JP2007197169A - 粉粒体の空気輸送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯留槽に付着し残留する粉粒体を剥離して排出することができる粉粒体の空気輸送装置を提供すること。
【解決手段】貯留槽1の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽1の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズル5を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】貯留槽1の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽1の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズル5を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、粉粒体の空気輸送装置に関し、特に、貯留槽に付着し残留する粉粒体を剥離して排出することができる粉粒体の空気輸送装置に関するものである。
粉粒体を空気(本明細書において、不活性ガス等の気体を含む。以下、同じ)により輸送する装置としては、例えば、図4に示すように、乾燥粉粒体Bを貯える貯留槽1と、該貯留槽1の排出部に設けたロータリーバルブ2と、該ロータリーバルブ2により切り出した乾燥粉粒体Bを、送風機3からの空気流により圧送する輸送管4とを備えた粉粒体の空気輸送装置が知られている。
ところで、貯留槽の粉粒体を輸送する場合に、粉粒体が貯留槽より良好に排出されるように、貯留槽の下部をテーパ状の傾斜壁面に形成しているが、粉粒体によってはこの傾斜面に付着して貯留槽内に残留することがある。
そこで、 従来は、貯留槽に空気を導入して加圧し、所定圧の状態にて開閉弁を開にすることにより、粉粒体を加圧して輸送管に排出するようにしている。
しかしながら、粉粒体の物性、特に圧密するような粉粒体は、貯留槽の形状や加圧排出だけでは排出することができず、輸送ができずに貯留槽に残留するという問題を有している。
なお、この種の粉粒体の空気輸送装置においては、特許文献1に開示されているように、粉粒体のブリッジの発生を防止するために、ブレイキングノズル(ブリッジブレーカ)を配設するようにしているが、このブレイキングノズルは、粉粒体のブリッジが発生しやすいに貯留槽の排出口の中心部に向けて圧縮空気を噴射するものであるため、ブレイキングノズルによっては、上記の問題点を解消することができなかった。
特開昭60−223720号公報
そこで、 従来は、貯留槽に空気を導入して加圧し、所定圧の状態にて開閉弁を開にすることにより、粉粒体を加圧して輸送管に排出するようにしている。
しかしながら、粉粒体の物性、特に圧密するような粉粒体は、貯留槽の形状や加圧排出だけでは排出することができず、輸送ができずに貯留槽に残留するという問題を有している。
なお、この種の粉粒体の空気輸送装置においては、特許文献1に開示されているように、粉粒体のブリッジの発生を防止するために、ブレイキングノズル(ブリッジブレーカ)を配設するようにしているが、このブレイキングノズルは、粉粒体のブリッジが発生しやすいに貯留槽の排出口の中心部に向けて圧縮空気を噴射するものであるため、ブレイキングノズルによっては、上記の問題点を解消することができなかった。
本発明は、上記従来の粉粒体の空気輸送装置が有する問題点に鑑み、貯留槽に付着し残留する粉粒体を剥離して排出することができる粉粒体の空気輸送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の粉粒体の空気輸送装置は、貯留槽から輸送先貯留槽に輸送管を介して空気流により粉粒体を空気輸送する粉粒体の空気輸送装置において、前記貯留槽の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズルを設けたことを特徴とする。
この場合において、空気噴射ノズルを、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面に略鉛直方向に圧縮空気を噴射するように構成することができる。
本発明の粉粒体の空気輸送装置によれば、貯留槽から輸送先貯留槽に輸送管を介して空気流により粉粒体を空気輸送する粉粒体の空気輸送装置において、前記貯留槽の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズルを設けることから、貯留槽に付着する粉粒体を空気噴射ノズルから噴出される圧縮空気によって剥離し、その後、貯留槽を加圧して開閉弁を開くことにより、粉粒体を加圧して輸送管に排出することができる。
また、空気噴射ノズルを、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面に略鉛直方向に圧縮空気を噴射するように構成することにより、傾斜壁面に沿って圧縮空気を案内し、貯留槽に付着する粉粒体をより良好に剥離することができる。
以下、本発明の粉粒体の空気輸送装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に、本発明の粉粒体の空気輸送装置の一実施例を示す。
この粉粒体の空気輸送装置は、乾燥粉粒体Bを貯える貯留槽1と、該貯留槽1の排出口10に設けたロータリーバルブ2と、該ロータリーバルブ2により切り出した乾燥粉粒体Bを送風機3からの空気流により圧送する輸送管4とを備えている。
そして、この粉粒体の空気輸送装置は、前記貯留槽1の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽1の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズル5を設けている。
この粉粒体の空気輸送装置は、乾燥粉粒体Bを貯える貯留槽1と、該貯留槽1の排出口10に設けたロータリーバルブ2と、該ロータリーバルブ2により切り出した乾燥粉粒体Bを送風機3からの空気流により圧送する輸送管4とを備えている。
そして、この粉粒体の空気輸送装置は、前記貯留槽1の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽1の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズル5を設けている。
送風機3はルーツブロワーからなり、輸送先貯留槽6まで輸送管4を延設するとともに、該輸送管4の途中に、貯留槽1の下部をロータリーバルブ2を介して接続している。
輸送先貯留槽6の上部には、送風機3からの空気を濾過して排気するバグフィルタ7が付設されている。
輸送先貯留槽6の上部には、送風機3からの空気を濾過して排気するバグフィルタ7が付設されている。
空気噴射ノズル5は、図1〜図2に示すように、本実施例では、既設の安全弁口11や予備口12を利用して、貯留槽1の上部を貫通するように縦方向に設置されており、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面13の近傍位置の複数箇所、特に限定されるものではないが、例えば、排出口10を取り囲むように等角度間隔で4箇所に、略鉛直方向に圧縮空気を噴射するように形成するようにしている。
この空気噴射ノズル5から、パルス噴射により単発又は断続的に繰り返して大量の圧縮空気を貯留槽1に吹き込み、貯留槽内部の残留物を崩壊させた後、従来のように貯留槽1を加圧して開閉弁を開くことにより、粉粒体を加圧して輸送管4に排出することができる。
この制御により、従来は排出が困難であった粉粒体を容易に排出し輸送することができる。
また、この空気噴射ノズル5による圧縮空気の噴射は、粉粒体の通常の輸送中も、ある周期で間欠的に行うこともできる。
この空気噴射ノズル5から、パルス噴射により単発又は断続的に繰り返して大量の圧縮空気を貯留槽1に吹き込み、貯留槽内部の残留物を崩壊させた後、従来のように貯留槽1を加圧して開閉弁を開くことにより、粉粒体を加圧して輸送管4に排出することができる。
この制御により、従来は排出が困難であった粉粒体を容易に排出し輸送することができる。
また、この空気噴射ノズル5による圧縮空気の噴射は、粉粒体の通常の輸送中も、ある周期で間欠的に行うこともできる。
一方、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面13には、粉粒体のブリッジを防止する複数のブレイキングノズル14が、貯留槽1の接線方向に空気を噴射するように取付られている。
このブレイキングノズル14は、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面13に接線方向に空気を噴射することにより、旋回流を発生させて粉粒体のブリッジを防止する。
このブレイキングノズル14は、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面13に接線方向に空気を噴射することにより、旋回流を発生させて粉粒体のブリッジを防止する。
この粉粒体の空気輸送装置は、貯留槽1から輸送先貯留槽6に輸送管4を介して空気流により粉粒体を空気輸送する粉粒体の空気輸送装置において、前記貯留槽1の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽1の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズル5を設けることから、貯留槽1に付着する粉粒体を空気噴射ノズル5から噴出される圧縮空気によって剥離し、その後、貯留槽1を加圧して開閉弁を開くことにより、粉粒体を加圧して排出することができる。
そして、この粉粒体の空気輸送装置は、上記の特性を有することから、特に、粉粒体が圧密性や付着性などが強いもの(代表的なものとして、灰溶融炉からの飛灰)に好適に適用することができる。
そして、この粉粒体の空気輸送装置は、上記の特性を有することから、特に、粉粒体が圧密性や付着性などが強いもの(代表的なものとして、灰溶融炉からの飛灰)に好適に適用することができる。
この場合、排出口10を取り囲むように等角度間隔で4箇所に、略鉛直方向に圧縮空気を噴射するように形成された空気噴射ノズル5が、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面13に略鉛直方向に圧縮空気を噴射することにより、貯留槽上部の広いテーパ状の傾斜壁面より下部の狭いテーパ状の傾斜壁面に向けて傾斜壁面13に沿って圧縮空気を案内し、貯留槽に付着する粉粒体をより良好に剥離することができるようにしている。
以上、本発明の粉粒体の空気輸送装置について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、上記実施例において、排出口10を取り囲むように等角度間隔で4箇所に、略鉛直方向に圧縮空気を噴射するように形成するようにしている空気噴射ノズル5の本数を、2本あるいは3本、さらには、5本以上とする等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
また、本発明の名称等に用いている「空気」の語は、その主要な手段を明らかにするために付したものにすぎず、本明細書において、「空気」の概念には、不活性ガス等の気体が含まれるものであって、本発明はこれを排除しない。
また、本発明の名称等に用いている「空気」の語は、その主要な手段を明らかにするために付したものにすぎず、本明細書において、「空気」の概念には、不活性ガス等の気体が含まれるものであって、本発明はこれを排除しない。
本発明の粉粒体の空気輸送装置は、貯留槽に付着し残留する粉粒体を剥離して排出できることから、灰溶融炉からの飛灰など、粉粒体が圧密性や付着性などが強いものを輸送する用途に特に好適に用いることができる。
1 貯留槽
10 排出口
11 安全弁口
12 予備口
13 傾斜壁面
14 ブレイキングノズル
2 ロータリーバルブ
3 送風機
4 輸送管
5 空気噴射ノズル
6 輸送先貯留槽
7 バグフィルタ
B 粉粒体
10 排出口
11 安全弁口
12 予備口
13 傾斜壁面
14 ブレイキングノズル
2 ロータリーバルブ
3 送風機
4 輸送管
5 空気噴射ノズル
6 輸送先貯留槽
7 バグフィルタ
B 粉粒体
Claims (2)
- 貯留槽から輸送先貯留槽に輸送管を介して空気流により粉粒体を空気輸送する粉粒体の空気輸送装置において、前記貯留槽の内部に圧縮空気を瞬間的に噴射し、貯留槽の壁面に付着した粉粒体を除去する複数の空気噴射ノズルを設けたことを特徴とする粉粒体の空気輸送装置。
- 空気噴射ノズルを、貯留槽下部のテーパ状の傾斜壁面に略鉛直方向に圧縮空気を噴射するように構成したことを特徴とする請求項1記載の粉粒体の空気輸送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018757A JP2007197169A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 粉粒体の空気輸送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018757A JP2007197169A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 粉粒体の空気輸送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007197169A true JP2007197169A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38452150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006018757A Withdrawn JP2007197169A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 粉粒体の空気輸送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007197169A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013529162A (ja) * | 2010-03-18 | 2013-07-18 | ベスビウス クルーシブル カンパニー | 乾式吹付け用途のための材料を乾式搬送するための方法および装置 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006018757A patent/JP2007197169A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013529162A (ja) * | 2010-03-18 | 2013-07-18 | ベスビウス クルーシブル カンパニー | 乾式吹付け用途のための材料を乾式搬送するための方法および装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070910 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20100618 |