載の化粧品組成物。
- 皮膚又は唇に適用することを意図した、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
- ペースト又は液状クリームの形態である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化粧品組成物。
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