JP2007197124A - 給送装置およびエッジガイド - Google Patents

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Abstract

【課題】簡潔な構造で用紙給送障害の少ないシート給送装置を提供する。
【解決手段】シート状の記録用紙160を支持する背面支持部122、側端支持部126および先端支持部128、並びに、前進または後退して記録用紙160を先端支持部128から押し出すホッパ124を含むペーパサポート120と、背面支持部122の表面に装着されるエッジガイド300と、ホッパ124により押し出された記録用紙160を1枚ずつ送り出す給送ローラ220とを備えた給送装置20であって、エッジガイド300が、それ自体の側面の一部が記録用紙160の他方の側端に当接するホルダ部310と、先端近傍において記録用紙160の他方の側端に当接しつつ、ホッパ124が前進したときはホルダ部310に対して給送方向に伸張して、ホッパ124が後退したときはホルダ部310に対して給送方向に退縮するスライド部320とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は供給装置およびエッジガイドに関する。より詳細には、装填した被給送物を給送単位毎に取り出して送り出す給送装置と、給送装置において被給送物の側端部を支持するエッジガイドに関する。
記録装置、読み取り装置、ファクシミリ等の情報処理装置には、複数のシート状ドキュメント、記録用紙等がまとめて装填され、所要枚数、例えば一枚ずつ処理に供する給送装置が装備されているものがある。読み取り装置、複写装置等では、原稿がまとめて装入され、給送装置が1枚ずつ読み取り部に給送する。また、これらの装置の記録部、印刷装置等では、大量の記録用紙が一括して装填され、給送装置は記録用紙を1枚ずつ給送して印刷または記録に供する。
下記特許文献1には、水平に重ねて装填したシートを1枚ずつ取り出すシート給送装置に関する技術が開示されている。ここでは、給紙部にセンサを設けて、搬送方向に対してシートが傾斜するスキュー現象を検出したときにシートの搬送を停止することが提案されている。
また、下記特許文献2には、シートを搬送後に蓄積する際のシートの取り扱いに関する技術が開示されている。即ち、ここでは、画像形成装置から排出された排出されたシートを更に僅かに送り出すことで、シートの取り扱いを向上させることが提案されている。
更に、下記特許文献3には、自動給紙装置におけるスキュー発生を低減させるための技術が開示されている。上記特許文献3には、給送ローラに搬送される被給送物において、その幅方向について給送ローラに接していない側で、被給送物を給送ローラの周面に倣った形状に屈曲させることが提案されている。即ち、多くのシート給送装置において、被給送物に直接に携わる給送ローラの周面は、被給送物の幅よりも遥かに狭い幅しか有していない。このため、被給送物の給送ローラによる搬送は、被給送物の幅方向の一部でしか行われない。ここで、給送ローラの周面は被給送物に対して十分に高い摩擦係数を有しており、十分な搬送力が得られる。
また更に、下記特許文献4には、エッジガイドに付属して用紙の給送方向に伸縮するカムフォロワを設け、用紙の側端をできるだけ長く支持する構造が記載されている。
特開平10−129890号公報 特開2001−180864号公報 特開2004−175531号公報 特開2004−307105号公報
しかしながら、上記のように給送ローラが被給送物の幅方向についてその一部だけで接して被給送物を給送する場合、給送ローラに接していない部分では被給送物が先行する等の理由により、依然としてスキュー発生が防止しきれないという問題があった。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の第1の形態として、シート状の被給送物を、被給送物の背面から支持する背面支持部、被給送物の一方の側端に当接する側端支持部、まだ給送されない被給送物の給送方向に係る先端を支持する先端支持部、および、背面支持部の下端近傍において背面支持部と直交する方向に前進または後退して被給送物を先端支持部から押し出すホッパを含むペーパサポートと、背面支持部の表面に装着され、被給送物の他方の側端に当接して、給送方向と直交する方向に被給送物を位置決めするエッジガイドと、ホッパにより押し出された被給送物の表面に当接しつつ回転して、被給送物を1枚ずつ送り出す給送ローラとを備えた給送装置であって、エッジガイドが、被給送物の幅方向に摺動できるようにホッパに対して装着されて、それ自体の側面の一部が被給送物の他方の側端に当接するガイド本体部と、ガイド本体部に対して回動できるようにガイド本体部から軸支されたホルダ部と、少なくともその先端近傍において被給送物の他方の側端に当接しつつ、ホッパが前進したときはホルダ部に対して給送方向に伸張し、ホッパが後退したときはホルダ部に対して給送方向に退縮するスライド部とを備える給送装置が提供される。これにより、被給送物の側面を支持するスライド部が、被給送物の進行に追従して長いスパンで被給送物を支えるので、被給送物にスキューが生じない。また、ホッパの動作に同期してスライド部が退縮するので、伸張したスライド部がホッパの動作を妨げることもない。
また、ひとつの実施形態によると、上記給送装置において、ホルダ部がホッパに装着され、スライド部を給送ローラと同期して伸張させるスライド駆動手段を備える。これにより、ホッパが前進しているときにスライド部が伸張されるので、スライド部がホッパの動作を妨げることがない。
また、他の実施形態によると、上記給送装置において、スライド駆動手段が、スライド部を、ホルダ部に対して退縮する方向に付勢する付勢手段と、スライド部の背面支持部に対して反対の側に形成されたラックと、給送ローラの回転軸と同期して回転しつつ、ホッパが前進しているときはラックに噛み合い、ホッパが後退しているときはラックから離隔する歯車とを含む。これにより、ホッパが前進している場合に限ってスライド部が伸張する。また、ホッパが後退するときは、スライド部が確実に退縮する。
また、他の実施形態によると、上記給送装置において、スライド駆動手段が、スライド部を、ホルダ部に対して伸張する方向に付勢する付勢手段と、ペーパサポートに支持されつつ給送ローラに触れていない被給送物を、ペーパサポートに向かって押し戻す戻し爪とを備え、戻し爪が被給送物と共にスライド部を押し戻して、スライド部をホルダ部に向かって退縮させる。これにより、ホッパが前進しているときは自動的にスライド部が伸張する。また、被給送物と共にスライド部が退縮されるので、スライド部がホッパの後退を妨げることがない。
また、他の実施形態によると、上記給送装置において、スライド部の先端が、被給送物の厚さ方向に薄く、給送ローラおよびその付帯物と干渉しない。これにより、スライド部が給送ローラ等と干渉することなく伸張でき、被給送物を一層安定させることができる。
また、他の実施形態によると、上記給送装置において、エッジガイドが、給送方向についてホルダ部の後端付近において、背面支持部の表面に平行で給送方向に直交する軸により軸支され、スライド部の先端が背面支持部から遠ざかるように変位して、ペーパサポートに積層して収容された被給送物のうち最表面に位置する被給送物の側端に当接する。これにより、ペーパサポートに大量の被給送物が装填された場合でも、スライド部は給送される最上層の被給送物を確実に支持できる。
また、他の実施形態によると、上記給送装置において、エッジガイドを、背面支持部から遠ざかる方向に付勢する付勢手段を備える。これにより、スライド部は、給送される最上層の被給送物を支持できる。
更に、本発明の第2の形態として、シート状の被給送物を、被給送物の背面から支持する背面支持部、被給送物の一方の側端に当接する側端支持部、まだ給送されない被給送物の給送方向に係る先端を支持する先端支持部、および、背面支持部の下端近傍において背面支持部と直交する方向に前進または後退して被給送物を先端支持部から押し出すホッパを含むペーパサポートと、ホッパにより押し出された被給送物の表面に当接しつつ回転して、被給送物を1枚ずつ送り出す給送ローラとを備えた給送装置において、背面支持部の表面に装着され、被給送物の他方の側端に当接して、給送方向と直交する方向に被給送物を位置決めし、且つ、被給送物の幅方向にペーパサポートに対して摺動できるように装着され、それ自体の側面の一部が被給送物の他方の側端に当接するホルダ部と、少なくともその先端近傍において被給送物の他方の側端に当接しつつ、ホッパの動作に伴ってホルダ部に対して給送方向に伸縮するスライド部とを含むエッジガイドが提供される。これにより、既存の給送装置に対しても、上記効果を有するエッジガイドを設けることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、給送装置20を装備するインクジェット式記録装置10を概観する斜視図である。同図に示すように、このインクジェット式記録装置10は、装置全体の基部となる下ケース100と、下ケース100と共に筐体を形成する上ケース110と、下ケース100の後部に装着されたペーパサポート120と、下ケース100の前面に形成された排出トレー130とを備えている。また、このインクジェット式記録装置10は、下ケース100内に水平に配置されたプラテン140と、プラテン140の上方に配置されたキャリッジ150とを内部に備えている。
図2は、上記インクジェット式記録装置10における記録用紙160の搬送経路を示す図である。同図に示すように、インクジェット式記録装置10では、まず、ペーパサポート120に複数の記録用紙160が積層して装填される。ペーパサポート120は、その上部にあって固定された背面支持部122と、その下部において後述するように動作するホッパ124とを備えている。また、ホッパ124は、装填された記録用紙160の側端に当接するエッジガイド300を備えている。更に、エッジガイド300は、ホッパ124に直接に装着されたホルダ部310およびホルダ部310から下方に延在するスライド部320を備える。これらペーパサポート120の各部の機能については後述する。
上記のようなインクジェット式記録装置10の記録動作が開始されると、給送ローラ220および給送従動ローラ222に挟まれて、記録用紙160は最上層から1枚ずつインクジェット式記録装置10の内部に取り込まれる。取り込まれた記録用紙160は、搬送駆動ローラ242および搬送従動ローラ244を有する搬送部240によりプラテン140上に送り出される。プラテン140上では、キャリッジ150の下面からインクが吐出され、記録用紙160上に画像が形成される。更に、画像形成された記録用紙160は、排出駆動ローラ252および排出従動ローラ254を有する排出部250により、インクジェット式記録装置10の外部へ送り出される。
図3は、インクジェット式記録装置10における給送装置20を抜き出して示す斜視図である。同図に示すように、給送装置20は、図上で左側に立ち上がるペーパサポート120と、ペーパサポート120の下端近傍に配置された給送機構とから主に構成されている。
ここで、ペーパサポート120の上側は、インクジェット式記録装置10に対して固定された背面支持部122である。ペーパサポート120の下部は、この図では背面支持部122と連続した平面を形成するホッパ124と、ホッパ124の下端に位置し、ホッパ124と略直角をなす先端支持部128とが形成されている。更に、ホッパ124の側方一端には、インクジェット式記録装置10に対して固定された側端支持部126が立ち上がっている。
また、この給送装置20では、ホッパ124の表面に、エッジガイド300を備えている。エッジガイド300は、それ自体がホッパ124の表面に沿って給送方向に直交する方向に移動し、様々な寸法の記録用紙160の側端に当接して一部を支持する。更に、エッジガイド300は、エッジガイド300自体に対して回動可能なホルダ部310および、ホルダ部310の下部に装着されたスライド部320を備えている。なお、後述するように、ホルダ部310はエッジガイド300から軸支されており、その下端がホッパの表面から離れまたは接近するように回動する。また、スライド部320は、ホルダ部310に対して伸縮する。
上記のようなペーパサポート120は、装填された記録用紙160に対して、背面支持部122が背面に、側端支持部126が一方の側端部に、先端支持部128が下端に、それぞれ接して、記録用紙160を保持する。また、一端を側端支持部126に当接させた記録用紙160の他方の側端部に対して、エッジガイド300を移動させて当接させることにより、記録用紙160のもう一方の側端部も位置決めされる。こうして、記録用紙160の傾きが防止される。なお、エッジガイド300のスライド部320も、少なくともその先端部において、記録用紙160の側端部に、ホルダ部310の側面と同じ側から当接し、記録用紙160の位置決めに寄与する。また、ホッパ124およびスライド部320の動作については、他の図面を参照して後述する。
また、図3に示す給送装置20は、そのペーパサポート120の下端近傍に、後述する一連の給送機構を備えている。即ち、ここには、ペーパサポート120と平行に配置された回転軸230と、回転軸230に装着された給送ローラ220および給送補助ローラ221が配置されている。回転軸230は図示されていないモータにより回転駆動され、給送ローラ220および給送補助ローラ221も、回転軸230と共に回転する。また、ペーパサポート120の先端支持部128の直近に配置された戻し爪260も、これら回転機構と同期して動作する。なお、給送ローラ220および給送補助ローラ221は、その周面上に平坦部を有し、記録用紙160の給送に間欠的に関与する。また、給送ローラ220は、搬送する記録用紙160に対して幅が狭いので、特に広い記録用紙160を取り扱う場合には、給送補助ローラ221が給送動作に関与する。
図4は、図3に示した給送装置20の動作を説明する模式的な断面図である。同図に示すように、インクジェット式記録装置10の動作開始に備えて給送装置20が待機しているときは、ホッパ124は後退して、背面支持部122およびホッパ124の表面がひとつの面をなしている。また、背面支持部122上に装填された記録用紙160は、それぞれの下端を先端支持部128に当接させて積層されている。
図5は、インクジェット式記録装置10が記録動作を開始したときの給送装置20の態を示す。このとき、戻し爪260は図上で反時計回りに回転して、記録用紙160の搬送経路から退避する。また、給送ローラ220は、図上で時計回りに回転して、その円弧状の周面が記録用紙160に対面する。更に、ホッパ124が、その上端近傍を軸として前進し、記録用紙160の下端を、先端支持部128から給送ローラ220に向かって押し出す。押し出された記録用紙160のうち、最も上層に位置する記録用紙160は、給送ローラ220周面に当接して、給送ローラ220の回転に従って下方、即ちインクジェット式記録装置10の内部に引き込まれる。このとき、下層の記録用紙160も、記録用紙160相互の摩擦により、インクジェット式記録装置10の内部に僅かに引き込まれるが給送従動ローラ222により最上層の記録用紙160と分離される。
図6は、図5に示した状態から最上層の記録用紙160が更に引き込まれ、給送ローラ220の周面における平坦な部分が記録用紙160に対面しかかった状態を示す。同図に示すように、給送ローラ220の平坦部が記録用紙160に対面すると、給送ローラ220は記録用紙160から離隔する。それと入れ違いに、戻し爪260が図上で時計回りに回転して、最上層以外の記録用紙160の端面に戻し爪260が当接する。また、ホッパ124は初期位置に後退する。続いて、戻し爪260は、更に回転して最上層以外の記録用紙160を先端支持部128の上に押し戻す。こうして、最上層の記録用紙160だけがインクジェット式記録装置10に取り込まれ、他の記録用紙160は初期状態に復帰する。
図7は、給送装置20の上記一連の動作に対応して、給送装置20の他の場所25においてホッパ124に装着されたエッジガイド300の動作を示す図である。なお、図7は図4に示した状態に対応している。
同図に示すように、ホッパ124の表面にエッジガイド300が装着されている。エッジガイド300は、図中に見えるガイド本体部305の後方に、軸312によりガイド本体部305から軸支されたホルダ部310と、ホルダ部310の下端から下方に伸張するスライド部320とを有する。ホッパ124が後退しているとき、スライド部320はホルダ部310内に退縮している。また、スライド部320は、ホルダ部310に対して伸張するように付勢されているので、その先端(下端)は先端支持部128に当接している。
図8は、給送装置20が図5に示した状態にあるときのエッジガイド300の状態を示す図である。同図に示すように、ホッパ124の前進と共にエッジガイド300も前進するので、やがて、スライド部320の下端は先端支持部128から追い出される。また、前述のように、スライド部320は伸張する方向に付勢されているので、下端が先端支持部128からはずれると記録用紙160の給送方向に伸張する。従って、記録用紙160は、給送ローラ220および給送従動ローラ222に挟まれる直前までスライド部320により支持される。なお、図3に示したように、給送ローラ220の幅は、記録用紙160の幅よりも狭いので、スライド部320および給送ローラ220が相互に干渉することはない。
図9は、給送装置20が図6に示した状態にあるときのエッジガイド300の状態を示す図である。同図に示すように、余分な記録用紙160を押し戻すために回転する戻し爪260の先端が、スライド部320の下端部に当接する。前記したように、戻し爪260は、余分な記録用紙160を先端支持部128の上に押し戻すまで回転するので、スライド部320も先端支持部128の上に押し戻される。従って、伸張したスライド部320がホッパ124の後退を妨害することはない。なお、本実施例では、記録用紙160を押し戻すための戻し爪260によりスライド部320を後退させた。しかしながら、スライド部320を戻すための専用の部材を設けてもよい。これにより、スライド部320を戻すタイミングを、より最適化できる。
なお、軸312についてのホルダ部310の回動は、ホッパ124の表面に向かって付勢される。これにより、装填された記録用紙160の量が減った場合に、スライド部320がホッパ124の表面に向かって復帰する。
また、スライド部320が伸張して支持すべき記録用紙160は、インクジェット式記録装置10に取り込まれる最上層の1枚である。従って、スライド部320の先端部の厚さは、1枚の記録用紙160を確実に支持でき、他の部材と干渉することなく、インクジェット式記録装置10のより内部まで伸張して、記録用紙160を長いスパンで支持することができる厚さがあればよい。
図10は、他の構造を有するエッジガイド330を示す分解斜視図である。同図に示すように、このエッジガイド330は、インクジェット式記録装置10に固定された側端支持部126に対向して記録用紙160の側端を支持するガイド本体部305と、ガイド本体部305の裏面に形成された軸312を挿通されて回動できるように装着されたホルダ部310と、ホルダ部310から進退するスライド部320とをそれぞれ備えている。
スライド部320は、その上面にラック324を形成されている。また、その先端部では横幅が広い。この横幅が広い部分は、このエッジガイド330が組み立てられた状態で、ガイド本体部305の側面と共通な面の上に配置される。
また、ガイド本体部305の下端には、ガイド本体部305と直交する基部302が形成されており、更に、基部302の下面には、互いに対向したラッチ304、307を備える。基部302をホッパ124の表面に密着させ、ラッチ304、307をホッパ124の裏面まで回り込ませることにより、ガイド本体部305をホッパ124上で変位させ得る状態で、エッジガイド330をホッパ124の表面に装着できる。なお、ガイド本体部305の後端にはつまみ308が形成されており、ガイド本体部305を変位させる場合に操作が容易になっている。
図11は、図10に示したエッジガイド330の構造と機能を示す断面図である。同図に示すように、ホルダ部310の内部には、スライド部320を収容できる深い空洞が形成されている。従って、スライド部320が後退しているときは、その大部分がホルダ部310の内側に収容されている。また、スライド部320は、バネ314によって、後退する方向に付勢されている。
更に、ホルダ部310も、バネ302により、基部302に対して上方に付勢されている。従って、いわゆる自由状態では、スライド部320は伸張し切り、ホルダ部310も上昇し切る。なお、図10、図11に示したエッジガイド330のスライド部320は、退縮方向に付勢される。従って、何らかの駆動手段によりスライド部320を繰り出さないと、スライド部320は退縮したままとなる。そこで、この実施例では、給送ローラ220と同期して回転すくピニオンギア326を設け、後述するような作用によりスライド部320の適切な動作を実現している。
図12は、図4から図6に示した給送装置20の一連の動作に対応して、給送装置20の他の部分26においてホッパ124に装着された、図10および図11に示した構造のエッジガイド330の動作を示す図である。なお、図12は、給送装置20の図4に示した状態に対応している。
同図に示すように、このエッジガイド330も、ホルダ部310に対して伸縮するスライド部320を備えて、ホッパ124の表面に装着されている。また、スライド部320の上面には、ラック324が形成され、このラック324に対向した位置に、ラック324と噛み合う歯を有するピニオンギア326が配置されている。このピニオンギア326は、給送ローラ220と同期して同じ方向に回転する。
更に、このエッジガイド330のホルダ部310も、その上端近傍において軸312により軸支され、スライド部320の下端がホッパ124から離れるように回動できる。ただし、このエッジガイド330では、ホルダ部310はホッパ124から離隔する方向に付勢されている。従って、図中に示すように、給送装置20が待機状態にあるときもホルダ部310はホッパ124から離れている。
また、このエッジガイド330では、スライド部320は、ホルダ部310に向かって退縮する方向に付勢されている。従って、上記のような待機状態にあるとき、スライド部320とホルダ部310はホッパ124上に浮いている。ただし、ホルダ部310の回動は規制されており、後退したホッパ124から最も離れた位置にあるときでも、スライド部320のラック324とピニオンギア326とは噛み合わない。
図13は、給送装置20が図5に示した状態にあるときのエッジガイド330の状態を示す図である。同図に示すように、ホッパ124の前進と共にエッジガイド330も前進するので、やがて、スライド部320のラック324がピニオンギア326と噛み合う。前記したように、ピニオンギア326は給送ローラ220と同期して同じ向きに回転しているので、ピニオンギア326の回転に従って、スライド部320は記録用紙160の給送方向に伸張される。
図14は、ラック324がピニオンギア326に噛み合って、スライド部320が伸張された状態を示す図である。同図に示すように、スライド部320は、前進したホッパ124の表面から、インクジェット式記録装置10の内部に向かって深く伸張するので、給送装置20によって取り込まれる記録用紙160をより長いスパンで支持できる。
図15は、給送装置20が図6に示した状態にあり、ホッパ124が後退し始めたときのエッジガイド330の状態を示す図である。同図に示すように、ホッパ124が後退してもホルダ部310の回動によりスライド部320はインクジェット式記録装置10の内部に留まるが、やがて、スライド部320のラック324とピニオンギア326との噛み合いがはずれる。前記したように、スライド部320は、ホルダ部310に向かって退縮するように付勢されているので、ピニオンギア326およびラック324の噛み合いがはずれると、スライド部320は即座に退縮する。従って、伸張したスライド部320が、ホッパ124の後退を妨げることはない。
また、前記した通り、このエッジガイド330はホッパ124の表面から離れる方向に付勢されている。しかしながら、ホッパ124の上昇と共に、ピニオンギア326によりホッパ124に向かって押し下げられる。従って、ペーパサポート120に収容された記録用紙160の厚さに応じて、常に最上層の記録用紙160の側方に当接して、これを支持する。
なお、この発明に係る給送装置は、スキャナ、ファクシミリ等の原稿を給送する手段として使用できる他、プリンタ、ファクシミリ、測定装置等の記録用紙を給送する手段としても使用できるが、これらに限定されるわけではない。
また、本明細書では実施の形態を参照して説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
シート給送装置20を装備できるインクジェット式記録装置10を示す斜視図。 インクジェット式記録装置10における記録用紙160の搬送経路全体を示す断面図。 インクジェット式記録装置10の給送装置20を抜き出して示す斜視図。 給送装置20の動作を説明する図であり、その初期状態を示す。 給送装置20の動作を説明する図であり、記録用紙160を給送し始めた状態を示す。 給送装置20の動作を説明する図であり、1枚の記録用紙160を給送し終わりつつある状態を示す。 給送装置20が図4に示した状態にあるときの、エッジガイド300の動作を示す図。 給送装置20が図5に示した状態にあるときの、エッジガイド300の動作を示す図。 給送装置20が図6に示した状態にあるときの、エッジガイド300の動作を示す図。 他の実施形態に係るエッジガイド330の構造を示す分解斜視図。 図10に示したエッジガイド330の内部構造を示す断面図。 給送装置20が図4に示した状態にあるときの、エッジガイド330の動作を示す図。 給送装置20が図5に示した状態にあるときの、エッジガイド330の動作を示す図。 給送装置20が図5に示した状態にあるときの、エッジガイド330の次の動作を示す図。 給送装置20が図6に示した状態にあるときの、エッジガイド330の動作を示す図。
符号の説明
10 インクジェット式記録装置、20 給送装置、100 下ケース、110 上ケース、120 ペーパサポート、122 背面支持部、124 ホッパ、126 側端支持部、128 先端支持部、130 排出トレー、140 プラテン、150 キャリッジ、160 記録用紙、220 給送ローラ、221 給送補助ローラ、222 給送従動ローラ、230 回転軸、240 搬送部、242 搬送駆動ローラ、244 搬送従動ローラ、250 排出部、252 排出駆動ローラ、254 排出従動ローラ、260 戻し爪、300、330 エッジガイド、304、306 ラッチ、305 ガイド本体部、308 つまみ、310 ホルダ部、312 軸、320 スライド部、324 ラック、326 ピニオンギア

Claims (8)

  1. シート状の被給送物を、前記被給送物の背面から支持する背面支持部、前記被給送物の一方の側端に当接する側端支持部、まだ給送されない前記被給送物の給送方向に係る先端を支持する先端支持部、および、前記背面支持部の下端近傍において前記背面支持部と直交する方向に前進または後退して前記被給送物を前記先端支持部から押し出すホッパを含むペーパサポートと、
    前記背面支持部の表面に装着され、前記被給送物の他方の側端に当接して、前記給送方向と直交する方向に前記被給送物を位置決めするエッジガイドと、
    前記ホッパにより押し出された前記被給送物の表面に当接しつつ回転して、前記被給送物を1枚ずつ送り出す給送ローラと
    を備えた給送装置であって、
    前記エッジガイドが、
    前記被給送物の幅方向に摺動できるように前記ホッパに対して装着されて、それ自体の側面の一部が前記被給送物の前記他方の側端に当接するガイド本体部と、
    前記ガイド本体部に対して回動できるように前記ガイド本体部から軸支されたホルダ部と、
    少なくともその先端近傍において前記被給送物の前記他方の側端に当接しつつ、前記ホッパが前進したときは前記ホルダ部に対して前記給送方向に伸張し、前記ホッパが後退したときは前記ホルダ部に対して前記給送方向に退縮するスライド部と
    を備える給送装置。
  2. 前記ガイド本体部が前記ホッパに装着され、
    前記スライド部を、前記給送ローラの回転と同期して伸張させるスライド部駆動手段を備える請求項1に記載の給送装置。
  3. 前記スライド部駆動手段が、
    前記ホルダ部に対して退縮する方向に前記スライド部を付勢する付勢手段と、
    前記スライド部の前記背面支持部に対して反対側の表面に形成されたラックと、
    前記給送ローラの回転軸と同期して回転しつつ、前記ホッパが前進しているときは前記ラックに噛み合い、前記ホッパが後退しているときは前記ラックから離隔する歯車と
    を含む請求項2に記載の給送装置。
  4. 前記スライド部駆動手段が、
    前記スライド部を、前記ホルダ部に対して伸張する方向に付勢する付勢手段と、
    前記ペーパサポートに支持されつつ前記給送ローラに触れていない前記被給送物を、前記ペーパサポートに向かって押し戻す戻し爪と
    を備え、前記戻し爪が前記被給送物と共に前記スライド部を押し戻して、前記スライド部を前記ホルダ部に向かって退縮させる請求項2に記載の給送装置。
  5. 前記スライド部の先端が、前記被給送物の厚さ方向に薄く、前記給送ローラおよびその付帯物と干渉しない請求項4に記載の給送装置。
  6. 前記エッジガイドが、前記給送方向について前記ホルダ部の後端付近において、前記背面支持部の表面に平行で前記給送方向に直交する軸により軸支され、
    前記スライド部の先端が前記背面支持部から遠ざかるように変位して、前記ペーパサポートに積層して収容された前記被給送物のうち最表面に位置する前記被給送物の側端に当接する請求項1に記載の給送装置。
  7. 前記エッジガイドを、前記背面支持部から遠ざかる方向に付勢する付勢手段を備える請求項6に記載の給送装置。
  8. シート状の被給送物を、前記被給送物の背面から支持する背面支持部、前記被給送物の一方の側端に当接する側端支持部、まだ給送されない前記被給送物の給送方向に係る先端を支持する先端支持部、および、前記背面支持部の下端近傍において前記背面支持部と直交する方向に前進または後退して前記被給送物を前記先端支持部から押し出すホッパを含むペーパサポートと、
    前記ホッパにより押し出された前記被給送物の表面に当接しつつ回転して、前記被給送物を1枚ずつ送り出す給送ローラと
    を備えた給送装置において、
    前記被給送物の幅方向について摺動できるように前記ホッパに装着され、前記被給送物の他方の側端に当接して、前記給送方向と直交する方向に前記被給送物を位置決めするガイド本体部と、
    前記ガイド本体部に対して回動できるように前記ガイド本体部から軸支されたホルダ部と、
    少なくともその先端近傍において前記被給送物の前記他方の側端に当接しつつ、前記ホッパの動作に伴って前記ホルダ部に対して前記給送方向に伸縮するスライド部と
    を含むエッジガイド。
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