JP2007196156A - メタル担体及びメタル担体の製造方法 - Google Patents

メタル担体及びメタル担体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メタル担体の巻き上げ終端部における段差をなくしてコンテナにメタル担体を圧入してもセル形状に局部的な変形が生じることのないメタル担体を提供する。
【解決手段】本発明のメタル担体1は、金属製の波箔2と平箔3とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されており、波箔2と平箔3とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において波箔2の波高さを徐々に低くしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の内燃機関から排出される排気ガスを浄化するためのメタル担体及びその製造方法に関する。
従来、メタル担体を内蔵した浄化装置としては、例えば図16の断面図に示すようにステンレス箔材の波箔101aと平箔101bで構成されたハニカム構造のメタル担体101をコンテナ102に圧入した浄化装置があった。この浄化装置では、波箔101aと平箔101bとを拡散接合すると共に、コンテナ102とメタル担体101とをロウ付けし、その状態でメタル担体101に触媒付けを行うようにしていた。さらに、コンテナ102の両端には排気ガスを触媒部へ導入・導出するための入口と出口となるディフューザ104が溶接されている(特許文献1参照)。
また、ハニカム構造のメタル担体101は、図17の正面図、および図18の要部拡大図に示すように、帯状の波箔101aと平箔101bとを交互に重ね、これらを芯金105の周りにロール状に巻き上げた状態で波箔101aの頂部と平箔101bを接合したものであり、波箔101aと平箔101bで囲まれたセル106に排気ガスが流れるようになっている。このようにロール状に巻いた状態で、メタル担体101は、図19に示すように円筒状のコンテナ102に圧入されることになる。
ところで、波箔101aと平箔101bをロール状に巻き回して構成したメタル担体101には、図17に示すように巻き上げ終端部に波の高さに相当する段差Hが生じることになり、メタル担体101を円筒形状のコンテナ102に圧入した段階で、その巻き上げ終端部の段差Hにより局部的な変形が起きる。そして、その変形が中心部に向かって伝播することにより、メタル担体101のセル106の形状が設計形状とは違ったものとなり、性能低下につながるという問題点があった。
この問題は、使用する波箔101aの形状が、浄化性能を高めるために、図20(b)に示す波の高さfhの低いBタイプのものから、図20(a)に示す波の高さfhの高いAタイプのものへと変化してきたことによって、より顕著なものとなっている。ここで、Bタイプの波箔は、波の高さfhと波のピッチfpの比fh/fpが1未満(fh/fp<1)であり、Aタイプの波箔は、波の高さfhと波のピッチfpの比fh/fpが1以上(fh/fp≧1)である。
また、図21(a)、(b)に示すように、円筒状のコンテナ112の内部に、緩衝部材113を装着した状態でハニカム構造のセラミック担体111を挿入し、その状態でスピニングローラSPにより、コンテナ112の両端部にディフューザ114を有する形状に縮径させてセラミック担体111を保持するようにしたセラミック担体内蔵浄化装置が知られている。この場合、扱うセラミック担体111の形状が略円形であり、前記したメタル担体101のように巻き上げ終端部の段差のないものであることから、緩衝部材113としては、厚さが一定のものが用いられている(特許文献2参照)。
特許2779516号公報 特開2004−36398号公報
上述したように、特許2779516号公報に提案されたメタル担体101では、巻き上げ終端部における段差Hによってメタル担体101を円筒形状のコンテナ102へ圧入するときに、セル形状に局部的な変形が生じ、その変形が中心部に向かって伝播することでメタル担体101の形状が設計したときの形状とは違ったものとなり、性能低下につながってしまうという問題点があった。
また、特開2004−36398号公報に提案されたハニカム構造のセラミック担体111のように、厚さが一定の緩衝部材113をメタル担体の保持に用いた場合は、緩衝部材113が巻き上げ終端部の段差Hを吸収することができず、担体保持力が安定しないことから、メタル担体の抜け落ちなどの問題が懸念される。さらには、追加部品として緩衝部材113が必要となるため、コスト増を招くことになる。
本発明の目的は、メタル担体の巻き上げ終端部における段差をなくしてコンテナにメタル担体を圧入してもセル形状に局部的な変形が生じることのないメタル担体及びその製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1のメタル担体は、金属製の平箔と波箔とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体であって、前記波箔の波高さを、前記平箔と前記波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において徐々に低くしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載のメタル担体の製造方法は、金属製の平箔と波箔とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体の製造方法であって、前記平箔と前記波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、前記波箔の波の頂部を山側と谷側から挟み込んで固定し、固定された波の頂部の間隔を徐々に広げることで前記波箔の波高さが徐々に低くなるように加工し、当該加工した波箔と平箔とを巻き上げることによって前記メタル担体を製造することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載のメタル担体の製造方法は、金属製の平箔と波箔とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体の製造方法であって、前記平箔と前記波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、徐々に間隔が広くなるように形成された溝に、前記波箔の波の頂部を1つずつ押し込むことで前記波箔の波高さが徐々に低くなるように加工し、当該加工した波箔と平箔とを巻き上げることによって前記メタル担体を製造することを特徴とする。
また、請求項4に記載のメタル担体の製造方法は、金属製の平箔と波箔とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体の製造方法であって、前記平箔と前記波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、前記波箔の波の谷部へ前記波箔の両側からピンを差し込み、差し込んだピンの間隔を徐々に広げることで前記波箔の波高さが徐々に低くなるように加工し、さらに加工した波箔に対してプレス加工を実施した後、当該プレス加工した波箔と平箔とを巻き上げることによって前記メタル担体を製造することを特徴とする。
請求項1のメタル担体によれば、平箔と波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において波箔の波高さが徐々に低くなるようにしたので、巻き上げ終端部における段差をなくすことができ、これによってコンテナへの圧入時に生じていた局部的なセル形状の変形を防止して浄化性能の低下を防止することができる。
請求項2のメタル担体の製造方法によれば、平箔と波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、波箔の波の頂部を山側と谷側から挟み込んで固定し、固定された波の頂部の間隔が徐々に広くなるように広げることで波箔の波高さが徐々に低くなるように加工するようにしたので、製造されたメタル担体の巻き上げ終端部における段差をなくすことができる。とくに、波箔の波の頂部を山側と谷側から挟み込んで固定するようにしているため、波箔の形状を安定させた状態で加工することができる。
請求項3のメタル担体の製造方法によれば、平箔と波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、徐々に間隔が広くなるように形成された溝に、波箔の波の頂部を1つずつ押し込むことで波箔の波高さが徐々に低くなるように加工するようにしたので、製造されたメタル担体の巻き上げ終端部における段差をなくすことができる。とくに、前記溝を移動するための機構が不要となるため、装置コストを削減することができる。
請求項4のメタル担体の製造方法によれば、平箔と波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、波箔の波の谷部へ波箔の両側からピンを差し込み、差し込んだピンの間隔が徐々に広くなるように広げることで波箔の波高さが徐々に低くなるように加工し、加工された波箔に対してプレス加工を実施してから巻き上げるようにしたので、製造されたメタル担体の巻き上げ終端部における段差をなくすことができる。とくに、波箔の波の谷部へ波箔の両側からピンを差し込み、差し込んだピンの間隔が徐々に広くなるように広げた後、プレス加工を追加して実施するようにしたので、波箔の形状を精度良く加工することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るメタル担体の構造を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のメタル担体1は、金属製で帯状の波箔2と平箔3とを重ね合わせ、これらを渦巻き状に巻き上げることによって形成されている。そして、この外周にロウ箔材を巻回して金属製のコンテナ4内に圧入し、真空状態で加熱することによって波箔2と平箔3が拡散接合されると共に、コンテナ4との間にロウ付け接合されてメタル担体1が形成される。
ここで、メタル担体1の巻き上げ終端部における波箔2の形状を図2に基づいて説明する。図2に示すように、波高さがAの波箔2の波ピッチを徐々に広げていくことで波高さをBまで低くしている。この波高さBは波高さAの1/3から1/4の高さである。また、波高さAを波高さBまで低下させるのに要する長さはメタル担体1の外周の1/2周から1周程度の長さである。
このように、本実施形態のメタル担体1では、平箔3と波箔2とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、波箔2の波高さが徐々に低くなるようにしたので、巻き上げ終端部における段差をなくすことができ、これによってコンテナ4への圧入時に生じていた局部的なセル形状の変形を防止して浄化性能の低下を防止することができる。また、担体保持力が安定するため、メタル担体の抜け落ちを防止することができる。さらには緩衝部材などの追加部品が不要となるため、コスト増を抑えることができる。
次に、第1の実施形態によるメタル担体の製造方法を図面に基づいて説明する。本実施形態のメタル担体1のように、波箔2の巻き上げ終端部における波高さを徐々に低くしていく加工方法としてはプレス加工が考えられるが、通常のプレス加工によって波箔2の波高さを徐々に低くしようとすると、図3に示すように、上型31及び下型32と波箔2との形状が大きく異なることにより、波箔2が型になじまずに変形してしまう。
そこで、本実施形態では、図4(a)〜(c)に示すように、波ピッチを拡大させることにより波高さが減少することを利用して波箔2の巻き上げ終端部における波高さを図4(a)、(b)、(c)の順に徐々に低くしていくように加工する。
図5は、波箔2の波高さを徐々に低くするための加工装置の構造を示す図である。図5に示すように、加工装置51は、波箔2の波の頂部を固定するための溝52が形成された複数のダイ53と、各ダイ53の間を連結するダイリテーナボルト54と、波箔2の波の谷部に挿入されるポンチ55と、ポンチ55を保持するポンチホルダ56と、各ポンチホルダ56の間を連結するポンチリテーナボルト57と、ポンチホルダ56を左右に移動可能に支持するスライドベース58とを備えている。
このように構成された加工装置51において、図5は加工前の状態を表しており、ダイ53は加工する波箔2の山の数だけ用意されている。このダイ53の上面には波箔2の波の頂部と同じR寸法の溝52が形成され、それぞれのダイ53はダイリテーナボルト54によって連結されている。
一方、ポンチ55は、ポンチホルダ56に加工された穴(図示せず)の中に挿入されて保持されており、ポンチ55及びポンチホルダ56は加工する波箔2の谷の数だけ用意されている。それぞれのポンチホルダ56はポンチリテーナボルト57によって連結され、スライドベース58の上に載せられている。
図5に示す初期状態では、図示しない空圧シリンダなどのアクチュエータによってダイ53及びポンチホルダ56は巻き上げ方向に押し付けられて密着状態となっている。この状態では、ダイ53に加工された溝52間の幅は、波箔2の山のピッチと同じ寸法となっており、波箔2は図5に示すように、溝52に嵌った状態となっている。一方、各ポンチ55は波箔2の谷部の位置に一致した状態で保持されている。
そして、ポンチ55がポンチホルダ56及びスライドベース58と一体で下降すると、ポンチ55は波箔2の谷部に挿入され、ダイ53の溝52との間に波箔2の波の頂部を挟み込んで固定する。
この後、ポンチホルダ56とダイ53とを同期させて、図示しない空圧シリンダなどのアクチュエータによって巻き上げ方向と反対方向に広げると、図6に示すように、波箔2の波高さが徐々に低くなる形状となり、本実施形態の加工装置51による波箔2の加工は終了する。
このとき、図6に示すように、ポンチホルダ56とダイ53はポンチリテーナボルト57とダイリテーナボルト54によって開く間隔が予め設定されているので、波箔2は予め設定された形状に加工されることになる。
図5において、ダイリテーナボルト54、及びポンチリテーナボルト57において、左から4番目のそれぞれのリテーナボルト54、57の図示は省略して、5番目のリテーナボルトを示している。これは5番目以降のリテーナボルトの長さが各ダイの長さよりも長くなり、隣接するダイよりも右方向のダイまでまたがるためである。なお、この場合のリテーナボルトは互いに平面方向にオフセットして設けられている。
このように、第1の実施形態によるメタル担体1の製造方法では、平箔3と波箔2とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、波箔2の波の頂部を山側と谷側から挟み込んで固定し、固定された波の頂部の間隔が徐々に広くなるように広げて波箔2の波高さが徐々に低くなるように加工するようにしたので、製造されたメタル担体1の巻き上げ終端部における段差をなくすことができる。とくに本実施形態では、波箔2の波の頂部を山側と谷側から挟み込んで固定するようにしているため、波箔2の形状を安定させた状態で加工することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態によるメタル担体の製造方法を図面に基づいて説明する。図7は波箔2の波高さを徐々に低くするための加工装置の構造を示す図である。図7に示すように、加工装置71は、波箔2の波の頂部を固定するための溝72a〜72gが形成されたダイ73と、波箔2の波の谷部に挿入されるポンチ74a〜74gとを備えている。ただし、ポンチ74a〜74gを下降させるための機構としては、カム機構を用いた方式やアクチュエータを用いた方法などの一般的な方法を用いることができる。
このように構成された加工装置71において、図7は加工前の状態を表しており、ダイ73には溝72a〜72gが加工完了状態の位置に波箔2の山の数だけ用意されている。
一方、ポンチ74a〜74gは波箔2の広げ角度に応じた形状をしており、各ポンチ74a〜74gの位置は溝72a〜72gに対応した位置に設置されている。
図7に示す初期状態では、波箔2は溝72aに波の頂部が嵌る位置にセットされており、この状態では波箔2の頂部と溝72の位置が合致するのは溝72aの位置だけであり、波箔2はダイ73の上に載った状態となっている。
そして、まず図8に示すように、ポンチ74aのみが下降して溝72aとの間に波箔2の波の頂部を挟み込んで1つ目の山を押し広げる。この加工により波箔2は図8の右方向に位置ズレが生じ、波箔2の2つ目の山が溝72bに入り込むことになる。
この後、図9に示すように、2本目のポンチ74bが下降して波箔2の2つ目の山を押し広げると、波箔2はさらに右方向へ移動することになる。こうしてポンチ74cからポンチ74gまでが順番に下降して波箔2を押し広げていき、最終的に図10に示すように、全てのポンチ74a〜74gが下降して波箔2を予め設定された状態にまで押し広げることで波高さが徐々に低くなるように加工して、本実施形態の加工装置71による波箔2の加工を終了する。
このように、第2の実施形態によるメタル担体の製造方法では、平箔3と波箔2とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、徐々に間隔が広くなるように形成された溝72a〜72gに、波箔2の波の頂部を1つずつ押し込むことで波箔2の波高さが徐々に低くなるように加工するようにしたので、製造されたメタル担体1の巻き上げ終端部における段差をなくすことができる。とくに本実施形態では、ポンチ74a〜74gや溝72a〜72gを移動するための機構が不要となるため、装置コストを削減することができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態によるメタル担体の製造方法を図面に基づいて説明する。図11〜図13は波箔2の波高さを徐々に低くするための加工装置の構造を示す図であり、図11は正面図、図12は上から見た平面図、図13は加工装置にセットした状態の波箔を示す側面図である。
図11および図12に示すように、加工装置81は、完成時の波箔2の形状が形成されたダイ82と、波箔2を載せるためのリフタ83と、波箔2の波の谷部に挿入されるピン84と、ピン84を保持するブロック85と、各ブロック85を連結するリテーナボルト86と、ピン84に付勢するスプリング87と、完成時の波箔2の形状が形成されたポンチ88とを備えている。
このように構成された加工装置81において、加工前にはダイ82に設置されたリフタ83の上に波箔2が載せられている。また、ダイ82の上方にはポンチ88が設置されており、ダイ82とポンチ88には加工が完了したときの形状が形成されている。また、波箔2の両側にはピン84がブロック85とスプリング87によって保持されており、ピン84は図12に示すように、加工する波の山の数だけ設置されている。そして、各ブロック85はリテーナボルト86によって連結されている。
図11に示す初期状態では、リフタ83の上で波箔2の初期の位置決めを行なう。次に、図12に示すように、図示しない空圧シリンダなどのアクチュエータによりスプリング87の付勢力に打ち勝ってピン84を矢印(1)の方向に押し出してピン84が波箔2の谷部に挿入する。同様に、反対側のピン84も波箔2の谷部に挿入する。このとき、波箔2とピン84との関係は図13のようになる。
この後、ブロック85を矢印(2)の方向へ移動する。移動が完了すると図14に示す状態になる。このとき、図14に示すように、ブロック85はリテーナボルト86によって開く間隔が予め設定されているので、波箔2は予め設定された形状に広げられることになる。
次に、リフタ83とピン84とを待避させて、図15に示すように、ダイ82を上昇させるとともに、ポンチ88を下降させてダイ82とポンチ88の金型形状によって波箔2をプレス加工して本実施形態の加工装置81による波箔2の加工を終了する。
このように、第3の実施形態によるメタル担体1の製造方法では、平箔3と波箔2とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、波箔2の波の谷部へ波箔2の両側からピン84を差し込み、差し込んだピン84の間隔が徐々に広くなるように広げて波箔2の波高さが徐々に低くなるように加工するようにしたので、製造されたメタル担体1の巻き上げ終端部における段差をなくすことができる。とくに本実施形態では、波箔2の波の谷部へ波箔2の両側からピン84を差し込み、差し込んだピン84の間隔が徐々に広くなるように広げた後、プレス加工を追加して実施するようにしたので、波箔2の形状を精度良く加工することができる。
以上、本発明のメタル担体及びその製造方法について、図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明の第1の実施形態に係るメタル担体の構造を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るメタル担体の巻き上げ終端部における波箔の形状を説明するための図である。 通常のプレス加工による問題点を説明するための図である。 波ピッチと波高さとの関係を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るメタル担体の加工装置の構造を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るメタル担体の加工装置における加工が完了した状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るメタル担体の加工装置の構造を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るメタル担体の加工装置における加工途中の状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るメタル担体の加工装置における加工途中の状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るメタル担体の加工装置における加工が完了した状態を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るメタル担体の加工装置の構造を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係るメタル担体の加工装置の構造を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るメタル担体の加工装置の構造を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るメタル担体の加工装置における加工途中の状態を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るメタル担体の加工装置におけるプレス加工を説明するための側面図である。 従来のメタル担体内蔵浄化装置の構造を示す断面図である。 従来のメタル担体の構造を示す断面図である。 図17の要部拡大図である。 図17のメタル担体をコンテナに圧入しようとしている状態を示す断面図である。 (a)、(b)はメタル担体を構成する波箔の波のタイプを示す拡大図である。 従来のセラミック担体内蔵浄化装置の構成を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は横断面図である。
符号の説明
1、101 メタル担体
2、101a 波箔
3、101b 平箔
4、102、112 コンテナ
31 上型
32 下型
51、71、81 加工装置
52、72a〜72g 溝
53、73、82 ダイ
54 ダイリテーナボルト
55、74a〜74g、88 ポンチ
56 ポンチホルダ
57 ポンチリテーナボルト
58 スライドベース
83 リフタ
84 ピン
85 ブロック
86 リテーナボルト
87 スプリング
104、114 ディフューザ
105 芯金
106 セル
111 セラミック担体
113 緩衝部材
SP スピニングローラ

Claims (4)

  1. 金属製の平箔(3)と波箔(2)とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体であって、
    前記波箔(2)の波高さを、前記平箔と前記波箔とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において徐々に低くしたことを特徴とするメタル担体。
  2. 金属製の平箔(3)と波箔(2)とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体の製造方法であって、
    前記平箔(3)と前記波箔(2)とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、前記波箔(2)の波の頂部を山側と谷側から挟み込んで固定し、固定された波の頂部の間隔を徐々に広げることで前記波箔(2)の波高さが徐々に低くなるように加工し、当該加工した波箔(2)と平箔(3)とを巻き上げることによって前記メタル担体を製造することを特徴とするメタル担体の製造方法。
  3. 金属製の平箔(3)と波箔(2)とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体の製造方法であって、
    前記平箔(3)と前記波箔(2)とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、徐々に間隔が広くなるように形成された溝(72a〜72g)に、前記波箔(2)の波の頂部を1つずつ押し込むことで前記波箔(2)の波高さが徐々に低くなるように加工し、当該加工した波箔(2)と平箔(3)とを巻き上げることによって前記メタル担体を製造することを特徴とするメタル担体の製造方法。
  4. 金属製の平箔(3)と波箔(2)とを重ね合わせて巻き上げることによって製造されたメタル担体の製造方法であって、
    前記平箔(3)と前記波箔(2)とを巻き上げたときの巻き上げ終端部において、前記波箔(2)の波の谷部へ前記波箔の両側からピン(84)を差し込み、差し込んだピン(84)の間隔を徐々に広げることで前記波箔(2)の波高さが徐々に低くなるように加工し、さらに加工した波箔(2)に対してプレス加工を実施した後、当該プレス加工した波箔(2)と平箔(3)とを巻き上げることによって前記メタル担体を製造することを特徴とするメタル担体の製造方法。
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